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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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今日も見慣れた野球で1敗目

2010-10-31 22:31:58 | 千葉ロッテ
昨日のロッテの勝利を一面で報道をしたのは機関紙であるスポニチと、常識豊かなニッカンのみでした。
トーチューは一面に持ってきたもののロッテの写真が出てくるのは四面以降で、サンスポは裏一面です。
この流れで行けば明日はトーチュー以外はブエナビスタの五冠を一面に持ってくることが濃厚で、勝たなくて良かったとはもちろん負け惜しみであることは言うまでもありません。

それにしても今日はマーフィーが悪すぎました。
表情に全く余裕がありませんでしたし、かなりの緊張をしていたのだと思います。
シーズン終盤の大事なところから勝てなくなってきたことを考えれば、ノミの心臓の持ち主なのかもしれません。
とにかく普段に輪をかけてコントロールが悪く、あれだけチェンジアップもカーブもボールになれば里崎がストレートに頼らざるをえないのは仕方のない話で、そのストレートも高めに浮くか真ん中に寄るかでしたので打たれるべくして打たれたと言ってよいでしょう。
また左腕ながらも左打者を不得手にしているマーフィーを見透かしたような野本と大島の起用、活躍には落合監督の読みの深さに脱帽です。
このあたりは右左にこだわる西村監督に学んで欲しいところで、軽い肉離れで欠場をした大松の代わりが左腕に対して左の岡田であったことが変化の兆しだと思うことにします。

昨日は切れ味のよい継投を見せたベンチは次の回の打席までと思ったのか、あるいは先発が1回で降板をすることでの中継ぎ陣への負担を考えたのかは分かりませんが、結果的にマーフィーの見切りの悪さが試合を決定づけました。
これまでも2回以降に立ち直りを見せたマーフィーではあるものの、少なくとも井端に四球を与えたところで代えるべきであったと思います。
今日の展開を予見できずにベンチ入りの内野手が多すぎで、残り8イニングを投げさせるには投手の頭数が足りなかったことも理由の一つでしょう。
先発として考えているのかもしれませんが、大嶺をベンチに入れておけばまた違った継投が出来たのではないかと残念でなりません。
8点ビハインドで登板をすることになった小野が不憫でもあり、ちょっと後に引きそうな今日の継投でした。

懸念をしていたようなミスも出てしまいました。
初回の井口は走者にタッチをするのか一塁に送球をするのかを迷ったようなプレーでしたし、併殺を焦ったお手玉はベテランらしからぬものでした。
走塁でも4回の金泰均の飛球にタッチアップが出来ず、中心選手のこういったボーンヘッドはチームの勢いを殺しかねません。
記録に表れないミスを含めれば負けるべくして負けたとも言えますし、地元に戻って気持ちを引き締めてもらいましょう。

打線は中日の投手陣に完全に力負けで、自分のスイングをさせてもらえませんでした。
西岡がほとんどの打席で手打ちになってしまったのを象徴に、各打者が詰まった打球の連発では5安打1得点も無理がありません。
それでも金泰均が13球も粘ってヒットを打つなどそれなりの抵抗を見せましたので、ズルズルと貧打になるようなものではないと思いたいです。
ただそれでもチェンの登板はこれで最後にしてもらいたいもので、そのためには千葉マリンでの3連勝が必須です。
この日本シリーズでマーフィーに次は無いと思われますので、7戦目までもつれる展開だけは勘弁でしょう。

2005年のようなスイープはさすがに厳しかったようで、それでも今日であらかたの投手、野手とも出場をしましたので出足としては充分です。
福浦と神戸は名前だけですから微妙なところですが、DHがありますから打席に立つ日も近いでしょう。
とにかく強い者が勝つのではなく勝った者が強いのですから、やっぱり3位だからと言われないような地元での戦いに期待をします。
どうにも試合開始には間に合いませんし、終わるまでに球場にたどり着けるかさえ不安ではあるのですが、地元3連戦のチケットが手元に届きましたので気合いが入ってきました。
こちらでグッドな報告が出来るよう私も頑張りますので、ベンチにも選手にも頑張ってもらいたいです。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 5 2
 中日 4 3 3 0 0 2 0 0 X 12 14

0


◆10月31日(日) 中日-千葉ロッテNS第2戦(1勝1敗、18時10分、ナゴヤドーム、38,065人)
▽勝 チェン 1試合1勝
▽敗 マーフィー 1試合1敗
▽本塁打 ブランコ1号(古谷)

▽バッテリー
千葉ロッテ マーフィー、小野、古谷、吉見―里崎、的場
中日 チェン、河原、三瀬、高橋、浅尾、岩瀬―谷繁、小田

 

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見慣れた野球で1勝目

2010-10-30 23:46:56 | 千葉ロッテ
心配をしていた台風は名古屋を昼頃には通り過ぎたようで、休日出勤から帰る私の足を直撃してくれました。
JRは6割程度の本数になった上に車両点検でダイヤは乱れまくり、予定よりも早く仕事が終わらなければ試合開始に間に合わないところでした。
そんな中で始まった日本シリーズの初戦は見慣れた野球で先勝をし、まずは千葉マリンでの胴上げへの大きな一歩です。

先発の成瀬は5回を4安打2失点で、日本シリーズ初登板を勝利で飾りました。
ソロアーチを2本浴びるなど今季の成瀬を象徴するかのような場面もありましたが、連打を許さずに味方の逆転を呼んだ好投は結びの三番からの勢いを失っていません。
ややストレートが抜けがちなところを打たれたものの、全体的には丁寧に低めをつくナイスピッチングでした。
レギュラーシーズンでは被弾からぐらついたところで踏ん張れたことは、ポストシーズンでのピッチングに成瀬が自信を得て成長をしてくれたのだと思いたいです。
ただ日本一への過程の1勝ではなく、成瀬がロッテのエースになるための大いなる1勝であれば言うことはありません。
そして5回88球での降板が中4日での登板への布石なのかどうか、唐川の復帰とともに今後のポイントになりそうです。

成瀬の後はこちらも見慣れた小林宏のプチ劇場はさておき、藪田に内、伊藤がパーフェクトリリーフと中継ぎ陣もいい出足です。
打線が今ひとつの中日が相手ではあるものの、攻めのピッチングができたのは里崎の強気のリードがあってこそでしょう。
この強気が裏目に出ることがままあるので過信は禁物ですが、成瀬を救ったダイビングキャッチを見ても里崎が乗っていることは間違いありません。
この僅差の展開で内、伊藤と日本シリーズ初登板の投手が経験を積めたことは収穫ですし、YFKの生き残りの藪田の頑張りも心強いです。
ソフトバンクと同様に終盤3イニングが鉄壁な中日を向こうに回して大活躍をするロッテの中継ぎ陣、そんなシナリオに今後も期待です。

打線は13安打とCSでの貧打ぶりを忘れたかのような打ち出の小槌でしたが、残塁の山は忘れてはいなかったようです。
しかし先制点に繋がった今江のバントなど、鳥肌が立つような堅実な野球に酔いしれています。
相手のミスにつけ込んだ2回はお手本のような攻撃でしたし、6回の里崎、8回の田中がきっちりとバントを決めたことは2戦目以降に大きな影響を及ぼすことでしょう。
いつの間にか堅実な野球が西村ロッテの代名詞となっていることが喜ばしく、解説者諸氏が予想をするような流れにはならないのではないかとの自信が出てきました。
先制点を叩き出した大松が右太もも裏の違和感で交代をしたことが懸念材料ですが、代役の岡田もいい味を出してくれましたし南もいます。
2005年のMVPである今江は大舞台に強いところを見せ、また清田はその今江を彷彿とさせるような活躍を見せてくれています。
日本シリーズ8連勝はタイ記録、ナゴヤドームでの連敗は8で止まり、清田のルーキーアーチは史上13人目、井口は日本シリーズ3試合連続ホームランと記録ずくめの初戦を各紙がどう報道をするか、明日のスポーツ紙が楽しみでなりません。

明日は渡辺俊がくるのかマーフィーとなるのか、タイプが真逆なために中日ベンチも頭を悩ませることでしょう。
こちらは中日はチェンで鉄板でしょうから大松の代わりに南がスタメン、なんてこともあるかもしれません。
何にせよ英智、ちょっと怪しかった荒木、藤井と好守備を見せた中日の地力は侮れませんから、油断をせずに冠の緒を締めて何とか明日も勝って「地元に強いはずの中日」の自信を折り曲げること、これは是非とも実現をしてもらいたいです。
先発、中継ぎとも好投をし、打線もCSファイナルステージで調子を落とし気味だった西岡にもヒットが出るなど2桁安打とお祭り騒ぎですから、そうなると心配なのはつまらないミスからの失点により掴みかけた流れを失うことです。
このままの流れで明日も痺れるような試合を見せてくれるロッテベンチ、そして選手たちであることを願っています。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 1 2 0 0 1 1 0 0 5 13 0
 中日 0 2 0 0 0 0 0 0 0 2 6

0


◆10月30日(土) 中日-千葉ロッテNS第1戦(ロッテ1勝、18時11分、ナゴヤドーム、38,066人)
▽勝 成瀬 1試合1勝
▽S 小林宏 1試合1S
▽敗 吉見 1試合1敗
▽本塁打 和田1号(成瀬)、谷繁1号(成瀬)、清田1号(吉見)、井口1号(平井)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、藪田、内、伊藤、小林宏―里崎
中日 吉見、鈴木、平井、清水昭―谷繁

 

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さあ日本シリーズが始まるぞ

2010-10-30 02:09:07 | 千葉ロッテ
ドラフト会議の余韻を楽しむ暇もなく、日本シリーズが開幕となります。
この週末は台風の影響が心配をされますが、開催に支障がでるような状況は避けられそうな感じです。
例によって私は休日出勤で試合開始までに何とか帰宅できるよう頑張るしかなく、とりあえずの録画予約だけが心の支えです。

ロッテの先発は成瀬で決まりでしょうが、中日が吉見になるのかチェンになるのかが読めません。
CSファーストステージで巨人が悩んだのと同じことになりそうで、西村監督が右左にこだわる打線を組むことを考えればなおさらです。
ただ幸か不幸かDHがありませんから福浦か今岡かを迷うことにはならず、オーソドックスに西岡、清田、井口、サブロー、今江、金、大松、里崎と並べるものと思われます。
2005年には西岡が初球から思いきり振って流れを作り、今江の8打席連続安打で勢いをつけましたから、今年はその役割を誰が担うのか、担う選手が出てくるかが鍵となります。
とにかく地元では勝率が.750と驚異的な勝ちっぷりをしている中日ですから、逆に初戦を取れば強烈な追い風が吹くことでしょう。
被害が出た地域の方には申し訳ないながらも、台風14号がロッテを後押ししてくれることを願っています。

 

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ロッテのドラフトはショウタづくし

2010-10-29 00:22:31 | 千葉ロッテ
今年のドラフト会議が終わりました。
ロッテの指名は育成枠選手を含めて9人ですから、予想よりは多かった感じです。
そのうち投手が6人と野手はどうするのだと叫びたい気分ですが、ここは角や吉田、生山の支配下選手登録に期待をしたいところです。
もっとも現時点での支配下選手登録の枠は70人で全てが埋まってしまい、育成枠選手を抱えるためには第2次戦力外通告が必須となってしまいました。
その一方で服部や林などの戦力外通告が必至と見ていた選手の契約更改が進んでいますので、コーリーとムニスのリリースでお茶を濁すつもりかもしれません。
そうなると竹原の金銭での放出を勘定に入れたくもなりますが、あるいは西岡のポスティングや小林宏のメジャー移籍を視野に入れているのかもしれず、日本シリーズ後に面白くはないニュースが飛び込んでくるような気がします。
何にせよ翔太に加えて翔大、翔大、翔太と何を考えているのかと思いたくもなりますが、トリプルYUがクワトロYUとならなかった代わりにトリプルSYOH、クワトロSYOHとして売り出せるよう頑張ってもらいたいものです。 

1巡目の入札は昨年の菊池回避の再現とはならず、ハンカチ王子こと斎藤(早大)に特攻となりました。
重複は4球団でヤクルトはともかくソフトバンクと日本ハムは意外で、噂はされていたものの実力よりも人気を考えなければならないプロ野球界の現状を見た気分です。
もっとも予想以上に大石(早大)への入札が多かったことを考えれば賢明ではありますし、沢村(中大)への遠慮を見れば来年の菅野(東海大)は既に巨人で決まりなんだなと、何とも不愉快な他球団の動きではあります。
そして当たりくじは日本ハムが引き、空くじを引くしかなかった西村監督にはお気の毒としか言いようがありません。
個人的には評価をしていなかった斎藤ですが大石とともにパシフィックが獲得をしたことは喜ばしく、パ高セ低に拍車がかかりそうな1巡目入札のお祭りでした。

斎藤を外してハズレ1巡目として入札をしたのは、昨年の荻野貴に続いて予想外の伊志嶺(東海大)でした。
首都大学野球の秋のリーグ戦でMVPを獲得し、通算で243打数79安打2本塁打40打点の.325で野手№1の評価を受けている選手です。
俊足好守と荻野貴に似たタイプであり、ホームランは少ないながらもパンチ力もそこそこあります。
右の好打者は各チームとも欲していることから人気は高く、オリックスとの抽選で残り物に福があったことはラッキーでした。
補強ポイントとしての優先度は荻野貴や清田の存在を考えれば高くはないのですが、その荻野貴は未だに腫れが引かない状態であり、また2度の手術をした早坂も復帰の目処が立っていないことを考えれば悪い選択ではありません。
福井(早大)にいったとしても広島と重複をしたわけですし、西村監督の確固たるチーム作りの方針が見えたことを喜びたいと思います。

2巡目は南(立正大)で、県和歌山商から立正大に進学をしたことから「西口二世」と呼ばれていますが、MAX151キロとタイプは違うようです。
昨年は東都大学野球の秋のリーグ戦で優勝、神宮大会でも優勝をするなど大活躍でしたが、今年は肩の故障もあり結果を残せていません。
やや変則なフォームですから故障もそれが理由かもしれず、またストレートで押して三振を奪うタイプでもなさそうですので微妙と言えば微妙だったりもします。
ただカーブを武器にしていますからロッテのトレンドには合っているようにも思え、そのあたりも指名のポイントだったのかもしれません。
いずれにせよ投手としては最上位の指名ですから、しっかりと故障を治してシーズン中に1軍で投げられるよう頑張ってもらいましょう。

3巡目は社会人投手の指名となり、今年の投壊から投手偏重ドラフトとも言われていたとおりの展開です。
小林(七十七銀行)は東海大相模から東海大と巨人が触手を伸ばしそうな経歴の持ち主ですが、その東海大ではさしたる成績を残せてはいません。
社会人になってから力を出してきたという感じでもなく、ストレートに変化球、コントロールのバランスがいいロッテな指名とも言えます。
どうにも小林の系譜を絶やさないための指名ではないかとすら思えるのですが、先発と中継ぎのどちらの適性を評価してのものかが気になります。
それでも今年は全体的に指名順位が低かった社会人の中でもトップクラスの投手ですから、即戦力として期待をします。

4巡目はようやくの捕手で、山下(習志野)をソフトバンクに持って行かれたので小池(青学大)を獲れたことは大きいです。
ただその小池はリーグ戦で死球を受けて右手指を骨折し、手術をするとの話がありましたから来季の開幕には間に合わないかもしれません。
それでも1年からレギュラーを任された大学№1捕手ですし、年齢的にもロッテの捕手陣の空白を埋める貴重な存在になってくれることでしょう。
先輩の清水将と似たようなタイプだとは勝手な思い込みですが、キャッチングは安定をしているものの清水将ほどの強肩でもなく、また打撃は似たようなものですから正捕手を目指せるような感じは正直なところありません。
ただこういった存在の選手が意外にレギュラーを獲ってしまうケースが無いわけではありませんから、まずは焦らずに怪我の完治を最優先に考えてもらいましょう。

5巡目は小池とは違って強肩が売りの江村(大阪桐蔭)で、西岡の後輩となります。
もともとが山下と小池のW獲りを望んでいただけに、捕手を2人も獲ったことが今ドラフトの最大のポイントです。
育成枠を除けば唯一の高校生ですからドラフトフリークとしてはどうしても肩入れをしたくなりますし、いい味を出しそうな顔つきにも期待をしています。
イースタンでは意外に早く出番をもらえるかもしれず、しかし無理をして青柳のようにはならないよう慎重に願いたいものです。

6巡目は逆輸入として話題となった藤谷(南カリフォルニア大)で、2年前にメジャーのドラフトで18巡目の指名を蹴ったことがある異色の存在です。
MAX154キロとスピードで勝負をするタイプなのは米国球界らしく、コントロールがアバウトなのが懸念材料でしょう。
しかしそれでも力で押すタイプが少ないチーム事情を考えれば期待をしたくなりますし、話題性も充分です。
一見すると清水かと思えるような顔つきは正面からの写真を見ると別人で、本人には申し訳ないながらもクレバーな印象はありません。
高校時代から米国で野球をやっているとのことですから日本の細かいプレーについてこれるかどうか、190センチながらも77キロという細身でプロの世界でやっていけるのかどうかなど、いろいろと課題はありそうですが型破りな活躍を夢見たいと思います。

育成枠の1巡目は黒沢(城西国際大)で、こちらはK-1の武蔵かと思ってしまいました。
ややレベルの低い千葉県大学野球でも目立った存在ではなく、今年は入団テストを行ったとの話も聞きませんので獲得のルートが今ひとつ分かりません。
体力、技術ともまだまだなのは育成枠なのですから当然ですが、その面構えに期待をすることにします。

育成枠の2巡目は久しぶりの左腕である山口(立花学園)で、写真を見る限りでは荻野貴に似ていないこともありません。
どうにも中途半端で1軍に定着が出来ない大学、社会人出身の左腕が多い現状を考えれば、植松とともに若い力で活性化の一助となってくれればと思います。
2年生からエースとなりながらも甲子園には手が届かず、その悔しさをプロで晴らしてもらいましょう。

育成枠の3巡目は石田(NOMOベースボールクラブ)で、26歳で育成枠とは驚きです。
当然のことながら1年で結果を出せなければ戦力外は免れず、入団の決意をするかどうかすら危うい気がします。
愛工大名電から日大と名門を歩んでおり、日大では那須野の後輩、長野の同期ですから入団をすれば期するものがあることでしょう。
その日大では投手で入学をしながらも1年の秋から内野手、そして2年から外野手に転向をしながらも2打数1安打の成績で4年に再び投手を志して主将を任されたものの、秋のリーグ戦ではベンチにすら入れず長野にその主将の座を奪われるという辛酸をなめてきています。
こういった選手が活躍をすれば話題にはなるのですが、まずは鈴江との生存競争に勝ち抜くことが第一であることは言うまでもありません。
そして気になるのは指名により恒例の胴上げがあったかどうかで、もしあったとすれば柳田の心情はいかばかりかと胸が苦しくなります。

ドラフトでの指名巡目はアマチュアでの実績、評価に基づいたもので、それがプロでの成績に直結をするわけではありません。
またスタート地点に立っただけですから、選手たちには気を引き締めて春季キャンプまでに体を鍛え、技を磨き、心を強くして欲しいと思います。
入札をした選手を外したのですから100点満点のドラフトであったとは言えませんが、1年後、3年後、そして5年後に「2010年世代」と言われるぐらいの輝きを見せてくれる活躍に期待をしたいですし、きっとやってくれると信じて来季を待ちたいと思います。
そして球団にはせこいことを言わず、全選手を日本シリーズに招待をするぐらいの度量を見せてくれれば言うことはありません。



1巡目 伊志嶺翔大 外野手 右 22歳 東海大 179cm・78kg 予想背番号5


2巡目 南昌輝 投手 右 21歳 立正大 182cm・88kg 予想背番号24


3巡目 小林敦 投手 右 24歳 七十七銀行 178cm・85kg 予想背番号36


4巡目 小池翔大 捕手 右 22歳 青学大 183cm・86kg 予想背番号23


5巡目 江村直也 捕手 右 18歳 大阪桐蔭 176cm・83kg 予想背番号53


6巡目 藤谷周平 投手 右 23歳 南カリフォルニア大 190cm・77kg 予想背番号00


育成枠1巡目 黒沢翔太 投手 右 22歳 城西国際大 181cm・84kg 予想背番号121


育成枠2巡目 山口祥吾 投手 左 18歳 立花学園 176cm・70kg 予想背番号123


育成枠3巡目 石田淳也 投手 右 26歳 NOMOベースボールクラブ 179cm・82kg 予想背番号124

 

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ロッテのドラ1は驚きの伊志嶺

2010-10-28 17:36:26 | 千葉ロッテ
ドラフト会議の速報です。
記事は後刻にまとめて別にアップをする予定ですので、それまでの繋ぎとしてお楽しみください。

ロッテが1巡目で入札をした斎藤(早大)は4球団の抽選で日本ハム、そして6球団が重複をした大石は西武が交渉権を獲得しました。
巨人は沢村(中大)、日和った中日は大野(佛教大)です。
ハズレ1巡目にロッテは伊志嶺(東海大)に入札をしてオリックスと競合をしましたが、今度は西村監督が引き当てました。
同じく重複をした塩見(八戸大)は地元の東北楽天です。
横浜は須田(JFE東日本)、広島は福井(早大)、阪神は榎田(東京ガス)、そしてソフトバンクは怖れいたとおりに山下(習志野)を持って行きました。
2度の外れだったオリックスとヤクルトは山田(履正社)で3度目の重複、当たりを引いたのはヤクルトで3度外したオリックスは後藤(前橋商)です。

今年の野手№1とも言われる伊志嶺ですから、いい指名だと思います。
ただ荻野貴、清田が活躍をし、大松がいる中での外野手の指名は正直なところ予想外でした。
右の好打者はなかなかいませんので確実に獲りたいという、そして守走に秀でる選手を欲した西村監督の強い意志が働いたのではないかと思います。
地域性としても沖縄であり、同い年の大嶺とも何らかの接点があったのではないかと思いますので、伊志嶺の入団を歓迎します。
ただ荻野貴、そして早坂の回復状況がかなり心配になってくる指名ではあります。
そしてこれで竹原は完全に構想外になったと思われ、交換は難しいために金銭での移籍を覚悟しておいた方がよいでしょう。

2巡目は南(立正大)でした。
肩を故障しているのが気がかりですが、ストレートに力があるタイプですので良い指名です。
焦らずにじっくりと治してもらいましょう。

3巡目は小林(七十七銀行)で、昨日の予想の流れに乗ってきました。
こちらもストレートに力があり、スタミナ抜群ですから中継ぎとしての期待がされているのだと思います。

4巡目は小池(青学大)となりました。
捕手はどうしても必要なので、指の骨折が心配ながらもようやく補強をしてくれたという感じです。

3~4人程度の指名とも言われていたので終わりかと思っていましたが、5巡目がありました。
江村(大阪桐蔭)で、ロッテとしては初の高校生です。
全くのノーマークでしたが、かなりの強肩との評価をされています。

そして驚くことに6巡目がありました。
ドラフト直前に隠し球とも言われた藤谷(南カリフォルニア大)です。
MAX154キロは眉唾としても、ストレートに力のある投手を多く獲得をする編成部はGJです。

縮小方向にあると考えていた育成枠ですが、今年も3名の指名がありホッとしている選手も多いことと思います。
しかし1巡目の黒澤(城西国際大)は右腕、2巡目の山口(立花学園)は左腕、3巡目の石田(NOMOベースボールクラブ)は右腕と、またしても投手です。
野手不足は角、吉田、生山の支配下選手登録でカバーをすることになるのでしょう。

中川(成田)、中野(向上)、阿部(東北学院大)、西嶋(明大)、山崎(中大)、鹿沼(東洋大)、諏訪部(Honda)あたりが前評判に相違をして指名から漏れました。
中川はロッテが獲りに行くかと思ったのですが、地元であっても力が足りなければ指名をしない姿勢は評価をします。
逆に山下を獲り逃したことは痛手ですが、9選手には来年の日本シリーズを目指して頑張ってもらいたいです。

 

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ロッテのドラフトか、ロッテなドラフトか

2010-10-28 01:23:40 | 千葉ロッテ
いつの間にか明日、今となっては既に今日なのですが、ドラフト会議が開催をされます。
ドラフトフリークとしては盛り上がりたかったところなのですが時間がないままに当日を迎え、さてどうしたものかと思案中です。
今年は昨年の菊池回避とは違って斎藤への入札は鉄板でしょうし、やや面白みに欠けるところが無いわけではありません。
ただ逆に外したときの戦略が物を言うわけですから、ロッテの編成がどういったビジョンを持って臨むかに注目をしています。

まず斎藤ですが、個人的には魅力をあまり感じていません。
以前にも書きましたが4年間は遠回りだったと思いますし、高校時代の方が輝いていました。
30勝という記録は立派ながらも東大を相手に稼いだ白星も多いですし、何より酷使もあって完投が少ないのが不満です。
これは大石などの優秀な同僚がいたことも理由でしょうが、どうもこぢんまりとしてしまった感が否めません。
ストレートのスピード、キレ、コントロールとも中途半端で、そういう点ではまとまりで持っていることからロッテ向きではあります。
特筆すべき点は故障らしい故障をしていないことと、あれだけ注目をされながらも自分を見失わずに淡々とやってきたことでしょう。
このあたりのタフネスさはロッテに欠けているところですから、大嶺などに学ばせたいところです。
背番号18が埋まるか来季も空いたままかは、西村監督のくじ運次第です。

確率としては1/2、あるいは1/3を外した場合の1巡目候補には、斎藤の同僚の福井の名前が挙がっているようです。
こちらは上級生になってから結果が出始めたタイプですから、悪い選択ではありません。
何より巨人の指名を蹴ったという経歴は魅力的で、力で押すタイプが少ないチーム事情にも合致をしています。
ただコントロールにやや難があることと、先発タイプとしては使える球種が少ないですから、中継ぎ候補が余剰気味なことを考えれば微妙かもしれません。
そもそも一本釣りをする球団が出てくる可能性もあり、結局のところは南(立正大)や小林(大阪学院大)、小林(七十七銀行)あたりになりそうな気がします。

今年の投壊を考えれば即戦力の投手を獲りたい気持ちも分かりますが、さりげなく契約更改で服部や中郷、林らのボーダーラインだと見ていた投手の生き残りが決まったため、選手構成を考えれば野手も必要です。
その筆頭は山下(習志野)であることは言うまでもなく、ウエーバー順で20番目まで残っていてくれることを祈っています。
ここまでの情報ではロッテ以外に2巡目以上での指名は無さそうですから大丈夫かとは思いますが、油断をして3巡目に回すとソフトバンクあたりに持って行かれそうな気がしないでもなく、確実に地元の星を抑えるにしくはありません。
捕手はここ数年の最優先補強ポイントながらもドラフトでの指名は青松が最後ですから、指の骨折が心配な小池(青学大)なども含めて今年こそはと力が入っています。

その他ではストレートに力のある中村(富士大)、4年前も欲しかった西嶋(明大)、右の強打者としての磯部(ENEOS)ぐらいしか思いつかない不勉強ぶりです。
特に今年は高校野球を見ることを怠ったため、ほとんど名前が出てきません。
中川(成田)は5巡目ぐらいまで残っていればと思いつつも選手枠を考えれば3~4人の指名で終わる可能性もあり、下駄を履かせないことを願うばかりです。
大学生、社会人の投手を2人、山下、内野手、外野手という指名が理想的ですが、さてどうなるか16時間後です。

 

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初体験のプロデュース選手権

2010-10-26 20:17:13 | 千葉ロッテ

 

どうやら来月にも中国に半月ほどの出張をすることになりそうなため、この土日の休日出勤の振替を取ってパスポートの申請をしてきました。
以前のパスポートは会社の研修でCOMDEXに行ったときのもので数年前に切れており、また海外は常に仕事絡みです。
興味がないので自分としては当たり前の話ではありますし、むしろ海外は苦痛ですらあるのですが、こればっかりは仕方がありません。
日本シリーズが終わってからとなるのが不幸中の幸いで、そのまま常駐とならないことを願うばかりです。

そんなこんなで久しぶりに千葉に行ってました。
いつもであれば自転車なのですが、小雨まじりの天候とここ数日の疲労を考えて無難にJRの利用です。
巨人のイメージが強いそごうも景気を考えればなりふり構わずとでも言いますか、今は千葉の顔を見せてロッテの優勝セールをやっていました。
ただ店員がロッテの帽子を被っていた船橋東武に比べれば上っ面であることは否めず、まあそれも仕方がないでしょう。
そごうが本腰を入れてロッテに肩入れをしたときこそが、本当の意味でロッテが千葉に根付いたと言えるときなのかもしれません。

さて、本題です。
本家本元の船橋東武は例年どおりにロッテの選手が考案、と銘打ったプロデュース選手権を開催しており、6回目の今年は「ビビンバ&チゲ」です。
かく言う私は初めての参戦で、なかなか時間が合わなくて嘆いていたのですが、ようやく念願が叶いました。
選んだのは日本シリーズに向けて期待が高まる唐川の「ごぼうがポイントちょい辛チゲ鍋」で、現時点ではチゲの人気№1です。

小ぶりの鍋にぐつぐつと煮立ったチゲ鍋とライスで700円、ライスがおかわり自由とは言っても成人男性の夕食には物足りません。
もっとも今日は昼過ぎに普通に食事をした後の15時過ぎでしたから、むしろ胸焼けが心配なぐらいでした。
肝心のお味はやや癖のある豆腐が今ひとつだったもののチゲ鍋としてはオーソドックスで、ほうれん草に白菜とニラ、豚肉と具も盛りだくさんです。
エノキ茸はスライスをしていたのかもしれませんが姿も食感も見当たらず、代わりに入っていた餃子がなかなかいい味を出していました。
そして名前にもついているごぼうのシャキシャキ感が秀逸で、これはもやしでもいいかなとは個人的な嗜好ですが、選手権後もメニューに残してもいいぐらいです。
値段に見合うかどうかは価値観にもよりますが、コースターがもらえますので高いという感じはしませんでした。
機会があれば次は金泰均の「テチャンビビンバ」を辛さ調整をしてチャレンジをしようかなと、そんなことを思ったりもしています。

 

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当たるも八卦、当たらぬも八卦

2010-10-25 01:40:28 | 千葉ロッテ
はい、外れました。
千葉マリンでの日本シリーズのチケット、全滅です。
辛うじてナゴヤドームでの初戦、7戦は当選をしたものの、1試合だけのために名古屋へは行けません。
とりあえずはヤフオクに出品をしつつ、友人からの希望を待っています。

今回はチケットの発券から試合までがかなり短いような気がしますので、オークションに出すことが目的の人たちが当てが外れて発券をしないケースが増えるような気がします。
となると一般販売、あるいは当日券の出物が多いかもしれませんが、どうせ電話もネットも繋がらないでしょうから関係のない話です。
2005年と同様にヤフオクで高い価格で買うか、あるいは友人のツテを頼るかということになりそうです。
もっとも千葉マリンは平日だけに球場に行けるかどうか、の方が心配であることは言うまでもありません。

 

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落合をぎゃふんと言わそう

2010-10-24 02:01:34 | 千葉ロッテ
西岡のメジャー移籍、小林宏を狙う阪神などネタは満載ながらも連日の午前様、今日も休日出勤で暫くお休みをいただいていました。
あすも出勤でそろそろ身の処し方を考えなければと思っていますが、とりあえずは置いておきます。
西岡については最低でも2億5000万、場合によっては3億越えもありそうな年俸に耐えきれないことが「理解」という名の球団のスタンスだと見ていますが、一部に積極的だと報道をされたジャイアンツですら500万ドル程度の入札のようですから実現をするとも思えず、ダルビッシュや中島のように結局は残留となるのではないかと見ています。
小林宏はメジャーはともかく国内移籍はありえないとは勝手な思い込みですが、いずれにせよ日本シリーズが終わってからの話です。

その日本シリーズの相手が中日に決まりました。
チケットに当選をしても名古屋は遠いですし仕事の状況を考えれば千葉マリンですら危ういのですが、それでも落合をぎゃふんと言わせる機会がきたことを喜んでいます。
2005年の日本一に「あんなのは日本一じゃない、プレーオフチャンピオンだ」と言い放った落合が、3位から勝ち上がったチームに負けたときのコメントが楽しみでなりません。
もちろん負けてしまえば腹立たしさ百万倍ですが、きっとやってくれると信じています。

日本シリーズ第1、2戦 地上波全国中継行われず (10/23 スポーツニッポン)
中日-ロッテで30日に開幕するプロ野球の日本シリーズで、ナゴヤドームで開催される第1戦と31日の第2戦は地上波での全国中継が行われないことが23日、分かった。
複数の関係者が明らかにした。
11月4日に予定されている第5戦(千葉)も中継がない可能性があるという。
プロ野球界の最高峰イベントである日本シリーズで、地上波での全国中継がされないのは極めて異例。
第1戦と第2戦は地上波のローカル放送とBS、CSで中継される予定となっている。
日本シリーズのテレビ中継は、出場する球団から推薦された局が全国中継するのが慣例となっていた。
しかし、今年出場する中日の試合は全国的な高視聴率を望めない状況にあり、中日が推薦した局と、シリーズ主催者の日本野球機構(NPB)との交渉がまとまらなかったという。
その日本シリーズが地上波での全国中継がないかもしれないという、衝撃的なニュースが飛び込んできました。
ここまでプロ野球人気が落ち込んだとは驚きなのですが、しかしこれが現状なのでしょう。
不人気カードがどうのとも言われていますが、CSの阪神vs巨人ですら視聴率は散々だったようですから球界全体の問題です。
それでも自分たちだけことしか考えていない選手会のスタンスに変わりはないでしょうし、近いうちに第2、第3の横浜が出てきてもおかしくはありません。
それどころか引き取り手がなくて消滅、なんて事態が再びやってくるかもしれず、冬の時代から氷河期への突入も遠くはなさそうです。

ちなみにBS、CSはざっと見たところでは放映局が見つからず、録画予約も出来ずに困っています。
千葉マリンでの地上波はテレビ東京との蜜月が続いていれば大丈夫でしょうが、それでも5戦目が危ういのは心配材料です。
NPBも値下げをすればいいと思うのですが、一度下げると坂道を転げ落ちるとでも思っているのかもしれず、しかし大名商売がいつまで続くかのか、武士は食わねど高楊枝、なんてことに耐えられるとも思えませんから急転直下があるかもしれません。
何にせよチケットが当選をしてくれること、何とか球場に行けるぐらいの状況に仕事が落ち着いてくれることを願って、とりあえずは明日の当選発表を待つことにします。

 

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頼むぞポニーキャニオン

2010-10-21 01:02:00 | 千葉ロッテ

 

今日のスポーツ紙でロッテを1面に持ってきたのは3紙で、ニッカンにサンスポ、そして当然のごとく機関紙のスポニチです。
デイリーと中スポには最初から期待をしていませんでしたが、しかし報知に裏切られたのはちょっとショックです。
意外とロッテの記事に造詣の深い報知がダルビッシュに流れたのが悲しく、こうなったらファイナルステージで中日に軽くあしらわれてしまえと八つ当たりの気分でいたら、見事なぐらいの完敗ですから笑いが止まりません。
もっとも観戦をするという意味では箱庭はイヤですが名古屋まで行くことを考えれば巨人が勝ってくれた方が個人的にはマシで、明日からはニュートラルなスタンスに切り替えます。
何にせよチケットに当選をしなければお話にもなりませんので、神にも祈る気持ちで発表を待つことにします。
 
(仮)千葉ロッテマリーンズ オフィシャルDVD 2010  ~144の結実・新たなる伝説へ~

ポニーキャニオン

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そんな中で恒例のロッテのDVDの予約が始まりました。
ポニーキャニオンには頭の下がる思いで、2005年から欠かさず発売をしてくれていますので足を向けては寝られません。
感謝の気持ちを込めて2巻ずつの購入をしていますので、今年ももちろん予約済みです。
ただ気がかりなのは「レギュラーシーズン公式戦の勝利試合を中心に、ダイジェストで収録!」との説明書きで、11/20の発売を考えれば日本シリーズの映像はもちろんのことCSでの激闘すらおまけ程度の収録の可能性があります。
実際に昨年のDVDでは小宮山の引退試合で肩すかしを食いましたし、妙なところでの心配は尽きません。

今年のロッテを語る上で、仙台での連続サヨナラ負け以降を端折ってしまっては価値は半減をします。
あのどん底から最終戦でのCS出場決定、ファーストステージの驚異的な粘りからセカンドステージでの歓喜の胴上げまでを180分の中で表現ができないのであれば、それはそれで別に発売をしてもらいたいです。
日本一になればそれだけの意義があると考えるのはファンの勝手な思いではあるのですが、せっかくのDVDなのですから是非とも検討をして欲しいですし、時代の流れを考えればそろそろブルーレイでの発売をしてもバチは当たらないでしょう。
2005年に優勝グッズで30万以上を費やしたところまではいかないでしょうが、今年も西村監督の胴上げ写真のパネルを皮切りに触手を伸ばしまくる予定ですので、その伸ばし先に「下克上~千葉ロッテの日本一への歩み~」のブルーレイがあることに期待をします。

 

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崖っぷちからの下克上

2010-10-19 21:07:23 | 千葉ロッテ

今日も帰りは遅い予定が5回の先制でいても立ってもいられず、周りを拝み倒して会社を後にしました。
間に合えば千葉マリンでのPVで喜びを分かち合おうと思ったものの、船橋駅に着いたときには8回に入っていたので胴上げをナマで見ることを優先しての帰宅です。
神様は努力をしたものに幸を与え、またときには試練をも与えます。
最後の打球が西岡のところに飛んだのは偶然ではないでしょうし、また最後の打者が小久保だったことは捲土重来への叱咤激励なのでしょう。
兎にも角にも5年ぶりの日本シリーズ進出で明日からのチケット争奪戦は激しいことになるでしょうが、今度こそヤフオクではなく正規のルートで入手をしたいものです。

それにしても見事すぎる下克上でした。
仙台での悲劇の連続サヨナラ劇で終わった感が漂ったところからの逆襲は記録にも記憶にも残るもので、これだけで一冊の本が書けそうです。
一敗もできないところでの3連勝で僅か0.5差でCS出場圏内に滑り込み、ファーストステージでは2戦とも最終回に追いついての延長戦での勝利、そしてファイナルステージでは王手をかけられてからの3連勝ですからミラクルとしか言いようがありません。
もちろんミラクルにも裏打ちをされる理由があり、覚醒をしたかとも思える勝負師ニシムラのキレのある、しかし堅実な采配があってこそです。
この相反するような両者が見事に融和をしたことでロッテ野球が昇華をし、そしてそれを支えたのが最後まで諦めない選手たちの粘りです。
成瀬の笑顔、西岡の涙、サブローの抱擁に里崎のバンザイ、全てが絵になりました。
西村監督に続いて重光ジュニア、そして瀬戸山球団社長が宙に舞ったことが、「和」の象徴として報じられることでしょう。

前回に続いて中4日で登板をした成瀬は無四球完封でCSのMVPを獲得し、日本シリーズでの活躍が期待をされます。
一見すると杉内との投手戦のようにも見えましたが、その実は大きな差があったことが勝負の別れ道となりました。
ストライク先行で球数を少なくこなしていく成瀬に対して、いつぞやのロッテの選手を思わせるような悲壮な表情で投げる杉内はボールにばらつきがあり球数を重ね、心のスタミナが切れるような形で四死球による連続押し出しと野手の間を抜いていくタイムリーで今季を終えることとなりました。
ひげをそり落としたファルケンボーグはツキも一緒に落としたかのようにレギュラーシーズンでは1本も打たれていないホームランを大松に浴びて敗戦を決定づけてしまい、ソフトバンクファンからすれば信じられないような光景であったと思います。

打線も初戦と同様に数少ないチャンスを確実にものにする畳みかけるような攻撃で、まさに怒濤との言葉がピッタリでした。
やや杉内の自滅感もありましたが、ボール球に手を出さずに、またファールで粘るなどした地味な野球の勝利でしょう。
打率は低いながらも効果的なアーチにボディーブローのように効く四球、そして大事な場面できっちりと決めたバントなど、敢闘賞があればあげたい清田は今日も四球を選んで打線の繋ぎの役割をしっかりと果たしてくれました。
下位に座れば恐怖の打者となる里崎のヒットに迷い無く振り切ったからこそヒットになった西岡、ボールに当たるバットを求めるぐらいに悩み深かったサブローの四球に気持ちで野手の間を抜いた今江、尻上がりに調子を上げてきた金泰均に史上最強の8番打者と化しつつある大松と、それぞれが自分の仕事をきっちりとこなしてくれたからこその勝利です。
そして先制点かつ決勝点となった死球をもらった井口、血管を浮き出しながら胴上げにはしゃぎまくる的場が、草とならずにロッテに馴染んでくれたことも大きなポイントでした。
ベンチの置き石となりながらも絶妙なバントを決めた塀内の存在も見逃せません。
ロッテファンにとっての「10.19」が悪役としてではなく、ようやく主役としての記憶に塗り変えられたことをここに宣言します。

リーグ王者であるソフトバンクには申し訳ない結果となりましたが、これも球界のルールですから仕方がありません。
悔しさなどもありやっかみ半分の批判も当然のことながら出てくるでしょうが、史上初の3位からの勝ち上がりにむしろ胸を張るべきです。
アドバンテージをひっくり返したのも史上初ですし、賞賛に値する戦いであったと思います。
感動をありがとう、心からそう思いますし、11月まで野球を楽しませてくれる球団、スタッフ、選手には感謝の気持ちでいっぱいです。
何とか日本シリーズのチケットを入手して、この感動をナマで観戦できるよう頑張ります。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 4 0 0 3 0 7 10 1
 ソフトバンク 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4

0


◆10月19日(火) ソフトバンク-千葉ロッテCS最終S第6戦(ロッテ4勝2敗、18時2分、ヤフードーム、33,515人)
▽勝 成瀬 3試合3勝
▽敗 杉内 2試合2敗
▽本塁打 大松2号(ファルケンボーグ)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬―里崎
ソフトバンク 杉内、森福、和田、ファルケンボーグ、攝津―山崎、田上

 

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エクセレント!西村!

2010-10-19 02:28:38 | 千葉ロッテ

 

その日のうちに帰れれば御の字だと思っていたのですが、予想どおりに午前様です。
試合の経過はちょこちょことiPhoneでチェックはしていたものの、映像は帰ってきてから録画をちょろっと見た程度ですので多くは語れません。
空腹に耐えかねて夜食を食べてしまったために胃痛対策として2時間は寝られないので、時間が許すままに書き連ねてみます。

世の中には追い詰められないと本領を発揮できないタイプの人がいるものですが、西村監督を筆頭にロッテにはそういった傾向の選手が多いのかもしれません。
CS出場を決めた3連勝あたりから期待をしていた野球をやってくれていますし、勝負強さには鳥肌が立つぐらいです。
4番にバントを指示する野球をレギュラーシーズンでもやっていれば優勝もできたのでないかと思いますし、大嶺の見切りの判断などは西村監督に別人を見るかのようです。
追い詰められたことで覚醒をしたのか、あるいは窮鴎が鷹を噛んでいるだけなのかは来季の采配を見るまでは判断ができませんが、少なくとも選手たちはこの厳しい戦いを経験することで一段の成長をしてくれるのではないかと思います。

いきなりの失点をした大嶺は、それでも2回を1失点で耐え抜きました。
昨年のフォームには戻りきっていないようですが、それでも145キロを越えるストレートには夢があります。
その大嶺を支えた小野はロングリリーフをこなし、ベテランの渋さを見せてくれました。
里崎のリードもシュートにこだわらずにスライダーやカットボールを有効に使い、小野の良さを引き出してくれたと思います。
そして西村監督がマッチポンプをした内がCSで2勝目をマークし、ここ10試合で4勝の大車輪ぶりは見事です。
伊藤は例によって打たれながらも最後は踏ん張り、小林宏も珍しく三者凡退で締めくくりました。
まさに投手陣の「和」で逆転をもたらした、そんな今日の投手リレーでした。

もちろん打撃陣も負けてはいません。
レギュラーシーズンでは打ち込んでいたはずの大隣に5回7三振で零封をされて嫌な流れでしたが、何を考えたかソフトバンクが早めの継投に入ってくれたおかげで生き返りました。
ファルケンボーグと攝津から点を奪うなどは夢物語のようですし、地味にやられていた森福を攻略したことも明日に向けての大きな材料です。
来季の荻野貴との棲み分けが心配になるぐらいの清田の成長ぶりには目を見張るようで、怖いもの知らずの積極性を忘れずにいてもらいたいと思います。
キャプテンに選手会長、そしてミスターロッテが揃って1割台というのが心配材料ではありますが、さりげなく井口が連日の猛打賞、そして今岡に続いて今日は福浦が勝負強さを見せてくれましたし、2005年を思い出させる里崎のヒットには身震いをしました。
しっかりとバントで走者を進める野球をやっているうちに11安打とマリングリング打線に噴火の兆しがありますので、明日は両者のハーモニーを見せてもらいたいものです。

その最終戦となる明日は初戦と同じ顔合わせ、成瀬と杉内の投げ合いとなります。
さすがに中4日の連続で成瀬は疲労困憊だと思われますので、気持ちがどこまで続くかがポイントになるでしょう。
状況としては2007年の札幌での最終戦に似ていますから、成瀬としても期するものがあると思います。
あとはベンチが成瀬の調子を冷静に見極められるか、今日のようなキレのある継投が出来るかどうかにかかっています。
エースのプライドに賭けて一蓮托生もよし、「和」の集大成として総動員とするもよし、ここまできたらベンチの判断に任せるしかありません。
とにかくベンチも選手も、そしてファンも悔いが残らないような「10.19」になることを願っています。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 3 0 2 5 11 0
 ソフトバンク 1 0 0 0 0 0 0 1 0 2 7

0


◆10月18日(月) ソフトバンク-千葉ロッテCS最終S第5戦(ロッテ3勝2敗、18時、ヤフードーム、33,108人)
▽勝 内 5試合2勝
▽S 小林宏 4試合1勝3S
▽敗 ファルケンボーグ 1試合1敗
▽本塁打 清田2号(森福)

▽バッテリー
千葉ロッテ 大嶺、小野、内、伊藤、小林宏―里崎
ソフトバンク 大隣、ファルケンボーグ、攝津、森福、金澤―山崎

 

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爽快さが一番

2010-10-18 00:43:31 | 映画

前回に特攻野郎をしてから1ヶ月、実はあの後に右足の内出血が足首周りに溜まって靴が履けないぐらいに腫れ上がるなど往生をしたのですが、今は健康体に戻っています。
だからというわけでもありませんが、久しぶりに映画を観てきました。
実のところは時間があまりなくて映画どころではなかったりもするのですが、観たい映画がどんどんとコマ縮小をしていくことに耐えられなくなったのが最大の動機です。
どうしても観るのはレイトショーになるので、「十三人の刺客」が昼のコマのみになってしまったことがショックだったりもします。

ナイト&デイ

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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そんな中でチョイスをしたのが「ナイト&デイ」で、有名どころが出演をしているので聞いたことがある方も多いかと思います。
トム・クルーズは48歳、キャメロン・ディアスは38歳ながらも年齢を感じさせないのは俳優の持ち味なのでしょうが、あれだけの動きをやってのけるのはさすがです。
いろいろと評判が今ひとつとの話も聞こえてきますが、単純な私としては充分に堪能をさせていただきました。

やはり映画は爽快さが一番だと、そう思います。
考えさせられるもの、感動するようなものもよいですが、日常生活の鬱憤を晴らすかのようなものこそが娯楽です。
特に今は個人的にストレスが溜まる生活となっているため、多少の無理をしてでも映画館に足を運んで正解でした。
3Dでなくてもこれだけ楽しめるのですから、画面を暗くして重いメガネをかけてまで観たいという気がしなくなっています。
軽い気持ちで気分が晴れやかになる、それでよいと思います。
だからといって万人に受ける映画ではなく、血しぶきは飛ばなかったものの死人はぞろぞろですから、さすがに小さなお子様連れはお奨めできません。
もっとも最近はそういったシーンを避けての映画鑑賞は難しいようですし、ネットなどで免疫はできているようですが、そんな免疫は作って欲しくもありませんし、それこそ観ないで済むのであれば観ないに越したことはありません。

ストーリーはCIAのエージェントだったトム・クルーズが組織の裏切り者として追われ、空港で出会ったキャメロン・ディアスと逃亡劇を繰り返すという分かりやすい展開です。
武器商人などが絡んでの激しいアクションは「特攻野郎Aチーム」のようなスーパーマンぶりで切り抜け、また同様に奥深いシナリオではありません。
しかし逆に言えばそれが単純に映画を楽しめることに繋がっており、それはそれでよかったと思っています。
ありがちな内容ですから12月に公開の「キス&キル」との比較に興味が尽きませんが、週初に向かって力がわいてくるような109分でした。


2010年10月17日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 

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ブラボー!渡辺俊!

2010-10-17 19:20:18 | 千葉ロッテ
土俵際まで追い込まれながらも徳俵で踏みとどまるのが今季のロッテですが、このファイナルステージでもその粘り腰を見せてくれました。
相変わらず両チームとも貧打、チャンスに1本が出ない打撃が続いていますが、この僅差の試合を戦うことで日本シリーズに向けて経験値を積み上げていることと思います。
もちろんロッテが勝ち抜けることが目標であることは言うまでもありませんが、どちらが日本シリーズに出場をしても「あの戦いに比べれば」とセントラルを一蹴するような、そんな期待を持って明日以降を楽しみたいです。

レギュラーシーズンの後半戦に全く勝てずにV逸の戦犯に名を挙げられた渡辺俊が、このポストシーズンに入ってから第1ステージでの好リリーフにファイナルステージの先発勝利と、ベテランの意地を見せるかのように存在感を高めています。
ドーム球場ですので持ち味を発揮できるかが気がかりだったものの、そんな心配が全く無用な素晴らしいピッチングでした。
立ち上がりはコントロールがばらけて昨日のデジャブかとも思ったのですが、本多を牽制で刺してからは危なげない投球内容でソフトバンク打線を翻弄しての勝利です。
最終回こそ守備の乱れもあって完封、完投を逃してしまいましたが、持ち味の緩いカーブが抜群で久しぶりに三次元投球を見せてもらいました。
それもこれも今日にバッテリーを組んだ里崎の強気のリード、膝元へのストレートを怖がらずに投げたこと、そのボールが低めに決まったことが大きかったです。
三位一体、もう一度やれと言われても無理かもしれないぐらいのナイスピッチングはロッテファンに希望の光をもたらしてくれました。
現金なもので守備でも動きの良さを見せましたし、次を見てみたいと思わせるような今日の渡辺俊でした。

その渡辺俊が完投目前で降板をした後に登板をしたのが小林宏で、最大の心配材料が心配のままであることを露呈してくれています。
第1ステージでは2戦1勝1Sと数字は残したものの内容が伴っておらず、今日もコントロール、スピードともイマイチでした。
短期決戦で名前にこだわるのはリスクが高すぎますので、場合によっては伊藤なり内なりへの守護神委譲も考える必要があるでしょう。
もう1敗もできない状況ですから、福岡の地でコバマサ劇場ならぬコバヒロ劇場をやらかしてしまえば挽回をするチャンスはありません。
明日は大嶺と大隣ですからどうしても継投がポイントになることは避けられませんので、ベンチの決断に注目です。

打線は7安打3点の壁を破り、8安打4点で接戦をものにしました。
レギュラーシーズンで1本も打てなかった今岡が先制アーチを放つという意外なスタートに、粘りに粘った大松のどん詰まりのタイムリー、内野ゴロでの追加点に内野安打でのダメ押し点と、ソフトバンクからすると負けた気がしないかもしれません。
しかしこういった点の取り方が大切で、それもしっかりとバントで走者を送ったからこそです。
失敗もありましたが執拗に走者を進める作戦がじわじわとソフトバンクバッテリー、そして守備陣を追い詰めたことは見逃せません。
先制点を叩き出した今岡にバントのサインを出し、そしてきっちりと決める今岡に感動をしました。
これこそが求めていた野球であり、そして勝てる野球だと信じています。

希望どおりに里崎が下位に回り、西岡にマルチヒット、井口が猛打賞と打線は繋がりを取り戻しつつあります。
昨日今日と力のあるストレートに押され気味なのが気になりますが、清田の器用さと岡田のカバーリングなど攻守ともリズム感が出てきました。
そうなれば西岡と清田の声の連携、里崎の二塁封殺の判断ミスなど、いかにこれらのミスを無くしていくかが鍵となります。
今回は災いの元ではなく引き締めになるよう、そして荻野貴のように後になってから痛みが出ることが多いだけに、西岡の左膝と清田の右太ももが無事であることを願っています。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 1 0 1 0 1 0 0 1 4 8 0
 ソフトバンク 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 7

0


◆10月17日(日) ソフトバンク-千葉ロッテCS最終S第4戦(2勝2敗、13時1分、ヤフードーム、36,235人)
▽勝 渡辺俊 2試合1勝
▽S 小林宏 3試合1勝2S
▽敗 陽 1試合1敗
▽本塁打 今岡1号(陽)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、小林宏―里崎
ソフトバンク 陽、金澤、甲藤、藤岡―山崎

 

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3連勝をすればいいんでしょ

2010-10-16 21:28:27 | 千葉ロッテ
痛い敗戦でソフトバンクに王手をかけられてしまいましたが、あの楽天戦での2試合連続サヨナラ負けで追い詰められたときの絶望感に比べれば屁でもありません。
残り3戦で3連勝をすればいいだけの話ですから、気楽に構えて明日に臨むことにします。
そうとでも思わなければやっていられませんし、このギリギリの状況での戦いは充分すぎるぐらいに経験をしてきました。
日本シリーズを控えていますので総決算と言うつもりはありませんが、今季の集大成のつもりで頑張ってもらいましょう。

それでもこの厳しい状況を勝ち抜くためには、気持ちを引き締める必要があることは言うまでもありません。
緩んでいるわけでも油断をしているわけでもないでしょうが、プレーにキレがないことだけは確かです。
今日もエラーで失った1点が勝負を左右しましたし、チャンスに1本が出ませんでした。
絶対に勝つんだという強い気持ちがプレーに力をもたらすことは選手たちも体感をしてきたでしょうし、ファンも目の当たりにしてきましたので、明日への必須アイテムです。

しかし精神論だけで勝ち抜けるほど、ソフトバンクも甘くはないでしょう。
先発のマーフィーが例によって立ち上がりに四球で崩れたことを、同じくコントロールを乱して失点をする傾向が強い渡辺俊には心してもらわなければなりません。
今日も藪田、内、伊藤と中継ぎ陣が好投をしただけに、先発がいかに無駄な失点を防ぐかが鍵となります。
その点ではマーフィーも苦しみながらも1点に抑えたのですから責めることはできませんが、流れを掴むようなピッチングができなかったことには反省が必要です。
味方打線の援護を受けるにはテンポのいいピッチング、これまた定性的な話ではありますが大切なポイントです。

それしても成瀬、和田が好投をしたこともありますが、3戦目にして両チームとも1割5分に満たないチーム打率ですから貧打戦の様相を呈してきました。
とにかく満遍なく打てないわけですから、数少ないチャンスをしっかりと得点に結びつけた方が勝利を得るのは当然のことです。
四球と失策を繰り返して連敗をしたこともそうですが、勝負師ニシムラらしからぬ決断の遅れが今日の敗戦の一因だったと指摘をするには酷だとは分かっていますが、7回の無死一塁で漫然と攻撃をさせたことが悔やまれます。
満身創痍かつ足への死球、そして生来の鈍足である里崎に代走を出さなかったこと、これが結果的にバッテリーにプレッシャーをかけられずに得点機を逃したことになります。
第1ステージのラッキーボーイであった里崎を代えることに躊躇をしたのかもしれませんが、その里崎にバントの指示を出した西村監督ですから出来ない采配ではありません。
岡田であれば清田の打球でホームを狙えたかもしれませんし、そもそも今岡に代打を出すのであればペンを抹消してまでも昇格をさせた神戸でしょう。
もったいない、悔やんでも悔やみきれない攻撃でした。

被打率が3割を越えるホールトンに抑えられたのですから、明日の陽とて打てる保障はありません。
それでも陽に抑え込まれてのCS敗退は寝覚めが悪そうですから、やはり序盤に打ち崩したいところです。
期待をしていたSBMの乱調は期待ができそうにもありませんから、とにかく5回までに試合を決めるぐらいのつもりで打線には奮起を願います。
そしてベンチには堅実にコツコツと得点を重ねていく采配を、シーズン終盤から第1ステージでの戦いを再現してくれることを期待します。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 1
 ソフトバンク 1 0 0 0 0 0 0 0 X 1 4

0


◆10月16日(土) ソフトバンク-千葉ロッテCS最終S第3戦(ソフトバンク2勝1敗、13時、ヤフードーム、36,664人)
▽勝 ホールトン 1試合1勝
▽S 馬原 1試合1S
▽敗 マーフィー 2試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ マーフィー、藪田、内、伊藤―里崎
ソフトバンク ホールトン、森福、攝津、馬原―山崎

 

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