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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

クワガタ

2009-07-31 23:24:28 | 独り言

 

今日の朝、玄関の前でクワガタを見つけました。
とは言いながらも20年以上はクワガタなどを見てはいないので、多分クワガタじゃないかと思っているに過ぎません。
メスのクワガタだろうなぁと、そんな感じです。

自宅の周りには雑木林などがあるわけでもなく、いったいどこからやってきたのかが分かりません。
あまりに動かないので死んでいるのかと思ったのですが、持ち上げて見ると弱々しくながら足を動かしました。
そのまま放置をすると掃除のおばちゃんに捨てられてしまいそうだったので、かと言って逃がすほどの時間もなく、とりあえず植木鉢の土の上に動かしておきました。
帰ってきたらいなかったので無事なところに飛んでいったのだろうと、何となくそう思っています。

何のオチもないのですが、久しぶりに昆虫に触ったなぁという感慨があったので、ちょっと記事にしてみました。
来週からの旅先では城跡などに行くことから、きっと多くの自然に触れることがあるだろうなと、そんな期待が高まるクワガタでした。

 

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悪いのはランビンじゃない

2009-07-30 23:59:17 | 千葉ロッテ

 

似たようなタイトルで一昨年に記事を書いたことがありますが、その当事者は対戦チームのベンチで投手コーチを務めています。
そして今回の当事者はチームをどん底に突き落とすエラーをしでかしましたが、それも起用をしたバレンタイン監督が一番の責任を負うべきであると考えます。

一生懸命にプレーをしているランビンに対して評価が甘いことは否定をしませんが、とは言えさすがに今日のプレーは「ドンマイ」で終わらせることはできません。
痛烈な当たりではありましたが正面の打球に対してボールをこぼしてしまい、さらに焦って一塁に悪送球をしてしまうのですから、やはりレベルが低いと言わざるをえないでしょう。
福浦もアウトにすることに固執をし過ぎて捕球をすることを第一としなかったことは否めませんが、あの場面では仕方がないところがあります。
やはりランビンが性根を据えたプレーが出来なかった、そこに尽きると思います。

しかしそのランビンを起用したのはバレンタイン監督です。
今江の故障で三塁に誰かを起用しなければならず、田中雅でもなく塀内でもなく、ランビンを選んだのはバレンタイン監督です。
それが例え両親が来日をしてスタンドで応援をしているといった情実人事であったとしても、ランビンもわざとやっているわけではないのですから、選手の力を見極めることが出来なかった、そしてこれまでと同様に外国人選手の見切りが遅いバレンタイン監督の問題だと考えます。
そもそもが今日もファールフライを落球するというエラーを既にやらかしていただけに、守備固めを入れるという判断もあったはずです。
打撃に期待ができるのであれば話は別ですが、打率が2割にも満たない、そして守備に不安のある選手を終盤にそのまま使い続けたことが、今日の敗戦を呼んだとも言えます。

それにしても6回を終わって6点のリードで勝てないのですから、もう何をやっても勝てる気がしません。
多田野に黒星をつけることができなかったからでもないのですが、やはり昨日の敗戦はただの1敗ではなかったようで、ロッテはリードをしていても勝っている気がせず、逆に日本ハムはリードをされていても負ける気がしないのでしょう。
ちょっと追い上げられるとすぐに浮き足立ってしまうロッテの選手、そしてベンチは見ていて溜息が出るほどで、スタンドでも3点差になった段階で「今日もやられるんじゃないの?」という声があちらこちらで聞こえてきましたから、ファンの心も既に負け色に染まりつつあるのかもしれません。

今日は井口を2番に起用をして、竹原にクリーンアップを任せる打線が機能をしていましたので、勝てば非常に大きな試合だっただけに痛い星を落としました。
心配をしていた竹原がクリーンアップモードの無茶振りにならず、初回に大松とともにファールで粘って四球を選んだことがスウィーニーの攻略の糸口となっただけに、右腕でも5番に起用をされた竹原の今後に期待をしたいと思います。
また井口もロッテの2番は制約がほとんどない打順ですから、メジャーとは違ってのびのびとプレーが出来るのではないかと、今日の猛打賞と久しぶりの一発に期待が高まります。
逆に心配なのが橋本将で、まるで里崎が乗り移ったかのような大振りが目立ち、選球眼が良くシャープに振り抜くバッティングをどこかに置き忘れてきてしまったかのようです。
福浦のスイングも鈍いままですし、やはり名前を忘れて純粋な現時点での力を見て選手を起用していかなければ、借金が20の大台に乗る日も遠くはないでしょう。

昨日の清水とは違って、今日の成瀬は不憫でした。
成瀬らしいストレートのキレが抜群で、あの稲葉が思わず内角のボールに空振りの三振を喫し、次の打席ではそのストレートに意識をし過ぎて変化球で手玉に取られるなど、持ち味を活かした見事な投球を見せてくれました。
糸井への一球は調子に乗りすぎた感はありましたが、8回の失点は不運な当たりや下手くそな審判のミスジャッジなどがあったピンチから生じたもので、球数が120球を越えてはいましたが、やはりあそこは成瀬に任せる度量が欲しかったところです。
結果論に過ぎないところはありますが、昨日の清水と同様にエースクラスの投手には試合に対する責任感を持たせる必要があると考えます。
機械的に交代をさせていてはそういった自覚が芽生えるはずもなく、この6年間で低いレベルの仲間意識が生まれてしまった理由の1つになっているように思います。

3タテを3回で対日本ハム戦はこれで9連敗で、ソフトバンクから恨みの声が聞こえてきそうです。
勝敗を度外視してでも見るべきところのあるプレーを、と期待をしてはいるのですが、やはりそうは簡単にはいきません。
天国から地獄に落とされたような終盤の3イニングでの敗戦は昨日の悶絶死を越える痛手をロッテファンに与えましたし、その帰り道の重い足取りに追い打ちをかけるような不愉快な霧雨に、22時を越えたとは思えないぐらいに明るい紫色の夜空は、これから起こる騒動の幕開けを予感させるような不気味なものでした。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本ハム 0 0 0 0 0 0 1 6 0 7 11

0

千葉ロッテ 0 0 3 3 0 0 0 0 0 6 10 2


◆7月30日(木) 千葉ロッテ-日本ハム17回戦(日本ハム15勝2敗、18時15分、千葉マリン、15,137人)
▽勝 宮西 34試合5勝
▽S 武田久 33試合1勝20S
▽敗 荻野 34試合2勝2敗8S
▽本塁打 井口13号(スウィーニー)、糸井9号(成瀬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、荻野、内―橋本将
日本ハム スウィーニー、宮西、武田久―鶴岡

 

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西村次期監督の苦悩

2009-07-29 23:56:07 | 千葉ロッテ

 

会社を出たのが試合が始まった頃で、船橋駅に着いたときには既に3点を失っていました。
今から思えばこれは清水が「来ても無駄だよ」と諭してくれていたのでしょうが、死に水を取る気で最後まで付き合うと宣言をしたからには球場に向かう以外の選択肢は無く、ここ半月ほど猛威を揮っている強風の中で必死にペダルを踏み続けた甲斐もあってか、何とか試合をひっくり返す場面には間に合うことができました。
しかしながら結局は悶絶死に立ち会うことになり、どうにもやるせない気持ちで帰ってくる羽目になるとは、まあこれがロッテファンの宿命なのでしょう。

こんなチームを来季に率いなければならないこととなった西村次期監督の悩みは、他人からはうかがい知れないほど深いものがあると思われます。
打球に対して利き手の右手を出して捕球をしようとしたシコースキーのように、プレーの是非はさておき、何とかしなければとの姿勢を見せてくれる選手もいます。
しかし全体的には淡々と回が進んでいくだけで、やはり個々の選手が必死に頑張ってもベンチが機能をしなければチームとしての体を成さないことを思い知らされました。
そのベンチの一員である西村コーチが何を考え、何を思うのか、機関紙であるスポニチあたりに心情を吐露してくれないかと、無理とは分かっていながらもそんな期待をしています。

その一方でバレンタイン監督は、自分のペースで思いの丈を喋りまくっています。
マスコミに配った退任決意表明には歯が浮くような言葉が並んでいるだけで内容が無く、予想どおりに海外に向けては「私はチームにとって最善のことをやろうとしている。チームはまとまっていないし、私自身が問題の一部になりたくない」と第三者的な立場に終始をしています。
「ここまでプレーしてきた試合とは、違う試合をしよう」と言いながらも自らが変わらなければならないとの自覚は無いようで、今日も相変わらずの采配を繰り返しています。
ついに単独の最下位に転落をしたチームが残りの57試合をどう戦っていくのか、最後まで見届けるには相当な覚悟が必要になるでしょう。

シコースキーの乱調で5勝目の白星を失う形となった清水ですが、同情の余地はありません。
昨日の小林宏と同様に初回にいきなりの3失点、しかも先頭打者からの4連打であっという間に相手に主導権を渡した上に6回で降板をしてしまうわけですから、2億4千万の投手に勝利の女神が微笑むわけもありません。
例によって球数による交代なのでしょうが、2回以降はピンチはありながらも抑えてきただけに、降板指令に逆らうぐらいの姿勢を見せてもらいたいものです。
こうなったらポーズだけでも構いませんので、無視をしてマウンドに登るぐらいのパフォーマンスを見せてくれても罰は当たらないでしょう。

攻撃面では逆転をした5回の、さらに無死満塁で得点を出来なかったことが痛かったのですが、これは結果論に過ぎません。
本来であれば無死一塁で西岡に送らせて、当たっている竹原にチャンスを回す采配を採るべきでした。
結果的に西岡以降にヒットが続いたことで逆転に繋がりましたが、これは一か八か野球がたまたま当たっただけであり、こんな幸運が続くわけがありません。
サイン違いなのかは分かりませんが、せっかく二塁に送ったチャンスで早川が三盗を試みて憤死をするなどの無駄な攻めが響き、最後の最後でうっちゃられてしまいました。

そもそもが「新しい野球をやる」と言いながらも同じメンバーで戦えば同じ野球しかできないのは当たり前の話で、内角のボールを無理に引っぱらずに右方向に運んだ田中雅の、塁上でもきびきびとした動きに対して次の打者の里崎のあっさりとした三振を見れば、使うべき選手を見極めることが出来ない時点で既にボタンを掛け違ってしまっており、「楽しむ野球」ではなく「楽(らく)しむ野球」になってしまっています。
好調を維持する竹原を2番に起用をして何を求めるのか、やりたい野球が見えてきません。

軽口を叩いた多田野をマウンドから引きずり下ろしながらも黒星をつけることができず、勝てない程度の反撃が得意なロッテらしい試合でした。
ベンチは機能せず、個々の選手の頑張りにも限界があるとすれば、残りのシーズンに何を求めて過ごしていけばいいのか、西村次期監督と同様の苦悩を背負いながら、無限に続くようにも思える残りの2ヶ月に立ち向かっていくしかありません。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本ハム 3 0 0 0 0 0 0 0 3 6 11

1

千葉ロッテ 1 0 1 0 3 0 0 0 0 5 10 0


◆7月29日(水) 千葉ロッテ-日本ハム16回戦(日本ハム14勝2敗、18時15分、千葉マリン、17,878人)
▽勝 江尻 21試合2勝
▽S 武田久 32試合1勝19S
▽敗 シコースキー 33試合5勝5敗4S

▽バッテリー
千葉ロッテ 清水、川崎、荻野、シコースキー―里崎
日本ハム 多田野、林、宮本、江尻、武田久―大野、鶴岡

 

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何も変わらず最下位に転落

2009-07-28 23:30:48 | 千葉ロッテ

 

僅か数日で何が変わるのかとは思いながらも、それでもバレンタイン監督や選手たちのコメントに期待をしていたのですが、あっさりと裏切られました。
まさにロッテな野球の典型的なパターンでの対日本ハム戦の7連敗、7月にして負け越しが決まり、オリックスと同率の最下位に転落をしました。
公式発表の2万4千が信じられないぐらいに空席が目立ったビアスタジアムは、一塁側よりも三塁側の方が席が埋まっているという惨状でもありました。

最後の打者となった里崎の三振、顔はレフトスタンドでボールはかすりもしないスイングが、まさに今日のロッテな野球の象徴です。
5回の攻撃の前に円陣を組むなど危機感はあったようですが、今日も13個の三振の山を築くような粗いバッティングでは完封を免れるのが精一杯でした。
無死からの走者も送れるような展開ではなく、各打者が思うがままにバットを振っていましたが、呆然と見送っての三振や、バウンドをするようなボールに空振りを繰り返す姿には、何だか胸にこみ上げてくるものがあります。
肩を落としたり、ふて腐れたような態度でベンチに戻る選手たちを見ると、楽しんで野球をやるといった姿勢はかけらも見られません。
気合いが空回りというのとは違う、完全に士気が低下をしているように思われます。

小林宏も全体を通せば好投の部類に入るピッチングではありましたが、初回にいきなり四死球で走者を溜めて一発を食らい、終盤に同じ打者に再び被弾をするようでは、勝負弱いと言われても仕方がないでしょう。
もちろん打線の援護があれば違った展開になったかもしれませんが、2億をもらっている投手にそんな言い訳をさせるわけにはいきません。
今日の試合でも自らを奮い立たせるようなガッツポーズを何度か見せてはいたのですが、結果が伴わなければ悲しい虚勢に見えてしまいます。

松本、伊藤もピッチングに改善が見られず、いいボールを持ちながらも攻める気持ちが無いようでは宝の持ち腐れです。
内角に投げれば攻めている、というわけではなく、ボールに気持ちが乗っているかどうかが別れ道です。
高校時代に弓道部に所属をしていたのですが、的枠に矢がいったときに入るか入らないかは最後は矢の勢いがものを言い、その勢いは「離れ」の際の気持ちに左右をされます。
リリースの際に気持ちが乗っていないからこそボールがお辞儀をしてストライクゾーンから外れてしまうのだと、もうこうなったら精神論に走るしかありません。
そういう意味では今日の内のピッチングは小気味よいものがあり、同じ四球でも松本や伊藤が出したものとは別物です。
攻めての四球であれば守っている野手もその攻めの気持ちを感じ取れますし、それが好守備にも繋がります。
今日の松本や伊藤であれば橋本健ではなく彼らを抹消すべきであったと、そう思えるような体たらくでした。

明日は五度目の多田野との対戦で、投げるところをなくすことができるような試合になるのか、またしても軽口を叩かれてしまうのか、日本全国が注目をしています。
なんだかんだ言っても「三つ子の魂百まで」ですから、バレンタイン監督の采配に期待をするのが無理だということは今日の試合でよく分かりました。
左対左への固執は相変わらずで代打の代打を連発しましたし、無駄な場面で川崎を使って中継ぎ陣を酷使する姿勢にも変化は見られません。
こうなったら選手たちの意地にすがるしかないのですが、うつむきがちな選手たちの姿を見ると、こちらもあまり期待をしない方がよさそうです。
もう落ちるところまでとことん付き合いますので、泥を舐めるような経験を一緒に味わいましょう!



1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本ハム 3 0 0 0 0 0 0 1 1 5 10

0

千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 4 0


◆7月28日(火) 千葉ロッテ-日本ハム15回戦(日本ハム13勝2敗、18時15分、千葉マリン、24,558人)
▽勝 八木 11試合7勝1敗
▽敗 小林宏 17試合2勝8敗
▽本塁打 スレッジ13号(小林宏)、14号(小林宏)、竹原5号(林)


▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏、松本、内、伊藤、川崎―里崎
日本ハム 八木、菊地、宮西、建山、林―鶴岡

 

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さて終盤戦

2009-07-28 00:38:23 | 千葉ロッテ

ようやくペナントレースが再開となります。
残りは59試合ですから4割以上も残っているのですが、気分的には後半戦と言うよりは終盤戦です。
バレンタイン監督は新しい野球をやると言っているようですし、渡辺俊は野球を楽しむとも語っているようですから、額面どおりに受け取れば期待はできるかもしれません。
しかし準備もしないで勝てるほど野球は甘いものではありませんし、勝ったら勝ったで今までの手抜きが証明をされることにもなりますので、なかなか悩ましいものがあります。
それでもバレンタイン監督の去就問題も一定の方向性が見えましたし、残りの2ヶ月で少しでもここまでに失ったものを取り戻す試合をしてくれることに期待をしたいところです。

監督問題が落ち着きを見せると、今度は予想どおりに話題はコーチ人事に向きます。
日刊スポーツでは日本ハムの福良ヘッド兼打撃コーチを招聘にとの記事を掲載していましたが、実現をすれば私が望んでいる外部招聘のヘッドコーチですからウエルカムなのですが、実現性は乏しいと思われます。
監督に、であればまだしも、なぜに結果が出ている日本ハムでの立場を捨ててまでロッテのコーチに就任をしなければならないかの理由づけが出来ません。
ロッテという球団や西村次期監督と個人的な繋がりがあるとの話も聞こえてきませんし、考えられるとすればオリックスのスカウトから日本ハムのコーチに招聘をされたときの管理部長が石川球団副代表だった、ということぐらいしか思い浮かびません。
いずれにせよ今年の日本ハムの躍進を支えているのが福良コーチであることは間違いないでしょうから、同一リーグへの流出を日本ハムが指をくわえて見ているわけもなく、そうであったらいいのに、という程度のネタで終わりそうです。
今回の件はヘッドコーチを外部から招聘をするという姿勢が見て取れたことを、収穫と考えることにします。

ドラフトネタでは日本通運の阿南と、明豊の今宮の名前が挙がりました。
阿南は城西大出身の左腕ですからロッテ臭がぷんぷんとするのですが、どうも年齢のいった左腕で日本通運となると古谷とイメージが被りまくり、ちょっと引いてしまっています。
ロッテとの練習試合で結果を残したという点では手嶌にも通じますし、縁起を担ぐのであればパスをした方がよさそうです。
もっとも昨年もドラフト候補であり、今年も場合によっては2巡目から3巡目ぐらいのクラスとも言われているようですから、1巡目が野手であれば指名の可能性はあるかもしれません。
その野手では清田が有力視をされる中で、今宮がクローズアップをされたのにはちょっと驚いています。
かなりのスラッガーのようで、ポスト井口との評価をしているとのことです。
とは言え171センチと小柄な体型を考えればハズレ1位ほどの評価が妥当なのか、それであれば角を育てることを考えた方がよいのではないかと思いつつも、甲子園への出場がなればチェックをしてみたいと思います。

いずれの選手も視察に石川球団副代表の名前が出ており、いろいろと言われてはいますが、広岡元GMと同様に現場に足を運ぶ姿勢は買いたいと思います。
編成部部長の肩書きも兼ねているので当然と言えば当然なのですが、球団副代表が現地まで行って選手を直接見るということは普通はあまりないことだと思われ、これまでの実績がロッテでも発揮をされるのであれば暫くは様子見でいいかなと、そんなことを思ったりもしています。

 

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バレンタイン監督が白旗

2009-07-27 01:42:35 | 千葉ロッテ

既に正式に球団から今季限りでの契約満了に伴う退任を通告されていたバレンタイン監督が、自ら退団を発表しました。
なぜにこの時期かとの疑問はありますが、監督問題がこれで沈静化に向かってくれれば言うことはありません。
ただ正直ベースで言えば、僅かな望みを絶たれた一部のファンがどういった行動に出るかが不安ですし、逆に騒動が広がるような気がしています。

バレンタイン監督が白旗 今季限りの退団宣言 (7/26 サンケイスポーツ)

ロッテのバレンタイン監督は26日、今季限りで球団を退団する意思を表明した。
球団からはすでに通告を受けていたが、指揮官が自らの去就を明らかにしたのは初めて。
この日、指揮官は、千葉市・稲毛海浜公園内の室内練習場で行われた練習後、報道陣に対し、自らの思いを記した文書を配布。
文書は「今季限りで私がロッテを去ることが、重光家、ロッテにとって最善の道であると実感し、その決断をできるだけ早くお伝えするべきだ、と思うに至りました」などと書かれ、「かけがえのないシーズンにするために、これから改めて努力を続けていきます」とシーズン最後まで指揮を執る意思も示した。
ロッテは現在、5位に低迷。
一部ファンが指揮官の残留を求める署名を提出するなど、球場外が騒がしい状況にあった。
指揮官の決断には、これらの騒動の沈静化を図る狙いもある。

記事には騒動の鎮静化を図る狙いとありますが、少なくともバレンタイン監督にその意思があるとは思えません。
もしそういった意図があれば公式に球団を通じた記者会見をすべきで、私的な文書をマスコミに配るなどという行為はありえないでしょう。
文書には「重光家」といった嫌みにも取れるような単語が並んでいますし、騒動の鎮静化を目的にするのであれば「ファンや選手に対しての最善の道」でもあり、しかしながらどこの報道を見てもそんなことは書かれていないようですから、球団に対する面当て、そして結局は自分中心の思いを吐露しただけのように見えます。
明日になれば全文書が明らかになるでしょうから最終判断はそこまで持ち越しをしますが、これで円満な解決になるとは思えません。

タイミング的には一般紙にも西村監督の誕生が報道をされたのと歩調を合わせたかのようにも見えますので、球団と何らかの話し合いがされたとの見方もあると思います。
しかし発表の仕方が仕方だけに、むしろ球団に対する新たな挑戦を宣言したかのようにも受け取れるのではないかと、そうネガティブに考えています。
ポイントは「最後まで自分が指揮をとる」といった内容が書かれていることで、西村コーチや高橋コーチはますますベンチ内での居心地が悪くなるでしょう。
選手たちもますます右往左往することになり、オールスター明けにチームが劇的な反攻を開始できるとは思えません。

実は西村監督の報道により、バレンタイン監督が「他の人であれば無理だが、西村なら今からでもチームを任せられる」といった身の引き方があるのではないかと考えていました。
しかし自分が甘かったと、そう思い知らされています。
もちろんバレンタイン監督の立場からすればこういったことぐらいはやらせてくれよ、との思いがあるだろうというのは理解をしたくはありますが、そもそもの騒動の発端は昨年の自らの発言によるものですから、これは自業自得でもあります。
口ではああ言いながらも、実態はベテラン中心の起用や、酷使などによる未来の芽を摘み取るような采配を取らないよう、これだけは強くお願いをしたいです。

これで監督人事についての報道はさすがに下火になるでしょうが、今後は猟官ネタが紙面を賑わすことになるのでしょう。
もっとも今のロッテに好んで身を置こうとする人がいるとも思えませんが、西村監督でのチーム改革に不安があるだけに、球団主導でも構いませんからヘッドコーチとバッテリーコーチだけは外部からの招聘としてもらいたいですし、黒木や初芝といった次世代の指導者を育てることも命題とした新政権の発足に期待をします。

 

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千葉城で露払い

2009-07-26 23:41:32 | 日本史

 

大多喜城に一歩でも近づくために週末に100キロ、月に500キロの自転車での走行を自分に課しているのですが、ただ走っているのにもかなり飽きてきました。
そこで昨日は休日出勤の通勤で70キロちょっとを走ったので、今日はお手軽に千葉城を訪れることにしました。
先週末と同様の強風に苦しみながらも片道20キロちょっとですから、1時間弱での到着です。

亥鼻城とも呼ばれる千葉城は、千葉氏の館があったとされている亥鼻公園にあります。
立派な天守閣ではありますが、当時はこういった建造物があったわけではなく、単なる館のようなものであったとされています。
それでもこういった鉄筋コンクリート造りの城であっても、実際に目にすると大量のアドレナリンが分泌をされたような興奮状態に陥ります。

内部は千葉市立郷土博物館になっており、5階建てで常設展、企画展などが催されているのは全国の城と同様で、意外にも多くの人が訪れていました。
日曜日は地元のボランティアの方が展示物の説明をしてくださるようで、受け答えに「自分は詳しい」との雰囲気を醸し出してはみたのですが、展示物を熱心に見ている姿が印象的だったのか、他の入館者を差し置いて30分ぐらいもびったりと説明をしていただきました。
内容は知っていることばかりだっただけに、いろいろな意味で申し訳ない気分でいっぱいです。

城の脇には千葉氏の祖である千葉常重の嫡男、千葉常胤の像が立っていました。
平氏打倒を目指して挙兵をした源頼朝を同族である上総広常とともに助けて、千葉氏隆興の礎を築いたのがこの常胤です。
常胤の子から相馬氏、国分氏、東氏(遠藤氏)などの多くの一族が分派しました。

城に登ったときのお約束、展望台からの千葉市街です。
東西南北とも思ったのですが、海が見える方面だけにしておきました。
また館内では「千葉氏探検シート」なるものがあり、全18問を80点以上ですと記念品がもらえるとのことでしたので、頑張って100点をとりました。
記念品は千葉市郷土館と刻印がされている鉛筆2本でした。

ここからは完全な余談です。
本格的に稼働を始めたジェッター、そろそろ愛称をつけようかと思っているのですが、先週に平坦な道で47.5キロをマークしたので下り坂ならどこまでいくかとの興味に負けて、前後に車がいないことを確認した上でダッシュをしてみました。
結果は59.9キロで、これで転んだら擦り傷ではすまないでしょうから、こういった無謀なことは今回限りにしようと、またヘルメットの購入を真剣に考え始めました。

PSPのナビソフトも、今回の千葉城でデビューを果たしました。
ほぼ千葉街道を一直線なのでナビなどは必要なかったのですが、お試しという意味合いです。
自転車に据え付けるホルダーが存在をしないようなので、車載用のホルダーを無理矢理に加工をして据え付けたのですが、意外に見栄えもいい感じになりました。
日が差すと画面がほとんど見えないことや、音声ガイダンスが周りがうるさくて聞こえないという誤算もありましたが、そこは日陰でチェックをするなりイヤホンをするなりといった対策でどうにでもなりそうです。

MAPLUSポータブルナビ2

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使っているのはポータブルナビ2なのですが、起動時のGPS捕捉に時間がかかるものの、週末や旅先でちょっと使うといった用途であれば充分すぎるぐらいに働いてくれます。
ちなみにオプションではありますが、アムロ・レイやシャア・アズナブル、峰不二子や流川楓と言った音声データも販売がされています。
「アムロ、行きまーす!」の声でナビゲーションをしてくれるという誘惑に、負けそうな自分がいます。

MAPLUSポータブルナビ3

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もっとも本当は新製品のポータブルナビ3が欲しくて6月に予約をしていたのですが、発売が7月上旬から下旬、8月下旬、そしてついには9月末に延期となってしまったため、来月の旅行でも使うつもりなので仕方なく現行バージョンをヤフオクで手に入れる羽目となりました。
新バージョンは大多喜城へ行く際に、きっと私を軽やかに導いてくれることでしょう。

千葉城から自宅に戻るには時間が早かったのと、ちょっと走り足りない気がしたので、グッズでも漁ろうかと千葉マリンスタジアムに向かいました。
敷地内に入ったところ大歓声が聞こえたので何かと思いきや、どうやら甲子園大会の千葉予選が開催をされていたようでした。
あまりの歓声なので朝日新聞のテントが張ってあったところで聞いてみたところ、決勝戦が今まさに終わったところで、公立校であり、かつノーシードだった八千代東が甲子園への出場権を手にしたとのことでした。
時刻にして15時15分、その場に居合わせたのも何かの縁ですから、本大会では応援をしようと心に誓いました。

甲子園と言えば高校野球のお祭りのようなものですが、この週末は船橋市も「ふなばし市民まつり」で賑わっていました。
船橋に住むようになってから5年ちょっとになりますが、このお祭りを目にしたのは実は初めてです。
歩道には屋台が並び、通行止めとなった車道では昼間っから酒を飲んで顔が赤い人がたくさんいて、夏だなぁと思えるような光景でした。

その屋台から流れてくる香りに誘われて無性にお好み焼きが食べたくなったのですが、中学生のときに祭りの屋台で食べたお好み焼きにあたって死ぬ思いをしたことがあったので、無難に近くで目についたお好み焼き屋さんに入りました。
広島風のお店で、店員さんが焼いてくれるタイプのお店は初めてだったので、物珍しさもあって写真を撮らせてもらいました。
温卵豚玉そばは1人で食べるには多いぐらいで、これが今日の晩酌です。

土日とも晴天に恵まれたために、露出をしている部分はかなりの日焼けで肌がヒリヒリとしています。
みっともない焼け方が嫌だったのでグローブはしなかったのですが、ハンドルを握っていたために手の甲は焼けても指が焼けないという、変な日焼けとなりました。
こちらは覚悟をしていたサンダル履きの足は、見事なツートンカラーになっています。

来月の四国旅行に向けて、いい露払いの1日となりました。
どうやら天気が心配な感じとなっていますが、晴れ男の面目躍如といきたいところです。

 

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来季は西村監督で決まりですか

2009-07-26 00:43:07 | 千葉ロッテ

穏やかな空白期間となると思いきや、オールスター戦が終わるのを待っていたかのようにロッテの監督人事ネタが飛び交いました。
まあ既定路線ではあるので驚きはないですが、ますますベンチ内が殺伐とした雰囲気となりそうです。

ロッテ来季監督 西村ヘッドの昇格で最終調整 (7/25 スポーツニッポン)

バレンタイン監督の退任が決まっているロッテの来季監督が、西村徳文ヘッドコーチ(49)の昇格で最終調整されることが25日、分かった。
複数の球界関係者が明らかにした。
関係者の話を総合すると、高橋慶彦打撃コーチは2軍監督就任の方向。
新体制は重光武雄オーナーの承認が得られれば、チームの全日程終了後に発表される見通し。
ロッテでは既に複数の球団幹部が来季監督の候補に西村コーチを挙げていた。
球界では、昨年も2軍監督から就任した西武の渡辺監督が1年目で日本一に導くなどチーム事情に精通した指導者の内部昇格に成功例が多く、これがロッテでも決め手になったとみられる。
西村コーチは宮崎・福島高から鹿児島鉄道管理局を経て1982年にドラフト5位で入団。
俊足巧打を武器に首位打者や盗塁王に輝き、97年の現役引退翌年からロッテでコーチを務めている。
▼ロッテ・瀬戸山隆三球団社長の話 以前も話したように、新監督はシーズンが終わってから発表すること。それまで球団としては、クライマックスシリーズ進出に向け、現場をバックアップしていく、としか言えない。
▼ロッテ・石川晃球団副代表の話 今はチームがシーズンを戦っている真っ最中。監督問題の進ちょく状況については一切コメントすることはできない。

機関紙であるスポニチの発表ですから球団からのリークかと思いきや、報知もほぼ同じ文面で報道をしていることを考えると、いつもの共同通信の横一線報道と同じ流れなのかなと、何となくそんな気もします。
いずれにせよ関係者の話という胡散臭い内容ながらも、あれだけ軽口だった瀬戸山球団社長や石川球団副代表が今回に限っては慎重なコメントを残しているところを見ると、逆にこれが真相だと思って欲しいとの思惑が見て取れて、何だか単純な奴らだなと思えてきます。

それにしても本社の社長が代わってもオーナーは重光パパのままというのは小さな驚きですが、それであればオーナー会議に顔を出せというのは置いておくとしても、余程のことがない限りは西村監督の流れは固いとは思いますが、巨人大好き親子だけに江川などの線も捨てきれないような気がします。
ただ赤字削減を錦の御旗にバレンタイン監督を切る以上は、江川らのメジャーネームにコストをかける愚は避けるとの判断が勝ったのかもしれません。
下位に低迷をするチームのヘッドコーチと、リーグ最低の打撃陣の責任者である打撃コーチに来季の1軍と2軍を任せるわけですから、ロッテらしいとも言えます。

まあ地味ではありますが、一度は西村監督も悪くはないと思っただけに、さほどの抵抗感はありません。
ただその際も懸念をしたとおり、ロッテな野球が染みついてしまっているという問題や、三塁コーチャーとしての決断力の無さや状況判断の甘さ、そして仲良しクラブの緩い雰囲気に強い姿勢で臨めるような性格とは思えないことが気がかりであり、西村監督への期待よりも不安の方が大きいというのが正直なところです。
小宮山らの扱いにも手こずるでしょうし、外部から悪役に徹することができるようなヘッドコーチを招聘をしなければ、おそらくは上手くいかないような気がします。
個人的には須藤豊あたりはOBでもあるのでよいのではと思うのですが、誰が来ても西村監督の影が薄くなりそうです。
うがった見方をすれば黒木や初芝らを入閣させることで、球団としては彼らへの繋ぎとして負の資産を全ておっ被せる対象に選んだのが西村コーチ、なのかもしれません。

やれ昨年の渡辺監督や大石監督、そして今年の秋山監督を例にとって「チーム事情に精通をした」というお題目を唱えてはいますが、コスト削減と外部招聘の失敗の結果でしかないと割り切ることが、正しいロッテファンの心構えなのでしょう。
過大なる期待はせずに、在任時は汚名を浴びようとも退任をしてから数年後に「西村資産が実を結んだ」と言われるような、そんなシーズンを重ねてくれることを願うことにします。

 

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合い言葉は「前向きに」

2009-07-25 23:12:03 | 千葉ロッテ

例によってオールスター戦には興味がないために中継は見ていませんが、結果を見る限りではロッテの選手は頑張ってくれたようです。
シコースキーが三振を奪えずに失点をしたのは残念でしたが、野手は揃いも揃ってバットが振れています。
井口は5打数2安打1打点、サブローは6打数3安打1打点に1本塁打、里崎は3打数1安打2打点で四球と犠牲フライでの打点と、全員が3割以上をマークをするわチャンスに強いバッティングをするわで、それならペナントレースでも打ってくれと言いたくなるような活躍ぶりです。

これも報道レベルでしかありませんが、オールスターの雰囲気を楽しんでプレーをしているようにも見えます。
それだけチーム内に重い空気が漂っているのが苦痛なのか、というのは邪推ではありますが、たかが2試合で何が分かるのだとは思いつつも、気持ち一つでプレーが変わるのであれば来年に期待をしてもいいのではないかと、私としては最大限にポジティブな考えを巡らせています。
もっとも井口はともかくとして、サブローと里崎が来年もロッテにいるかどうかは微妙な気がするというのは、まあオフの話題として今は封印をしておきましょう。

やる気のないプレーに見える、というのがここまでの評価ですが、これは逆に言えば気持ちさえ乗れば結果が伴うのではないかとの期待に繋がります。
これは今の手抜きを肯定することになりかねないので考えたくはないのですが、それでも来年に体制が変わって選手たちが心機一転と前向きに受け止めてくれるのであれば、今年のスタートがそもそも球団の不手際もあって暗雲が立ちこめたものであったこともあり、執行猶予という甘い判決を下さないでもありません。
残りの2ヶ月ちょっとでベンチが采配をがらっと変えて若手の起用を始めるとは思えないだけに、そんなところにすがるような期待をしなければならないのは不幸ではあるのですが、そうでもしないと気が滅入るだけですから、とにかく合い言葉は「前向きに」です。

とは言いつつも、実際に試合が始まれば是々非々のスタンスを貫くことに変わりはありません。
しかしその根底に前向きなエキスを読み取っていただければと、勝手なお願いをしたいと思っています。
不細工な日程のおかげで結果的に日本ハムとの6連戦となる後半戦のスタートは28日と空白期間はまだまだ続きますが、私の中のロッテは24時間365日のフル稼働です。

 

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選手会の偽善

2009-07-24 23:57:03 | 独り言

私は選手会は、金の亡者の集団だと見ています。
口ではきれい事を言っていますが、結局は一部の有力選手がより好待遇を得るための組織に過ぎません。
その選手会が、またしてもろくでもないことを言い出したようです。

FA資格取得緩和を要請へ (7/24 スポーツ報知)

労働組合・日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)は24日、札幌市内で臨時大会を開き、フリーエージェント(FA)制度の改革案として国内・海外ともに資格取得年数を全選手7年とし、補償金の撤廃を求めることを確認した。
選手会と日本プロ野球組織(NPB)は昨年、2年後の見直しを条件に、国内移籍は一部7年に短縮し、補償金の大幅な減額などで暫定合意していた。
選手会はさらに、1シーズン145日間の出場登録が必要な現行制度を改め、1、2軍に関係なく在籍7年間で取得できるように求めていくことも決めた。
松原徹事務局長は「若手選手にチャンスを与えて活性化したい」と説明。
8月17日のNPBとの事務折衝から本格的な交渉に入る。

よくぞここまで貪欲になれるのかと、開いた口がふさがりません。
もちろん彼らも個人事業主として待遇改善を求めることを否定するつもりはありませんが、それであれば「若手選手にチャンスを与えて活性化したい」などとは言わずに、はっきりと「より好待遇を望む」と言ってもらいたいです。
そもそものFA導入時も「出場機会に恵まれない選手たちのために」みたいなきれい事を並べましたが、宣言残留が横行をしたことからも分かるとおり、単なる契約交渉のための手段に過ぎないことが明白となっています。

実際問題として、ここまで譲歩を続けてきた経営陣が今回も同様に条件を飲むとは思えず、また飲むはずもありません。
例えばドラフト1巡目で入団をした高卒選手を、2軍でじっくりと育てて4年目に1軍デビューを果たし、6年目にレギュラーを獲得した翌年にFA権を取得することになるといった、こんな馬鹿らしい制度を導入したら球界は壊滅をするでしょう。
ましてや補償金の撤廃までをも言い出しているわけですから、言葉は悪いですが投資に見合った収益を得る機会を取り上げようとしているとしか言いようがありません。
一部の球団は賛成をするかもしれませんが、逆にこれを機にチームを手放そうとする球団が出てもおかしくはないぐらいの、それだけ周りが見えていない酷い内容です。

そんなことは選手会も当然のことながら承知をしているはずで、だからこそFA権取得のための年数短縮とともに提案をしているのだと思います。
つまりは100の提案のうちの落としどころを70と考えて、最初は強硬な態度で臨み、交渉の過程で30を譲歩して相手に満足感を与える、といった戦術です。
もちろん切り捨てられる条件が「1、2軍に関係なく在籍7年間で取得できる」となることは、これは言うまでもありません。
つまりは若手にチャンスを与えるという美名を餌に、その実は一部の選手たちがさらに潤うための組織が選手会であると、私はそう固く信じています。
ここ数年に入団から間もない選手が無情にも解雇の憂き目にあっていることが、この流れに対する球団のシビアな対応であることは明らかです。
高給取りの選手たちの更なる欲望のために、未来ある若い選手たちが夢を奪われているという現実から目を背けてはなりません。

今回に関しては経営側に断固たる態度を示してもらいたいと、そう考えています。
そのことで交渉がもつれて、また選手会がストを口にするようであっても、今度ばかりはファンの多くは選手会の支持には回らないでしょう。
2004年の騒動の際にはプロ野球を守るためというスローガンの元に手に手を取り合ったファンと選手でしたが、今もって思えばあの時ですら選手は自分たちの権益を守ったに過ぎなかったことに気がついているファンも多いと思います。
あの時に「球界のためなら大幅な減俸も受け入れる」と言ったのと同じ口が、昨今の経済状況を省みない今回の要求を発しているわけですから、もはや地に墜ちたとも言えます。
ストをやれるものならやってみろ、それこそ自分たちの職場を失うことになることを思い知ればいいとすら思っています。
前回は球団の恩情で行われませんでしたが、ストを行えば日数に応じた年俸のカットや練習施設の閉鎖、場合によっては寮などからの追い出しがあってもおかしくはないことを、選手たちがいったいどこまで理解をしているのか、一度は体で覚えさせた方がよいのかもしれません。

 

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バレンタイン監督の深慮遠謀

2009-07-23 23:45:20 | 千葉ロッテ

豊臣秀吉の軍師として名高い黒田如水、黒田官兵衛と言った方が通りがよいかもしれませんが、晩年は家臣に冷たくあたったと言われています。
これには家臣たちは「ご隠居様は歳をとられて人が変わられた」と嘆いたのですが、実はこれこそが黒田如水の深慮遠謀で、自らがわざと我が儘な振る舞いをすることで、子息である黒田長政の代に家臣たちが期待をすることを望んでのことであったと、そう伝えられています。
もちろん寓話の類ではあるのですが、妙に納得ができる逸話です。

ベンチ内で怒りを隠さなくなったり、あるいは昨日の試合の談話で成瀬のピッチングを批判してみたりと、まるで人が変わったようなバレンタイン監督にもこういった深慮遠謀があるのではないかと、そう思いたい自分がいます。
まさにバレンタイン監督の美徳とも言うべきこういった「いつもにこやかに」「選手を批判しない」といった姿勢が、仮に表向きであっても大きく変わりつつあることは憂うべき事態です。
ボビーマジックが通用をしなくなってきたことで余裕がなくなり、今まで覆い隠してきた本性が顔を覗かせているだけというのが真相ではないかと、前半戦の総括でまるで他人事のように語る姿を見ればそう思わざるを得ないのですが、それでも何か考えがあるのではないかと思いを巡らせています。
そうでなければ「選手の足を引っ張る出来事もあり、プレーに専念できなかった」という、自分がその当事者であることを忘れたかのような発言ができるはずもなく、また昨年の終盤にCS出場枠の争いをしている大事なときに自らの契約問題を口にしたことが今の騒動の発端であったことの認識に欠けていることになります。
自分がやりたい放題でチームが低迷をすることで次期監督がやりやすくなると、そんなことを考えての言動であれば多少なりとも批判の手を緩めるのですが、どうやら空想の世界に浸りすぎているようです。

ロッテ本社・佃社長、オーナー会議初出席 (7/23 サンケイスポーツ)

7月1日付でロッテ本社の代表取締役社長に就任した佃孝之社長(65)=前ロイヤルホテル代表取締役会長=が22日、初めてオーナー会議に出席。
「たいへん華やかな球界だが、経営の難しさを認識した」と振り返った。
バレンタイン監督の残留を求める署名提出や、怪文書騒動などについては「まだ来たばかりなのでわかりません」と話すにとどまった。

そんな中でロッテホールディングス及びロッテの新社長に就任をした佃社長が、オーナー会議に出席をしたようです。
社長、という表現ですから球団のオーナー職をも譲られたのかどうかは微妙ですが、オーナー会議に出席をしたわけですからオーナーも同然ということなのでしょう。
これまでは重光ジュニアが代行の肩書きで出席をしていましたので、今回は同席をしたかどうかは分かりませんが、ロッテとしては画期的なこととも言えます。
顔見せという「挨拶ぐらいはしなければ」という意味合いで、次回以降の出席がどうなるかは不透明ではありますが、記事中にあるように球団経営の難しさは感じ取ったようですから、球団の今後に何らかの影響を及ぼすことは間違いないことだと思います。

こんな無駄な投資はするべきではないと冷徹な経営者の判断をするのか、あるいはせっかくの球団をもっと企業経営に活用をすべきだとの結論に至るのか、これは今オフの戦力補強などの動きを見ればだいたいの予想はつくでしょう。
私としては当然のことながら後者に期待をしたいのですが、かと言って無尽蔵に資金があるわけでもないですから、選手の能力や資質や将来性をしっかりと見極めることができるスタッフを揃えることを第一に、その前提で切るべきものは切り、活かすものは活かすという、冷徹ながらも積極的な球団経営をしてくれるという、両者のいいとこ取りになってくれればいいのだがと、まさにご都合主義に陥っています。
何を切るべきで何を活かすべきかについて私がどう考えているかは、ご想像にお任せします(笑)

 

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まさにロッテ

2009-07-22 23:41:35 | 千葉ロッテ

今日の敗戦で借金は14までふくらみ、残り59試合を37勝22敗で乗りきらなければ5割には達しません。
ほぼ2勝1敗ペースでいかなければならないわけですから、オールスター戦を前にして既にCS争いから完全に脱落だと、そう思わざるを得ない悲惨な状況となってしまっています。

成瀬とダルビッシュの投げ合いで1点差の好ゲーム、との見方も当然ながらできるのですが、結局はロッテな野球で負けたのだと思っています。
前回の対戦で7回までノーヒット、8回を2安打に抑えられたダルビッシュに対して、今日も6回までノーヒット、そして2安打で完投を許してしまいました。
2試合で17回を4安打1失点と軽くあしらわれてしまい、球界のエースとも呼ばれる隔絶した力の持ち主であるダルビッシュが相手とは言っても、いくら何でも不甲斐なさ過ぎます。
昨日の多田野と同様に、同じ投手に同じような攻めで同じように手玉に取られるのですから、これほど相手にとって楽なチームは無いでしょう。
しかも立ち上がりのチャンスを攻めきれずに、といった試合は腐るほど見てきましたので、もう飽き飽きとしています。
バレンタイン監督が記者から無策について指摘をされたことに対して、「それは打撃コーチの仕事」とまたしても余計なことを口にしたようですが、なぜそれを当の打撃コーチに対して指摘をし、改善をさせないのかは理解できないまでも、言っていることは間違ってはいません。
言動を封じられているのでなければ高橋コーチの責任は重いものがありますし、もし次を睨んでいるのであれば、周りを気にせずに積極的に動くべきですし、動いて欲しいです。

先発の成瀬は序盤はスライダーを、中盤以降はチェンジアップを多投して、ストレートも高めに浮くこともなく、負け投手にするにはもったいないピッチングでした。
しかし同じ打者、しかも鶴岡に打たれての敗戦ですから、これまたロッテらしいと言いますか、何をやっているんだと呆れてしまいます。
先日も大野にやられましたし、こういった下位の選手が活躍をしているからこそ日本ハムは首位をひた走っているのでしょうが、軽率であったとの誹りは免れないでしょう。
しかも2本とも初球で、同じような高さのストレートを打たれたのですから、せっかくの好投を台無しにしてしまったとしか言いようがありません。
そんなにダメダメではないのに気がついたら結果がついてきていないという、まるでチーム状況と同じようなピッチングをしてしまった成瀬は、間違いなくロッテの投手です。

明日から5日間は野球のない空白期間になりますが、Xデーとはならないだろうと思っています。
少なくとも球団からの動きはありえませんし、バレンタイン監督も年俸の担保が取れなければ自ら退くことはないでしょう。
マスコミもオールスター期間にきな臭い話題を持ち出すことはないと思われ、意外に静かな週末になるような気がします。
嵐の前の静けさなのかもしれませんが、平穏な心を取り戻すためには貴重な日々になりそうです。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 2

0

日本ハム 0 0 0 0 1 0 0 1 X 2 7 0


◆7月22日(水) 日本ハム-千葉ロッテ14回戦(日本ハム12勝2敗、18時、札幌ドーム、23,547人)
▽勝 ダルビッシュ 17試合12勝3敗
▽敗 成瀬 13試合4勝5敗
▽本塁打 鶴岡1号(成瀬)、サブロー12号(ダルビッシュ)


▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬―橋本将
日本ハム ダルビッシュ―鶴岡

 

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あと1試合の辛抱

2009-07-22 01:42:06 | 千葉ロッテ

おかげさまでオリオン村への訪問者が、延べ100万人を突破しました。
アクセス数と同様に1つの目標としていた数値ですので、ちょっとした感慨にふけっています。
しかしそんな個人的な慶事をよそに、チームはバレンタイン政権としては未知の世界である借金13に、遂に3度目の正直で足を踏み入れてしまいました。
清水の1000奪三振というめでたい記録も、この現実の前には影が薄くなります。
こういうことはあまり考えたくはないのですが、あと1試合を耐えればオールスター休みに入って暫くは負け試合を見なくて済むと、そんな後ろ向きな気持ちが芽生えつつあることから目を背けられなくなってきています。

言ってみればバレンタイン野球の象徴のような試合だったと、そんな歯がゆい展開でした。
先日に1安打に封じられた多田野を今日も同様に打ちあぐねながらも、今や「多田野キラー」と化した大松のアーチでようやく同点に追いついた直後にエースの清水が降板をするわけですから、全身の力が抜ける気がしました。
例によって6回まで110球という球数を重視した交代なのでしょうが、この展開で踏んばらずしていつ踏んばるのか、そういった精神論的な発想が全く欠如をしているのがバレンタイン野球の最大の問題点であると考えます。
こういった起用に終始をするからこそ、どこか人任せのプレーをする選手が多いのではないかと思います。
交代を告げられても「この回だけは自分が投げる」と主張をする清水であって欲しかったですし、「この回は責任を持ってお前が投げろ」と指示をするバレンタイン監督であって欲しかった、というのが正直なところです。

その清水を継いだ松本が乱調で負け投手になりましたが、こちらもバレンタイン監督らしい起用でした。
球数が少ないとは言っても3連投で、左対左神話に固執をする以上は川崎が発熱でベンチから外れていたので仕方がなかったのかもしれませんが、今日の結果は使えると分かったら使い倒すという中継ぎ酷使の影響が無かったとは言えないでしょう。
もちろん打たれた松本にも当然のことながら問題はあるのですが、あまり松本を責めたくはない気持ちがあります。

明日はダルビッシュが相手ですから、普通に考えればまたしても3タテを食らってしまうと覚悟をした方がよさそうです。
そういう覚悟さえしていれば思わぬプレゼントがあるかもしれないと、ネガティブかポジティブか分からない心境に陥っていますが、竹原がレギュラーとしての貫禄が出始めてきましたし、バーナムJr.に神がかり的なところも出てきましたので、そういういいところに目を向ける努力をしていきたいです。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 1 0 0 0 1 1 0 0 3 5

0

日本ハム 0 0 0 3 0 0 3 1 X 7 10 0


◆7月21日(火) 日本ハム-千葉ロッテ13回戦(日本ハム11勝2敗、18時、札幌ドーム、18,742人)
▽勝 多田野 6試合4勝2敗
▽敗 松本 5試合1敗
▽本塁打 大松12号(多田野)


▽バッテリー
千葉ロッテ 清水、松本、荻野、伊藤―里崎
日本ハム 多田野、建山、武田久―大野、鶴岡

 

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僅差のようで大差

2009-07-21 00:20:38 | 千葉ロッテ

やはり日本ハムには勝てません。
あと一歩のところまで追い詰めたようにも見えますが、最後の一歩が踏み出せないわけですから、両者との間には隔絶した力の差があるのでしょう。

久しぶりに1軍に戻ってきた大嶺は、悪い癖である立ち上がりにボールが浮くといったこともなく、非常にいいスタートを切りました。
ストレートが低めに、そして左打者の膝元の絶妙なコースに決まり、これでチェンジアップがコントロールをできればシーズン序盤と同様の好投になるのではないかと期待をしました。
しかし2回からはなぜかストレートよりもやたらとフォークなどの変化球を多投し始め、その変化球を痛打されるわけですから、見ていて面白くはありませんでした。
確かにストレートは初回以外はコントロールが甘くなり、抜けるボールも目立ち始めましたが、今はまだ「この辺りにズドーン」というピッチングを私は望んでいますので、上手くまとめようとして球数を要して中盤に捕まる試合を繰り返されると、どうもイライラとしてしまいます。
大嶺自身はどう思っているのか、どういったピッチングをしたいのか、気が弱そうなので里崎らの言いなりになっているのでしょうが、ナマの声を聞いてみたいところです。

大嶺の後は、珍しく見ていて楽しくなる継投でした。
上野はコントロールがばらつき気味ではありましたが、ストレートにはボリュームがあり、スライダーのキレもありましたから、やはり素材が違うと悦に入っていました。
松本は左キラーらしく角度のあるボールを投げていましたし、制球で破綻をする気配が無かったことが収穫で、オープン戦で今年はブレイクをするだろうとの期待が、遠回りをしてようやくスタート地点に立ったといったところでしょう。
大松と同様に、この遠回りが1年を通してみれば大きな成長に繋がったと、そう述懐できるシーズンになってくれればと思います。
また1点ビハインドの場面で起用をされた内は伸びのあるストレートに縦のスライダーと、荒削りながらも持てる力を発揮してくれましたし、やはりこういった場面で使われることが確かな経験として蓄積をされるのだと、その思いを強くしました。
どういった風の吹き回しで今日のような継投になったのかは分かりませんが、是非とも今後も続けてもらいたいです。

打線は先日の多田野と同様に、2軍の打線は滅多打ちにした藤井に軽く手玉に取られました。
ヒットが出たのが僅か2イニングだけでは、ベンチも試合中はどうにも出来なかったでしょう。
まあ試合前の準備不足はベンチの失態ですから誰に毒づけるものでもないのですが、こういった試合を見させられると地力の差だと、ファンは諦めるしかないのかもしれません。
選手の能力と意識を最大限に引き出す力を持った監督やコーチなどのスタッフや、球団のフロントが揃っているところなどは無いのでしょうが、もう少し何とかならないのかと、毎度のことながら溜息でテレビのスイッチを消す日々が続きます。

ちなみに日本ハム戦だけに今江が痛めたのはハムストリング・・・お後がよろしいようで。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 3 0 0 3 6

0

日本ハム 0 0 0 2 2 0 0 0 X 4 9 1


◆7月20日(月) 日本ハム-千葉ロッテ12回戦(日本ハム10勝2敗、18時3分、札幌ドーム、22,004人)
▽勝 藤井 11試合5勝4敗
▽S 武田久 30試合1勝18S

▽敗 大嶺 10試合2勝5敗
▽本塁打 糸井8号(大嶺)、スレッジ12号(大嶺)、サブロー11号(菊地)


▽バッテリー
千葉ロッテ 大嶺、上野、松本、内―里崎
日本ハム 藤井、菊地、建山、武田久―大野

 

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落ち着こう

2009-07-20 03:37:24 | 千葉ロッテ

暫くは球団とファンが対立をするような報道は下火になっていたのですが、先日の議事録問題について重光ジュニアが調査結果を発表したことで、再燃をしそうな気配です。
こういったことは騒ぎ立ててもいいことはありませんので、「落ち着こう」というのが私のスタンスです。

議事録存在と重光代行 (7/19 スポーツ報知)
ロッテの重光昭夫オーナー代行は19日、4月下旬に瀬戸山隆三球団社長が本拠地移転やバレンタイン監督の途中解任の可能性に言及した「議事録」が出回った件で、ロッテ本社の調査結果を明らかにし、議事録の存在を認めた上で内容は問題視しない意向を示した。
議事録について重光代行は「(球団の)社長や役員のはんこが押していないものが出回った」としたが、内容は「全然違うかと言えばそうではないが、『もっと頑張れ』という趣旨。誤解を招く発言はあったが、特に問題視するものではない」と語った。
瀬戸山社長は議事録を「偽造」としていた。
重光代行はこの日、本拠地移転や監督の解任の可能性をあらためて否定。
情報管理などの強化のため、本社から2人の職員を派遣することも決まった。

議事録は偽造としていたものが、捺印がされる前のものが流出をしたとの訂正が入りました。
そうなると「くだらないファン」「本拠地移転も」といった考えを持つ幹部社員がいることは、まあ間違いないと思ってよいでしょう。
誤解を招く発言と重光ジュニアの説明は歯切れが悪いために、現フロントの退陣を求める動きに勢いが付くことが予想をされます。

しかし人は立場が変われば考え方が違うのは当たり前の話で、球団経営の観点からバレンタイン監督の契約期間満了に伴う退任を決めたのに対して、いかにもそれが理不尽のようにバレンタイン監督の続投を願うファンの動きを、苦虫を噛み潰したような思いで見ている関係者がいてもおかしくはありません。
だからと言って件の発言が認められると言うつもりはありませんが、そのことを持ってフロントの人事にファンが介入をできるとも思っていません。

ファンあってこそのチームだとは言っても、これまで多大な赤字を負担してチームを提供をしてくれたのが球団であることから、球団あってこそのチームでもあります。
そんな球団にリスペクトの念を持てば、例え考え方が違うにしても、世間的に騒動と受け取られるような行動を起こすようなことは出来ないはずです。
球団の対応が議事録の内容を問題視するのではなく、情報が漏れたことを問題視していることを考えれば、現フロントの退陣を求める行動の結果は既に見えています。

消極的であることは否定をしませんが、騒動が起きることによる悪影響の方が私は心配です。
親会社が愛想を尽かして球団を手放す決断をするかもしれませんし、昨今の経済状況を考えれば引き受け手がいずに2004年の再来となるかもしれません。
また球団にトラブルのイメージがつくことで、優秀なアマチュア選手から敬遠をされることも充分に考えられます。
ベストではないかもしれないが、少しでもベターな結果になるように考えたい、これが私の行動の基本原則です。

 

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