来月から9月の半ばまでは週末でもナイターになるため、デーゲームは暫くのお休みとなります。
そんな名残惜しい今日は試合中の炎天下から帰りの雷雨といろいろと厳しい一日となりましたが、それも勝てば笑い話です。
そして本日の一押しはサード強襲の打球でセカンドにヘッドスライディングをしたハフマンで、頭から滑り込むのは怪我の原因にもなりますし足からのそれと比べてアドバンテージがあるとも思えませんので避けるべきとのスタンスではあるのですが、しかしこういった泥まみれのプレーは嫌いではありません。
助っ人としては物足りない数字ながらも伊東監督が使い続けるのは他の選手の不甲斐なさがあるにせよ、この一生懸命さが理由なのでしょう。
おそらくは.260の5本程度で終わるのでしょうが今季でまだ29歳、そして15万ドルと格安ですので、鬼が笑いそうですが来季もロッテのハフマンであることを願います。
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ここのところ打ち込まれることが多かった石川が、8回4安打零封で1ヶ月ぶりの白星を手にしました。
新人王争いでは6勝の上沢、14Sの高橋にリードを許していますが、この5勝目で一つ目の壁を乗り越えて差を縮めたいところです。
今日は無四球とコントロールが安定をしていたこと、そのおかげで球数が少なく8回94球でその八回に144キロとストレートに力があったこと、よってストレートで押せたためにカーブ、シンカーが活きたこと、そして何よりオリックス戦が初登板だったこと、これらが好投の理由でしょう。
課題の立ち上がりをクリアしてボール先行でも安心して見ていられましたし、そうなればプロ初完封が期待をされましたが試合後の伊東監督のコメントによれば続投の打診を本人が断ったらしく、かなり暑かったですからバテもあったのでしょうが先日も似たようなことがありましたし、このあたりの草食ぶりがやや歯がゆくもあります。
何はともあれ同郷の西野がフォークの連投で最後を締めくくってくれましたので話題性は充分ですし、その西野を救ったクルーズの背面トスはそれだけでお立ち台に呼んであげてもよかったのではないかと思えるスーパープレーでしたので、かなり痺れる試合を楽しませてもらいました。
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打線は制球に苦しむディクソンを攻略しきれず、石川の力投がなければ逆転負けフラグが立ちまくっていたであろう拙攻の嵐でした。
チャンスに一本が出ないのは相手も必死ですので仕方のないところはありますが、昨日に続いてのバント失敗は腹立たしいことこの上ありません。
三回にミスをした岡田は五回の初球もファールでライトスタンドからブーイングが出る始末、守備での貢献は絶大ですがタイプ的にこれは致命的でもあります。
前の打席の反省からか五回は最初から構えてのそれでしたが、三回もそうあって欲しかったです。
その岡田を救ったのが角中の一振りで、昨日の欠場は前日のプレーでフェンスに肩をぶつけたのが理由とのこと、まだ痛みが残っているようですが大事に至らなくて助かりました。
またハフマンにバントをさせたベンチには拍手喝采ですし、さすがにブラゼルは無理でしょうがクリーンアップではないサブローや井口にもお願いします。
そのブラゼルは負傷で伊藤が治療中にやたらとご機嫌だったのが印象的で、誰と話をしていたのかはよく分からなかったのですが、笑顔が可愛かったのでパチリです。
その他では拙守を連発のディクソンに感謝、打球処理は衰えたものの捕球技術はさすがの福浦、そして関東のファンが少なすぎのオリックスにはもっと頑張ってもらいましょう。
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◆6月29日(日) 千葉ロッテ-オリックス11回戦(オリックス7勝4敗、13時、QVCマリン、16,250人) |