オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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さあGW後半戦

2013-04-30 23:50:48 | 千葉ロッテ

ちょっと離島なGWのために前半と後半がぱっくりと割れてしまいましたが、明日から後半の6連戦です。
そのいずれもがビジターなのが寂しくもありますが、個人的には旅の写真の整理などもありますから日焼けの肌を休ませながら引き籠もろうかと思います。
その明日の先発はここまで2度の連敗ストッパーとなった西野で、先日にプロ初黒星を喫したものの7回2失点ですのでめげることはありません。
成瀬に追いつく3勝目を手にすればチームも引き締まるでしょうし、若さの勢いというものを見せてもらいましょう。

その西野が投げ合う相手はオリックスのドラフト1巡目の松葉で、プロ初登板初先発です。
まるでロッテの育成機関ぶりを見透かされたような起用にも思えますし、左腕というのも嫌な感じがします。
今日に吉見とともに登録抹消となった神戸は数字的にはパッとしなかったですがサブローを上回る5打点に白星に貢献したアーチにタイムリーと印象度は高かったですから、いろいろなしがらみでサブローは外せないが右の野手は必要なのでといった理由ではないかと、そうなれば荻野貴なり加藤なりG.G.佐藤なりが上がってくるかもしれません。
伊東監督が「調子が悪くなる人間もいる」と評したサブローを明日もスタメンで起用するとは思いませんし、本人のためにもそうでないことを願っています。
サブローには代打の切り札として一打席、一球に集中することで調子を上げてくれればと、ベテランの力が必要とされる場面は長いシーズンですので今後にいくらでもあります。
四番にはサプライズがあってもいいですし、そんな明日を期待しましょう。

 

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俺のリードに文句でもある?

2013-04-29 23:56:03 | 千葉ロッテ

 

今日はやや曇りがちでしたが全体的には天候に恵まれたGWの出足はカードの頭を取りながらも、結局は負け越してしまうという今季の悪いパターンの繰り返しとなってしまいました。
伊東監督が嘆いたように投打が噛み合わずに悪い流れになりつつありますから、ここは歯を食いしばってでも踏ん張るしかありません。
その投打ともに入れ替えをすべき選手の目星がついたとでも思えば悪いことばかりでもありませんし、焦らずに地道に戦っていきましょう。

先発の吉見は4回を7安打2失点と責任イニングに達することなく、あっさりとマウンドから引きずり降ろされてしまいました。
よくぞこれだけ打たれて2失点で済んだと粘りを評価できないこともないのですが、川本の好ブロックなどで辛うじて凌いだといった感じですので誉められたものではありません。
まるで「俺のリードに文句でもある?」とその川本の声が聞こえてきそうなぐらいに逆球が目立ちましたし、あれだけ抜けるボールが多ければリードもへったくれもないでしょう。
さすがに吉見推しの自分としても次の先発のチャンスがあるとは思えず、長いイニングを投げられることで中継ぎとしては重宝しますので一軍の戦力としてはレデズマと席を争ってもらうとしても、先発としての代わりは浦和組から抜擢をするか渡辺の復帰待ちといったところではないかと思います。
先日の今季初先発で白星を手にできなかったのがあるいは吉見の運の尽きだったかもしれず、それでも連続白星記録を途絶えさせないよう頑張ってもらいたいです。

吉見を継いだのは崖っぷちの上野でしたが、3回を1安打無失点と第二先発としての役割をしっかりとこなしてくれました。
球速こそ物足りなかったですがストレートはその数字よりも伸びが感じられましたし、ストレートで攻めつつスライダーやフォークで抜くスタイルが今の上野なのでしょう。
先日の大荒れで吹っ切れたのか表情にも余裕がありましたし、ビハインドの展開で投げる機会が今後も増えるように思います。
その中から何かを掴み取って先発へのチャレンジを志してもらいたいのですが、まずは一軍に定着ができるよう足場固めを願います。

三番手のミニラ松永は主戦場である八回の登板ではありながらも負けている展開でしたので、こういった使い方は気に入りませんし中郷がくるのではないかと思っていたのですが、ベンチがこの一戦をどれだけ重要視をしていたかが分かる起用ではあります。
その期待に応えられなかった松永ではありますが根元の魔送球は松永の責任範囲外ですから、あまり気にしても仕方がないでしょう。
ただ清田の追い方がちょっとあれな感じはありながらも劇場の幕を上げてしまったことは反省材料で、実質的にはふてぶてしくピンチを切り抜けた力量はそれはそれとして、そろそろ開幕から一ヶ月を過ぎてルーキーとしては疲労が溜まってくるころではあるでしょうが勝利の方程式としてのフル回転を期待します。

そして最終回こそ中郷かと思ったのですが出てきたのは服部で、相変わらずにどこを見て投げているんだと突っ込みたくもなるフォームではありますが無失点で締めくくりました。
ストレートとスライダーのコンビネーションが持ち味となりつつ服部のそのストレートがMAX138キロだったのが驚きで、大器晩成な高木を目指せといったところでしょう。
昨日の大嶺もそうでしたが浦和でスピードを取り戻したり上増ししたりする投手が出てきているのは喜ばしい傾向で、もちろん中後や上野のようなケースもありますので金森打法よろしく誰にでも当てはまるといったものでもないのでしょうが、次に藤岡がダメであれば暫くでも小谷コーチに預けたい気にもなります。
何はともあれイニング数は僅かに4回ながらも無失点どころか被安打がゼロの服部の躍進がどこまで続くのか、数ヶ月前に戦力外通告をしたこと胸に見守ることにします。

打線は9安打2四球ながらも1点しか取れず、残塁の山を築いての敗戦です。
内野ゴロで入れ替わった伊志嶺を加えれば延べ12人の選手が塁上を賑わしましたが、ホームまで返ってきたのは初回の根元だけとは嘆かわしい限りです。
ブレーキだったのは得点圏に走者を置いて3度の凡退のサブローと1度の凡退の角中で、サブローにはスタンドの声援が大きい反動か可愛さ余ってのといった感じのブーイングも容赦がなく、うつむきながらベンチに戻る背中に苦悩が見て取れました。
もしかすると直接に本人に対して指摘をするよりも厳しいかもしれませんが、ここ2試合のこするようなバッティングを見ながらもスタメンのみならず四番で起用をしたベンチが悪いとしか言いようがなく、逆に言えばそうせざるをえない他の選手の不甲斐なさが問題だったりもします。
サブローはこの三連戦で11タコで6度のチャンスを潰し、角中も10打数の音無しで3度のチャンスを潰しましたので、3タテを食らわなかっただけでもラッキーだったかもしれません。
それもこれも井口と今江で12安打と打ちまくったことで辛うじて形になったといったところで、しかし井口には初夏が迫っていますし指にくくりつけたような手袋はともかくとしても左手首のサポーターが気がかりで、また今季の今江は旬がやたらと短いのが特徴ですから先行きは不安でしかなく、ここは聖域無き改革とばかりにてこ入れをするのも一つの手でしょう。
体を絞るのは賛成ながらもやり過ぎてやつれた感もある清田がマルチヒットに打ち取られた打席もいい打球を飛ばしていたのが目先の材料と言えば材料ではあるのですが、このGWを終えればすぐに交流戦が始まりますので最初の給水所とばかりに計画の立て直しを検討したいところです。

余談ではあるのですが、今季で初のマッチデーでの当選です。
確率は1/100ですからさして低くはない3等ですし、ロッテとのコラボでもないただのタオルですから肩すかしもいいところです。
当たらないよりは当たる方がよいとも言い切れないのが人生で有限な運の使い方ですので、ちょっと残念と言えなくもありません。

その「FOX SPROTS」が今日のスポンサーだったこともあり、試合前に解説者としての角パパと初芝がトークショーをやっていました。
球場に着いたときには既に終わりかけていたので最後の方しか聞けなかったのですが、面白い話題が飛び交っていたようです。
最後に角パパが「巨人は捨てました、これからはマリーンズです!」と叫んでいたのが印象的で、それならロッテのコーチを是非ともお願いをしたいです。
初芝の入閣も心待ちにしていますし、この両人がともにロッテのユニフォームを着る日を夢見ることにしましょう。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 ソフトバンク

1 0 0 1 0 0 0 2 0 4 10

0

千葉ロッテ

1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 9

1


◆4月29日(月) 千葉ロッテ-ソフトバンク6回戦(ソフトバンク4勝2敗、13時、QVCマリン、24,626人)
▽勝 大隣 5試合2勝2敗
▽S ファルケンボーグ 11試合5S
▽敗 吉見 5試合1敗
▽本塁打 内川2号(吉見)

▽バッテリー
千葉ロッテ 吉見、上野、松永、服部―川本、金澤
ソフトバンク 大隣、千賀、岩嵜、ファルケンボーグ―細川

 

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ナイスピッチング大嶺

2013-04-28 23:26:51 | 千葉ロッテ

 

快晴に恵まれたGWのQVCマリンで満員御礼どころか2万5千と客足が伸びなかったのには余計なことながらも頭を抱えたくもなりますが、それでも今季最多の動員ですので勝ってリピーターに繋げたかったものの、残念ながら悔しい零封負けとなってしまいました。
その先発マウンドは復活を期す大嶺ですのでドキドキしながらの観戦でしたが、期待を上回るピッチングにホッと一安心です。
それだけに白星は無理でも大嶺に黒星をつけることだけは避けたかったのですが、こればっかりは相手のあることですからどうにもなりません。
大嶺も悔しかったでしょうが斉藤コーチはローテーション入りを明言したようですので、次は敵地での再びのソフトバンクを相手に3年ぶりの白星を目指してもらいましょう。

とにかく今日の大嶺は素晴らしく、昨日の成瀬と比べても粘りなどを加味した総合的に見ても遜色のないピッチングでした。
浦和での好投も内容が分からなかったので西本コーチにいじられる前ぐらいに戻ってくれていればとの思いでしたが、あるいはプロ入りから一番の出来だったかもしれません。
これまで完投勝利や完封勝利もありましたがマウンド上での落ち着きぶりは別人のようで、そうなると不思議なもので顔つきも成長をした大人を感じさせます。
立ち上がりはステップが小さめでやや立ち投げのような感じもありましたが胸をしっかりと張って腕も振れており、カウントを悪くしてきょどる大嶺はもうどこにもいません。
ストレートもMAX146キロでほぼ140キロオーバーでしたし、カーブ、フォーク、あとはスライダーなのかカットボールなのか分かりませんでしたが変化球のコントロールも大嶺らしからぬ安定ぶりで、主審の可変ストライクゾーンに助けられたところもありましたがコースギリギリを呆然と見送るソフトバンク打線が痛快至極でした。
50球を超えるあたりからやや腕の振りが鈍り始めたのはスタミナ不足によるものでしょうし、だからこそ好投の大嶺をベンチも76球で代えたのでしょうが、この交代は賛否両論に分かれそうですがベンチの評価は120点とのことですので文句なしの合格点でしょう。
その次こそがおそらくは同じ相手でしょうから光原の二の舞にならないよう、敵地での笑顔のヒーローインタビューを楽しみにしています。

その大嶺が残したピンチに服部が左打者をきっちりと抑えましたが、しかし中郷が痛恨のタイムリーを浴びてしまいました。
吉村への死球も痛かったですが細川への外角のボールをとってもらえなかったためかスライダーが甘く入ってしまったのは気持ちの弱さなのか焦りなのか、大嶺も服部もスタンドから大きな拍手をもらっての交代だっただけに反動からかかなりの野次が飛んでいましたが打たれたのですから仕方がありません。
同じくサブローの守備にも溜息が漏れていましたが、そもそもサブローが守らなければならない状況を作った清田や岡田こそが責められるべきではないかと、ブランクの影響か今日も打てそうな雰囲気がありませんでしたがそれでもサブローの方が期待ができるとのベンチの判断だったのでしょう。
そしてレデズマは上下の角度はありましたが左右に切れ込む球筋ではないために左打者にとっては打ちづらいタイプではないのではないかと、ここのところはリリーフ専門だったようですがあるいは先発で使った方が面白いかもしれないと思いながら見ていました。
何にせよちょっと怖くて競っている場面ではなかなかに使いづらそうで、慣れることでもう少しぐらいは何とかなってくれればと願うしかありません。

打線は学習効果が無いのかと嘆きたくもなるような武田のカーブに翻弄をされる繰り返しで、しかしそれだけ落差とキレがあったのでしょう。
ベンチからの指示なのかカーブは捨てたかのような見送りを見透かされて初球からカウントを稼がれたのも痛く、いいようにやられた感じです。
悔しいですが中盤以降に140キロ半ばに近いストレートで力押しをされるだけの余裕を与えてしまったわけですから、それだけ武田が凄かったのだと思います。
終盤に盛り上がりはしましたがあと一本が出ず、この鬱憤は明日に晴らしてもらいましょう。
前日とは打って変わって予告先発でしらーっとした雰囲気となった吉見にも頑張ってもらいたいですし、今日に再三の好守で大嶺を助けた鈴木が左腕に対してどういったバッティングを見せるのか、昨年はさして苦にはしていなかったのですから大隣を打ち込んでレギュラーを確かなものにすることを期待します。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 ソフトバンク

0 0 0 0 0 0 3 0 0 3 8

0

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6

1


◆4月28日(日) 千葉ロッテ-ソフトバンク5回戦(ソフトバンク3勝2敗、13時、QVCマリン、25,496人)
▽勝 武田 5試合2勝1敗
▽S ファルケンボーグ 10試合4S
▽敗 大嶺 1試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 大嶺、服部、中郷、レデズマ―川本、江村
ソフトバンク 武田、森福、岩嵜、ファルケンボーグ―細川

 

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今江のガッツポーズ

2013-04-27 23:55:16 | 千葉ロッテ

 

毎度のことですが伊東監督の選手起用が読めません。
アンダースローの山中に対してここのところはやや干され気味にも見えたサブローがレフトを守っての五番でスタメンとはどういった思惑だったのか、結果的に二度の無死一二塁のチャンスに凡退と精一杯のプレーだったのでしょうがファールフライに追いつけずといった今日でしたのでハズレな感じではありましたが、なかなかに興味深いです。
明日の先発を上げるために抹消をしたのかと思っていた南の代わりがレデズマだったのもちょっと意外で、中継ぎ左腕は松永と服部で上手く回っているところでの昇格が吉凶どちらとなるのか、またこうなれば南と同じくプチリベンジができたかとも思われた上野が明日に大嶺と入れ替えとなるのでしょう。
負けても楽しめる伊東采配ですので勝てればビールに手が出るのは当然のことで、初夏を思わせる陽気にほろ酔い気分です。

そうは言いながらも先発の成瀬がピリッとしませんでしたので、危うく悪酔いとなるところでした。
7回を2失点、自責点は1ですので悪いなりにまとめるところはさすがではあるのですが、成瀬らしからぬコントロールに苦しみながらの白星です。
右打者の外角へのボールが流れ気味でカウントを悪くしたのが成瀬にとっては痛手で、ブレイクをした2007年にただ1敗をした横浜戦で痛恨の一発を食らった吉村にまたしてもスタンドに放り込まれてしまい、その吉村を移籍後初出場、スタメンで起用をした秋山監督は大笑いでしょう。
焦るところでもないのに軽率なプレーをやらかした角中に足を引っ張られたもののあっさりと同点にされたのも反省材料で、すぐその裏に味方が勝ち越しをしてくれた後も走者を背負いまくっての五回で95球でしたからよくぞ七回まで持ってくれたと、このあたりはエースの意地だったのでしょうから拍手を送りたいです。
何はともあれGWの初戦を白星で飾れたのは成瀬の粘投があってこそですので、いつの間にか膨らんだ腹が気にはなりつつもチームの勝ち頭となる3勝目に感謝です。

八回からは関西国際大の劇場リレー、と思いきや、松永はあれでしたが益田は珍しくも三者凡退でした。
それでも松永はルーキーらしからぬふてぶてしさで動揺を見せず、ピンチを切り抜けて当然といった風情でベンチに戻る姿には貫禄すら感じられます。
10戦目にしてようやく2度目の三者凡退だった益田はここのところちょっとスピードが落ち気味かなと気になっていたのですが、今日は146キロが出ましたし抑えになって負担が減ったとの本人のコメントもありましたので心配をしすぎなのかもしれず、今後もミスターゼロを期待します。
これで益田は独走状態の7セーブ、松永もトップに2差の5ホールドで4位につけていますので、是非ともタイトルを目指してもらいましょう。

根元と鈴木を入れ替えたことで新しい布陣となった内野陣は今日が二戦目で、今後もこの顔ぶれで戦っていくことになるのでしょう。
近いうちにオールスター戦の投票も始まるのでしょうが、ロッテはどういったエントリーをするのかにも注目が集まります。
五回にラヘアを二塁でアウトにしたのは角中からの返球がきている素振りも見せなかった鈴木のトリックプレーにも見えましたし、その鈴木が元気なうちはベストとは言わずともそれに近いベターなのでしょうから、一塁を守る井口が違和感が無くなるぐらいに鈴木には頑張ってもらいたいです。

その井口は今日もマルチヒットと打撃は好調のようで、初回はコントロールに苦しむ山中の真ん中やや高めのボールを見逃さずに井口らしい右中間への先制2点タイムリーツーベースを放ち、三回には外角に落ちていくボールを上手くすくい上げてのツーベースですから技ありといった感じです。
早春井口は散々でしたが春井口は例年どおりのようで、あとはいつに初夏を迎えるかでしょう。
ポイントとなる一塁の守備は180センチ近い身長がありながらも小さく見えるのはコロコロとした体型によるものなのでしょうが、捕球の際の伸びやベースから足を離すタイミングなどはやはり急造一塁手の域を出ていないようで、また思ったよりも運動量が多いことにビックリしているかもしれません。
それでも無難な感じがあるのはさすがですから、あとはオーティズが躓いた下半身への負担増による故障をしないよう願うばかりです。

個人的にはあまり気乗りはしない入れ替えで古巣に戻った根元は初回に9球を粘って選んだ四球が先制点を生みましたし、守備でもはつらつとしていますので現金なものです。
それでも井口の加入で追いやられたポジションでその井口を追いやったわけですので、これは自らではなく鈴木の台頭によるものではあるのですが、こんな因果もありです。
また打率が身長を下回りそうだった今江がマルチヒットの3打点だったのはチームにとっては吉事で、何度もガッツポーズを繰り返していたのでかなり嬉しかったのでしょう。
そのタイムリーよりも二本目のツーベースの方が痛烈でしたし、明日に繋がりそうです。
オフに今江の動向にヤキモキとしなければならないような活躍こそがロッテファンにとっては痛し痒しながらもその多くが望んでいることでしょうから、ここからの反攻に期待をします。

この布陣になったことでDHでしか出番が無くなるのでしょうからホワイトセルのチームリーダーを思わせる守備が見られなくなるのは残念ですが、DHでも本人はやる気いっぱいです。
塁上で一球ごとに野手の位置を確認する基本動作は完璧ですし、一つ一つの挙動が面白くて思わず目を向けてしまいます。
打者にコースを知らせているつもりなのか左手を必死にこちょこちょと動かしていましたし、愛される四番として活躍してくれることを願いましょう。

明日はいよいよ大嶺の復活登板です。
かつての豪速球が戻っている話は聞こえてきませんが、少なくとも前体制での足踏みから抜け出したところを見せてもらいたいです。
開幕から1ヶ月が経ちましたが限定2000個の角中勝也・勝利BOXがまだ売っていることが象徴のようにGWながらも空席が目立つスタンドが嘆かわしく、野球観戦だけが娯楽ではないにせよ昨年からの長期低落傾向に歯止めがかかっていない現実を球団がどう考えているのか、おそらくはスターの登場を心待ちにしていることでしょう。
そのスター候補として大嶺がかつての立ち位置に戻ってこれるのか、ヘラヘラ王子に投げ負けないようとにかく頑張ってもらいたいです。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 ソフトバンク

0 1 1 0 0 0 0 0 0 2 9

1

千葉ロッテ

2 0 3 0 0 0 0 0 X 5 6

1


◆4月27日(土) 千葉ロッテ-ソフトバンク4回戦(2勝2敗、13時1分、QVCマリン、21,038人)
▽勝 成瀬 4試合3勝
▽S 益田 10試合7S
▽敗 山中 3試合2敗
▽本塁打 吉村1号(成瀬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、松永、益田―金澤
ソフトバンク 山中、金無英、千賀、藤岡―山崎、細川

 

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楽しいGWになりますように

2013-04-27 00:12:52 | 千葉ロッテ

何で伊東監督はこのタイミングで自著の出版なんかをするのか、と思うようなネタしかない一日でしたが、そんなこととは関係なく明日からGWとなります。
今年はカレンダーが今ひとつで前半、後半にぱっくりと割れてしまいますがQVCマリンでの試合は前半ですので、明日からの三日間が楽しみです。
そして明日の先発は成瀬ですが明後日は誰なのか、その先発を引っ張り上げるために南が抹消となりましたので席は用意をされていますから、あとはそこに誰が座るかでしょう。
渡辺は登録まで日数が足りませんのでいよいよ浦和で無双な数字を残している大嶺が万全を期して復活の狼煙を上げるのか、その動向に注目が集まります。
あまりに間隔が空いてしまったので今となってはやや微妙ですが大嶺はソフトバンクとの相性は良かったですし、その姿を待ち望んでいるファンは多いと思います。
また日曜日は吉見にリベンジのチャンスが巡ってくるのか新顔がお目見えするのか、登板間隔としては木村であっても不思議ではありません。
そんな人繰りをいろいろと考えられるだけでも今季は面白い野球となっていますので、どっぷりとロッテに浸りたいと思います。

 

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進化!

2013-04-26 02:38:13 | 千葉ロッテ

どいつもこいつも、そうつぶやきたくもなる初回の失点はベースカバーが遅れた唐川、正面の打球を焦って悪送球の今江、体の真ん中で受けたボールを弾いた川本と、昨日までの大敗での連敗の流れに飲み込まれるような目を覆いたくもなるミスの連続によるものでした。
四回にも一発に連打で3点を失い五回を終わったところで0-4、投げるは今季3戦3勝の涌井ですから西武ファンは3タテを固く信じて疑わなかったことでしょう。
しかし終わってみれば見事なロッテの逆転勝ちで、負けるときは大差、勝つときは僅差と考えれば負け越しはしたもののギリギリのところで踏みとどまったと、そんな今日の白星です。

注目をしていたスタメンは、報道どおりに根元と鈴木を入れ替えての布陣となりました。
しかも鈴木は六番から二番に昇格ですからベンチは大きく動いたわけで、個人的にはあまり賛成をしかねる動きではあります。
根元のショートが厳しいのは分かりますが鈴木にとっても厳しいでしょうし、ショートを外されることでの根元の意気消沈が心配でなりません。
また好調な鈴木には打順も含めて環境を変えるべきではないとの考えで、ベンチは思い切ったことをしたとは正直な感想です。
ただ結果的に鈴木の守備はちょっと危うかったものの根元は難しいゴロを捌くなど動きは悪くなく、その根元がマルチヒットで鈴木は起死回生の同点アーチはプロ初本塁打ですからベンチの思惑どおりの活躍ぶりで、両選手ともに心配をしていたほどには弱さを見せなかったことが大きな収穫でしょう。
こと鈴木について言えば温室栽培ではなく厳しい環境の中で育てることによる大成を期待するのであればそれもよしと、そういった考え方もできます。
このシャッフルで井口が一塁に定着をすることも濃厚になりましたし、伊東監督の決断の今後を見守ることにします。

先発の唐川は自らのミスもあり7回途中までの4失点は微妙なところではありますが、今日もらしさのあるピッチングでしたので肩肘の状態は問題ないのだと思います。
打たれ出したら止まらないところまでもが唐川らしさの爆発でしたが、表情にも余裕がありましたから次回に期待です。
その七回の交代は本人もビックリと言いますか不満げな顔つきでしたが、代わった同期入団の服部が見事に後続を断ちましたので後腐れはないでしょう。
服部の躍動感のあるマウンドはまるで別人を見るかのようで、この変化には毎度のことながら驚かされます。
そして八回からは関西国際大リレーで松永、益田が西武打線を抑えて、松永はプロ初勝利で益田がセーブですから理想的な締めくくりです。
劇場な終わり方がドキドキではありましたが明日は試合がありませんので一息つけますから、GWに向けてネジを巻き直してもらいましょう。

打線はこれぞ四番、ホワイトセルの決勝アーチでの逆転勝ちです。
3三振ながらも一発で試合を決めるのですから長距離砲の威力は凄まじく、だからこそじっと我慢のホワイトセルと推してきた甲斐のあるスタンドインでした。
そうなるとホワイトセルを四番に固定をしたいのですが井口がセカンドを離れたことで話は簡単ではなくなり、福浦やサブローとの兼ね合いが難しくなります。
今日は海外FA権の話題が虚しい今江を2打席で見切っての福浦がヒットでチャンスを広げたからこその追撃だったことを考えれば、その福浦とサブローを右左の代打の切り札とすれば理想的でもありますから、ベンチがベテラン勢を今後にどう起用していくかを興味津々で追っていきたいと思います。

何はともあれ嫌な流れを断ちきってのGW突入です。
かつてのロッテのGW地獄の再来かと思わせるところで徳俵につま先立ちですから、ここから粘り腰で押し返してもらいましょう。
あるいはこの週末に大嶺が見られるかもしれませんし、老いも若きもいろいろな進化を見せてくれるゴールデンなウィークであることを期待します。
伊東監督のタクトで選手たちがどう踊ってくれるのか、明後日からの三日間はQVCマリンに通い詰めます。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 2 2 0 1 5 12

1

 西武

1 0 0 3 0 0 0 0 0 4 10

0


◆4月25日(木) 西武-千葉ロッテ6回戦(西武4勝2敗、18時、西武ドーム、12,060人)
▽勝 松永 10試合1勝
▽S 益田 9試合6S
▽敗 大石 9試合1敗4S
▽本塁打 栗山2号(唐川)、鈴木1号(岡本篤)、ホワイトセル4号(大石)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、服部、松永、益田―川本
西武 涌井、岡本篤、ウィリアムス、長田、大石―炭谷

 

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右を説明しろ

2013-04-26 01:05:55 | 映画

松田龍平という役者は「ハゲタカ」のイメージが強く、ギラギラと言いますか尖ったと言いますか、そういった感じがあまり好きではありませんでした。
しかし一昨年に観た「探偵はBARにいる」で全く違った顔を見せてくれたことに興味を持ち、今は意識をする俳優の一人となっています。
今日はその松田龍平が主演の「舟を編む」を観てきましたが、期待どおりの演技に大満足です。

舟を編む

松竹

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原作は本屋大賞を受賞したベストセラーとのことですが、ストーリーとしてはあまり面白いものではありません。
社内で変人と噂される松田龍平の演ずる主人公が新しい辞書を編纂する部署に異動となり、そこで巡り会う仲間とともに成長をしていくといったものです。
淡々と進んでいく流れに身を任せれば心地よいのですが、映画である必要があったのかどうかは微妙だったりもします。
ただそんなことを吹き飛ばすぐらいに全てと言っていいぐらいに味のある俳優が目白押しで、そこだけでも観る価値のある作品でしょう。

松田龍平のおどおど感が徐々に力強さを増していく、内に秘めた情熱を抑えた演技で表現をしているところに思わず引き込まれてしまいました。
対照的に軽さを見せながらも面倒見のいい温かさを演じたオダギリジョーや、妻と言うよりは母といった慈愛に満ちた宮崎あおいの微笑みもよかったです。
鶴見辰吾、池脇千鶴、伊佐山ひろ子、小林薫といい人ばかりだったのも心穏やかにさせてくれましたし、たまにはこういった映画もいいなと思わされました。
自分の世代としては懐かしい顔ぶれも見られましたし、瓢箪から駒の「大渡海」でした。


2013年4月25日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 


焦茶色のパステル

2013-04-26 00:29:56 | 読書録

焦茶色のパステル

講談社文庫

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一般的には岡嶋二人のデビュー作とされており、江戸川乱歩賞を受賞した作品です。
前作に続いて競馬界を舞台にしていますが競馬に詳しくなければ分からないものではなく、推理小説の王道のような作りとなっていますのでハードルは高くはありません。
主人公の夫である競馬評論家が牧場で牧場長、二頭の馬とともに射殺をされたことから事件が始まり、そこに当歳馬の不審な売買疑惑が浮かび上がります。
友人とともにその謎に挑むうちに明らかになる意外な真相は、全く予想だにできなかったやられた感の強い結末でした。

これはかなり面白かったです。
主人公は夫と不仲であったために積極的に事件に関わろうとするわけではなく、友人に引っ張られる形で流されてといった印象があります。
これが探偵気取りでぐいぐいと前に出るようではここまで引き込まれなかったのではないかと、一歩引いた形であったからこそ読み手が前に出ることで感情移入ができたのでしょう。
あっと驚くようなトリックがあるわけではありませんが、しかししっかりと伏線は敷かれていますので独りよがり感もありません。
テンポよく話が進んでいくので読む者を掴んで離さない、そんな魅力に溢れたパステルでした。


2013年4月25日 読破  ★★★★★(5点)

 


シャッフル

2013-04-25 00:11:01 | 千葉ロッテ

連日の大敗で気も滅入ってきそうですが、そこに注目をされるニュースが飛び込んできました。
どうやら佐藤コーチが根元と鈴木の入れ替えの検討について言及をしたとのことで、今日の根元の途中交代がそのきっかけだったのでしょう。
三塁寄りながらもあの位置からバウンド送球しかできない根元にしびれを切らしたのか、タイミングがセーフであったにせよ金澤からの送球をトンネルした持っていなさに諦めがついたのか、はたまた期待をしているバッティングへの守備の影響を懸念したのかは分かりませんが、このシャッフルが実現をすれば根元にとって転機になることは間違いありません。
ただ根元にはその方がよいとは思いつつも昨年も同じく三塁寄りの打球への処理の拙さで苦しみながらも立ち直ったこともありますし、ベンチが報道どおりにここで思い切ることに今ひとつ消極的なのは今に好調な鈴木を動かすべきではないとの思いと二塁こそが鈴木のベストポジションだとの嗜好によるものなのですが、現実的には遅かれ早かれ避けられないだろうとの覚悟はありましたので明日のスタメン発表を心して待ちたいと思います。

そんな根元に足を引っ張られた感も無きにしも非ずですが、それ以前に藤岡のピッチングが悲しすぎます。
初回こそ低めに集まっていたストレートも二回以降は徐々に浮き始めて、あっという間に炎上ですからファンも斉藤コーチもガッカリでしょう。
とにかくピンチになると暗い表情で悲壮感が漂うのが何より不満で、ここは唐川の薄ら笑いを学んでもらいたいです。
そして何より今の球威では余程にスライダーがコントロールできなければ抑えることは難しいとの、この現実を自覚してもらうしかありません。
あの張り詰めていた尻はどこにいってしまったのか、膝が沈みすぎてボールに力が乗っていないようにも見えますし、このままでは6勝15敗なんて数字が目に浮かびます。
復活のためには大学時代を知っている監督、あるいは鈴木にアドバイスをしてもらうなど、東洋大の藤岡に戻る必要があるように思えてなりません。

この藤岡のノックアウトのおかげでチャンスを得たのが上野と南で、昨日の汚名返上とまではいかずとも借りを少しは返せたのではないかと思います。
上野は相変わらずにボールが抜け気味でしたがストレートの伸びは悪くはなく、江村の強気のリードで内角をえぐったボールには威力がありました。
ただやはり全体的にボリューム感が足りないためにピッチングに余力が無く、それが魅力ではありながらも熱血なピリピリ感が今は逆目に出ているように感じられます。
逆に南はストレートがおじぎ気味でフォークで何とか持ったといったピッチングで、これでは僅差で起用するのはそれなりの勇気が必要でしょう。
とりあえずは踏みとどまった感はありながらもそれが本人にとってプラスなのかどうか、ちょっと微妙な今日のリベンジ第一幕でした。

打線は野上の前に六回までノーヒットですので手も足も出なかったとの表現がピッタリで、ようやくの連打と相手のエラーで完封を逃れるのに精一杯でした。
連打とは言いながらも井口のそれは内野安打でしたし、ほぼ完璧に抑えられたと言ってよいでしょう。
そんなこんなでかつてのロッテ、春先は好調ながらもGWの大型連敗でシーズンが終わるといった姿が走馬燈のように目に浮かぶ連敗ではありますが、逆にこれだけ一方的にやられればかえって明日はリセットできるのではないかと、そう前向きに考えれば明日が待ち遠しくもなります。
肩痛が癒えたらしい里崎が今度はふくらはぎを痛めたとの話も聞こえてきましたので、とにかくいる選手で戦っていくしかありません。
このピンチをチャンスにするには申し分のない環境が揃っている伊東ロッテですから、上を向いて歩いて行きましょう。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 2 0 0 2 3

1

 西武

0 0 3 4 0 0 0 0 X 7 10

2


◆4月24日(水) 西武-千葉ロッテ5回戦(西武4勝1敗、18時、西武ドーム、11,785人)
▽勝 野上 4試合3勝1敗
▽敗 藤岡 4試合1勝3敗
▽本塁打 浅村2号(藤岡)

▽バッテリー
千葉ロッテ 藤岡、上野、南、服部―金澤、江村
西武 野上、サファテ、ウィリアムス、大石―炭谷

 

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新時代への序曲

2013-04-24 00:02:24 | 千葉ロッテ

今朝に機関紙が報じた前中日のネルソンを獲得するとのニュースは他紙が追随をしなかったのでスクープなのか飛ばしなのかが判然としなかったのですが、どうやら試合前に伊東監督が「(交渉に)当たってもらっているのは事実」と認めたようですので前者だったわけで、さすがは機関紙としての面目躍如といったところでしょう。
しかし一方で名も無き球団幹部の「あとは金銭面の交渉だけ」との当たり前に過ぎるコメントがあまりに寒く、「うまくいけば5月中にはまとまる」とのことですからチームに合流をするのは早くて交流戦明けぐらいではないかと、獲得を前提にそう指折ってみたりもしています。
もっとも昨年もロッテが触手を伸ばしたとも噂をされたネルソンはソフトバンク、阪神も色目を使った挙げ句に結局は今春の韓国斗山の入団テストに不合格で浪人中のようですので、実際問題としてどれだけ昨年に故障をした右肩が癒えているかが心配だったりもします。
ただそれよりも何よりも球団がシーズン中の補強に動いてくれていることが一番のポイントであり、虚弱体質のゴンザレスが浦和でも大炎上で期待の大谷も火だるまになっているようですから、昨日に1イニングの調整登板をした大嶺がようやくに一軍に戻ってくるとしてもローテーションが苦しいことに変わりはありませんのでロッテファンには朗報でしょう。
また伊東監督のリークはロサやレデズマ、グライシンガーへのプレッシャーを意識した確信犯かもしれず、あるいは球団との駆け引きの一手と見えなくもありません。
いずれにせよ暫くは現有戦力で戦っていくしかありませんので、今日は負けはしましたが新時代への序曲を感じさせる意味のある試合だったと思います。

先発の西野は7回を6安打2失点でプロ初黒星を喫しましたが、先発としての責任をしっかりと果たしたナイスピッチングでした。
自らの暴投が絡んだ失点など反省点もありますが、これだけのピッチングを披露してくれれば何の文句もありません。
ややボールが高かったですがゆったりとしたフォームから得意のフォークにカーブ、スライダーにキレがあったことで130キロ台後半のストレートが活きましたし、「投手の役割は相手より1点でも少なくということ、役割を果たせず残念」とエースとも見まがうようなコメントに鳥肌が立つような喜びを感じています。
今日に勝てていれば新人王レースの有力候補に名乗りを挙げることができたのにと悔しくてなりませんが、その今日にこれだけのピッチングですのでいい経験になったことでしょう。
とりあえずは順番で務めていたカードの頭を今後は実力で任されることになるであろう西野の、より一層の飛躍を心から願います。

その西野が際立っていただけに後を継いだ南と上野が不甲斐なく、また情けなくもなります。
西野には完投をさせたかった気持ちがないわけではありませんが、この継投はまずまず妥当だっただけに尚更に腹立たしいです。
あっさりと先頭打者を歩かせた南にストライクが全く入らない上野と、競っていた試合をぶち壊す唖然とするような乱調ぶりでした。
一時の感情でどうこうはないでしょうが「四球は論外」との伊東監督が珍しくも早めに南を諦めたこと、上野の連続押し出しを見つめる表情が引き攣っていたことからして、先の発言と合わせれば両投手をロサ、レデズマと入れ替えてもさしたる驚きはありません。
先日に立ち直りの兆しが見えた南ですのでもったいなくはありますがチームと本人を引き締めるための手としては悪くはないのではないかと、またスピードを失った挙げ句がこれかとロッテな集大成でもある上野に変化を促すためにも、そういった決断はあってよいのではないかと思います。

中盤まではむしろ押していた打線は併殺や走塁ミスなどでことごとくチャンスを潰し、牧田に零封をされてしまいました。
角中に井口、そして福浦がこれだけ打てなければどうにもならず、西野には気の毒なブレーキぶりです。
それでも売り出し中の鈴木が3安打猛打賞でしたし、また先日がお別れマスクかとも思った江村が連日のスタメンマスクで西野との43歳バッテリーは10年のスパンで考えてもロッテとしては記録的なフレッシュさですので、着実にチームの衣替えは進んでいることを感じさせられました。
その流れに取り残されまいと七年間の鬱憤を晴らすかのような神戸の代打ツーベースもチームにとってはアクセントとなりますし、悔しい敗戦ですが悪いことばかりでもありません。
この新生ロッテへのうねりに明日の藤岡がどういった答えを出してくれるのか、そのピッチングに注目です。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 8

2

 西武

0 0 0 1 1 0 0 6 X 8 8

1


◆4月23日(火) 西武-千葉ロッテ4回戦(西武3勝1敗、18時、西武ドーム、12,611人)
▽勝 牧田 4試合3勝
▽敗 西野 4試合2勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、南、上野、香月―江村、金澤
西武 牧田―炭谷

 

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さあ首位攻防戦

2013-04-23 02:11:01 | 千葉ロッテ

明日から敵地での首位攻防戦です。
たかだか20試合程度の消化で首位攻防も何もないですし、目先の勝利に囚われすぎて欲しくもないのですが、こういった緊張感のある中でのプレーは大きな財産となります。
先発の西野、好調を維持している鈴木らにとってはその重みを体全体で感じることは貴重な経験ですから、結果が伴わなくともめげることはありません。
今の最善の力を出し切ることができれば次に繋がりますので、そのドキドキハラハラを楽しんでくれればと思います。

もちろん西武は楽な相手ではありません。
中島と中村を欠いていることでむしろかつての西武を思い出させる抜け目のない野球に先祖返りをしたような感じがありますので、ちょっとしたミスが致命傷になるでしょう。
それでもミスを怖がってプレーが小さくなってしまえば本末転倒ですので、思い切ったプレーこそが求められます。
その結果として出たミスであればそれは前のめりのミスですので、胸を張ってよいと思います。
試合が終わったときにやるべきことはやったと、白黒どちらであってもそう言えるような試合となることを願いましょう。

 

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謎だらけ

2013-04-23 00:42:56 | 映画

年度末が忙しかったのと新年度になればシーズンが始まることもあって2ヶ月強のブランクがありましたが、久しぶりに映画を観てきました。
それなりに観たかった作品もあったのですがこればっかりは仕方がなく、どうしても観たいものはレンタルが始まってからTSUTAYAにお世話になります。
そんな中で今日に観たのは「プラチナデータ」で東野圭吾の原作なので楽しみにしていたのですが、残念ながら自分としてはちょっとダメでした。
観ているときにはそれなりにスクリーンに引き込まれたものの終わってみれば消化をしきれなかった謎が残り、頭の周りにクエスチョンマークが飛び交いながらの帰宅です。

プラチナデータ

東宝

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DNAから容疑者の容姿、性格などまでを割り出すシステムを開発した主人公である神楽が、ある殺人事件の容疑者としてそのシステムが自分を示したことから話が始まります。
覚えがないことから逃亡をして真相を探りますが、そこには意外な犯人と動機が潜んでいたといったストーリーです。
話としては面白いですし今の社会構造からすると現実味が感じられながらも似たような仕掛けは「ワイルド7」でもありましたので、そういう意味での新鮮さはありません。
そして何よりどうやって神楽が犯人に仕立て上げられたのか、猟奇殺人はなぜ行われたのか、警察が拳銃を使わない理由はどこにあったのか、あれだけ大捕物をやりながらも事実をどうやって隠蔽するつもりだったのか、などなど見落としもあるのでしょうが釈然としないところが多々あったのが正直な感想です。

豊川悦司はさすがの演技でしたし脇を固める役者もいい味を出していましたが、主演の二宮和也が今ひとつだったのも響きました。
好演はしていましたが神楽としての冷徹さが弱く、リュウとの差が際立ちません。
杏に見下ろされる身長の低さも痛かったかなと、東野圭吾の繋がりで言えば福山雅治を少しワイルドにした感じか、あるいは若き日の豊川悦司の方が適任だったような気がします。
社会の不条理と純愛のようなものの対比もテーマにしたかったのかもしれませんが、それであれば生瀬勝久にはニヒルさを演じてもらいたかったです。
作者自身が絶賛をしているような公式サイトのメッセージもありましたが本心なのかと、電子化をされれば原作を読んで比較をしてみたいと思った134分でした。


2013年4月23日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)

 

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七年間、お待たせしました

2013-04-22 00:34:05 | 千葉ロッテ

 

昨日に疲れてレインコート、レインパンツを着込んでまで球場に向かう気分にもなれず、雨が上がるのを待ちながらパ・リーグTVで様子見をしていました。
ところが推している吉見があっさりと逆転被弾をしたのを見て「このままでは吉見が見られない」と一念発起をして霧雨の中を自転車を漕いでの球場入りも、しかし着いたときには根元のタイムリーが出た四回裏でしたので結局は吉見と巡り会うことなく試合観戦に突入です。
そして3試合連続の逆転勝ちで4連勝、相手のミスにつけ込んでの勝利にチームは盛り上がっているでしょうから、週明けの首位攻防戦もこの勢いで戦ってもらいましょう。

先発の吉見は節目の1000投球回に花を添えることはできずに、4回を4失点で今季初勝利とはなりませんでした。
緩いカーブを上手く使ってタイミングを外すピッチングには吉見らしさがありましたが、肝心のストレートが高めに抜けがちで、甘く入ったところを舶来砲に3発も食らっての沈没です。
そのストレートに球威があるわけではありませんので低めに集めてこその吉見のはずが、これでは思うような投球ができるわけもありません。
おそらくはまた登録抹消をされての10日後の先発になるのでしょうが、あるいは次は先発としては最後のチャンスになるかもしれませんので気合いを入れての調整を願います。

吉見を継いだのは、香月に南、そして松永で、香月は今季初白星でプロ3勝目は初のリリーフでの勝利です。
迫力こそありませんが丁寧に低めを突こうとの意識は見て取れましたし、以前よりはコントロールに苦しむことがなくなったのが安定感の理由でしょう。
ただボールに力が無いのか甘いところに入ってしまえば簡単に持っていかれてしまいますので、なかなかにバランスが難しいです。
南は昨日で自信を取り戻したのかストレートを軸にカーブ、フォークをまぶしての2回無失点で、このあたりは川本の強気のリードが顕著な組み立てでした。
最後を締めくくった松永は真ん中にボールが集まり気味で連打を浴びましたが、聖澤に粘られながらも三振に打ち取ったところで勝負ありです。
一発が怖いジョーンズには膝元にスライダーを落とした後に外角低めにストレートを投げ込むコンビネーションでタイミングを合わせず、初の勝ち試合での完了です。
防御率も1点を切りましたし、昨年の益田ほどにインパクトはありませんが左腕日照りに潤いを与える貴重な存在となってくれることでしょう。

一時は.250を切ってどうなることかと思わせた角中も、この週末に8打数5安打の固め打ちで.286まで戻してきました。
落ちそうで落ちないのが角中の持ち味ではありますが呪いのこともありますし、鋭い打球が増えてきたことでホッとしています。
六回に2点差に追い上げられた直後のタイムリーツーベースは試合の流れを引き寄せる大きな一打でしたし、このまま上昇といってもらいたいものです。
二番という打順がどうかとは思いますが伊東ロッテでは序盤のバントは滅多にありませんし、他との兼ね合いもありますのでここで頑張るしかありません。
中軸から下位にかけて当たりが出始めましたので根元とともに角中の出塁率がポイントになってきますので、その出塁率を4割まで引き上げるべく奮起を願います。

出足はどうなることかと不安ばかりだった井口も、ついに打率を3割に乗せてきました。
直前に打球を足に当てながらも必死に走っての三塁打もあり、顔をしかめながらも充実ぶりが感じられる表情です。
まだ分母が小さいので何とも言えませんが一塁を守っている試合の方が結果が出ているのはDHではリズムがとりづらいのかもしれず、そうは言っても慣れない守備への負担を考えてか二試合続けての一塁守備は無いこれまでですので、今後も福浦やホワイトセル、サブローを取っ替え引っ替えしながらの起用となっていくのでしょう。
ややサブローが外されている感もありますが懸案だったベテランの扱いが今のところは上手く回っており、その象徴である井口の2000本安打まではあと82本です。

勝利の女神が舞い降りたかのような金澤を外して今日は江村のプロ初スタメンとは思い切った伊東監督でしたが、チャンスにあっさりと神戸を代打に送り、その神戸が殊勲の逆転タイムリーを放つのですから強烈な追い風が吹いていると言ってもよいのではないかと思います。
その神戸にしてもどうしてここまで引っ張り上げるのかが不思議でしたが、先日のダメ押しスリーランに次ぐこの活躍ですからひれ伏すしかありません。
こんな声をしているのか、どこか吉岡秀隆みたいだな、と思えた神戸のQVCマリンでは初のお立ち台はやや上滑り気味でしたが、七年間の重みが感じられました。
同じくQVCマリンでは初のヒーローインタビューだった香月、ドラフト1巡目ながらも六年目にして初勝利を挙げた服部などフレッシュさとは縁遠い顔ぶれが活躍をするのも今季の特徴ですので、こちらはフレッシュな西野や鈴木らと二人三脚で伊東ロッテを支えてくれる今季であることを願います。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 楽天

0 2 0 2 0 1 0 0 0 5 11

2

千葉ロッテ

1 0 0 5 1 2 0 0 X 9 12

0


◆4月21日(日) 千葉ロッテ-楽天6回戦(ロッテ4勝2敗、13時1分、QVCマリン、9,080人)
▽勝 香月 3試合1勝
▽敗 菊池 6試合3敗
▽本塁打 マギー2号(吉見)、3号(吉見)、ジョーンズ4号(吉見)

▽バッテリー
千葉ロッテ 吉見、香月、南、松永―江村、川本
楽天 菊池、片山、福山、高堀―嶋

 

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四球で始まり四球で終わる

2013-04-21 02:22:04 | 千葉ロッテ

 

昨日の予報では夕方ぐらいからの雨だったはずが今朝になってみれば昼過ぎから降り出すものに変わっており、試合開始の直前から降ったり止んだりの今日一日でした。
ズルズルとクリーニングに出すのが遅れていたダウンジャケットがまさか四月の半ばにして活躍をするとは思いもよらず、選手たちもネックウォーマーでの防寒対策です。
そんな寒さを吹き飛ばすような逆転勝利で今季初の三連勝、伊東野球の型のようなものも見えてきましたし意義のある10勝目です。

そんな試合も渡辺の乱調で身も凍るような展開になりかけましたので、よくぞ持ちこたえたと言ったところでしょう。
渡辺の調子のバロメーターは死球の有無とは持論ですが、さすがに一試合に3個もやられれば負けを覚悟するのも必然です。
中盤以降はぬかるんだマウンドも渡辺が投げているときはそうでもありませんでしたし、とにかくボールの抑えに四苦八苦といった感じで高めに浮きがちなところで低めを意識してみればお辞儀をするというどうにもならない暴れっぷりで、本人もそうだったでしょうが見ているこっちが渋い顔をしたくもなる今日の渡辺でした。
それでも結果的に五回途中までを6四死球ながらも1失点に切り抜けたと言えなくもありませんが、これも雨を意識したのか一死からバントをしてきたり早いカウントから高めのボールを打ち上げたりと楽天打線の拙攻に助けられたところもあり、ローテーションでやっていくにはもう一踏ん張りが必要でしょう。
幸いにもノックアウトをされた右足への打球の直撃は打撲で済んだようで、それでも登録抹消にはなるようですがGWであっても6連戦が最長ですので大嶺で指を折れば何とか回りますから、これをきっかけに渡辺の奮起と浦和組の躍動となってくれることを願います。

渡辺が負傷交代となった五回途中から継投に入りましたが、ギリギリのところで何とか逃げ切ったといった感じです。
上野、中後ともストレートに迫力が足りていないためにボール気味のスライダーに手を出してもらえず、ピンチの場面で使うにはかなりの勇気が必要でしょう。
先日に大炎上した南が珍しくもコントロールがまとまっていましたが武器であるカーブが抜けていたのが苦しく、もう一つの武器であるフォークが決まっての三者三振は本人にとっての励みにはなるでしょうが、暫くはこのあたりのポジションでミスターゼロの復肩を目指すことになるのだと思います。
今江の軽率なプレーのおかげで失点を喫した中郷、松永&益田の関西国際大リレーはこの展開からすればもったいなく、南の続投や香月といった選択肢もあったはずなのですが、勝利の方程式にこだわったのか最善を期したのかは分かりませんが、今日のこの継投はもう一つしっくりとこなかったのが正直なところです。

打線は相手の乱調もありましたが連日の逆転劇で、上向き基調は続いているようです。
3試合連続三塁打のリーグ記録に並んだ鈴木はバットを折りながらも気持ちで運んだようなバッティングが好印象で、しっかりと振り切っているからこその好調ぶりなのでしょう。
伊志嶺も猛打賞でもおかしくはなかったセンター返しの連発で、賛否両論はあるでしょうが一塁へのヘッドスライディングに今の勢いが感じられます。
ここのところは湿りがちだった角中も内角攻めをものともしない3安打猛打賞に盗塁と脚力を見せつけましたし、サブローに井口、そして福浦の四球は貫禄の一語です。
また根元を救った見事なグラブ捌きだった細谷にはスタンドが盛り上がりましたし、井口が塁に出た時点でベンチ内で代走の準備を始めた神戸に笑いの野次が飛ぶなど、まさにチームが一体となって野球をやっているところを体感できたのが今日の一番の収穫でしょう。
大事には至らずとも小さな故障を抱えた選手もいるようですし、打球の処理はともかくとしても慣れない捕球の動きによる井口のふくらはぎがオーティズの二の舞になりやしないかと心配だったりもするのですが、この野球であれば櫛の歯が欠けるようなことにはならずに最後まで楽しめそうです。

予報よりも早く雨が降り出しましたので、明日の回復も前倒しとなれば何とか試合はできるのではないかと思います。
その明日は大嶺ではなく吉見は妥当と言えば妥当ですから、その吉見には今季初勝利を目指してのベテランの味を見せてくれることに期待をしましょう。
それが全てとは言いませんがここ10試合のスタメンマスクで川本が5戦全敗、金澤が5戦全勝ですので、ラッキー金澤とのバッテリーで白星を掴みたいところです。
打線は前回に攻略をした菊池ですから逆に心配にもなりますが、きっとホワイトセルが四番らしいバッティングを見せてくれるでしょう。
お前が退場だ、けんかにならない、に続く星野監督の名言を引き出すべく、今季初の3タテを楽しみにしています。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 楽天

0 1 0 0 0 1 0 0 1 3 8

0

千葉ロッテ

0 0 0 1 0 1 4 0 X 6 7

1


◆4月20日(土) 千葉ロッテ-楽天5回戦(ロッテ3勝2敗、14時、QVCマリン、13,490人)
▽勝 南 6試合1勝
▽S 益田 8試合5S
▽敗 ダックワース 4試合1勝2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺、上野、中後、南、松永、中郷、益田―金澤
楽天 ダックワース、金刃、高堀、福山―嶋

 

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粘りの成瀬で逆転勝ち

2013-04-20 05:02:10 | 千葉ロッテ

先週は旅に出ていたためにカードを全休だったので久しぶりの今週末を楽しみにしていたのですが、休み明けの仕事に押し潰されての午前様です。
残念ながら土日は雨の心配をしながらの観戦になりそうで、それだけに今日を逃したのが残念でなりません。
そんなこんなで眠い目をこすりながら後追いでパ・リーグTVでの復習を終えましたが、見事な逆転勝ちに拍手喝采です。
プロ初勝利を献上した則本に今度はプロ初完投をプレゼントしたことは悔しくもありますが、その則本をうっちゃっての勝利ですので次に狙うは今季初の三連勝です。

成瀬は珍しくも押し出しで失点をするなど立ち上がりからシャキーンとしないピッチングでしたが、中盤からは尻上がりに調子を上げての8回1失点は見事でした。
これまでの流れからすると八回からは関西国際大リレーだったのでしょうが、120球を超える力投はその粘り腰をベンチが評価したからこそでしょう。
四回まで78球が五回以降は45球と早打ちにも助けられての省エネピッチが打線の援護を引き出したとも言えますし、星野監督の退場もそのイライラ感が手に取るように分かります。
今やお約束となりつつある根元のエラー、これは急造一塁手である井口の足捌きがあれでしたので気の毒なところではありましたが、だからこそしっかりとしたスローイングが求められるわけですから井口を責めるわけにもいかず、そんな根元と井口を救う締めくくりの見逃し三振はエクセレントです。
まさにエースのピッチングは則本にプロの厳しさを教える、そんな本来あるべき先達者としての今季の2勝目でした。

打線は四回まで手も足も出ない貧打ぶりでどうなることかと思いましたが、ヤングマリーンズの活躍での逆転劇です。
高めの失投を見逃さずに叩いた鈴木の同点スリーベースは本人もガッツポーズの殊勲打ですし、今日もマルチヒットで勢いが止まりません。
伊志嶺も昨日の巻き込むようなヒットに今日はやや詰まりながらもしぶとく前進守備の野手の間を抜いていく逆転タイムリーとルーキーイヤーの活躍を彷彿とさせるバッティングで、これでフルスイングをしながらも詰まって内野の頭を越えていくような打球が出てくれば高沢二世の復活でしょう。
七回に畳みかけられなかったのはもったいなかったですが、成瀬の力投に応える八回の井口のタイムリーと上手く投打が噛み合い始めました。
守備の負担が心配ですが井口もかなり上向きになってきたようで、手元に引き込んでの井口らしいスイングに一安心です。
ここのところは足を使った攻撃パターンが増えてきましたし、伊東ロッテの第二次攻略のスタートといったところでしょう。
若手とベテランがいいバランスでお互いを補完し合っているのは全員野球がもたらした結果でしょうから、今後の展開が楽しみです。

そうなると明日の渡辺がこの流れに乗れるのかどうか、一つの大きなポイントになるでしょう。
前回に投げ負けたダックワースとの再戦ですし、ここで負けると3連敗となりますのでローテーションから転げ落ちることにもなりかねません。
できれば早い回に打線の援護によりのらりくらりの渡辺のペースに持ち込みたいところですが、まずは渡辺が五回を2点以内に抑えることが先決です。
長い試合になれば帰りに雨に降られることが必至な予報だけに、それが涙雨にならないようサブマリンの奮起を願います。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 楽天

0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 7

0

千葉ロッテ

0 0 0 0 2 0 0 1 X 3 7

1


◆4月19日(金) 千葉ロッテ-楽天4回戦(2勝2敗、18時15分、QVCマリン、9,799人)
▽勝 成瀬 3試合2勝
▽S 益田 7試合4S
▽敗 則本 4試合1勝2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、益田―金澤
楽天 則本―嶋

 

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