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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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野手だぜ

2011-02-28 22:45:41 | 千葉ロッテ

小林宏の人的補償が野手で決定をしたようです。
狐と狸の化かし合いは最終局面でロッテに故障者が出たこと、そして阪神の若手野手が台頭をしたことで予想もしない展開となりました。
流れとしてはロッテ高浜の誕生なのでしょうが、そこは明日の発表まで楽しみに待ちたいと思います。

小林宏のFA補償は…ロッテ石川本部長「野手です」 (2/28 スポーツニッポン)

ロッテの石川晃球団運営本部長は28日、フリーエージェント(FA)で阪神に移籍した小林宏の補償について、野手を獲得することを明らかにした。
石川本部長は「きょう、最終的な調整をした。野手です」と話し、3月1日に発表する。
ロッテは昨季の正遊撃手、西岡が米大リーグのツインズへ移籍。
三塁手の今江は故障で出遅れており、内野手が補強ポイントの一つとなっている。
石川本部長は「比較的、若い選手がプロテクトされていなかったので」と話した。

比較的、が「若い」にかかるのか「プロテクトされていなかった」にかかるのかが微妙ですが、ここは後者だと考えることにします。
そうであれば本命は高浜、対抗が上本、穴が大和ですが、さすがに上本や大和はプロテクトをされている可能性が高いでしょうから、やはり高浜が濃厚です。
あるいは前者と考えれば本命が坂、穴が狩野になりますが、今の布陣で外野手、しかもコンバートしたての選手を補強する必要性はあまり感じられません。
石川球団運営本部長が内野手ではなく野手、と言っていることがちょっと引っ掛かりますし、荻野貴や細谷の頑張りを考えれば意表を突くこともありえそうですが、ここはオーソドックスな結末となることを願いたいところです。
仮にプロテクトから外れていたとしても、斉藤を出したのですから小宮山や岡崎というのが個人的な最悪シナリオです。

何にせよロッテに移籍をすることになる選手には、まさに選ばれたとの前向きな気持ちになってもらいたいです。
人気抜群の阪神からロッテでは凹むところもあるでしょうが、プロ野球選手は試合に出てなんぼの商売です。
自分をプロテクトしなかった阪神を見返してやる、でもよいですし、もし複雑な心境が顔に出るような会見であれば使者として吉見を送り込みましょう。
ロッテに移籍をしてよかったと吉見が語れば説得力がありますので、背番号00のユニフォームを吉見に託して明日に臨んでもらいたいです。

 

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ピンクユニはどこへ行った

2011-02-28 00:01:29 | 千葉ロッテ

千葉ロッテマリーンズ 20年史

ポニーキャニオン

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半月後の発売を前にして、ようやくに千葉ロッテの20年史のパッケージが明らかとなりました。
しかし期待をしたピンクユニはどこにも見当たらず、どうやら2度の日本一を経験したピンストライプやビジユニが中心の作品となりそうです。
それはそれで楽しみではあるのですが、あの弱かった時代の象徴とも言えるピンクユニを多く見られないのは残念でなりません。

もちろん千葉移転で一新をしたユニフォームですから、ピンクユニの出番が無いわけではないでしょう。
ただ僅か120分の収録時間ですから、そのうちのどれだけを占めることができるかに大きな期待はできません。
あの暗黒時代があってこそのロッテですからピンクユニは外せないはずなのですが、それを編集者に求めるのは無理だとは分かっています。
しかしそれでも愛甲や初芝、伊良部や小宮山らが着たピンクユニを是非見てみたいと、そう心から願っています。

 

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鬼のように打ちまくる塀内

2011-02-27 23:23:58 | 千葉ロッテ

今日は引き分けでオープン戦初勝利とはいきませんでしたが、それでも昨日の試合よりは締まった展開となりました。
相変わらずに季節外れの打線爆発と不思議な感じはしますが、これもポジション争いの成せる結果だと前向きに考えています。
ポツポツとオーダーに名を連ねつつあるレギュラー陣もうかうかとはしていられない、そんな下からの突き上げに今後も期待をします。

そんな中でも密かに打ちまくっているのが、今年こそは一昨年のプチブレイクがフロックかどうかの答えを出すべく頑張っている塀内です。
今日も1安打1四球と文句のつけようがなく、ここまで4打席で出塁率10割ですから本人も手応えを感じていることでしょう。
ポスト西岡を目指している荻野貴、細谷が揃ってマルチヒットと話題を提供していますのでさほど目立ちはしませんが、それこそ細谷あたりが失速でもしようものなら開幕三塁を襲うぐらいの勢いすら感じさせてくれています。
塀内の三塁守備などは見たくはないのが本音ではありますが、昨年があまりに不遇だっただけに結果が伴っているのであればチャンスをあげたいです。
背番号を譲った大塚コーチも期待をしているでしょうし、今後の塀内に注目です。

その塀内をその他大勢に埋没をさせているのは荻野貴と細谷ですが、今日は守備でやらかしてしまいました。
荻野貴は不安視をされていたスローイングミスですし、細谷もやや手先で処理をしようとしたようにも見えましたので、両人ともに課題は課題として残ってしまっているようです。
根元もおつき合いをしましたし、もちろん打撃を期待されての抜擢である3人ではあるのですが、守りの野球を標榜する西村ロッテですから打てばいいというものでもありません。
逆に言えば打てずとも守備さえしっかりとしていれば出番はもらえますので、開幕までに何とか見られるぐらいまでには仕上げて欲しいものです。

その他の野手では清田、そして伊志嶺でしょう。
清田は2戦連発と長打力を見せつけて、2年目のジンクスを振り払うかのような好調な出足です。
昨日は若手中心のスタメンでしたので3番を任されましたが、ペナントレースに入れば今日と同様に核弾頭を任されることが予想をされます。
荻野貴と同期コンビで、そして西岡とはまた違った長打力のあるトップバッターとしてブレイクをするであろう清田に胸の高まりを抑えきれません。
そんな清田に気を抜くことを許さないのが伊志嶺の存在で、今日もしっかりとヒットを放って結果を残しています。
この守備力が期待できる両人の頑張りで守備の名手の面影を失ったサブロー、そして今日はなぜか欠場をした大松の尻に火がついてくれることを願っています。

一方の投手陣は昨日よりはマシな結果ではあったものの、斉藤を出してまで獲った光原が今ひとつでしたので喜ぶことはできません。
立ち上がりに2四球をからめての2失点ですから先発としては失格ですし、中継ぎとして試合を支えるにも力不足です。
ピッチングとしても面白みのあるものではありませんでしたので、次に結果が出なければ浦和に送られることは必至でしょう。
そうなっては年齢的にも厳しい光原ですから、どこか風貌の似ている西口のように粘りのピッチングに期待をします。

今季も先発に中継ぎとフル回転が期待をされる吉見と中継ぎ左腕の柱として頑張ってもらわなければならない古谷の両左腕はまずまずのスタートを切り、逆にここまで順調にきた山本一がフラフラとする一方で守備に足を引っぱられながらも無難に1軍デビューを飾った山本徹の両山本は明暗を分けました。
植松が肩の手術をしただけに先発に食い込めそうな左腕は吉見ぐらいしか見当たらず、そうなれば中継ぎ左腕が古谷だけでは厳しすぎますので、今日の結果だけで山本一を見切るわけにはいかないのが今のチーム事情です。
大きく育てたい山本徹とともに、こちらも根本を出してまで獲った山本一なのですから、W山本が澱み気味の投手陣に新風を吹き込んでくれることを願っています。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 1 0 0 0 0 0 2 0 0 3 10 3
 中日 2 0 0 0 0 1 0 0 0 3 8

0


◆2月27日(日) 中日-千葉ロッテOP戦(1分、13時、北谷、3,301人)

▽本塁打 清田2号(岡田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 光原、吉見、川越、山本一、古谷、山本徹―金澤、的場
中日 小笠原、平井、川井、山内、岡田、小川、鈴木―谷繁、前田

 

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まだまだ鳴動は続く

2011-02-27 01:10:07 | 千葉ロッテ

小林宏の人的補償、まだまだ楽しませてくれそうです。
ターゲットを再び野手まで拡げて週末の阪神のオープン戦を視察するとのことで、結局は全額金銭で終わるにせよ、これだけ引っぱってくれれば充分です。
壊滅状態である中堅どころの中継ぎ陣、西岡の移籍と今江の故障でポッカリと空いた三遊間にはめるピースが見つかるのか、もう暫くは目が離せません。

ロッテが小林宏の人的補償を再検討へ (2/25 日刊スポーツ)

ロッテがFAで阪神に移籍した小林宏投手(32)の人的補償について、再検討をすることになった。
当初は25日にも決定する予定だったが、今江ら故障者を抱えるチーム状況から方針を転換した。
石川晃球団本部長は「けが人が多い状況なので、もう1度リストを洗い直すことになった。候補に挙がっているのは投手が2人と野手が数人です」と説明。
26、27日に行われる阪神のオープン戦を視察し、最終的な判断をする。
10日に阪神からのプロテクトリストを受領後、ロッテは阪神の1、2軍キャンプにチーム関係者を派遣。
投手2人と野手1人の調査を行っていた。
その後、候補者を投手2人に絞ったが、チーム状況が変化した。
金銭補償の選択も含めた最終結論について、同本部長は「3月頭になると思う」と話した。

行き当たりばったり感は否めませんが、ここは臨機応変だと思うことにします。
補強ポイントは左腕と内野手、チーム構成からすると野手をどうしても獲りたいのでこの流れは歓迎です。
巷ではデイリーが高浜の流出危機を一面に持ってくるなどロッテ高浜が有力視をされていますが、大和や上本ももしかしたらプロテクトから外れているかもしれません。
背番号00の野手の獲得を、是非とも心待ちにしています。

そして今日の阪神のオープン戦ですが、まるでロッテから若手野手を隠すかのようにスタメンには主力が顔を揃えました。
上本は守備だけ、高浜と大和と坂は一打席でしたので編成担当だけではなくロッテファンとしても肩すかしです。
一方でまるで獲ってくださいと言わんばかりの小嶋と蕭、とはうがった見方に過ぎるのでしょうが、果たして阪神の思惑がどこにあるかが気になります。
阪神も万全の投手陣ではありませんし、どちらかと言えば高浜や坂らの方がウエルカムなのではないかとも思いつつ、明日は若手野手のスタメンに期待をします。

 

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野望(下)

2011-02-27 00:16:51 | 読書録

野望(下)

祥伝社

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信濃へ攻め込んだ武田晴信を支える軍師としての山本勘助は、次第にその魅力が無くなっていきます。
それは山本勘助が悪いのではなく、作者である井沢元彦の筆が鈍ってしまったことが原因です。
これまでは山本勘助だけではなく望月誠之助など、いろいろな立場の登場人物の視点から武田家が語られてきました。
しかしいつしか山本勘助の独白となり、そして山本勘助が死した後には武田晴信改め信玄の独り舞台です。
残念なことにただの武田家の歩みを綴るだけの、そんな小説に堕ちてしまいました。

かなりの面白さを持って読んだ上巻から、この下巻を読み切るまでに9ヶ月を要しました。
それまでに忙しさもあって本を読む時間が失われたこともありましたが、読む気力が起きなかったのもまた事実です。
ページをめくる指が重い、そんな経験はあまり多くはありません。
井沢元彦のかつての切れ味はどこに行ってしまったのか、それはこの小説で描かれている武田家が輝きを失っていくのにどこか似ています。
信濃風雲録として第二部があるようですが、とても手を伸ばす気にはなれません。


2011年2月26日 読破  ★★☆☆☆(2点)

 


やばいぞ上野

2011-02-26 22:13:59 | 千葉ロッテ

関東では昨日に春一番が吹いたようで、帰りの電車が乱れまくりました。
しかしそんな季節の変わり目を肌で感じることもなく、相変わらず午前様が続く毎日を送っています。
そんな自分にとってはようやくに始まったオープン戦が心の支えであり、また心が折れないためのトランキライザーでもあります。
これから開幕に向かってチームは東上をしていくことになりますが、その足音とともに生活が落ち着いてくることを願っています。

今季のオープン戦初戦はロッテの試合としてではなく、日本ハムの斎藤佑のデビュー戦として報じられています。
「打たれても気にしない」「打たれるのも勉強」との本人と梨田監督の言い訳が耳障りだったのですが、1回を1安打1四球無失点デビューですからマスコミも大喜びでしょう。
この注目度に球団はくじを外したことを歯がみしているでしょうが、ドラフト前の評価どおりに今ひとつの切れ味にしか思えませんのでそれもよしとします。
願わくばチームが公式戦での話題作りに具されないことを、そして選手たちが今日の対戦で「人気だけか」と飲んでくれているであろうと信じています。

肝心の試合ですが、ちょっと上野がやばいです。
課題のコントロールは四球絡みでの失点と改善の跡が見られませんし、スマイル上野の名が泣くような厳しい結果となりました。
内やマクローリーが出遅れているだけに中継ぎとしての活躍が期待をされる上野ですが、今日のようなピッチングでは1軍がほど遠くなります。
次のチャンスがあるかどうかは微妙ですが、もしあれば打たれても記憶に残るような気合いの乗った投球をしてくれることを願います。

その他の投手もまくらを並べて討ち死にと言ってもいいような、先日の紅白戦のプレイバックとなってしまいました。
小林は3回2失点と汚名返上とはならず、松本もそろそろ見切りどきでしょう。
ストレートが良かった、とそれなりの収穫を口にしながらも前回と同じ失敗を繰り返した小林が現時点での一番の期待の星であることが、中堅どころの層の薄さを表しています。
小林宏の人的補償で野手を見直すとの報道もありますが、この状況を見れば追い続けている2人の投手を捨てきれないのも分かります。
明日に同様の炎上が続くようですと、その流れに拍車がかかることでしょう。

打撃陣ではフル出場をした伊志嶺、故障からの復帰を期す荻野貴、2年目のジンクスに挑む清田、レギュラーを狙う細谷と、各選手が存在感を見せてくれました。
チームとしての決定打に欠いたのは若い選手が多かったので気にはなりませんし、まずまずのスタートでしょう。
リードに不安が残るものの金澤がマスクを被ったことは大きな収穫ですし、地味に結果を残しつつある小池や高口、細谷に負けてなるものかと根元、そして2年越しのフロックかどうかの答えを出すべく塀内も頑張っています。
このあたりの若手、中堅が下から突き上げなければいつまで経っても井口やサブローに頼ることになりますので、一人でも二人でも新しい顔が今季のベンチに居場所を見つけられるよう、より一層の奮起と躍進に期待をします。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 2 0 0 1 1 4 8 13 1
 日本ハム 0 2 0 2 1 1 0 3 X 9 12

2


◆2月26日(土) 日本ハム-千葉ロッテOP戦(日本ハム1勝、13時2分、名護、3,225人)
▽勝 石井 1試合1勝
▽S 中村 1試合1S
▽敗 上野 1試合1敗
▽本塁打 清田1号(石井)、ホフパワー1号(上野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林、上野、松本、大谷、秋親―金澤、小池
日本ハム ケッペル、石井、谷元、斎藤佑、植村、中村―大野、今成

 

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審判の日

2011-02-24 01:12:14 | 千葉ロッテ

どこぞの報道を信ずれば今日、今となっては昨日の夕刻に球団首脳と西村監督らが小林宏の補償についての最終会議を行うとのことでした。
しかしその会議についてはさらっとネットを見た限りではニュースになってはいないようで、決定および発表は先延ばしになったのかもしれません。
果たして審判の日はいつになるのか、ファンも選手たちもやきもきとしていることでしょう。

“ロッテに獲られないかな…”高浜の注目度UPで思わぬ悩み (2/23 スポーツニッポン)

うれしいはずの若手の台頭が、心配のタネとなってしまった。
阪神・高浜卓也内野手(21)が安芸キャンプで21日までに行われた紅白戦でのアピールを受け、2軍から22日に1軍へ昇格。
3試合で9打数6安打という打棒を見せつけたことで、球団首脳からはロッテからFA移籍した小林宏投手(32)の人的補償対象となるのでは…との危惧が持ち上がった。
「状況が変わってきた。(ロッテに)獲られないかな…」。
球団首脳は悩みを明かした。
28人の選手をプロテクトした名簿は既にロッテに提出済み。
同名簿は最高機密で表に出されることはないが、これまで両すね痛の影響などで1軍出場経験がない高浜のプロテクト外は確実だ。
金銭による補償という選択肢もある一方で、ロッテは不動の遊撃手・西岡が大リーグのツインズに移籍。
同ポジションの後継者を探しているだけに、高いポテンシャルを秘めるプロ4年目の21歳に注目しはじめてもおかしくない。
1軍の練習に合流した高浜は「緊張したしまだまだです」と話しながらも、全体練習後もマシン打撃などで汗を流した。
オープン戦は27日のオリックス戦(春野)のスタメンが濃厚で、最低でも3月6日の横浜戦(倉敷)あたりまではチャンスが与えられる方針。
ロッテへの補償期限は小林宏との契約完了が公示された1月28日の40日後、3月8日。
結果を求める首脳陣だが、アピールがさらにロッテ側の興味を引くならもどかしい。

そんな中で最初に名前を挙げた高浜がここにきて目立ってきたのは皮肉な話ですが、獲ってくれれば嬉しいもののこれまでの報道では投手補強を目指しているとのことでしたので、これを素直に喜んでいいかどうかは微妙だったりもします。
ドラフトで投手に入札をしながらもハズレた際に野手を獲るのと同様で、確たるポリシーが無いのではと不安になることが理由です。
いいと思えばポジションにこだわる必要はありませんが、しかしそんな付け焼き刃が上手くいくとも思えません。
大山鳴動して虎が出るのか鼠が出るのか、その結果が待ち遠しい冬の夜です。

 

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守護神はどうなる

2011-02-22 00:07:41 | 千葉ロッテ

今日の紅白戦は打撃陣が奮起をしたと喜ぶべきか、投手陣が壊滅をしたと嘆くべきか、味方同士の試合ですので悲喜こもごもだったりもします。
しかしこの時期は投手の仕上がりの方が早いためにどちらかと言えば後者でしょうし、紅組では大嶺に光原に山本徹が、そして白組では小林に山室と期待の投手が打ち込まれたのが心配であり、これではまた昨年のように同じ顔ぶれでシーズンを戦うことになりかねません。
松本や服部に至っては支配下選手登録の枠を空けるための生け贄でもよいように思えますし、山本一と上野が結果的に零封をしたことだけが心の支えです。

新守護神マクローリーに黄信号 (2/19 スポーツ報知)

新守護神候補に“黄色信号”だ。
今キャンプで調整の遅れているボブ・マクローリー投手(28)が18日、ブルペンで11日ぶりに本格的な投球練習を行った。
「久しぶりのブルペンで、どういうふうに投げられるか感じをつかみたかった」と状態を確認するはずが、右足の張りを訴え、29球を投げて終わった。
マイナー時代に最速161キロを計測した剛腕は、ベールに包まれたまま。
7日にフリー打撃に登板した後は、右肩の張りや発熱による体調不良のアクシデントに見舞われた。
「風邪を引いて体は弱っていたが、もう良くなった。これから状態を上げていければいい」と前向きだったが、まだ実戦形式のシート打撃にも登板できない。
抑え候補の対抗馬と期待される内は、昨年末に右足首の骨棘(こっきょく)除去手術を受けて2軍調整中。
開幕までに阪神にFA移籍した小林宏の穴が埋まるのか、微妙な情勢だ。
西村監督は「(マクローリーは)調整遅れというか、日本のキャンプに対応しきれていない部分があったと思う。抑えが決まらなければ、併用して使っていくしかない」と表情を曇らせた。

そんな投手陣の最大の課題は守護神を誰にするかですが、マクローリーはともかくとして、最有力であったはずの内が手術をしたとは知りませんでした。
昨年末の手術であれば年が明けてからも例によって脳天気なブログの更新がありましたので重症ではないのかもしれませんが、それでも開幕に間に合うかどうかは分かりません。
そんなところから小林宏の人的補償を見送って外国人投手の補強に踏み切る方向性になったのかもしれず、もしそうであれば崖っぷちながらも結果を残せない投手はさておき、育成枠選手にはかなり厳しい無駄がいっぱいの布陣で開幕に臨むことになります。
たかが紅白戦の1試合でどうこう言うつもりはありませんが、なぜにこの状況で伊藤の名前が挙がってこないのかがどうにも気になりますし、底上げに繋がるようなフレッシュなニュースが飛び込んでこないことを憂う今日この頃です。

 

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このままでは面白くない

2011-02-21 00:13:32 | 千葉ロッテ

小林宏の人的補償をどうするのか、週明け早々にも結論が出そうです。
数日前には投手2人に絞ったなどという報道もあったようですが、その中で石川球団運営本部長の「うちの若い投手もいいのがいる」とのコメントもあり、流れとしては予想どおりに全額金銭で落ち着くような感じとなってきました。
しかしここまで化かし合いが続いたのですから最後のどんでん返し、それこそスティングみたいな結末に期待をしたいものです。

ロッテ金銭濃厚、補強は外国人獲得で (2/20 デイリースポーツ)

ロッテが、FA権を行使し阪神に移籍した小林宏投手(32)の補償を、金銭で求める可能性が濃厚となったことが19日、明らかになった。
近日中に最終結論を下す。
球団は10日に阪神から28人のプロテクト名簿を受け取り、人的補償も視野に入れ宜野座、安芸の阪神キャンプに編成担当を派遣。
この日も、安芸に佐藤編成調査担当が紅白戦の視察に訪れていた。
しかし、瀬戸山球団社長ら球団幹部が協議し、現有戦力との比較で金銭補償に切り替える可能性が高くなったようだ。
現在、支配下登録枠は68人。
戦力補強は外国人獲得に向け動いていく方針。
今後、阪神に正式に通知されれば、小林宏の旧年俸の1億7000万円の80%の補償額が、ロッテに支払われることになる。

ここのところの報道は阪神贔屓のデイリーが主導しているところがありますので願望が入っていることは否定できませんが、外国人選手の補強の話は以前からまことしやかに囁かれていましたので、それなりの信憑性があると思った方がよいのかもしれません。
そうなるとマーフィー、ペン、マクローリーと3人の外国人投手を抱えていることから次は野手といきたいところですが、それでは人的補償を投手に絞ったこととの辻褄が合いません。
要は最初からこういった筋書きだったと、あまりにロッテな予想が当たってしまうのが嬉しくもあり、そして悲しくもあります。
いずれにせよ支配下選手登録の残り2枠は外国人選手などではなく、角らの育成枠選手のために残してもらわなければ不満が溜まりそうですし、最初の狙いだった高浜が猛打賞なんてニュースも聞こえてきましたので何とも複雑な心境です。
ロッテにヘンリー・ゴンドーフはいないのかと、そんなファンをも騙すようなエピローグを見せてくれることを願ってやみません。

 

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球春はすぐそこ

2011-02-20 18:06:50 | 千葉ロッテ

 

今日は久しぶりにあちらこちらへと自転車を走らせて、37キロちょっとで今年初の30キロ超えです。
しかし暫くは快調に走っていたものの30分ほどで足腰に疲れが出始めて、やはり3ヶ月のブランクは体力の低下をもたらしたようです。
通勤だけでは目標の月間200キロには達しませんし、手首の骨折で延び延びとなっている大多喜城に行き着くためにも、これから徐々に体を慣らしていくしかありません。

そんな散走の目的地の1つは、日本シリーズから3ヶ月半ぶりの千葉マリンスタジアムです。
今年からネーミングライツでQVCマリンフィールドになるので改装がどうなっているかが楽しみだったのですが、見てのとおり表玄関は相変わらずの状態で、開幕まであと1ヶ月しかないのにこんなペースで工事が間に合うのかと心配にもなります。
キャンプも終盤に入っているのに堂々と西岡と小林宏が球場を彩っているには驚きましたし、いくら何でも手を抜きすぎでしょう。
人工芝の張り替えや指定席の座席の交換などは進んでいるようですが、もしかしたらそちらに費用がかかりすぎて端っから外壁はそのままにしておくつもりなのかもしれません。
今日に発売となったチケットにも千葉マリンスタジアムと印刷がされているとのことですし、あるいは単に呼称の変更だけで済ませるつもりかもしれず、もしそうであれば今後もファンは千葉マリンと呼ぶでしょうから、QVCとしては面白くない状況の覚悟が必要そうです。
それでは高額な資金を提供してくれるQVCに申し訳が立ちませんので、劇的にお披露目をするために直前まで引っぱっているだけだと、そう信じたいところです。

さすがに14時近くでしたので、チケットを求めるファンの列も平日ナイターの726チケット販売直前ぐらいの長さしかありませんでした。
開幕カードのチケットは毎年のように取り損ねるので今年こそはと10時前からPCの前に鎮座をしたものの30分で音を上げてしまい、結局は昼前に土日のマリンシートとB指定で日和っただけではなく、開幕戦は一般販売がダメなら自由席でもいいかなと諦めつつあります。
その他のカードは週末でもかなりいい席が残っていましたが、雨が怖いので直前まで粘ることにします。
それにしてもかなり前からシートを貼って並んでいたファンも多かったようで、確実にチケットを取るのであればそのぐらいの努力は必要だと、そんなことを思い知らされました。

堀氏引退試合 3・12本拠地で開催 (2/20 スポーツニッポン)

ロッテは19日、昨季限りで引退した堀幸一氏(41)の引退試合とセレモニーを、千葉マリンから名称変更されるQVCマリンフィールドで3月12日に行われる西武とのオープン戦で開催すると発表した。
堀氏は「こういう場を設けてくれた関係者に心から感謝しています。ファンの皆さまに喜んでもらえるプレーがしたいです」と球団を通じてコメントした。

そんなチケット狂想曲の本来の目的は堀の引退セレモニーが開催をされる3月12日を確実に押さえることだったのですが、こちらはあっさりと特別内野自由席をゲットできました。
意外にも人気がないのか、あるいはフィールドウィングシート以外は自由席なので勝負は当日だからなのかは分かりませんが、とりあえずはホッとしています。
引退試合ではなく引退セレモニーですから黒木のときと同様に試合終了後に成瀬や唐川らとの3打席勝負みたいな感じになるのではないかと予想をしますが、希望を言えば伊志嶺が5番を背負っていることもありますし、それであればオリオンズのユニフォームで登場をしてもらいたかったりもします。
それこそ対戦投手に同じくオリオンズのユニフォームを着た小宮山あたりが出てくれば盛り上がるでしょうが、何にせよ当日が快晴であることを願うばかりです。

 

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浦島太郎からのリハビリ中

2011-02-19 20:36:49 | 独り言

ご無沙汰しておりました。
これだけ更新の間隔が空いたのは初めてかもしれず、ご心配をおかけしまして申し訳ありません。
今週は早朝出社、午前様を繰り返した挙げ句に会社泊まりもあっての75時間労働で、家では寝るだけの状態でパソコンの電源を入れる気力すらありませんでした。
帰国の際の懸念が的中をしての忙しさで、やっとの休日も不足をしていた睡眠時間を補うべく目覚めたのは先ほどという状態です。

それでも山は越えたのかなと思っていますので、そろそろ普通の状態に戻る準備を始めています。
いつの間にか紅白戦も始まったようですっかりと浦島太郎ですが、少しずつでも情報に追いつこうとリハビリをスタートしました。
明日には地元開幕戦のチケット販売がありますし、のんびりとしている暇はありませんが、マイペースで頑張っていきますのでおつき合いのほどをよろしくお願いします。

 

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チャンスだ細谷

2011-02-15 00:08:18 | 千葉ロッテ

千葉も夜には雪になり、雪だるまになって自転車で帰宅をしました。
同じぐらいの降りの雨ですと無理な話なのですが、粉雪ですと何とかなりますのでラッキーでした。
今日は日本全国で雨模様、雪模様と今ひとつの天気だったようで、そして石垣島も暫くは雨が続く予報となっています。
ポツポツと怪我人も出始めましたし、せめて天気ぐらいはカラッと晴れ渡って欲しいとろこです。

西村監督、離脱の今江復帰に慎重 (2/14 スポーツ報知)

西村監督は、左ふくらはぎの肉離れで2軍で調整を続ける今江について「このキャンプで合流しないかも。合流できなくても、オープン戦がある」と見通しを語った。
負傷した1月下旬には軽症と診断され、石垣キャンプ中に合流するとみられていた。
西村監督は「無理をさせて焦らせると、開幕に間に合わなくなる。慎重にいきたい」と話した。

第三クールにも石垣島に合流と言われていた今江が、意外に完治まで時間がかかりそうです。
オープン戦での合流ですと開幕に間に合うとしても調整遅れは避けられませんが、しかし場所が場所だけに無理はできません。
ここは荻野貴には厳しい西村監督の判断を支持しますし、また今岡も腰痛で帰京をしていますから、人的補償の行方に影響を及ぼすのではないかとも思っています。

こうなったら前向きに考えるしかありません。
あれだけアピールをしても西岡の後釜には荻野貴が規定路線になりつつありますので、こうなったら細谷には今江を脅かす存在を目指してもらいましょう。
塀内とともに三塁を守る機会も増えているようですし、そもそもが細谷には三塁手として頑張って欲しかったので、瓢箪から駒に期待をすることにします。
もしかすると思いもよらない開幕オーダーで鬼門仙台に乗り込むことになるかもしれませんが、それも一興として楽しむ心の準備を始めようかなと思います。

 

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虎の生殺し

2011-02-14 00:02:34 | 千葉ロッテ

一生懸命に練習をする選手たちには申し訳ないのですが、どうしてもロッテのトップニュースは小林宏の人的補償の行方となってしまいます。
渦中の選手の大半が一二軍のボーダーライン上にいますので結果を出さなければならず、しかし目立ちすぎてはロッテに引っぱられるかもしれず、とにかくプロではなく阪神でやりたいと考えている選手としてはやりにくい日々が続くことでしょう。
そんな選手たちには移籍会見と胴上げの際の吉見の写真を配るべきだとは思いますが、それよりも大森や小野や仁志の末路を語る方が効果的かもしれません。

ロッテ視察団来た…トラ戦々恐々 (2/13 デイリースポーツ)

阪神キャンプにロッテ調査団がやって来た。
FAで阪神に移籍した小林宏(32)の人的補償調査として、ロッテの諸積兼司編成部スカウトが12日、沖縄県宜野座村の阪神キャンプを偵察。
また、高知県安芸市の2軍キャンプには、松本尚樹編成統括と佐藤幸彦編成調査担当が訪問した。
練習開始直後の宜野座球場、安芸球場にそれぞれ緊迫した空気が流れた。
10日に獲得可能選手の名簿を受け取ったロッテの編成部が、ターゲットを投手2人、野手1人に絞ってキャンプ視察を開始。
注目を集める中、スーツ姿の諸積スカウトが突然、ブルペンで携帯電話のカメラ機能を使い始めた。
福原、小林宏、久保、筒井、下柳と並んだマウンド。
「個人的に写真を撮っただけ。今日はあいさつに来たのでね」とはぐらかしたが、候補選手の動きを撮影したとしても不思議ではない。
安芸を訪問した松本編成統括らは、杉山、江草、秋山のフリー打撃登板に、ネット裏から熱視線を送った。
葛城、狩野のランチ特打後も練習終了まで球場を離れず徹底調査。
松本編成統括は「だいたいの選手は知っているけど、情報は新しい方がいい」と説明。
候補選手については「当然、金銭の可能性もあるし、これからのチーム構成にもよりますね」と続けた。
それぞれ13日の練習試合も視察する予定で「20日に(調査結果を)石垣に持って行って、そこで最終ミーティングをやる。選手を獲るなら早いうちに決めたい」と松本統括。
虎戦士にはしばらく不安な日々が続きそうだ。

やはり宜野座には諸積が1人で行ったようで、安芸には松本と佐藤の2人ですから狙っている選手の比率がもろに出ている感じがあります。
諸積が携帯電話のカメラで撮ったのは小林宏との話もありますが、何にせよ頼りなさすぎます。
この時期に他の編成担当はどうしているのかは分かりませんが、おそらくは1週間ほどが勝負でしょうから総出で視察をして欲しいのがロッテファンの願いでしょう。
両チームの休日が重なっていないのであれば、それこそ西村監督やコーチ陣が足を運ぶなんてことがあってもいいぐらいです。
あまりにもお手軽に見える編成担当の動きに、やはり本線は全額金銭なのかなとの思いが拭えません。

ロッテ・補償候補増える場合も、練習試合視察 (2/13 サンケイスポーツ)

ロッテからフリーエージェント(FA)宣言して加入した小林宏の補償を巡り、ロッテの諸積編成担当はこれまで人的補償の場合は投手2人、野手1人に絞ってきた候補選手について「増える場合もある」と話した。
ヤクルトとの練習試合を視察し、目についた選手もいたという。

名簿が渡った今となっては陽動も何もありませんが、無理に選手を絞って視察をすることもないでしょう。
あまりにターゲットの数が少ないと編成担当の動きから相手に勘づかれる可能性があり、そうなると最悪のケースでは手を抜かれるかもしれません。
そんな選手はこちらからお断りと言いたいところですが、せっかくのチャンスですので資質のある選手を獲りたいですから、このニュースは歓迎をします。

そして今日に行われた練習試合ですが、阪神は惜しみもなくプロテクトから外れた可能性がある選手を出場させています。
投手では小嶋と蕭に筒井が、野手では上本と大和に坂、そして小宮山や野原将あたりが注目となりますが、しかし小嶋がまずまずだった以外は散々な結果だったようです。
これが単に力不足なのか阪神でやりたい症候群なのかは分かりませんが、阪神ファンとしては活躍をすれば「ロッテに持って行かれる」と、ダメであれば「ロッテには行きたくないんだな」と悲喜こもごもな試合だったようで、活発な意見交換がされているようです。
これも野球の一つの楽しみではありますので、あまり先は気にせずに流れに身を任せるのがよいのかもしれません。

ロッテ期待の左腕がシート打撃登板 (2/13 スポーツニッポン)

ロッテの左の中継ぎとして期待される古谷と山本一がシート打撃に登板した。
日本ハムから移籍してきた山本一は力強い直球と沈む球で、打者8人から5奪三振。
無安打に抑えても「スライダーが、抜ける球もあった。まだ本来の球ではない。次の課題」と自らに厳しかった。
昨季58試合に登板した古谷は打者7人に2安打。
「自分のやるべきことをやって、去年は結果が出た。ことしも同じ」と表情を引き締める。
左の中継ぎは手薄なだけに、西村監督は「左投手が(新たに)出てきたら、チームにとってプラス」と話した。

荻野貴の膝の回復ぶりが人的補償の人選を左右するのと同様に、左腕の調整ぶりが影響をすることも間違いないでしょう。
この時期は投手の仕上がりの方が早いとは言いながらも、山本一の好投は喜ばしいニュースです。
山本一が一軍で使えそうな目処が立てば人的補償は将来性の若手に絞ることができますので、とにかく頑張ってもらいたいです。
また古谷も永野や干場などと同じ道を歩まないように、正念場の2年目を大過なくこなしてもらわなければ困ります。
古谷が昨年ぐらいのピッチングができて新たに山本一が加われば左の中継ぎは一息つけますので、両人が競い合ってレベルアップをしてくれることを願っています。

 

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ハンカチ世代なんて言われないように

2011-02-13 00:03:04 | 千葉ロッテ

松坂世代ではこれまで92人がNPBのユニフォームを着ていますが、ロッテの生え抜きでは寺本、久保、竹原の3人だけです。
移籍組では瑞季、龍太郎、橋本、光原と意外な名前が挙がりますが、いずれにせよかなり少ないことに違いはありません。
しかしハンカチ世代では大嶺、佐藤、黒滝、伊志嶺、南、小池とかなり多いですから、和田や杉内らが頑張っても松坂世代のままであったようにかなり厳しいことは確かですが、斎藤佑が活躍ができなかったときには世代を代表できる選手になれるように、少しでも田中や前田健や坂本らに追いつけるよう頑張ってもらいたいです。

【ハンカチ世代】ロッテ・小池翔大 (2/12 サンケイスポーツ)

ドラフト4位・小池翔大捕手(22)=青学大=は“佑ちゃんの恋人”だ。
なにしろ昨夏の世界大学選手権の日本代表正捕手。
斎藤が登板した開幕・韓国戦、準決勝・米国戦で当然マスクをかぶった。
「(佑ちゃんは)頭がいいですね。ストライクを取る球と振らせる球を使い分ける。しかも変化球をいっぱい持っていて、低めに球を集める。打者は振らされるべくして振らされるんです」
実際に投球を受けたからこそ分かる、そのすごみ。
だが、同期の実力に驚いているばかりではない。
自らも「開幕1軍を目指す」立場で、捕球から送球まで2秒を切る素早さはすでに1軍レベルとされる。
「ズバ抜けた肩の強さはないので、(リードなど)総合力で勝負したい。日本一の捕手、里崎さんに少しでも追いつけるよう頑張ります」と、日々練習に打ち込んでいる。

ルーキーでは伊志嶺が目立っていますが、小池もロッテのハンカチ世代の期待の一人です。
斉藤の放出で1軍キャンプに滑り込んだ感はありますが、アマチュアでの実績を考えれば金澤らの強力なライバルになり得るでしょう。
昨秋に骨折をした指が心配でしたが、普通に練習をしているようですから問題はないと思うことにします。
元気に声出しもしているようですし、次世代の正捕手のダークホースとして順調に伸びて欲しい小池です。

いろいろな評価はあると思いますが、個人的には小池は守備型の捕手だと見ています。
青学大ではそれなりに打ったようですがプロでは打撃を売りにできるほどのことはなく、レギュラーとなっても.250の5本も打てれば御の字です。
そういう点では先輩の清水将に近いのではないかと、清水将ほどの強肩は持ち合わせてはいませんが、盗塁を刺すには肩の強さよりもスローイングの速さとコントロールの方が大事だとも言われていますから、小池には充分にその資質があると言ってよいでしょう。
将来的にはタイプが変わってくることもあるでしょうが、まずは清水将二世を目指すのがよいと考えます。

大嶺 剛球復活へノーワインドアップ投球 (2/12 スポーツニッポン)

ロッテの大嶺が、新フォームで150キロの剛球復活を目指している。
今キャンプからノーワインドアップで投球。
この日はブルペンでフォームを確認しながら35球を投げた。
テーマはスムーズな体重移動で「今まではコントロールを気にして小さくなりすぎていた。プロ入り直後の、躍動感のあるフォームで本来の直球を取り戻したい」。
プロでは課題の制球難克服へセットポジションからの投球を続けていたが、ワインドアップだった高校時代に最速151キロを計測した直球は140キロ前後。
ワインドアップにした昨季は右足にタメをつくる意識が強すぎて2段モーション騒動も起こり、3勝に終わった。
制球も球威も向上させるために導き出した答えがノーワインドアップ。
「同じ年齢の選手がプロ入りしてくるけど、僕は先に入っているし負けたくない」。
勝負の5年目はフォームだけでなく目の色が違う。

そして佐藤の移籍と黒滝の引退でルーキー以外ではただ一人のハンカチ世代となった大嶺は、またフォーム変更に取り組んでいるようです。
プロ入り直後の躍動感のあるフォームとノーワインドアップがどう結びつくのかは分かりませんが、先日にちょっと話題となった藤井のように周りの意向に振り回されて芽が出なかった選手もいるわけですから、とにかく自分の考えを持ってくれていることを願うばかりです。
そんな中で監督とコーチに本格派に挑戦しろと言われた、との大嶺の言葉も伝わってきていますので、昨季の西本コーチ主導のフォーム変更の二の舞にならなければと、そこに大嶺の意向が汲まれていないのではないかと心配でなりません。
何にせよきっかけがどうであれ自分が納得のいかないフォームであれば身に付かないことは自明ですから、今日のシート打撃では制球がばらばらで打者に迷惑をかけたようですし、昨季の停滞が遠回りではなかったことにするためにも自分で答えを見つけるシーズンとしてもらいたいです。

 

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編成担当の暗躍に期待

2011-02-12 21:13:09 | 千葉ロッテ

キャンプも第三クールに入り練習試合をするチームも出始めましたが、ロッテでの注目は小林宏の人的補償の行方です。
西村監督と石川球団運営本部長が会談をして投手2人と野手1人を視察することを決めたとの報道があり、両チームのファンはいろいろと憶測をしていることでしょう。
それは選手たちも同様と思われ、ロッテの編成担当の動きでいろいろと煽り立てるであろうマスコミに一喜一憂をさせられそうです。

ロッテが虎3人を徹底マーク 人的補償で (2/12 日刊スポーツ)

FAで小林宏投手(32)を獲得した阪神が、人的補償を求める可能性のあるロッテから1軍宜野座、2軍安芸キャンプを徹底マークされることになった。
ロッテが11日、緊急編成会議を開催。
前日、阪神サイドから受け取った28人のプロテクトリストを元に、西村監督とともに検討。
石川晃本部長は「投手2人と野手1人を調査にいきます。明日からでも安芸と宜野座に人を派遣します」と語った。
阪神にとっては、選手が活躍するほど引き抜かれるリスクが増えるという、生殺し状態となる。
沼沢球団本部長が「まな板の上の鯉」と言うように、期限の3月9日まで待つしかない。
狙われているのはレギュラー級か、若手か。
ロッテの補強ポイントは西岡が抜けた遊撃、小林宏の抜けたリリーフ、さらに左の中継ぎと思われるが、想像するしかない。
球団首脳は「こちらから言うことはない」と話すにとどめたが、悩ましい状況だ。
石川本部長は「スター選手はみんなプロテクトされていました。欲しい選手もされていました。鳥谷も金本も、さすがに漏れてなかったね」と説明した。
球団では5億円を用意し、スター選手のリスト漏れも狙っていたが、鳥谷、金本らはプロテクトされていた模様。
それでも、阪神ナインの大部分は、今季所属先が約束されない状態がしばらく続くことになる。

前日には「億の選手も漏れていた」なんてことを言いながらも今度は「スター選手はみんなプロテクトをされていた」とのことですから、どこまで本当のことをロッテが漏らしているかはかなり微妙ではあるのですが、とりあえずは横に置いておきます。
いずれにせよ阪神からすればリストの中身が一部であっても漏れる危惧が的中をしたわけで、金本をプロテクトしておいて正解だったということでしょう。
逆に言えばロッテとしてもすかしっ屁が効いたわけで思い通りのはずなのですが、それでも狙っていた選手がプロテクトをされていたとのことですから狙いが今ひとつ見えません。
実際のところは端っから全額金銭といきたいところが、ファンからの反発が怖いので「狙った選手がプロテクトをされていた→その他で気になる選手を調査はしてみた→獲るほどの選手がいなかった」との演技をしているのではないかとも思えるのですが、もしそうであればたいした役者ぶりです。

ロッテの編成担当が阪神キャンプを視察 (2/12 スポーツニッポン)

ロッテからフリーエージェント(FA)宣言して加入した小林宏の補償に絡み、ロッテの諸積編成担当が阪神キャンプを視察した。
ロッテは人的補償の場合、既に投手2人、野手1人の計3人に絞ったことを明かしている。
諸積編成担当はブルペンやシート打撃を視察し「まだ顔と名前も一致していない。きょうはあいさつだけ」と話した。
13日に予定しているヤクルトとの練習試合も観戦するという。

そんな詮索をしたくなるのも、選手の顔と名前が一致をしていない編成担当を派遣する姿勢に本気度が感じられないからです。
先入観がない方がよいとの考え方もありますが、もし1人で視察をしたのであれば手抜きと言われても仕方がないでしょう。
いつの間にか編成担当に転身をしていた諸積が一番に有名どころだったから名前が挙がっただけで、実際は複数の編成担当が視察をしていることを願うばかりです。

そんなこんなで球団の思惑が気にはなるものの、せっかくですので噂の3人を想像してみます。
狙っていた選手とは普通に考えれば左腕や二遊間を守れる野手でしょうし、それがプロテクトをされていたので次善の策としての見たい選手ということでしょうから、右腕や捕手、外野手も対象であると考えてよいと思います。
個人的には蕭、小嶋、狩野ではないかと、全くと言っていいほど説得力のある根拠はありませんが名前を挙げてみました。
阪神からすればファーム日本選手権で好投はしたものの2年間で1軍登板のない蕭、希望入団枠ながらも4年間で10試合の登板に終わっている小嶋は期待の若手ながらも優先度が高いとは思えず、また藤井の加入と坂の外野コンバートで居場所が無くなりつつある狩野もプロテクトから外れている可能性は充分にありえます。
逆にロッテから言えば20代半ばの投手が停滞気味だけに右左にかかわらず新しい血を入れることにはメリットがありますし、斉藤を出したので今さら感はあるものの捕手ができて走力もあり外野も守れる狩野は魅力があるのではないかと推察をします。

何にせよ編成担当の動きでロッテの選手にも緊張感が走るでしょうし、結果的に全額金銭となるにせよあっさりと決めるのではなく刻を有効に活用をしてもらいたいです。
蕭を見れば内が気合いを入れ、小嶋を誉めれば木村が走り込みを増やし、狩野と言葉を交わせば南が特打をする、そんな動きをも引き出す編成担当の深慮遠謀も必要でしょう。
もし獲る気があるのでしたら1週間、全額金銭でいくのであれば2週間を目処に、宜野座や安芸で暗躍をする諸積らの頑張りに期待をします。

 

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