オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

地獄の責め苦

2010-06-29 23:33:35 | 千葉ロッテ

 

予報に反して雨にも降られずに試合が始まったものの、羽蟻の大発生に悩まされ、3試合連続の2桁失点どころか1イニング10失点の体たらくを見せられ、さらには5回途中からついに雨が降り出すというロッテファンにとっては我慢比べのような試合となりました。
今日はS席最前列のチケットをいただいたこと、出来うる限り応援をすると宣言をした手前もあってパラグアイ戦に間に合うかどうかとドキドキしながら最後まで観戦をしましたが、今季初の4連敗も3位に転落をしたことも気にならないほど達観をしている自分にちょっと驚いています。

今日の試合のポイントとして注目をしていたのは、先日の試合でエラーをやらかして敗戦の原因を作った西岡の動きでした。
その西岡は試合前の月間MVPの表彰式に登場をしましたが、プレゼンテーターと会話をした際に愛想笑いをちょっとしただけで硬い表情に終始し、亀梨和也から花束を渡された際にも満面の笑顔というわけではなかったことで本人の今日の試合に臨む強い気持ちが感じられました。
さっそく初回のピンチに打球が飛びましたが、ベンチに戻る際に井口に「両手で捕っちゃいましたよ」みたいなおどけた素振りを見せるぐらいに西岡らしくない、ルーキーの守備のようなやや固い動きをしていたのが印象的で、あのエラーがミスではなく勉強代となったと個人的には受け止めています。
それだけに裏の攻撃で西岡が出塁をしたチャンスを石にかじりついてでも得点に結びつけて欲しかったと、あそこで先制をしていれば西岡もチームも流れに乗ったのではないかと、そこが残念でならなかったです。

2回以降は悲惨の一語に尽きる展開となってしまいました。
吉見は追い込みながらも最後のボールが甘く、ここまで不振を極めていた田上や300試合以上に出場をしながらも本塁打ゼロだった森本に被弾をするようではお話にならず、これは下位打者によく打たれる里崎のリードにも問題があるような気がしないでもありません。
ただ吉見のコントロールが緩かったのも確かで、四球で崩れるような心配はないもののストライクが真ん中に入りすぎるのはくせ球ではないだけにちょっと厳しいものがあり、伝家の宝刀とまでは言わないまでも決め球と呼べるボールが欲しいのが正直なところです。
打たれ出すと歯止めがきかないのは同じペースで投げていることも理由でしょうから、ボールになるカーブでタイミングを外すことも考えたいです。
果たして次のチャンスがあるかどうかは微妙ですが、次があれば今度こそ吉見の意地を見せてもらいましょう。

中継ぎ陣は雨模様を気遣ったか油を抱えてマウンドに登場をする投手が相次ぎ、あっという間に火だるまになってしまいました。
内の登録抹消は期待をしていただけに残念ですが、四球が絡んでの2試合連続の炎上はオープン戦で西村監督の怒りを買って2軍に落とされたときと似たようなシチュエーションでしたので、まあ仕方がないでしょう。
その内に代わって昇格をしたのが意外にも相原でしたが、数字だけを見れば2軍で0点台の防御率ですから妥当と言えば妥当です。
久しぶりに見た相原は以前に比べてストレートのスピードが落ちたような感じがしますが、小林繁とまでは言わないまでもテークバックでボールが右腰の後ろに隠れるために打者からは見づらく、短いイニングであれば面白い存在になるかもしれません。
ただ吉見と同様にコントロールが緩いために真ん中に入ってしまうと簡単に弾き返されるのは球威の無さからくるものと思われ、今のままですと厳しいようにも思えます。
特殊なフォームを活かせるかどうかはコントロール次第、本人も分かっているでしょうが次回の登板に期待をします。

同じく特殊なフォームを持ちながらも活かしきれていないのは松本で、昨年の開幕当初を思わせるような乱調ぶりで10打者で7安打1四球ではお話になりません。
相原ほどではないにせよ松本も2軍で2点台の防御率にイニング以上の三振を奪っていますので、やはり1軍とのレベル差は隔絶をしているということでしょう。
そうなると数字を頼りにするよりは一芸に秀でている、気持ちが強い、などの切り口で選手を見た方がよいのかもしれず、2軍では抜群の結果を残しながらも1軍では全くダメダメな服部よりも垂涎のストレートのキレを見せる山本ではないか、と思ったりもしています。
なんだかんだ言いながらも安定をしている古谷はオーバースローに戻したことでストレートにキレが出てきたことが大きいのでしょうし、なかなか難しいところです。

それにしても18点差の試合で最終回に的場にマスクを被らせただけの10人野球には驚き、怒り、嘆いています。
ベンチが何を考えているのかがさっぱり分からず、無駄に主力選手の疲労を蓄積させているだけにしか思えません。
あの展開で終盤にレギュラー陣にヒットが出たとしても何か得るものがあるとは考えられず、ただの大敗以上の疲れを感じた今日の試合でした。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
ソフトバンク 0 4 2 0 10 3 0 0 0 19 23

0

千葉ロッテ 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 4

0


◆6月29日(火) 千葉ロッテ-ソフトバンク10回戦(ソフトバンク7勝3敗、18時15分、千葉マリン、11,626人)
▽勝 杉内 15試合10勝3敗
▽敗 吉見 7試合2勝4
▽本塁打 田上2号(吉見)、森本1号(吉見)、金泰均18号(杉内)、オーティズ18号(松本)、松田7号(秋親)、柴原4号(秋親)

▽バッテリー
千葉ロッテ 吉見、相原、松本、秋親、古谷、藪田―里崎、的場
ソフトバンク 杉内、藤岡―田上

 

コメント (44)

組織票かしら

2010-06-28 23:33:37 | 千葉ロッテ

オールスターファン投票の結果が発表となりました。
ロッテからは里崎、金泰均、井口の3人が選ばれ、リーグの代表として交流戦に続いてセントラルを叩きのめす働きが期待をされます。
選手間投票や監督推薦でマーフィー、小林宏、西岡、今江あたりが選ばれる可能性もあり、久しぶりにロッテの選手が目立ちそうな球宴になりそうです。

最終中間発表では地元開催でもないのに日本ハムの選手が軒並みトップに名を連ねる異常現象でしたが、終わってみればロッテファンの追い込みが効いたという感じです。
おそらくは両者とも組織票だと思われ、そもそも最多得票が50万票もいかないのが問題でしょう。
メジャーの500万票はさておき、日本でもイチローや松井は100万票を越えていました。
一昨年あたりから急に得票数が減った理由が分からず、むしろネット投票が導入をされて増えてもいいぐらいに思うのですが、以前とは違ってお手軽になった分だけ逆に両リーグの全ポジションを埋めるといったことがなくなる傾向が強くなったのが理由の一つかもしれません。

ファン投票で選ばれた金泰均と井口あたりは正直ベースで言えば球宴期間は体を休めて欲しいぐらいなのですが、交流戦休みを有効に使い切れなかったことを考えれば一流どころと交流をしてリフレッシュをした方が効果的かなとも思います。
どうやら金泰均は韓国の球宴で活躍をしたシーズンは後半戦が不調だった経験があるらしく、ホームラン競争なども控えめにと発言をしているようです。
まあ無理をして故障をされても困りますし、お祭りですから楽しむことを第一義に、そしてプロとしての技術をファンに披露をする場としてロッテの各選手には頑張ってもらいましょう。

 

コメント (8)

リセット!

2010-06-27 23:36:29 | 千葉ロッテ

札幌ドームの悪夢が蘇ってくるような絵に描いたような3連敗は、ビジター応援デーで足を運んだロッテファンを奈落の底に突き落とすには充分すぎる惨劇でした。
しかし西武が突っ走っているために勘違いをしがちですが、まだ貯金は8もありますので交流戦に入る前とさほど状況に変わりはありません。
チーム改革はまだ途についたばかりですから、日本全国のロッテファンには気持ちを奮い立たせよう!と声を大にして叫びたいです。

その自分自身が根がネガティブなだけに滅入ってしまうことについて右に出る者はいないと、そんな妙な自信を持ってしまうのが悲しいところではあります。
しかし無理矢理にでも前向きに考えなければ大げさかもしれませんが社会生活にも影響が出そうで、フラストレーションの発散の場を他に求めている自分に気づかされます。
たかがファンがそんな状態ですからベンチや選手たちが凹んでいるのではと心配になりますが、幸いにも来週からは地元6連戦ですので暖かいファンの声援で迎えてあげましょう。
天候が今ひとつのようですし私もどこまで時間を割けるかは分かりませんが、できるだけ現地で応援ができるよう努力をするつもりです。

久しぶりの先発だった小野は5回を持たずにKOとなりましたが、とりあえずはローテーションに復帰ができるまでに復調できただけでもOKと考えます。
小野が戻ってくれば成瀬、マーフィー、吉見、渡辺俊、大嶺と先発6人体制が組めますので、中5日が続いていた先発陣も一息をつけることでしょう。
梅雨が明けるまでは暫くありますから最低でも中6日の確保ができるわけで、心と体にしっかりと休養を与えて立ち直ってもらいたいです。
負け試合が続いたことで登板過多になりつつある秋親、古谷、内らもリフレッシュをすれば調子も戻ってくるだろうと、そう前向きに考えることにします。

打線もクリーンアップがお疲れ気味で破壊力が下降気味ですが、地元に腰を据えた6連戦で勢いを取り戻してくれることでしょう。
痛恨のエラーをやらかした西岡もうつむいている暇はなく、まだ200本安打ペースであることに自信を持ってもらいたいです。
故障の影響か調子を落としつつある今江を9番に戻し、さりげなく打率を上げてきた南を2番に起用することが反攻の第一歩だと、強く主張をしたいと思います。
故障で選手が欠けた際には打順をいじるのではなく他の選手を起用する、そうすることでベンチも選手も自らの立ち位置を再確認できるものと考えます。

ドタバタしても何も変わりませんから、こういうときこそドッシリと構えることが必要です。
井口がブログで書いていた「リセット!」という言葉を、ベンチや選手、そして自分への贈り物として受け止めたいと思います。
私がここまで前向きに考えることができるのですから、他の多くのロッテファンにとってはお茶の子さいさいでしょう。
4連敗を恐れるのではなく自分たちの野球をやること、ただそれだけを胸に頑張ってくれることを信じています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 1 0 0 0 1 0 1 0 3 9

1

日本ハム 3 0 0 0 1 3 3 0 X 10 13

0


◆6月27日(日) 日本ハム-千葉ロッテ12回戦(ロッテ7勝4敗1分、13時、札幌ドーム、27,369人)
▽勝 ケッペル 13試合10勝1敗
▽敗 小野 6試合3勝2
▽本塁打 大松13号(加藤武)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小野、古谷、秋親、松本、内、伊藤―里崎
日本ハム ケッペル、加藤武、宮西―鶴岡

 

コメント (31)

自滅

2010-06-26 23:37:54 | 千葉ロッテ

ここまでチームを支えてくれていたマーフィーも崩れて、どうにも歯止めがきかない流れとなってきました。
投打ともに糞詰まりの様相を呈してきた感があり、しかし特効薬などはありませんから我慢をして自分たちの野球をやっていくしかありません。
そういう意味では原点に立ち帰り、目指していた改革とは何だったかを見つめ直すときではないかと思います。

マーフィーの立ち上がりが制球に苦しむのはいつものことですが、今日はあまりにストライクを取りにいきすぎました。
狙ったというよりは真ん中に入ってしまっただけかもしれませんが、カーブでタイミングを外せなかったことでジャストミートをされてしまったのは仕方のないところです。
それでも苦労をしながら徐々に立ち直りを見せたのはさすがであり、今日もホームランを打たれなかったので次の登板は大丈夫だとは思うのですが、大量得点で緩くなった日本ハム打線の攻め手に助けられたところもありますので油断はできません。
何よりこの展開で前回の130球から中5日で先発をしたマーフィーを7回127球まで引っ張る必要があったのか、今日のピッチングが疲れによるものだと決めつけるつもりはありませんが、ここまで大崩れをすることはなかったのではないかとの思いはあります。
明日の先発は小野とのことですのが今日ではダメだったのかと、速報メールが届いた際にお約束どおり怒鳴りつけたことをご報告しておきます。

出番が増えることは歓迎をしますが、ムニスを中堅で起用をすることは正直なところ賛成はできません。
昨日もそうでしたが、今日もちょっとどうよという守備が目につきました。
イースタンでのムニスを見る限りでは中堅を守れる守備力があるとは思えず、岡田の低調な打撃や打線の湿り具合から攻撃型シフトを組みたくなるのも理解はできますが、守り勝つ野球が西村監督が志向するスタイルであったはずです。
さすがに明日は南が中堅を守ることになるでしょうが、本来はこういったケースではサブローが中堅に入るのがこれまでであり、サブローの衰えと言いますか外国人選手化が戦略の幅を狭めることに繋がってしまっていることが悩ましいです。

打線は日本ハムを上回る13安打を放ちながらも終盤の4得点にとどまり、こちらも微妙なズレを修正できないまま試合を終えることとなりました。
ダルビッシュの粘り勝ちと言ってしまえばそれまでですが、そのダルビッシュもコントロールがばらつくなど本調子とは言えなかっただけに残念ではありました。
ただ序盤に7点のリードをされたので打者は打つしかなかったところはありながらも、4回の連続四球でもらった無死一二塁のチャンスにバントで送らなかったことには納得がいかず、マーフィーを信じて続投をさせたのであれば確実に1点ずつを返していく野球をするべきであったと考えます。
一言で言えば中途半端であり、ベンチの迷いと言いますか浮き足立っている感じが手に取るように分かります。
これが完封負けで終わっても終盤に塀内や根元、そして岡田らを起用しての負けであれば次に繋がると自分に言い聞かせることもできたでしょうが、結局は同じ顔ぶれで追いつかない程度の反撃というどこかで聞いたフレーズになってしまったことが悔しくてなりません。

歯止めをかけないと、とコメントを残していた西村監督が、明日はどういった野球をやってくれるかを楽しみにしています。
大幅に打線を組み替える、などということではなく、堅実に1点を取りにいく野球をすれば負けるにしても経験値を得ての前のめりの敗戦だと考えることができますので、明日もケッペルを相手に苦しい戦いになることは見えていますが、しっくりとする試合展開となることを願っています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 1 3 0 4 13

1

日本ハム 1 3 3 0 0 0 0 3 X 10 11

1


◆6月26日(土) 日本ハム-千葉ロッテ11回戦(ロッテ7勝3敗1分、14時1分、札幌ドーム、31,775人)
▽勝 ダルビッシュ 14試合7勝5敗
▽敗 マーフィー 25試合6勝1

▽バッテリー
千葉ロッテ マーフィー、内、古谷―里崎、的場
日本ハム ダルビッシュ、榊原、ウルフ、石井―鶴岡

 

コメント (19)

みーんな悩んで大きくなった

2010-06-25 23:19:07 | 千葉ロッテ

あれだけ安定をしていた成瀬ですら逃れられないほどロッテのエース&ミリオンダラーズの仲間入りというダブルな呪いのパワーは圧倒的に過ぎるのか、今日も見事としか言い様のないぐらいの醜態を札幌の地で晒してしまいました。
ここまで14試合に登板をして防御率が6点台、さらにはプロ2試合目の先発の金森に投げ負けたことはショックの一語に尽きますし、どうにも抑えきれない苛立ちに襲われています。

立ち上がりの失点、同じ打者に打たれ続ける、そしてお約束の被弾と、ここまで何度も見せられたシーンの集大成のような試合でした。
ホームランを打たれることは気にかける必要はないと言いますか、気にして欲しくはないのですが、もはやそのレベルで語れる状態ではありません。
完全に自信喪失をしているように見えますし、最大の武器であったコントロールが緩くなってきていることが不調の根幹だと思われ、以前とは違ってスピードを求めた代償というわけでもないようですから、むしろ今回の方が状況は深刻とも言えます。
被打率は.225と悪いどころか優秀な部類に入りますから、痛恨の被弾も含めてここぞという打たれてはならない場面で面白いように打たれている、そういうことなのでしょう。
それでも成瀬にはエースとして君臨をしてもらわなければ困りますので、落ちるところまで落ちて、そこから這い上がってくるのを待つしかありません。
かの野坂昭如も「みーんな悩んで大きくなった」と歌っていましたし、成瀬にも悩んでもらいましょう。

打線は立ち上がりに金森を攻め立てたものの結果的に僅か4安打に抑えられ、成瀬の乱調に意気消沈をしてしまったかのような尻切れトンボに終わりました。
徳俵に足のかかった竹原にホームランが出たことと、岡田に代わって驚きの中堅に入ったムニスがヒットを放ったことぐらいしかトピックスはありません。
無理をすれば守備もできると言っていた金泰均はその舌の根も乾かぬうちに再び右ハムストリングの違和感を訴えて欠場となりましたし、復帰をした今江も金泰均の欠場で強行出場をしたのではないかとの心配があります。
弱り目に祟り目でもないですが、何となく運気が悪い流れになりつつあるような感じと言いますか、負けているのですから当たり前ながらもハツラツさがないように思えるのは見ている側の心の問題もあるのでしょうから、無理にでも気持ちを奮い立たせるしかないのでしょう。
そして平常心を取り戻すしかありません。

平常心という意味では、ベンチにも落ち着いてもらいたいです。
明日の先発は前回の登板で130球を投げたマーフィーを中5日で起用するという、まるで優勝争いをしている終盤戦のような戦い方になってしまっています。
オリックス戦に登板とも言われていた小野に何らかのアクシデントがあったのかもしれないので何とも言えないところはありますが、仮にそうであっても浦和組から抜擢をするべきだと考えますし、救世主に無理な負担をかけて欲しくもありません。
これで日曜日の先発が小野だったら怒鳴りつけたい気分になることは必至で、今日の展開で9人野球をやらかしてくれたことも含めて、ベンチの目指す改革と自分の思い描く改革の乖離を感ぜずにはいられない不安に苛まれています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 3 0 0 0 0 0 0 0 3 4

0

日本ハム 2 0 2 0 3 0 0 0 X 7 13

0


◆6月25日(金) 日本ハム-千葉ロッテ10回戦(ロッテ7勝2敗1分、18時2分、札幌ドーム、21,319人)
▽勝 金森 15試合1勝
▽敗 成瀬 15試合7勝7
▽本塁打 竹原1号(金森)、小谷野5号(成瀬)、糸井8号(成瀬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、秋親、古谷、松本―里崎
日本ハム 金森、ウルフ、建山、武田久―鶴岡

 

コメント (30)

さあ札幌へ熊を狩りに行きましょう

2010-06-24 23:18:04 | 千葉ロッテ

今日も一昨日のぐだぐだぶりを引きずるような試合展開になりかけましたが、オリックスの拙攻のおかげで何とか白星を手にすることができました。
あれだけ不甲斐ないピッチングが続きながらも数字だけを見れば5勝3敗で防御率も3点台と堂々たる渡辺俊は、まさにロッテの不思議ちゃんと呼ぶに相応しい存在です。

そして今日も5回で104球も投げて6安打6四球ながらも1失点ですから、粘り強いピッチングをしたと言えなくもありません。
しかしとてもじゃないですが誉められた内容ではなく、ピンチで初球に手を出してくれたT-岡田とセギノールにはお中元を贈らなければならないでしょう。
久しぶりの勝利ながらもヒーローインタビューに呼ばれなかった、あるいは本人が辞退をしたのかもしれませんが、そのことが今日の渡辺俊を象徴していると言えます。
ただ勝ちは勝ちですので悪い気持ちではないでしょうから、それをきっかけにして次の登板ではもう少しピリッとした姿を見せてもらいたいものです。

そんな渡辺俊のおかげで6回から出番があった中継ぎ陣ですが、一転して爽快な感じすらあるピッチングを披露してくれました。
内は1点を献上しながらも不利なカウントからカブレラに逃げずに攻める姿を見せましたし、勝利の方程式の3人はパーフェクトピッチングと出来過ぎの感すらあります。
ストライクが先行すれば楽なピッチングとなるのは当たり前の話ですが、その当たり前のことができていなかったのがここのところだったりもしますので、有利な試合展開であったとは言っても見下すような投球ができたことは収穫です。
特に伊藤はポジションが固定をされたことで持ち味を発揮しつつありますし、それもこれも秋親と内の存在があってこそでしょう。
右左にこだわらずに力のある投手を起用すればよいのだと、開き直りでもいいのでベンチがそう考えてくれればと、そのことを心から願っています。

攻撃面では春先に戻ったかのように、バントの場面でそのまま打たせるケースが目立ってきているのが気がかりです。
初回の無死一塁での今江は打撃好調でもったいなかったから、2回の無死一塁での里崎は次が期待できない岡田であったから、もしそれが理由でバントの指示を出さなかったのであれば今江と岡田の打順を入れ替えることを考えたいです。
岡田が西岡とクリーンアップの間をぶちぎるリスクはありますが、2番打者としての修行と考えれば高い勉強代ではありません。
今江が9番に戻ることで下位から上位への繋がりができるメリットもありますし、ベンチには是非とも検討をしてもらいたいです。

それでも先制、中押し、だめ押しと、理想的な点の取り方ができるのですから腐っても鯛、湿ってもマリングリング打線と言ったところでしょう。
まるで成瀬や大嶺を見るかのようにオリックスファンとしては歯がゆいであろう金子千からあっさりと先制をし、1点差に迫られたところで突き放す連続タイムリー、さらには勝利の方程式へのこれ以上にないプレゼントとなった連続アーチと、絵に描いたような得点シーンが続きました。
大松もタイムリーにファインプレーと活躍をしましたし、地味にヒットを重ねる西岡に久しぶりのマルチヒットの福浦、途中交代が心配ながらも同じくマルチヒットの今江とタレント揃いの打線が調子を戻してくれれば再びチームに勢いがつくでしょうから、この流れを切らずに週末に向かいたいところです。

連敗をすることなく交流戦Vのオリックス戦を乗り切り、明日からはこちらも好調な日本ハムとの戦いが待っています。
ダルビッシュとケッペルを相手に厳しい戦いとなるでしょうが、そこは因縁の札幌の地で成瀬の血湧き肉躍るピッチングに期待をすることにします。
ホームランを打たれたって勝てばいい、そのぐらいの気概を是非とも見せてもらいましょう。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 0 0 0 0 1 1 0 0 0 2 8

0

千葉ロッテ 2 0 0 0 2 0 2 0 X 6 9

1


◆6月24日(木) 千葉ロッテ-オリックス9回戦(ロッテ6勝3敗、18時15分、千葉マリン、12,989人)
▽勝 渡辺俊 14試合5勝3敗
▽敗 金子千 15試合4勝7
▽本塁打 井口6号(鴨志田)、金泰均17号(鴨志田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、内、伊藤、藪田、小林宏―里崎
オリックス 金子千、鴨志田、西―日高

 

コメント (21)

全員悪人

2010-06-24 01:23:06 | 映画

アウトレイジ

バンダイビジュアル

このアイテムの詳細を見る

今日は野球が降雨中止になったものの夜には星空さえ見えていましたので、レイトショーで「アウトレイジ」を観てきました。
タイトルに書いたキャッチフレーズどおりに全員が悪人でしたし、R15+らしく不必要なまでの殺しの描写も事前に得ていた情報どおりだったのですが、概ね好評なレビューが多かったのが信じられないぐらいに私にとってはダメダメな映画でした。

分かりきっていることですが私感に過ぎませんし、私のレベルが低いだけなのかもしれません。
ただ役者としての北野武の稚拙さがどうにも目についたことと、ラストシーンで三浦友和が口にしていましたので意図をしていたのかもしれませんが、やたらと「バカヤロウ」「コノヤロウ」というセリフが耳障りだったのが正直な感想です。
ストーリーもひねりもなく「BROTHER」の舞台が日本になっただけの焼き直しのようにも思えましたし、全く面白みを感じられない苦痛に近い時間を過ごしたと言ってもよいです。
面白くなくとも何らかのメッセージが感じられればまた違った受け止め方もできたのでしょうが、私の感性には何も響いてこず、ファンの方には申し訳ないながらも一番の悪人はこの映画を世に送り出した監督としての北野武だと、それが私のこの映画の評価です。


2010年6月23日 鑑賞  ★☆☆☆☆(1点)

 

コメント (5)

明暗くっきり

2010-06-24 00:54:36 | 千葉ロッテ

皮肉なもので降雨中止のメールが届いたときには勤務先の東京は晴れ空だったのですが、千葉はかなりの雨量だったようですから中止も仕方がありません。
グラウンドコンディションが悪い中で無理に開催をして故障をされても困りますので、妥当な判断だったと思います。
決してベンチや選手たちの雨乞いが功を奏したのではないでしょうし、調子が今ひとつのチーム事情を考えてナイスな休養日だと割り切ることにします。

そんな中で流れてきたのは暗い話題と明るい話題、それぞれ1つずつです。
全治1ヶ月と言われていた唐川は骨折をした右手中指の痛みが引かずに復帰がずれ込みそうで、場合によっては今季絶望も視野に入れなければとの例によって名も無き球団関係者の談話も伝わってきていますが、そうでなくても西村監督も復帰の目処は立っていないと語っていますので状況はかなり深刻なのでしょう。
そんなこともあって新外国人投手の獲得のために石川球団副代表が渡米とのことですが、既に候補を4人程度まで絞り込んでいるのでしたら来月上旬と言わずに一日でも早く海を渡って欲しいと、焦るなと言いながらもどうしても焦ってしまいます。
ただ唐川には焦って欲しくはなく、場所が場所だけに来季を目指して治癒に専念をするぐらいのつもりでいてもらった方がよいかもしれません。
その唐川に代わる浦和からの突き上げが無い、と言うよりはベンチにその気が無いように見えるのが微妙な感じではありますが、なるようにしかならないと開き直るしかないでしょう。

その一方で荻野貴は早ければ来月下旬に実戦の復帰もありえるという、嬉しいニュースも飛び込んできました。
こちらも場所が場所だけに焦って欲しくはないのですが、西村監督が自分に言い聞かせるように万全になるまでは使わないと繰り返していますので、それを信じることにします。
何にせよ順調に回復をしていることは確かだと思われますので、素直に喜ぶのが正しい作法なのでしょう。
荻野貴には流れを変える力が備わっていますので、澱みつつある雰囲気を爽快な風で吹き飛ばしてもらいたいです。
ルーキーにおんぶにだっこは申し訳ないながらも、それだけの魅力のある荻野貴の復帰を一日千秋の思いで待っています!

 

コメント (11)

ぐだぐだぐーだぐだ

2010-06-23 00:33:52 | 千葉ロッテ

 

毎度のことながらオリックス戦は何とかならないのかと、観客の少なさには苛立ちすら覚えます。
まさか726チケットでの入場で先着特典がもらえるとは思いもよらず、それどころか帰るときにも入口に箱が置いてありましたので余った可能性すらあります。
この状況が改善をされないのであれば早々に身売りをして欲しいと、球界のためにはそうあるべきだとの思いを強くしました。

そんなこんなでロッテファンには満遍なく配られた金泰均の応援エアバットでしたが、その効用が発揮をされないままに無残な試合となってしまいました。
先発の吉見はボール自体はさほど悪いと思えなかったのは前回の登板と同様でしたが、ここぞというところで甘く入ってしまったのも同様でした。
ここのところ目立つ西岡の軽率なプレーによるエラーが起因となった2失点は置いておくとしても、味方が先制をしてくれた直後の3失点は言い訳のしようがありません。
ともに初球の高めのストレートを簡単に弾き返されたのは失投でもありますし、無警戒だった里崎のリードにも問題がありそうです。
今日も3安打と打撃が上向きになってきた一方で単調なリードとフリーパスになりつつある肩が心配な里崎ですが、もちろん両立をしてくれるのが一番なのですが、どちらかと言えば捕手ですから守備面が優先であることは言うまでもありません。
吉見はボールがやや浮き気味であったものの全体的にはまずまずだったと思いますので、リード次第でどうにでもなったのではないかと、そこが残念ではありました。

その吉見を継いだ中継ぎ陣でひときわ目立ったのが、もしかするとこれが最後の一軍登板になるかもしれないぐらいのインパクトがあった服部の打たれっぷりです。
イースタンで14試合に登板をして17回を12安打4四球12三振で無失点の服部が1軍では全く通用をしないのですから、きっと典型的な1.5軍の実力の持ち主なのでしょう。
目を見張るようなストレートや変化球がないだけに緩急とコンビネーションで勝負をしなければ話にならないのですが、相変わらずコントロールがアバウトで自分の土俵でのピッチングが出来ないのですから、このままではオフに戦力外通告をされても不思議ではありません。
竹原と同様にロッテでの居場所は確実になくなりつつありますから、似たもの同士で一場と交換をしませんかと、くどいぐらいに書いておくことにします。

打線は完全に木佐貫を苦手にしてしまったようで、フォークにからっきしな上にストレートにも合わないという、まさに逆マーフィー状態に陥ってしまいました。
痛いのがようやく守備機会を得て存在感を示して欲しかった福浦の調子が下降気味なことで、序盤から中盤にかけての2度のチャンスに走者を進めることすら出来なかったのが敗因の一つと指摘をされても仕方がないでしょう。
下位の要である福浦が打てないのは打線全体の締まりを悪くしていますし、徐々に今江を2番に上げたことの影響が出始めている感じがあります。
1割ちょっとしか打てていない岡田をどこまで我慢をするかもありますが、このオリックス戦はともかくとして、次の札幌遠征では何らかの動きがあるかもしれません。
見ている方からすると打線が湿っていると面白くないので何とかして欲しいのですが、ただ動くのであれば前向きに受け止められるような若手の抜擢をお願いしたいところです。

ぐだぐだな試合となってしまいましたが、それでもセギノールを抑えたのでとりあえずはよしとします。
伏兵の荒金に打たれたことなどは腹立たしいものの免疫はありますし、同じ打者に打たれ続けるのはお家芸でもありますから珍しくもありません。
こんな試合でも何か次に繋がるものがないかと考えても思いつかないのが悲しいところではあるのですが、長いペナントレースですからこんなこともあるでしょう。
同じような試合を続けなければオッケーですので、明日はしっかりとしたプレーを見せてくれればと思います。
もしダメそうであればベンチも選手も天に向かって雨乞いでもしてくださいなと、そんな気分にさせられた今日一日でした。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 0 0 3 0 2 0 1 2 1 9 15

0

千葉ロッテ 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 8

1


◆6月22日(火) 千葉ロッテ-オリックス8回戦(ロッテ5勝3敗、18時15分、千葉マリン、11,433人)
▽勝 木佐貫 14試合7勝5敗
▽敗 吉見 6試合2勝3
▽本塁打 大松12号(木佐貫)

▽バッテリー
千葉ロッテ 吉見、秋親、服部、古谷―里崎
オリックス 木佐貫、岸田―日高

 

コメント (38)

セギノールに気をつけろ

2010-06-22 01:16:49 | 千葉ロッテ

あの天気予報は何だったのかと軽い笑いを送りたくなるような晴天に恵まれた週末と同様に、明日からのオリックス戦も何とかなるのではないかと思えてきます。
それがロッテにとってプラスかどうかは分かりませんが、交流戦Vが昔話のように3タテを食らったオリックスが目覚める前に叩きのめしたいところです。

その先陣を切るのはパシフィック初お目見えとなる吉見ですが、とにかくセギノールには気をつけてもらいたいです。
報道では渡辺俊や小野とともにT-岡田を警戒などと伝えられていますが、甘いところに投げなければ大怪我にはならないのはここまでの対戦で分かっているはずですし、難しいボールを上手く打つことに関してはセギノールの方が数段上でしょう。
来日をしてからまだ調子が上がらないセギノールを初戦で勢いづかせると3連戦が苦しいことになりますので、無理に勝負をしなくてもよいとすら考えています。
カブレラや前回に痛い目にあったバルディリス、ロッテキラーの後藤はもちろんのこと、下位の日高や大引も要注意であることは言うまでもありませんが、ここまで5勝2敗とカモにしているオリックスをカモのままにするための鍵はセギノールに打たれないことだと固く信じてやみません。
いつもの通り思いつきでしかないので外れたら知らん顔をするのもいつも通りですが、前向きな試合をやってくれれば何だってよかったりもしますので、とにかく吉見よ頑張ってくれ、と最後は精神論でまとめて締めくくることにします。

 

コメント (9)

今日は勝利ありがと、マーフィー

2010-06-20 20:05:39 | 千葉ロッテ

打線爆発どころか今江は復帰をしたものの今度は金泰均がスタメン落ちと、5日間の休養を有効に使ったのかが疑問に思える状況に陥りつつあります。
幸いにも両人とも軽症のようですがチームをここまで引っ張ってきたのは打線ですから、中盤戦に入っていきなりのピンチです。
そうなると投手陣の踏ん張りに期待をするしかないのですが、その期待通りにマーフィーが見事なピッチングで外国人投手の来日連勝記録に並びました。

立ち上がりは例によってコントロールに苦しんで押し出しで先制点を与えたマーフィーでしたが、そこから崩れないのが昨日の成瀬との違いです。
まさに粘り強く、とはマーフィーのためにある言葉のようで、先発をした6試合で6点しか取られていないのは驚異的です。
防御率は1.42ですから文句のつけようがなく、38回を投げて24四死球はマーフィーらしさがありますが、一方で20安打38奪三振がピッチングを支えていると言ってよいでしょう。
今日も7回を3安打に抑えて先発としての被打率が.160に被本塁打はゼロと、これも緩急を使ったピッチングが出来ているからこその結果だと思います。
里崎が何を考えたのか、10メートル近い強風でコントロールができないとでも思ったのか序盤にカーブをあまり使わなかったことでやや苦しみましたが、中盤以降は大きなカーブで打者のタイミングを外す自分のペースに持っていけたことが最大の勝因でしょう。
ヒーローインタビューの最後に「今日は応援ありがとうございました」と日本語で言ったようですが、それが私には「今日は応援ありがと、マーフィー」に聞こえたのでパクってタイトルにさせていただきましたが、そのタイトルの通りに感謝感激雨あられの今日の試合でした。

打線は金泰均が右ハムストリングの違和感で今季初のスタメン落ちとなり、同様に福浦が今季初の一塁守備につきました。
その福浦がお手玉をしてピンチを招くなど流れとしては思わしくないものになりかけましたが、これで金泰均をDHで起用をするきっかけになれば両人にとってもプラスになるだろうと、そうポジティブに考えたいところです。
試合としては結果オーライで逆転勝ちとはなったものの、あまり誉められた打撃ができていたとは言い難いものがありましたし、ベンチの采配にも不満が残ります。
初回の今江と7回の里崎のバント失敗は前日の零封を考えればきっちりと決めてもらわなければならなかったですし、そもそも7回は1点ビハインドで確実に同点に追いつきたい場面でしたから、サブローに代走を送らなかったこと、竹原にそのまま打たせたことに納得がいっていません。
里崎の打球で竹原が帰ってこれなかったことも疑問ですし、今江のタイムリーが出たからよかったものの、あのまま負けていたら悔やんでも悔やみきれなかったでしょう。
やることをやって負けるのであればまだしも、チャンスで西岡が打てなかったこととは次元が違うところで反省をしてもらいたいです。
今季は得点を取るための型を作ることが最優先だと考えていますので、いろいろと見方はあるでしょうが、竹原に強攻策を指示したことには心底がっかりとしました。

辛うじて連敗を免れたものの、ソフトバンクが西武にまさかの3タテを食らったおかげで首位が遠のいてしまいました。
これで目先の勝利に焦ることもなくなったと思えば気が楽になると、そう考えることにします。
今日のような野球をやっていればジリジリと貯金を減らすことになると思いますので、初心に立ち返ってくれることを願っています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
楽天 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 4

1

千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 3 0 X 3 7

1


◆6月20日(日) 千葉ロッテ-楽天7回戦(ロッテ4勝3敗、13時、千葉マリン、21,476人)
▽勝 マーフィー 24試合6勝
▽S 小林宏 23試合2勝1敗12S
▽敗 永井 13試合4勝4

▽バッテリー
千葉ロッテ マーフィー、藪田、小林宏―里崎
楽天 永井、片山、青山―嶋

 

コメント (34)

デジャブじゃないよね

2010-06-19 23:39:43 | 千葉ロッテ

この週末はいろいろと都合があって球場には行けそうにないのですが、行けなくて悔しいような試合をやってくれるのが望みだったりします。
しかしリーグ戦再開後の最初の試合は何とも微妙な展開となってしまったようで、幕張の地でフラストレーションを爆発させたロッテファンの姿が目に浮かぶようです。
両チームのエース同士の投げ合いに屈した成瀬はロッテのエースの宿命でもある悪しき伝統に染まってしまったような貯金の作れないピッチングが続き、明日のマーフィーの出来次第ではエースの称号さえ奪われかねない状況に追い込まれました。

いつかどこかで見たような、今日もそんな今季の成瀬を象徴するような投球内容でした。
立ち上がりの完封ペースを思わせる快調なピッチングは持ち味であるストレートの伸びが抜群で、高めに浮いても詰まらせるだけの球威もありました。
しかし中盤に下位打者に一発を食らい、そこから踏ん張れずにずるずると無駄な点を与えるという、今季は何度も見せられた崩れ方ですから何とも言いようがありません。
西岡のトンネルが失点に繋がるところも昨年までの成瀬であれば踏ん張れたはずで、本人の粘り強く投げるとの言葉とは裏腹な淡泊さが腹立たしくもあります。
エースとしての意識が強すぎるからこそ肩に力が入ってしまっているのかもしれませんが、ここを乗り切らなければ真のエースになることなどはできないでしょう。
内容はもちろんですがエースに求められるのは白星ですから、試合を支配する流れを作ることを第一に、もがき苦しむ中で得るものがあるシーズンとなることを願っています。

その成瀬を援護したかった打線ですが、岩隈らに散発4安打と手も足も出ませんでした。
4安打のうち金泰均が2本を放ったものの、他の2安打で出た走者は盗塁死ですから得点どころかそのチャンスすら皆無に等しく、唯一とも言っていい2回の二死一二塁では里崎が有利なカウントから王様スイングでの三振ですからどうしようもありません。
5日間の休養でリフレッシュどころか今江が腰痛で欠場をする始末で、渡辺正の昇格はそういった事情があったようですが、それであれば細谷の抜擢をして欲しかったです。
2番という打順を考えての根元の起用も分からないでもありませんが、本職ではない選手にホットコーナーを任せなければならない状況は考えものです。
一塁、三塁を専らとする選手補強を怠ってきたツケが出ているところではあるのですが、ここはチーム改革の一つのポイントとしてオフの補強も含めて検討をしていきたいものです。

明日も午前中は雨模様ながらも試合には影響がなさそうですから、西武が勝ったこともあり連敗は避けなければなりません。
マーフィーに頼り切るのも酷ですから、やはりマリングリング打線の爆発に期待をします。
岩隈に負けず劣らず永井も手強い相手ですが、金泰均バーガーの大盤振る舞いの展開になることを願っています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
楽天 0 0 0 0 2 0 1 0 0 3 6

0

千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4

1


◆6月19日(土) 千葉ロッテ-楽天6回戦(3勝3敗、14時、千葉マリン、19,929人)
▽勝 岩隈 14試合5勝4敗
▽S 川岸 25試合2勝1敗11S
▽敗 成瀬 14試合7勝6
▽本塁打 高須3号(成瀬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、内、秋親―里崎
楽天 岩隈、小山、川岸―嶋

 

コメント (19)

いきなりの雨

2010-06-19 00:27:29 | 千葉ロッテ

予想はしていたものの、リーグ戦再開の初戦は雨で中止となりました。
個人的には球場に行ける状況ではなかったですし、ローテーションを考えれば中止も悪くはないのですが、楽しみにしていた方には恨み雨でしょう。
またネガティブな考え方をすれば間隔が空きすぎることの弊害もありますし、なかなか難しいところではあります。

明日も午前中はそれなりの雨量のようですので開催は微妙ですが、予告先発は成瀬と発表になりました。
これまでの例で言えばマーフィーのスライドですので、これでマーフィーは次のカードに持っていって表裏のバランスを取るのかと思いきや、報道を見る限りではマーフィーは明後日の先発になるようで、もっとも「左腕2枚で」との情報からの予想であれば吉見もあるかなと思っています。
どちらがくるにせよ成瀬がしっかりと勝てば楽な登板になりますので、粘り強く投げるとの言葉どおりにエースの名に恥じないピッチングを期待します。

先日にちょっと触れた渡辺正が、清田に代わって1軍登録をされました。
そんなことを予想して書いたわけでもないですが、この巡り合わせにビックリとしています。
ただ今の布陣を見ると渡辺正へのニーズがあるかどうかは微妙で、二遊間を守れる選手であれば根元と塀内がいますし、三塁も無理をすればこなせます。
右左のバランスを取るのでしたら細谷ですし、外野守備を考えれば角中だと思うのですが、しかし控え野手の使われ方を考えれば渡辺正も悪くはないでしょう。
こう言ってしまうと渡辺正には申し訳ないのですが、それが今のポジションであることは否定できません。
それでもドラフト1位の意地を見せて存在感を出してくれればと、そんな期待を寄せることにします。

ヤクルトの米野が西武へ移籍することになりました。
交換相手が山岸ですからロッテでも獲れたのではないかと思うのですが、橋本あたりでは話にならなかったかなと、まあ今となっては考えても仕方がありません。
それにしてもヤクルトは捕手を出す余裕があるとも思えず、相川がいるとは言っても川本や衣川、福川あたりでは将来像が描けず、期待をしているであろう中村に繋ぐまで苦労をすることになるのではないかと、鶴岡を出して四苦八苦をしている横浜の二の舞の危惧があるように見えます。
ヤクルトのチーム事情に詳しくはないので何とも言えないところはありますが、横浜とともにリーグのお荷物になりつつあることに拍車がかからないことを願うばかりです。

一時は家族球団としてトレードはほとんど無かったヤクルトですが、最近はそうでもなくなりつつあります。
であればロッテが声をかけてもいいのではと、くどいようですが一場が欲しかったりします。
素質があることは間違いありませんから西本コーチに任せてみたいと、もしかすると大きく花が開くかもしれません。
同じく才能を活かし切れていない服部か、ロッテでの居場所がなくなりつつある竹原とのトレードであれば個人的にはウエルカムです。
上位を争う西武とソフトバンクが積極的な補強をしていますので、ロッテも新しい血を入れることによる活性化をさらに進めて欲しいと思います。

 

コメント (11)

再起動

2010-06-18 00:31:23 | 千葉ロッテ

ようやく明日からリーグ戦が再開となりますが、その明日から空模様はずっと梅雨らしいものとなるようです。
今日の発表では向こう一週間は連日50%の降水確率ですから、千葉マリンでの6試合のうち半分ぐらいは中止になるかもしれません。
CS争いが熾烈になっているであろう終盤戦に日程が詰まるのは避けたいでしょうから多少の雨では強行をする可能性は高いですが、一方で故障者が戻ってくるまではなるべく試合をしないようにとの考え方もあり、またコンディションの悪いグラウンドで更なる故障者が出る懸念もありますから、球団はいろいろと頭を悩ませることになるでしょう。

中盤戦の最初のカードとなる楽天戦は、どうやら岩隈と田中の両エースにぶつかることはないようです。
ロッテが成瀬と唐川を表裏のローテーションの頭に据えたように、楽天もバランスを取ることを考えているとの報道がされていました。
ロッテに当たるのは岩隈で、相性から言えば田中の方がウエルカムなのですが、岩隈ですと中5日ですから長いイニングは投げられないので中継ぎ勝負になると思われ、いずれにせよ両人ともに対戦をすることがなくなったことは朗報です。
もっともラズナーと永井もくるでしょうから、やはり無理をせずに1試合ぐらいは流したいのが本音だったりもします。

マーフィーvs岩隈、成瀬vsラズナー、吉見vs永井、順当にいけばこんな投げ合いになるのでしょうから、やはり初戦をいかに取るかが鍵になります。
4日間の休養で打撃陣がリフレッシュをしてマリングリング打線が爆発をすること、そしてマーフィー伝説が終わりを告げないことを願っています。

 

コメント (9)

東京スカイツリー

2010-06-17 23:41:52 | 独り言

 

私は東京出身ですが血は関西人で、親戚は兵庫や大阪、奈良に住んでいます。
今日は父方の叔父が出張で上京をしてきたので、久しぶりに会って食事をしてきました。
この歳になってご馳走になったのは心苦しかったのですが、いくつになっても甥は甥と自分に言い訳をしています。

錦糸町のホテルに宿泊とのことでしたので、そのホテルの最上階のレストランでの夕食でした。
東京スカイツリーの見えるホテル、を売りにしているようで、確かにいい感じで見ることができます。
今は第一展望台の工事が終わったところで高さでは東京タワーを抜いて日本一になったそうで、興味がないことには全く知識の注入をしない習性から見るのも初めてなら、そもそも墨田区に建てていることすら知りませんでした。
何でも関西では芸人がわざわざ見に来るという番組をやっているそうで、日本中の注目をそれなりに集めているのでしょう。
ホテルが売りにしているように、完成後は見学ツアーなどが組まれるものと思われます。

確かに完成をしてイルミネーションで飾れば見応えはあるだろうなと、周りが低層の建物ばかりですから偉容を誇っていることは間違いありません。
ただそれだけを見るためにわざわざ足を運ぶかと問われれば、自信を持って否と答えます。
何かのついでに行くというのはあるかもしれませんが、どうもこういったものを目的に見に行くという感性に欠けている自分がいます。
レインボーブリッジなどもそうですし、何が楽しいのだろうというのが正直な思いです。
もっとも私が城跡や寺社仏閣、博物館や武将の墓などを巡るのに嬉嬉としているのは興味のない第三者からすれば異様に見えるでしょうから、お互い様だったりします。
そんな私でも完成をした後の夜景は見てみたいかなと、ちょっぴりは思わせてくれた東京スカイツリーでした。

 

コメント (5)