今日でFA宣言が締め切られて今江、松田、脇谷、高橋聡、木村昇の5人とは例年どおりに少なく、松田は国内移籍は考えていないとのことですのでなおさらです。
李大浩もそうですがホームランテラスでの数字ですし打撃が求められる一塁と三塁、メジャーの評価がそう高いとは考えづらいので、結局は残留ではないかと思います。
今江については置いておくとしてロッテからすれば左腕でCランクの高橋聡は欲しくてたまらないでしょうが、もう阪神に決まったかのような報道がされていますので厳しいのでしょう。
今江が抜けたからと言って脇谷、木村昇であれば若手を抜擢したいですし、脇谷などは巨人に復帰が鉄板のようですから、ロッテには関係のなさそうなFA戦線です。
Aランクの今江ですから人的補償の選択肢もありますが移籍先として濃厚なオリックスで考えてみれば、プロテクトから外れそうなところでの魅力的な選手はいなさそうです。
よって成瀬のときと同じく全額金銭になると思われますが、育成枠を維持するためにはあと3人が必要ですので、今後の新外国人選手、戦力外からの採用がどうなるか次第といったところか、その新外国人選手としてKBOのナバーロの獲得を機関紙が報じましたが、クルーズの動向と合わせて二塁、三塁を守れるのはアドバンテージでしょう。
今季が70万ドルですから財布的に厳しいかと思っていましたが今江資金が浮きましたし、決めるのであれば一気に決めてファンを安心させてもらいたいです。
李承が.332の26本塁打、金泰均が.316の21本塁打ですからナバーロの.287の48本塁打も微妙な感じもありますが、ウッズや李大浩の例もありますので朗報を待ちます。
そして今日のトライアウトは途中に雨で中断をするなど気の毒な状況でのそれとなりましたが、さっそくに山内が楽天の秋季キャンプに合流とのこと、投手からすれば3人、打者からすれば7打席での判断は難しいでしょうから、各球団の動きは明日以降に活発化をしていくのでしょう。
そうは言ってもアピールができるに越したことはなく、ロッテ組では上野が3安打を浴び、矢地も2安打、中後に至っては3四死球と声がかかれば奇跡といった悲惨な結果でした。
そして一番に注目をしていた中山が参加を直前になって取り止めたことから行き先が内定をしたのかもしれず、また坂口のヤクルト、久保のDeNAはほぼ決まり、竹原も西武の秋季キャンプに参加の発表がありましたから、愚直にトライアウトに名を連ねた選手たちの厳しさはひとしおと言ったところです。
今日になってロッテが榊原を、とも報じられたようですが、二年前であればまだしも、今となっては松永と益田とのトライアングルはさして魅力がありません。
それであれば江村、日高、金伏あたりを一山いくらみたいになってしまいますが、とにかく左腕を試してもらいたいです。
これまた阪神に決まりのようにも報じられていますが、今江が抜けたことでの白根の心意気を買う、といったような動きがあってくれればと願います。
またゴールデングラブ賞の発表があり、ロッテからは涌井、クルーズ、清田の三人が選ばれました。
純粋に守備での評価により投票をすることができない記者連中のそれですから価値があるかどうかは定かでありませんが、それでも選ばれるのは喜ばしいです。
盗塁阻止率がトップだった田村が炭谷に圧倒的な差をつけられて選から漏れたのが残念ではあるものの、2005年の福浦、西岡、今江、小坂、サブロー、2007年の里崎、福浦、今江、TSUYOSHI、サブローのそれぞれ5人が選ばれて以降は2008年の今江、2010年の西岡、2011年と2012年の岡田のみでしたから、8年ぶりの複数の受賞となります。
そして涌井に至ってはロッテで史上2人目、1973年の成田以来ですから快挙と言ってもよいでしょう。
打線が弱いだけに守り勝つ野球を目指さざるを得ないことからすれば受賞者が多いことがチームの勝利に結びつきますので、地味でも堅実な守備を目指してくれればと思います。