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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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写真など一切の転用、転載を禁止します

仕上げの西九州 旅情篇

2012-09-30 23:25:32 | 独り言

 

佐賀と長崎もたぶん15年ぶりぐらいで、しかしそのときとはかなり嗜好が変わっていますので足を運ぶ場所も違ってきます。
旅程篇でも書きましたがその前回には訪れた長崎市街を軽くスルーをしたのもそれが理由ですし、ここのところはすっかりと城跡と墓にのめり込んでいます。
見るもの、聞くものへの興味も変わりつつありますし、年齢を重ねることによる変化があってこそ旅は楽しいのだと思います。

唐津駅には金持ち神社なるものがあり、ご丁寧にも手形までもがありました。
どうやら金持さんという駅員がいるらしく、ちなみに「きんじ」という読み名だそうです。
カリスマ駅員なのかどうかは分かりませんし、お目にかかることもできませんでしたが、記念スタンプまであるのには笑ってしまいました。

こちらは唐津城にあった、ゆるキャラの唐ワンくんです。
兜の色が赤と青で違う、猫ではなく犬である、という差異はあるものの、どこをどう見てもひこにゃんのパチものにしか見えません。
築城400年を記念してデビューをしたという経緯も同じですし、これっていいのかって感じです。
それでも一昨年のゆるキャラグランプリの携帯投票で2位に輝いたとのことで、しかしそれにしては街で見かけることはありませんでした。

地方を旅していて感じるのは、やはり過疎の問題です。
交通機関などで満員に近いのは学生の通学時間帯ぐらいだったりもしますし、貸し切り状態になるのも珍しくはありません。
唐津から名護屋に向かうバスも土曜日の朝の早い便ではあったものの、最初から最後まで乗客は自分だけでした。
おかげで途中のバス停で停車をして時間調整をする始末で、バス会社も採算をとるのに大変でしょう。

その名護屋の道の駅である桃山天下市には、志村けんがいました。
何の関係があるのかは分かりませんが、さすがは人気者です。
また玄界灘に突き出る形で東松浦半島の尖端にある波戸岬は恋人たちの聖地で有名らしいのですが、もちろん自分には関係のない話です。

佐世保駅では地味に日本最西端の駅であることをアピールしていましたが、おそらくはJRとしてはという但し書きがつくはずです。
これを見たときにはかなりの意外感がありましたし、真に受ける人は少ないでしょう。
それもあってか乗り替え口にちょこんと置いてあるだけで、どこか恥ずかしげにも見えました。

こちらが正真正銘の日本最西端の駅である、松浦鉄道のたびら平戸口駅です。
と言いたいところなのですが、こちらも実際のところは九州というくくりを付けなければ正確ではありません。
鉄道とモノレールは違うとの意見もあるようですが、沖縄にゆいレールができた時点で最西端と最南端を持っていかれるのは仕方のない話です。

たびら平戸口駅を出たところにある看板には日本の四隅にある駅が紹介をされていますが、その観点で言えば最西端は那覇空港駅、最南端は赤嶺駅になります。
ゆいレールの開通に伴って、例えば西大山駅は「JR日本最南端の駅」との標柱に変わったとのことです。
こうなると惜しいのは北海道に行ったときに東根室駅で下車をしなかったことで、すっかりと根室本線の終着駅である根室駅が最東端だと思い込んでいたのが痛手で、鉄道マニアではないもののなかなかに訪れることができる場所ではないのでちょっとだけ悔いが残ります。

そのたびら平戸口駅からえっちらおっちらと自転車で3キロほど離れたところまで行かなければ平戸城などには行き着かないのでアップダウンをこなしていったのですが、そこに至る途中にあるのが平戸大橋で、高さは30メートルに長さは600メートル以上もあります。
瀬戸大橋を渡ったときにも感じたのですが、よくぞこんなものを造れるものだと感動すら覚えます。
また高倉健が主演をした映画のロケ地の案内もあり、大河ドラマなどもそうなのですが、こういったものこそが本当の意味での公共事業ではないかと思えてなりません。
帰りの電車を待っているときに小学生ぐらいの女の子が、薄香でロケがあったんだよと嬉しそうに説明をしてくれました。

こちらは鬼洋蝶で、松浦氏の祖である渡辺綱の鬼退治をモチーフにしています。
最初に見たときには羽子板かなと思ったのですが、どうやら凧の柄として用いられているそうです。
退治と言うよりは鬼に喰われているようにも見えるのは気のせいなのでしょうし、また五島にも似たようなバラモン凧がありました。
五島歴史観光資料館の方に聞いたところでは、いずれも中国から長崎を経由して広まったものだとのことです。

島原には既に死滅をしたと思われていた、侍と忍者に会うことができました。
極秘任務に就いているので顔出しは御法度、よって目に線を入れて欲しいとのことでしたのでそうしましたが、それよりもど派手な赤装束を何とかした方がよいと思います。
また空堀には畑のようなものがあり物珍しくて降りて話を聞かせてもらったところ、菖蒲などの花畑とのことでした。
時期的にちょっと違うので花がついていなかったのが残念で、しかしこれも巡り合わせですので仕方がありません。

恒例の動植物シリーズは、見たことがない鳥に厚かましい鳩、そしてクワガタです。
福江城の堀にいた鳥は名前も全く分からないのですが、まず間違いなく自分の住環境では遭遇をすることがないので写真に撮っておきました。
また鳩は都市部の方が人に慣れていて警戒心が薄いかと思っていたのですが、どうやらそうでもないようです。
この佐嘉神社の入口のところにいた鳩は全く無警戒で、この距離に近づいても微動だにしません。
それどころかお菓子を食べていたら手元に飛び込んできたぐらいで、ちょっとビックリとさせられました。
また大村駅の前にいたクワガタは3年ぐらい前に自宅の前で見つけて以来のことで、しかし何でいつもメスなんだろうとは素朴な疑問です。
危うく踏みそうになったところでよちよちと歩いていましたので、脇の土の上に退避をさせておきました。

最後は長崎空港のちゃんぽんとかすてらで、これは邪魔になるぐらいに大きいです。
長崎と言えば、といった存在ではあるのでしょうが、かすてらなどは地下鉄の7人掛けのシートぐらいの幅があります。
これを見てちゃんぽんを食べなきゃ、かすてらを買わなきゃと強く思ったのですから思う壺なのでしょうが、かなり異様であることは間違いありません。
あるいは混雑時には片付けられるのかもしれませんが、かなり印象に残るオブジェです。


【2012年9月 佐賀、長崎の旅】
仕上げの西九州
仕上げの西九州 旅程篇
仕上げの西九州 史跡巡り篇 佐賀の巻
仕上げの西九州 史跡巡り篇 名護屋、唐津の巻
仕上げの西九州 史跡巡り篇 平戸の巻
仕上げの西九州 史跡巡り篇 島原、大村の巻
仕上げの西九州 史跡巡り篇 五島の巻
仕上げの西九州 グルメ篇
仕上げの西九州 スイーツ篇
仕上げの西九州 おみやげ篇

 

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鎌ヶ谷も惨敗

2012-09-30 02:15:50 | 千葉ロッテ

 

今年は鎌ヶ谷との日程が上手く合わなかったために今日がようやくの初観戦で、しかし一軍に負けず劣らずの惨敗でした。
勝敗は二の次のイースタンではあるものの、内容も伴っていませんでしたので凹み気味です。
それでも初めて実戦で見る選手も少なくはなかったですし、来年はもう少しファームの試合に足を運べるよう頑張りたいです。
それにしても毎度のことながら鎌ヶ谷スタジアムには感心をさせられますし、羨ましくもなります。
鎌ヶ谷オリジナルのグッズもふんだんにありますし、キャラクターがスタンドを練り歩き、そして試合中のイベントも盛りだくさんでした。
球場、宿舎、そしてスタッフごと買収をして、ファームを鎌ヶ谷に移転をして欲しいといつも思ってしまいます。

先発の阿部は5回を3安打1失点でしたが、もう一つピリッとしませんでした。
ファームであれば充分に主戦でやれるだけの力はあるのでしょうが、ボールにもう少し押し出しが欲しいところです。
タイプ的に似たような投手が多いロッテですので何か特徴を出さなければ今の不安定な立ち位置から抜け出すのは厳しいでしょうし、西村体制が来季も続くのであればなおさらです。
マウンド上での立ち振る舞いなど投手らしい投手だけに、来季の阿部にはもう一皮むけた姿を見せてもらいたいです。

阿部を継いだ上野はボール自体はさして悪くはなかったように思いますが、コースが甘かったのか軽く外野まで運ばれてしまいました。
1回も持たずのKOで、贔屓にしている身からするとちょっと寂しいピッチングです。
かなり登板間隔が空いていたので故障ではないかと心配をしていたのですが、あるいは調子を落としていたのかもしれません。
いずれにせよ今季の一軍での出番はもう無いでしょうから、来季に向けてまた体をいじめてパワーアップをした上野に期待をします。

ここからは来季の生き残りをかけた投手の継投で、しかし誰も生き残れないかもしれません。
松本は今日は打者1人でしたので判断できるような登板ではありませんでしたが、34試合も投げて防御率が4.40では32歳の投手には厳しすぎる現実です。
パワーピッチャーだったはずの山本一も見事なぐらいにロッテな投手に変わり果ててしまい、これでは何の魅力もありません。
秋親も体に力が感じられずに気怠そうに投げていたのが印象的で、こちらも34歳ですからさすがにお役御免でしょう。
そしておそらくは初めて実戦で見る林は7年も生き残った理由だろうとされていたストレートのスピードはどこへやらで、小さくまとまってしまっていました。
これでは林である必要はありませんので、他の投手に席を譲るオフになると思います。

今日に楽しみにしていたのは若手の内野手で、角が二塁、高濱が遊撃、そして翔太が三塁のスタメンです。
角は左腕を相手にバッティングはからっきしでしたが、守備ではピンチに投手への声がけをしたり高濱や翔太に指示を出したりとキャプテンシーを見せてくれました。
ただ今日について言えば打球に追いつくところまではいくのですが球際がもう一つで、それでも思っていたよりは動きがよかったと思います。
高濱も守備では腰高が目立って足の運びも危なっかしかったのですが、それでも精力的に動いていました。
バッティングではシャープに振り抜いてのヒットもありましたし、秋季キャンプでもう一段階のレベルアップをして一軍の春季キャンプを狙いたいところです。
翔太はがに股フォームが少し変わったようにも見えましたが、ファールで粘るなどして嫌らしさが身につきつつあるようです。
一番を任されるなど一定の脚力もありますし、身体能力の高さには定評がありますので、そろそろ一軍を経験させて次の目標を定める時期にきているように思います。

またちょっと気にしていた木本は途中出場でしたが、これはもしかしたら掘り出し物になるかもしれません。
鉛筆のようだった体型はまだまだ細身ですがプロらしい体つきになってきましたし、勝手に一二番タイプかと思っていたのですが意外に三番あたりを狙えるスプレーヒッターになれるかもしれないと、たかだか一打席での感想ではありますが夢を持たせてくれた木本です。
育成枠選手として4年目ですのでかなり不安定な立ち位置ではあるのですが、野手に転向をしてまだ日が浅いのでもう一年だけでも見てあげて欲しいです。

生山はバットを短く持って自分の持ち味を活かそうとしている姿勢は見て取れましたが、どうにも力不足は否めません。
今日のバッティングを見る限りでは木本の方が楽しみですし、やはり育成枠選手の4年目でかつ27歳ですから厳しいオフになりそうです。
青松は打てそうなオーラを出しながらもノーヒットでしたが、右打者ということもありもう少し見てみたい気がします。
もし捕手が負担になっているのであれば内野手に転向をするのもありではないかと、そのパワーは武器になるはずです。
小池は序盤戦の勢いは無くなりましたが捕手としては充分な打撃力を有していますので、やはり早く一軍で経験を積ませるべきでしょう。
キャッチングやリードなどはファームとは格段のレベル差がありますので、これは身をもって体験をして学んでいくしかありません。
里崎はどう頑張ってもあと3年でしょうし、年齢的にも小池がその後釜になってくれればベストです。

すっかりとコーチのような存在感を見せていた渡辺正は、来季は背番号が倍ぐらいになって同じ場所にいるかもしれません。
ドラフト1位での入団ということもあって長らえてきましたが、そろそろ年貢の納めどきでしょう。
また今日のクリーンアップに座っていた四番の青野は立ち姿は美しいのですがスイングがあまりに直線的で、五番の神戸も大柄だからということもあるのでしょうが攻走守ともに緩慢に見えてしまうのが何とも言えず、野手の戦力外候補のかなり上の方にいるのではないかと想像をします。
今日のボールボーイは山口と山本徹でしたが、おしゃべりが楽しかったのか試合をあまり見ていなかったのが気になりました。
山本徹などはかなりの期待をしているだけに足踏みが歯がゆく、そこに座っていることを悔しいと思うような表情を見せて欲しかったです。
そして登板はありませんでしたがブルペンに顔を見せていたのは服部、荻野忠、古谷、大嶺で、中後の姿は見えませんでした。
木村やロサ、レデズマもいなかったので居残り組だったのでしょうが、やはり心配になります。
そして最後に金森コーチ、一軍にいたときと同じようにちょこまかと動いていました。
おそらくは今季限りでチームを去るのでしょうが、後任も同じように熱血漢であることを願っています。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ 

1 0 0 0 1 1 3 0 0 6 8 2

 日本ハム

0 0 0 1 0 4 3 0 X 8 11

0


◆9月29日(土) 日本ハム-千葉ロッテ17回戦(ロッテ12勝5敗、13時、鎌ヶ谷、4,137人)
▽勝 大塚 33試合3勝2
敗4S
▽S 榎下 37試合2勝4敗4S
▽敗 山本一 17試合2勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 阿部、上野、松本、山本一、秋親、林―小池
日本ハム 土屋、運天、木田、宮本、榊原、大塚、榎下―荒張

 

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西岡は戻ってくるのか

2012-09-29 21:09:40 | 千葉ロッテ

西岡が自ら退団を申し出て自由契約となり、NPB復帰が濃厚となってきました。
3年契約の2年目ですから獲得をするためには移籍金などが発生をするといったハードルが問題とされてきましたが、あっさりとツインズがそれを放棄したことからして西岡に対するメジャーの評価が窺い知れますので、余程に西岡がメジャーに強い意欲を持っていなければ来季は日本でプレーをすることになるのでしょう。
一昨年のポスティングのときにも西岡のメジャー志向については疑問を呈してきましたし、西岡のサバサバとしたコメントを見る限りではその流れはほぼ確実です。
それなりにチームに迷惑をかけたことを考えれば石にかじりついてでもメジャーで頑張って欲しいと思ってはいますが、西岡の人生ですからとやかくは言えません。
そうなれば来季はどこのユニフォームを着ているのかに注目が集まりますが、何となくロッテには戻ってこないような気がしています。

現時点で積極的と言われているのは阪神ですが、それも鳥谷と平野の動向次第でしょう。
早い段階で長期契約などで決着をすればまた話は違ってきますが、おそらくは日本シリーズが終わってFA権の行使期間がくるまでは目立った動きはないように思います。
金本、城島、小林宏と高給取りが退団をして、また藤川球のメジャー移籍が濃厚とされることで資金は潤沢でしょうが、ポジションが被る無駄遣いは避けるはずです。
そうなればロッテが本気であれば速攻でかっさらう可能性が無いわけではありませんが、林球団運営本部長のコメントは社交辞令の域を出ていません。
ポスティングの落札額である532万9千ドルとロッテに残留をしたとすれば支払ったであろう2年間の年俸を合わせれば10億円に近いわけで、そうなれば年間5億円でレンタル移籍をしたと割り切ることもできないわけではありませんが、だからと言って井口が1億8千万、里崎が1億5千万、今江が1億4千7百万、サブローと成瀬が1億3千万というところからしてチームを留守にした西岡に2億というわけにもいかないでしょうから、争奪戦になればどうしても不利になります。
もし西岡の気持ちがロッテに残っているのであれば「我が儘を聞いてくれたチームに戻るのが当たり前」とでも言ってチームメイトやファンの心を掴むのが得策だと思いますが、もし阪神の動向を横睨みにして長期戦となるのであればますますロッテの可能性は低くなります。
その状態で阪神が撤退をしてロッテという拙策は西岡も採らないでしょうから、そうなれば巨人の西岡というオチがあるかもしれません。

ファンの支持が強い西岡ですから、ロッテが声をかけることは間違いないでしょう。
しかし上記の理由と根元の台頭からして、またジュニアが気まぐれでも起こさない限りはロッテの西岡は無いのではないかと思います。
西村体制が来季も続くとなれば西岡の復帰で根元が割を食うのは火を見るよりも明らかですし、井口に引導を渡す勇気もないでしょうから自分としても積極的にはなれません。
1億2千万+出来高の2年契約、セカンドとショートは井口と根元、そして西岡で争う、これが獲得への大前提だと考えます。
西岡への思いは強いので戻ってきて欲しい気持ちはありますが、頂点でチームを去っただけに楽しい思い出は思い出のままの方がよいのではないかとの思いもあります。
常識的な考えで推し量るには意味不明な動きをするロッテだけに読み切れないところはあるものの、いずれにせよ泥仕合だけは避けて欲しいと願ってやみません。

長々と西岡について書いたことで、試合があったのを忘れるところでした。
藤岡は相変わらずに力強さに欠いたピッチングで2発を浴びて7敗目を喫しましたが、しかしそれでも4回での降板には辟易とします。
調子が悪い中でどう立て直していくかを考えさせることは、ほぼ望みが絶たれたCS出場へのあがきよりも必要なことだと思います。
そしてこの一週間で6イニング目の中郷が力尽きて試合が決まるのですから、もう皮肉としか言いようがありません。
打線も二度の満塁のチャンスを活かせずに最後は三者連続三振で終わるのですからまさに完敗で、もう来週からは消化試合モードでよいでしょう。
今江を六番に持ってきて今日の一塁手は細谷、そして伊志嶺の昇格とそれなりの動きになってきたのですから、それをチーム全体に広げて来季を見据えた戦いを望みます。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

オリックス 

1 0 0 1 0 3 0 0 0 5 10 0

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 8

1


◆9月29日(土) 千葉ロッテ-オリックス23回戦(オリックス13勝9敗1分、14時、QVCマリン、10,348人)
▽勝 マエストリ 8試合4勝3

▽敗 藤岡 20試合6勝7敗
▽本塁打 宮崎1号(藤岡)、川端2号(藤岡)

▽バッテリー
千葉ロッテ 藤岡、中郷、南昌、吉見―里崎
オリックス マエストリ、ミンチェ、吉野、中山、佐藤―伊藤

 

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よつばと!カレンダーを忘れずに

2012-09-29 00:14:31 | よつばと!

「よつばと!」2013カレンダー

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来年のよつばと!カレンダーの予約が始まっています。
すっかりとオブジェと化して違和感が無くなっているために忘れがちになってしまうのですが、これだけは忘れるわけにはいきません。
来年のよつばはどんな風景にとけ込んでくれるのか、今から楽しみで待ち遠しいです。
しっかりとコレクター魂を発揮して、保存用と含めて2個の予約を完了しました。

心配なのはコミックスの発売で、そろそろその声が聞こえてきてもいい頃なのですが音沙汰がありません。
その準備に入ると手一杯になるのか月刊誌の連載が止まるのですが、先月も今月もしっかりと掲載をされていますのでもうちょっと先になるような気配があります。
こちらも待ち遠しくて仕方がないのですが、一日でも早く朗報が届くのをまったりと待つことにします。

 

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カクそば

2012-09-28 23:10:32 | 千葉ロッテ

 

この手のものは勢いが大事ですので、忘れないうちに船橋東武で焼きそばを食べてきました。
もちろんただの焼きそばではなく、千葉ロッテマリーンズ期間限定メニューの焼きそばプロデュース選手権の焼きそばです。
2005年から始まったこの企画も早いもので今回が8回目となり、自分としては一昨年に続いて2度目の参戦です。
船橋東武のロッテへの力の入れっぷりには頭が下がりますし、まさに今は応援セール真っ盛りですので、お近くにお住まいの方は一緒に陰ながら支えていきましょう。

エントリーをしているのは渡辺俊、角中、根元、荻野貴、益田、今江、成瀬、唐川、大松、そしてマーくんです。
今日現在での一番人気は荻野貴、二番手は角中、そして三番手に益田とマーくんが並んでいましたが、そんなこととは関係なく選んだのはもちろん角中です。
渡辺俊あたりは自分で考えたのかなとも思えるのですが他の選手は好物などをベースに店員が適当に作ったメニューなのでしょうし、角中に至っては牛丼やハンバーガーではなく角中だから角煮という安易な発想でしかないのでしょうが、もはやそんなことは関係ありません。
おまけのコースターをもらうことにかなりの比重がありますし、とにかく参加をすることに意義があります。

肝心のカクそばですが、まあ言うなれば普通の塩焼きそばでした。
やや細めの麺に自分には胡椒がちょっと強すぎた感じはありましたが、まずまず美味しかったです。
えのきのプニプニとした食感が妙にマッチをしていましたし、何より角煮のボリューム感こそがカクそばの最大の売りでしょう。
焼きそばに980円てどうよ、が自分の金銭感覚なのですが、意外にも厚めの角煮が三切れも入っていることからして他のメニューに比べればお得感があります。
脂身の入り具合もいい塩梅でしたし、これは栄冠を手にすることも充分にありそうです。
是非とも首位打者との両手に花を、そう願っています。

 

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断、弾、ダーン!

2012-09-27 23:58:52 | 千葉ロッテ

まだ可能性があったんだ、と思わずつぶやいてしまったV完全消滅のニュースよりも風前の灯火となったCS出場の夢がいつ断たれるのか、もはやチームへの興味はそこだけです。
もしそうなったとしても来季に向けての消化試合モードになりそうにもないことは昨年に経験済みですが、もうそれぐらいしか楽しみがありません。
笛吹けども踊らずなのか、あるいは笛すら吹いていないのか、いずれにせよ長いシーズンを戦い抜くには力不足だったのでしょう。
それでも抜本的なてこ入れをすることもなく惰性で来季になだれ込みそうな球団、チームを見守っていくためのモチベーションをどう維持しようかと、悩み深いオフはもうすぐそこです。

中盤までの躍進が嘘のように夏成瀬と化してしまったエースは、今日もお家芸の被弾で6回も持たずにマウンドを去りました。
中5日ということもありましたが成瀬あたりには辛抱強かったベンチが早々に見切ったのですから、余程に腹に据えかねたのでしょう。
いきなりの被弾、そして味方が反撃をしてすぐの被弾ですから印象が悪すぎで、しかも10安打も浴びたのですからそれも仕方がありません。
どうにも階段を昇りきりそうで昇りきれない、気がついたら後ずさりをしている、そんな不甲斐なさに涙が出てきます。
ボールの出所が分かりづらいフォーム、まとまったコントロール、球速以上のボールのキレ、それぞれを取れば先発としてやっていくには充分な資質を有している成瀬ではあるのですが、長きに渡ってチームのエースとして君臨をするためには何かもう一手を考えなければ厳しいことを教えられた昨年、そして今年だと思います。
打線の援護があればもう少し最多勝争いでも粘れただろうと同情の余地はあるものの、おそらくはこのままでは来季も似たような浮き沈みで終わるでしょう。
大きな故障もなく先発ローテーションを支えてくれている成瀬ですが10年後にその他大勢の一人として記憶をされているのか、あるいはロッテのエースとして歴史に名を刻んでいるのかの答えを出すには10年目の区切りである来季が一つの分水嶺だと思って、このオフは体を休めつつ精進をしてもらいたいです。

成瀬の後始末は中郷、伊藤の出番となりましたが、今日もしっかりとお仕事をしてくれました。
中郷はさすがに3回38球を投げてから中1日での登板でしたのでお疲れ気味でしたが、気持ちを切らすことなく投げきったことは大きな収穫になるでしょう。
残り試合でも馬車馬のように働かされるのでしょうが幸いにも連戦が少ないので、肩肘を労って何とか乗り切ってくれることを願っています。
そして連投の伊藤は三者凡退ながらも球速が乗っていなかったのが気がかりで、やはり肩のスタミナが足りていないようにも思えます。
復活の糸口を掴んだことは昨日で分かりましたので、今季はもうお役御免でよいでしょう。
ここでまた伊藤の無茶使いをするぐらいであれば来季に向けて木村、ロサ、荻野忠あたりと入れ替えて欲しいと、その来季が同じ顔ぶれのベンチであれば無駄な抵抗かもしれませんが、もしかするともしかするかもしれないとの藁をもすがる気持ちで念を送ることにします。

不振を極めているサブローがようやくにスタメンから外れたと思えば右肘痛とのことで、まるで相撲の休場のときの理由のようです。
昨年だかに井口が欠場をしたときも故障を理由にしていましたが、その井口はベンチでにこやかに談笑をしていました。
今日のサブローがどうだったかは知りませんが、若手や中堅どころには名指しで厳しいコメントを残す西村監督が昨日はそこをぼやかしていたことからして敵を作らない生き方を見せつけられた感がありましたので、なるほどなと思わされたサブローの欠場劇です。
もっともその代わりが福浦でも細谷でもなく大松というところが西村監督らしく、九番の大松に何を求めているのか、もうサッパリ分かりません。
西村野球とは何なのか、どういった野球を目指しているのか、是非ともこのオフにでも著書にして発売をしてもらいたいです。
そんな今日の打線は昨日とは打って変わって主軸が空回りで下位打線の出塁を活かせず、どうにも歯車のかみ合わない展開が続きます。
ホワイトセルと角中がブレーキとなってしまいましたので、もはやどうにもなりません。
そんな中で大切な六番を任された今江がセーフティーバントを試みたところには拍手を送ったものの、次の出塁で集中力を欠いていたとしか思えない牽制死ですので何ともちぐはぐで、これまた今のチーム状態を象徴しているかのようなシーンでした。
そこそこチャンスがありながらもタイムリーが出ないままの便秘状態がいつまで続くのか、明後日には何かが変わったチームを見せてもらいたいです。
もちろん同じ面子で劇的に何かが変わるはずもありませんので、大幅な登録抹消を希望していることは言うまでもありません。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 6 1

日本ハム 

2 0 0 0 0 1 0 0 X 3 10

0


◆9月27日(木) 日本ハム-千葉ロッテ23回戦(日本ハム15勝5敗3分、18時1分、札幌ドーム、24,620人)
▽勝 多田野 18試合6勝5

▽S 武田久 54試合4勝4敗30S
▽敗 成瀬 26試合12勝11敗
▽本塁打 糸井8号(成瀬)、稲葉10号(成瀬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、中郷、伊藤―里崎
日本ハム 多田野、宮西、森内、増井、武田久―鶴岡

 

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地力の差を見せつけられる

2012-09-26 23:45:12 | 千葉ロッテ

船橋東武の千葉ロッテマリーンズ期間限定メニューも今回が8回目となり、今年のテーマは焼きそばです。
どうしても目がいってしまうのは真っ黒に日焼けをした唐川と渡辺俊で、その小麦色を通り越した色が走り込みによりもたらされたものであって欲しいと思いますし、こういったものに引っ張り出されたところを見る限りでは渡辺俊がどうこうなるようなオフにはならないのではないかと、そんな複雑な思いを感じさせる催し物ではあります。
どう考えても名前貸しだけだろうというものも少なくはないのですがこんなものを考えている暇があれば練習をしろよと、そう突っ込みたくなる顔もチラホラと見られますが、とりあえずはカクそばだけは食べておこうかなと思うすっかりと涼しくなった秋の夜です。

まだまだ秋風もオフも先の話、チームとしてはそうあってもらわなければならないのですが、その出鼻をくじいた小野は契約が切れる来季が正念場となりそうです。
広すぎる右打者の外角のストライクゾーンを上手く利用して中盤を抑えた小野ではありましたが、やはり立ち上がりの失点が痛すぎました。
簡単に二死を取った後の連打はともかくとしても、そこから四球を絡めてしまってのことですから何の言い訳もできません。
ボールの出し入れは秀逸なのですが球威の衰えはどうにもならず、ちょっとでも甘く入ってしまうと外野に運ばれてしまいますので里崎もかなり苦労をしたでしょう。
これが味方打線の援護をバックにすればのらりくらりと効果絶大なのでしょうが、リードを許す展開ともなればいつ崩れるかをヒヤヒヤとしながら見守ることになります。
地味ながらもローテーションを支えてきた小野ではあるのですが、今のチーム事情からすれば中継ぎの方が力を発揮できるのではないかと、来季は生き残りをかけて勝利の方程式に食い込む存在になれるようなピッチングに期待をします。

そしてようやくに伊藤が今季初登板で、こちらは来季が楽しみになるピッチングでした。
そもそもの消息不明の理由が分からないので体調面での不安は拭えませんが、ちょっと痩せたかなと思わせた以外はさして変わらないフォームに投球内容でしたので、ストレートも140キロ台後半が出ていたこともありかなり安心をしました。
この伊藤が戻ってこれるかどうかで中継ぎ陣にとっては天地の差がありますから、長い夏休みをもらったぐらいのつもりで来季は復活をした姿を見せてもらいたいです。

打線は今日も11安打を放ちながらも僅か2得点で、効率の悪さは相変わらずです。
里崎が好調という理由もあるのでしょうが二回の無死一塁で送らせなかったことからして今日は違った攻撃をしてくるかと思ったのですが、そういった大胆さとは無縁でした。
やはり打順の並びが悪いとしか言いようがなく、ホワイトセルと角中が好調なだけに重要となる六番にサブローを置かざるをえない時点でかなりのアドバンテージを相手に与えていることになるわけで、ここまで無理をしてまでサブローを使い続けているところをみればベンチに何らかの縛りが課せられているとしか思えません。
サブローにとってもいきなり守り慣れない一塁を任されたことは負担になっているでしょうし、福浦だったらどうだったかと思わせる大野の内野安打が結果的に試合を決めただけに見ている方からすればフラストレーションが溜まりまくりで、それはあるいはベンチも同じかなと思ったりもします。
巻き込むような同点ツーランの今江もあのスイングではなかなかに打率は上がってこないでしょうし、六番から並んだミリオンダラーズが里崎を除いて足を引っ張っている現状でこのまま戦い続けて何が見えてくるのか、あまりに断層が深い上位と下位のバランスの悪さが印象的な今日の敗戦でした。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 2 0 0 0 2 11 2

日本ハム 

2 0 0 0 0 0 3 0 X 5 9

0


◆9月26日(水) 日本ハム-千葉ロッテ22回戦(日本ハム14勝5敗3分、18時、札幌ドーム、20,802人)
▽勝 石井 16試合1勝1

▽S 武田久 53試合4勝4敗29S
▽敗 小野 14試合2勝5敗
▽本塁打 今江5号(谷元)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小野、南昌、伊藤―里崎
日本ハム 谷元、石井、増井、武田久―大野、鶴岡

 

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いよいよ厳しい

2012-09-25 23:46:12 | 千葉ロッテ

首位を争っている日本ハムとしてはお客さんのロッテに追いつかれての引き分けは不覚だったでしょうが、CS圏内を狙うロッテとしてもほぼ終戦な引き分けです。
残り10試合を全勝してもソフトバンクは6勝2敗でロッテを上回り、つまりは対ロッテのCSマジックは6となります。
現実的には8勝2敗でも奇跡なのですが、そうなるとソフトバンクは4勝4敗でいいのですから数字的には決着がついたと言ってよいでしょう。
それでもこの三連勝が死に体のオリックスが相手だったからか、それとも上げ潮ムードによるものかの答えは後者に近いのではないかと思わせる今日の戦いぶりでしたので、先日の汚名返上を期しているであろう小野の右腕に期待を寄せて明日を待つことにします。

大谷はらしくもなく制球を乱しての3回3失点で、先発の責任を果たすことなくマウンドを去りました。
立ち上がりにいきなり連続四球をきっかけとして先制点を許し、その後も真ん中にボールが集まりすぎて立ち直る兆しが見られないままにKOをされた形です。
もちろん中継ぎ陣の登板間隔が空いていたことによる早めの決断だったのでしょうが、さすがに今日の出来であればどのみち長くは持たなかったでしょう。
旬な時期に無駄遣いをされた挙げ句のここのところの不振が大谷には痛すぎますが、来年もこの体制が続くと思えば泣き言も言ってはいられません。
どんな使われ方をされても自分で自分の身を守りつつもベストの状態をいかに維持し続けるか、難しい命題ではありますがその答えを見つける残り試合としてもらいたいです。

試合が壊れかけたところで登板をした中郷が3回をノーヒットで零封し、見事に試合を立て直しました。
今日はスライダーがキレキレで、こうなったら集中して投げさせ続ける里崎のリードがピタリとはまった感じのナイスピッチングです。
ここでの38球は明日以降に影響が出そうですが、長いイニングを投げられるとアピールできたことで中郷としては大収穫でしょう。
南昌は相変わらずの肘が下がった小さな担ぎ投げが心配ですが、とにもかくにも清田のファインプレーにも助けられてピンチを凌ぎきります。
そして益田は春先を思い出させるようなストレートの暴れっぷりがエクセレントで、高めのボール球に手を出してくれるだけの球威が見事でした。
やはり間隔が空くと生き返りますので、来季は先発に持ってくるのも面白いかもしれません。
最後は藪田の恒例の四者凡退で締めくくり、日本ハムの中継ぎ陣との投げ合いに勝利したことは素直に喜ばしいです。
その余韻に浸る間もなく明日もフル回転の指令が出るのでしょうから、今日はゆっくりと休んでもらいましょう。

打線はジリジリと追い上げながらも攻めきれなかったところがありますので、13安打を放ちながらも3得点ですからどちらかと言えば悔いが残ります。
今日もしっかりとバントで送って何度もチャンスを作りましたが、タイムリーが出なかったのでそれはそれで諦めもつきます。
ただ誰でも彼でもバントをさせればいいというものでもなく、十回の無死一塁で角中にまでバントのサインを出したのは感心できません。
それだけこの試合に賭けるベンチの思いが感じられはしたのですが、クリーンアップには余程のことがない限りは本来の仕事をさせるべきだとは自分のスタンスです。
内野安打ながらもマルチヒットの角中に送らせて手打ちのバッティングが続くサブローと井口に期待をする、このあたりが西村監督の限界なのでしょう。
やはり打順ではなく名前で野球をやっている、それを痛感させられたシーンでした。
それでも柔軟性には欠けますがこれまでの一か八か野球に比べれば充分に見られますので、次のステップへの助走段階だと思うことにします。
武田勝をそれなりに攻略ができたのですから谷元もいけるだろうと、明日も堅実に1点を取りにいきましょう。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

千葉ロッテ

0 0 1 0 1 0 0 1 0 0 3 13 0

 日本ハム

1 0 2 0 0 0 0 0 0 0 3 8

2


◆9月25日(火) 日本ハム-千葉ロッテ21回戦(日本ハム13勝5敗3分、18時、札幌ドーム、20,098人)

▽本塁打 里崎9号(武田勝)、ホワイトセル9号(石井)

▽バッテリー
千葉ロッテ 大谷、中郷、南昌、益田、藪田―里崎
日本ハム 武田勝、モルケン、宮西、石井、増井、武田久―鶴岡、大野

 

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銭闘開始なグライシンガーの見事な完封劇

2012-09-24 23:58:47 | 千葉ロッテ

暑くもなく寒くもない微風なスタンドに先制、中押し、ダメ押しと理想的な展開で、おまけにグライシンガーが3年ぶりの完封劇ですので完勝と言ってもよく、七回ぐらいから降り始めた雨が鬱陶しいとともに帰り道が気がかりだったものの本降りにはなりませんでしたので、なかなかに出足快調な週初となりました。
どうやらオリックスの最下位がこれで決まったようですので一安心、かどうかは今後の戦い次第ですが、とりあえずは下を気にする必要はもうありません。
そうなれば明日からの敵地での日本ハム戦での結果次第では台風の目になれるかもしれず、海坊主の札幌上陸が注目です。

グライシンガーは立ち上がりはやや高めに浮くボールが少なくはありませんでしたが、淡泊なオリックス打線にも助けられて尻上がりに調子を上げての完封勝利です。
僅か102球での3安打1死球ですから10連敗中のチームが相手であることを差し引いても素晴らしいピッチングで、まさに銭闘開始のゴングが鳴ったといったところでしょう。
さすがにヒーローインタビューでの際どい質問は避けたようですが、報道ではまた里崎のリードを誉めていたようですので、環境については満足をしてくれているはずです。
あとは球団がファンが納得をする提示をしてくれればと、それで折り合いがつかないのであれば仕方がありません。
もちろん残留はして欲しいですが清水の二の舞は避けたいですし、来月いっぱいぐらいはやきもきとする日々が続きそうです。

打線は相手のミスに付け込んでの先制にホワイトセルのあわやスタンドインという犠牲フライで中押し、そしてその勢いのままのダメ押しと理想的な点の取り方でした。
何よりその全てにバントが絡んでいたことが個人的には嬉しく、こういう野球を地道にやっていけば点は付いてきます。
もちろん盗塁やエンドランを絡めてこそバントも活きてくるわけでバランスが大事ですが、いい野球をやってくれたと思います。
そして今日も注目のサブローは後方のフライを追いすぎての落球と急造一塁手の泣き所を見せてしまいましたが、あのあたりは周りも含めた経験でしょう。
井口はサブローの守備を気遣ってのカバーリングをやり過ぎた感がありましたし、結果的にはライトが捕るべき打球でしたが井口とサブローがあそこまで追ってしまえば清田にはどうにもならないのはかなり手前で追うことを止めてしまったことからも明らかです。
このピンチをスーパーキャッチで防いだ岡田の守備力には痺れましたが、やはりこの守備力を活かすには打撃での細かなミスを少しでも減らすことが第一です。
どうしても打線が低調になれば守備力は二の次にされてしまいますから、スクイズをきっちりと決められないようですと足元は緩いままでしょう。
そのあたりはしっかりと分かっている岡田であることをヒーローインタビューで見せてくれましたので、今後のプレーに期待をします。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 オリックス

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 1

千葉ロッテ

0 0 2 0 0 1 2 0 X 5 10

1


◆9月24日(月) 千葉ロッテ-オリックス22回戦(オリックス12勝9敗1分、18時15分、QVCマリン、11,295人)
▽勝 グライシンガー 23試合11勝8

▽敗 西 17試合6勝3敗

▽バッテリー
千葉ロッテ グライシンガー―里崎
オリックス 西、中山―日高

 

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人事が動き出す

2012-09-24 00:47:21 | 千葉ロッテ

今岡の引退、西村監督の留任報道に続いて、外国人選手の動向についてのニュースが流れてきました。
そろそろナイターですと半袖が厳しい季節ですし、いろいろなところで秋風が吹きそうです。
ロッテとしては予算の関係上、これだけ活躍をしても契約を担保できないのが辛いところですが、ファンとしては嬉しい結果になることを願うしかありません。

グライシンガー 微妙な発言「交渉ごとだから成り立たないかもしれない」 (9/23 スポーツニッポン)

先発試合が雨で流れたロッテのグライシンガーは24日へのスライド登板について「問題ない。低めに投げて試合をつくりたい」と話した。
前回の楽天戦で3年ぶりの2桁勝利となる10勝目を挙げており、11勝目を狙う。
来季については「今のところどのチームで投げるか分からない」と話した。
中村球団社長は「基本線は(来季も)いてほしい」と残留要請する方向だが「交渉ごとだから成り立たないかもしれない」とも話した。

それにしても凄い見出しで、これを見ればグライシンガーが微妙な発言をしているように受け取れますが、実際は中村球団社長の発言です。
交渉事だから、とは分かりますが、それでも「全力で引き留める」ぐらいのことは言えないのかと、当たり前にそう思ってしまいます。
ただ現実的にシコースキーのときのことを考えれば40万ドルからの倍増が球団としての上限ではないかと、ロサとペンが75万ドルでしたのでそんなところでしょう。
それぐらいであれば働かなかった高給取りの減俸分で充分にカバーできるでしょうが、これが100万ドル以上ともなるとそうもいきません。
サブローショックから渡辺俊らを切る勇気を球団は持たないでしょうし、あとはグライシンガーの気持ち次第です。
世間で言われているほどに里崎との関係がアドバンテージになるとは思っていませんが、それでも年齢的に次に失敗をすれば終わりとの意識はあるでしょうから、いい環境で投げさせてもらえているとの言葉を信ずれば多少の譲歩は引き出せるのではないかと思います。
あとは球団がどこまで本気度を見せられるか、ちょっかいを出してくるところも出てくるでしょうから、どっちに転ぶにせよ早めに結論を出してもらいましょう。

ロッテがホワイトセルと残留交渉へ (9/23 デイリースポーツ)

ロッテの中村球団社長は23日、ジョシュ・ホワイトセル内野手に対して残留を前提とした交渉に入ることを表明した。
ホワイトセルは開幕から出場10試合で2軍落ちしたが、7月中旬の復帰後は打率.354、8本塁打、36打点の活躍で低迷するチームの中で奮闘。
8月には月間MVPにも選出された。
「彼も期待以上。感謝しています。成果を出した人に期待するのは当然」と残留に向けた条件面での話し合いに入る。

シーズンを通しての活躍ではないので期待以上かどうかは意見の分かれるところかもしれませんが、その年俸からすれば充分すぎるホワイトセルです。
こちらも30万ドルからの倍増が一つのラインではないかと、そのあたりで合意をしてくれればと思います。
守備位置などの問題からグライシンガーほどにはちょっかいが入るとは見ていませんが、それでも今のチームからすれば手放していい選手ではありません。
ヤクルトの2年目に成績を落としましたので不安がないわけではありませんが、一塁を守っているときの動きからしてチームを引っ張っていって欲しいぐらいの存在です。
まだ若いですし、来季こそは20発を打つぐらいの活躍を期待していますので、早くいいニュースを届けてもらいたいです。

 

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仕上げの西九州 旅程篇

2012-09-23 21:47:28 | 独り言

 

今回は居候型と放浪型の折衷といった感じで、唐津に2泊、佐世保で1泊、そして大村に2泊の5泊6日です。
効率を考えれば放浪をした方がよいのは分かっていたのですが、やはり大きな荷物を持って動くのはできるだけ避けたいとの思いが強いことによる選択です。
列車やバスの利用が多かったことでそのデメリットを少しでも小さくするために始発での移動が多く、かなり寝不足な西九州でした。

初日はいつもどおりに現地入りだけで、T-CATからリムジンバスで羽田空港に向かってANAで佐賀空港までひとっ飛び、佐賀空港からは直通バスで佐賀駅まで出て終了です。
二日目はホテルで借りたレンタサイクルで5時過ぎから始動、吉野ヶ里や佐賀市街を巡った後にJRで佐賀駅から肥前鹿島駅に移動をして、そして鹿島市街を徒歩で散策をしました。
三日目はJRで佐賀駅から唐津駅に移動をして数分歩いたバスターミナルから名護屋行きのバスに乗り、名護屋では炎天下を徒歩で巡ってから唐津駅に戻り、唐津ではレンタサイクルを借りて史跡巡りをした後に佐賀に戻る途中で多久駅で途中下車をしての、これまた徒歩での多久巡りです。
佐賀に戻ってからホテルに預けた荷物を引き上げて佐世保に向かいましたが、これは翌日の平戸に行きやすい場所として選んだだけです。
そして四日目は佐世保駅から松浦鉄道でたびら平戸口駅に向かい、駅で借りたレンタサイクルでアップダウンの多い平戸を駆け巡りました。
長崎ではなく大村を根城にしたのは帰りの長崎空港が近いこと、そもそも長崎市街には興味がないことが理由です。
五日目はその大村駅から諫早駅を経由して島原鉄道で島原駅に移動をして、島原城で借りたレンタサイクルでの島原詣でです。
予定では原城跡や日野江城跡にも行きたかったのですが島原鉄道が路線を廃止していたために、今回は諦めました。
島原からの帰りに諫早駅で下車をして諫早市街をちょろっと歩き、大村に戻ってからはホテルで借りたレンタサイクルで大村氏の史跡を探索です。
最終日はJRで大村駅から長崎駅に向かってそこからタクシーで長崎港に移動をして、フェリーに揺られての福江港で五島に初めて足を踏み入れました。
帰りは大村駅まで戻ってバスターミナルから湾に浮かぶ長崎空港に、そしてANAで羽田空港、直通バスで船橋駅まで戻って今回の旅は幕を降ろしました。

この旅での自転車は二日目こそ50キロオーバーでしたが、以降はQVCマリンとの往復を考えればたいした距離は走っていません。
これはポイントが駅周辺に集まっていたところが多かったことと、そもそもレンタサイクルが無い場所が少なくなかったことが理由です。
名護屋城跡で陣跡を巡るのにもかなり歩きましたし、多久ではバスの時間が合わなかったために2時間ぐらいを歩く羽目となりました。
そんなこんなで晴天にも恵まれたこともあってすっかり小麦色で、今年の冬は風邪をひかないで乗り切れそうです。


【2012年9月 佐賀、長崎の旅】
仕上げの西九州
仕上げの西九州 旅情篇
仕上げの西九州 史跡巡り篇 佐賀の巻
仕上げの西九州 史跡巡り篇 名護屋、唐津の巻
仕上げの西九州 史跡巡り篇 平戸の巻
仕上げの西九州 史跡巡り篇 島原、大村の巻
仕上げの西九州 史跡巡り篇 五島の巻
仕上げの西九州 グルメ篇
仕上げの西九州 スイーツ篇
仕上げの西九州 おみやげ篇

 

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藤岡がハンカチ王子に並ぶ

2012-09-23 00:30:21 | 千葉ロッテ

 

退任が決まって先のことを考える必要が無いはずの岡田監督が海田、比嘉、山田、横山、三ツ俣、野中らの若手や経験の浅い選手を起用する一方で、留任報道が流れて先のことを考えなければならないはずの西村監督がいつもの面子で先発は中5日でぐるぐると回すのですから頭が痛くなってきます。
5点リードの最終回に伊藤を使わないのであれば何のために昇格をさせたのか、細心と小心とは意味が違います。
こんな繰り言を来年も言わなければならないとは球団も罪作りで、これまでチームを支えてくれたことには感謝の言葉もありませんが、やる気がないならもう手放してもらいましょう。

藤岡は5ヶ月ぶりに8回を投げての7安打3失点で、ハンカチ王子のルーキーイヤーに並ぶ6勝目を手にしました。
目的を見失ったオリックス打線が相手ではありましたが、立ち上がりから珍しくも球数が少なくコントロールもまとまってのナイスピッチングです。
ただ本人が言うように腕が振れていたとは思えず、リリースのときに声を出すなど気合いが入っていたことは手に取るように分かりましたが、しかしその気合いほどにはボールがきていなかったようにも見えましたので、これで調子が上がってくるだろうとの安心はできません。
それでもテンポ良く投げられたことで打線の援護があったとは藤岡にとって一つの契機になるでしょうし、八回の李大浩への初球のストレートはこの試合で一番のボールでしたので、あれを右打者の膝元に投げられるようになればハンカチ王子を上回ってシーズンを終えることはさして難しくはないでしょう。
何より腕を振ること、ストレートのスピードを上げることを意識しているコメントが聞かれただけでもお腹いっぱいで、意味のある112球だったと思います。

その藤岡を援護した打線は今日も東洋大の先輩である清田が口火を切り、右中間への先制アーチです。
一時期ほどの勢いは無くなってきましたが、あの方向にあれだけの打球を放てるのですからまだまだやってくれるでしょう。
見るからに痛々しいホワイトセルのタイムリーも出ましたし、あれぐらいの投手が相手であれば嵩に懸かるのはいつもどおりです。
ただ井口はヒットを打ったものの上体で当てるだけのスイングが続いていますし、満塁弾の今江もしゃくり上げているうちは安定をするとは思えず、結果ほどには内容を感じません。
それでも打てないよりは打った方がいいに決まっていますし、そうしているうちに自然と調子が戻ってくるなんてことも無いわけでもありませんので、そこにすがることにします。

今日に一番に注目をしていたのはサブローの一塁守備ですが、残念なことにあまり面白いプレーは見られませんでした。
打球は正面のゴロしかありませんでしたし、今江や根元らもかなり意識をしたのか送球はまともでしたのでグラブ捌きは確認をできず、ちょっと肩すかしです。
ただやはり急造一塁手らしく捕球は体を伸ばすことなく普通な感じでしたし、走者が出たときやヒットなどのケースでどう立ち振る舞うべきかに戸惑っているようにも見えました。
このあたりは練習と経験で補っていくしかありませんので、サブローがとにかく一塁守備を楽しんでくれることを願っています。
景色から何からこれまでとは全然に違うはずですから、新鮮さは感じてくれているはずです。
あとは慣れないことによる疲労とオーティズのようにふくらはぎなどを痛めないことに注意をして、明日はもう少しギリギリのプレーを見せてもらいましょう。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 オリックス

0 0 0 0 0 0 0 3 0 3 8 0

千葉ロッテ

1 0 2 1 4 0 0 0 X 8 11

0


◆9月22日(土) 千葉ロッテ-オリックス21回戦(オリックス12勝8敗1分、14時、QVCマリン、20,617人)
▽勝 藤岡 19試合6
勝6敗
▽敗 海田 30試合3敗
▽本塁打 清田3号(海田)、今江4号(山田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 藤岡、南昌―里崎
オリックス 海田、比嘉、山田、桑原―横山

 

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門出

2012-09-22 12:19:21 | 独り言

 

入社したときの上司が今年の11月に定年を迎えることで、いつもの懇親会が「お疲れ様でした会」に様変わりです。
もうかれこれ20年以上が経過をしましたが、これまたいつもどおりに顔を合わせるとすぐに軽口が飛び交う繋がりは貴重すぎて永久幹事としては嬉しい限りです。
すぐにお腹がいっぱいになってしまう、昨日のことよりも昔のことの方が記憶が鮮明、など年齢を感じさせるところもままありましたが、それはそれでネタになったりもします。
一次会、二次会の都合4時間は、近況交換と昔話であっという間に過ぎていきました。

しかしこれは次への門出であり、終わりではありません。
実現をするかどうかは上司次第ですが次の企画が酒の勢いで決まりましたし、当然のようにまだまだ続きます。
収入68000円、支出56180円、そして余った11820円を握りしめて、腕をぶして待っています。
以上、収支報告でした。

 

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一塁手サブロー

2012-09-22 11:12:59 | 千葉ロッテ

西村監督の契約が3年だったので来季も続投、といったニュースが流れていますが、結局のところは球団は前監督との騒動で何も学んでいなかったということなのでしょう。
その前監督とは違って焦る必要がない中での何ら展望を持たずに契約を更新しての手詰まりなわけで、昨年のコーチ人事では時間切れで手がつけられず、そして今回は契約を覆すのが難しいからといった理由が表に出てくるのですからどうにも情けなくなります。
こうなれば選手には残り13試合ではなく157試合を耐えてくれとしか言いようがありませんし、球団には鈴役のヘッドコーチの招聘を強く望みます。
この三年間の戦いを来季も続けられたらチームの復興に最低でも五年はかかりそうで、その失われた刻を取り戻すのは容易ではありません。

成瀬はいきなりの失点でどうなることかと思わせましたが、7回を3安打1失点で久しぶりの白星を手にしました。
ただいろいろと事情があってざっとしか見ていないのですが、ここのところと劇的に何かが変わったようにも思えませんのでオリックス打線が消沈をしていたこともあったのでしょう。
それでも例の気弱な発言を振り払うかのような言葉を聞けたことは喜ばしいですし、強い気持ちで残り試合を戦ってもらいたいです。
ベンチがまた妙なことをしない限りはあと2試合、14勝であれば来季に繋ぐには充分な数字ですので石にかじりついてでも達成を願います。

打線の注目点はホワイトセルの復帰と、やはり一塁手のサブローでしょう。
ホワイトセルはまだまだ快癒にはほど遠い感じがありますが、やはりいるといないとでは打線の重みが違います。
この数字であれば来季の契約は間違いないとは思いますが、それを確実なものとするためにも無茶をしない範囲で頑張ってくれればと思います。
そして公式戦ではおそらくは初であろうサブローの一塁守備はやはり動きのぎこちなさは隠せませんでしたが、とにかく守ったという事実こそが一番のポイントでしょう。
グラブは自分のものだったようですし、これで秋季キャンプから本格的に練習をさせるための道筋ができました。
ここで一押しせずに秋季キャンプへの参加免除、あるいは一過性で終わらせてしまえばこの試合が単なるお遊びとなってしまいますので、そういったことがないよう願います。
本人にとってもチームにとっても選択肢が増えることはプラスですから、来季の終盤ぐらいには「外野も守れる一塁手」にサブローがなっているよう祈りましょう。
その門出を祝うかのようなタイムリーを含むマルチヒットだと、そう思うことにします。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 オリックス

1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 4 1

千葉ロッテ

2 1 0 0 0 0 0 0 X 3 10

1


◆9月21日(金) 千葉ロッテ-オリックス20回戦(オリックス12勝7敗1分、18時、QVCマリン、12,336人)
▽勝 成瀬 25試合12
勝10敗
▽S 藪田 56試合1勝4敗25S
▽敗 マエストリ 7試合3勝3敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、益田、藪田―里崎
オリックス マエストリ、吉野、佐藤―日高

 

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さらば青島、ありがとう青島

2012-09-21 00:11:35 | 映画

 

遂に「踊る大捜査線」が15年の歴史の幕を降ろしました。
何だかんだ言いながらもリターンズとかで戻ってくるのではないかとの話も巷ではされているようですが、さすがにこれだけの主要メンバーが次に出てこられないような脚本になっていればなかなかに難しいと思われますので、それがある意味でスタッフの覚悟なのかもしれません。
自分にとっては織田裕二を贔屓にするきっかけとなった作品でかなり思い入れもありますので、そのFINALをしっかりと堪能すべく映画館に足を運んできました。

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

ポニーキャニオン

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そんな思いを差し引いたとしても、かなり面白かったです。
踊る大捜査線らしい笑いとシリアスのバランスが絶妙ですし、最初から最後までテンポ良く流れていきますので知らず知らずのうちにスクリーンに引き込まれていきます。
前作では出番があまりなかった室井が今回はかなり表に出てきますし、頬を膨らませるシーンもふんだんでファンにとってはたまらないでしょう。
スリーアミーゴスのおとぼけも健在で、真下のおどおどぶりはユースケ・サンタマリアならではです。
この作品が遺作となった小林すすむにはどうしても目がいってしまい、また大人の事情から遠ざかっていた水野美紀の久しぶりに見せた姿には感動すらしました。
嫌らしさ抜群の津嘉山正種とちょっと曲がったクールさを見せた小栗旬も、今やなくてはならない存在になっています。
そしてもちろん青島とすみれの二人にも微妙な変化があり、いろいろと今後を想像させる終わり方です。

もちろん不満が無いわけではありません。
意外性はあったもののあそこでトラックはないだろう、香取慎吾はミスキャスト、ちょっとビールネタを引っ張りすぎでもありました。
真矢みきはどうでもいいですが筧利夫がちょい役だったのがもったいなく、もっと絡ませて欲しかったです。
そして何より例によって番宣がかなり嫌らしく、あれを見てストーリーを想像してこの映画に入ると別の作品を観た気分になるでしょう。
同じシーンをあれだけミスリードする番宣はこれまで見たことはなく、いくら何でも酷すぎです。
あとは個人的な嗜好として前売り券がムビチケに変わったのが味気なく、それはそれで事前に座席指定ができるようになったのでかなり便利にはなったのですが、これからはこれが主流になっていくのだと思うとどうにも気持ちが萎えていきます。
それはさておき最初からほぼ種明かしをした上で背景を辿っていくという手法は目新しいものではありませんが、そこに至る伏線がここそこに仕込まれていますので、これはBlu-rayが発売となって隅々までチェックができるようになる日が一日でも早く来ることを願わずにはいられません。
さらば青島、また会う日まで、と言えないところが寂しくもありますが、とにもかくにも最後はありがとうの言葉で締めたいと思います。


2012年9月20日 鑑賞  ★★★★★(5点)

 

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