白嗟承の獲得が発表をされました。
当初は同じBCリーグのペレスの名前が出ましたが、終盤戦に向けて即戦力を優先したのでしょう。
ただ個人的にはあまり戦力にはならないのではないかと、自分でもよく分かりませんが、どうも吉井のイメージが被ってしまいます。
年齢的にもここで結果を残せなければ意味のない補強ですが、オリックスでは二軍に埋もれたままで、今春には日本ハムに見送られた白嗟承です。
テストをしての獲得ですから伊東監督らの目を信じたいものの、実際のところそのコメントもあまり歯切れのいいものではありません。
外国人選手枠からしても、白嗟承を一軍に登録をすればおそらくはロサが外されるのでしょうから、トータルでプラスとするには相当な活躍が求められます。
それであれば浦和無双になりつつある木村でよいのではないかと、白嗟承>ロサ+木村なのか、まずは浦和での試運転に注目です。
何はともあれとりあえずであっても補強に動いてくれた球団に感謝をしつつ、嬉しい誤算となってくれることを願ってやみません。
弱り目の西武を叩いての6連勝で、その西武にゲーム差ゼロにまで迫りました。
先発がしっかりと試合を作り、中継ぎ陣がそのバトンを受けての連勝ですので、ベンチもかなりの手応えがあるのではないかと思います。
そうなればここで一気に西武を抜き去ってこその勢いですから、明日からの日本ハム戦で上位に太刀打ちができるかどうかの試金石となります。
涌井がエースらしいピッチングをできるかどうか、打線が苦手の吉川を攻略できるかどうか、楽しみな札幌です。
それにしても負けているときはこんなもの、西武の浮き足立ちぶりは痛いほどに分かります。
先頭の秋山をあっさりと打ち取りながらもクルーズの悪癖で李大恩がガッカリとした素振りを見せて、そしてバントで得点圏に走者を進められた直後に暴投で一死三塁のピンチとなり明らかに苛立っている李大恩でしたから、栗山がノースリーから手を出してくれたのがこの試合の大きなポイントだったと思います。
あそこでボールを見られていれば大量失点に繋がったかもしれず、西武からすれば敗因の一番の理由でしょう。
また球数が増えて苦しくなってきた五回の無死一塁からの岡田のバントはセオリーではありますが、これも李大恩からすればラッキーでした。
その李大恩は久しぶりの先発で力をセーブしてくるかと思いきや初回から全開の150キロオーバーを連発で、しかし力押し一辺倒ではなく緩いボールを上手く使ってのピッチングは来日当初からすれば変化、成長の跡と言ってよいのではないかと、走者がいる場面ではかなり首を振っていましたがその結果の変化球もいい感じです。
先日の石川に続いてこれまでであれば代えたであろうところを我慢しての7回零封は終盤戦に向けて、意義も意味もある白星です。
大谷、西野も危なげのないパーフェクトリリーフ、なかなかに面白くなってきました。
ただ打線には不安が残ります。
連敗中の西武が一番にイヤなのは先制をされることでしょうから、初回の無死一塁で角中の強攻はいかがなものか、負けていれば逆にここがポイントだったでしょう。
角中にバントはもったいない気もしますし、また中村にはノビノビと打たせたいのですが、清田を三番に置くのであれば中村と角中を入れ替えるのも一考だと思います。
前回、前々回と序盤にKOをした郭俊麟に手こずったのも気がかりと言えば気がかり、ラッキーボーイ大松を活かせなかったのも残念ではありました。
それでも七回のチャンスに初球はミスりましたが鈴木がしっかりと送り、そして意表を突いた田村のバントはベンチからのサインだったのか本人の発意だったのか、もし後者であればまさにポスト里崎、地味ではありますが角中の押し出し四球での追加点を引き出した大きなプレーです。
一方で鬼崎のバントミス、そもそもの中村の軽率なエラーも結果的に秋山で切れたことで終盤の攻防を楽にしましたから、流れなんてのはこんなものなのでしょう。
その流れを手放さないよう、とにかく明日は立ち上がりを慎重にお願いします。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆7月30日(木) 千葉ロッテ-西武17回戦(ロッテ10勝6敗1分、18時15分、QVCマリン、16,265人) ▽バッテリー |
船橋では4試合の二軍戦が開催をされますが、その2試合目です。
どうも二軍戦とは相性が悪いのか最後に勝ち試合を見たのがいつなのか、それぐらいに負け続けていて、またしても逆転負けを喫しました。
勝敗よりも内容が重要ではありますが、たまには白星を見てみたいです。
そんな中で嬉しかったのが、二木の成長ぶりです。
前回、前々回とやたらと二木に巡り会うのですが、立ち投げで下半身を上手く使えていないのがその印象でした。
しかしこの試合では上体に頼ることなく、スムーズな体の流れでストレートに伸びが感じられたのが大収穫、おそらくはスピードは130キロ台半ばから後半で速くなっているわけではないのでしょうが、これまでに比べれば別人のようなボールの走りとは言い過ぎではないと思います。
それもあって変化球が活きていて、中井に一発を浴びはしましたが6回を4安打1失点、7奪三振に期待度アップです。
もちろん今すぐに一軍、といったレベルには至っていませんが、楽しみな存在になってきました。
七回からは服部、伊藤、松永のリレーで、服部は左打者をきっちりと打ち取りはしましたが打球自体は痛烈、伊藤は生命線のストレートに陰り、松永はふてぶてしさも躍動感もなく、なかなかに厳しい状態にスタンドからも溜息、このままですと服部と伊藤は厳しいオフになるような気がします。
打線は荻野の死球、三木のバント、青松のタイムリーで鮮やかな先制をしましたが、その後が続きません。
育成左腕の田原啓の変化球にタイミングが合わず、見逃してもダメ、振ってもダメ、その後の継投にも手も足も出ずに3安打11奪三振と沈黙です。
打てなかったからでしょうが全体的に当てにいっているような感じで、もっと振れよと、思わずそんなヤジを飛ばしてしまいました。
何ともコメントのしようもない、そんなお寒い状況です。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
二軍戦の楽しみでもあるサインは服部、吉田、川満、宮崎、香月一、二木、山下コーチ、福澤コーチです。
そもそもサインをもらえるところに選手がほとんど出てこなかったのが残念で、そしてサインをしないことで有名らしい大嶺翔には撃沈、また相手を見ることなく無視をしていた荻野や松永には試合前ということもあるでしょうがもう少し断り方があるのでは、と見ていて気の毒にもなりました。
ハフマンが「試合前だからゴメンね~」と日本語で断っていたのとは大違いです。
メンタルトレーナー、里崎SAと同じく「ファンサービスを査定に」もぶち上げるだけぶち上げての継続性は無し、のようです。
そんな中で気さくにサインをしてくれた福澤コーチらには、ありがとうございました。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆7月29日(水) 千葉ロッテ-巨人13回戦(ロッテ7勝4敗2分、13時、船橋、2,047人) ▽バッテリー |
連敗中の相手に躓くことなく今季初の5連勝、なかなかにいい感じです。
こうなったら勝ち越しで満足をするのではなく、一気に3タテを食らわしてゲーム差ゼロまで迫らなければ嘘でしょう。
CS圏内に滑り込むには千載一遇のチャンス、岸と菊池に勝って郭俊麟に負けるといったロッテらしさなんて見たくもありませんので、この勝負どころを確実にお願いします。
故障から復帰の古谷が6回途中を6安打1失点、2勝目を手にしました。
古谷らしくキレのあるストレート、変化球をコーナーに決めての危なげないピッチング、栗山や森が呆然と見送ったストレートなどは見事の一語です。
ストレートが走っていたからこそカットボールやチェンジアップが効果的で、そのストレートがやや浮いてメヒアの交通事故に遭いはしましたが、充分に試合を作ってくれました。
続く森のヒットであっさりと交代となったのは球数が100球に近かったからなのか、故障明けということを考えれば仕方のない判断ではあります。
しかしあそこで益田とは心臓に悪い、暴投と四球でピンチを広げてどうなることかと思いましたが、最後は148キロのストレートでの逃げ切りです。
続くロサも一死一三塁と一斗缶を担いでのマウンドでしたが浅村を併殺に打ち取り、このあたりは李大恩を明日の先発に持ってきたところでのギリギリの継投でした。
西武からすれば連敗中の焦りもあったでしょうし、古谷もベンチも、そしてスタンドも心拍数がかなり上がったであろう中盤の攻防です。
そして大谷がビシッと抑えたからこその八回の猛爆でしょうから、お立ち台に呼んであげたいぐらいの貢献度でした。
先発に白星がついて、中継ぎがきっちりと抑える、ちょっと信じられない連勝に夢心地です。
打線は菊池をなかなか攻めきれませんでしたが、四番が働けば試合を有利に運べます。
デスパイネは緩い変化球攻めに頭が突っ込んで打てそうな雰囲気はありませんでしたが、失投を見逃さずに打った瞬間にそれと分かる一発はさすがです。
流れとしては二死からの追加点となった五回の攻撃が大きく、結果的に右方向に飛んだだけですがあれがタイムリーになるのですからこれが勢いの差なのでしょう。
そういう意味では連日のポテンヒットの大松がラッキーボーイ、こういった選手を大切に、明日はスタメンでの活躍に期待です。
そしてミスター押し出しかと思いきやスタンドに放り込んだ田村、あそこで出てこないサブローってどうよ、と思ったところでのグランドスラムにはひれ伏すしかありません。
まさに宝くじなところまでポスト里崎、まだまだこんなところで満足をしてもらっては困りますが、吉田の降格もあり正捕手にリーチでしょう。
気になるとすれば背面捕球で守備では好プレーながらもバットが遠回りな中村、そしてクルーズでも大松でもなく福浦に代走の岡田ですが、そこはまた明日に見守ります。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆7月29日(水) 千葉ロッテ-西武16回戦(ロッテ9勝6敗1分、18時15分、QVCマリン、13,208人) ▽バッテリー |
似ていないことで話題になりつつあるボブルヘッド人形ですが、ここまでくるともう笑うしかありません。
それなりの価格であるので仕方がないところはあるのでしょうが、さすがにこのレベルですと発売をすること自体が罪のようにすら思えてきます。
買い始めたことで止められない自分を呪いつつも、もし来年も続けるつもりであればもう少しまともな原型師のいるところに発注することを願いたいです。
今日は石川、そしてベンチの辛抱勝ちと言ってよいでしょう。
立ち上がりからボールが高めに浮きがちだった石川は初回にいきなり失点の30球と苦しいピッチングが続きましたが、右打者の外角のストライクゾーンが緩い審判の特徴を上手く突いてのピッチングでギリギリで踏みとどまり、7回1失点で久しぶりの白星を手にしました。
七回の一死満塁のピンチも栗山を絶妙なコースのシンカーで空振り三振、浅村も力強いストレートで詰まらせての外野フライでピンチを切り抜けて、あるいは大谷を突っ込むのかと思っていたところでの続投を決断したベンチにも拍手、その力投に応えた八回の大谷、九回の西野のパーフェクトリリーフにも拍手です。
目先の勝利を優先すればあるいは交代が正しかったのかもしれませんが、ここを乗り切れたことはただの一勝以上の価値があると考えます。
そしてその奮投に打撃陣も頑張っての勝利をプレゼントできたことも、とにかく目出度いです。
打撃陣はストレートの伸び、キレが半端なかった岸に手こずりましたが、相手の隙を突いての逆転勝ちです。
先制をされた直後の角中の技ありのヒットに、やや失投気味のボールを見逃さずに強く叩いた清田の同点タイムリーが出たことで主導権を握られずに済んだことが大きく、その後はチャンスらしいチャンスもなかったところでの大松のラッキーヒットをきっかけとした勝ち越し劇にスタンドは狂喜乱舞でした。
ただ采配に疑問が無かったわけでもなく、さすがに岡田でも鈴木のツーベースで生還をするのは難しかったでしょうが代走のタイミングが遅かったようにも思いますし、犠牲フライでもいい場面で伊志嶺よりも試合から遠ざかっていた福浦の判断は正しかったのか、田村のスクイズもどきのバントに鈴木のスタートが遅れていたのはなぜなのか、等々です。
それでも脇谷の送球が逸れたとは言いながらも岡田の俊足ぶりは見事としか言いようがなく、これらを忘れるぐらいのスタート、スライディングでした。
あとはデスパイネ、すっかりと緩いボールにタイミングを外されっぱなしですが、立花コーチ、右への意識を植え付けてあげてください。
明日はまたしても難敵の菊池ですので、振り回しているだけではヒットは覚束ないです。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆7月28日(火) 千葉ロッテ-西武15回戦(ロッテ8勝6敗1分、18時15分、QVCマリン、28,221人) ▽バッテリー |
明日、と言いますか今日の試合に、カンパイガールズがデビュー曲のお披露目をするとのこと、どーでもいいです。
一定数のビールを売れば写真集を発売、なんて話があるのは知っていましたが、それとは関係なく歌手としてのデビューはするようで、先日にそれに絡んでかビジョンで練習風景を何度も流していましたが、ビールは買ってもCDや写真集を買う人がいるのかどうか、かなり疑問ではあります。
半額デーに合わせたのはビールの売上げを上げてといった戦略でしょうからそれはそれでありですが、それよりも戦力補強でしょう。
先日に報道をされた福島のペレス、あるいは武蔵の白嗟承は外国人選手枠からしても数字的にも救世主になるとは考えづらいものの、それでも球団のやる気を見せて欲しいです。
獲得期限まであと5日、間に合いませんでした、なんて球界の笑いものにならないよう、朗報をお待ちしています。
ジブリが長編アニメ制作から撤退なんて話がありますので、細田守監督への期待がどうしても高まります。
「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」と着実に評価を上げての、そして「バケモノの子」です。
世間は夏休みに入っているのでお子様のざわめくスクリーンを避けるために早出をして、その細田ワールドを楽しんできました。
![]() |
バケモノの子 |
アニメ史に残るような名作、ではありませんが、その安定感はさすがです。
冒頭に主人公の蓮がバケモノの世界である渋天街に迷い込むシーンなどはロールプレイングのような視点で没入感があり、知らず知らずのうちに引き込まれていきます。
それでいてリアルな映像と抽象化されたそれが上手く使い分けられていて、単なる映像美の作品ではありません。
やや説明じみたセリフが多かったのがあれでしたし、意外性のあるストーリーでもありませんが、逆にそれが安心に繋がっているようにも思います。
チコ、を除けばクエスチョンマークはありませんし、シンプルに楽しめる出来に仕上がっています。
それだけに残念だったのが声優陣で、ジブリなどもそうですが、なぜに専門を起用せずに素人を持ってくるのか、どうにも理解ができません。
テレビ局がバックですので豪華な顔ぶれを使い放題、それも話題になる、といったところがあるにせよ、やはり俳優は俳優です。
個人的には熊徹の役所広司がどうにも受け入れられず、口先だけでがなり立てているようにしか感じられませんでした。
好きな俳優の一人ではあるのですが表情や所作などがいかに大事か、それを再認識されられた一面もあった父と子の物語です。
2015年7月27日 鑑賞 ★★★★☆(4点)
平日は寝起きが悪いのに旅先では4時起き、5時起きで動き始めるのが苦にならないわけで、人間は気持ちの生き物なのでしょう。
鬼門、という言葉に気弱になってプレーが消極的になる、なんてことがあってもおかしくはなく、しかしちょっとしたきっかけで吹っ切れれば風向きも変わります。
鬼門中の鬼門、仙台で当面のライバルである楽天を3タテして借金を4まで減らし、そして久しぶりの地元で西武を迎えてのCS圏内に再チャレンジです。
前回は敵地で軽く蹴散らされましたが今回は強い気持ちで戦えるのか、相手が6連敗中というのがイヤな感じではありますが、是非とも夢を見させてください。
大嶺祐が2年ぶりの完封勝利で4勝目、ナイスピッチングでした。
大量援護と楽天打線の早打ちのおかげで球数が少なかったこともあり、危なげない無四球での勝利です。
ストレートで押しまくるイメージとは違って何気なく打たせて取るのが西本以前に台頭をした大嶺祐のスタイルでもありますから、角度のあるボールを低めに集めての今日は大嶺祐らしいと言えばらしい、本人もかなり手応えのあった124球だったのではないかと思います。
ボール先行となってもバタバタしないことこそが成長の跡であり、そして自己最多の5勝にリーチとなりました。
防御率も2点台、実のところここまで一番に安定をしているのが大嶺祐だったりもしますので、キャリアハイのシーズンとなるよう沖縄魂でファイトです。
沖縄と言えば伊志嶺も、故障はあれどここまで浦和だったのはどうしてなのか、そんな活躍で今日もマルチヒットの2打点です。
2点目の犠牲フライ、そして押し出しの四球と地味ではありますが効果的な貢献こそが、試合の流れを引き寄せたと言ってもよいでしょう。
岡田と比べてしまうとどうしても見劣りがしてしまうセンターの守備も肩に不安はあれど無難にこなしていますし、会心の打球といった感じでもないのもむしろ前向きに考えています。
飛んだところがよかっただけ、の大松の2本のツーベースも結果が求められる立場からすれば喜ばしいことですし、あそこまで飛んだからこそのヒットでもあります。
序盤に打てそうな雰囲気がないところでの鈴木の先制アーチも腕が伸びる一番に振りやすいところのボールを見逃さなかった、その積極さがあったからこそでしょう。
試合を決定づけた田村の走者一掃のスリーベースも、ようやくの今月初安打でしたが右方向への痛烈な打球は見事でした。
一方的な大勝ではありますが珍しくも効率的にタイムリーが出たこの白星を、ファンはうはうはと喜び、しかし選手たちは明日に繋げられるよう、バントは初球で決めてください。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆7月26日(日) 楽天-千葉ロッテ15回戦(楽天8勝7敗、17時、コボスタ宮城、23,713人) ▽バッテリー |
最終日も天候に恵まれて、そして無事に帰ってきました。
日本晴れではないものの予報に比べれば雨で旅程が崩されることもありませんでしたので、まずまずの7泊8日だったと思います。
ただ写真がきちんと撮れているかどうか、ここのところデジカメの水平線が不調なために、そこを確認するまでは評価は先送りといったところです。
二度と行けない、行きたくないところに足を踏み入れただけに、無難にまとまっていることを願ってやみません。
そして唐川の評価も、次回以降に先送りではないかと思われる5回3失点です。
これだけを見れば微妙な数値ではありますが7安打を浴びていますし、三者連続被弾での同点はイメージが悪すぎでしょう。
それでもそれなりに試合を作ってはくれましたので、伊東監督や落合コーチは何とか踏みとどまったとの評価をしているのではないかと思います。
打線では四番に戻ってきたデスパイネがいきなりタイムリー、やたらと元気な伊志嶺、中村に久しぶりのアーチ、角中と清田にも結果が伴ったのは喜ばしいです。
その中でもここにきて清田に続け、とばかりに再浮上をしてきたのが嬉しい誤算でもあり、今後の伊志嶺が注目でしょう。
あるいは今オフにもトレードの話があるかもしれないと考えていましたが、こういったこともあるのですから一二軍の入れ替えは積極的にやってもらいたいです。
その伊志嶺のネックはやはり肩なのか、伊志嶺こそが高沢二世になると期待をしていただけに、中村に負けないよう頑張ってもらいたいです。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆7月25日(土) 楽天-千葉ロッテ14回戦(楽天8勝6敗、18時、コボスタ宮城、26,171人) ▽バッテリー |
予報ほどには機嫌がよくなかったお天道様でしたが、久しぶりに雨具を持たずに駆け巡ることができました。
薄曇りで時折に日が差すといった今日のような天候が、体力を削る、あるいは撮影のときの逆光という点からして実は一番に好ましいのかもしれません。
それでも相応の日焼けはしていたようで、肩の辺りがぷにぷにして面白いので触っていたら水が出てきましたから、どうやら火傷みたいになりつつあるようです。
そして火傷どころか大炎上中のロッテは涌井がようやくの100勝目で連敗を止めて、鬼門での先勝です。
本人の弁ではあまり調子はよくなかったとのこと、それが結果的に低めへの意識に繋がったのであれば自分をしっかりと把握していることになりますので心強くもあります。
名球会まであと100勝、来季で30歳ですからエースとしてのピッチングができれば厳しくはありますが不可能な数字でもありません。
妙なところでの交代だなと思っていたら右足が攣っての緊急降板とのことで次回が心配にもなりますが、今季にあと5勝は上積みをして夢の実現に向けて進んでいきましょう。
打線も気味の悪い美馬を攻略しての6得点、久しぶりにここぞというところでアーチ、タイムリーが出ました。
数字をかなり落としていた清田が逆転の一発、伊志嶺もタイムリーと、思っていたよりもかなり早かった浦和での荻野の実戦復帰を何するものぞとのアピールです。
地味に大松も逆方向へのヒットですからいい傾向で、相変わらずに根元が五番は苦しすぎますが、時差ボケが解消をしたデスパイネが復帰をすればそれなりの形にはなります。
どうやらパンアメリカン競技大会でも不振なままだったデスパイネが機能をするか、注目の唐川のピッチングとともに見守りましょう。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆7月24日(金) 楽天-千葉ロッテ13回戦(楽天8勝5敗、18時1分、コボスタ宮城、23,855人) ▽バッテリー |
当たってみればいいものだ、とはドラフト制度に文句ダラダラながらも松井の抽選を当てたときのナベツネの言い草でしたが、結局は自分に都合がよければ何でもありなのでしょう。
今日もしっとりとした雨予報が外れての曇天で済みましたので、天気予報に対する文句はありません。
そしてラストスパートの二日間は久しぶりの好天に恵まれそうで、顔全体の皮が剥けてぶち状態になっているところの日焼けでどういったことになるかが興味津々だったりもします。
なかなかに勝てないロッテは陳冠宇を抹消は他の投手のことを考えれば可哀想な気もしますが、各々の立ち位置を考えれば仕方のないところではあります。
浦和でそれなりのピッチングが続いている古谷との入れ替えを念頭に置いてのことだと思われますし、話題の唐川の結果次第ではさほどに間隔を空けずの再昇格もあるでしょう。
それはそれで木村が不憫ではありますが、とにかく左腕の先発が一枚でもどっしりとしてくれれば雰囲気が変わってくるだろうとの期待、をひたすら持ち続けます。
伊東監督は「負けの談話が毎回一緒」と太った西村監督化が進んでいるようで、自らそれに気がついているのであればよいのですが、どこか他人事のような印象は拭えません。
そうなっていることの責任の一端がベンチにある、との認識であれば、さらっとこういったコメントを口に出すことはできないはずです。
これが自虐的、自分に言い聞かせてのものだと思いたいです。
今日の萩は昼過ぎまでは降ったり止んだりの繰り返しで、それでも移動中にかなり降られはしましたが不思議なぐらいに目的地に着けば小雨になったり止んだり、はたまた青空が見えたりとツキはまだ残っているのかと、もちろんそれなりに苦しみ手間取りもしましたが、あの降水確率からすれば上出来な一日だったように思います。
そんな明日も台風12号の影響なのか下関はやはり小雨がだらっと降る予報のようで、しかし浮き足立つことなくどっしりと構えることで難局を乗り切っていきたいです。
しかしロッテは、と言いますかベンチはどうやら浮き足立ってしまっているようで、いろいろ試していると言うよりは手当たり次第に動かしているだけのようなオーダーは四番にクルーズ、そして清田は五番とやはり悪手になってしまっているのではと心配にもなり、今日に再来日をしたデスパイネの合流がトランキライザーになってくれと願わずにはいられません。
巷では終戦宣言、来季の組閣などに話題がいっているなんて話も聞きますが、まだ七月も終わっていませんし、焦ったっていいことはありませんから腰を据えていきましょう。
それにしてもここまで打てないのはどうしたものなのか、個々の資質の問題もあるでしょうがそれだけなのか、球団にはしっかりと考えてもらいたいです。
そして投打ともに補強ポイントだらけながらも打者が投手を育てることはあってもその逆はない、の考えからまずは打撃強化を進めるべきだとの主張を繰り返しておきます。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆7月22日(水) ソフトバンク-千葉ロッテ14回戦(ソフトバンク9勝5敗、18時、ヤフオクドーム、38,500人) ▽バッテリー |
今日も気まぐれな天候で、終日の小雨予報が蓋を開けてみれば初日と同じく午前にパラパラと降ったぐらいで、昼前からは明るめの曇天に時折に強い日差しと無難な一日でした。
しかしさすがに明日は50~70%の降水確率ですので気まぐれもここまで、視聴率に伸び悩む美和子(文)の涙雨となりそうです。
一方で福岡の地では石川の涙が流れたようで、ここのところはピリッとしないピッチングが続いていましたが、今日は6回5安打3失点ですのでなかなかに責められません。
もちろんエースを狙え、と宗方コーチであれば容赦はないかもしれませんが、不振で降格をしていた攝津の復帰マウンドに零封をされたことこそが問題でしょう。
両投手ともにきちんと映像を見ていないので何とも言えないものの、ある意味で伊東ロッテの象徴的な試合展開のような気がします。
この試合だけでどうこう言っても仕方がありませんが、やはり五番根元というオーダーは相手からすれば与し易し、気がつけば昨年までと似たような展開になりつつあります。
離日の際に今日が再来日予定だと報じられていたデスパイネは姿を見せず、その離日前に不振でしたので期待をかけすぎるのもあれですが、主砲の合流を待つしかありません。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆7月21日(火) ソフトバンク-千葉ロッテ13回戦(ソフトバンク8勝5敗、18時1分、ヤフオクドーム、38,500人) ▽バッテリー |
|
|
天使と悪魔、ダ・ヴィンチ・コードなどのシリーズで名高い、ダン・ブラウンのデビュー作です。
学者とヒロインという組み合わせはどこかロバート・ラングドンを思い起こさせますし、これがその第一歩だったのかもしれません。
暗号解読にかかる罠、騒動、倫理観など、これが1998年の出版と考えれば時代を先取りした洞察力はさすがで、新刊と言われても違和感はないのではないかと思います。
さすがにオチがあれでしたが謎解き、アクションがふんだんに盛り込まれていますから映像化もあってよいのではないかと、でもまずはロスト・シンボルでしょう。
あまりにご都合主義な偶然が多すぎる、などの批判も一部にはあるでしょうが、そうでなくとも日本人ならではの不満もあります。
いろいろと取り上げてくれるのは嬉しいのですが、なぜにその名前なのか、どこから引っ張ってきたのかが分からないようなエンセイ・タンカドは欧米人からすれば東洋な響きになるのかもしれませんが、トクゲン・ヌマタカもそうですし、モノグラムはあれど主要な人物だけに作者はともかく出版社がチェックをできなかったのかと思ってしまいます。
漢字や宗教などについても同様で、まあ日本人も異文化に対する理解はあれですが、作者に了解をとって翻訳の際に手を入れられなかったのかと思わざるをえません。
システム、あるいは機密データを管理する最高責任者としての判断も稚拙すぎで、実際の現場からすれば失笑ものとも言えます。
それはさておき、主人公とヒロインが心の繋がりはあれど全編を通してほぼ別行動だったのが面白く、それでいてテンポがよくそれを感じさせない不思議な作品でした。
2015年7月21日 読破 ★★★★☆(4点)
今日はグラウンドコンディション不良で中止とのこと、チームとしても、そして大嶺祐としても相性のいい北九州ですのでやりたかったところではありますが、まあ仕方がありません。
強行をして緩い足場で怪我でもされても困りますし、そういった相性が相性どおりにいかないのがロッテだったりもします。
ローテーションが崩れかかっているのが気にはなりますが言うほどに堅固なものでもありませんし、浦和で古谷が投げだしたこともあり、これも調整期間だとでも思うことにしましょう。
それよりも個人的に引っ掛かるのはまた雨雲が西から押し寄せているような雰囲気があることで、そして明日の津和野は雨模様となりそうです。
もっとも懲りもせず予報を信ずればさほどの雨量でもなく、今日がピーカンで二日目にして鼻の頭がむけ始めてシャレにならない状況ですから、いい肌休みとでも考えることにします。
それにしても今日はしんどかった、58キロと昨日ほどではないにせよ酷暑で体力を削られて思うように動き回れず、数年ぶりに拠点をまるまるパスする羽目となりました。
もっとも出雲大社はもともと予定をしていませんでしたし、他も日程に余裕があるので無理矢理に入れた感があったことで悩むことなく松江に集中をしたと、いつになく前向きです。
体中から塩が吹きだしたのはスポーツ飲料の飲み過ぎか、さすがに4リットルはどうよと、そんな自問自答をしながら旅は続きます。