オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

バタバタしちゃったね

2019-08-31 01:12:19 | 千葉ロッテ

難敵の山岡を早々に攻略しながらも後が続かず、そうこうしているうちに終盤3イニングで10安打も浴びてしまえばどうにもならない絵に描いたような逆転負けでした。
左対策で出てきたはずがあっさりと歩かせた松永がそれでもギリギリで凌いだのが精一杯で、その後は不運な打球もありましたが総崩れとなればどうにもなりません。
ここのところはワンポイント的な起用が増えている東條を1球で代えたのは登録はスイッチながらもなぜか左腕にも左打席のモヤに永野をぶつける試練と考えれば前向きにもなれますが、それであれば酒居ではなく阿部を使って欲しかったりもして、また延長12回までのプランニングができていたのかが気にはなります。
打たれたのがリードによるものと言うつもりもありませんが一部にある細川のそれが最後を締めくくるに相応しい巧みさ、でもないことも明らかになり、それ以前に大事な局面だからこそ田村や柿沼らの先のある捕手に任せないでどうするのか、経験を若手に伝授するのであればベンチでの講義で足りますし、そもそもそれは清水将コーチの仕事です。
そして西野は全体的にストレートを中心にボールが高めだったことよりもスライダーに頼りすぎていたのが懸念材料で、前回ほどにここぞでフォークを投げなかった、投げさせなかった理由が知りたくもあり、いずれにしても四球が絡んでの失点やピンチにベンチの印象はよくないでしょう。
打っては久しぶりのスタメンの三木がマルチヒットとアピールをしましたが最後まで平沢が出てこなかったのが気掛かりで、そもそも九番に落としてまで中村奨にこだわる必要がどこにあるのか、当然のことながら三木と平沢の二遊間という選択肢もあったはずですし、藤岡復帰に向けての地ならしでないことを願わずにはいられません。
さすがにタブロイド紙あたりが流している鳥谷の今岡コースがあるとは思っていませんが、井口ロッテにとってのショートの闇が深まりそうで怖いです。
マーティンもそろそろ解析完了なのか外のボールへの対策を急がなければしんどそうですし、あれほどのボール球に手を出したり全く手が出なかったりとレアードの不振も何があったのかと心配にもなりますが、基本は.240程度のアベレージですので分母が大きくなることでそこに収束をしてきているのでしょう。
なかなか井上と併走をしてくれないために打線としての爆発力がいまひとつになっていますが逆に言えば流出の可能性も下がっているとこちらも前向き、と言っていいのかは分かりませんが来季以降への材料と、どうしても上を向きがちですがこのカードで最下位に落ちることもありますので長いスパンで現実逃避に努めます。


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オリックス

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千葉ロッテ

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◆8月30日(金) 千葉ロッテ−オリックス19回戦(オリックス12勝7敗、18時30分、ZOZOマリン、29,264人)
▽勝 海田 45試合1勝2敗
▽敗 永野 5試合1敗
▽本塁打 小島4号(西野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、松永、東條、永野、酒居、陳冠宇—田村、細川
オリックス 山岡、山田、吉田一、海田、増井、ディクソン—松井雅、若月

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思い切ったね、いいことだ

2019-08-30 04:04:19 | 千葉ロッテ

ここのところは東條と松永の負荷が異様に高まっていますし前日に陳冠宇が2イニングを投げたこともありますが、同点に追いついた六回から永野、七回途中から阿部の抜擢と言っていい起用はこれまでのそれと比べれば一線を画したもので、それぞれに得点圏に走者を背負ったヒヤヒヤものではありましたがよく凌いでくれました。
永野はプロ入りから12試合目でまだ無失点、阿部は50試合目にしてプロ初ホールドと地味ながらも下支えをする存在はチームにとっては貴重で、そこからこぼれた成田が可哀想、もう少し早ければ唐川らが潰れることもなかったのに、など思うところはあるにしても残り一ヶ月ちょっとを総力戦で戦っていくシンボルにもなってくれればと願います。
九回に益田ではなくやらかしたばかりの酒居を突っ込むあたりは人材不足が否めませんが、ピシャリとはいかずとも酒居はリベンジの白星で多少は気持ちの整理ができたでしょう。
楽天ファンが盛り上がった益田劇場も決壊をすることなく幕引きとなりこれで24S、CSを目指すのであれば自己最多の33Sを更新するぐらいの心持ちでいてもらいたいです。
さてボルシンガーはジャッジに苦しめられたにしても昨季のようにポンポンと攻めて自分の土俵で手玉にとるピッチングとはならず、相変わらずに足元を気にしてイライラした挙げ句の悪送球では前回のプチ復活がちゃらになってしまったような、ボール自体の走りはまずまずでしたがカーブの落差が小さくなっているのがどうにも気になります。
このあたりはお国柄もあるのでしょうが五回しか投げていないのにそこそこ満足をしているようなコメントではどうなんでしょう、今後もあまり多くは期待できそうにもありません。
そんなボルシンガーとズレてしまいましたが井上が決勝アーチはバックスクリーンに叩き込む豪快な一発で、これまでであれば強引に引っ張っていた外寄りのボールをその勢いを利したかのようなお手本のバッティングで自己最多の24本にリーチ、25本の初芝超えで「(日本人では)落合に次ぐ男」のポジションが見えてきました。
さすがに30発はきつそうですし率がなかなか上がらないものの、苦しみに苦しみ抜いた実質二年目にそれに近い数字を残せれば、来季はホームラン争いに絡めると予想します。
ちなみに九回の平沢に代打清田はどうなのか、一死から田村にバントは正解ですが清田を出せば歩かされるのは分かっていたはず、その上で荻野に期待をしてのものでしょうが結果的には清田の無駄使いとなり、幸いにも十回で試合が終わりましたが下手をすればコマ不足に陥ったやもしれず、任せてもらえない平沢に歯がゆい思いが募ります。


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千葉ロッテ

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楽天

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◆8月29日(木) 楽天−千葉ロッテ24回戦(ロッテ13勝9敗2分、18時、楽天生命パーク、23,904人)
▽勝 酒居 49試合5勝4敗
▽S 益田 50試合3勝4敗24S
▽敗 松井 57試合2勝7敗30S
▽本塁打 鈴木15号(美馬)、井上23号(松井)

▽バッテリー
千葉ロッテ ボルシンガー、永野、阿部、東妻、酒居、益田—田村、細川
楽天 美馬、高梨、宋家豪、ブセニッツ、森原、松井—堀内、太田

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小島雪辱

2019-08-29 01:24:50 | 千葉ロッテ

前回対戦で好投も結果的には投げ負けた則本昂に「また次もよろしくね」と言われた小島が、きっちりとその雪辱を果たしました。
打線があっさりと則本昂を2回4失点でKO、は平石監督がピッチングそのものよりもカリカリしていたからとの理由で意外なぐらいに早く諦めたたこともありますが、そのリードがありながらも5回3失点は先発としては最低ラインではあるもののそこはルーキー、唖然とする田村のパスボールにもめげずに大崩れをしなかっただけでも上出来でしょう。
勝ち投手の権利がかかる五回もピンチを招きながら島内、浅村と怖いところをこれ以上にないコースで二者連続三振で締めくくり、キレで勝負をするスタイルに相応しくさほどにスピードがあるわけでもないストレートをコーナーに決めたところこそが真骨頂でしょう、見事なピッチングでした。
まだ完全に自分の土俵に引き込めていないことで球数が増える傾向にありますが、そこは今後の課題として一つずつ積み上げてくれれば問題ありません。
球威でごまかしが利くタイプではないので悪いときに悪いなりに投げられるか、を残りあと2試合ほどであろう先発でチェックをしたいと思います。
その後の継投は例によって松永がふらつきましたが清田の好守にも助けられて陳冠宇が2イニング、そして最後は益田がきっちりと締めてきれいな逃げ切り勝利でした。
打線はマーティンのスタメン落ちは自打球が多いことでのものかと心配になりましたが代打で出てきたので何があったのか、試合後の井口監督のコメントからすれば則本昂には右打者がよい、とはチーム戦略室からのデータによるものであれば評価をしたいですが、いわゆるレギュラー陣にも聖域を設けずにお願いします。
そのマーティンの代打はそこまで2安打の田村にですから終盤のお約束ごとをやらなければ気が済まないのか、大したチャンスでもないところでの無駄遣いが目立ちます。
そんな中で今日は生き残った平沢が構えが早かったようにも思いましたがスクイズを決めて、ヒットも打ちましたし再びに藤岡迎撃態勢を整えられたのはよし、ただ藤岡はここまで頑張ってきた茶谷を蹴散らして守備にもつきましたので一軍昇格はすぐでしょう、とにかくチームのためにも井口監督には自制を願わずにはいられません。
それにしてもまだバルガスを使って何を求めるのか、残留をさせて来季に備えるつもりがあるのであればいいのですがパラデスやダフィー、ドミンゲスと同じく若手の出番を奪った挙げ句の解雇であればただの機会損失でしかなく、それであれば出番をなかなかもらえずに首元が涼しくなっている高濱や伊志嶺、大木らにチャンスを与えてください。
そんなこんなで今日は立ち上がりのチャンスを潰しかけたところで則本昂転落のきっかけを作った清田、その守りも含めて野手のMVPに推します、よくやった!


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千葉ロッテ

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楽天

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◆8月28日(水) 楽天−千葉ロッテ23回戦(ロッテ12勝9敗2分、18時、楽天生命パーク、22,613人)
▽勝 小島 7試合2勝4敗
▽S 益田 49試合3勝4敗23S
▽敗 則本昂 8試合3勝4敗
▽本塁打 ブラッシュ27号(小島)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、陳冠宇、東條、松永、益田—田村、細川
楽天 則本昂、戸村、宋家豪、ハーマン、青山、高梨—太田

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誰もいないんだろうな

2019-08-28 09:40:07 | 千葉ロッテ

あるいは老後に入ってから初めてかもしれない発熱でしんどかったので薬を飲んで一休みのつもりが、目が覚めたら朝だったのでビックリしました。
眠るにも体力がいるのでまだ若い、なんて思う一方で12時間以上も損をした気がしないでもなく、また寝過ぎたせいか頭が痛いですし映像を見ていないのにあれこれ言うのもあれですからそこは見た方にお任せをするとして、スコアテーブルから拾った何点かでさらっと終わることにします。
石川は順調にモデルチェンジが進んでいるのか球数こそ多いですがかなり雨も降っていたようですから6回2失点は次も期待をしたくもなり、先発陣もヤバいですがそれ以上に勝利の方程式、守護神が危ういのでそちらに舵を切った方が正解だと考えてはいるものの、このまま順調に新生石川が誕生をするのであればそれもよしです。
そしてそのリリーフ陣が食らったサヨナラは酒居、しか投げさせる投手がいないのが現実でもあり、東條はここぞでのジョーカーとしての役回りが定着をしてきたこともありますから石川だけではなく涌井は微妙ですが先発からこぼれた、と言ってしまうと後ろ向きですが、適性も含めた配置転換を急がなければこういった負け試合は無くならないでしょう。
またことロッテ戦ではさほどに打たれているわけでもない浅村を歩かせた挙げ句の被弾は酒居はもちろんのことチームとしてもダメージが残りそうな、守りやすくするのも当然な考え方ではありますがこの試合でブラッシュに打たれていたことからしても作戦ミスだったように思います。
作戦ミスというところでは犠牲フライが打てない、と井口監督が嘆くのはよいですが、八回の勝ち越し機にとっておきの代打清田を不振極まるレアードのところで突っ込むぐらいの思い切りがなければただの傍観者でしかなく、それでいて藤岡が浦和で実戦復帰をして焦りも出ているであろう平沢がマルチヒットなのにそこで清田を使うのは何かのお約束なのか、まるでヒーローになるチャンスを奪って藤岡の「レギュラー復帰」の邪魔をさせたくないのかとうがってしまうような愚策と指摘をしておきます。
レアードに代えて清田、あるいは平沢をそのまま打たせての無得点であればやることはやったので仕方がないと諦めもつきますが、ここはどうにも納得がいきません。
さらっと、のつもりがだらだらと続けてしまいましたが、どうぞどうぞ、と相手に勢いをつけさせてしまったことで大切なこのカードがさらに頭が痛くなる試合にならないことを願います。


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千葉ロッテ

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楽天

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◆8月27日(火) 楽天−千葉ロッテ22回戦(ロッテ11勝9敗2分、18時7分、楽天生命パーク、23,264人)
▽勝 宋家豪 34試合2勝2敗
▽敗 酒居 48試合4勝4敗
▽本塁打 ブラッシュ25号(石川)、26号(酒居)、マーティン8号(ハーマン)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、松永、永野、東條、益田、酒居—柿沼、田村
楽天 岸、ハーマン、ブセニッツ、森原、松井、宋家豪—太田

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誰がいいかな

2019-08-27 03:42:31 | 千葉ロッテ

侍ジャパンの高校選抜と大学選抜との壮行試合をちら見ました。
もちろん大会自体に興味があるわけではなくドラフト候補のチェックが目的で、注目の佐々木(大船渡)と森下(明大)はさすがと言いますか入札確実なだけのピッチングでスポーツ紙は各紙とも一面は確実でしょう、イメージとしては荒削りな佐々木にまとまりの森下と言ったところか、一軍に定着をするには3年程度はかかりそうな佐々木に即戦力としてローテーションに入ってきそうな森下ですが、ことロッテの観点では両投手とも避けた方がよいと考えるのは育てられそうにもない佐々木と面白みに欠ける森下だからです。
佐々木のあのストレートは魅力的ではありますが大きな体を使い切れていない感じでフォームが安定をするのにも時間がかかりそうで、一方で森下はスペックとしては素晴らしいですし一年目から二桁に近い勝ち星が期待できるにしても三年のスパンで考えたときに尻すぼみになりそうな伸びしろの無さはまとまりの裏返しにもなります。
甲子園での活躍で入札が佐々木を上回りそうな奥川(星稜)こそがそこそこな完成度かつ伸びしろを感じさせるロッテ向きではないかと、倍率が高くても特攻をすべきでしょう。
どこか目元が田中に似ていて、またピッチングとしても常に全力ではなく力の抜き加減を知っているのもそう、是が非にでも田中二世を引き当ててもらいたいです。
その他で気になったのは吉田(日体大)で、先発には岩下や種市など力押しのタイプが出てきましたが中継ぎにも加えたく、中継でのスピードガンは佐々木対策か3~5キロ程度の上乗せをしているのではないかとうがってしまうぐらいに150キロオーバーが連発をしていましたが、吉田のそれは数字に近い伸びがありなかなかに魅力的でした。
吉田フリークのオリックスや日本ハムあたりが好きそうなタイプでもあり、かと言って競り合って上位で獲るほどのこともないように思うので4巡目以降で縁があれば、です。
その吉田に負けず劣らず体全体を使って後先考えない全力投球だった飯塚(習志野)も地元だけに同じく4巡目以降に残っていれば、といったところです。
打者ではストレートに力負けをしていなかった石川(東邦)が目立っていましたし右の強打者はどこも欲しがるので上位24人に入ってくるかもしれず、外のボールの捌き方は井上(履正社)よりは上なので評価も上としたく、ロッテとしては安田との被りから外野を守れれば外れ入札はあれですが2巡目であれば狙ってもよい素材と見ました。
選手会が来季から現役ドラフトを導入したいなんて話も出てきましたが現有戦力と天秤にかけてのドラフトまであと2ヶ月弱、今後の各チームの駆け引きが楽しみです。


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種市仁王立ち

2019-08-26 01:02:29 | 千葉ロッテ

 

種市が自己最長イニングタイの8回118球は奇しくも昨季にソフトバンクと対戦をしたときと同じで、しかしそのときはプロ初完投でかつプロ初の二桁奪三振ながらも東浜に投げ負けただけにきっちりとリベンジをしての7勝目はチーム勝ち頭、吉井コーチと目標にしている100イニング、防御率2点台も視野に入ってきました。
最初から飛ばした、との言葉どおりに二者連続三振から始まって140キロ台後半のストレートは高めも少なくはありませんでしたが球威があったために落差のあるフォーク、あるいはスライダーが低めに決まったことでの相乗効果にもなり、低調な相手打線ではありましたが8回4安打2失点と文句の付けようがありません。
5四球とアバウトなところもあれだけの力押しができればむしろアクセントにもなり、グラシアル、柳田、松田宣と怖いところをきっちりと併殺にとれば球数が少なかったことも終盤の失速を最小限に抑えらえた要因で、これは攻撃的な柿沼のリードもその大きな助けになったと思います。
牧原への被弾は七回で降板の予定だったところで勝ち越したことでの急遽の続投だったようにも見えましたから気持ちの整理がつかなかったのかもしれず、しかし最後まで攻める姿勢を崩さなかったからこそファールで粘られながらも凌ぎきれた、これは種市だけではなくバッテリーとしての経験値、これを岩下らの他の投手にも広げてもらいたいです。
最後は益田があまりにヒヤヒヤの抑えで「益田堤決壊」なんてタイトルが脳裏に浮かんでしまった、のはあるいはベンチで見守っていた選手たちもそうだったのかもしれず、明石を打ち取ったところでまるでサヨナラ勝ちのときのように勢いよく飛び出してきたその姿にホッとした、そんな喜びが見て取れました。
両チームともにバッテリーミスが絡んだ内野ゴロの間の得点、となった七回からそこまで静かだった展開が一気に流動的になりましたが、それだけに終わらずの追加点、サンスポなどはぼてぼてだった清田まで引っ張り出しての鈴木とで後輩甲斐野打ちなどと報じていますがその前の荻野、がとことん狙った右打ちこそが勝敗を決定づけたと言ってよいでしょう。
これで地元でソフトバンクに18年ぶりの10勝と笑いが止まらない3タテを食らわせましたが苦言を一つ、五回の平沢の本塁憤死はビジョンを見れば返球を受けた高谷のミットが浮いてから被せにいった隙間を足がすり抜けたようにも見えましたが、それよりも走路に残ったままのバットをあれは鈴木がどけなければならなかったのではないかと、あれではタッチをかいくぐるように右に回り込むこともできませんし視界に入ってスピードが落ちたりストライドがずれたり、何より故障の原因にもなりますからホームコーチよりも優先をして欲しかった、主審がどけることもありますから選手がそれをやってはいけないとのルールにはなっていないはずです。
ベンチとは反対側ですからその時間的な余裕があったかどうかは微妙なところではありますが帰ってから映像を見てみればその素振りもなかったので間に合う、間に合わないが理由ではないでしょう、プロではそれが認められないのであれば仕方がありませんが、タッチプレーの後にそのバットを拾ったのが高谷だったのがやたらと印象的でした。


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ソフトバンク

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千葉ロッテ

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◆8月25日(日) 千葉ロッテ−ソフトバンク21回戦(ロッテ15勝6敗、17時、ZOZOマリン、29,947人)
▽勝 種市 22試合7勝2敗
▽S 益田 47試合3勝4敗22S
▽敗 高橋純 35試合3勝2敗
▽本塁打 井上22号(武田)、牧原3号(種市)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、益田—柿沼、細川
ソフトバンク 武田、嘉弥真、高橋純、甲斐野、モイネロ—高谷

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主役不在のイベントデーに冷や汗勝利

2019-08-25 02:15:18 | 千葉ロッテ

 

今日は福浦和也デーですが本人は姿を見せず、またマッチデースポンサーのワールドハウスは今年も唐川推しながらもこちらも二軍、主役不在のイベントデーでした。
そんな試合は二回までに大量9点での楽勝かと思いきや最後までヒヤヒヤとさせられた辛勝だったりもして、ソフトバンクとの相性が悪ければひっくり返されていたかもしれません。
相性というところでは珍しくもロッテ逆キラーのミランダは今季初対戦でまさかの加藤に二発を食らったのがケチのつき始めかその後も打たれ続けてここまで4戦3敗、11回21被安打7被弾の20失点で防御率は14点台に近いという素敵すぎる貢献ぶりは表彰状ものです。
ロッテ戦以外では6勝1敗で2点台半ばの防御率がトータルで4点台となればもし今季限りでクビになればロッテ憎しでしょう、今日も先制をしてもらった直後に荻野に先頭打者弾を浴びてあっさりと追いつかれて、そして四球や自らのエラーなど完全に自滅、逆に言えばたたみ掛けたロッテ打線が凄かったということにもなります。
低めを上手くすくい上げた荻野は二桁アーチに届き、入ったと思ったのかフェンス直撃ながらもシングルヒットのレアードは代わった椎野からも当たり損ねのタイムリーで4打点、押しながらも攻略をしきれないのが常なところで三遊間をしぶとく破った清田も執念の一打でした。
上手く処理をしていればいずれもアウトだったようにも思えた甲斐の立て続けの捕球ミスも平沢、鈴木の懸命の走塁があってこそですし、そんなエラーが目立ったソフトバンクとは対照的に二回、四回、七回と平沢の好守が際立った試合でもあり、もし自分が選者であればお立ち台に呼びたかったぐらいです。
逆シングルで上手くバウンドを合わせて捕ってから反転をしてのセカンドへの送球、そんなとっさのスローイングでは悪送球がお約束だったはずが今日は教科書のようなプレーで、外野転向推しの自分からすれば申し訳ないながらも痛し痒しではあるものの、出続けていることでの安心感のようなものが安定に繋がっているのかとも思います。
そんな攻守ともにバックアップをされながらも二回でKOをされた二木は前回に吉井コーチから「次がラストチャンスと思って」と言われていたとおりに二軍落ちが決定、2回で63球も投げてしまえば五回も保たないとは思いましたが8点リードでの降板でしたのでベンチはかなりご立腹だったであろうことは想像に難くありません。
球速がいつもより3~4キロ遅い、などという普段を知らない記者による報道もありましたが140キロ前後のストレートはいつものことで、それよりもそのストレート、変化球ともに簡単にファールにされてしまうキレの無さこそが問題、決め球に欠いたと言うよりは全体的な押し出しの弱さがかなり深刻に思えます。
顔つきもふっくらとしてお腹もぽっこり、が影響をしているのか上体だけでコントロールをしようとしているかのような重心の高さ、ぎこちないその上体の動きがかなり気になりましたし、また7勝の壁を破れないままに終わることにもなりますが今季はもう終了として今から徹底的に走り込む習慣をつけないと若年寄コースにまっしぐらでしょう。
そんな二木を継いだ中村稔が念願のプロ初勝利、は舞台が整っていたことがむしろ意識をさせたのかいきなり柳田に食らうなどかなりふらふらとしましたが、まずは目出度いです。
松永のふらつきはまたしても東條が締めて、そしてセーブシチュエーションではないものの中村稔のためにも益田、かと思いきや驚きの今季初登板の阿部がバットを折りながらも不運な内野安打1本に抑えてこれまたバンザイ、浦和に埋もれたまま戦力外コースかと思っていましたのでMAX146キロ、柳田から空振りを奪った力押しで踏ん張ってもらいたいです。
そんなこんなで要所でいいプレーが多かった試合ではありましたが、しかし左うちわにできなかったのが明日への不安もそこは種市に断ち切ってもらって一気に3タテといきましょう。


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ソフトバンク

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千葉ロッテ

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◆8月24日(土) 千葉ロッテ−ソフトバンク20回戦(ロッテ14勝6敗、17時、ZOZOマリン、29,654人)
▽勝 中村稔 5試合1勝1敗
▽敗 ミランダ 16試合6勝4敗
▽本塁打 荻野10号(ミランダ)、柳田6号(中村稔)、中村晃1号(中村稔)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、中村稔、酒居、松永、東條、阿部—田村、細川
ソフトバンク ミランダ、椎野、松田遼、岩嵜、嘉弥真—甲斐、高谷

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名コンビがプチ復活

2019-08-24 02:08:13 | 千葉ロッテ

昨季の序盤戦を彩ったボルシンガーと井上の名コンビが、この終盤戦になってプチ復活をしました。
井上はボルシンガーがマウンド上にいるときではないものの試合をほぼ決めたライトスタンドへのらしい一発は通算50号にリーチをかけて、そしてここまでくれば自己最多は更新をしておきたくあと4本、残り試合といまひとつ調子が上がらないことからして簡単なハードルではありませんがここで超えておけば来季が楽になります。
外のボールを強引なスイングで引っ張る悪い癖がなかなか抜けないのですがこれがきっかけの一打になってくれよと、あと一本が出ない打線には井上の復調が必須です。
そんな便秘打線は天敵千賀から6四死球とチャンスをもらいながらも奥ゆかしさで遠慮をしまくり、無死満塁からの犠牲フライで1点しか取れないのですから逆転負けフラグが立ったかと覚悟をしていましたがそこは今季のソフトバンク戦での相性なのか、打ち崩したわけではありませんが千賀に二年ぶりの土を付けました。
ボルシンガーは全体的に高めでかつボール先行で先頭打者を歩かせたり自らのエラーでピンチを広げたりと安心をして見ていられるピッチングではありませんでしたが、それでもどういった契約になっているかは分かりませんがオフが近づいてきたこともあってかネジを巻き直したかのような、こちらも田村との名コンビがプチ復活で今季最長の7回を零封です。
3安打しか打たれていませんでしたし98球であれば八回も投げて欲しかったのですが一度に贅沢は言わず、ロッテな凋落の典型である「伝家の宝刀を制御できなくなる」ところから今日はナックルカーブを多めに使ってそれが効果的でしたので、これまたきっかけとしてくれればと思います。
そして八回の東妻は新機軸として期待をしたのですがあそこで代えてしまえば定着は難しそうでもうすこし辛抱が欲しかった、それはそれとして東條の火消しは見事でした。
4三振のマーティンは外のボールを流す意識が持てなければ厳しくなりそうですが守りでは強肩をぶりぶりと、あの位置から俊足の牧原をストライク返球で刺したレーザービームは鳥肌ものでしたし、フェンス近くまでの飛球でファースト、あるいはセカンドに矢のような送球で受けた鈴木や平沢がグラブを持っていかれそうになるぐらいですから球団史上屈指の肩かもしれず、腰の上あたりでのポケットキャッチが目立つのがやや怖いながらもファールエリアでのスライディングキャッチと打球への反応もこなれてきましたから守りでも魅せられるプレーができれば長い目で見てもらえそう、レアードとともにオフの去就が注目をされますのでファンをやきもきさせるためにも二桁アーチには乗せておきたいところです。


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ソフトバンク

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千葉ロッテ

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◆8月23日(金) 千葉ロッテ−ソフトバンク19回戦(ロッテ13勝6敗、18時15分、ZOZOマリン、27,889人)
▽勝 ボルシンガー 16試合4勝4敗
▽S 益田 46試合3勝4敗21S
▽敗 千賀 21試合11勝6敗
▽本塁打 井上21号(千賀)

▽バッテリー
千葉ロッテ ボルシンガー、東妻、東條、益田—田村、細川
ソフトバンク 千賀、松田遼—甲斐

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井口の顔は何度ある?

2019-08-23 04:03:41 | 千葉ロッテ

なかなか追い越せなかった、とは井口監督の試合後のコメントですが、初回、二回、七回のどこかで一本でも中村奨にヒットが出ていれば有利な展開に持ち込めた試合でした。
そんな愛弟子が打てずしての負けゲームですからある意味で本望ではないかと、あるいは自分の野球ができただろうにと皮肉に思ってしまったりもします。
そして九回のチャンスにはマーティン、角中が連続三振に倒れましたがここで四度目があればどうしたのかを見たかったので勝ち越せなかったこと以上にそこが残念ではあり、先日には四番井上に代打を送ったのですから五番に代打でもおかしくはないのが井口野球、でもきっとそのまま打席に送ったのでしょう、それも井口野球です。
八回にはここ数試合で期待を裏切り続けた田村をそのまま打たせて二回の同点劇に貢献をした平沢に代打清田、にも冷笑でしかなく、そもそもずっと柿沼と組ませていた土肥に今日の田村はどういった意図があったのか、ここにきてまた田村偏重が首をもたげたのは来季以降の捕手層への不安にもなりますし、そこがどうにも分かりません。
もちろんそれが理由で初回にあっという間の4失点、となったなどと言うつもりはありませんし、そこから試合を作り直した土肥の粘りこそが今日の収穫と前向きに考えているのですがベンチがそう評価をしているかはここまでの土肥の扱いを見れば甚だ疑問ではあり、詰まるところ当初の構想にあった選手には甘く、なかった選手には厳しい、です。
ただようやく自画自賛の二番マーティンを諦めて鈴木と入れ替えたのはトランキライザーにはなり、それで荻野の足が活きてまたバントで得点圏に走者を進める野球ができるようになったことが喜ばしく、同じ顔ぶれで取っ替え引っ替えで打順を入れ替えるだけなのには辟易としていますがここだけは拍手をしていいでしょう。
愚策のために停滞をしていた荻野の200盗塁、そして初芝以来の2年連続20号の井上とメモリアルに立ち会えたのが黒星祭りに参加をしたロッテファンのせめてもの慰めか、都心開催なのになぜか18時半スタートでの4時間を超えるゲームで帰りが遅くなってお疲れ様でした、不参加の自分はこれからヤフオクとメルカリでグッズを漁ります。


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千葉ロッテ

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◆8月22日(木) 千葉ロッテ−楽天21回戦(ロッテ11勝8敗2分、18時30分、東京ドーム、42,522人)
▽勝 松井 54試合2勝5敗30S
▽敗 南 4試合1敗
▽本塁打 茂木13号(土肥)、ブラッシュ24号(土肥)、井上20号(美馬)、島内9号(南)、岡5号(青山)

▽バッテリー
千葉ロッテ 土肥、酒居、松永、東條、東妻、益田、南—田村
楽天 美馬、ハーマン、ブセニッツ、森原、松井、青山—堀内、太田

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小島哀れ

2019-08-22 09:21:14 | 千葉ロッテ

久しぶりに寝落ちをしたので体中のあちらこちらが痛いのですが、心はもっと痛いです。
7回2失点とHQSの小島はやはり見た目よりもキレがあるのか各打者がかなり差し込まれていて、ただなぜか左打者に打たれるのは右打者に比べてポイントが前にくるためにキレる前を叩かれるのかもしれず右打者よりも高さを意識しないと今後も苦労をしそうですが、それでも珍しくもこの手のタイプでロッテで結果を残せそうな期待感があります。
そんなルーキーを見殺しにする打線の決定力不足はいつものことで、変化球が抜け気味でストライクとボールがはっきりとする傾向があった則本昂ではありましたが左打者の内角、そして低めへのストレートの伸びが抜群で手も足も出なかったレベルではどうしようもなかったのか、せっかく走者を出してもおあつらえ向きのショートゴロではどうにもなりません。
七回にようやく井上のタイムリーが出たところで田村をそのまま打たせたのは前日の柿沼に田村、と通ずるところがあるのでしょうがあそこで代打を出せない切り札不在、あるいは井口監督の嗜好であれば相手も楽でしょう、一握りの選手を相手にするだけでいいのであればデータ分析も容易なはずです。
岸、則本昂の両エースを立て続けに攻略をすればチームに勢いが付いて再びの夢を見られたものを、覚めたときの虚しさを嫌がるかのようなどうぞどうぞ、といったところでしょう。
小島にはかつて佐々木が経験をしたように申し訳ないながらもいろは歌を口ずさんでもらうしかなく、ロッテファンの作曲家でも探し出して球団歌にでもしたくなる今日この頃です。


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千葉ロッテ

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◆8月21日(水) 千葉ロッテ−楽天20回戦(ロッテ11勝7敗2分、18時15分、ZOZOマリン、25,074人)
▽勝 則本昂 7試合3勝3敗
▽S 松井 53試合1勝5敗30S
▽敗 小島 6試合1勝4敗
▽本塁打 茂木12号(小島)、ブラッシュ23号(小島)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、酒居、南—田村
楽天 則本昂、ブセニッツ、森原、松井—太田

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イメチェン石川

2019-08-21 03:26:50 | 千葉ロッテ

 

朝の時点で全日曇りマークだったものが昼前には傘マークや雷マークに置き換わってしまえばそれはもう予報ではなく天気状況でしかなく、球場に向かうときに強い雨に見舞われてえらいことになった出足も幸先よくレアードの先制タイムリーはしかし中盤にひっくり返されてしまい、濡れっ面に泥、と半ば諦めてしまったのが正直なところだったりもします。
まさか終盤に苦手中の苦手の岸を攻略して逆転勝ちをするとはお天道様でも分かるまい、とは雨空、曇り空だったので当然ではあるのですが、汚れずに済んで助かりました。
その立役者はもちろん石川、先発に復帰をしての8回2失点とHQSの好投でミリオンダラーズの横並びから抜け出す4勝目、二木に捧げる白星は4年ぶりの11奪三振とこれまでのピッチングスタイルとは一線を画した力技にも感じられるもので、あの汚らしい毛先を切り揃えた髭と同じくイメチェンを試みているのかもしれません。
その傾向は春先からずっとで調子は上がらずともストレートは140キロ台後半から150キロに乗せることもあり、しかしその代償かコントロールがアバウトでカウントを悪くした挙げ句の繰り返しだったのですが、今日は精緻と言うほどではなくともまずまずまとまっていて空振りが9、見逃しもブラッシュはぶーたれましたがウィーラーは手も足も出ずとその大半がシンカーでしたが見た目よりもキレていたのか、この普通とは逆向きの変化が意図をしたものであれば違和感はあれどそれはそれで面白くはあります。
個人的にはあの球数少なく打たせてとる石川が懐かしくもあり、またこのスタイルであれば益田の去就、内の状態にもよりますが守護神への配置転換がよいようにも思うのですが、重さを伴わないのでやや毛色は違いますが岩下、種市とストレートで押していく若手に便乗をする形で先発としての第二のスタートが切れるのであればもちろんウエルカムです。
勝ち負けは置いておいてもこれが少なくとも3試合程度は続けられなければただの戯言でしかありませんが、ちょっと期待をさせる髭男爵のピッチングでした。
そんな石川を援護すべき打線は相変わらずに顔ぶれも変わらずに中盤までは散発4安打でしかなく、終盤に角中の打球がベースに当たって転々としたり、岡のラグーン弾と運が味方をしたところがあったにせよ、井口監督が動いたことでのものですから喜ばしく、しかしそこに不満がないわけではありません。
井上への代走岡は得点差と打席がもう一度は回ってくることからして思い切った、は平沢への代打角中と連動をしてのものでしょうから賭けに出たのは悪くはなく、そこが勝負どころと見たのであればよし、ただ柿沼への代打田村は合点がいかないと言いますか自分であればバント名人にそのまま送らせていたでしょう。
結果的には田村のぼてぼてで同じことにはなりましたが、もっとパワフルな代打であればまだしもここのところヒットが出ているにしても勝ち越しを狙う切り札にしてはあまりに弱く、それよりもそこまで石川を上手くリードしてきたバッテリーを崩すことのリスクを恐れたのがその理由です。
またダメ押しとなる中村奨のタイムリーをお膳立てした清田のバントはことこの試合については名采配と讃えられるのかもしれませんが、しかしそれが四番でのものであることからして明日以降に繋がるものが何もない、井上やレアードだったらどうしたのか、その一貫性の無さが打順の意味、意義に与える悪影響が不安になります。
伝統の「繋ぎの四番」と言ってしまえばそれまでなのですが、打線の核である四番にそういった役割を任じたからこそ芯の無いそれになってしまってきたのがこれまでで、昨季の井上、今季のレアードとようやくに腰の据わったものになりつつあっただけにまた逆戻りかと思えば強攻でゲッツーだった方がまだマシでした。
これは打順に意味を持たせるべき、との嗜好によるものですから賛否両論、おそらくは否が強いであろうとは思うものの、ここは自分としての譲れない一線です。
そんな作戦はどうあれ選手たちが指示どおりに結果を残したのは天晴れ、何も言うことはなく、ただもう少し早イニングに援護が欲しいので明日は電光石火でお願いします。


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◆8月20日(火) 千葉ロッテ−楽天19回戦(ロッテ11勝6敗2分、18時15分、ZOZOマリン、19,109人)
▽勝 石川 22試合4勝5敗
▽敗 岸 10試合2勝4敗
▽本塁打 岡4号(小野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、南—田村、柿沼
楽天 岸、高梨、小野—太田、堀内

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黒祭りは不参加

2019-08-20 03:46:13 | 千葉ロッテ

ギリギリまで迷っていましたが、今週の黒祭りには参加をしないことにしました。
これまで主催ゲームは皆勤ですがここで切り替えて地元皆勤、は70回来場ピンバッジをもらおうと思えば1試合も欠くことができず、明日こそ雨マークが無いものの以降は不順な天候が続き、その明日にしても今日のようなにわか雨がありそうな予報ですからハードルが高くはなるものの、しかし万難を排してまで東京ドームに行く気力が起きません。
そもそもがチケット刻印問題からZOZOマリン以外では運気が向かない限りは来場ポイントの付与ができませんし、先日に日本ハム主催があったばかりですので物珍しさもなく、またそれなりのお値段ながらもMポイントが利用できないのもそう、そしでどこであろうがナマで見たい!と思えるような野球をやってくれそうもないのが最大の理由です。
井口監督は切り替えて、と抽象的で具体性のないコメントですから劇的にオーダーが変わるとも思えず、今度こそ土肥に白星を、と自宅から念を送るので充分と判断をしました。
ぺらっぺらのレプリカユニはどうでもいいのですがビジター冊子の配布が心残りではあるものの、きっとヤフオクかメルカリに出品がされるであろうとそこは割り切ります。
ヤフオクと言えば来月23日の福浦デーのチケットがえらいことになっているようで、外野席ペアが74000円まで釣り上がったところまでは見ていますが先日に施行されたチケット不正転売禁止法はどこ吹く風、それだけ出してまで現地で見たいファンがいるのですから福浦人気は凄いと思う一方で、こういった素人ネットダフ屋にはうんざりします。
雨天中止補償をしていない出品がほとんどですので雨で流れないことを願うばかり、それは確保できた自分のためでもあるのですが、数万がゴミになる悲鳴を聞きたくもありません。


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風ヶ丘五十円玉祭りの謎

2019-08-20 03:19:05 | 読書録

風ヶ丘五十円玉祭りの謎

東京創元社

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登場人物の人間関係があやふやだと楽しみが損なわれる、と続けての裏染天馬シリーズです。
これまでの二作とは違って短編集となっていますので大がかりなものではなく、当然に殺人事件などはそうそうに起きるものでもありませんから身近での小さな出来事が題材です。
作者からの挑戦状みたいなものもありませんし、そこはちょっと安心をしながら読み進めることができました。

やはり長編ほどにひねたところはありませんので、全てではありませんが謎解きができたのはこれまでとは違い、その分は楽しめたと思います。
ただその謎解きよりも天馬の妹の鏡華だったり、あるいは最後に父親らしき人物が姿を見せたりと、シリーズを通してのテーマのようにもなっている「なぜ天馬は高校の部室に住み込んでいるのか」がメインにもなっていて、そのシチュエーションからすれば気にはなりますがさほどに重きを置いていないのも正直なところなので鬱陶しくはあります。
さりげなく次作へのエピローグになっているものもあったりしてシリーズとしては重要な位置づけなのでしょうが、これまでは一年に一作のペースですから今年もそろそろ新刊が出るはず、そうなるとその次作でもほのめかしに終わってもやもやするのかな、と思いつつもすぐに買うことになりそうな気がしないでもありません。
それはさておき、天馬の高校だったり鏡華の中学だったりで起きる小さな事件、それは無理だろ、と推理の邪魔をするような仕掛けはありませんのでこれまでに比べればお薦めの一冊で、ただ前述のとおりシリーズとして読まなければしんどい場面は相変わらずですから読者の幅を狭めている自覚を作者には持ってもらいたい、そんな作品でした。


2019年7月21日 読破 ★★★★☆(4点)


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すっげーな、おい

2019-08-19 03:31:40 | 千葉ロッテ

ただでさえ打てないのに、これだけミスをすれば勝てるわけもありません。
かつての走力があればまだしもここのところは代走が出されることも少なくない清田の脚力で、左中間を抜けたのであれば当然ですが止められたのにホームに突っ込ませる判断が正しかったとはとても思えず、まだ一死だったのですから二三塁での攻めを選択できなかったのは犠牲フライを打てない現状を憂いてのこと、と瞬時に考えたわけでもないでしょう。
牽制で刺された荻野も次の塁への焦りがあったと思われ、詰まるところ決定力不足への自覚が判断、プレーに悪影響を及ぼす負のスパイラルに陥っている、そんなところです。
同じ顔ぶれで打順を入れ替えてもただ打つだけでは劇的に何かが変わるわけもなく、それが特効薬になるとは誰も思ってはいないでしょうが座して死を待つぐらいであれば動いた方がよい、と報知の記者に安田の昇格を提言されてしまうぐらいに外から見れば無策でしかないのが今の井口ロッテ、と言いますか井口野球、なわけです。
2安打じゃ勝てない、と愚痴った翌日にその3倍ものヒットを放って、それはオリックスを上回ってもいるわけで、結局は野球が下手くそ、としか言いようがありません。
同じ打てないのであれば、それが今の勝ちに繋がらずとも先の勝ちに繋げられるような投資を考えられないのか、働かない「レギュラー」への集中投下で相場が回復をすればよいですがそうでなければ破産をして無一文にもなりかねず、今季で野球を止めるつもりがないのであれば分散投資によるリスクヘッジは必須です。
ここまで打線を引っ張ってきてくれたレアードの今月に入っての超絶低空飛行が続いているのは技術的なものなのか、夏バテのスタミナ切れによるものなのか、他に原因が考えられるのか、の分析すらしていないようにも思えて、つまりは本人任せになっていないか、やってくれなければ困ると他人事になっていないかと心配にもなります。
そしてチームには厳しさも必要で、もろアウトのタイミングで待ってのタッチプレーで種市の足を引っ張った平沢が不振な打線の中で当たっているからと言ってそれを看過できるわけもなく、即懲罰交代も萎縮に繋がりかねませんので加減が必要ですが三木がバッティングができる状態であれば平沢のためにも競わせることはチームの底上げにもなるでしょう。
種市はストレートが抜け気味で二死からの死球、そしてコントロールミスで甘く入ってしまったことでの2失点がもったいなさすぎましたが、それでも四球からのピンチを何とか凌いだのはいい経験と反省にもなったでしょう、それはバッテリーを組んだ柿沼も同じでこれを糧にしてくれれば何だかんだ言ってQSですので勉強代と割り切れます。
もちろんそれを繰り返さないのが前提で、吉井コーチと100イニングに防御率2点台の目標を置いたとのことなのでそれをクリアすべく、次はHQSを目指して頑張ってください。


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千葉ロッテ

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オリックス

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◆8月18日(日) オリックス−千葉ロッテ18回戦(オリックス11勝7敗、13時1分、京セラドーム大阪、27,387人)
▽勝 K-鈴木 15試合3勝5敗
▽S ディクソン 27試合2勝1敗14S
▽敗 種市 21試合6勝2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、松永、東條、東妻—柿沼、田村
オリックス K-鈴木、近藤、増井、ディクソン—若月

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酷いな、こりゃ

2019-08-18 00:17:31 | 千葉ロッテ

病み上がりのアルバースに抑え込まれたかと思えば、72球から中5日の竹安に僅か2安打でプロ初完投、初完封を許すとは酷すぎます。
今日からビジター応援デーですから各地から大阪に集結をしたロッテファンも多いはずですが、その嘆き、怒り、呆れ、などが画面上から伝わってくるような試合でした。
前日は四番に代打で試合が終わったのに続いて今日は四番に清田を据えるどうにもならない打線は、その清田と角中、井上を取っ替え引っ替えで使っているようではダメでしょう。
また二番にマーティンを置くことで荻野の盗塁が制されているようにも見えますし、2割5分に至らずもクリーンアップを任されるぐらいに人材不足なのか、打てないなら打てないなりに足を使った野球が昨年に目指したものではなかったのか、狙い球を絞れなかった反省を今日に活かせたのか、いろいろなクエスチョンが飛び交います。
投げては二木が立ち上がりからコントロールがアバウトで、不運な打球もありましたがそもそも四球で自らピンチを招いたのですからそこは仕方がありません。
踏ん張っているときには打線の援護がもらえず、そうかと思えばスタミナ切れがありありなメリハリのないピッチングと、まだ24歳と岩下や種市、それに続く若手を率いる兄貴分として貫禄を見せなければならないところが唐川ばりの若年寄ぶりとなっているのが残念すぎて、今このときに自分をイジメ抜かないと絶対に後悔をすることなるでしょう。
二日続けてとにかくつまらない、見所のない野球をやってくれましたのでその悪い流れが種市に感染をしないことを願うばかり、暗雲を吹き飛ばすかのようなピッチングを期待します。


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千葉ロッテ

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オリックス

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◆8月17日(土) オリックス−千葉ロッテ17回戦(オリックス10勝7敗、14時、京セラドーム大阪、29,471人)
▽勝 竹安 8試合3勝1敗
▽敗 二木 19試合6勝9敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、ブランドン、南、酒居、東條—田村、柿沼
オリックス 竹安—若月

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