オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
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おめでとう大木

2017-09-30 05:04:07 | 千葉ロッテ

 

プロ初スタメンの大木が一打席目でプロ初ヒット、快音を響かせてのそれではありませんでしたが大木にとってはむしろ勲章となる打球だったと思います。
そして間髪入れずのプロ初盗塁は生命線、三打席目の凡ゴロに捕手が悪送球をしたのはその脚力に焦ってのことでしょうから名刺代わりの快脚、いいアピールになりました。
育成枠出身で足が武器ともなれば岡田二世が目指すところなのか、こんな消化試合なのですから慣れ親しんだセカンドで使ってあげればいいのにプロでは一度も守ったことのないサード、は立場からすれば仕方がないのかもしれませんが、その守備力も買われての入団だったはずですから浦和での外野との併用がもどかしくもあります。
そのセカンドにはキャプテン鈴木、三遊間も中村、平沢など若い選手がいるだけに厳しくもありますが、地元出身の苦労人が報われる井口ロッテであってくれればと願います。
また同じくプロ初スタメンの柿沼は鉄砲肩でドンピシャ、あそこしかないというぐらいのところに矢のような送球で盗塁を二つ刺して一軍チャレンジに名乗りを上げました。
こちらも同世代の捕手がひしめき、また田村が抜け出しているためにまずは一軍での定着を目指してこつこつと、同期入団の大木とともに泥臭く頑張ってください。

プロ初先発の成田は二発を浴びての黒星、ほろ苦デビューとなりました。
それでもテイクバックの手首の面白い動きもあってか打者には見づらそうなボールで詰まらせていたのは意外な収穫、心配をしていたコントロールは攻める気持ちでクリアできたのではないかと、数字よりは伸び、キレの感じられた、しかし迫力は足りないストレートに上乗せができれば次が見えてきます。
登板前に見て欲しいと言っていた、そして試合後にダメだったと語っていたそのストレートがやはりポイントになりそうで、力でねじ伏せるタイプでなくともボールの出し入れ、緩急などの基本になるところですのでしっかりと、本人にもその意識があるようですし打たれて学ぶこともあるでしょう。
石垣島のときに比べればボールの走りは良くなっていましたから、この世に3つしかない1つをゲットした身からすればとにかくその成長を楽しみに応援しています。
二番手の佐々木は3回無失点ながらも個人的にはグッとこないスタイルはそのままに、しかしこれが佐々木なのであれば自分を信じて歩んでいってくれればと思います。
考えすぎるところがあるようですのでこれが今季の最終登板であれば、いい形で終わったと言ってよいのかもしれません。

大木、柿沼、成田、佐々木と、そんな来季に向けて狸を狩れるのが消化試合の楽しみなのですが、それだけにせっかくこういった起用をしながらも柿沼を二打席で交代、しかもパラデスという最後まで伊東監督は伊東監督だった、と脱力をさせてくれたのはファンの心を井口監督に向けるための高等なテクニックなのでしょう。
球団記録を更新する86敗目、ある意味でメモリアルな試合でのこれですからわざと憎まれ役を買っているのでしょう、さすがです。
堕ちるところまで堕ちれば次がやりやすいのは自明ですのでやるならとことんと、そんなところまで中途半端にならないよう徹底的にやり抜いてください。



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◆9月29日(金) 千葉ロッテ-オリックス24回戦(ロッテ13勝11敗、18時15分、ZOZOマリン、23,212人)
▽勝 吉田一 28試合2勝1敗
▽敗 成田 3試合1敗
▽本塁打 T-岡田30号(成田)、マレーロ19号(成田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成田、佐々木—柿沼、吉田
オリックス 吉田一—若月

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しくじった

2017-09-29 02:42:58 | 千葉ロッテ

夜には雨があがると思っていたのでシーズンクーポンの最後の一枚を明日に使ってしまい、今日の中止でどうやら9日になるらしい地元最終戦は二階席での観戦、しくじりました。
伊東ロッテの五年間の最後を間近で見送ることができなくなったのは残念、と言いますか9日は予定があるのでそもそも球場に行けるかどうか、閉幕間際の雨は罪作りです。
そうなれば心は来季に、昨年とは打って変わって現役続行に意欲的なスタンリッジ、また投手コーチに清水直、藪田の名前が挙がりました。
清水直は一般紙の産経が報じるなど意外なメジャーぶり、山室球団社長も候補の一人と認めたようで、青学閥で川越コーチの昇格で決まりと思っていましたのでちょっと意外、まだ正式受諾前なので井口と相談をしながらという報道にはやや眉唾ながらも体制を固めるのは早いに越したことはありません。
ごね得チックな大型契約から1年でのトレードとなった経緯に復帰のハードルは高いと思っていた清水直ですが重光ジュニアとの関係が良好だったのは退団の際のお手紙があり、引退セレモニーもやってもらいましたので、本人にも球団にもわだかまりのようなものは無いのでしょう。
またポイントとなる打撃コーチも早く決めて欲しい、秋季キャンプに新スタッフが揃わないなんて醜態は勘弁ですし、フェニックスリーグも然りです。
井口はホワイトソックスの始球式に参加をするために渡米をしているので正式な動きはもう少し先になるのでしょうが週明けには戦力外通告もあり、一日も早い船出を待っています。



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さよなら青、よろしく赤

2017-09-28 02:40:04 | 千葉ロッテ

ユニフォームの話です。
明日は最後のCHIBAデーということで一日限りで赤CHIBAグッズが30%オフとのこと、これは黒ビジターと同じで50%オフで叩き売り状態の青フェスタとは一線を画していることになりますから来季の衣替えは無いのでしょう、毎年のように複数の衣替えをやられたら迷惑ですのでホッと一息です。
プリントバージョンなので敬遠をしていた青フェスタはとりあえずコレクションで一着だけ購入、春先に正価で手に入れた方にはごめんなさい、4500円でした。
それでも高い、毎年のように買い替えるものではないレプリカユニですので、せめて一年に一種類でお願いします。
まだホーム最終戦で応援感謝セールとでも銘打って赤CHIBAも叩き売られる可能性がゼロではないですが、今年でさよならの青、来年もよろしくの赤、来年の青はレプリカユニが刺繍のそれになるよう奇抜なものではなく落ち着いたデザインになることを希望、ロゴにカモメなんかを飛ばさないでください。



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井口ロッテのチルドレン

2017-09-27 04:59:18 | 千葉ロッテ

二木が昨年に並ぶ7勝目、打線の援護に恵まれずにようやくといった感じですが、苦労をしながらもここまできたことで来季への足がかりとなるはずです。
ストレートがもう一つ走らなかったせいか変化球を中心とした組み立てでしたが、思いどおりにならない中でもそれなりにまとめられたことは収穫でしょう。
7回を投げたことで規定投球回まで10イニング弱、残り2試合は最後が中5日になりますが無理なく乗り越えられるのではないかと思います。
これでチームの勝ち頭も確定、高卒の下位指名からの這い上がりで井口ロッテのエースへ、そんなドラフト戦略に大きな影響を与える存在となってくれればと願います。
結局のところは和田に土をつけられなかった打線はそれでも中村が3安打猛打賞、打球の方向がいい感じになってきていますので信じ切れなかった昨年終盤のそれに比べれば型ができてきたのではないかと、どん底から持ち直してきたことも本人にとって自信になっているでしょう。
相変わらずにショートでの起用は足枷のリスクですし、基本的なスイングは変わっていませんので気持ち一つではあるのですが、二桁アーチに乗せて終わりたいです。
その中村とともに井口ロッテを支える存在となってもらいたい井上は土俵際からのがぶり寄り、こちらは自分を見失ったままの強引なスイングが相変わらずですのでまだまだ感はありますが昇格即結果を残せたことで何度目かは忘れましたが今度こそのラストチャンス、清宮なんていらね~、そんなアピールのためにも右への一発は欠かせません。
足を使ったり和田に左を並べたりと別人モードになった伊東監督には、井口ロッテへの置き土産で井上や肘井らへの上乗せをお願いします。
引退試合後ではありながらもシーズン中の解説はどうよ、の井口が何を語ったのかが気になる、そんなサファテに締められての終わりでなくてよかった福岡でのラストナイトでした。



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◆9月26日(火) ソフトバンク-千葉ロッテ25回戦(ソフトバンク18勝7敗、18時1分、ヤフオクドーム、31,589人)
▽勝 二木 21試合7勝9敗
▽S 内 48試合5勝1敗15S
▽敗 岩嵜 72試合6勝3敗2S
▽本塁打 中村9号(和田)、松田24号(二木)、吉村1号(二木)、鈴木11号(岩嵜)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、大谷、内—田村
ソフトバンク 和田、岩嵜、森—高谷

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さあ組閣だ

2017-09-26 02:33:45 | 千葉ロッテ

 

劇的な一発から一夜が明けて、機関紙にニッカン、サンスポが一面で報じてくれました。
このあたりが井口のネームバリューと言いますか、球団が次期監督として一本化をした理由の大きなところではないかと思います。
そのスポーツ紙にもあるとおりに井口の野球人生の第二幕、指導者としての新たな一歩を踏み出すことになりますが、監督就任への要請受託を既定路線に次なる話題は井口を支えるスタッフ、組閣ネタに移りつつあり、今岡に続いて清水将、タブロイド紙あたりは笑ってしまう小久保の名前も挙げています。
逆に言えば素人でも予想ができそうな名前しか出ていないのが現状で、そこに意外な名前が出てきたときこそが組閣の本格化、ゴングが鳴るときなのでしょう。
伊東政権の顔ぶれを見ると球団の招聘能力には限界があることは明らかで、しかし井口の人脈に頼りすぎると偏った編成にもなりかねません。
さっそくに青学閥では川越コーチの一軍昇格が噂されていますし、前里ブルペン捕手のコーチ復帰があるかもしれません。
その前里を一軍バッテリーコーチに、はさすがに無いでしょうから清水将を何としてでも引っ張ってくるのか、松山コーチの留任もあれば青学大だらけになりそうですが重光ジュニアの出身校ですから球団としてはノープロブレムなのでしょう、坪井、沢崎、高須、倉野、奈良原など現役コーチも多いですし、南渕も地方リーグでコーチをやっています。
ダイエー閥では「刺客」田口コーチの留任、あるいは的場や浜名はロッテOBでもありますから引っ張ってくるには分かりやすく、ただめぼしいところはダイエーに連なるソフトバンクに籍を置いている、もしくは予備軍なのでしょうからハードルは高そうで、なぜか距離があるようにも見える柴原、斉藤和のプレゼンテーターが意味深ではあります。
いずれにせよお友達内閣では限界がありますので重しとなるヘッドコーチをどしんと置きたい、やはりダイエー閥に近くはありますが森脇とかどうだろう、どうだろう。
もっともロッテが他球団の現役コーチを引き抜くだけの意欲、財力、気力があるかどうか、どうなるにしても井口を選んだのですから生粋のOB抜きの体制を期待したいです。



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好事魔多し、でもサヨナラ勝ち

2017-09-25 05:55:43 | 千葉ロッテ

 

井口の引退試合を勝利で飾るべく気合いが入りまくった涌井は初回から飛ばして一回りは3回33球6奪三振のパーフェクト、五回にヒットは打たれるも9奪三振で通算1500奪三振を達成して付け入る隙のない、スピード、キレ、コントロールとも抜群のピッチングも六回にアクシデントが起きました。
キャッチャーからの返球をグラブの土手にでも当てたのかと思ったのですが左手親指が攣ったとのことで治療でベンチに戻り、戻ってきてからの投球練習で今度は足が攣っての降板、初回から飛ばしたことで無理が生じたのでしょうが先日にも似たようなことがあったような、今後がやや不安ではあります。
スクランブル登板の松永がまたしても劇場をやらかしそうなところで石井一にはありがとう、南と大谷の失点も井口の劇的なツーランの演出だったとでも思うことにします。
そして今日も陳冠宇がキレキレで素晴らしいの一語、藤岡がそうであるように中継ぎで投げているときと先発では力の入れようが変わってくるのが普通なのですがそれが変わらないのが陳冠宇、だからこそ途中で息切れをしてしまうのですが、このピッチングを見れば是非とも先発で育てましょう。
加藤もスムーズにバットが出てセンター中心に4安打猛打賞、それでいてしっかりと振っているから飛距離も出ますし、右打席やバントもこなしていますので絶好調です。
それでもチームとしてもたもた、危うく昨日と同じパターンでひっくり返されての黒星になるところを引き戻したのは井口、そしてその前のチャンスを逃した鈴木の意地の一打でした。

真っ先にベンチから飛び出して鈴木に抱きついたのが井口、それでお茶の集中砲火を浴びることになったのですが、それだけ嬉しかったのでしょう。
井口ロッテの中心選手としての役割が求められる鈴木が気持ちを前面に出したプレーをすることは、チームにとって大きいことです。
ヒーローの鈴木よりも井口の表情がそれを物語っている、これは引退試合を勝利で飾れたことだけが理由ではないと思います。
失敗を糧にして次に活かす、簡単なことではありませんが気持ちを力に、これこそが今のロッテに必要なものだと考えますので、魂のプレーを来季のスローガンに!



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◆9月24日(日) 千葉ロッテ-日本ハム25回戦(日本ハム15勝10敗、14時、ZOZOマリン、30,096人)
▽勝 田中靖 12試合1勝1S
▽敗 白村 22試合1勝3敗1S
▽本塁打 加藤5号(高梨)、井口2号(増井)

▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、松永、南、大谷、内、陳冠宇、田中靖—田村
日本ハム 高梨、マーティン、増井、公文、鍵谷、白村—清水

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劇的な井口尽くし

2017-09-25 05:01:27 | 千葉ロッテ

 

新たなる門出に相応しい、井口尽くしの引退試合でした。
劇的なサヨナラ勝ちで井口はもちろんのことファンも気分が高揚して、最高の一日だったと思います。
これで選手としての井口は幕を下ろしましたが明日からは指導者としての井口の幕が開きますので、ロッテファンの期待どおりの一歩を踏み出す井口であってくれればと願います。

当日券の販売はありませんし、引退記念グッズも先行販売や昨日の一般販売がありましたので朝早くからファンが殺到をするようなことはないと思っていましたが、しかしグッズを求めるファンはTシャツのときほどではなくとも長蛇の列で、かなり早くから並んでいたのでしょう。
かく言う自分も必要もないのに9時前に到着、試合までの5時間で気持ちを高めていきます。

その舞台設定は里崎、サブローのときと同じで、こなれてきた感じがあります。
まさに撮影スポットで一時間もしたらこういった絵はがきのような写真は撮れませんでしたので、早めに来て結果オーライでした。
前日のナイターが終わったときには既に出来上がっていましたので、夜のうちにこなした人もいたようです。

正面に大型モニターが、また等身大パネルの展示もいつものとおりでした。
モニターにはプロ入りからメジャーでの活躍、そしてロッテでのプレーの映像が流されていましたが、試合中はパブリックビューイングとしてファンが盛り上がったようです。
パネルはダイエー、ホワイトソックスのものもありましたが、ロッテ以外に興味はありません。

試合前のウォーミングアップに登場をしただけでスタンドからは拍手と歓声、浦和で練習をしていただけのことはあり軽やかな動きを見せてくれました。
またキャッチボールもして、守備練習もしましたので当然に守るだろうと、サブローのときのように内野をぐるっと巡るかと思いきや結局はDHのままで守備機会はなし、延長戦に入ってからスタンドから「伊東さ~ん、井口ファーストだよ、ファースト!」の声が何度も上がりましたが最後に伊東監督が両手で×印、本人がダメだと言っていると口の動きで分かりましたが、当初からの予定だったのか、打撃で走り回ったことが理由だったのか、いずれにせよちょっと残念ではあります。

その守備練習では福浦と話し込む姿が目立ちました。
石垣島でずっと二人で練習をしてきた「盟友」ですので、先にユニフォームを脱ぐ身として語ることがあったのでしょう。
またペーニャやパラデスとも会話をしていましたが英語だったのか、どこか遠慮がちなペーニャと積極的なパラデスが好対照でもありました。

井口の背番号6も、この日で見納めです。
ロッテのミスターと言えば背番号8ですが、初芝から引き継いだこの背番号6もロッテでは大看板です。
次は誰が背負うことになるのか、大型ルーキーなのか、活躍をした選手へのご褒美となるのか、どちらにせよ一日も早く次のチームの顔が登場してくれることを願いましょう。

そしていよいよオーダーの発表です。
いつものガッチャマンではなく、これまた定例化されつつあるかつての紹介ムービーをずらりと、口から火を吐くパターンを撮り損なったのが痛すぎます。
中断をしてしまったポニーキャニオンのロッテDVDですが、井口の引退記念で復活をしてくれることを願ってやみません。

注目の打順は六番でした。
一打席でも多く立たせるための一番、あるいはチームの顔としての四番、そのどちらかであろうとの予想をしていましたが、背番号に引っ掛けたのかもしれません。
これが結果的に劇的なシーンをもたらしてくれたのですから、伊東監督はGJです。

試合前の練習のときだけだと思っていた「全員が井口」の背番号6のままに試合が始まったのには、かなり驚きました。
これまでNPBでこういった例があったのかどうかを承知していませんが、おそらくは栗山監督の了解をもらってのことでしょうからありがとうございます、とても嬉しかったです。
いかにもペラペラな感じがちょっとあれでしたが、チームが一体となって井口を送り出す気持ちが出ていて感動ものです。

一体ということではファンも同じ、さすがにこちらの「全員が井口」はちょっと不気味ではありましたが、これもいい企画です。
入場時に配られた表が井口、裏が背番号6のボードを使い分けての応援、珍しくも参加をさせていただきました。
本人は自分の顔でスタンドが埋め尽くされているのを見てどう思ったのだろう、なんて余計なことを考えつつ、福浦のときにはまた斬新なものをお願いします。

歴史に残るであろう九回の同点ツーランは、南や大谷がきっちりと抑えていれば回ってこなかったであろう四打席目でのものですから不思議な巡り合わせです。
ストレートしか投げられない日本ハムの投手陣には気の毒ではありましたが、しかし一打席目のヒットもそうでしたが分かっていても140キロ台後半のストレートをあれだけ痛烈に、あそこまで飛ばせる選手がロッテにどれだけいるのか、井口が傑出した選手だったことを記憶に刻みつけるに充分すぎる一発でした。
ベンチに戻ってから笑顔満面の井口の隣で涙を流す清田、その清田がヒットで出塁をしたからこその同点劇でしたので、これも深い師弟愛によるものだったのでしょう。

そうなれば勝つと負けるとでは大違い、キャプテン鈴木のサヨナラヒットに感謝感激です。
歓喜の輪の中心はヒーローの鈴木ではなく井口、容赦ないお茶攻撃にびしょ濡れになりましたが心地よかったでしょう。
その井口だけではなくペーニャやパラデスまでもが参加をしたWE AREができたこともいい思い出になるでしょうし、やはり野球は勝たなければダメです。

セレモニーは映像から始まります。
よくぞここまで撮ってきた、とビックリのホワイトソックスのオーナー、当時の監督や同僚のコメントには他の選手とは格が違うところを痛感させられました。
小久保、鳥谷、西岡、川崎、お約束の王会長で締めくくっての贈る言葉には「次は指導者として」がふんだんに、その言葉に応えることが恩返しになります。

選手からは井口が入団をした年、またロッテに移籍をした年のワインが贈られました。
選手会長で二度の首位打者を獲った角中をしてこの握手、井口がどれだけ凄い存在だったのかが分かるシーンです。
スタッフを代表しての前里ブルペン捕手は青学大での井口の一年後輩だからなのでしょう、感極まった表情が全てを物語っています。

里崎のときもサブローのときもそうでしたが、井口もこれだけの長い挨拶をしっかりとした言葉で語ってくれたのには感動をしましたし、凄いことだと思います。
自分であれば舞い上がってしまって覚えてきたものが真っ白になってしまうでしょう、いろいろな思いが巡ったのか時折に詰まりはしましたが、それも含めて伝わってきました。
骨子だけ準備をしてこの場で考えての挨拶だったのかもしれません、指導者として必須なアイテムですので羨ましいです。

おそらくは深読みに過ぎるのでしょうが、次期監督がほぼ決まったかのような報道がある中で、一塁側ベンチを向いて「選手の皆さんには」「ロッテはこんなチームではない」とあたかも所信表明のようなものもあり、選手たちもその思いで聞いていたのではないかと思ったりもしています。
引退即監督は苦難の道、しっかりとしたビジョンは持っているようですが理想と現実とのギャップに悩むこともあるでしょう、しかしファンは長い目で見るだけの耐性はあり長期的な視点でのチーム作りを井口監督に期待をしていますので、じっくりと新しいロッテを作り上げてください、お願いします。

そんな井口ロッテの組閣として、それを暗示するかのような花束贈呈ではありました。
小久保はともかくとして柴原の外野守備走塁コーチとしての三塁コーチャー、石垣島にも来た斉藤和の投手コーチ、井口の人脈からしてダイエー閥はありそうです。
今岡が二軍監督に、なんて報道もありましたし、球団ではなく井口主導であればフレッシュなスタッフが揃いそうです。
それはそれとして、福浦や里崎SA、サブローSAが登場をしなかったのがやや寂しく、また残念でもありました。

場内一周は紙テープのみ、紙吹雪は後始末が大変ですので球団と応援団との話し合いで取りやめとなったとの話も聞きましたが、滝のような紙テープで充分だと思います。
FWではファンとハイタッチ、言葉を交わすシーンもビジョンに映っていましたし、これも井口の人柄でしょう。
またサヨナラ負けという悔しさがありながらも最後まで残ってくれた日本ハムファンには感謝の言葉もありません、ありがとうございました。

そして胴上げ、何度も、何度も宙を舞いました。
試合中のそれとは違って黒の井口Tシャツ、は帰りに「緊急販売です」と商魂たくましいところを見せてくれましたが、それであればユニフォームとともに選手が着たものをチャリティーオークションでもやればいいのに、サイン入りであればかなりの金額が集まるでしょう。
それにしてもすっかりとチームに馴染んだペーニャ、井口ロッテの軸として来季の大活躍を楽しみにしています。

最後は記念撮影、アクシデントで途中降板となった涌井も元気に姿を見せました。
また一緒に野球をやりましょう、とは井口へのメッセージでしたので、きっと来季もロッテのエースとしてチームを引っ張ってくれるでしょう。
こういったところで選手がどこにいるか、なんてのを面白く見たりもしています。

今日はお祭りのようなものですので奮発をして人生で一番に高いハンバーガーセット、1800円です。
井口アメリカンバーガーは背番号6にちなんだ6種の具材、そのうちハッシュポテトの存在が気になっていましたが意外に美味でした。
井口のカードとロッテのヘルメットがついての値段で、単品としても750円の観光地価格ではありましたが、今日の勝因の一つに違いありません。

来場者配布グッズは井口ボードと、マリーンズマガジンの引退記念号です。
ボードはマガジンとの比較で巨大さが分かると思います、傷まないように持ち帰ってくるのに苦労をしました。
さすがにこれはヤフオクの出品は無いと思っていたのですがマガジンとともにさっそく出品が、引退記念グッズの転売屋も元気なようですし、千葉県民になってよかったです。



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歴史の生き証人

2017-09-24 02:01:40 | 千葉ロッテ

 

絵に描いたような逆転負けでの85敗目はチームとして54年ぶりのワーストタイ記録、生まれる前の記録に並んだところに立ち会ったのですから歴史の生き証人です。
そうなれば一気に新記録をも、なんて思ったりもしますが明日は井口の引退試合ですから勝って送り出したい、次に負けるのは28日以降でお願いします。
そんな今日は関谷が7回6安打9奪三振3失点と数字的には好投でしたが内容としては今ひとつ、実質130キロ台後半のストレートにチェンジアップ、カーブがまずまずコントロールできていましたが横幅の広いジャッジに助けられたところもあり、上位チームを相手に抑えられるピッチングには思えませんでした。
それでも力不足ながらもストレートで押そうという意識は見て取れましたので、このオフにどれだけそのストレートの力を取り戻せるかでしょう。
七回の続投はベンチの期待の表れ、その期待に応えた関谷が恩返しをできる来季となることを心から願います。
その関谷の足を豪快に引っ張った大嶺翔はあれだけ余裕のタイミングでなぜにスローイングが乱れるのか、三木や平沢もそう、中村もそう、もう病人だらけです。
見事な開脚を見せるまでになったパラデスも所詮は素人同然なわけで、止めることよりも捕りにいったことを責められません。
前の試合で3安打猛打賞でしたからスタメンでの起用はよいですがチームとして大嶺翔にショートのレギュラーを期待しているのか、そうでなければただの遠回りです。
ここまでくれば残留なのでしょうがパラデスを使い続けるのも面白くありませんし、ここにきて足を使ったり若手投手陣にチャンスを与えたりと好印象な一方で従前の野球も健在、消化試合ながらも飛距離が出始めた角中やセンター中心に強い打球を放つ中村、切れ味鋭い陳冠宇など来季への楽しみもあれど、いつもどおりの黒星にため息の一日でした。



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◆9月23日(土) 千葉ロッテ-日本ハム24回戦(日本ハム15勝9敗、18時、ZOZOマリン、28,867人)
▽勝 有原 23試合8勝13敗
▽S 増井 46試合4勝1敗24S
▽敗 有吉 52試合2勝5敗1S
▽本塁打 角中8号(有原)、大谷8号(有吉)

▽バッテリー
千葉ロッテ 関谷、有吉、陳冠宇—吉田、田村
日本ハム 有原、マーティン、増井—清水

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井口ほぼ次期監督への期待と不安

2017-09-24 01:48:22 | 千葉ロッテ

未明にニッカンが抜いた井口監督への一本化は共同通信、産経新聞などが打診と続き、さらにニッカンが井口から前向きな言葉を引き出すなどして既成事実化が進んでいます。
引退試合を直前にしたなぜこのタイミングでの「リーク」なのかはよく分かりませんが、ここまで報道をされて断られれば球団としては取り返しのつかないことになりますので相応の手応えがあるのでしょう、あわよくばセレモニーでの挨拶に「来年、またここで会いましょう」ぐらいの言葉を待っているのかもしれません。
いずれにせよ井口監督が誕生となればメジャーを経験した日本人としては初となる監督就任ですから話題性は抜群ですし、個人的には否定的ながらもこれで背番号6を手土産に清宮への特攻もほぼ確実、清田のトレードなどは雲散霧消、どういったチームとなるのかに興味津々です。
パラデスの使い方からして不安はありますがさすがに球団もバックアップの姿勢を見せなければならないでしょうし、そして何より井口の野球観への期待があります。

明日引退試合のロッテ井口資仁に聞く。「もし僕が監督なら」 (9/23 THE PAGE)

(前略)
足を使える野球はしたいですね。僕自身が、そこで成功したし、足には不調がありません。チームとして足を使い掻き回したいですよね。このZOZOマリンは、ホームランがでにくい球場です。ホームランよりも、二塁打、三塁打。メンバー的には、小技のできる選手が多いので足を使えるチームです。もっと、そこを意識すれば強くなるんじゃないか、と考えたりします。走塁は、いわゆるグリーンライトで選手に任せたい。選手の走塁への意欲も増しますよ。このチームの監督をやるならば、そういう野球をしてみたいですね。
(中略)
泥臭く勝ちたいですね。カンカン打つチームに采配は関係ないんです。スクイズでもセーフティスクイズのサインは、監督の逃げだと僕は考えています。失敗すれば選手のミスというサインは、ベンチの読みではなんでもない。近年、スクイズをやるチームが減っていることは確かですが、僕が監督になった場合は、『このボールで』というサインで勝負したいですね 。
(後略)

脇役気質な選手が多いだけにしっかりとした軸となる四番が必須であることはもちろんですが、それでもZOZOマリンを本拠としているのですからホームランで打ち勝つようなチーム作りは困難なわけで、そうなれば足を使ってかき回す野球をやっていくべきとは我が意を得たり、です。
そういったタイプの選手を好んで獲りながらも野球が伴っていなかった、このミスマッチが解消をされるだけでも雰囲気が変わってきます。
また采配に責任をとる、といった姿勢が表に出てくれば選手に信頼をされて、チームに一体感が出てくるでしょう。
体が動く世代ですから自らが先頭に立って引っ張っていく、あまり他に例のないタイプの監督となって革命を起こすぐらいのことをやってもらいたいです。

そんな期待とは裏腹に、不安も小さくはありません。
引退即監督は有藤で痛い目に遭っていますし、指導者としての経験をコーチ、あるいは二軍監督として培っていく王道を井口に歩んで欲しかったのが本音です。
その井口を支えるコーチ陣には経験豊富なヘッドコーチを置きたいですが井口自身、あるいは球団にそれだけの人脈があるのか、井口には青学大で同期の清水将、ライバルだった今岡、同期入団の松中などがパッと思い浮かびますが清水将、今岡は他球団でコーチをやっていますし松中は古巣への思いが強そうです。
球団主導ともなれば伊東内閣の顔ぶれからしてさらに貧弱なことになりそうで、OBであれば小宮山や初芝は井口にはうるさい存在でしょうしサブローや里崎では重しにならず、またいずれも井口と同じくルーキーですからさすがにしんどい、師とも仰ぐ王会長の情けで清水将を譲ってもらうのがせいぜいでも退団の経緯から球団が難色を示すかもしれません。
そして何より球団がどこまで本腰を入れて補強をしてくれるのか、この報道で球団がもう後に引けいないところまできている状況を活かして井口には昨オフの伊東監督の二の舞にならないよう、明確な補強プランの言質を取った上での就任受諾となることを心から願います。
そうでなければ断ってください、それで球団が恥をかいても構いません、と言いますか、恥をかかせないとダメなところまで墜ちていることを自覚させないと、ね。



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秋風がもうすぐ

2017-09-23 02:12:37 | 千葉ロッテ

清宮がプロ志望届を提出することを記者会見にて表明したことで一気にドラフト会議への気運が高まってきましたが、一方であと一週間ほどで戦力外通告が始まります。
ロッテのユニフォームに袖を通した選手には頑張って欲しいものの血の入れ替えはチームとしては必要なことですから、残念ではありますが仕方のないことです。
現有戦力は69人、井口の引退表明で68人、外国人選手は入れ替えがありますので勘定から外すとしても8人程度のリリースは必要でしょう。
贔屓にしている方もいらっしゃるでしょうから申し訳ないながらも名前を挙げみれば、古谷の引退、黒澤、信楽、阿部、金森、金澤、寺嶋、柴田あたりが濃厚ではないかと、東條、田中英、高濱、根元あたりであっても驚きませんし、もう少し踏み込むぐらいでなければダメなのかもしれません。
聖域なきトレードも含めて新政権になるからこそ思い切った編成を、是非にもお願いします。



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天使たちの探偵

2017-09-23 01:23:10 | 読書録

天使たちの探偵

早川書房

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沢崎シリーズの短編集です。
ハードボイルドな雰囲気を醸し出しつつ、しかし繊細な心理描写が際立っていて短くも奥が深く、今回も楽しませてもらいました。
ぶっきらぼうな沢崎はしかし金にもならないことに首を突っ込み依頼者の悩み、迷いを解決していく、仕掛けも無理がありませんしスッと入ってくる出来映えです。

惜しむらくは短編がゆえにシリーズのバックボーンたる渡辺の行方にからむテーマが置き去りにされていることで、錦織、橋爪といったお馴染みの面々もちょい役でしかありません。
長編の合間に執筆したものを集めたもののようなのでその前後関係も怪しい、と言いますか、どうやら先読みをしてしまったものもあるようです。
実のところ立て続けに長編を読み始めたのですがここで登場をするエピソードがちらほらと出てきて嬉しくもある一方で、しかしエピローグ的な最後の、後書きかとも思えるような数ページはシリーズの根幹を揺るがしかねない描写がありますので読まないことをお奨めします。


2017年9月14日 読破 ★★★★☆(4点)



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持っている男、大木

2017-09-22 05:21:42 | 千葉ロッテ

ここにきてのまさかの3連勝、は勝負度外視な消化試合であっても二木、酒居、佐々木でのそれですから嬉しくもあります。
酒居に負けじと佐々木が4勝目、ボール自体はこれまでとさして変わるほどのものではありませんでしたが課題とされていた気持ち、打者に向かっていくとまではいかずとも逃げないコーナーワークで7回5安打1失点は本人が収穫を口にしたのが一番なのでしょう、これが佐々木のスタイルとのアピールのようなピッチングでした。
これでもう少し打者を押し込めるような力感が出てくれば面白いのですがまずは型を作ること、酒居が抹消となったことからして佐々木にも次の登板機会があるかどうかは分かりませんが終わりよければ全てよし、とこのままに自信あふれる姿を来年の石垣島で見られることを楽しみにしています。
そしてプロ初出場となった大木は四球になったことで記録にはなりませんでしたが完全セーフのタイミングで「初盗塁」、そして打席ではボークで貴重な追加点を演出するなどラッキーボーイな活躍、これで打球がセカンドの頭を越えていればお祭り騒ぎでしたが地元であればお立ち台に呼ばれたかもしれない活躍ぶりでした。
内が炎上でヒヤヒヤさせられましたが有吉のプロ初セーブをもたらし、左対策が無様だった清田が加藤を際立たせる、など結果オーライなところもありましたし、100安打には届かずともキャリアハイは射程圏内の荻野、そして何より走る野球が一過性でなく続いていることが来季への光明です。
この流れで井口祭りに花を添えるような、万全の福浦のスタメンとともに今季最後の週末ゲームを有終の美で飾ってくれることを心から願います。



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◆9月21日(木) 西武-千葉ロッテ25回戦(西武16勝8敗1分、18時、メットライフ、18,986人)
▽勝 佐々木 13試合4勝7敗
▽S 有吉 51試合2勝4敗1S
▽敗 シュリッター 62試合1勝4敗
▽本塁打 浅村17号(佐々木)、18号(内)

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木、大谷、内、有吉—田村
西武 菊池、牧田、野田、シュリッター、平井—炭谷

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酒居の向こう傷

2017-09-21 01:41:31 | 千葉ロッテ

前回に炎上でプロ初黒星を喫した酒居は大事なマウンドで見事な4安打1失点の完投勝利、来季への数少ない光明でロッテファンを喜ばせてくれました。
特筆をすべきはその心持ち、連勝中は田村と組んでいたところでベンチの思いつきだったのか吉田との相性がよく、攻めの気持ちがあったからこそだと思います。
高めで甘めのボールも少なくはありませんでしたがポップフライが多かったのは力で押せているからこそで、60回2/3で11被弾は今日の山川がそうだったように打たれるべくして打たれたボールではありましたがそれも向こう傷、このスタイルでいくには気持ちはもちろんのことストレートをさらに磨くことです。
雑な使われ方で先発デビューがシーズン終盤となったことをむしろ奇貨として、ロッテ化をしないオフを過ごしてくれることを願ってやみません。
打線はもう何と言っていいのか、最後まで伊東監督なんだなぁ、そんなところです。
ペーニャの欠場の理由は分かりませんがそれで四番に角中とは打線、打順について何も考えていないとしか思えず、それであればラブ・パラデスを据えてくれた方がまだマシです。
左が出てきたから肘井に代打清田もそう、そこでの清田のヒットよりも肘井の三振に意味があると考えられない時点で約束をされた伊東政権の終焉だったのでしょう。
結局のところはレギュラー捕手を決められなかったのもそこに起因をしているように感じられますし、そんな中で率は低いながらもビックリな飛距離を見せた吉田は死にかけたところからの生還を来季にどう活かせるか、チームは終わっていても選手たちにとってはまだまだこれからの消化試合です。



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◆9月20日(水) 西武-千葉ロッテ24回戦(西武16勝7敗1分、18時、メットライフ、15,727人)
▽勝 酒居 17試合4勝1敗
▽敗 十亀 19試合8勝6敗
▽本塁打 吉田3号(十亀)

▽バッテリー
千葉ロッテ 酒居—吉田
西武 十亀、シュリッター、野田—岡田、炭谷

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ヒヤヒヤながらも一歩リード

2017-09-20 05:36:45 | 千葉ロッテ

好投が報われずに足踏みが続いていた二木がようやくにチーム最多勝争いから一歩抜け出す6勝目は、ここのところでは一番に不出来なピッチングでしたので皮肉ではあります。
立ち上がりからばらけるは連打を食らうはでどうなることかとヒヤヒヤさせられましたが、ここぞでの3併殺が成長の証だと思えば価値のある白星です。
球数と目指す規定投球回からして六回でスパッと代えたのはこれまた有吉にヒヤッとさせられながらも記録を意識しての無理をさせなかったという点では正解、その有吉の50試合登板は来季への不安が無いわけでありませんがロッテでは希少な気持ちで投げるタイプだけにナイスな下位指名でした。
上位は資質あふれる高校生を、下位で年齢や身長に難がありながらも一芸に秀でた博打な即戦力を、この路線でいきましょう。
八番に全く機能をしない助っ人を置く不細工な打線はそれでも絶好調な荻野が3安打猛打賞、今季はノーアーチかと思っていた角中が夏場以降のラッシュで自己最多を目前にした貴重なツーラン、内野安打に犠牲フライと相手にダメージを与える追加点もあり並びとしてはいい感じです。
四番がしっかりと座れば水を得た魚のように脇役気質な選手たちが生き生きとしてくるのは微妙なところではあるものの、これが有り様ですから極めていくしかありません。
ギリギリで規定打席に届きそうな角中には少しでも3割に近づけてレギュラー獲得以降の最低なシーズンの帳尻合わせを、遠回りなスイングに変わりはないものの広角の意識が芽生えればそれはむしろ武器にもなる中村、最短距離でバットが出るようになった加藤、前で捌くフォームでポップフライが減った荻野、続けて試合に出られない福浦であれば新外国人選手を五番ファーストで鈴木を六番でスイーパーとすればそこそこな打線になります。
そうなれば平沢を使い続ける余裕も出てきますし、あとは3年後を睨んだドラフト指名に育成、そこは編成部と新政権のお仕事です。



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◆9月19日(火) 西武-千葉ロッテ23回戦(西武16勝6敗1分、18時、メットライフ、13,265人)
▽勝 二木 20試合6勝9敗
▽S 内 45試合5勝1敗14S
▽敗 岡本 13試合6勝2敗1S
▽本塁打 角中7号(岡本)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、有吉、大谷、内—田村
西武 岡本、平井、牧田、野田—森

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ふざけんじゃねーぞ

2017-09-19 01:38:10 | 千葉ロッテ

あっという間にエースが大炎上での大敗、台風接近で雨が降り出す前の降雨中止、そして勝利目前からの逆転サヨナラ負け、仙台まで足を運ばれたロッテファンの偽らざる心の叫びが「ふざけんじゃねーぞ」ではないかと、この悲惨な三連休にはお気の毒様としかかける言葉はありません。
石川は完封目前ではありましたが立ち上がりから甘く入るボールが少なくなく、ボールに力がある序盤は凌げても中盤以降は厳しくなるだろうとは思っていましたが球数が少なかったのでそのままいけるとの期待もあり、さすがに現地でなくてもこの負けは脱力、唖然呆然、まさに今季を象徴するかのような試合でした。
コーナーに決まるストレートやシンカーはこれまでに比べればまとまってはいましたがそれでも強い打球をかなり打たれていましたので球威は今ひとつだったのか、再三再四の荻野や平沢の好守がなければあるいは中盤に捕まっていたのかもしれず、どうやら今季はこれで終わりのようですから一から立て直すぐらいのつもりで、2018年はもう始まっています。
また松永はこんなものでしょう、トータルではそれっぽい数字になっていますが先日の牽制悪送球でのサヨナラ負けに続く敬遠での満塁策で初球をぶつけて終わりという劇的すぎる負けっぷりには笑うしかなく、もっともスライダーばかりを要求した田村や中村の送球エラーもありましたからやや気の毒ではあります。
本来であれば内が出てこなければならないところで左対左にこだわっての松永、内の調子も今ひとつ、ベンチの病も重篤、らしい幕切れではありました。
打線は初回に4球で鮮やかな先制に二死からの得点、エンドランありバントあり盗塁ありといい感じで攻めていましたが、もう一押しができなかったのが痛かったです。
ただ八回の逸機はまたしても橋本がやらかしてくれたベースをかすりもしていないのに渾身のストライクコール、大場のときにも顔のあたりのボールをストライクにしたジャッジを忘れることはありませんし、この未熟な輩がポストシーズンに出場をすることがないよう願うばかりです。
そんな中でも加藤のマルチヒットはバットがスムーズに出てボールに対して最短距離で叩けるようになったのが喜ばしく、泳いだようなスイングがほとんど見られなくなりました。
これを来季に続けられるようであれば一番に定着できるでしょうから、結果にこだわらずしっかりとしたスイングを心がけてくれればと思います。
パラデスについてはもう諦めました、これがロッテという球団の有り様ですので四の五の言っても詮無きことです。



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◆9月18日(月) 楽天-千葉ロッテ20回戦(楽天14勝6敗、13時、koboパーク宮城、24,828人)
▽勝 則本 22試合13勝6敗
▽敗 石川 16試合3勝11敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、松永—田村
楽天 則本—嶋、足立

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