オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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ロト三部作はDSで

2011-06-30 02:33:44 | ゲーム

ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III

スクウェア・エニックス

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ドラゴンクエストの25周年記念として、ロト三部作が発売となります。
もうあれから四半世紀も経つのかと思うと感慨深いものがありますし、なるほど自分も歳をとるわけです。
そんなドラゴンクエストの中でも個人的には最高傑作だと考えているのがこのロト三部作ですので、その復刻を素直に喜んでいます。

スクエニ、Wii「ドラゴンクエスト25周年記念 FC&SFC ドラゴンクエストI・II・III」 9月15日、4,440円で発売決定 (6/29 GAME Watch)

株式会社スクウェア・エニックスは、Wii「ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III」の発売日を9月15日、価格を4,440円と決定し、さらに本作の特典に関しても明らかにした。
5月でシリーズ誕生25周年を迎え、記念作品として発売される本作は、スーパーファミコン版「ドラゴンクエストI・II』、「ドラゴンクエストIII」に、さらにファミコン版「ドラゴンクエスト」、「II」、「III」を当時のまま遊べるよう復刻して収録したもの。
本作の特典は以下のようになっている。

【パッケージ内同梱物】
・復刻版攻略本「ファミコン神拳」
1980年代後半に「週刊少年ジャンプ」読者を夢中にさせた攻略本「ファミコン神拳」から、株式会社集英社の協力により「ドラゴンクエストI」、「II」、「III」関連の記事を抜粋し、全130ページの大ボリュームで再編集した復刻版。
・実物大!ちいさなメダル(※初回生産特典)
シリーズおなじみのアイテム「ちいさなメダル」をダイキャスト製で重厚感たっぷりに再現したもの。

【ゲームディスク内収録】
・25周年記念「ドラゴンクエストI・II・III」オープニングアニメ
ゲームディスク起動時のお楽しみ要素として、新たに制作したオープニングアニメを収録。
「ロトの伝説三部作」の思い出深いシーンがフラッシュバックで甦る。
アニメーションの制作は、ニンテンドーDS用「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」やWii用「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー」のオープニングアニメも担当した有限会社 神風動画が担当している。
・「ドラゴンクエスト」お宝資料集
復刻版のゲームとは別にディスク内に収録される資料モード。
制作当時の企画書や開発資料の一部を閲覧できる。
・「ドラゴンクエストX」特典映像
開発中の最新作「ドラゴンクエストX」の特典映像も収録。

今でもあのメロディーを口ずさむことができますし、復活の呪文を書き間違えたときの絶望感は昨日のことのようです。
まさにRPGの黎明期に登場をした名作中の名作で、若い世代にはチープすぎてお話にもならないでしょうが、同じ時代を生きた世代には郷愁に似た思いがあるであろう作品です。
それだけになぜにこの期に及んで移植先がWiiなのかが嘆かわしく、やたらと安価なのはありがたいのですが、おそらくは単なるコレクションになってしまうでしょう。
どうでもいいような特典などは無くてもよいので、来年あたりにDSでの発売を切に願います。

 

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さらばサブロー

2011-06-30 00:19:02 | 千葉ロッテ

荻野貴の穴を埋める最終兵器としてのネタを披露する前に、サブローが巨人に移籍をすることとなってしまいました。
チームに貢献をしてきた生え抜きがこういった形で去っていくのは悲しいですし、何ともやるせない気持ちになります。
しかし決まってしまったものは仕方がありませんから、柄にもなく前向きに考えていきたいと思います。

巨人がサブローを獲得 工藤とトレード (6/29 スポーツ報知)

ロッテの大村三郎外野手(35)と巨人の工藤隆人外野手(30)プラス金銭の交換トレードが合意に達し、29日に両球団から発表された。
大村は95年にドラフト1位でロッテに入団。
ロッテではサブローの登録名でプレーし、中心打者として05、10年の日本一に大きく貢献した。
ゴールデングラブ賞を2度受賞している。
巨人・清武球団代表兼GMは「打撃力のアップという狙いで双方の意見が一致した」とコメント。
工藤は08年オフに二岡、林との交換トレードでマイケル中村と日本ハムから巨人へ移籍。
今季は1軍出場がなかった。
工藤は「ロッテの勝利に貢献できるようにしたい」と話した。

私は人並みに、もしかしたら人並み以上に生え抜きへの思い入れがあります。
ですから昨年の堀への仕打ちには疑義を唱えましたし、基本的には生え抜きにはロッテのユニフォームを着たままで現役を終えて欲しいと思っています。
しかし選手からすれば力を尽くして最後までプレーをしたいとの思いもあるでしょうし、ファンとしても衰えた姿に苦言を呈するのは本意ではありません。
ですからそれが本人のためになるのでしたら、きれい事ではありますが気持ちよく送り出したいと考えています。
後ろ髪を引かれる思いがありながらも、橋本や清水、小林がチームを去ったときも基本的には同じように思っていました。

今回のサブローについても、タイミングがちょっと早まっただけという感覚があります。
3年契約が切れる今年のオフに球団がどういった判断を下すのか、それは今年の活躍にかかっていると見ていました。
しかしNPB全体の投高打低もありますが思ったような結果を残せず、そのためにちんたらにも見える守備や走塁が際立ってしまい、一方で昨年の荻野貴と清田に続いて今年の岡田と伊志嶺の台頭がありましたから、ロッテにサブローの居場所がなくなりつつあったことは紛れもない事実です。
便秘打線の救世主としてサブローの復帰を心待ちにはしていましたが、しかし外野手としてのサブローであれば個人的にはノーサンキューでした。
そうなれば金泰均の帰国は想定外ながらも、福浦や大松らと一塁とDHを争うにはサブローの1億3000万の年俸は高すぎたということなのでしょう。
世間の思いに愚直に応えて観客動員を大きく減らした球団としては、これまでにも増して費用対効果にシビアになっても仕方のないことです。
これはロッテだけの話ではなく、一昨年の4番打者を金銭で放出をした日本ハムなどの例もありますから、今後も増えていくことと思います。

ただ気がかりはやはり移籍先が巨人ということで、これがサブローにとって好ましいとは思えないことが引っ掛かっています。
登録名はサブローではなく大村となるようですし、ラミレスと長野が鉄板で高橋由に松本に矢野に谷に紺田がいる外野陣にサブローの入り込む余地がどれだけあるのか、原監督のコメントも小坂への手のひら返しを思い出せば虚しく聞こえてくるだけです。
引退後の人生を考えれば巨人ブランドはウエルカムかもしれませんが、しかし今となってはいかほどの価値があるかは疑問と言わざるをえません。
浦和に通っていたときに一番に贔屓にしていたサブローがここ数年でそのプレースタイルが変わってしまったことで失望をしていましたが、果たして巨人はそのことをどれだけ理解をしているのか、ゴールデングラブ賞を獲った過去を引きずりながらもここのところの長打力に期待を寄せているのであれば、両者ともに不幸なことになるような気がします。

サブロー移籍で「チームに変化を」 (6/29 日刊スポーツ)

選手会長だったサブロー外野手(35)のトレードをロッテの石川球団運営本部長は「生え抜きというのは関係ない。チームに変化を与えていかないといけない」と説明した。
限られた人件費でチームを強化するために、ここ数年のロッテは育成に重きを置いている。
昨季は清水直、今季は西岡、小林宏といったチームの顔が移籍していった。
さらに外野陣は西村監督の方針で守備力とスピードを重視。
岡田や伊志嶺らの成長でサブローの出番は減っていた。
石川本部長は「僕から(トレードを巨人に)言いました。チームは若返りを図っている」と話した。

それにしても石川球団運営本部長は徹底をしています。
こういった発言をすればファンから反発を食うことは承知の上で、意識的に悪者になろうとしているようにすら思えてきます。
立場的にファンよりも球団の上層部に顔が向いているだけかもしれませんが、しかし球団経営の観点から言えば間違ったことを言っていないだけに始末に負えません。
ファンがそういったところまで考える必要があるのかは微妙なところではありますが、しかし経営が傾いて千葉から去られても困りますし、受け入れるべきところは受け入れざるをえないと、そう自分を納得させているのが正直なところです。

結局のところ、球団は小野と清水、福浦とサブローを天秤にかけたのだと思います。
ベテランが力を落とさずに活躍をしてくれれば言うことはありませんが、しかしそうは上手くいかないのが世の常です。
ですから球団としては押さえるところは押さえて、切るところは切るという、経営者として当たり前すぎる判断をしたのでしょう。
そういう意味ではロッテ愛を口にして複数年契約を勝ち取った里崎もロッテで現役を終えるのでしょうし、逆に渡辺俊などは来季はロッテにいないと思った方がよいかもしれません。
実際問題としてこのまま渡辺俊がシーズンを終えればセントラルへの金銭トレードもありえると思っているだけに、今回の件をどうこう言えた義理でもありません。
そして金泰均の帰国に続いてサブローの今回の移籍で、第二の弁当の呪いとも言うべきバーガーの呪いの発動に頭を抱えています。

脈絡もなく書いてきましたが、とにかく言えることはサブローにも工藤にも頑張って欲しいと、ただそれだけです。
サブローはもしかしたらロッテ以上に厳しいかもしれない巨人の外野陣で生き残りを賭けて必死さを見せて欲しいですし、また工藤にもロッテで活躍をしてもらわなければ困ります。
本音を言えば支配下選手登録の枠からして金銭トレードが基本線のところへ西村監督の意向があっての工藤の獲得ではないかと見ていますので、あまり大きな期待をしていないと言ってしまうと言い過ぎですが、やや俊足好守タイプの選手に重きを置きすぎな傾向を懸念しています。
それでも言われるほど俊足ではない工藤ですが守備が期待できる左打者として考えれば補強ポイントですし、巨人では今ひとつでしたが日本ハムのときには地味にやられた記憶がありますので、その力を今度はロッテで発揮をしてもらいましょう。
工藤には何の罪もありませんし、結果的に背番号3を背負う可能性が高いことで不憫にもなりますので、より一層の応援をしたいと思います。

 

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持っている小野

2011-06-29 23:09:31 | 千葉ロッテ

故障で出遅れていた小野がようやくに今季初勝利で、頼りになるベテランが戻ってきました。
どうしても注目が集まるこの試合に噂をされた小林ではなく小野を持ってきたベンチのナイスな判断で、そしてその期待に応えた小野もさすがの一語に尽きます。
ハンカチ王子の復帰戦を自らの復帰戦としてくれた小野はロッテの持っている男として、今後も先発に中継ぎにと渋い活躍をしてくれることでしょう。

6月末にして2試合目の先発となった小野は、6回を1失点ときっちりと試合を作ってくれました。
欲を言えば7回ぐらいまでは投げて欲しかったのですが、復帰初戦ですし99球という球数を考えれば今日は充分でしょう。
ボールが先行気味でテンポのいいピッチングとは言い難いところがあったものの、丁寧に低めにボールを集めて日本ハム打線の芯を外せたことが小野らしくもあります。
気負うことなく淡々と投げることができた小野はホッとしているでしょうし、やはりベテランがしっかりとしてくれるとチームが締まります。
小野を継いだ伊藤が三者三振で変わりかけた流れを堰き止めて、次は内かと思ったところで登板をしたロサも三者凡退と無難に切り抜けて、そして最後は藪田が危なげなく締めくくったのも、小野が引いたレールがあってこそでしょう。
昨オフに異例の3年契約を結んだ小野ですから同じく3年契約の同期の福浦とともに老け込んでもらっては困りますので、今後も脇を固める存在として頑張ってもらいたいです。

打線はこれまで抑えられてきたハンカチ王子にリベンジ、と高らかに言いたいところですが、今日もワンチャンス以外はさりげなく抑えられて7回まで投げさせてしまったことが悔しいですし、やたらと前向きなコメントを残していることが小憎らしかったりもします。
ただ何となく抑えるのも一つの才能ですし、そういったピッチングは実は好みだったりもしますので、斎藤佑も相応のものを持っているのでしょう。
その斎藤佑から伊志嶺がタイムリーを放ち、今日もマルチヒットで打率がじわりじわりと上がってきたことが今日の最大の収穫かもしれません。
また斎藤佑とは対極に位置する岡田がハンカチに泥をつけるようなバッティングを披露してくれたことも喜ばしく、今後も伊志嶺と競い合っての核弾頭としての活躍に期待をします。
今日も南竜が地味ながらも貢献をしてくれましたし、バント失敗は猛省が必要ながらも久しぶりのヒットで根元が上昇をしてくれれば、下位打線も少しは面白くなってきます。
珍しくも渡辺正が守備固めに入ったことで今江が心配ではありますが、今日の勝利で明日のダルビッシュ狩りに向けて勢いがついたことと思います。

そのダルビッシュが中5日でくるとは想定外でしたが、明日にプロ初先発となる小林としては逆に気が楽になるかもしれません。
本人には申し訳ないながらもルーキーが内ダルに投げ勝てるとは思えないだけに、逆にペンと同じような快投が引き出されることに願いをかけてみます。
投手が13人も登録をされていますので後のことは考えずに目の前の打者をなぎ倒す気持ちを持って、小林には悔いのないピッチングをしてくれることを期待します。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 4 0 0 0 0 4 10 0
日本ハム 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 7

0


◆6月29日(水) 日本ハム-千葉ロッテ5回戦(ロッテ3勝2敗、18時、札幌ドーム、27,669人)
▽勝 小野 2試合1

▽S 藪田 22試合1勝2敗12S
▽敗 斎藤佑 5試合2勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 小野、伊藤、ロサ、藪田―里崎
日本ハム 斎藤佑、宮西、榊原―今成

 

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唐川の時代

2011-06-28 23:44:19 | 千葉ロッテ

さくっと自己最多の7勝目を期待していた唐川ですが、まさにその期待どおりのピッチングに狂喜乱舞です。
淡々としたところなどはエースとしての風格がありますし、こうなれば成瀬もどうにも意識をせざるをえないでしょう。
まだまだ唐川にトップの座を譲るわけにはいかないとネジを巻き直す成瀬と、そんなことはまるで気にしないかのような唐川との、左右のエースのせめぎ合いが今後も楽しみです。

それにしても見事としか言いようがありません。
僅か113球、散発5安打で三塁をも踏ませないピッチングで日本ハム打線を全く寄せつけませんでした。
里崎らしいスライダーを軸とした、かつ外角中心のリードにしっかりと応えるコントロールが今日はあったことが最大の勝因で、まさに危なげないとはこの唐川のことを言うのでしょう。
ストレートも130キロ台後半ながらも青木を驚嘆させた伸びと打ちづらさは成瀬のそれに匹敵をしますし、きっちりと制御ができていることからして今は成瀬の上をいっています。
何よりマウンド上でほとんど表情を変えないことが自分好みで、まさに理想のエースに育ちつつあります。
ここまで故障などもあって期待をしていた成長曲線を描いていたとは言い難いところがありましたが、ようやくに急カーブで上昇をしてくれていることが嬉しくてなりません。
オールスターまでに10勝とは高望みをしすぎでしょうが、唐川ならあっさりとやってくれそうな気すらします。
アクシデントさえなければ昨年の通信簿で掲げた15勝への期待に応えてくれるであろう唐川が、由規や中田を抑えて世代の筆頭になってくれる日もそう遠くはないでしょう。

その唐川の躍進の足を引っぱるとすれば、今日も強度の便秘症に悩まされた打線でしょう。
1点もあれば安心をして見ていられる唐川も毎度のことではありませんから、さすがに11安打で1得点は厳しすぎます。
下位打線がしょぼいとは言っても里崎も.233で得点圏打率は.194に過ぎないのですから、6回だけではなく2回と4回も送らせて欲しかったです。
それでも今日は3犠打でしたし、伊志嶺のヒット、盗塁、大松のタイムリーでの得点は理想的でしたので、便秘ながらも最低限のことはできていたと思います。
高口と南竜にヒットが出たことも喜ばしいですし、あとは根元に当たりが出てくればコーラックは必要ないかもしれません。
もっとも根元の湿りっぷりがこれ以上も続くようですと最終兵器、私が浦和に通っていたときにショートを守っていた大物の投入をネタにせざるをえなくなりますので、カスティーヨは金泰均の後釜だよね、と言える根元に早くなってもらいたいです。

明日はハンカチ王子の復帰戦、迎え撃つのはベテランの小野です。
負け試合でスポーツ紙の一面を飾るのは本意ではないでしょうから、ここはKYぶりを発揮して小野の復帰戦に衣替えをしてもらいましょう。
小野の代わりに浦和に戻されるのが青野なのか、渡辺正なのか、まさかの小林なのかは分かりませんが、そこもちょっと楽しみです。
そして期待どおりに打率を上げてきた伊志嶺が新人王を目指すためには直接対戦で打ち込むしかありませんし、ここで目立って怪談師ではない希望のマイケルの愛称を日本全国に轟かせる絶好のチャンスだと思って躍動をしてくれることを期待します。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 11 0
日本ハム 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5

0


◆6月28日(火) 日本ハム-千葉ロッテ4回戦(2勝2敗、18時1分、札幌ドーム、28,328人)
▽勝 唐川 11試合7
勝2敗
▽敗 ウルフ 11試合7勝3敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川―里崎
日本ハム ウルフ、石井、谷元―大野、鶴岡

 

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プロとアマチュアの差

2011-06-27 22:22:27 | 千葉ロッテ

大学日本代表とイースタン混成チームとの試合が今日にありましたが、あっさりとプロが勝利となったようです。
ビッグ3のうち野村は2回を無失点ながらも藤岡は2回を2失点、菅野も2回を1失点と、これを持って金の卵たちの力を推し量るつもりはありませんし、逆にアマチュアが大勝をしたからといって驚くに値はしないのですが、中後も2回を2失点、伊藤は1安打を放つも3三振と、プロ入り後に期待を裏切る選手も出てくるのだろうなとは素直な思いです。
もちろんドラフトの目玉がプロで必ず活躍ができるわけではないことは当たり前の話ですし、これから3ヶ月ほどがスカウトにとっての勝負であり、そして腕の見せ所でしょう。
ロッテもチームを根本的に変えるのであれば大量の血の入れ替えが必須ですので、石川球団運営本部長と松本スカウトを中心に頑張ってもらいたいです。

ところでこの壮行試合はNPBの主催だと思っていたのですが、読売がスポンサーにでもなっていたのかとも思える布陣に食傷気味です。
オールスターチックに考えれば監督はロッテから出すべきだとも思いますし、そもそも監督とコーチの7人のうち巨人が5人でロッテが2人、選手の19人のうち巨人が7人でロッテとヤクルトが4人、西武に楽天に横浜に日本ハムは1人ですから面子はともかくとして実態はフューチャーズです。
さらには巨人は小野に5回、星野に1回を投げさせただけではなく5人の野手はフル出場、一方で出場をしなかった選手が6人もいるのですから笑うしかありません。
どういった背景や経緯でメンバーを選出して、出場をする選手を選んだのかは分かりませんが、まるで巨人ブランドを見せつけるための試合だと言われても仕方がないでしょう。
ロッテも江村と宮本には声がかからず、翔太はフル出場で2三振ながらもタイムリーを放ちましたが、定岡は代打で併殺と結果を残せませんでした。
必ずしもイースタンで活躍をしている選手が選ばれているのではなく、それこそフューチャーズに毛の生えた程度のチーム構成でしかないのが現実なのですが、何だかんだ言いながらもまだまだ巨人がNPBを牛耳っているんだなと、そう思えた今日の内海・島岡ボールパークでした。

 

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明日からずっとピンクユニで

2011-06-26 21:06:27 | 千葉ロッテ

せっかくの勝利を球場で味わえなかったのが残念でしたが、終盤には雨に降られたようですし、家の雑事をきっちりとこなせたのでよしとします。
やや心残りだったグッズもオンラインショップで注文をして球団に些少ながらも貢献ができましたし、ヒーローインタビューで渡辺俊が着ていたグラウンドコードが商品化をされているかどうかが気がかりなものの、そうであっても売り切れるようなものではないでしょうから次の機会に物色をすることにします。
それよりも何よりも、あれだけ弱小ロッテの象徴でもあったピンクユニでの勝利は験担ぎにはもってこいですから、次は7月14日と言わずに今季はずっとこれでいきましょう。
少なくともパジャマユニよりはご利益があるだろうと、もちろん勝手な思い込みです。

今日の渡辺俊は8回途中まで零封と連敗ストッパーの役割を果たし、船橋市場に陳列をされる直前で踏みとどまってくれました。
一歩進んで二歩下がるといった状況は正直なところ面倒ではあるのですが、これだけのピッチングがまだできると分かったことは大きな収穫です。
これまで渡辺俊と言えば風を上手く使った投球が身上だと思っていたのですが、ほぼ無風に近かった今日の好投は今後の登板機会に影響を与えるかもしれず、マウンドの相性を除けばドームでの起用をためらう必要がなくなるかもしれません。
むしろ足腰の衰えから強風こそ避けるべきかもしれず、このあたりをベンチが意識をしたローテーションを組むかどうかが注目をされます。
また今季では最多とも思えるカーブの多投が持ち味の前後左右の三次元投法を蘇らせたとも言えますので、低めにすっと糸を引いたように決まった今日のカーブの出来を見極めた的場のナイスリードと言ってもよいでしょう。
不安げな立ち上がりを何とか乗り切ったことで2回以降はテンポも良くなりましたし、このあたりの臨機応変さが的場の持ち味で、スタメンマスクでの勝率もかなり高いはずです。
そのこともあってか途中出場の里崎も今日は大胆な内角攻めをするなどリードに変化が見られましたので、打のヒーローであった金澤とともに適材適所で競い合わせることでの底上げを期待したいですし、とにかく今はベンチ入りメンバーの総力を尽くして戦っていくしかありません。
代打の一番手が里崎、二番手が金澤というのが見劣りをするのは確かですが、そうこうしているうちに経験を積んで力を発揮してくれる選手が一人でも二人でも出てくれば次に繋がりますので、今こそ浦和も含めた総動員の発令をお願いしたいものです。

打線では例によって早打ちの今江の弾けるような笑顔が印象的で、守備でも攻撃でも軽やかなプレーを見せてくれました。
これでマウンドに声をかけるなどのキャプテンシーを見せてくれれば言うことはないのですが、それでも今江の笑顔はチームの活力になりますので喜ばしいことです。
また代打がいなかったからであろう左腕に対してもそのまま打席に入った福浦が決勝点となるタイムリーツーベースを放ったことは多少なりとも風向きの変化を感じられましたし、大事な場面でバントを失敗したものの前の打席でファールで粘ってフィガロの崩れを引き出した南もいい仕事をしてくれました。
同じく走塁では経験不足なところを見せた根元も守備では軽快なプレーを見せて魔送球への心配を払拭しつつありますし、どうやらカスティーヨの合流は就業ビザの関係もあってか早くても7月5日のようですから暫くは根元にチャンスが与えられるものと思われ、このまま是非ともしっかりとレギュラーの座を守ってもらいたいです。

最悪の三連敗を免れての最下位脱出、岡田監督の必死の継投をあざ笑うかのような勝利でしたが、明後日からは難敵の日本ハムを相手にビジターでの対戦となります。
しかし日本ハムも初戦のウルフを除けばローテーションの谷間となりますので、ここを唐川で倒せば一気に勝ち越しへの展望が開けるでしょう。
自己最多の7勝をさくっと通過点の一つに過ぎないと淡々とコメントをする唐川に期待をして、その唐川をしっかりと援護をするマリングリング打線の復活を願っています。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 9 1
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 1 2 X 3 8

0


◆6月26日(日) 千葉ロッテ-オリックス8回戦(4勝4敗、13時、QVCマリン、19,479人)
▽勝 渡辺俊 11試合3
勝3敗
▽S 藪田 21試合1勝2敗11S
▽敗 フィガロ 10試合5勝3敗
▽本塁打 T-岡田9号(藪田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、内、藪田―的場、里崎
オリックス フィガロ、香月、古川、鴨志田、吉野―斉藤、鈴木

 

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大谷に女神は微笑まず

2011-06-25 17:13:21 | 千葉ロッテ

今年度になって2回目の連休をどう有意義に使うかと悩んだのですが、初日は予報が悪かったので不足をしている睡眠に充てて、QVCマリンには明日に行こうと予定をしていました。
しかし本人には申し訳ないながらも明日の予告先発が渡辺俊と知ったことで、散らかし放題の部屋と積み上がっているダンボールの整理に時間を使うことしました。
唐川だったら間違いなく球場に足を運んだのですが、休日が非常に貴重な今ですので渡辺俊に費やす余裕はありません。
ロッテファンとしてはあるまじき行為との自覚はありますが、この仕打ちに渡辺俊が奮起をしてくれることを心から願っています。

またしても女神は大谷に微笑んではくれませんでした。
やはり人間に悪さをする海坊主に天恵を期待するのが無理なのかもしれません。
もっとも今日の大谷は里崎のリードもあったのでしょうが、個人的には面白くないピッチングでしたので仕方がないかなと思っています。
緩いカーブを有効に使ってはいましたが全体的にコントロールが甘く、しかもストレートにスピードがなかっただけではなく数も少なかったですから、どちらかと言えば昨年に近い大谷の出来でしたので白星を掴めなかったのも無理のないことでした。
ただそれでも味方の守備に助けられ、また足を引っ張られながらも6回を3失点ですからギリギリ及第点です。
これまでと同様に大谷を援護ができなかった打線、今日に限っては大谷のテンポの悪さもありましたが、そこが大きな問題でしょう。
そしてピンチになってもマウンド上で投手を孤独にさせてしまっているベンチと内野陣、お見合いをしてしまって痛恨の失点のきっかけを作った外野陣と、チームがチームの体をなしていないことこそが西村ロッテにとっての最大の課題です。
このあたりは一朝一夕でどうにかなるものではありませんが、西岡の抜けた穴を埋める手を打てていないベンチに一考を願いたいです。

打撃陣は斉藤のリードに翻弄をされたとは言い過ぎでしょうが、光原とのトレードに不満があっただけに複雑な心境です。
やたらと低めのストライクゾーンが広い主審を上手く使っていましたし、酷評をされていたキャッチングにも破綻がありませんでしたので、どうしても里崎と比較をしたくもなります。
ただ斉藤がどうのという以前にロッテ打線が湿ったままであったことが追いつけそうで追いつけなかった理由でしょうし、いつもと同じ風景がただ流れていたといったところです。
そんな中でも岡田が久しぶりに猛打賞と頑張りましたし、積極的に次の塁を狙う姿勢を見れば調子を取り戻すのにさほどの時間はかからないように思えます。
心配をされた大松もDHでマルチヒットを放ちましたし、下位打線が弱いのは覚悟の上ながらも南竜のアーチが出ましたので、あとはベンチの采配次第だと言ってもよいでしょう。
結果的には岡田の盗塁で得点に繋がりましたが6回には伊志嶺にバントのサインを出して欲しかったですし、7回は根元ではなくて里崎に代打を出して欲しかったです。
そうは言いながらもベンチだけではなく選手たちにも悔いのないプレーをして欲しいと、どこか淡々としているようにも見えるのはチーム状況が今ひとつだからこそかもしれませんが、岡田や守備で頑張っていた根元のような必死さを見せて欲しいです。
まだ90試合以上も残っている、と言っていられる状況ではありません。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 0 0 0 1 0 2 0 1 0 4 11 0
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 2 0 1 0 3 9

0


◆6月25日(土) 千葉ロッテ-オリックス7回戦(オリックス4勝3敗、14時、QVCマリン、15,361人)
▽勝 近藤 5試合1

▽S 岸田 26試合1勝3敗14S
▽敗 大谷 10試合3敗
▽本塁打 南竜1号(近藤)

▽バッテリー
千葉ロッテ 大谷、伊藤、ロサ―里崎
オリックス 近藤、吉野、香月、平野、岸田―斉藤、鈴木

 

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絶句

2011-06-25 02:18:57 | 千葉ロッテ

船橋でも朝から目も開けられないような強風だったために、QVCマリンでは試合になるのかと心配をしていました。
そんな風を利用するどころか意識をしすぎてコントロールを乱したと悔やむ成瀬に、ようやく調子を戻しつつあると期待をしていた大松のリタイヤと、もう絶句をするしかありません。
リーグ戦再開の初戦はまさに踏んだり蹴ったりの展開で、ビアスタジアムで悪酔いをしたロッテファンも多かったことでしょう。

それにしても成瀬が悪すぎました。
あれだけコントロールがばらばらでは里崎もリードが難しかったと思われますし、ストライクが取りやすかったストレート中心の配球となったのも仕方のないところではあります。
そのストレートにしてもコーナーで勝負ができるほどの制御ができていたわけでもなく、成瀬としては異例の5回での降板がその乱調ぶりを物語っています。
前回の登板で下り坂でやや踏ん張ってくれたと思っていたのですが、そう都合よく事は運ばないようで、とにかく頑張ってくれとしか言いようがありません。

そんなぐだぐだなエースのピッチングで試合が決まってしまいましたが、それでも相応の見所がありました。
2番手として川越が登板をしましたので5点ビハインドが条件だとハッキリとしたことは、その裏に打線が4点を取るとであっさりと交代になったことで明白です。
つまりはベンチが変わらなければ何も変わらないであろうという、あまりに悲しい現実です。
一方で打線は金澤、根元、渡辺正に今季初ヒットが生まれて、故障者の影響で地蔵さんたちにスポットライトが当たったことは痛し痒しなところがあるものの、6回の集中打は見事でしたし、明日に繋がる貴重な攻撃ができたと言ってよいでしょう。
こういった結果を出した選手を使い続けることでモチベーションがアップをしますので、辛抱強く起用をしていくことこそが大切です。
またカスティーヨの合流で玉突き状態になることが予想をされますので、選手たちにも今日一日を強く生きていってもらいたいです。

明日の先発は大谷で、渡辺俊と順番が入れ替わりました。
次のカードが札幌ドームだけに、日曜日に渡辺俊が投げなければローテーションにちょっとした動きがあるかもしれません。
ここまで一軍に残っていることを考えれば渡辺俊をこの時点で外すことは考えづらいのですが、そうなると唐川が後ろに倒れることになりますのでそれはそれで問題に思えます。
このあたりがどういったことになるのか、明日はそんなところが一番の注目です。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 0 0 1 0 4 0 0 1 0 6 12 0
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 4 0 0 0 4 9

0


◆6月24日(金) 千葉ロッテ-オリックス6回戦(3勝3敗、18時15分、QVCマリン、23,676人)
▽勝 寺原 11試合7
勝4敗
▽S 岸田 25試合1勝3敗13S
▽敗 成瀬 11試合5勝5敗
▽本塁打 後藤2号(成瀬)、李承3号(内)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、川越、ロサ、内、伊藤―里崎
オリックス 寺原、吉野、香月、平野、岸田―伊藤、鈴木

 

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試金石

2011-06-24 00:35:17 | 千葉ロッテ

ようやくに明日からリーグ戦が再開となりますが、久方ぶりの予告先発が発表となりました。
オリックスには10連勝中と無類の強さを見せる成瀬に対するのは今季2完封と乗り出すと手がつけられない寺原ですから、試合の鍵を握るのはそこそこに抑えるであろう成瀬を援護できるかどうかのマリングリング打線だと言ってよいでしょう。
やや上向き加減かとも思える調子が本来の姿を取り戻せるかどうかの試金石でもあり、もしカスティーヨが合流できるのであれば新打線のお披露目にもなります。
ビアスタジアムで満員御礼が予想をされますので、そんなQVCマリンで醜態を見せないよう願いたいものです。

それにしても低反発球による投高打低には凄まじいものがあり、規定投球回に達しているパシフィックの19人のうちで防御率が3点を越えているのは1人だけですから驚きです。
それどころか1点台が8人もいるわけで、これでは5年連続で防御率1点台という快挙を目指しているダルビッシュとしては面白くもないでしょう。
そのダルビッシュの過去4年の平均が1.81ですから、今の1.39からして全体的に0.5ぐらいを上乗せしたのが実力と考えた方がよいようにも思えます。
そうなれば唯一の3点を越える防御率を誇る渡辺俊は5点を遙かに上回るわけで、先発ローテーションに入っていることが不思議なぐらいです。
このオリックスと日本ハムとの6試合が一つの転機になるのではないかと、渡辺俊に大谷、小林に小野といったところがどういったピッチングを見せてくれるかに興味が尽きません。
一気に世代交代となるのか、相も変わらずに実績重視路線に変化が見られないのか、心臓ばくばくものの刻はすぐそこです。

 

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封印された戦国名城史

2011-06-23 23:19:45 | 読書録

封印された戦国名城史

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全国の27城を紹介するカタログみたいな作品ですが、井沢元彦なので奥深さがあるかと期待をして手に取りました。
しかし意外にもシンプルにまとまっており、さほど珍しい話が載っているわけでもなく、ややタイトル負けをしている気がしないでもありません。
ただ行ったことがある城の風景を思い出すのには充分な内容ですし、行ったことがない城の予備知識を得るには手頃でもあり、個人的には交通の便の悪さから足が遠のいている備中松山城に行きたくなったと、そんな思いをかき立てる一冊でした。


2011年6月23日 読破  ★★★☆☆(3点)

 

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韓国からベネズエラへ

2011-06-23 00:55:52 | 千葉ロッテ

カスティーヨの入団が正式に決まりました。
入団発表は25日とのことですので、もしかしたらリーグ戦再開に間に合うかもしれません。
就業ビザなどの仕組みがよく分からないので何とも言えないところはありますが、かなりの期待を持って来日を待ちたいと思います。

ロッテがカスティーヨ獲得 横浜で昨季19発 (6/22 スポーツニッポン)

ロッテは22日、昨季横浜に在籍したホセ・カスティーヨ内野手(30)=186センチ、90キロ、右投げ右打ち=を獲得したと発表した。
年俸は15万ドル(約1200万円)で、背番号は25。
入団会見は25日に行う。
ベネズエラ出身のカスティーヨは米大リーグで通算592試合に出場。
昨季は横浜で131試合で打率2割7分3厘、19本塁打だった。
ロッテはけが人が多く、内野、外野ともに守れ、打力のある外国人選手を探していた。

それにしてもメジャーでの実績や昨年の横浜での成績を考えれば、破格と言っていいほどの安さです。
台湾を経由したこともあってか横浜でも3000万でしたので妥当との見方もできないこともないですが、いずれにせよ予算の関係からのカスティーヨの選択であれば、獲得を断念したと伝えられた3Aの左の大砲と折り合いが付かなかったのも当然でしょう。
もちろん補強ポイントという意味からすれば悪くはありませんし、費用対効果も抜群だと思われますから、とにかく今度こそ背番号25が躍動してくれることを願うばかりです。

金泰均が腰痛の治療で帰国 (6/22 スポーツ報知)

ロッテは22日、金泰均が腰痛の治療のために20日に韓国に帰国していたと発表した。
再来日の日程は未定。
金泰均は腰の痛みを訴え、19日に出場選手登録を外れていた。
来日2年目の今季は31試合に出場し、打率2割5分、1本塁打、14打点だった。

来る人がいれば行く人もいるわけで、この金泰均の帰国はかなり微妙な感じがあります。
あまり腰痛の治療のために帰国とは聞かない話ですし、昨年にホームシックにかかったなんて話もありましたから、このまま帰ってこなくても不思議ではないような気もします。
もっともズレータも戻ってこないのでは、と書いて大失敗だった経験がありますので、今回はあまり踏み込むことを避けるにしくはありません。
結果的に一塁とDHの争奪戦が面倒なことにならなくなったことを前向きに捉えようと、そう思うことにします。
とりあえずは今はカスティーヨの守備位置と打順がどうなるのかを考えて、手持ちぶさたの休養日もあと一日です。

 

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負けてたまるか

2011-06-22 00:08:11 | 千葉ロッテ

どうやらハンカチ王子は来週の札幌ドームでのロッテ戦で復帰をすることになるようで、報道を信ずれば二戦目の29日が濃厚とのことです。
おそらくは練習試合から公式戦にかけてそこそこ打たれながらも「持っている」ことを見せつけたロッテを相手に、軽く手玉にとって再スタートを切ることを目論んでいるものと思われ、何とも小憎らしい梨田監督のやり口と言ってよいでしょう。
しかし悲しいかなその思惑どおりになっても不思議ではない打線の低調ぶりですから、不安がないと言えば嘘になります。
それでも前回とは違ってマリングリング打線には伊志嶺がいますし、また密かに大松と今江が叩きのめしてくれるのではないかとの期待をしています。
福井が打てて斎藤佑が打てないはずがないと、負けてたまるかの思いで遠く札幌まで念を送ることにします。

一方のロッテでは小林がプロ初先発との話も伝わってきており、これはこれで喜ばしいニュースです。
ようやくに新しい顔が大事なところで使われるわけで、先日の浦和での先発や偵察要員などがこの日のための助走であったのであれば、ベンチにはGJと声をかけたいと思います。
もっとも浦和での成績を見れば阿部が不憫にもなりますし、たかだか2試合4イニングの好投で先発のチャンスをもらえる小林とは何者かとも思うのですが、それでも例によって光原あたりのリベンジマッチにならないだけでも大きな進歩でしょう。
そろそろ小野の復帰かとも思っていたのですが今日のイースタンで滅多打ちにされたようですし、ペンやマーフィーの復帰までも暫くの時間がかかりそうですから、ここで相応のピッチングができれば小林の前途には洋々たる未来が開けるかもしれません。
正直なところ前回のピッチングを見た限りではさほどの魅力を感じなかったのですが、とにかく川越や吉見らの総動員とならないよう奮起を願います。

 

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ごめんちゃい

2011-06-21 00:49:47 | 千葉ロッテ

平日デーゲームの影響は甚大だったようで、ロッテの観客動員が昨年比で24.5%と大幅な減少となったことが発表となりました。
開幕ダッシュを成功させた昨年に比べてチーム状況が悪いことを考えても、覚悟はしていたでしょうが球団にとってはかなりのショックでしょう。
自分としても昨年の同時期では20回を越えた観戦数が今年は僅かに1回ですし、グッズの購入もほぼゼロに等しいですから、球団には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
そんな中でもロサやカスティーヨなどの必要な補強はしてくれているわけですから、費用対効果の悪い選手を放出することに一定の理解をしてしまう自分がいます。
やることはやった上での健全な球団経営、何だかんだ言いながらもロッテファンは恵まれているように思えてなりません。

そんなファンの人気投票とも言えるオールスターですが、今年は地元開催ながらも投票が伸び悩んでいるようです。
ようやくに多少の組織票的なものが入ったのか多少の順位アップがあったようですが4位前後に各選手がたむろっており、このままではファン投票での選出はゼロとなるでしょう。
おそらくは選手間投票、あるいは監督推薦で成瀬、唐川、井口ぐらいが選ばれて以上終了、そんな流れになりつつあります。
個人的にはお祭り騒ぎには興味がないので誰も選ばれずに休養をしてくれればとすら思っているのですが、選手たちからすれば一つのステータスですから出場をしたいと考えているのでしょうし、何とかしてあげたいと思って投票はしているもののどうにも力不足のようです。
もっともハンカチ王子が意外にも票が伸びていないという健全な状況ですから、あまり作為的な動きはしない方がよいのでしょう。
何にせよオールスターでもパ高セ低を見せつけるような、そんな結果をどこかで聞ければいいなと思う梅雨の夜です。

 

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交流戦100勝を達成

2011-06-20 00:39:00 | 千葉ロッテ

今日の勝利で交流戦100勝を達成しました。
ソフトバンク、日本ハムに続く3チーム目で、このあたりからもパ高セ低が見て取れます。
ちなみに通算成績による順位はソフトバンクに続く2位で、以下は日本ハム、中日、ヤクルト、阪神、巨人、西武、オリックス、楽天、広島、横浜と続いており、パシフィックの586勝534敗32分の貯金52の差は上下の5球団が大きく寄与している勘定となります。
それにしてもロッテの100勝84敗8分の貯金16に対してソフトバンクの貯金49、広島の借金35、横浜の借金41は凄まじいばかりで、特にこれだけ勝っても日本シリーズに出場ができないソフトバンクに世間の同情が集まるのも無理はないでしょう。
ただ毒を食らわば皿まで、とばかりにシーズン100勝すら狙える今季のソフトバンクをうっちゃるには充分な3位に1.5差のロッテですから、金曜日から対戦をするオリックスを直接叩いてのAクラス復帰で空気の読めないところを存分に発揮してもらいたいものです。

自己最多の6勝目を手にした唐川ですが、立ち上がりから制球が乱れての4四球ですから8回1失点ながらも調子が良かったとは言えないピッチングでした。
成瀬と同様にやや低調期に足を突っ込み気味な感じがあり、しかしそれでもきっちりと試合を支配できるところはさすがです。
4連勝からの1敗でスタメンマスクを里崎に代えたベンチの思惑が奈辺にあったのかは分かりませんが、そのリードはともかくとして唐川の言葉を信ずれば的確な指摘で中盤以降の立ち直りの手助けをしてくれたようですので、打撃での地味な3四球と合わせて隠れたヒーローでしょう。
個人的にはカーブを上手く使えていたもののあまりに変化球が多かったことで面白みのないピッチングだと感じたのですが、それでも調子が今ひとつの中での勝つことを第一義とした姿勢であれば喜ばしい限りですし、求められているものは高いとさらっと言ってのけるところなどには身震いすらしてきます。
これで4年目の唐川は22勝で成瀬の21勝を抜きましたし、前田の27勝を越えるのもさして難しいことではないでしょう。
まさにロッテの歴史に名を刻むエースとして、今後も成瀬と競い合ってもらいたいです。

打線は今季の特徴とも言える特定イニングだけの集中打で7得点と喜んでいいのか嘆くべきなのかが微妙な感じではありましたが、そう贅沢も言ってはいられません。
流れ的には今日も見殺しモードが全開だっただけに、最後の最後で勝利の女神が微笑んでくれたことを素直に感謝をしたいです。
大松や今江のタイムリーなどは快打とは言えないものだっただけに、逆に言えばああいったヒットが出ることがチームにとっては勢いに繋がります。
しっかりとバントを決めてタイムリーも放った伊志嶺や久しぶりのアーチで打点王に向けて再スタートを切った井口などとともに、この4日間の休養日を上手く使って状態を整えてのリーグ戦再開といきたいところです。

スタメン落ちが続いてた金泰均が登録抹消となり、代わりに根元が一軍に戻ってきました。
今日は左腕の石川が相手でしたので久しぶりの渡辺正の抜擢でしたが、カスティーヨの来日が間に合わなければ週末には根元がショートを守ることになるのでしょう。
荻野貴が故障で離脱をした後は細谷、高濱、塀内、高口、渡辺正とすっぽりとはまる選手が出てきていないだけに、魔送球が不安ながらもこれがラストチャンスになるかもしれない根元の奮起、そしてベンチの辛抱に期待をすることにします。
また金泰均の腰痛が長引くようですとカスティーヨの活躍ぶりによっては「本人の意向で」という名の下に契約半ばでの退団となってもおかしくはありませんから、今後のKBOとの関わり合いにも大きく影響をするであろう金泰均の動向に注目をしたいと思います。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 4 0 0 3 7 9 0
ヤクルト 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 6

1


◆6月19日(日) ヤクルト-千葉ロッテ4回戦(ヤクルト3勝1敗、13時、神宮、25,031人)
▽勝 唐川 10試合6勝2敗
▽敗 石川 10試合4勝4敗
▽本塁打 井口5号(押本)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、内―里崎
ヤクルト 石川、松岡、バーネット、押本―相川

 

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チームの浮上に手を貸して!

2011-06-19 03:02:32 | 千葉ロッテ

一部に噂となっていた新外国人野手の獲得が現実のものとなるようで、昨年まで横浜に在籍をしていたカスティーヨの入団がほぼ決まったようです。
リーグ戦に戻ることを考えればペンとマーフィー、そして小野の復帰が見えないことによる先発投手のコマ不足も深刻ですが、しかし打線の低調さはそれ以上ですから野手の獲得は妥当ですし、NPBで実績のある選手ですから即戦力の期待が持てます。
タイプ的にオーティズが若くなって戻ってきたと思えば嬉しくもなりますし、カスティーヨが起爆剤となってチームが調子を取り戻すことを願いたいものです。

ロッテが元横浜カスティーヨ獲得へ (6/18 日刊スポーツ)

ロッテが、元横浜のホセ・カスティーヨ内野手(30=メキシコリーグ)の獲得に乗り出していることが17日、明らかになった。
ほぼ基本合意しており、週明けにも正式発表される見込みだ。
チームは、昨季は日本一となったが、今季は主力野手が相次いで故障離脱した。
深刻な得点力不足に陥り、パ・リーグ5位に低迷。
カスティーヨはパンチ力と意外性のある打撃が持ち味。
浮上の起爆剤として期待されている。
「意外性の男」がロッテの救世主となる。
カスティーヨは昨季、横浜で打率2割7分3厘、本塁打19本、55打点をマーク。
投手補強を重視する球団事情から自由契約となったが、パンチ力と意外性のある打撃は高く評価されていた。
ロッテの球団関係者も「昨季も数字を残しているし、打力に期待している」と話す。
チームの流れを変えるようなスーパープレーもしばしばあり、低迷するチームの起爆剤としては格好の選手だ。
昨季は日本一に輝いたチームは、ここまでは借金4の5位と低迷。
交流戦前までは貯金生活を送っていたが、サブロー、荻野貴、清田ら主力野手が相次いで故障。
得点力不足から接戦を落とす展開が多く、西村監督も「1人加われば、打線の厚みも違う」と外国人野手の獲得を要請していた。
当初は左の大砲を補強ポイントとしていたが、パイレーツ傘下3Aのジョン・ボウカー外野手らと交渉が不調に終わり、日本経験のある野手を軸に再調査を進めていた。
横浜時代は主に二塁手としてプレーしていたが、指名打者としての起用が有力視される。
今季はメキシカンリーグで65試合に出場し、打率3割6分7厘、10本塁打、60打点と開幕から好調を維持。
「DHとして打力を生かしてもらいたい。明るい性格と聞いているので、すぐにとけ込めるはず」と球団関係者は期待を寄せる。
新戦力を加え、巻き返しを狙う。

そもそも横浜から戦力外通告をされたときも不思議に思っていましたし、名乗りを挙げる球団がいなかったのにも違和感があったカスティーヨです。
そういう意味でもどこかオーティズと境遇が似ているようにも思えますので、さらに親近感がわいてきます。
日刊ではDHでの起用とされていますが他紙では荻野貴の穴埋めとも報じられており、金泰均や福浦、そしてサブローの存在を考えれば後者が濃厚だと思われ、そうなると打撃に期待がされるカスティーヨですがショートを守るともなると守備力を無視するわけにもいきません。
メジャーでは好守との評判だったらしいのですが横浜ではポカが目立った印象があり、しかし守備機会は多かったようですのでフットワークは意外に軽いのかもしれず、オーティズの例もありますからそのあたりは自分の目で確かめてから評価をしようと思っています。

前横浜・カスティーヨと大筋合意 (6/18 スポーツ報知)

ロッテの石川晃球団運営本部長は18日、前横浜のホセ・カスティーヨ内野手(30)=メキシカン・リーグ、メキシコ=との契約に大筋で合意したことを明らかにした。
詳細を詰め、近日中に獲得を正式発表する予定。
石川本部長は「細かい詰めに入っているところ。メディカルチェックも終わっている」と語った。
ベネズエラ出身のカスティーヨは大リーグで通算592試合に出場した実績を持ち、昨季、横浜で131試合に出場し、打率.273、19本塁打、55打点の成績を残したが、自由契約となっていた。

肝心の打撃は低反発球の採用と広い球場の多いパシフィックですから昨年ほどの長打は期待できないでしょうが、相応の打率は残してくれそうです。
メジャーでの実績もバッチリですし、メキシコリーグでも打ちまくっているようですから、年齢からしても衰えを気にする必要はないでしょう。
どうやら今江と似たような早打ちタイプで出塁率が低いのが気がかりですが、三振もそう多くはありませんし台湾時代は20盗塁をした脚力もあるようですから、内外野を守れることもあってかなり重宝をするのではないかとの期待があります。
チーム浮上のために「貸す、手よ」になってくれるのか、横浜をクビになったことに「カス、ちゃうよ」と意地を見せるのか、はたまたバットにまともにボールが当たらずに「かすっちゃうよ」になるのか、とにかく一日も早い来日とチーム合流を願っています。

 

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