伊東ロッテの初勝利です。
公式戦であればまだしもオープン戦すら始まらない時期の練習試合でのものですし、公式戦とは違って勝ち負けにこだわっても仕方がないのですが、それでも大きく体制が変わっての対外試合ですので気持ちよくスタートを切りたいですから、負けるより勝つに越したことはありません。
チームを見守るファンはもちろんのこと、プレーをする選手たちが変化を実感するためには白星が一番の妙薬だと、暫くはそこにこだわってみようと思います。
そしてさすがは阪神、練習試合でもCSでの中継があったようですが、しがないサラリーマンが平日の昼間に見られるわけもありません。
それでも公式サイトにスコアテーブルが載っていますので大助かりで、このあたりは激しくロッテにも見習ってもらいたいです。
木村2失点も先発「投げやすい」 (2/21 日刊スポーツ)
ロッテ木村優太投手(27)が、1軍初先発を3回5安打2失点1奪三振で終えた。
21日、沖縄・宜野座村で行われた阪神との練習試合に登板。
連打で1回1死一、三塁のピンチを招いたが後続を左飛と一ゴロに抑え、2回は3人でピシャリ。
3回に死球で2死満塁とし、阪神福留に初球を左前打されて2点を献上した。
「死球が失点に絡んだのはもったいなかったですね。その後の1球目の入り方を気を付けないといけなかった」と反省。
ただ、課題としていた直球押しは及第点だったようで「先発は思ったより投げやすかった」と手応えを得た。
7回に味方打線が4得点で逆転したため、木村に勝敗はつかなかった。
先発の木村は3回を5安打2失点と数字を見ればガッカリな開幕投手でしたが、しかし意外なぐらいに本人と伊東監督のコメントが前向きです。
反省をすべきところは反省をしていますし、その死球も攻めての結果であれば問題はありません。
本人が言うようにストレートで押すことができたのであれば喜ばしく、今後も先発としてのチャンスは与えられるのでしょう。
伊東監督は白星に舌が滑らかだったのか、はたまた誉めて伸ばすタイプだと見極めたのかは分かりませんが、とりあえずは好感できる反応です。
そうなれば3回を無安打無失点ながらも3四球の阿部や、2回を完全の香月、そして最終回を三人で締めくくった服部への評価を聞いてみたくもなります。
おそらくは明日の報道は阪神目線のものが大半でしょうから難しくもありますが、機関紙あたりが伊東語録として伝えてくれることを願います。
打線はお家芸の集中打で逆転劇を演じはしましたが、全体的には貧打の流れからは抜け出せなかったようです。
予想どおりに核弾頭でスタメン出場の加藤は残念ながら4タコでしたので明日は荻野貴に取って代わられるのではないかと思いますが、例えそうなってもそのまま地蔵コースとはならないでしょうから、次にチャンスをもらったときにしっかりとアピールできるよう頑張ってもらいましょう。
逆転劇の5連打はサブローが口火を切って大松が逆方向へのヒット、やはり二番手捕手なのか田中、今江の居ぬ間の細谷、そして清田と無理に引っ張らないバッティングが続いてのものですから、その結果以上に評価ができるのではないかと思います。
全体的に反対方向への打球が多かったようですから、そういったテーマを持って臨んだ試合だったのかもしれません。
西岡に餞別とばかりに2安打をプレゼントするところなどはロッテらしさ爆発ですが、そんなことよりも今日も岡田がライトを守ったことが気になります。
途中出場の清田がセンターに入って加藤がレフトに回ったところなどは違和感がある絵面だったでしょうから、あるいはシーズンに入ってからもこいった布陣なのかもしれません。
岡田のあの守備範囲の広さと肩力を考えればライトがベストポジションとは思えないのですが、ベンチにはベンチなりの考えがあるのでしょう。
あるいは岡田はレギュラー争いから一歩後退をしているかもしれず、しかしそうであっても一昨年を考えればどうなるかは分かりません。
キャプテンがベンチに根を生やしてはチームも活気づかないでしょうから、ここからの岡田の反攻を見せてもらいましょう。