オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
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首里城が焼失

2019-10-31 08:14:59 | 日本史

未明に出火をした首里城は一気に燃え広がってしまい、正殿は骨組みも崩れて跡形もなくなり北殿と南殿もほぼ全焼、御庭を囲む二階御殿や奉神門なども被害を免れないようで、当然に展示をされていたであろう文化財などを含めて壊滅と言っていいぐらいの大惨事となってしまいました。
この首里城には日本100名城クリアを目的として、と不純な動機ではありましたが8年前に訪れたことがあり、きっかけはどうあれいい経験をしたと思っています。
今後に再建の動きは出てくるでしょうが予算や期間を考えれば簡単な話ではなく、また造り直せばいいというものでもありませんし、あまりに残念すぎます。
地元の方からすれば残念、などという言葉で片付けてくれるな、という心境でしょう、それでも自分としてできることを、地震で崩れた熊本城の再建のときのように幾ばくかでも寄付ができればと、これだけ燃え落ちてしまえば出火元や原因などをはっきりさせるのも大変でしょうが、他の文化施設への対策にもなりますので明らかになることを願ってやみません。
幸いにも現時点では人的被害がないとのこと、ただその未明まで催し物の準備をしていたことによる失火ではないかとも囁かれ始めていますのでネットを中心に根拠のない噂が一人歩きをすることでの二次災害の恐れもあり、また沖縄に対する揶揄が書き込まれるなど傷口に塩を塗るような行為も散見をされますから、努めて冷静でありたいです。


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心配をしすぎなのかな

2019-10-31 01:55:34 | 千葉ロッテ

 

井口監督が佐々木朗への指名挨拶のために岩手まで赴き、そして機関紙が一面を飾ってくれました。
もう一紙、ニッカンだったような気がしますがやはり一面も「秘蔵写真」と小学生のときにQVCマリンで投げる眼鏡をかけた佐々木朗はさすがにくだらなかったので買うのはパスです。
藤原のときもそうでしたが指名挨拶に監督が出向くのが井口流なのか、美馬や福田との交渉にも出馬をすると言っていますし、それでいて鈴木の残留交渉は球団に任せているとどこか他人事なのがその思惑を裏付けているようでもあり、きっと鳥谷獲りなんて話になれば当たり前の様に前面に立つのでしょう。
それはさておき佐々木朗への入れ込み方は藤原のときと同じで、体力面への不安が囁かれているのに春季キャンプでの一軍を明言、さらには将来的なメジャー挑戦を後押しするかのような発言はあまりに先走っていて不安になってしまうのですが、目立ちがりや興行面ではなくプロの目としてそれが妥当と判断をしてのものであることを願ってやみません。
指名巡目の違いはありますが早めの一軍に大嶺、唐川が伸び悩んだからこそ高校生の指名から遠ざかり、そして二木、岩下、種市と二軍でしっかりと鍛えての今があります。
そもそもメジャーについては大船渡の監督が「プロを意識したのも一年前ぐらいなのでメジャーなんて考えてもいない」と言っていましたし、進路表明のときにも本人が考えていないと言っていたわけで、もちろん同じことを言っていたダルビッシュがあれでしたから考え方は変わっていくにしても、この時点でのそれはロッテファンからすれば違和感しかありません。
マスコミの170キロを目指せ、みたいな煽りも見出しが欲しいだけだろ、と突っ込みたくもなり、石垣島での狂騒的なフィーバーに早くも戦々恐々です。


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予言かよ

2019-10-31 01:37:04 | 映画

 

映画館であろうが静かな環境で観たいので夏休みに公開をされたものをロングランだろうから、とタイミングを見計らっていたのですが、そろそろと平日の朝イチだからきっとの目論見どおりに250席で僅かに8人、音を立ててポップコーンを食べる人もいなかったですしまるで自分しかいないような、早起きをした甲斐がありました。
そんな今日は山あいや海辺、あるいは川沿いなどであれば珍しくもないのでしょうが船橋駅前ですらこんな状態の霧はほとんど記憶がなく、まるで舞台を整えてくれたかのようです。

そんなこんなで満を持しての「天気の子」は、全国的に雨が続く夏の日を舞台に家出をして東京に出てきた森嶋帆高と、母親を亡くして幼い弟と二人で暮らしている天野陽菜がひょんなことから知り合い、陽菜が得ていた不思議な晴れ女の力を使って商売を始めるもののそこに忍び寄る不幸、に必死に抗って生き抜いていく二人が描かれています。
ゲリラ雷雨などはここ数年は珍しくもありませんがこれほどの長雨は今年が顕著でしたから、着想のタイミングからして予言かよ、と言いたくもなるストーリーです。
もっとも異常気象の原因や晴れ女などはファンタジーな設定ですから社会に何かを問いかけているとすれば、むしろ子どもだけで生きていく困難という気がしないでもありません。
それはさておき前作が前作だっただけにハードルを高く構えてしまったにしては、なかなかの出来映えだったと思います。
その映像美はさらに磨きがかかって、雨粒が路面に跳ねる描写などはそれを誇るように意識的に繰り返していたのでしょう、モブにも手抜きはありませんでしたし、前売り券を発行できなかったりTwitterで予告をしていた企画も流れるなど公開ぎりぎりまで仕上げが終わっていないと新海誠監督が嘆いていたのもうなずける情報量に圧倒をされました。
言の葉の庭、が分岐点となったような、もちろん予算の関係もあるのでしょうが、それまでの新海ワールドとは別次元に足を踏み入れたと言ってもよいでしょう。
その結末には賛否両論はありそうですが起承転結、のようなメリハリのある展開は114分というそこそこ長丁場ながらも時間を感じさせず、スクリーンに没入できました。
それだけに残念だったのが毎度の声優の拙さで、これも好き嫌いはあるでしょうが、主人公の二人は今回はいい感じだったと思う一方で名前を挙げて申し訳ないながらも小栗旬はミスキャスト、平泉成はあまりに声に特徴がありすぎてその顔が浮かんでしまい、誰かは分からなかったのですが浮いているなと思って後で調べてみれば倍賞千恵子で、業界で生きていくための忖度は仕方がないのかもしれませんが観る側からすれば本職の声優を起用するなり全てをオーディションで選ぶなりにして欲しかったです。
また時系列が不明ながらも瀧と三葉を引っ張り出すのであれば四葉らと同じくさりげなくモブでよかったですし、そうでないなら二人でいるところでなければもやっとするだけでした。


2019年10月30日 鑑賞  ★★★★☆(4点)


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2019年通信簿 0 荻野貴司

2019-10-30 01:26:41 | 千葉ロッテ

 

0 荻野貴司 外野手 34歳 年俸4500万円

【2019年成績】 125試合 508打数 76得点 160安打 打率.315 35二塁打 7三塁打 10本塁打 46打点 28盗塁 48四死球 56三振 得点圏打率.347

本人はもちろんそうでしょうが、ファンが待ち望んでいた規定打席に10年目の節目でようやく到達をしました。
腰痛で半月ほど戦列を離れることもありましたが、しかし骨折や肉離れなどとは縁の無いシーズンが初めてだったのはこれまでの傷だらけと今が30代半ばということを考えれば感無量で、しかもただ出番をこなしただけではなくきっちりと結果を残しての、ほぼ全ての部門でキャリアハイ、リーグ3位の打率は右打者ではトップですから見事の一語に尽きます。
これぐらいはやれて当然、と言われ続けて幾年月、ベテランの域に達してもうダメじゃないかと思ったこともありましたが、まだまだこれからとの意地を見せてくれました。
FA権を取得してCランクだけに流出の可能性もありましたが現時点では残留がほぼ確実とのこと、ここから大輪の花を咲かせて年寄りの希望の星となってくれることを期待します。

そんな荻野も順風満帆なスタートではありませんでした。
グリップエンドの感覚が欲しかった、と短尺バットに挑戦をしましたが振りすぎなのか悪癖のポップフライが目立ちオープン戦では.059で4月半ばには断念をするなど四苦八苦で、開幕一軍こそ滑り込みましたが話題の藤原に開幕スタメンを奪われて代走出場のみ、その藤原が音無しでも次は岡、岡がダメなら菅野と井口構想から外れてしまったのではないかと心配となるぐらいの逆噴射な出足と環境から、菅野も結果を残せずにようやく巡ってきたチャンスをものにしてそこから勇躍をします。
マルチヒットで存在感を示すとそこから13試合連続ヒットでレギュラーの座をキープすると5月下旬には首位打者に躍り出るなど最後まで一度も3割を切ることなく、その5月下旬に自打球を左ふくらはぎに当てて翌日が欠場とヒヤリとしましたが早々に復帰、交流戦では.368と打ちまくり昨季に直前の骨折で無念の出場辞退となったオールスター戦にも初出場でマルチヒットに打点で荻野ここにあり、を世間にアピールができたのではないかと、これはロッテファンからすれば感涙ものでしょう。
チームとしては盟友清田以来の4年ぶりの20試合連続ヒットもあり、開幕当初にアーチ連発ながらも核弾頭だけが定まらなかった打線のまさに救世主です。
膝に負担が大きい打撃フォームが変わったわけではありませんから、やはりそれだけのものを持っていた、怪我さえしなければのたらればが実現をした稀有な存在にもなりました。
ただ懸念が無いわけではなく、リーグ最多の35二塁打、狭くなったZOZOマリンを何するものぞとやはりリーグ最多の7三塁打とその快脚には衰えが無いようにも見えて10の盗塁死で成功率が.737は昨季までの通算から1割以上も落としてしまい、スピードはあれど瞬発力に陰りが見え始めたような気配が無いわけではありません。
両リーグで20盗塁以上をした選手では最年長ですからそれだけでも偉業ではありますが、来季に35歳となればここからの加齢とどう向き合っていくか、無理に抗うのではなく上手く寄り添っていくのがそれでも故障がちな荻野にとって最善ではないかと考えますが、そのあたりは本人が一番に分かっているでしょう。
それも高いレベルでの話ですし守備でも顕著なレベルダウンは見られませんから次はあと285本の1000本安打に目標を据えて、末永くロッテの荻野として頑張ってもらいたいです。

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【オリオン村査定】 4500万円 → 1億500万円(△133%)


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2019年通信簿 シーズン総括 野手

2019-10-29 03:22:05 | 千葉ロッテ

 

【2019年成績】 143試合 4789打数 642得点 1194安打 打率.249 214二塁打 21三塁打 158本塁打 613打点 75盗塁 604四死球 1013三振

終わってみればホームランが倍増しましたが2割5分に届かない低打率は昨季とさして変わらず、それで得点が100以上も増えたことで長打の威力を再認識したシーズンでした。
ただ物理的なホームランラグーンの効果、よりもフェンスが近くに見えて無茶振りをしなくても、との心理的影響が大きかったような、ボルシンガーがそうだったように打たれたものは外野フライだったはずの印象が強かった一方で、打つ方はスタンドインが多かった気がするもののデータで確認ができないのでこちらもイメージでしかないかもしれませんが、しかし自己最多を更新した中村奨、荻野、鈴木、あるいは角中などもビジターだけでそれを超える、または匹敵するアーチを放っていますから的外れでもないかと、少なくとも開幕早々の分母が小さいところでやれラグーン効果だ飛ぶボールだと騒いだマスコミや自称解説者どもよりは真実に近いところにいると考えます。
もっとも三塁打が激減をしたのは間違いなくその影響で野球の醍醐味が失われたとの声もあり、またせっかく昨季に無謀とも言えるチャレンジで意識改革をしたはずの盗塁が減ったのが残念だったのは井口監督の引き出しが前向きなものではなく後ろ向きな消去法でしかなかったからで、長打が増えたら足を使わなくなったとはあまりに現金でした。

そんな長打攻勢は1985年以来の開幕8試合連続アーチで18本塁打と喜ぶよりは驚きの方が大きく、それを牽引したのは球団史上初の開幕三連戦三連発、史上三人目の開幕四試合連続アーチ、そして8戦6発のレアードで、しかもお約束の低打率ではなく開幕一ヶ月は.350を超える打率にここぞでの勝負強さはまさに降臨と言ったところでした。
軸さえしっかりとすれば、と脇役気質な選手たちがそれに引っ張られたところもあったでしょう、大村コーチなのか河野コーチなのか、練習前や試合中の動きを見ていればおそらく大村コーチではないかと推測をしますが、強く叩く、しっかりと振るという指導もはまったように思いますし、ダントツでリーグ最少だった三振がぐっと増えたのも前向きに考えられます。
持ち直したシーズンだったということもあるでしょうが見逃し三振で苦笑い、の清田をほとんど見なくなったのが象徴的でもあり、当てにいくようなスイングは改善傾向にあります。
ただ雑にも見える、のは狙い球を絞りきれない、あるいはファーストストライクはとにかく振るスタンスから抜け出せなかったのがその理由にも思えて、一朝一夕では解決できません。
それにより長打でしか点が取れなくなった、ことで得点に比して白星に結びつかなかったのは贅沢な悩みではありますが、継続して解決をしなければならない課題です。
それだけに大村コーチの流失が痛く、どうやら来季の打撃コーチは一人体制のようですがそれが河野コーチで大丈夫なのか、実は今季も差配していたのは河野コーチだった、であればいいのですが、来季の二軍ヘッドを経て再来年には一軍打撃コーチに福浦を据えたい球団の思惑、もしくは井口監督のダイエー閥によるもの、でないことを願いたいです。
もっと大きな課題はやはり固定主義による層の薄さで、この二年間の投資で来季に中村奨、藤岡がリーグを代表するような選手になってくれればいいのですが、その一人であったはずの田村は息切れをしましたし、もしまた今季の繰り返しのような体たらくとなれば暗黒の三年と語り継がれることにもなりかねません。
あまりの不振に終盤戦では揺らぎが見られましたが代打を出されての途中交代がほとんど無い、のは控え層の出番を奪うことで成長の糧をも失ったことになります。
代打の切り札を必要としないチーム、はある意味で理想かもしれませんが腐っている選手も少なくないはずで、もっと多くの選手を一軍で見たい、来季こそは見せてください。

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鈴木がFA権の行使を表明

2019-10-28 12:53:01 | 千葉ロッテ

鈴木がFA権の行使を表明をしました。
もちろん宣言残留の可能性は残されていますがそれが本人にとってプラスになるかどうかは微妙ですし、井口監督の福田への色目がダメを押したような気がしてなりません。
ロッテの魂、である鈴木ですからこの状況はあまりに残念ですし嘆きたくもなりますが、ここに至るまでの経緯を考えればもし移籍となっても快く送り出したいです。
鈴木がいなくなることは単に一選手の流出を超える、その経緯にチームメイトが自らの将来に不安を覚えるなどの影響が出かねないと考えますので、そういった動揺のあるチームをまとめるだけの器量を持った選手がいるのか、まず選手会長が誰になるか、そして前言を翻してのキャプテン指名、それが中村奨であれば火に油、があるかどうかも注目でしょう。
とにもかくにも鈴木には悔いも未練も無い決断を、もし移籍会見になっても涙を流すのではなく笑顔のそれであってくれることを願います。


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山口はどーした

2019-10-28 02:25:09 | 千葉ロッテ

秋季キャンプのメンバーが発表されました。
言葉の軽い井口監督ですから「限界を超えるところまでやってもらう」などは右から左へ聞き流すとして、しかし「今回のキャンプは体をしっかりと動かせるメンバーを連れて行きます」は二つの意味で聞き捨てならず、一つは衰えが見え始めたベテランこそ鍛え直さなければ下るばかりで、もう一つは名前のない中堅や若手の故障の状況です。
名前が無かった選手をそれで分けてみれば前者が石川、大谷、涌井、唐川、松永、西野、南、田中、益田、細川、鈴木、細谷、荻野、清田、角中、後者が佐々木千、内、土肥、渡邉、有吉、大嶺、島、三木、高濱、藤原、どちらにも当てはまりそうにないのが山本、陳冠宇、森、吉田、江村、安田、中村奨、平沢、加藤、岡、山口となります。
井上が参加をすることからして前者に石川、唐川、松永、西野、益田、鈴木を加えるのには違和感がありますが益田と鈴木はFA絡みなので仕方のないところではあり、実戦復帰をしたり体調は問題が無さそうな佐々木千、有吉、島が後者なのはどうかとも思いますが大事をとったのか、そんな何くれと理由付けをできないこともありません。
ただ石川らのベテラン待遇はおそらく石垣島にも続くのでしょうから百害あって一利なし、そしてその他の顔ぶれがやはり気になります。
山本、安田、岡はウインターリーグがあるから、はドライブライン・ベースボール組の種市らが参加ですからいかがなものか、陳冠宇はプレミア12の台湾代表ですので状況により途中合流があるのか、吉田と江村はベテラン組などと言っている場合ではなく、中村奨は目の治療に専念であればいいのですが主力扱いであれば論外、加藤はあまりに意味深です。
そして森もそうですが平沢と山口の不参加が一番のショックで、山口などはフェニックスリーグでアーチを連発して藤原よりも期待値が上がっていますからどこぞを痛めたのかと不安が募り、あるいはプエルトリコとは別の派遣先が決まっているからではないかと願ったりもして、どうやら平沢は右肘痛らしいことが分かっても「動けてなんぼ」の井口監督の視野から外れたのは致命的でもあり、また吉田らには免除と喜ぶのではなくそこに危機感を、そんな秋季キャンプに台湾遠征が組み込まれていないのを前向きに受け止めます。


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2019年通信簿 シーズン総括 投手

2019-10-27 01:57:21 | 千葉ロッテ

 

【2019年成績】 143試合 69勝70敗29S 4完投 9完封 4無四球 防御率3.90 1280回2/3 1245被安打 143被本塁打 506与四球 50与死球 1110奪三振 32暴投

防御率はやや改善されて3点台でリーグ4位となりましたが、トータルで見れば昨年、一昨年と顕著な違いは見られません。
強いて上げれば昨年に減った与死球が例年のレベルに戻ったことぐらいで、これは安定志向で外一辺倒だった田村の出場機会が減ったことで吉田や柿沼はもちろんのことその田村も危機感からかベース板を幅広く使ったリードに変わりつつあったのが理由ではないかと、奪三振が増えたのにも影響をしているように見えます。
一方で被本塁打が増えたのはホームランラグーンの弊害ではありますが収支決算で言えばプラスですからそこは耐えるしかなく、さらなる低めへの徹底が求められます。

そんな数字ではさしたる変化はありませんでしたが、内情はかなり変わった一年でした。
端的に言ってしまえば世代交代のギアが一気に入った感じで、それは涌井を筆頭としたいわゆるベテラン勢の衰えが予想よりも早かったという事情があったにせよ思い切った若手、そしてルーキーの登用がひとまずは結果を残せたのは向こう三年、五年スパンで考えれば手応えのあった、意義のあるシーズンだったと思います。
開幕ローテーションは初の開幕投手を任された石川、ボルシンガー、有吉、涌井、ブランドン、小島、岩下、二木とまるで試すかのような大所帯で始まり、しかしシーズンを通してその座を守り通せたのが誰もいなかったのが種市の台頭、土肥の芽生え、西野の復活をもたらしたと思えば結果オーライではありました。
このあたりのエンジンのかかりの遅さは吉井コーチの方針、春季キャンプの初日から紅白戦をやるなどハイペースでの調整を進めた井口監督に対してブルペン制限をかけてのペース配分をしたことが裏目に出た気がしないでもなく、また短すぎる秋季キャンプ、春季キャンプによる鍛錬不足がスタミナ切れをもたらしたこともあったのでしょう。
それでも終盤戦で石川が持ち直しましたし、来季も先発かどうかは未定ながらもフェニックスリーグで有吉が右肘手術からの復帰登板を果たすなど大枠の形ができつつあります。
来季に先発陣を引っ張ることを期待される種市、岩下が実質二年目のジンクスにはまらないよう、吉井コーチの手綱捌きに期待をしたいです。
その吉井コーチに絶大なるおんぶにだっこ、の信頼を寄せているのは「自分のことを知らない投手が多い、捕手のサインにただ従うのではなく自分でも考えろ」「最高のコーチは教えない」と自立を促しているところで、また一部の投手に負荷が集中をしないよう配慮した起用、疲れが溜まる夏場に投げては抹消の繰り返しでやりくりをするなど目先に囚われないその姿勢を買っているからで、昨季に渡邉の先発にこだわったのとは真逆に中村稔をロングリリーフに配置転換をするなどの臨機応変さもナイスでした。
ただ吉井コーチにしても理想と現実のギャップには苦しんだようで、中継ぎ陣再編をぶち上げて序盤戦は2イニングを投げさせて頭数を減らすことを意識できていたものが中盤戦以降は松永のワンポイントや東條の過負荷などバタバタとしてしまったのは反省材料でしょう、ここが踏ん張りどころです。
また「二軍の試合を見ていて変化球でかわしにいく子が多い。二軍で変化球をこねくり回しててもレベルは上がらない。シュートしてもカットしてもいいので、速い球を投げていかないと」の言葉が心強く、筑波大で理論的な指導を学んだ延長線上なのでしょう、科学的な動作分析で怪我のしづらいフォーム、球威アップの習得で名高いドライブライン・ベースボールに二木、種市、小島、中村稔、成田を派遣することになり、あの二木が「まっすぐを強くしていかないといけない」と意識改革も進んでいます。
左腕の三人は球威が上がればピッチングの幅が広がることは間違いありませんし、DeNAのときに140キロそこそこだったブランドンが140キロ台後半を投げられるようになったのもこのトレーニング施設で学んだから、との実績もあり、また西武も派遣を発表しましたから今後の球界のトレンドになっていくのでしょう。
その指導を見ていないので因果関係は定かではありませんが、小島と中村稔がルーキーイヤーから一軍で戦力となり、その一軍で投げることはできませんでしたが成田がキャリアハイの数字を、そして土肥も一歩ずつ足場を固めつつある左腕の成長の影に、かなり久しぶりの左腕コーチである大隣コーチの存在が気になっています。
そんなこんなでブレない井口監督にシーズンを乗り切るためのスタミナ不足が気がかりではありますが、こと投手陣については楽しみな顔ぶれになりつつあるこの一年でした。

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鈴木、三木、そして鳥谷

2019-10-26 02:49:48 | 千葉ロッテ

鈴木がFA権行使を決断、と報じたのは機関紙ですので、おそらくはそうなるのでしょう。
現時点では本人の言葉ではなく例によっての名もなき関係者による「他球団の評価を聞きたい」とはお約束のようなもので、行使となればそれが大義名分になるのは日本の風土、あまりに金銭面を前面に押し出すのは悪との風潮がありますから落合のように「評価=金銭」と言い切れるのは稀有なことです。
ただこと鈴木について言えば贔屓目かもしれませんが金銭、よりも文字どおりに評価、とは公正なレギュラー争いを担保してくれる、ではないかと、伝えられたロッテ側の提示が3年6億+出来高などはありえずに3年4億+出来高ぐらいではないかと見ていますが、もし前者であって鈴木がそれを選ばないのであればそこに自分の居場所が無いと考えているからではないかと、移籍をしてレギュラーを与えられるなどと甘えるのではなく、少なくとも競わせてもらえる環境を求めているのだと思います。
実際問題として今季に心折らずキャリアハイの数字を残して力で出番を勝ち取った鈴木ではありますが得たのはポジションではなくその出番でしかなく、ファーストをメインにサードやレフトにまでたらい回しをされてのものですから来季もまたそのジプシーかと思えば外の世界を見たくなってもおかしくはありません。
競い負けたのであれば力が足りなかったと諦めもつくでしょうし競り勝つための努力もするでしょう、しかし井口監督が劇的に変わらなければファースト井上、セカンド中村奨、サードレアード、ショート藤岡の「レギュラー陣」は不動で、今季がそうであったように井上あたりが不調で苦しまなければベンチを温めるリスクの方が高くなります。
それでも「マリーンズ以外のユニフォームを着ている自分が想像できなかった」と宣言残留をしてくれると思いたいですが鈴木のことを考えればそれはファンのわがままでしょうし、そもそも他球団の話を聞いた上で残留をした選手がどれほどいるのか、涌井は国内ではロッテとした上でのメジャー模索でしたし、三浦がそうだったかな、ぐらいしか思い浮かびません。
つまりは宣言をしてしまえばほぼ移籍となるわけですからもう鈴木のその決断を見守るしかなく、ファンとしては悶々とした一週間になるでしょう。
そして閉幕から一ヶ月間、何をしていたのかと思いたくもなるこのタイミングでの三木の手術は4~5ヶ月で実戦復帰を目指すとなれば開幕どころか夏ぐらいまではかかるとの覚悟が必要で、これで鈴木が移籍となるとますます鳥谷獲得が現実的なものになると言いますか、誰かがシナリオを描いたような展開になりつつあります。
ただ鈴木と入れ替えのような入団になればそれなりの風当たりがあるでしょうから、鳥谷に鉄の心臓があるかどうか、ロッテしか選択肢がなければ話は別ですがそうでなければ他を選ぶのが本人にとっても傷心のロッテファンにとっても最適解だと考えますが、そこは井口王朝ですから予断は許しません。
とにもかくにもまずは鈴木の結論待ち、さすがに鈴木+鳥谷は考えづらいので鈴木、なのか鳥谷、なのか、はたまた驚天動地の平沢+安田路線に大きく舵を切るのか、答えは何処に。


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石をぶつけてみるか

2019-10-26 00:11:31 | 映画

三谷幸喜はその笑いのツボが合わないと言いますか分からないと言いますか、もうひとつパシッとこないのですが、中井貴一がそこそこ好きなので「記憶にございません!」です。
ステキな金縛りは西田敏行のとぼけた感じと深津絵里の必死さのコントラスト、中井貴一の外見とは違うギャップにそこそこ楽しめましたが、しかし清須会議が酷すぎました。
どちらもオーバーな演技が特徴、が三谷喜劇なのかもしれませんが一つ歯車が噛み合わなくなればそれは悲劇でもあり、噛み合ったのが前者で噛み合わなかったのが後者です。
そのどちらに転ぶかは戦々恐々でしたが結論から言えば限りなく☆3つに近い☆4つでまずまず、やはり中井貴一は偉大です。

ここ最近はコミカルな役柄が多いような気がしますがシリアスな演技も絶品ですし生真面目、あるいは神経質にも見える中井貴一がやるからこそ引き立った黒田総理は理念も無く金の亡者で態度も悪い、史上最低支持率だったところで演説中に投げられた石が頭にぶつかって記憶を失います。
それを幸いに過去と決別をして清廉な政治をやるために悪戦苦闘をする、ざっと言ってしまえばそんなストーリーです。
オチは矛盾だらけですがそこを突くのはヤボでしょう、全体的にやはりオーバーな演技でしたがこれまでに比べればやや抑えめか、一人二人いくら何でもな役者もいましたがバランスはよかったような、おろおろする中井貴一と常に冷静沈着なディーン・フジオカ、そのどちらでもない小池栄子の組み合わせが功を奏したのでしょう。
残念だったのはどの役柄をやってもこもったようなしゃべり方で真田昌幸にしか見えない草刈正雄で、その大河ドラマからの勢いが今後も続くかどうかは微妙に思えます。
またエンドロールを見るまではそこそこな出番がありながらも気がつかなかったROLLY、山口崇、そしてあれが有働由美子とはとても分かりませんでした。
それにしても石をぶつければああいったことになるのであればぶつけてみたくもなりますが、何をどうしたって鳶は鷹にはなれませんのでやるだけ無駄ですね、絶望です。


2019年10月15日 鑑賞  ★★★★☆(4点)


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2019年通信簿 シーズン総括 ベンチ

2019-10-25 03:25:06 | 千葉ロッテ

 

【2019年成績】 143試合 69勝70敗4分 .496

5割には届かなかったものの昨季の借金22に比べれば、順位を1つ上げたマウエ↑なシーズンだったと言えなくもありません。
ただその分だけでも野球が面白かったかと問われれば個人的にはむしろつまらなくなったような、井口監督の嗜好が前面に出すぎていてうんざりしたのが正直なところです。
どうしても現場の監督は目先の勝敗に右往左往しがちですが球団が井口監督に期待をしたのは中長期的なチーム作りだったはずで、しかしその球団も結果的にその井口監督に引きずられる形、と言いますか球団としての確たる方針が無いからかおんぶにだっこになりつつあるのが象徴的とも言えるシーズンだったと思います。

引退即監督となった一年目は仕方のないところがあったかもしれませんが、二年目も自らの描く理想主義から一歩も出ることが出来なかったように見えます。
実戦主義、固定主義が必ずしも間違っているとは言いませんがそれはある程度のレベルに至ったチームがやるべきことで、今のロッテでは上滑りをするだけで結果が伴いません。
台湾遠征を絡めた秋季キャンプの短さでイヤな予感がありましたが春季キャンプは僅か10日間のうちで国際交流試合が2日間あったことからして実質的には8日間でしかなく、このあたりはバレンタイン元監督がそうだったようにメジャー流と言いますか、選手がそこまでにしっかりと準備をしておくべきとの考えだったのでしょう。
プロなのですからそれは当然の考え方でもありますが、しかし実際問題としてボルシンガーが顕著でしたが五回ぐらいでガス欠をする先発陣、藤岡や田村、角中ら下半身の故障者が続出をしたのを選手の不甲斐なさと片付けるようであれば来季も同じことの繰り返しになることは必至で、また基礎的な練習不足が内外野の連携ミスやバント失敗の原因です。
まだ正式な発表はされていませんがどうやら来春も10日間程度のキャンプで実戦主義を貫くようですから、またしてもの夏場ぐらいからの急失速が懸念をされます。
そして無理矢理感がありありだった中村奨、藤岡、鈴木、田村の全試合出場のメッキが剥げて何ら今季に結びつかず、いきなり開幕スタメンから外された鈴木が意地を見せたのがせめてもの救いで、中村奨は目の負傷が不振の原因ともされていますが数字が落ち始めたのはそれ以前ですからただの言い訳でしかなく、藤岡は春季キャンプをほぼ全休、田村も盤石の正捕手どころか柿沼に追い上げられてその柿沼が骨折で離脱をしなければもっと出番を減らしたでしょう。
それでも自らの後継者と見なしている中村奨にはまたしても全試合出場をさせてダントツでリーグ最下位の.232を他の選手たちがどう感じているのか、どれだけ結果を残しても怪我から復帰をすれば藤岡に取って代わられる平沢の胸中などを気にかける井口監督ではないのでしょう、「レギュラー白紙」「フラットな競争」が虚しく響きます。
そもそもが春季キャンプ初日の紅白戦で一二軍の振り分け、と言いながらも試合内容、結果にはお構いなしに予想どおりの顔ぶれになったところで口だけなのが明らかなわけで、できもしないのであれば「俺が好みの選手で野球をやる、文句あるか」と言ってくれた方がまだすっきりします。
勝っていても負けていてもほぼ試合が決まった展開でも「レギュラー」にフル出場をさせることで控え選手の出番が失われたことが、その「レギュラー」のただでさえ足りていないスタミナ切れと層の薄さに繋がっていることにも、気が付いていないのか、それともそれを乗り越えた9人で野球をやるのが王道とでも考えているのか、もうわけが分かりません。
戦術面でもあれだけ足を使った野球、と言っていたものがホームランラグーンの導入効果もあってアーチが飛び出すとそれも忘れてしまったようで、引き出しの少なさも目立ちました。
この井口王朝がいつまで続くのか、お目付役として期待をしていた鳥越ヘッドは上の方針を忠実にこなすタイプでしかなかったことも分かってきましたし、井口監督自身が変わらなければ三年目の来季も金太郎飴のような井口野球が続くのでしょう、もし鳥谷の獲得ともなればお気に入り野球が極まるのでしょうから、逃げ出す選手が出始めるかもしれません。

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オフが始まるぜっ

2019-10-24 00:53:02 | 千葉ロッテ

巨人が無様なスイープを食らって、ソフトバンクの日本シリーズ三連覇が決まりました。
3連敗のところで1989年を想起しての「ロッテより弱い」、とは実際のところはそんな直截な言い回しではなく「ベンチがアホやから」と同じくマスコミが面白おかしく意訳をしただけのようですが、そんな失礼な報道が出回ったとしてもそこからの4連勝などがあるわけもなく、ロッテどころかどのパシフィックとぶつかっても似たような結果になったでしょう。
それだけリーグ間の実力差が顕著だったわけで、かつての「人気のセ、実力のパ」の人気の差は縮まった一方で実力の差は広がっているのが現実、ここ15年でパシフィックは交流戦で14度の勝ち越し、12度の日本一と圧倒をしていることからして巷で話題のCSの有り様よりも日本シリーズのそれを考えた方がよいようにも思います。
そんなこんなでロッテが出場をしない日本シリーズなどどちらが勝ってもいいのでとっとと4連勝で終わって欲しい、と毎年のように願っている一日でも早い本格的なオフが明日から始まるのにうきうきと、そしてそれはこの惨敗でまた懲りもせずに大型補強に走るのであろう巨人が中心に回っていくのは想像に難くありません。
FAでは昨年の丸のような超大型目玉は無くともチームの主力になり得る選手はそこそこいますし、また札束が飛び交うことになるのでしょう。
出て行かれる側、としてのロッテでは先日に荻野が残留見込みと伝えられましたがあくまで憶測記事でしかなく、そしてこれまた憶測ながら益田がFA権行使を検討と報じられてソフトバンクにリリーフ陣の差を見せつけられた巨人が触手を伸ばさないわけはないわけで、そして中日が興味と報じられた鈴木は伊東ヘッドとの絡みが気になります。
一方で獲る側、としてのロッテは美馬を調査とありましたが興味があるのは他球団も同じでそうなれば美馬がロッテを選ぶ理由が見出せず、とても現実的とは思えません。
さらには細川の首を繋げながらも嶋の獲得報道でヤクルトを差し置いてロッテが先に置かれるなど定見の無さを見透かされたりもして、鳥谷もそう、各球団が組閣を急いでいる中で流出を内部昇格で凌ぐだけでそれでも数を減らしているのもそう、的確な補強と施策がちゃんちゃらおかしいここまでから逆転ホームランを打つつもりがあるのか、かなり怪しいです。
佐々木朗の当たりくじでお腹いっぱい、それで満足をしたりしていないよねっ、と声をかけたくなったりもして、明日を夢見ることができるオフとなることを切に願います。


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2019年通信簿 元ロッテ戦士たち

2019-10-23 02:15:01 | 千葉ロッテ

 

ざっと調べたところでは安江もオルモスもドミンゲスもどこかでプレーを続けているとの情報は見つからず、中間報告とその顔ぶれは変わりません。
ただ安江のTwitterを見れば今でもロッテを気にしてくれているようで、ちょっと嬉しくなります。
他球団でプレーをしている選手にはロッテ戦以外で頑張ってくれよ、とはいつものことですが、まだそこに至っていないのが哀しくもあり、藤岡、高野には来季が正念場となります。


■藤岡貴裕(北海道日本ハム→巨人)
2試合 0勝0敗0S 防御率15.00 3回 4被安打 0被本塁打 5与四球 0与死球 2奪三振 被打率.333

二年続けてシーズン途中での移籍となりましたが、しかし巨人での一軍登板はありませんでした。
トレードのときからそうだろうとは思っていましたが、鍵谷が27試合に投げて日本ハムのときと併せて45試合、日本シリーズでも登板をしましたから藤岡はおまけでしかなかったわけで、吉川も一軍で投げはしましたが4試合で3敗ですから実質的には宇佐美と鍵谷とのトレードだったのでしょう、現実は厳しかったです。
二軍では2点台の防御率もイニング数の半分程度しか三振が奪えずしかし四球の多さは相変わらずで、一次通告は免れましたしドラフトでの指名があまり多くなかったので二次通告も大丈夫ではないかと思いますが来季もこんな状態が続けばさすがに逃げ切れないでしょう、ドラフトの目玉ではありましたが6球団重複の大石も9年でユニフォームを脱ぎました。


■タナー・シェッパーズ(ダックス)
8試合 0勝0敗0S 防御率9.35 8回2/3 9被安打 1被本塁打 5与四球 0与死球 10奪三振

6月に解雇されてから移籍の情報は無いようなので、予想どおりになだらかに引退への道を転げ落ちているようです。
ウインターリーグに参加をして再起を目指す可能性ももちろん無いわけではありませんが、30代半ばに差し掛かる年齢からして期待薄でしょう。
結果論で言えばレイビンが投げる以前の問題で使い物にならなかっただけに残してよかったようにも思いますが、このぐらいの数字であれば富山の助っ人でもいけそうではあります。


■高野圭佑(阪神)
4試合 0勝0敗0S 防御率4.76 5回2/3 6被安打 0被本塁打 1与四球 1与死球 6奪三振 被打率.261

あまりパッとした数字ではありませんが、ロッテでは1回1/3で3安打2発を食らったことからすればまずまずだったと言えなくはありません。
そのイニング数を上回る奪三振は持ち味を発揮できていますし、はまれば面白い存在になれるのではないかと思います。
二軍では6セーブと抑えを任されたときもあり、短いイニングでの爆発力はありますから来季はキャリアハイの20試合を目指して頑張ってもらいたいです。


■フランシスコ・ペゲーロ(モンクローバ)
115試合 463打数 123得点 176安打 打率.380 26二塁打 0三塁打 31本塁打 106打点 7盗塁 48四死球 100三振

.380の31本塁打、106打点と凄まじい成績だったペゲーロです。
メキシカンリーグはリーグ100位が.310ですからKBOなどと同じく額面どおりにその数字を受け取ることはできませんが、しかし31本塁打はその中でもリーグ5位ですし打点はリーグ6位ですから昨季にロッテで残した数字を考えても逃した魚は大きかったような、本人もNPBへの意欲があるようですから声をかけるところがあってもおかしくはありません。
その原因ともなった井口監督ですしレアード、マーティンの残留があればロッテにその目があるわけもありませんが、マーティンがメジャー復帰ともなればメンツを捨ててでもと思わないでもなく、ただそうであれば今季にそれがあったでしょうからやはりオリックスあたりでロッテをいたぶるような活躍が現実的な気がします。

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さらっと石垣 キャンプ篇 サインの巻 ボールの章

2019-10-22 03:13:02 | 千葉ロッテ

 

サインをもらうのに色紙とボールにはそれぞれ一長一短があります。
刻が経てば色褪せてしまい白さが失われていくのは同じですしこれはどうにも避けられないもので、しかし色紙はそれ専用の袋に、ボールはOPP袋に入れて密閉をすることで劣化の原因となる空気に触れる機会を無くし、また冷暗所に保管をすることで少しでも長生きができるよう努力はしています。
紙と合皮ではどちらかと言えば合皮の劣化の方が早いような、いずれも複数の候補からいろいろ試してのチョイスですのでやることはやってのある程度は仕方がありません。
そしてインクの乗りはボールに完全な軍配で、これは素材の違いだけではなく平面で書きやすい色紙と曲面で書きづらいボールではサインをするスピードが違うのも理由でしょう。
しかしボールはインクが乾くまでの扱いが大変、かつ乾いた後もこすれると汚れてしまいますし、色紙にはほとんど無いにじみの覚悟も必要です。
やっかいなのは乾いた後の汚れで、昨年もそうですし今年も石垣島からゆうパックで自宅に送ったときの配送途中に箱のふた内側でこすれたのか1割程度がゴミとなりました。

まずはルーキー、色紙と同じく無事にボールも全員からもらえました。
危うかったのが藤原、初日に色紙にはもらえたものの二日目以降はガードが堅くてほぼ諦めムードだったのですが、最終日に梶原広報の音頭取りで急遽サイン会が、午前中の雨でこの日はそもそもダメだろうと思ってはいながらも打ち上げ日なのでもしかしたら、との期待で最後まで待っていた甲斐があっての滑り込みセーフです。
写真は上段左から藤原、東妻、小島、山口、中村稔、古谷、松田、土居、鎌田です。

続いて新外国人選手からも、全員からもらえました。
やはり気さくだったのはバルガスでしたがブランドン、レイビンも撮影にも応じながらフレンドリーで、レアードは見た目はこわもてでしたが手抜きはありません。
写真は上段左からブランドン、レイビン、バルガス、レアードです。

サインをもらえる、もらえないには年によって傾向があります。
昨年はかなりくれていた中村奨が今年はほとんどしていなかったですし、逆に昨年まではあまりしていなかった田村が今年は新サインお披露目とばかりに機会が多かったです。
また自分としては三年越しのレアキャラ益田は今年も巡り会えず、しかしもらえた方もいたようですからこのあたりは運不運のタイミングもあるのでしょう。
現役ラストイヤーで大盤振る舞いの期待があった福浦にその気配すら無かったのが残念至極、来年はコーチ専任になって雰囲気が変わるのかに興味があります。
印象深かったと言いますか頭が下がると言いますか、お願いに「後で」の約束を守ってくれた吉田、田中、そして土居には感謝で、初々しかった土居は帰りのタクシーに乗りかけていたのに声かけに顔を見て思い出してくれたのか「あっ」という表情で小走りで来てくれて、いずれも自分だけにしてくれて周りの方にはそこは申し訳なかったです。
写真は上段左から荻野、清田、角中、藤岡、安田、鈴木、佐々木、平沢、大谷、関谷、田村、酒居、山本、松永、西野、菅野、高濱、南、土肥、三木、伊志嶺、吉田、島、成田、井上、岩下、田中、陳冠宇、江村、原、高野、細谷、三家、種市、二木、ボルシンガー、柿沼、和田、茶谷、そしてトップの写真が色紙の準備が遅れてボールにもらった涌井です。


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さらっと石垣 キャンプ篇 サインの巻 色紙の章

2019-10-21 01:59:09 | 千葉ロッテ

 

キャンプ見学のもしかしたら最大の目的でもあるサインは、今年も色紙、ボールとたくさんもらえました。
まずは色紙ですが、トップの写真が誰のものかが一目で分かる方はかなりな通、いや痛でしょう、答え合わせは最後になります。
このサイン、鈴木や井上のようにどれだけ疲れた雰囲気であってもファンサービスを第一に最後の一人までしてくれる選手もいれば、一方でファンからのお願いに反応すらしない選手もいて、せめて石川のように「ごめんなさい」の素振りでも見せてくれればまだしも全く無視をする選手も少なくありません。
かつては大嶺翔がその筋では有名でしたが傾向としては移籍をしてきた選手にそれが多いような、今回で言えば細川、岡、昨年に続いての李杜軒が徹底をしていました。
もしろそういった選手こそ新たなチームのファンへアピールのために、とはファンの独りよがりなのか、これらの選手からもらえた方は超ラッキーでしょう。

まずはルーキーです。
やはりそのルーキーイヤーにもらうのに意味がある、とは自分なりの価値観ではありますが、無事に全員からもらうことができました。
苦労をするだろうと覚悟をしていた藤原から初日にもらえたのが助かった、とは二日目以降はスタッフや安田のガードが堅くなかなかそのチャンスすら無かったからで、小雨がぱらつき始めて途中で打ちきりとなったのは本人ではなくスタッフの意向での幕引きとなるぎりぎりだったのもタイミング、巡り合わせではあります。
写真は上段左から藤原、東妻、小島、山口、中村稔、古谷、松田、土居、鎌田です。

続いては新外国人選手です。
昨年のボルシンガーもそうでしたが、以前に比べればファンサービスが旺盛で気軽にサインをしてくれるケースが多くて嬉しくなります。
人気だったのはバルガスで、ファンからの求めに通訳を介しての「練習が終わった後で」の約束をきっちりと守ってくれたのが一日だけではなく毎日で、おそらくは外国人選手で一番に枚数を書いたのではないかと、こういう選手にこそ活躍をして長くチームにいて欲しいのですが、なかなか上手くはいきません。
写真は上段左からブランドン、レイビン、バルガス、レアードです。

石垣島は初めての岡はそんなでしたし、細川にはそもそももらうつもりがありませんでしたので、移籍組でもらったのは茶谷だけでした。
支配下選手登録枠の関係でちょっと怪しくはありますが今季の成績からして来季も育成枠選手のままということはさすがにないでしょうから、このサインは貴重です。
もう7年も前に薩摩川内でもらった西野の3桁は宝物ですので、茶谷のこれもそうなるよう頑張ってもらいたいです。

サインが変わっていたのは田村と細谷です。
一昨年にもらった田村のサインは漢字だったものがローマ字に、逆にローマ字だった細谷は漢字に変わっていました。
それにしても角中もそうなのですがオフィシャルなときにチーム名を入れるためのスペースなのか、田村がやたらに下の方に書いてくれるのにはちょっとバランスが悪いです。
気がついていないだけで他にも変わっている選手がいるかもしれませんので、もらったことがある選手にまたもらうかもらわないかの判断に迷います。
また背番号が変わったのは涌井と岡、吉田ですが涌井は色紙にはもらい損ねて岡はあれでしたので、粘って吉田にもらいました。
写真は左から田村、細谷、吉田です。

サインをもらうのはまず色紙、色紙にもらった選手にはボールにもらって、できれば複数個もらって一個は飾り用にしています。
それでも主力どころがサインをしているのを見るともらったことがあっても欲しくなりますし、もらってから何年か経っている場合は前述のとおり変わっていることがありますのでまた欲しくなり、あるいはそうでなくても並んでいるのを見るとつい並んでしまう、そんなこんなでどんどんと増えていきます。
写真は上段左から荻野、清田、角中、藤岡、鈴木、佐々木、大谷、唐川、菅野、陳冠宇、種市です。

コーチは選手としてロッテのユニフォームを着たことがある、という個人的な縛りを入れています。
外様の監督が就任をしたときはどうしようかと迷いますが、伊東前監督にはもらえるタイミングすらありませんでしたので要らぬ心配かもしれません。
新任のコーチでは根元コーチがそもそもグラウンド以外で姿を見かけなかったのでもらい損ねてしまい、また久しぶりにもらおうと思っていた大村コーチも同様で今季で退任となったのが痛恨、その代わりでもないですが昨年にもらい損ねた清水直コーチと思い入れのある小野コーチにもらいました。
写真は上段左から吉井コーチ、金澤コーチ、大隣コーチ、清水直コーチ、小野コーチです。

最後はスタッフとしてチームに残っているOB、そしてOBです。
相原勝幸は今をときめく富士大からプロ入りをした最古の一人で、上手と横手から投げる二刀流で期待をされましたが一軍では1勝もできませんでした。
高橋薫は逆指名で入団をした清水直の同期で、しかし度重なる肘の故障で一軍登板はなく、二軍戦で投球中にポキッと音がして骨が折れてしまい選手生命に幕を下ろしました。
そしてヒゲクラこと千葉テレビの解説でお馴染みの倉持明、は為書きまでしてくれて感謝感激、当然に編集で消しましたがこれは嬉しかったです。
写真は左から相原、高橋、倉持、そしてトップの写真はロッテ大好き芸人として取材に来ていたトータルテンボスの藤田憲右でした。


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