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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

四番が打てなきゃこんなもん

2015-05-31 03:18:12 | 千葉ロッテ

 

今日はブラックブラックデーゲームで満員御礼、YFKの始球式に来場プレゼントの効果抜群だったのですが、こういった試合に勝てないのがロッテだったりもします。
オリオンズデーは強かったものの基本的にはイベントでスタンドが埋まると緊張でもしてしまうのか、負け癖がついているような気がしてなりません。
今年のマリンフェスタも黒星スタートでしたし、こんなことでは一見客を定着させることなどは夢のまた夢でしょう。

YFK、藪田に藤田、そして小林雅が久しぶりに幕張に集結をしました。
2005年の日本一に貢献をした三投手ですから当時のビジユニで登場をするかと勝手に思っていただけに、やや違和感があったのが正直なところです。
メジャーからロッテに復帰をした藪田、喧嘩別れをした藤田、他球団を経由してコーチとして戻ってきた小林雅と三者三様のYFKは今の姿も三者三様で、現役時代とほとんど変わらないシルエットの藪田、病気でもしているのではないかと心配になるぐらいに体が小さくなった藤田、でっぷりとお腹に肉が付いた小林雅、時の流れを感じさせます。

8安打3四球で毎回のように得点圏に走者を進めながらも、しかしここぞの一本が出ないままに僅か1得点での敗戦です。
三塁に走者を置いての4度のチャンスにことごとく後続の打者が凡退をしたのですから、井納を誉めるべきではあるのでしょうが、ロッテ打線の不甲斐なさを嘆くしかありません。
そのうち3度が四番の今江だったわけで、初回の二死三塁、三回の二死三塁、そして七回の二死満塁にいずれもが詰まったような打球でしたから溜息の連発です。
悪い意味での繋ぎの四番、思い切りのよさが感じられなかったのがとにかく不満で、デスパイネが合流をするまでの今江とは別人のようでした。
そのデスパイネが故障で離脱、今日はスタメンに復帰で鋭い打球を放ちながらも走塁を見れば万全ではないクルーズと一発の怖さに欠く打線ですから、だからこそ小技をきっちりと決めて確実に得点に結びつけなければならないはずが、16試合連続ヒットの清田を送れなかった鈴木にはやはり二番は荷が重いのか、他に適任も見当たらずに悩みは尽きません。
守備でも九回の暴投を止められなかったのは仕方がないとしても相変わらずにキャッチングが粗い吉田、八回の角中に九回の清田は風を読み誤ってのプレーですから地元であることからして恥ずかしく、大胆な布陣でホームで刺殺をするなどいいプレーもありましたが、七回にはクルーズ&福浦だったらと夢想をしてしまったのが正直なところです。
また八回に無死一塁で岡田を代走に出しながらも走ってからバント、ではなくあっさりと送ったのも賛否が分かれる采配で、荻野の大飛球にどよめいたのが最後の盛り上がりだったのか、吉田をそのまま打たせて点差が開いた九回の先頭に福浦を持ってきたのはどうにも理解ができませんでした。
あそこは福浦で勝負を賭けて欲しかったですし、中村に代打を送るのであれば大嶺翔かクルーズであって欲しかったです。

そんな打線の援護がないままに石川は8回10安打ながらも2失点、129球の熱投が報われない3敗目です。
不運なヒットをきっかけにした失点でしたので、かなりな悔しさがあったでしょう。
気になったのは腰の具合でも悪いのか体を前後に折り曲げたり左右にひねったりしていたことで、これが一球毎ですので心配にもなります。
スタンドをわかせた小林雅の体を揺らす動きに触発をされて、新たなトレードマークにするつもりとも思えません。
ボールの走りは悪くありませんでしたし八回まで投げさせたのですから異常があるとは考えにくいものの、そこはロッテ、難しい打球だったのかもしれませんがジャンプをすることなく内野安打になったりもしましたから、明日以降に暗いニュースが流れないことを願うばかりです。
また試合を壊した益田には不運もありましたから厳しく当たることはしませんが、八回まで1点差でしたから準備をしていたとは言え点差が開いてもそのまま山崎康を投げさせた中畑監督には益田の現状に目がいかなかったのかなと、他人事ながらも気になったシーンではありました。


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DeNA

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千葉ロッテ

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◆5月30日(土) 千葉ロッテ-DeNA2回戦(1勝1敗、14時、QVCマリン、29,804人)
▽勝 井納 9試合4勝2敗
▽敗 石川 9試合4勝3敗

バッテリー
千葉ロッテ
 石川、益田―吉田
DeNA 井納、山崎康
―高城

 

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雨、ふりだし

2015-05-30 01:13:21 | 千葉ロッテ

 

今日のマッチデースポンサーはセブンイレブン、例年であればロッテ版nanacoは瞬殺なのですが、今年は2000枚とかなりな枚数を用意したのが裏目に出たようです。
球場に着いた19時過ぎでも「250枚以上残っている、10枚単位で持ち出そう」なんて会話がされていたブースは、お一人様1枚のルールを自ら破って「何枚ですか?」と聞く始末です。
1枚でいいと答えるとあからさまなガッカリとしたリアクションで、この失敗で来年はまた枚数が絞られることになるのでしょう。

そんな今日は天気予報がもう一つだったこともあったのでしょうが、他球団では平日でも2万人超えなところで1万5千人に届かず、厳しい状況が続きます。
雨が降らなければ勝てるというわけではありませんが、雨が降れば負けるというジンクスに敬遠をしたロッテファンが多かったのかもしれません。
そして突然に強い雨が降り出した四回に死球、被弾と古谷が乱れて勝ち越されたことで、イヤな雰囲気がスタンドに漂いました。
しかし今日は雨がロッテに味方をしてくれたようで、なかなかプロ野球では見ることができない長田の超暴投が決勝点となり借金の完済です。
例によって西野にドキドキとさせられましたが大谷、ロサの勝利の方程式がピシャリと決まり、ふりだしに戻って明日から再出発となります。
それにしても降雨中断の一時間弱はかなりヘビーで、今季は短時間な試合に慣れていただけに重く苦しい久しぶりの地元ゲームでした。

右膝靱帯を痛めたデスパイネが登録抹消となり、昨日に早退をしたクルーズも欠場、飛車角落ちの打線は迫力ダウンです。
140キロ台後半のストレートでグイグイと押す山口に力負け、こういったタイプには弱かったことを思い出させられた立ち上がりでした。
しかしいるメンバーで戦っていくしかありませんので、できることを確実にやっていきましょう。
飛ばしすぎていた山口が疲れからかスピード、キレともに落ちたところを叩くだけの力はあるのですから、堅実に一歩ずつ、です。
それにしても清田の変貌ぶりには目を見張るものがあり、前で捌けるようになったことが躍進の一番の理由ではないかと思います。
これまではどちらかと言えば始動が遅かっただけに別人のようで、しかしそれでいて引きつけてのバッティングもありますから、相手からすればやっかいな打者になりました。
久しぶりにらしい巧打を見せた角中とともに、CD砲が不在の間は打線の核として目立ちまくってもらいたいです。
この中堅どころの頑張りに若手も引っ張られて欲しいのですが、相変わらずにポロポロする吉田、追いかけるようなスイングとなってしまっている中村とアピールには至らず、むしろ浦和でやり直させた方がよいのではないかと、そして今日もお呼びがかからなかった青松が不憫でなりません。


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DeNA

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千葉ロッテ

0 0 1 0 1 0 2 0 X 4 7 0

◆5月29日(金) 千葉ロッテ-DeNA1回戦(ロッテ1勝、18時15分、QVCマリン、14,464人)
▽勝 大谷 21試合1勝1敗
▽S 西野 21試合2敗12S
▽敗 大原 2試合1敗
▽本塁打 後藤2号(古谷)

バッテリー
千葉ロッテ
 古谷、大谷、ロサ、西野―田村、吉田
DeNA 山口、大原、長田、林
―高城

 

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泥仕合

2015-05-29 01:09:44 | 千葉ロッテ

エラーが失点に繋がったり中継ぎ陣が崩壊をしたりと、弱いチーム同士の泥仕合を何とか勝ち抜いての借金返済にリーチです。
両チームが1イニングに7点以上を取り合った試合などはそうそう見られるものではありませんし、勝ったからこそ言えることですがナマ観戦は楽しめたのではないかと思います。
その試合を決めたのは派手な打ち合いの中での犠牲フライ、内野ゴロでの得点なわけですから、やはり取れるときに取っておけということなのでしょう。
せっかくに上向きつつあったデスパイネが右膝内側側副靱帯損傷で登録抹消、全治未定という非常事態なだけに、なおさらです。
そんなこんなで交流戦の最初のカードをエースの涌井で初戦を落としながらも無事に勝ち越した実感は、当たり前のようにほとんどありません。

そしてデスパイネの代わりがサブローとはビックリ仰天、伊東監督の脳内は奥深すぎます。
根元も長打連発で貴重な得点に絡みましたし、二番に戻した鈴木も3安打猛打賞、追い風が吹いているといったところでしょう。
結果的にはヒヤヒヤとさせられましたが六回でクルーズを引っ込めたのが故障でなければ、これまでとは違った動きでもあります。
その動きがハフマン、もしくは青松の昇格を導けばいいのですが、加藤や大松でないことを願うばかりです。
また清田が今日も打ちまくっての3安打2四球で規定打席に達して、.368で首位打者に躍り出ました。
まだ五月ですのでタイトルがどうのという時期ではありませんが、二打席目のライトへのタイムリーを見る限りでは勢いだけではない巧みさが感じられます。
好球必打ながらも四球を選べていることからしても、ここで立ち止まることなくまだまだ上を目指せるのではないかと思います。
福浦の必殺仕事人も見事、正真正銘の今季初ヒットを放ったサブローの今後からも目が離せません。

先発の唐川はいきなり連打を食らっての3失点で味方の先制をフイにしましたが、同点に追いついてくれた二回以降は1安打無失点で今季の2勝目です。
ストレートの走りはもう一つな感じでしたが低めに決まっていたスライダーを中心とした組み立てに切り替えたことで、試合を作ることができました。
五回での降板は早めの仕掛けで代打が出たことによるもので、ただ82球も投げていましたからそうでなくても六回が精一杯だったでしょう。
打たせて取るタイプの投手ながらも球数が多い唐川ですので、これではなかなか波に乗れそうにもありません。
そんな唐川の白星を消しかけた金森と松永の乱調の第二幕、さすがに明日に入れ替えがなければ嘘です。
代わりがいない、といった事情があるにせよ、出れば打たれるの繰り返しの投手をそのまま一軍に置いておくのであれば二軍などは不要となります。
それは本人たちのためにもなりませんし、健全なチーム状態を保つためにも入れ替えに念を送りましょう。


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千葉ロッテ

1 2 0 0 0 7 1 1 0 12 15 1

広島

3 0 0 0 0 0 0 7 0 10 16 3

◆5月28日(木) 広島-千葉ロッテ3回戦(ロッテ2勝1敗、18時、マツダスタジアム、27,263人)
▽勝 唐川 4試合2勝
▽S 西野 20試合2敗11S
▽敗 野村 6試合3勝3敗
▽本塁打 根元1号(野村)、クルーズ12号(野村)、會澤3号(金森)、菊池4号(松永)

バッテリー
千葉ロッテ
 唐川、益田、金森、松永、西野―田村、吉田
広島 野村、今井、今村、戸田
―石原、會澤

 

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偉大なる勝ち運

2015-05-28 00:41:10 | 千葉ロッテ

打線となかなか噛み合わない涌井からすれば、羨ましすぎる李大恩でしょう。
その打線の援護が受けやすいようなテンポのよさがあるわけでもなく、伊東監督の言葉を借りれば「持っている」としか言いようがありません。
味方が得点を取ってくれた直後に失点をするという、大瀬良との勝ち運の手放し合戦に敗れたことでハーラートップタイの6勝目、しかし防御率は4点台半ばです。
危惧をしていたエルドレッドと丸に打たれてのこれですから、やはり世の中には科学で解明できないものがあるのでしょう。
そして今日も大谷、ロサの勝利の方程式が機能をして、また終盤の追加点で西野も劇場を開演することなく交流戦初勝利、何はともあれ目出度いです。

そんな今日は懸案の二番に角中を充てたことで今江、クルーズ、デスパイネのクリーンアップで、そして5安打4打点ですので動いた甲斐があった伊東監督です。
さらには4打席でなんぼ、の根元がラッキーヒットもあり3安打4打点、申し訳ないながらも広島からすれば災難以外の何ものでもないでしょう。
これで鈴木の代わりに入った中村までもが活躍をすれば大笑いですが世の中はそこまで甘くはなく、バント失敗に3三振ですので明日は鈴木のスタメン復帰が濃厚です。
ようやくセンターに強い打球が飛んだデスパイネが走塁中に膝を痛めて途中欠場となったことで明日は荻野となるのか、喜びがあれば悩みも尽きません。
予想どおりに遠征中ということもあってか登録抹消がなかったのももどかしく、また映像もスポーツニュースでしかなかったことで、今日はこれにて手仕舞います。


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千葉ロッテ

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広島

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◆5月27日(水) 広島-千葉ロッテ2回戦(1勝1敗、18時、マツダスタジアム、28,782人)
▽勝 李大恩 8試合6勝1敗
▽敗 大瀬良 8試合1勝5敗
▽本塁打 デスパイネ8号(大瀬良)、エルドレッド3号(李大恩)、丸5号(李大恩)

バッテリー
千葉ロッテ
 李大恩、大谷、ロサ、西野―田村
広島 大瀬良、戸田、ザガースキー
―會澤

 

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ロッテらしい黒星

2015-05-27 00:46:42 | 千葉ロッテ

交流戦の初戦はセントラルに、そして世間に「これがロッテだ!」とアピールをするような、そんな黒星スタートとなりました。
先発の涌井は昨年に戻ったかのような荒れ気味なピッチングながらも6回3失点、しかし中継ぎ陣が踏ん張りきれずに大量失点となります。
打線も中盤から終盤にかけて追い上げるも「追いつけない程度の反撃」は無条件降伏よりはマシかなと、ロッテファンからすれば見慣れた光景です。
きっちりと広島の地方球場の連敗をストップさせましたし、尾道まで足を運ばれたロッテファンにはお疲れ様でした、そんな言葉しか思い浮かびません。

これまでであれば1点ビハインドの八回に大谷、あるいはロサの投入があってもおかしくはありませんでしたが、あそこでの松永は左対左を意識したわけでもないでしょうし、DHが使えない交流戦で中継ぎ陣の負荷が上がることを考慮してのことであれば妥当な判断でもあり、そこを突くつもりはありません。
あそこで使える投手が松永でしかなかった、申し訳ないですが、そこが今のロッテの現状、限界なのでしょう。
先日の当て直しでも満足ができなかったのか自らのエラーも絡んでの2死球で無死満塁、一死も取れずの交代ですからグランドスラムを浴びた金森を責められるわけもなく、動かざること山の如し、なベンチの顔ぶれからして他に打つ手があったとも思えません。
また四苦八苦でリズムに乗り気切れなかった涌井に打線の援護がしょぼかったのも、それが野球の流れというものです。
その打線は前田の立ち上がりを攻略するどころかパーフェクトな出足を許し、同点のチャンスに珍しくも伊東監督が抗議に出てくるジャッジに調子を狂わされたわけでもないでしょうがマルチヒットのクルーズが凡退と、どこかちぐはぐだったのも、これもまた野球です。
そのクルーズ、清田、そしてデスパイネがマルチヒットですから希望はありますし、試合を決めた丸のアピールは大成功で5年後には千葉で大活躍をしてくれるでしょう。
それなりに収穫があったと、そして明日こそは「カープ女子に嫉妬締め」です。


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千葉ロッテ

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広島

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◆5月26日(火) 広島-千葉ロッテ1回戦(広島1勝、18時、尾道、13,558人)
▽勝 前田 10試合4勝4敗
▽敗 涌井 10試合5勝5敗
▽本塁打 丸4号(金森)

バッテリー
千葉ロッテ
 涌井、益田、松永、金森―田村、吉田
広島 前田、永川、中崎―會澤

 

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謎多き迷路

2015-05-27 00:04:41 | 映画

これが三部作の第一弾とは上映前の紹介で知ったわけで、相変わらずに迂闊な自分がいます。
そうなれば単体の作品としてはそれなりの手仕舞い方はしているものの、当然にその謎の全てが明かされているわけではありません。
第二弾、そして第三弾で本当に全てを解き明かしてくれるのか、あるいは興行成績により尻切れトンボになったりはしないのか、との不安はありますが、気にしても詮無いことです。
ドキドキ、ワクワク、という点ではシンプルに楽しめる作品ですので、あまり身構えない方がよいのでしょう。

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自らの名前以外の記憶を失った若者が壁に囲まれた空間に運ばれて、そこでコミュニティを形成しています。
その空間を囲む迷路は時間が経過をすると移動していろいろな顔を見せる難路であり、また夜になると化け物が闊歩する、そこをいかに抜け出すかがテーマとなっています。
しかし迷路と銘打ちながらも主題は危機に瀕したときの人の心の動き、前に進む人もいれば立ちすくむ人もいる、そちらの方に重きを置かれているように感じられました。
逆に言えば迷路を抜ける、という命題がタイトル負けになってしまっており、知能よりも勇気、決断、アクションが前面に押し出されています。
このあたりは好き嫌いが分かれそうですが、シリーズを通した「なぜ」を漏れずに答えを出してくれるのであれば、それもよしです。
でもアルビーの戻った記憶は何だったのか、は捨て置かれるんだろうなぁ、そんな迷路での第一歩でした。


2015年5月26日 鑑賞  ★★★★☆(4点)


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まさかね

2015-05-26 00:38:58 | 千葉ロッテ

明日から交流戦が始まります。
ロッテの最初の相手は今季の優勝候補ながらも下位に低迷をする広島で、そしていきなりの涌井vs前田のエース対決です。
リーグ戦の最後をイヤな形で負けた両チームのエースはともに好投が報われずに白星に恵まれない、そんな似た者同士に見えなくもありません。
そうは言いながらも鍵はロッテ打線が前田を攻略できるか、に尽きるような気がしますし、このタイミングで復帰をしたエルドレッドが脅威でもあり、その初戦が広島にとって大型連敗中の地方ゲームでの試合となることを心の支えに、立ち上がりに一気呵成な攻撃を期待したいです。
そして広島のローテーションは明日の前田に明後日の大瀬良は決まりでしょうが、さらに中5日で黒田は持ってこないよね、冗談は抜きでお願いします、緒方監督。


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借金抱えて交流戦

2015-05-25 00:07:30 | 千葉ロッテ

ディクソン、金子、そして西を相手に3タテを食らわせての五割復帰ともなれば交流戦に向けて勢いがついたのですが、そう上手くはいきません。
今日は予報が悪かったため直前まで寝ていたこともあり鎌ヶ谷を回避してのパ・リーグTVも虚しく、文字どおりの完敗です。
もっとも船橋の感じではおそらく鎌ヶ谷も曇天だったのではないかと、先発の南はもう見飽きましたので、快勝だったようですがよしとします。

完全に大嶺祐の独り相撲、悪いところがもろに出てしまった黒星です。
四回に3連続四球で押し出しともなれば、ベンチも守っている野手も何もできません。
立ち上がりにストレートを抑え気味なのかな、といったところから二回のピンチでギアチェンジ、140キロ台半ばのストレートでぐいぐいと押して、そして三回にはストレートが走っているからこそフォークが有効、といった見事すぎる三者三振に切って取った直後だけに思いもよらぬ炎上でした。
これが田村のリードによるものなのか、大嶺祐のガス欠対策だったのかは分かりませんが、初回に戻ったかのような組み立てから慌てて力押しに切り替えても手遅れとなり、あっさりと吉田に代わったことからして何となく伊東監督の判断は前者だったような気がします。
また守備シフトの問題があるにせよ走者を背負ったところで抑えられない矢地は数字ほどの信頼感もなく、ノーヒットながらも先頭打者を歩かせる金森、松永も同様です。
死球の多かった試合、カードだっただけに松永の当て直しで乱闘にでもなるかと思いましたが、当てた方が多いオリックスが自重をしたのかもしれません。

こんな展開ですから打線は作戦もへったくれもなく、しかし僅か108球で完封を許すのは諦めがよすぎるだろうと、ある意味でロッテらしい攻撃ではありました。
二回に上手くバットに乗せてセカンドの頭を越した田村のバッティングが得点に結びつかなかったこと、あれはコーチの指示なのかデスパイネの判断だったのかは映像からは分かりませんでしたが、返球が逸れなければ完全にアウトのタイミングだっただけにチャレンジに過ぎたような気がします。
それにしても駿太には守備でも打撃でも痛い目に遭うことが多く、西野とともに要注意です。
そんな中でも清田は最終打席にツーベースを放って連続試合ヒットを11試合に伸ばし、二打席目のバントは考えていることの証左なのかアピールなのか、そこは判然としません。
また右方向への意識がなかなかに出てこないデスパイネを見透かしたかのような外角オンリーの配球も今後に悩ましく、お久しぶりねのサブローもこれだけ実戦から遠ざかってしまえばストレートに振り遅れるのは仕方がないでしょうし、四打席でなんぼの根元も型にはまった空振りでやや気の毒にもなります。
守備では脇腹は大丈夫か、のクルーズのジャンピングキャッチ、福浦の足捌きなど見るべきところが多々あっただけに、かなり残念な連勝ストップでした。


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千葉ロッテ

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オリックス

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◆5月24日(日) オリックス-千葉ロッテ8回戦(4勝4敗、13時、京セラドーム、26,318人)
▽勝 西 8試合2勝3敗
▽敗 大嶺祐 6試合2勝2敗

バッテリー
千葉ロッテ
 大嶺祐、矢地、金森、松永―田村、吉田
オリックス 西―伊藤

 

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やばいぞ田中

2015-05-24 12:37:09 | 千葉ロッテ

 

久しぶりの鎌ヶ谷で、バックネット裏のフェンスがやたらと太いことをすっかりと忘れていました。
日曜日は雨予報だったので今日しかない、と気合いを入れていただけに、忘却を嘆くしかありません。
それにしても今季も二軍戦は2戦2敗と白星から遠く、最後に勝ち試合を見たのはいつだったのか、勝敗は二の次としても内容も伴いませんので先行きは暗いです。
伊志嶺と井上が故障なのか姿を見せていないことも痛手で、一二軍の入れ替えが少ないのも仕方がないかと思ってしまうような停滞ぶりに頭が痛くなります。

田中の劣化が止まりません。
これだけ野球漬けなのは人生初でしょうから疲労蓄積によるものもあるのでしょうが、3回8安打6失点であっさりなKOとなりました。
どんな指導をしたらこれだけ短期間でロッテ化が進むのか、たまたまであってくれ、そんなストレートは立ち上がりに140キロが数球あっただけで大半は130キロ台半ばで迫力に欠いたピッチングで、課題のコントロールもカーブ、スライダーとも高めに浮きまくってボールの嵐、カウントを悪くしての痛打と本人もかなりなショックでしょう。
あるいは鎌ヶ谷のスピードガンが控えめ、と思いたかったのですが、白村が151キロ、ハンカチ王子が146キロを出していましたので言い訳はできません。
あまりのボールの多さ、四球にスタンドからは溜息と怒号が飛び交う始末で、服部ばりのあっち向いてほい、が理由なのか、少し休ませて一呼吸を置いた方がよいようにも思います。
これといった期待な投手が少ない浦和ロッテだけに田中の停滞は致命的で、しかし幸いなことに大嶺祐、古谷で一軍の先発ローテーションは六人体制に戻りつつありますので、田中、そして投手コーチも焦ることなくじっくりと鍛え直す、作り直す時間は充分にあります。
コントロールを意識することでストレートを殺して、しかし思ったほど成果が上がらない、そうこうしているうちにスピードが戻らなくなった、なんてことにならないよう、お願いします。

四回からは二木が3イニング、七回は上野、八回は香月良のリレーとなりました。
二木は前回と同様に下を上手く使えていない感じでボールに伸びがなく、ハフマンの落球に香月一のお手玉と守備に足を引っ張られたところはありましたが、どんよりとした若さがあまり伝わってこないピッチングにガッカリ、が正直なところです。
フォークは落差がありましたがストレートが走っていないことで、武器と言えるほどの効果はありません。
上野と香月良は二軍戦ならこのぐらいは当たり前、なピッチングで、交流戦で中継ぎ陣が疲弊したときに呼ばれるよう爪を研いでいてくれればと思います。

気になったのは江村のリードで、こんなストレートじゃ勝負にならないと考えたのか、あるいは何らかのテーマを持ってのことだったのかもしれませんが、田中、そして二木と変化球中心で面白みのない、攻めの気持ちが感じられない配球に思わず「もっとストレートを」と叫んでしまいました。
その江村がほぼ出突っ張りなために春季キャンプ前からグッズが売り出された寺嶋、ベテランの川本にほとんど出番が無いのが不憫ではあります。
捕手は故障が多いポジションですから多いに越したことはありませんが、川本などは欲しがるチームがあれば出してあげたくもなります。
来季にロッテのユニフォームを着ているか、という点で心配なのは大松、金澤、そして意外かもしれませんが高濱だって安泰ではありません。
今日にマルチヒットだった大松もクリーンヒットと言うよりはやや詰まった打球で高く上がらず、一軍に居場所が見つからない33歳は完全に土俵際です。
打撃を活かすためにDH、一塁手としての出場が大半の金澤も肝心のバットが湿ったままで2割にも達せず、野手の頭数不足の事情がなければ首筋に冷風といったところでしょう。
故障での出遅れもあってか低打率に喘いでいた高濱もようやくに上向き加減で今日も打った瞬間にそれと分かるホームランを放ちはしましたが、三振で笑っているようでは×です。
その打席にワクワクしていたのは香月一、青松ぐらいで、途中出場の香月一は同じく守りで入った脇本ともども体作りに注力をしなければ無駄に年数を重ねそうな、またやや旬を逸してしまった感もある青松はそれでも迫力のあるスイングですので来週末には千葉に呼びたい、呼ばなければならないと考えます。
ダイビングキャッチで魅せた細谷は全力疾走も怠らずに好印象ですが中村との天秤にかければ微妙と言えば微妙、もう10年目、ヤクルトあたりはどうでしょう。
投打の比率、ポジションの被り、歪な編成をそろそろ一気に解消をする必要性を今さらながらに痛感をした先日の船橋、そして鎌ヶ谷でした。


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千葉ロッテ

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日本ハム

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◆5月23日(土) 日本ハム-千葉ロッテ7回戦(日本ハム5勝2敗、13時、鎌ヶ谷、1,576人)
▽勝 増渕 7試合2勝
▽敗 田中 6試合2勝2敗
▽本塁打 高濱1号(増渕)、太田2号(田中)、北1号(田中)、宇佐美2号(二木)

▽バッテリー
千葉ロッテ
 田中、二木、上野、香月良―江村
日本ハム クロッタ、増渕、河野、森内、藤岡、白村、斎藤佑
―市川、大島

 

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ざまあ金子

2015-05-24 03:02:31 | 千葉ロッテ

ぶっつけ本番でも相手がロッテなら大丈夫、昨年までの相性からして与し易しと舐めていた金子なのでしょう。
そしておそらくは二軍での調整登板を望んでいたであろう森脇監督は、王様な金子を御しきれていないものと思われます。
そんな試合で金子を3回KOですのでロッテとすれば大笑いな展開であり、そして先日と同様に最後の最後で凍りついた試合でもありました。
何はともあれ明日に勝てば交流戦前に五分に戻せますので、死に体のオリックスから白星を貢がせてスタートラインまで戻りましょう。

昨日とは打って変わって打線が試合を主導した、豪快な先制パンチでした。
初回こそ一死二塁のチャンスを逸するも、頭部死球が心配をされた今江が口火を切っての怒濤の5得点、金子とすれば悪夢だったでしょう。
上手い一塁手であれば捕られたかもしれない福浦の打球はそれでも痛烈なものでしたので文句のつけようのない先制打となり、そして清田のプロ初の満塁弾はやや甘めに内に入ってきたボールを逃すことなく豪快に叩き込んだ一発で、これで連続試合ヒットも二桁となりました。
福浦は実質的に金子をKOした強襲ヒットもあり2打点、打率も3割に乗せましたので右腕であれば暫くはスタメンでよいと思います。
井口ほどではないにせよ横の動きの衰えは隠せませんが刺殺の技術はまだまだ健在で、クルーズとのコンビはそれだけで飯が食えるだけの素敵さがあります。
そして今江があとはホームランだけ、のサイクルヒット手前の4安打と昨日の鬱憤を晴らすかのような大当たりで、これで角中が活気づけば手がつけられなくなるでしょう。
ただ相変わらずに猛爆のイニングがあれば今日は終わり、とばかりに中盤以降の無得点が試合をもつれさせたことになりましたので、五回の今江のホームでのクロスプレーが惜しいと言えば惜しい、悔しいと言えば悔しい、もったいないと言えばもったいない、あそこで追加点が入ってればその裏の失点は無かったかもしれません。
捕球前のあのブロックはルール違反じゃないの、と愚痴りたくもなりますが、暗黙の許されるルール違反なのでしょう。

それにしても西野の不安定さは小林コーチ直伝なのか、いやいや昨年も炎上せずとも三者凡退でピシャリな抑えではありませんでしたので、やはり守護神は厳しい仕事なのでしょう。
これまで痛い目に遭ってきた糸井の不振に今季は何度助けられたことか、あそこで引っ掛けてくれて感謝の言葉もありません。
そして昨日は守備で、今日は4安打と打撃で西野にやられたわけで、一人が消えれば一人が頭をもたげるといったロッテキラーは不治の病なのか、めまいがしそうです。
先発の石川は突然に五回に乱れましたが今江が弾いたゴロを素早く拾ってセカンドで封殺をした鈴木のファインプレーにも助けられて傷口を広げることなく、中盤以降に崩れるパターンが続いているのが気がかりではありますが、7回3失点のQSですので胸を張ってよい久々の白星、4勝目です。
シンカーに頼らなくてよかった、とは試合後の石川のコメントで、そうやって伝家の宝刀を忘れたカナリアになった例がありますので複雑な心境ではありますが、140キロ台半ばのストレートでぐいぐいと押す姿は見ていて爽快ですのでそれはそれで悪くはありません。
今日に鎌ヶ谷で失望な田中だっただけに、この石川のピッチングを見て思うところのある田中、そして川越コーチであってくれればと思います。


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千葉ロッテ

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オリックス

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◆5月23日(土) オリックス-千葉ロッテ7回戦(ロッテ4勝3敗、18時1分、京セラドーム、25,896人)
▽勝 石川 8試合4勝2敗
▽S 西野 18試合2敗10S
▽敗 金子 1試合1敗
▽本塁打 清田7号(金子)

バッテリー
千葉ロッテ
 石川、ロサ、西野―田村
オリックス 金子、松葉、岸田、白仁田、高木、海田―伊藤

 

コメント (25)

デスパイネが打てば負けない

2015-05-23 08:44:37 | 千葉ロッテ

デスパイネがアーチを放てば8連勝、これは大砲としての名誉ある記録です。
その虎の子の2点を守りきってチームは3連勝ですから今度こそ勢いを手放すことなく、オリックスにとどめを刺す交流戦前の最終カードとしてもらいましょう。
危惧をしていた中5日を回避しての石川には、舐めた金子を叩き潰すような快投を願います。

古谷は何とも微妙なピッチングではありました。
6回2/3を3安打零封ながらも6与四球、初回を除いて常に走者を背負う苦しいピッチングも要所で低めに決まっての6奪三振、マッチポンプにベンチも代え時が難しかったでしょう。
顔ぶれが変わってもオリックスキラー、といった気持ちで負けなかった目の強さがあってこそのことだと思いますので、やはり野球はメンタルなスポーツだと再認識です。
この気合いが乗り移ったのか珍しくもリリーフ陣がロサ、大谷、西野とパーフェクトリリーフ、素敵すぎます。
お約束となったクルーズの美技も出ましたし、打ち勝った次の日だけになかなかにいい勝ち方でした。

ぶつかったのは帽子のつば辺りなのか昏倒、にはならなかったのが不幸中の幸いではあるものの、頭部に死球で途中退場となった今江が心配です。
スタメン復帰となった鈴木が湿ったままなだけに、まだ中村で埋められる穴ではありません。
その今江の出塁を無駄にすることなくデスパイネが豪快な一発、さほど甘いボールではありませんでしたが低めの一番に腕が伸びるコースは「ごちそうさま」といった感じで、後ろが根元ということもありましたがチャンスでの敬遠もありましたし、他球団も調子が上がってきたと見ているのであれば今後が期待できます。
初回のツーベースもようやくにセンターからやや右方向に打球が飛んだこともあり、斜に構える必要はないのかもしれません。
またギリギリで清田にもヒットが出ましたし、西野の好守に阻まれて走者を出しながらもなかなかディクソンを攻略できませんでしたが、ここを勝ち抜けたのは大きいです。
だろうな、と思っていたとおりに中継ぎ陣の崩壊で下位に沈むオリックスですので仕上げに平野佳を、とは思いつつ、その出番がないような展開で勝ちましょう。


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千葉ロッテ

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オリックス

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◆5月22日(金) オリックス-千葉ロッテ6回戦(3勝3敗、18時、ほっと神戸、26,280人)
▽勝 ロサ 14試合1勝1敗
▽S 西野 17試合2敗9S
▽敗 佐藤達 17試合1勝4敗
▽本塁打 デスパイネ7号(塚原)

バッテリー
千葉ロッテ
 古谷、ロサ、大谷、西野―田村
オリックス ディクソン、佐藤達、塚原、岸田―山崎勝

 

コメント (19)

クル屋ぁ~デス屋ぁ~

2015-05-22 01:29:18 | 千葉ロッテ

17安打10得点と打ち勝った試合に清田の連続試合マルチヒットが止まるとは皮肉な話ですが、しかし3四死球と警戒をされてのことですので仕方がありません。
それだけ相手バッテリーが打たれるよりはマシ、と清田を見ていることの証左ですから、むしろ歓迎をしたいです。
清田も同じようなコメントを残していますし、調子がいいからこそ陥る罠、とにかく打ちたくてボール球に手を出しているうちに下降線に入るのだけは避けなければなりません。
自らのストライクゾーンをしっかりと持って、脅威の核弾頭として突っ走ってください。

そのためにも「俺がやらなければ」と清田が必要以上の自意識過剰にならないよう、周りが打ってくれるのが一番です。
そんな今日はCD砲が二発ずつの6打点、所沢は季節外れの花火大会となりました。
やや低めのボールをすくい上げるようなスイングのクルーズに対して高めに浮いたボールを見逃さずに叩いたデスパイネと対極ではありましたが、まさに助っ人、外国人選手のパワーを見せつけてくれたことに伊東監督もベンチでにんまりでしょう。
打席数が少ないこともあって5打数5安打のデスパイネは一気に打率を.263まで上げてもう大丈夫、と伊東監督は口にしたようですが、ただ前日からの6打席連続ヒットはいずれも引っ張ってのものですので信ずるに足らず、と斜に構えた方がよいかもしれません。
対照的に広角に打ち分けた井口も、今季は好不調の波が一試合毎に顔をのぞかせたりもしますのでなかなかに評価が難しいです。
連日のスタメン落ちとなった鈴木は中村のアーチに刺激をされてかこちらも途中出場でタイムリーを放ちましたが、信頼回復にはもう一手も二手も必要でしょう。
何にせよ大勝はベンチの采配ではなく選手の頑張りによってもたらされたと言ってもよいですから、次は僅差で効果的なタイムリーによる勝利をお願いします。

大勝とは言いながらも終わってみれば4点差、言うほどに楽な試合ではありませんでした。
今季初勝利の唐川は自嘲気味にスピードが出ていなかったとは試合後の談話でしたが、伊東監督が評したようにキレがあってこその五回までの零封だったのでしょう。
被打率が高い唐川にして僅かに3安打は変化球のコントロールが安定をしていたことが理由だと思われ、だからこそ六回以降の乱調が目立ちます。
制球が甘くなったときにつるべ打ちを食らって持ちこたえられない、守備に足を引っ張られたとは言え昨年までの唐川の崩れるパターンがもろに出てしまった感じです。
この試合では味方打線の援護があったからこそ白星を手にできましたが、この展開での7回5失点は先発としては失格と言わざるをえません。
期待をしているからこそ勝利に満足をするのではなく、もう既に手遅れかもしれませんがスピードを取り戻すことこそが生き残る道だと、そう考えて欲しいです。
同じく期待の矢地も一度目の賞味期限切れのようで、自分に何が足りていないかを考えて次に期してもらいましょう。


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千葉ロッテ

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西武

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◆5月21日(木) 西武-千葉ロッテ11回戦(ロッテ7勝4敗、18時、西武プリンス、11,277人)
▽勝 唐川 3試合1勝
▽敗 ルブラン 8試合2勝5敗
▽本塁打 中村2号(ルブラン)、クルーズ10号(ルブラン)、11号(岡本篤)、デスパイネ5号(岡本洋)、6号(岡本篤)、木村2号(松永)

バッテリー
千葉ロッテ
 唐川、矢地、松永、西野―田村、吉田
西武 ルブラン、岡本洋、岡本篤、武隈、ミゲル―
炭谷、岡田

 

コメント (15)

清田が止まらない

2015-05-21 01:01:49 | 千葉ロッテ

清田の勢いが止まりません。
今日もいきなりの先頭打者アーチは豪快なキャリアハイの5発目で、そして荻野ばりの回転で運んだ6発目とパワー全開です。
引っ張るだけではなく逆らわずに右方向へのヒットもありますし、今に一番やっかいな打者として注目をされています。
惜しくも先日に5試合連続猛打賞の日本記録は逃しましたが7試合連続のマルチヒットで、月間MVPの最有力候補でしょう。
これがただの勢いではなく考えることによりもたらされたものであれば、あるいは伊東監督の最大の置き土産になるのではないかと、さらっと毒を吐いておきます。

最後は西野劇場でヒヤヒヤとさせられましたが、勝ち運に援護運の李大恩が5勝目を手にしました。
浦和での修行で何が変わったかはよく分かりませんでしたが、球威のある荒れ球が功を奏したといったところでしょう。
これが慣れられてしまうともうどうにもなりませんが幸いにも交流戦が近いですし、とりあえずは先発ローテーションを任せられる投手が戻ってきてくれたことは喜ばしいです。
結果的には六回の続投がその後の継投を楽にしましたからベンチとしてはしてやったり、幕引きと合わせた2つの併殺に安堵の息を漏らしたロッテファンは数えられないほどでしょう。
そして今日もバッテリーを支えたクルーズと福浦の競演は見事で、明日はルブランですが福浦のままでお願いします。

打線はデスパイネの代わりが井口という脱力なスタメンでしたが、そちらよりも鈴木の欠場がトピックスです。
不振から抜けきれないキャプテンをようやく外す決断はベンチとしては苦しかったでしょうが、これで一つの聖域が解放されました。
中村のショートは付け焼き刃な感じはありますが守らせるのであればクルーズはセカンドですし、今後の選択肢が広がるという点ではよいことだと思います。
高めのボールを強引に引っ張った代打のデスパイネは結果論的なバッティングでしたので左腕対策でのスタメン復帰には懐疑的ですが、心の病が多少なりとも癒えていればあるかもしれませんし、鈴木を外したのであれば次にサブローをDHで起用するという一手で白黒をつける、そのぐらいの動きは見てみたいです。
そろそろ来季のスタッフについての議論が出始めていますから、伊東監督も腹を据えましょう。


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千葉ロッテ

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西武

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◆5月20日(水) 西武-千葉ロッテ10回戦(ロッテ6勝4敗、18時、西武プリンス、12,827人)
▽勝 李大恩 7試合5勝1敗
▽S 西野 15試合2敗8S
▽敗 野上 7試合4勝3敗
▽本塁打 清田5号(野上)、6号(野上)、クルーズ9号(野上)、中村10号(李大恩)、森9号(ロサ)

バッテリー
千葉ロッテ
 李大恩、大谷、ロサ、西野―田村
西武 野上、バスケス、岡本篤、岡本洋
―炭谷

 

コメント (27)

元の木阿弥

2015-05-20 01:16:01 | 千葉ロッテ

今季初の3連勝でこれから、というところでの3連敗、なかなか調子に乗れません。
中5日でエースを立てての敗戦は一敗以上の重みがあり、そもそもが伊東監督、落合コーチがそう考えているかどうかは疑問ではありますが、賭けに負けたといったところでしょう。
どうやらデスパイネをスタメンから外す決断をしたようですが、相変わらずに引っ張ることしか考えていないかのようなスイングで引っ掛けてばかりで打球の上がらないデスパイネに右方向への意識づけをしているのか、思い切ってハフマンとの入れ替えまで踏み込むのか、気になることは多々ありますが現状打破で動くのはよいと思います。
ただその動きが根元の昇格を見れば不安が高まりますし、少なくとも先日の打席を見る限りでは一軍はおろかオフが心配だったのが正直な感想だっただけに、同じ守備位置でホームランダービーのトップを独走する旬の青松でない理由が激しく知りたかったりもします。
もちろん数字だけでは語れないものもあるのでしょうが、その思惑が見えづらいことこの上ありません。
浦和が澱んでいるようにも見えるのは、流動性の無さよりも目的の欠如、モチベーションの低下が理由ではないかと考えます。

そんな中でもいいとこ探しをしてみれば、今日も冴えまくっていたクルーズの守備を支えるのは福浦の卓越した捕球技術であることを再認識させられました。
グラブ捌きはもちろんのこと、捕球の際の体の伸ばし方は柔らかさがあってこそでしょう。
鈴木のドンピシャのジャンプも魅せるプレーでしたし、田村の盗塁阻止率も徐々にではありますが上がってきました。
涌井も点の取られ方がイマイチでしたし球数が増えることで抜けるボールを痛打されたのは悔やまれますが、メリハリのある力強いピッチングには拍手です。
できることをやる、背伸びをしても仕方がありませんので、そこから始めましょう。


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千葉ロッテ

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西武

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◆5月19日(火) 西武-千葉ロッテ9回戦(ロッテ5勝4敗、18時1分、西武プリンス、12,881人)
▽勝 武隈 18試合3勝
▽S 高橋朋 18試合13S
▽敗 涌井 9試合5勝4敗

バッテリー
千葉ロッテ
 涌井、大谷、矢地、松永―田村
西武 十亀、バスケス、武隈、増田、高橋朋
―炭谷

 

コメント (26)

涌井におんぶにだっこ

2015-05-19 01:47:17 | 千葉ロッテ

エースとはそういうものなのかもしれませんが、涌井がまたしても中5日で連敗ストッパーを期待されて明日に先発をします。
頼りがいがあるからこそ頼られるのでしょうから本人とすればやり甲斐のあるポジションでしょうが、しかしこれはある意味で賭けと言ってもよいでしょう。
無理を強いて期待に応えてくれればいいのですが、これが躓いてしまえば取り返しのつかない事態にもなりかねません。
中6日を堅持して勝てる投手で確実に勝つための確率を上げる、穴の空いたローテーションは現有戦力の白黒と若手への登竜門として活用をする、契約最終年であろう伊東監督にそれを求めるのは酷だとは思いますが、頭数が足りない今こそがチャンスだと考えたいです。
このままでは来季の今ごろも同じことを愚痴っていそうで、これは昨年も、そして一昨年も言っていたなと、参ったなこりゃ。


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