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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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コバマサ炎上で首位陥落

2007-06-30 21:24:59 | 千葉ロッテ

昨日首痛から復帰したばかりのTSUYOSHIが今度は自打球を当てたそうで、残念ながら欠場となりました。
足首の捻挫をしているらしい福浦もスタメン落ちし、これでレギュラーの4人を欠く非常事態です。
そして昨日のサヨナラ負けを引きずるかのような初回のいきなりの被弾、イヤなムードで試合は始まりました。

小林宏は苦手なビジターではありましたが、まずまずの投球を見せてくれました。
落ちすぎるほど落ちるフォークが何度もバウンドするなど荒れ模様ではありましたが、それが適度にボールが散る結果になり、そして彼の生命線である制球力で要所は締め、きっちりと試合を作りました。
2失点とは言っても2点目は完全にアウトの内野ゴロをミスジャッジで生かした上に、盗塁の送球を里崎が悪送球をした上の失点ですから、実質的には6回1失点で合格点です。
腿を痛めたらしく治療して7回のマウンドに登りましたが、連打を浴びた上にエラーで無死ニ三塁のピンチを迎えて降板しましたので、次の登板を無事にしてくれるかが心配です。

そんなピンチを見事に荻野が抑えました。
左打者を迎えた場面でしたので、藤田はないにしても高木を起用するかと思っていましたが、バレンタイン監督らしからぬ左に右をぶつけるという起用が成功しました。
それだけベンチの信頼感が上がった証左であり、これでYOK誕生と言っていいのではないでしょうか。
やはり右打者は打ちづらそうで、松田が呆然と見送った球が荻野の真骨頂でしょう。
中継ぎで地味ではありますが、リーグでも屈指の活躍をしているルーキーだと思います。

欠場したTSUYOSHIと福浦の代わりは、何とサードで1番の田中雅と3番の竹原でした。
田中雅はプロ初打点となるスクイズを決めるも早川のヒットを無駄にする判断ミスの走塁をやらかし、竹原は無安打でバレンタインマジック炸裂とはいきませんでした。
右のガトームソンが予告先発で大松起用が予想される中での竹原の起用でしたから、大松の今のチーム内でのポジションがわかるような気がします。
その竹原の代打で出てきた大松が久しぶりのヒットを放ちましたので、梅雨時で開幕から出場し続けている選手たちに疲れが出始める中でアピールできたのではないでしょうか。
オープン戦から大砲として期待されてきた大松ですし、彼の存在が平下の放出の1つの前提にあるはずですので、何とか浮上してくれることを願っています。

引退勧告した堀が彼らしい右におっつける打撃を見せ、渡辺正がようやく身長並みの打率に到達するなど、今日は下位打線が頑張って試合を有利に進めていきました。
荻野の快投もあって余裕の勝利、といきたいところでしたが、荻野の後を継いだ藪田が3連打を浴びて1点差に迫られ、またしてもイヤな雰囲気が頭をもたげました。
しかし藪田はここから踏ん張って二者連続三振、センターへのヒット性の強い当たりには早川がヘッドスライディングのスーパーキャッチで同点・逆転のピンチを切り抜けました。
キャッチの時にグラブをしている左手をイヤな角度でグラウンドにつきましたので、そう松井が骨折した時のような感じに近い角度でしたのでヒヤッとしましたが、次の打席で普通にヒットを放ちましたので無事だったようでホッとしました。
打撃だけでなく守備でも魅せてくれる早川、本当にチームにとってなくてはならない存在です。

そして最後はお馴染みの、コバマサ劇場が開演します。
あっさりと先頭打者にヒットを許し、連打で1点差に詰め寄られます。
さらにキャッチャーのバックアップを怠ってバッターランナーのサード進塁を許すという絶体絶命のピンチを僅か数分でお膳立てします。
このピンチを今の小林雅が抑えられるわけもなく、青野のファインプレーも虚しく、あっさりと同点打を許します。
いつも通りコントロールが悪すぎで、簡単に真ん中に投げ込みます。
チームメイトが苦しみながら積み上げてきたものをあっさりとぶち壊す小林雅、鉄皮面がいったいどんな心境なのかはらわたをかっさばいて見てやりたいです。
高木と小宮山が尻ぬぐいをして2試合連続のサヨナラ負けは免れましたが、負け試合同然での首位陥落は今の打撃陣と抑えでは仕方がない結末と言えます。
小林雅が出てこなくてもいい展開に持ち込む、もう勝つにはそれしかありません。
苦しい展開を何とか凌いできた展開だっただけに、非常にむかつく今日の試合でした。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
千葉ロッテ 0 4 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 6 12 3
ソフトバンク 1 0 0 0 0 1 0 2 2 0 0 0 6 15 0

◆6月30日(土) ソフトバンク-千葉ロッテ11回戦(ロッテ5勝4敗2分、18時1分、ヤフードーム、34,640人)

▽本塁打 川崎1号(小林宏)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏、荻野、薮田、小林雅、高木、小宮山―里崎
ソフトバンク ガトームソン、柳瀬、ニコースキー、水田、篠原、スタンドリッジ、馬原―高谷、山崎

 

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元親Tシャツ

2007-06-30 12:48:06 | 日本史

週刊アスキーに(なぜか)戦国グッズショップの紹介記事があったので、早速webでチェックをしました。
すると長宗我部フリークの私にはたまらない、元親Tシャツを発見!

長宗我部元親Tシャツ (戦国SHOP しょうぶ屋)

正直なところ、デザイン的にも価格的にもイマイチです。
せっかくなら一領具足をデザインして欲しかったという気がしますが、こういったグッズが売っていること自体が涙ものですので、しょうぶ屋さんには頑張ってくれればと思います。
もう少し小物系を増やして欲しいのと、東京にも支店を・・・無理ですかね。
やはり手にとって見たというニーズがありますので、ちょっと彦根は遠いです。

とりあえずは、元親手ぬぐいを希望!

 


緊急事態発生

2007-06-29 23:02:27 | 千葉ロッテ

昨日の2軍の試合のスコアテーブルを見て、唖然としました。

セカンド定岡!

新里がサードを守り始めたのは知っていましたが、まさか定岡がセカンドを守ることになるほど野手不足に陥っているとは思っていませんでした。
春先に見た定岡の体つきはセカンドはおろかファーストですら厳しいと思えるものでしたので、劇的に体が絞れていない限りは人手不足で仕方がなくの起用であることは明かです。

だいたい、今のロッテの陣容は投手が多すぎます。
私はチーム構成として、投手は全体の4割ぐらいが適正人数だと考えています。
これは、一軍登録枠28名の中で11~12名の投手が登録されることを根拠としています。
しかし今のロッテは支配下選手67名のうち投手は35名で、5割以上を投手が占めています。
他球団がどうかは面倒なので調べていませんが、おそらく今のロッテの状況はかなり異常なはずです。

今、2軍で試合に出られる野手は以下の通りです。

捕手:金澤、青松、新里
内野手:塀内、細谷、藤井、早坂、定岡
外野手:神戸、佐藤、角中、南

大塚は再び雲隠れしてしまいましたので、何とか試合ができるといったレベルの人数しかいません。
最近の神戸はもっぱら一塁を守っていますので、外野手に至ってはギリギリです。
この状況では定岡がセカンドを守らざるをえないのも頷けます。

もちろん多くの故障者が出た事による影響もあるのですが、やはり要員構成を失敗した結果であることは間違いないと思います。
しかし平下と吉井を交換するなど、是正の動きは見えません。
今年のドラフトやトライアウトで野手を大量に補強しなければ、来年はフューチャーズに選手を供出するどころか自チームの試合すらおぼつかなくなるかもしれません。
野手を大量補強するためには70人枠の関係から投手を大量に解雇する必要がありますので、山崎や龍太郎はもちろんのこと、黒木や田中良もかなり怪しく、場合によっては浅間や三島も厳しいかもしれません。

ひとつだけ今の状況の利点を見いだすとすれば、角中が試合に出ることで力をつけてきているように思えることぐらいでしょうか。
四国ILリーグでも際だった成績を残していなかった角中がドラフトで指名されたのはその素質に期待が寄せられたからでしょうが、試合で経験を積むことで素質が見事に開花しつつあるようです。
今の1軍の外野布陣を考えると今年は2軍でみっちりと鍛えることが正解でしょうが、今の自分の力を試すために1軍で数試合でも経験をさせてみたい選手になってきたようです。

来週は千葉マリンで親子ゲームがあるようですので、成長した角中を見に行ってみようと思います。

 

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俊介は痛恨の一発に沈む

2007-06-29 21:13:48 | 千葉ロッテ

今日は渡辺俊と杉内の、見事な投手戦でした。
大事な一戦を落としたことは残念ですが、今日ばかりは投手も打者も責められません。

ぎっくり腰だかの症状は良くなったのでしょうかね、渡辺俊は。
今日はいつもの制球力が戻り、何より抜いた球が素晴らしく有効でした。
打者がスイングの軌道を途中で止めて、といったタイミングが外れてしまうような投球を終始できていて、内容的には今季のベストピッチングだったかもしれません。
サヨナラアーチも捉えられたという感じではありませんでしたし、交通事故と思うしかないでしょう。

また打撃陣も杉内を攻略できませんでしたが、右打者の膝元への変化球の制球力が抜群でしたので、これまた仕方がないと思います。
数少ないチャンスも活かすことができなかった消化不良気味な展開ではありましたが、悔しいですが杉内が天晴れだったとしか言いようがありません。
ベニーも出場し、TSUYOSHIも戻ってきましたので、戦闘準備が整ったことをプラスと考えるようにします。

そう言えば放送の中で、今江がそろそろ2軍の試合に出られるようなことを言っていました。
確か全治6週間だったはずで、怪我が治っても鈍った体の調整期間も必要ですし、いくら何でも早すぎるのではないかと危惧しています。
本人は怪我人続出のチーム状況に責任を感じて無理をしてしまうかもしれず、しかしそれを止めるのが首脳陣の役割のはず、これからのロッテを支えていってもらわなければならない将来ある今江に絶対に無理をさせないようにして欲しいです。

同じく骨折でリタイアした久保の代わりに昇格したのは中継ぎの松本、吉井を先発で使うというのは本気みたいですね。
左のサイドという特異な松本には期待しているのですが、オープン戦からの制球難を克服できていないようですし、意味合い的には藤田がどうにもなりそうにないので松本がどのぐらいかを試してみよう、という程度ではないかと思います。
左打者にはかなり脅威のはずなので、何かを掴んでくれればと思います。

さて、明日は小林宏ですが、内弁慶の小林宏の投球内容よりも、なぜ成瀬が飛ばされたのかに不安を感じている自分がここにいます。
これだけ怪我人が続出すると、考えがネガティブになってしまいますね・・・困ったものです。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1
ソフトバンク 0 0 0 0 0 0 0 0 1X 1 6 0


◆6月29日(金) ソフトバンク-千葉ロッテ10回戦(ロッテ5勝4敗1分、18時1分、ヤフードーム、34,989人)
▽勝 杉内 15試合10勝2敗
▽敗 渡辺俊 12試合6勝3敗
▽本塁打 柴原6号(渡辺俊)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊―里崎
ソフトバンク 杉内―高谷

 

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鹿児島キャンプ撤退へ

2007-06-28 23:54:17 | 千葉ロッテ

ロッテの来春のキャンプは、石垣島で行うことに決まったそうです。

ロッテが石垣島でキャンプ 鹿児島も継続検討 (6/28 共同通信)

プロ野球千葉ロッテ・マリーンズの瀬戸山隆三球団社長と沖縄県石垣市の大浜長照市長は28日、石垣市内のホテルで記者会見し、ロッテが来年2月1日から約3週間予定している1軍春季1次キャンプを石垣島で行うと発表した。
同市は今後、開催場所となる石垣市営球場の改修を行う。
ロッテは2006年から1次キャンプをオーストラリアのジーロングで、2次キャンプを鹿児島市で実施していた。
鹿児島市の2次キャンプは来年も5日間程度行う方向で検討している。
昨年秋、石垣市にある八重山商工高の元エース大嶺祐太投手の入団交渉で瀬戸山社長やバレンタイン監督が石垣市を訪れた際、球場などを見学。
その後、石垣市は施設充実を図るとしてキャンプ誘致をロッテ側に働き掛けていた。
瀬戸山社長は「オーストラリアへの移動時間や気候、安全管理上の理由などで国内実施の意向があった。石垣市の全面的な支援の約束を受け、市民にプロ野球を見せたいという熱い気持ちに応えた」と説明。
大浜市長は「大嶺選手の入団で誘致を真剣に考えた。球団の配慮に心からお礼したい。市民とともに歓迎し、応援したい」と語った。

大嶺の入団で石垣島が大攻勢をかけ、ジーロングも環境面でアピール、鹿児島は苦戦との報道はありましたが、バレンタイン監督の好みでジーロングの継続だと思っていました。
ロッテと言えば鹿児島キャンプで、あの福留も子供の頃に見に行ったという永年のキャンプ地を見直すわけですから、いろいろと検討したのでしょう。

小坂がルーキーの年に鹿児島キャンプを見に行ったのですが、確かに各拠点がちょっと離れた場所にあったりして不便だった記憶があります。
施設面での要望に鹿児島市が応えられないとの報道もあり、サブグラウンドを増設するとの話しもあったジーロングが有利だったはずですが、ハエが異常に多いという環境面や費用の問題もあったのでしょう。

キャンプを継続して欲しいなら球場に広告を、との脅しに屈して広告掲載をした鹿児島市は、今後どうするのでしょうか。
経済的にマイナスなのは明かで、市長や議会が突き上げをくって、奪回を目指して施設投資をするのでしょうか。
5日間ほどは継続するとの話しもあるので、それに甘んじるのでしょうか。

来年あたり、久しぶりにキャンプを見に行こうと思っていたので、今後の展開が気になります。

 


吉井を獲得してどうするのか

2007-06-28 22:46:36 | 千葉ロッテ

平下はトレード要員ではないかということは、先日こちらでも書きました。
その時は、不足している第三捕手として広島の木村とのトレードはどうかと提案しました。
ですから居場所がなくなりつつあった平下がトレードとなったこと自体には驚きませんが、相手が吉井というのには驚きました。

先発ローテーションがしばらく空いてしまうので・・・?

球団公式ホームページに掲載された、バレンタイン監督のコメントです。
吉井は先発に固執していて、中継ぎ降格を意図しているコリンズ監督と対立していると報道されましたから、先発要員として起用することを前提としているような内容のコメントです。
ローテーションがしばらく空くというコメントに、小野は昨日の調整登板の内容を評価されなかったのだろうか、あるいは前回の登板で129球投げた成瀬が故障したのだろうか、それとも交流戦最終戦で打球を左手に当てた久保が骨折でもしたのだろうか、といろいろと想像していましたが、どうやら久保が左手第5中手骨骨折で全治6週間ということのようです。
同じく何度もこちらで書きましたが、今年のロッテは呪われているとしか思えないぐらい故障者が続出しており、マジでお祓いに行った方がよいと思います。

久保のリタイアで開幕から6人で回していたローテーションに穴が空くわけで、誰かを抜擢しなければならないのはわかりますが、それが吉井なのでしょうか。
大嶺はローテーションで回すほど体力も技術もまだまだ成長過程なので無理をさせたくはありませんし、その他の2軍投手も壊滅に近いので候補者が少ないというのも事実ではありますが、それでも吉井なのでしょうか。
黒木にチャンスを与えて欲しいとも思いますし、同じく先発に固執しているが自分を殺して中継ぎに徹しているらしい小宮山が不満を持ちそうな気がしますし、将来の事を考えたら手嶌や古谷を試した方がチームのためになると考えます。
中継ぎとしてならまだしも、先発として起用するための吉井獲得は納得できないというのが正直なところです。
まさか早川が大活躍しているからおまけしたというわけでもないでしょうが、オリックスでも最近出番のない香月や山口や阿部健か、あるいは意表をついて地元の長田は獲れなかったのでしょうか。
それとも、どうしても吉井が欲しくて指名したということなのでしょうか。

平下の放出自体は、早川の活躍と竹原や大松の1軍定着により出番が減ってきましたので、本人にとってもプラスでしょうから強くは反対しません。
だからこそ前述のトレードを提案したわけですが、それもチームにとっての補強ポイントを埋めることを前提としています。
渡辺正や塀内や根元が控えになるような内野陣は飽和状態だと思っていたはずが、次々と故障者が続出して一気に手薄になったのと同じで、吉井を獲るために平下を放出するほど外野手は質・量とも足りているとは思えません。
今年もロッテが吉井をボコボコにした試合を目にしているだけに、どう考えても期待できないと思うのは私だけではないはずです。

なんであんないい投手を出したんだ?

また宮内オーナーが悔しがるような活躍を吉井がしてくれることを願うばかりです。

 

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調整登板の結果はいかに

2007-06-28 02:22:18 | 千葉ロッテ

今日のイースタンで小野と藤田が調整登板したようです。
今年はホームページに2軍の試合のスコアテーブルが掲載されなくなったので細かい内容はわかりませんが、試合はスコアレスの引き分けでしたので少なくとも両投手とも失点しなかったことだけは確かです。

延長11回で小野-藤田-神田-松本-黒木-内の投手リレーですから、小野が6イニングで藤田が1イニングというところでしょうか。
打撃スコアテーブルだけが掲載されている楽天の球団ホームページの情報からすると、もし前述の想定が正しければ小野は被安打3で藤田は被安打1になります。

まあ、結果は明日のスポーツ新聞を見ればわかるので夢想はここまでにして、注目すべきは開催された球場です。

フルキャストスタジアム宮城!

そう、わざわざ仙台まで遠征しての調整登板だったわけです。
ちまちまと千葉近辺で調整しているのではなく、小野や藤田を遠征させてまで登板させたことで、彼らの不振の度合いと、さすがにバレンタイン監督も現実から目を背けることができなくなったということがわかります。

もっとも小野の場合は登板間隔が空くことによる本当の調整の意味合いもあるのでしょうが、藤田は生き残りをかけた登板だったはずです。
無失点であっても内容のある投球だったのか、2軍の試合だけに評論の情報は入ってこないでしょうが、交流戦明けのソフトバンク戦で何事もなかったかのようにベンチ入りをするのか、注目です。

 


オーティズ獲得

2007-06-25 22:57:39 | 千葉ロッテ

新外国人選手として、オリックスに在籍したこともあるホセ・オーティズを獲得しました。
とりあえず補強に走っていたことが分かったのは朗報ですが、何だかピントがずれていると思ったのは私だけでしょうか。

必要なのは中継ぎ投手、特に左腕じゃないんですか?

藤田があんな感じですから、絶対的に不足しているのは中継ぎ左腕なはずです。
ようやく行方がわかった呉も完調ではなく、しかも自分のペースで調整するなどと言っていますし、昨年台頭しかけた古谷や木興が枕を並べて討死している現状では、外国人投手に頼るしかないはずです。
何でもオーティズの補強は、故障者が多い内野手の現状から補強のリクエストがあったとのことですが、それでは投手補強のリクエストはなかったということでしょうか。

確かにTSUYOSHI、今江、ズレータとレギュラーが3人も欠けている内野スタッフですから、内野手の補強についてはウェルカムです。
ただ、オーティズは確かにオリックス時代に2年間で57本のアーチを放ちましたが、守備がザルだったはずです。
1年目はセカンドを守っていましたが全く役に立たず、2年目はファーストを守っていたような記憶があります。
オーティズがせめて守備が普通でセカンドを守れるのであれば、右打者ということもあり最高の補強であると言えなくもありませんが、セカンド失格の烙印を押された選手をどこで使う気なのでしょうか。

こんな私の嘆きをよそに、オーティズが華麗なる守備とアーチ連発などという夢のような活躍を見せてくれればいいのですが、拙守で投手が嘆くことにならないことを切に願います。

 


満身創痍

2007-06-25 22:37:39 | 千葉ロッテ

交流戦の最終戦はスカッと勝って終わりたかったのですが、今日の天候と同じようにはっきりとしないイヤな感じで締めくくることになりました。
リーグ戦再開までの3日間でどうチームを立て直せるのか、正念場です。

心配していたベニーが今日は欠場、左腕先発にワトソンをスタメンで起用しなければならないほど苦しい状況に追い込まれました。
8回のチャンスの時にヘルメットを被って代打として出てくる素振りを見せたので、即抹消の様な状態ではないようですが、いずれにせよ万全でないことは確かなようです。
昨年まで打ち込んでいた工藤に対して終盤まで完全に抑え込まれ、堀や渡辺正をスタメンとして起用しなければならない左腕先発の試合は今後も苦しみそうで、今やチームは満身創痍の状態です。

そんな中で数少ないチャンスに2度も凡退した堀は、ちょっと厳しいですね。
唯一の生え抜きオリオンズ戦士、小宮山は1度リタイアしましたので、そんな堀には2000本安打を目指してベテランの技を活かして欲しいのですが、ここ数試合の打撃を見ていると振りの鈍さがどうしても目に付きます。
たいして切れのある球でもないのに差し込まれて打ち上げることが多く、シャープに振り抜くことも、堀らしく右におっつけることも出来ません。
年齢からして衰えは仕方がないことですし、ファンとしては悲しいのですが、今年の秋には引退試合を見ることになりそうです。

堀の衰えによる人材不足のセカンドという意味では、代打で四球を選んだ田中雅がよくボールを見極めていましたので、守備の問題がありつつもスタメンで使ってみて欲しい選手だと思いました。

あとは気になるのが福浦、開きが早くなっているような気がします。
元々ローボールヒッターではあるのですが、外角高めの球にタイミングが全然合っていません。
彼もまた足首かどこかを故障しているらしいのですが、一時期の勢いがなくなってきました。

久保が先発してくれたので、ひとまず故障の不安は拭えましたが、今日は何だかリズムが悪かったような気がします。
なんだかマウンドでそわそわしているという感じで、ちょっと間が空きすぎたのかもしれません。
しかし久保が健在なら、なぜスライドで2試合も飛ばしたのか意味がわかりません。
素直にスライドさせればというのは結果論ですが、普段やりつけないことをやっても上手くいかないという典型的なケースのような気がします。

今日は雨天中止の振替日で指定席が半額だったので、思い切ってSS席で観戦しました。
試合は負けたのですが、天候のせいかSS席も空席が目立ったのでホームベース真後ろで観戦できたのはラッキーでした。
あの展開で荻野を投入するバレンタイン監督の頭の中はやっぱり魑魅魍魎の住む世界のようですが、私的には生で荻野の投球を真後ろで見ることができたのは良かったです。
結論から言いますと、意外と荻野の球の出所が見づらいことに気がつきました。
左肩をぐっと上に突き出すようにしてから右腕が出てくるので、特に右打者から見るといきなりボールが出てくるように見えます。
さほどスピードのないストレートに打者が戸惑ったかのように見送る理由がわかったような気がします。

負け試合に若手投手は使わないんじゃなかったでしたっけ?

試合を諦めないことは結構ですが、終盤4点差で荻野を連投させる理由がわかりませんし、藪田の投入も然りです。
川崎を里崎がマウンドから引きずり下ろしたのが気になりますし、元々バレンタイン監督の選手起用には不信感を持っているのですが、今日はさらにその思いを強くしました。

まあ負けてしまったものは仕方がないので、明日からの3日間は野球を忘れるぐらいのリフレッシュをしてくれればと思います。
間違ってもハードな練習に汗を流す、なんてことはしないでください。
今のロッテの選手に必要なのは、間違いなく心身ともの休養です。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
横浜 0 1 3 0 0 0 0 0 0 4 12 0
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2 8 0


◆6月25日(月) 千葉ロッテ-横浜4回戦(2勝2敗、18時15分、千葉、12,115人)
▽勝 工藤 9試合2勝4敗
▽S クルーン 20試合1勝16S
▽敗 久保 11試合6勝4敗
▽本塁打 金城6号(久保)

▽バッテリー
千葉ロッテ 久保、川崎、荻野、薮田―里崎
横浜 工藤、木塚、クルーン―相川

 

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大嶺復活

2007-06-24 22:22:36 | 千葉ロッテ

ここ1ヶ月ほど2軍での登板がなく故障が噂された大嶺が、久々に先発しました。
5回をノーヒットに抑えながらも四球を5つも出したようで内容的にはイマイチっぽい感じがしますが、とにかく投げてくれたことで多くのロッテファンを安堵させてくれました。
試合は神田が打ち込まれて逆転負けしましたが、数少ない2軍の期待の星の大嶺が復活しただけでも、今日の試合には意味があったと思います。

怪我と言えば、手術が成功したと報道されたズレータの続報がありません。
ズレータの陰に隠れるように帰国した呉の行方も定かでありません。
期待の新戦力の情報がないのはとても不安で、いい話であっても悪い話であっても、球団には密に情報を流して欲しいと思います。
と言いますか、ベニーが調子を上げてきたので野手は置いておくにしても、藤田があんな感じなら新外国人投手を補強してもよさそうなものですが、お金のかかる補強には積極的でないフロントの意向がかいま見えてしまいます。

さて、小野と久保の具合にもよりますが、またぞろ大嶺の昇格待望論が浮上してきそうです。
ここ1ヶ月のお休みの理由が何かわからないので微妙ではありますが、やはりイヤな梅雨を乗り切ったオールスター明けぐらいに再昇格するのが早いペースで、焦らずじっくりと秋口まで待つ方が将来的にはよいのかもしれません。
田中は別格としても、オープン戦で田中以上とも言われた増渕も失速中ですので、急がば回れ、と古賀2軍監督は考えているような気がします。
いずれにせよ次に昇格する時には、2度と降格することがないぐらいの自信たっぷりの大嶺を見てみたいものです。

 

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荻野プロ初勝利

2007-06-24 17:39:41 | 千葉ロッテ

4連敗中で8回までリードされているというイヤな展開の中で、まるで昨年のリプレイを見るかのような雨中の逆転アーチを放った里崎が、文句なく今日のMVPでしょう。
昨年は藤井から豪雨の中で弾丸ライナー、今年はシコースキーから小雨の中で高々と打ち上げたグランドスラムです。
見事すぎると言っていいほどの逆転劇ですので、少しは流れが変わってくれるのではないでしょうか。

とは言え、正直なところ里崎を5番に置くのには疑問を持っています。
割と狙い球を絞って決め打ちするタイプだけに、当たり外れが大きく、三振数の多さがそれを物語っています。
いわゆる「意外性の打者」ですし、あれこれと口うるさいことを言うと彼の持ち味も半減するでしょうから、チャンスが多くあるクリーンアップではなく、6番か7番あたりで使えればチームにとっても本人にとってもプラスになると思います。
ズレータを欠く今の打線ではそれも望むべくもありませんが、ズレータ復帰後は下位で伸び伸びと好き勝手に打たせてみたいです。
何にせよ、今日の満塁アーチは里崎らしい高い弾道が見事でした。

今日の清水は勝ち星こそつきませんでしたが、私は80点をあげていいと思います。
テレビのスピードガンは眉唾の146キロまで出ていましたが、そうでなくてもストレートに今日は伸びがあったように見えました。
そのせいか里崎のリードもストレート中心で、今日もストライクとボールがはっきりしていながらも、抜けて高めに浮く球が少なかったのが良い結果に繋がりました。
バウンドする球が多かっただけに、本人がボールを低めに集める重要性を強く意識した結果だと思います。
相変わらず被安打が多く、よって投球数がどうしても多くなり長いイニングを投げられなくなるのが現状なだけに、スタミナを終盤まで持続することができる体力をつけることが今後の課題でしょう。

その清水を継いだ高木が塁を埋めたピンチに登板した荻野が、わずか1打者を抑えただけではありますがプロ初勝利をあげました。
当初は数多い変化球のどれを中心に組み立てるか決めかねたままでの投球に、打者に粘られた挙げ句に痛打されるケースが目立ったのですが、場数を踏むことで自分の持ち味を引き出してきた感じですね。
さほどスピードのないストレートを多用するようになったのは意外でしたが、それもカーブとカットボール系の球が活きているからでしょう。
防御率も0点台ですし、このまま藪田の後継としてシーズンを順調に乗り切ってくれることを願っています。

小林雅は・・・まあ、あんなものだと思います。
かえって3者凡退でピシャリと抑えられた方が気持ち悪かったりします。
と言いますか、青木が凄すぎるというのが正しいのでしょうね。
あの小さな体でパンチ力もありますし、広角に放つ安打製造機には驚くばかりです。
こんな打者が鳥谷に隠れてドラフト4位ですから、やはりスカウトは見た目の華やかさだけではなく素材の確かさに気を配らなければならない難しい職業ですね。

野手では早川がさりげなく猛打賞、好調をキープしています。
今年からスイッチを復活させたとのことで、シーズン当初はぎこちなかった右打席でのバッティングがだんだん板に付いてきた感じです。
そう、最初は全くボールに当たる感じがしなかったボーリックの右打席、と言えば古いロッテファンにはわかりやすいかもしれません。
TSUYOSHIが欠場している中で核弾頭を任せられるのは早川しかいませんので、今の活躍に満足することなく貪欲に上を目指して欲しいものです。

大松が復帰して足元が揺らいできた竹原が、代打できっちりとヒットを放ったことが逆転劇に繋がりましたので、本人も一安心でしょう。
ただ大塚が2軍で試合に出始めたので油断すると軽く入れ替えさせられてしまうでしょうから、左腕の時にはきっちりと結果をだす必要があり、今後も精進していく必要があります。
逆に竹原以上に期待されていると言うか、バレンタインの愛人候補である大松も、今日は出番をワトソンに奪われてしまっただけに確実性を増す打撃がどうしても求められます。
ワトソンも守備のことさえ考えなければ使える外野手ですので、2軍の層の薄さはさておき、1軍の外野手の争いは激化しそうでいい傾向です。

今日は真っ当に考えれば久保の先発が妥当でしたので、昨日のスライドは怪我が原因ではないかと心配しているファンも多いでしょう。
横浜との相性から成瀬を明日持ってくる可能性もあり、ここまで間が空くのであればいっそのこと次のソフトバンク戦まで久保を温存するというのも手かもしれません。
それもこれも、久保が怪我でないという前提での話で、小野も抹消になった現時点での久保の怪我はあまり考えたくない話です。
明日は何とか天気が回復するようですので、交流戦最終戦を成瀬でも久保でもどちらでもいいので、きっちりと勝って終わってくれることを願っています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 1 0 0 0 0 4 1 6 8 0
ヤクルト 0 0 0 1 2 0 0 0 1 4 9 3


◆6月24日(日) ヤクルト-千葉ロッテ4回戦(2勝2敗、14時、神宮、19,434人)
▽勝 荻野 22試合1勝1敗
▽S 小林雅 26試合1勝2敗15S
▽敗 石井一 15試合5勝6敗
▽本塁打 ガイエル16号(清水)、里崎5号(シコースキー)、ワトソン3号(遠藤)、青木11号(小林雅)

▽バッテリー
千葉ロッテ 清水、高木、荻野、薮田、小林雅―里崎
ヤクルト 石井一、シコースキー、遠藤、高井―米野、福川

 

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大型連敗の幕開けか

2007-06-23 17:42:29 | 千葉ロッテ

今日の大敗で、大型連敗の幕開けではないかと恐怖しているロッテファンも多いと思います。
怪我人続出、投手は信頼を裏切る失点の連続、野手は拙守の嵐、ここ数試合続いている負の連鎖を断ち切れる気配が見えず、私も心配している1人です。

今日は珍しくスライドの久保ではなく、小林宏を起用したことが結果的に失敗でした。
ロッテ投手陣が陥っている、魅入られたように真ん中に投げ込む症候群にずっぽりとはまってしまいました。
どのみち今日でなくても明日先発したでしょうからビジター問題は語っても仕方がありませんが、まるで久保の打たれ出したら止まらない病を見ているかのような初回の投球でした。
その後、出てくる投手もつるべ打ちされて、20失点の大敗は逆にさばさばして後腐れがないような気がしなくもありませんが、如何せん内容が悪すぎることが今のチーム状態を表しています。
味方がエラーをしたら踏ん張れない小宮山は面目躍如でしたし、前に無失点に抑えたのはいつ?の藤田は今日も背信の投球でした。
しかし藤田はもうどうにもなりませんね。
これだけ打たれても1軍にいられる左腕スタッフにも困ったものですが、今日も渋く抑えた高木や、右でも2軍で調整中の神田あたりの方が抑えられる気がします。
さすがにここまで打たれ続ければ、いくらバレンタイン監督といえども降格させるでしょうし、むしろ本人から申し出るべきです。
まさか連続救援登板記録達成まで投げ続けさせて、それを花道に引退なんてバカなことを考えいるわけでもないでしょうから、明日の登録抹消に藤田の名前があることを期待していますし、もし名前がなければバレンタイン監督の思考(あるいは嗜好)が硬直したという意味で今年は終わったとさえ言える気がします。

攻撃ではベニーが無事に出場してホームランを放ったこと、大松が復帰したこと、根元が1番の重責を果たせたことがプラス要素でしょうか。
ただ、土のグラウンドということもありますが、やはり根元はセカンドの選手であることが今日の試合ではっきりしたことをプラスと考えるには、TSUYOSHIの穴が大きすぎます。
早坂の肩がわからないので難しいところですが、根元と早坂を入れ替えてみるものよいかもしれません。
しかし小坂といい、加藤といい、確かにその時点では余剰戦力になりかけていたし、本人にとってはチャンスの移籍であったでしょうが、怪我や不調の選手が続出した今から考えるともったいない金銭トレードでした。

まあ、これだけ投手が打ち込まれて、攻撃でも数少ないチャンスに主力が簡単に打ち上げているようでは勝てるはずもなく、この調子だとリーグ首位の座もあっさりと明け渡すことになりそうです。
小野が抹消になってローテーションの再編も必要となりますし、調子がいい時にはなかなかできないチーム再編を大胆にやれるチャンスと考えることにします。
野手は怪我人が多くてなかなか入れ替える選手もいませんので、ここは藤田のみならず小宮山も抹消して、先発・手嶌と中継ぎ・神田を昇格させることをお奨めします。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 1 0 0 0 0 0 2 0 3 8 3
ヤクルト 4 0 0 2 4 1 0 6 X 17 20 0


◆6月23日(土) ヤクルト-千葉ロッテ3回戦(ヤクルト2勝1敗、14時、神宮、23,152人)
▽勝 グライシンガー 13試合8勝2敗
▽敗 小林宏 12試合8勝2敗
▽本塁打 ガイエル15号(小林宏)、ベニー8号(グライシンガー)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏、小宮山、高木、藤田、荻野―里崎
ヤクルト グライシンガー、高市―福川

 

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幕張は今日も雨だった

2007-06-22 23:10:52 | 千葉ロッテ

先日中止になった横浜戦の振替日であった今日も、残念ながら雨で再度中止となりました。
日程が詰まっていること、次の振替日である来週月曜日の天気予報も悪いことから決行するのではと思っていましたが、朝からの雨でしたのでグラウンドコンディションが厳しかったのでしょう。
先日の広島戦の雨の方がよっぽど酷かったと思いますが、まあ仕方がないですね。

今までの傾向からすると、久保がスライドで明日は先発するということになるのでしょう。
交流戦単独トップの12勝目をあげて、イヤな流れを断ち切ってくれることを願っています。

さて、長い間ロッテファンをやっていると、いろいろと読めてしまって興ざめすることが多々あります。
先日、電撃的に話題となった四国ILの球団を買収するという件も、おそらくロッテフロントが動かないのではと懸念しましたが、その通りとなりました。
余りに反響、どちらかと言えば反発の方が大きかったために、堅実に話を進めるために一旦は後退する姿勢を見せたと思いたいのですが、過去の前科から考えると親会社から何かを言われて慌てて否定に走ったという方が実情に近いと思います。
そのあたりのネゴを取らずにマスコミに大風呂敷を広げるバレンタイン監督もどうかと思いますが、現場とフロントの意思疎通がきちんと取れていなかったことだけが世間に明らかになり、あらゆる意味でマイナスなイメージが残ってしまった感があります。

とは言え、方向性としては革新的なものですし、四国ILリーグにとっては前向きな球団というイメージを植え付けることはできたと思いますので、昨年の角中獲得のこともありますからプラスの側面もあったのではないかとも考えます。
今後何らかの動きがあった場合でも、先鞭をつけたロッテにアドバンテージがあると思われますので、水面下で今後も動きを続けていって欲しいものです。

さて、明日の注目は何と言ってもベニーが復帰できるかどうかだと思います。
明日のレフトに代田あたりが起用されるようだと苦戦は免れず、昨年同様に交流戦終盤からの連敗で優勝戦線から脱落するという轍を踏みかねません。
かと言って無理して長引かせるのも困りますし、ファンとしては悩ましいところです。

 


負の連鎖

2007-06-20 22:17:04 | 千葉ロッテ

何だかこういった試合展開になると、気持ちが萎えてきます。
ただ負けるならともかく、負けるべくして負けているような気がします。
安易に藤田を続投させて始まった負の連鎖が、またしても藤田の起用で繋がってしまいました。

渡辺俊が不甲斐ない投球をするであろう事は、何となく予感がありました。
厳しいことを言うようですが、打たれた理由を怪我に求めるのは構いませんが、マスコミに語った時点でプロ根性が欠如していると私は考えており、昨日もそのように書きました。
言ってみれば逃げ道を世間に公表したも同然で、また相手に付け入る隙を与えることになります。
よって今日の試合、完全な勝ちパターンを簡単にひっくり返されたことに、実はさほどの驚きはありません。

驚いたのは、あの展開で藤田を起用するバレンタイン監督の采配です。
清水や小林雅が打たれても使い続けているのとは意味合いが大きく違い、これは意固地になっているとしか思えません。
今年の藤田は、いい時が全くと言っていい程なく、むしろ1軍にいること自体が不思議なぐらいです。
本人にもその自覚があるでしょうし、先日から続く5者連続被安打で自信も完全に崩壊していると思います。
代わりの左の中継ぎがいないから、という理由で使い続けるのであれば、まだ10日あるので新外国人でも獲ればいいのです。
左打者に、使えない左腕を起用するぐらいなら、ちょっとはましな右腕の方が抑える確率は高いはずです。
藤田が登板した時点で今日は勝つ気がないんだなと思いましたが、不幸にもその思いが的中してしまい非常にむかついています。

負の連鎖はベニーの怪我を呼び込み、もし長期離脱するようだとレギュラーを4人も欠くという非常事態に陥ります。
そんな中でも今日も2桁安打と打線は好調で、残塁病克服など身の程知らずの望みは捨てますので、願わくば若手が伸びるチャンスに繋がってくれればと思います。
また、そのような起用をして欲しいと切に願います。

まあ、何だかんだ言っても交流戦の勝ち越しは決まっていますし、ここまで大きく調子を落とすことが無かったのはロッテだけですので、1年の間に何度かやってくる低迷期だと思えばよいでしょう。
投手も打線もダメダメというわけではありませんから、焦らず無理をせず、しかし奇を衒わず堅実な野球を見せてくれることを望みます。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 1 1 1 0 0 0 1 0 0 4 12 1
巨人 0 0 0 3 1 0 4 0 X 8 15 0


◆6月20日(水) 巨人-千葉ロッテ4回戦(2勝2敗、18時、東京ドーム、44,965人)
▽勝 会田 27試合2勝1敗
▽敗 藤田 20試合1勝2敗
▽本塁打 ベニー7号(GG)、李承14号(渡辺俊)、早川3号(林)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、高木、小宮山、藤田、川崎、荻野―里崎
巨人 GG、西村、金刃、林、会田、豊田、上原―阿部

 

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ロッテが四国ILの球団を買収?

2007-06-20 00:34:50 | 千葉ロッテ

今日、各メディアが一斉にロッテが四国ILリーグの球団を買収か?と報道しました。
経営難にあえぐ四国ILリーグの社長が、各球団に資本参加などの支援のお願いをして回っている中で、現時点でロッテだけが買収を含めた前向きな回答をしたとのことです。
単なる憶測記事ではなく、昨日のスカウト会議の後にバレンタイン監督が会見ではっきりと口にしたようですし、球団社長や編成部長のコメントもありますので、球団として何らかの動きをする意思を正式に表明したと言えます。
もっとも、FA参戦などバレンタイン監督が口にしたことを追認するかのような発言をしつつも、実際には全くと言っていいほど動かないのがロッテフロントの常套手段ですので、どこまで信用していいか疑問がないわけではありません。
とは言え、バレンタイン監督としては常々ファーム組織の充実を訴えていましたので、本人としては本気で語っているのかもしれません。
ロッテファンとしてのみならず、プロ野球ファンとして見ても面白い、そして画期的な話だとは思いますが、その一方で素人が考えても難関が多い話であることもまた事実です。

まず、買収なのか資本参加なのかによって話が大きく変わってきます。
買収であれば、ロッテというプロ野球チームが所有する以上は、基本的に全選手がロッテの育成選手で構成する必要があるかと思います。
現時点で20名以上いる既存の選手を解雇するわけにもいかず、かと言ってこれら選手を全員育成選手にするのにも無理があります。
また、資本参加にとどめて既存の選手にロッテの育成選手を派遣する形をとるとなると、やはり選手枠の問題とともに、育成選手を優先的に起用することになってしまうなどの弊害も考えられます。
いずれの場合においても、現在四国ILリーグの選手はドラフト指名対象であるという問題も抱えています。
それと、確か四国ILリーグには25歳までといった年齢制限があったような気がしますが、選手名鑑を見ると26歳以上の選手もいるようですので、こちらは問題ないかもしれません。

選手側の立場から見て、結果的に育成枠が大きく広がるわけですから、プロを目指しているという意味から門戸が開かれたと歓迎されると単純に考えて良いものか、正直なところわかりません。
4球団とも同じようにプロ球団の資本が入り、育成選手としてプレイできればいいのですが、例えばロッテだけが参加した場合、他の球団の選手のモチベーションが下がらないのかどうか、想像がつきません。
ロッテの関係者の目に留まるチャンスだ!と思ってくれればいいのですが・・・。

ドラフトの抜け道になるとの指摘も報道で多くされていましたが、逆にこちらは心配ないと思います。
今でも、ドラフトで指名された選手が四国ILリーグ入団した場合は社会人野球と同様に3年間はドラフトで指名できないルールですし、プロ志望届けを出していない選手の育成枠指名もできません。
従って、囲い込んで育成枠で四国ILリーグ入りさせて・・・という裏技は不可能です。
懸念するとすれば、社会人野球の選手や、あるいは社会人に進む選手が根こそぎ持っていかれてしまうことで、社会人野球が成り立たなくなってしまうことぐらいでしょうか。
ぐらい、とは言っても、社会人野球としては大きな問題ですし、地方リーグが繁栄した向こう岸で社会人野球が衰滅してしまっては意味が無く、バランスが難しいところです。

ロッテの角中のように、四国ILリーグでも目立った成績を残していなかった選手が、イースタンで打撃10傑に名を連ねるなど、やはりプロ野球スカウトの眼力やコーチの指導力にアドバンテージがあることは間違いないと思います。
そういう意味では、バレンタイン監督が言うように野球界の底辺を広げる意味では、今回の提案には各球団とも真剣に議論に参加して欲しいと思います。
また、先日の中日の金本の問題のように、育成枠選手の身分保障についておざなりにされている感がありますので、こちらの整備も並行して進めていくべきでしょう。

四国ILリーグだけでなく、北陸リーグなども含めて、各球団が1つ以上のマイナー球団を保有していく形が、日本球界の発展にとってプラスになるのではないかと思います。
地域密着した地方リーグという趣旨からは大きく逸脱することになりかねないので微妙なさじ加減が必要だと思いますが、育成能力に劣るくせに選手は自前で育てるものとうそぶく球団や、ろくに検討もせずに拒否反応を示す球団をねじふせてでも実現できるか、その意思があるのか、今後のロッテの動きに日本全国の注目が集まることは必至でしょう。

 

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