オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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2016年通信簿 00 高濱卓也

2017-01-31 00:58:18 | 千葉ロッテ

 

00 高濱卓也 内野手 27歳 年俸1220万円

【2016年成績】 53試合 144打数 19得点 31安打 打率.215 6二塁打 0三塁打 3本塁打 13打点 0盗塁 8四死球 30三振 得点圏打率.200

目標とした100試合出場には遠く及ばなかったものの、ようやく100打席を超えて一軍定着が見えてきた高濱です。
昨季から目に見えてパワーアップした打撃は念願のプロ初アーチを含む3発、一方で巧みなバットコントロールは健在ながらも打率が2割ちょっとまで落ちたのはトレードオフなのか、ただそのあたりはある程度の覚悟はあるでしょうし、今のチームに求められる像からすれば間違っているとも言えません。
この流れで一軍からこぼれないようにするには相反するようですが小技をおろそかにしないこと、今季もバントのための代打でミス、次の打席でもミスをするなど雑なところがありますので、大技小技の両立は難しくとも1本塁打と1犠打は同じ価値、ぐらいのつもりでやっていってもらいたいです。

一軍キャンプの石垣島で「監督、俺を使って下さい」Tシャツは角中だかにプレゼントをされたもので、それだけチームメイトにも不憫と思われていたのでしょう。
本来であれば自ら行動を起こさなければならないところではあるものの、それを着る、という勇気を持ったことを評価したいです。
オープン戦でアーチを放つなどして順調に開幕一軍、そして開幕スタメンと今季こその出足はしかし開幕カードにノーヒット、それでも4戦目に途中出場から初ヒット、札幌でプロ初アーチに勝ち越しタイムリーでお立ち台、しかし直後に打撃練習で腰を痛めてのぎっくり腰で抹消ですのでツイていません。
ただこれはツキ、で片付けてはいけないのかもしれず、一軍復帰後に代打でタイムリー、逆方向へ巧打、引っ張ってパワーを見せつけながらもまたしても6月下旬に同じく打撃練習中に腰を痛めての離脱ですから腰痛が多すぎ、代わりはいくらでもいる立場だけに無事是名馬を肝に銘ずる必要があります。
目立つ00から数字が欲しかった、と西村、根元が1桁への踏み台とした32を背負うことになったのは個人的に残念ではありますが、次は今岡の2を狙えるような活躍を期待します。

2011年通信簿
2012年通信簿
2013年通信簿
2014年通信簿
2015年通信簿

【オリオン村査定】 1220万円 → 1400万円 (△15%)


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2016年通信簿 99 柿沼友哉

2017-01-30 00:40:41 | 千葉ロッテ

 

99 柿沼友哉 捕手 23歳 年俸420万円

【2016年成績】 E 58試合 129打数 16得点 36安打 打率.279 6二塁打 0三塁打 0本塁打 10打点 0盗塁 16四死球 33三振

育成枠出身ながらも新入団選手発表会で「肩が自慢、田村には負けない」と力強く宣言をした柿沼は、その目指していた背番号22は今オフに田村に奪われてしまいましたが、他が不甲斐ないと言ってしまえばそれまでながらも浦和で一番に多くマスクを被って口だけではないところを見せてくれました。
期限ギリギリではありましたが支配下選手登録をされて背負ったのは99、目指すは一番に重い番号での一軍出場です。
球団はそれでも宗接を獲って一軍キャンプと、二軍に回された柿沼には厳しい二年目となりますが、しかし出場機会を考えれば急がば回れ、前向きにいきましょう。

年齢の近い捕手がひしめき合っている状況ですから、何か特徴をアピールしなければ埋没してしまいます。
柿沼にとってそれが何なのか、肩自慢も田村がその上をいく盗塁阻止率を誇りますので、ここは打撃を前面に押し出すのがよいかもしれません。
その体格に比して長打が少ないのが引っ掛かりますが、捕手としてであれば上出来、野手としても平均以上の数字を残しています。
フレッシュオールスターにも選出をされてヒットを放ち、また侍U23にも選ばれて正捕手として決勝戦で決勝打を放つなど育成枠出身とは思えないぐらいの活躍で、ただ肘井ロードで野手転向には脚力が足りないような、そうなれば二軍でがっちりと正捕手の座を固めて寺嶋を蹴散らし、江村、宗接を引きずり下ろすのが目標です。
やや編成に疑問が無いわけではありませんが競い合い、伸びが期待できる環境ですので、まずは浦和で99旋風を巻き起こしましょう。


【オリオン村査定】 420万円 → 420万円 (±0%)


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戦国連歌師

2017-01-30 00:17:12 | 読書録

戦国連歌師

講談社

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いきなり織田信秀が登場をしましたので地方を巡る連歌師が戦国の世で生き抜いていく様が描かれるかと思いきや、生き様は描かれてはいるものの、派手な活躍はありません。
むしろ地方行脚して糊口を凌ぐ公家と同じく、京文化にあこがれる田舎武者を頼らざるをえない連歌師の苦しさが前面に出ています。
華々しい戦国武将、ではなく地下に生きる民の姿を露わにするのが得意な作者らしく、淡々と淡々と、東国への旅は続きます。

天下一の連歌師である宗牧と無為こと宗養の親子は実在の人物で、主人公たる弟子の友軌はおそらくはオリジナルなのでしょう、その友軌の視点で旅が描かれています。
地侍の出身ながらも家を支えきれずに連歌の道に逃げ込んだとも言える友軌の日々の苦行、将来への不安、などなど、現代のフリーランスな人々も似たようなものなのでしょう。
その中でも必死に学んで芸を高める努力を惜しまず、一方で師に雑用を押しつけられる不満、叶わぬ恋心、死への恐怖、それでも連歌に生きていく気持ちで物語は幕を降ろします。
終わり方に締まりのない中途途半端さが残念でしたし、もう少し戦国の世に生きる連歌師の役割、メッセンジャーとしての活躍などがあってもよかったとは思いつつも、天下一の宗匠であってもその日暮らしなところに妙なリアル感があり、その弟子であればさもありなん、といったところではあります。


2017年1月29日 読破 ★★★☆☆(3点)


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2016年通信簿 69 肘井竜蔵

2017-01-29 01:00:17 | 千葉ロッテ

 

69 肘井竜蔵 外野手 21歳 年俸450万円

【2016年成績】 8試合 9打数 0得点 0安打 打率.000 0二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 1四死球 2三振 得点圏打率.000

昨季に育成枠出身ながらも高卒二年目でプロ初安打、初打点をマークした肘井は今季にさらなる飛躍が期待されましたが、しかし一軍ではノーヒットに終わりました。
それでも春季キャンプ直前に外野手登録となり、一二軍ともその全てを外野手として守ったことは大きなプラスになるはずです。
そんな肘井ですのでアモーレロッテファン、試合には出ていませんが僕が来てから調子がいいです、などファンに愛される言動が今後のプレーに結果として表れてくれればと、高卒三年目と考えれば順調に育ってくれていることが分かるシーズンでしたので、今年はもう一歩進んで大砲の片鱗を見せる一年としてくれればと願います。

浦和では規定打席に達しての.279に11本塁打ですから主軸としての活躍で、クリーンアップを任されることからしてベンチの期待の表れでしょう。
オープン戦に出番をもらえるもヒットが出ずの開幕二軍、しかし5月に7発はリーグタイ記録で.313の18打点は月間MVP、この勢いで一軍といきたかったのですが昇格が6月、そこから一ヶ月近くも一軍にいながらも出場はわずかに8試合、初スタメンが6月下旬で二打席で交替ですからいつものごとく若手の使い方が下手すぎます。
その時々のチーム事情に左右をされるのは仕方がないにせよ、何のために上げたのか、9月に井上に続くロッテとして5人目、リーグ9人目のサイクルヒットを引っ提げての再昇格ではスタメン起用ながらも4タコで今季は終了、今年の春季キャンプの強化指定選手に名前が挙がっていないのも不満ですし、もっと我慢をしなければ長打不足は解消されません。
もちろん肘井のレベルアップも当然に必要なわけで、高めのストレートに差し込まれる、のは変化球が苦手での待ち方の問題もあるのでしょう、ただこれは頭で考えてどうこうなるものでもありませんから場数を踏んでいくしかなく、オープン戦からの積極的な起用が求められます。
出番を少しでも増やすためにも一塁を、は大松の顛末や混雑ぶりを考えれば薦められませんし、清田をセンターに追いやることを目指してバットを振り抜くのみです。

2014年通信簿
2015年通信簿


【オリオン村査定】 450万円 → 480万円 (△7%)


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もろもろ諸積

2017-01-28 03:59:41 | 千葉ロッテ

語呂がよかっただけで、特に意味はありません。
球界の正月が近づいているせいかここ数日はもろもろロッテのネタも増えてきていて、ちょこっとおさらいです。
先日に話題となったユニフォームのマイナーチェンジはCHIBAユニについては裾足のグラデーションは置いておくとして、襟元と袖口のラインは野暮ったく見えます。
ユニフォームではなくどこかトレーニングジャージのような、ただ見た目の印象はかなり変わってきますのでコレクター泣かせと言えなくもありません。
春季キャンプの一二軍が発表となったばかりですがそれに先だって伊東監督が公言したのが強化指定選手、中村に田村、加藤まではよいとしても吉田は意外中の意外、まだまだ殿堂入り監督としては田村の一本立ちにはライバルが必要と考えているのか、その理由が何であれ吉田にはチャンスです。
田村が背番号22を襲名したことでレギュラー争いはほぼ決着、が大方の見方だっただけに、ニヤリ、やりますな、といったところでしょう。
英二コーチへの改名は落合アレルギーが残る中日への復帰を視野に入れてのものか、もう一つピンとこないのでこちらでは落合コーチのままでいきます。
そして地元開幕戦での大盤振る舞い、4200円相当のフリースを来場者全員に配布とは太っ腹に過ぎます。
これを目当てに自由席チケットを買い占めて転売に走る人たちが出てくるような、満員御礼ながらも空席が目立つ、なんて醜態にならないことを願ってやみません。


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魔術師が多すぎる

2017-01-28 02:29:48 | 映画

ドクターストレンジ

ウォルト・ディズニー・ジャパン

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平日ながらも金曜日、しかも公開初日ともなればそれなりの客足、そして久しぶりの映画酔いです。
インセプション、にどこか似た演出は重力を無視しためまぐるしさに目が動きまくりますので、酔いやすい方には覚悟をして臨んだ方がよいでしょう。
そんな「ドクター・ストレンジ」はアメコミが原作、しかし魔術師が主人公は珍しいかもしれず、そして魔術なので何でもありだったりもします。
傲慢な天才外科医が自ら起こした交通事故で両手の神経を損傷し、七度もの手術でも治癒せず、藁にもすがる思いで訪れたのが魂で治癒すると噂される謎の組織、そこでの修行の過程でダークサイドに堕ちた魔術師との熾烈な、地球の命運を賭けたスケールの大きい戦いが繰り広げられます。
短期間に組織を代表するだけの実力を得たり、気まぐれな浮遊マントに気に入られたりと、そこはヒーロー、細かいことを気にしてはいけません。
ただのチャンチャンバラバラではなく大義への目覚め、人それぞれの大義、といったテーマを含有していますので、適度な笑いとともにバランスはいい感じです。
TOHOシネマズでは冒頭に「最後まで」とありましたが、二段構えの伏線、次回作へのプロットがされていますから、指示どおりに最後まで席を立たないことをお薦めします。


2017年1月27日 鑑賞  ★★★★☆(4点)


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それでいいのか

2017-01-27 02:13:57 | 千葉ロッテ

春季キャンプの一二軍メンバー割りが発表となりました。
その一二軍とも例年どおりに石垣島での共同キャンプですのであまりこだわる必要はないのかもしれませんが、やや引っ掛かりがないわけではありません。
秋季キャンプもそうでしたがそれでいいのか、それでいい結果を残すシーズンであってくれればと思います。

2017年春季キャンプ参加選手について (1/25 千葉ロッテマリーンズ・オフィシャルサイト)

2017年2月1日にスタートする春季キャンプの参加選手が決定しましたので、お知らせします。

一軍
投手:佐々木、石川、大谷、関谷、涌井、藤岡、唐川、内、酒居、松永、西野、大嶺祐、南、土肥、有吉、田中靖、宮崎、チェン、益田、高野、二木
捕手:田村、吉田、宗接、江村
内野手:ダフィー、鈴木、中村、平沢、高濱、三木、パラデス、井上、大嶺翔
外野手: 柴田、角中、三家、加藤、岡田、肘井、菅原

二軍
投手:東條、古谷、田中英、島、成田、黒沢、岩下、信楽、原、阿部、種市、金森、安江
捕手:金澤、寺嶋、柿沼
内野手: 根元、井口、福浦、香月一、細谷、大木、猪本
外野手: 荻野貴、清田、伊志嶺、脇本

※選手の状況により予告無く、選手の入れ替え、日程変更する場合がございます。ご了承ください。

超ベテランの井口、福浦に根元あたりまでは分からないでもないですが、細谷に荻野、清田に伊志嶺の二軍スタートは寂しすぎます。
どこぞを痛めているなどの事情があるのでしたら仕方がありませんが、マイペースでの調整ではなくまだまだ勝負をしなければならない立ち位置です。
もちろん本人が望んだわけではなくベンチの判断なのでしょうがどういった意図なのか、柴田や三家、話題となっている菅原などからして新しい顔を手元に置いてしっかりとチェックといった思惑であれば香月一や脇本が外れたのが残念ですし、ただこのあたりは人数の絡みがあるのでしょう。
昨年もあまり故障者以外で頻繁の入れ替えはなかったような、そうなれば東條などはいきなり厳しくなってきますが、スタンリッジの名前が無いことの方が気になったりもします。
まだ発表はされていませんが並びからしてダフィーが4、パラデスが42を背負うことになるのでしょう、そんな石垣島キャンプまであと5日です。


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アムロも還ってきたのに

2017-01-27 01:36:10 | 映画

振休を睡眠タイムに充てようかとも思ったのですが貧乏性が勝ってのTOHOシネマズ、やはり平日は空いています。
1ヶ月フリーパスは当日限り有効、インターネット予約システムvitは使えませんので週末ですとどうしても観やすい席は取りづらく、それこそ映画のための振休です。
あと5本ぐらいは観たい作品がありますので睡魔に負けじと西へ東へ、地元ばかりを選んでいるわけにはいきません。

本能寺ホテル

ポニーキャニオン

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そんなこんなで今日は市川まで足を伸ばしての、一本目は「本能寺ホテル」です。
京都にあるホテルのエレベーターと本能寺の変の前日の本能寺が繋がるというタイムトラベルもの、顔ぶれからドタバタコメディーかと思いきやそれ一辺倒でもなく、かと言って堅苦しい歴史考証をメインに押し出しているわけでもなく、これはいい意味で裏切られました。
自分が凄いわけではなくこれまで誰もやらなかっただけだ、やりたいことはいつか見つかる、そんな人生訓がぞろぞろです。
そろそろ年齢的に厳しくなってきた綾瀬はるかの天然ぶりもギリギリセーフ、堤真一と濱田岳の過剰な演技ぶりもほどよい加減で、これ、お薦めです。


2017年1月26日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 

ローグ・ワン

ウォルト・ディズニー・ジャパン

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二本目の「ローグ・ワン」はスター・ウォーズのスピンオフです。
記念すべき第一作であるエピソード4の前日譚にあたり、デス・スターの設計書を手に入れるべく奮闘する反乱同盟軍の活躍が描かれています。
そう、彼らの活躍がなければデス・スターの破壊はなかったわけで、またあれだけの巨大な兵器がなぜあの攻撃で崩壊したかの種明かしでもありました。
ダース・ベイダーやC3PO、R2D2にレイア姫までもがちょろっと出るのはサービスか、しっかりとエピソード4に繋ぐ演出がされていますのでファンにはたまらない作品でしょう。
それが故に必ずしも万々歳でないのは仕方なし、こういった名の残らない人たちの踏ん張りがあってこそ歴史は動きます。
肝心の出来映えはスター・ウォーズな雰囲気のSF作品といったところで、強大な悪役に対するわけではなく集団としての戦い、そこがやや物足りなくはありました。
驚きは帝国軍の提督で、これを見てしまうとエピソード8の撮影終了後に急逝したキャリー・フィッシャーのレイア姫、エピソード9でも見られるかもしれません。


2017年1月26日 鑑賞  ★★★★☆(4点)


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ずっと涌井

2017-01-26 02:12:06 | 千葉ロッテ

 

涌井の契約更改は2億5千万と札束が乱れ飛ぶことなく妥当なところに落ち着いたようで、しかしその金額も、一部に三年とも報じられた年数も推測の域を出ず、本人も球団も歯切れが悪かったようですから条件付き長期契約、国内FA権は留保ながらも海外FA権の行使は本人が望めば一定の条件で、といったものではないかと想像します。
いずれにせよロッテ愛、千葉愛を語ってくれたのが嬉しく、国内の他球団への流出だけは今後とも気にしないでよいのではないかと思います。
これで部屋着、また近くのコンビニまで羽織っていた涌井のレプリカユニがお蔵入りにならないことを喜び、そして本人が明言したキャリアハイの18勝を目指してファンも後押しです!


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神の御心のままに

2017-01-26 01:58:35 | 映画

 

とりあえず三日間が無事に終わったのでランディングはまずまず、ここから休暇モードになります。
ただ振替休日が5日あるので土日を加えて9連休を目論んだものの社内手続きが面倒なのと、どうしても出社しなければならない日があるので細切れ取得、単発で明日、4連休を二度、夏冬休みをくっつけての12連休はもう少し先ですが航空券、ホテルとも手配は万端、離島巡りの計画を立てればあとはお天道様に祈るのみです。
そんな今日は久しぶりの映画館、2年ぶり4度目の映画祭りはTOHOシネマズで6000マイルを貯めての1ヶ月フリーパス、しかし12月が超多忙だったので年末に発行して今月もズルズルと、残り一週間を切ってようやくの1本目ですから過去最低の小さな祭りになるかもしれません。

沈黙

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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この手の作品はグッとこないのでパスするつもりでしたが、先日に監督を喜ばせた窪塚洋介なんてニュースに心惹かれての「沈黙」は、やはり自分には難しすぎました。
どうも宗教が絡むと響くものがなく、信心が足りないと言われてしまえばそれまでですが無宗教ですし、どこか醒めた感じだったのが正直なところです。
それでも海路、陸路で万難を排して布教活動をしていた宣教師たちの熱心さと苦難は知っていましたし、その迷い、心の揺れには人間味に溢れて嘘っぽさがなく、また信徒たちの信仰に対する強さ、脆さ、神の御心のまま、とはちょっと違うのでしょうが結局のところは心の赴くままに、踏み絵ということはカソリックだったのか、自分の知識などはその程度です。
肝心の窪塚洋介はどうなんでしょう、人間の弱さを具現化したようなキチジロウが中途半端だったこともあり思ったほどの迫り来るものがなく、それよりもイッセー尾形の方が上手かったような、浅野忠信も人の良さと酷薄さの二面性にメリハリをつけて、その存在感はバリバリでした。
そしてポルトガル人の宣教師、あるいは百姓や番卒までもが英語で喋るのはご愛敬、いつ暴れ出すのかと思いきや神妙だったリーアム・ニーソン、無駄遣いにも思えた中村嘉葎雄、などの配役に驚き、また外国人監督が撮るとこうも日本は美しいのかと感動、日本人の残酷さが世界で一人歩きしないかとの心配、それらがないまぜとなった162分でした。


2017年1月25日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)


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2016年通信簿 68 大木貴将

2017-01-25 00:10:21 | 千葉ロッテ

 

68 大木貴将 内野手 25歳 年俸430万円

【2016年成績】 E 106試合 239打数 34得点 60安打 打率.251 3二塁打 2三塁打 0本塁打 24打点 16盗塁 15四死球 41三振

君津出身で拓大紅陵、正真正銘の地元選手である大木は初売りに登場をするなど野球とはやや違ったところでのアドバンテージを利して支配下選手登録を目指し、野手不足、枠ガラガラのチーム事情はありながらも、期限ギリギリで2桁の背番号を手にしてプロ野球選手としてのスタートを切りました。
そしてルーキーイヤーから浦和で100試合以上の出場と順調と言えば順調、ただ大木でなければ、といった色を出せなかったのが現実でもあります。
単なる穴埋め要員、便利屋から脱することができるのか、既婚者ですが端正な顔立ちで活躍できれば人気が出そうな大木ですので、周りの理解も必要です。

日大中退、左打者、育成枠出身、そして非力ともなれば岡田を思い浮かべてしまいますが、岡田ほどの強烈なインパクトは当然にありません。
16盗塁ながらも失敗も7で足をアピールし切れていませんし、そもそもベンチに大木を育てるつもりがあるのかどうか、出番がなければどうにもなりませんので前向きに考えたいものの本職の二遊間で66試合に対して外野が48試合と試合ができるようにするための存在のようにも見えます。
ナマで見たのは一試合ですがそこでも外野を守っての動きは寺嶋よりはマシ、な程度で、一軍を狙うための武器にはならないでしょう。
気になるのはそのタイプにそぐわない大きなスイングで、独立リーグですらノーアーチ、二塁打すら数えるほどの大木ですから何かを間違えているように思えてなりません。
ただ岡田ですら定位置を奪えていない現状で同じ系統で一段も二段も十段も落ちる大木が生き残るためには現状維持では厳しく、本人が考えてのことであれば見守るのみです。
菅原の加入でおそらくは内野専任になると思われる来季に同じぐらいの出場機会を得られるかどうか、今後を占うシーズンになるでしょう。


【オリオン村査定】 430万円 → 430万円 (±0%)


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子どもの王様

2017-01-25 00:04:00 | 読書録

子どもの王様

講談社

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最初に読んだハサミ男、そして美濃牛でいけると判断をして著書を買い揃えてみたのですが、黒い仏で評価は急落、そして右肩下がりを止めることができなかった殊能将之です。
いろいろな作風があると言ってしまえば聞こえはいいのですが腰が据わっていないと言いますか、あっちにフラフラ、こっちにフラフラ、その方向性が見えてきません。
冒頭からイヤな感じのあったこの作品も何を描きたかったのか、何を訴えたかったのか、さっぱりと分からないままに読み終えてしまいました。

平易な文章に戦隊ヒーローのようなテレビ番組、これは児童向けの作品なのかもしれません。
ただそのテーマは社会問題として挙げられているものでもあり、ショッキングな結末があり、とてもお子様向けとは言えないでしょう。
それでいて大人が読めば簡単に分かってしまうからくりはミステリーとしても中途半端ですし、迫り来るものものもない、同じものでも子どもと大人では見えているものが違う、世界が違う、悩み苦しみながら大人への扉を開ける、超好意的に見ればそうとれなくもないですが、おそらくはそういうことでもないと思われます。
まだ数冊あるのが気が重く、それが晴れる次の作品であることを願ってやみません。


2017年1月24日 読破 ★★☆☆☆(2点)


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どうした石川

2017-01-24 00:00:01 | 千葉ロッテ

珍しくも石川が前向きです。
まだマスコミの先行報道でしかありませんがダルビッシュ、田中などのメジャー組が軒並み不参加を表明したWBCですので石川の選出はほぼ確実のようで、肝っ玉の小ささをキャラとしてアピールしていたはずなのに「選ばれたらがんばります」とは超前向き、これはさらなる飛躍への第一歩と考えればファンとしても前向きになれます。
実際のところ開幕前の大事な時期にチームを離れるのは不安でしかないのですが、本人が言うように何か吸収できるものが少しでもあればと、ただそれを願わずにはいられません。
唐川、西野を引き連れてのハワイでの自主トレはニュージェネレーション、と呼ぶにはやや薹が立ってはいますが、未だに来季の契約がまとまらない涌井を脅かす最右翼の石川がチームの顔として一本立ちをするための大事なシーズンをロケットは望みません、安全確実なスタートを切ってくれればと思います。
そして話題にすればそろそろ公式発表となるかなと、涌井の生涯ロッテ宣言を心待ちにしています。


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2016年通信簿 67 金森敬之

2017-01-23 00:40:52 | 千葉ロッテ

 

67 金森敬之 投手 31歳 年俸1020万円

【2016年成績】 1試合 0勝0敗0S 防御率36.00 1回 5被安打 0被本塁打 1与四球 0与死球 1奪三振 被打率.625

この成績でよく契約してもらえた、契約更改のときの金森のこの言葉が、今季の全てを物語っています。
浦和の守護神として1勝8Sで6月に一軍昇格も1回5安打1四球4失点の大炎上で即降格、その後に一軍に呼ばれることはありませんでした。
終わってみればイースタンの最多セーブのタイトルを手にしましたが来季に32歳であることからして勲章と喜んでよいのか、若手の蓋にならないことを願ってやみません。

独立リーグからNPBへ復帰をした金森ですから心情的には応援をしたいながらも、積極的に一軍で投げて欲しいと思えるようなピッチングではないのが正直なところです。
ストレートに威力があるわけではなく、キレのある変化球を武器にしているわけでもなく、ベテランらしいボールの出し入れで勝負をするタイプはある意味でロッテらしいと言えなくもないですが、人材が枯渇をしているときであればまだしも今は20歳前後の若手の台頭が期待されていますからフィットしません。
どこか橋本健と立ち位置が似ているような、申し訳ないながらも一軍で金森がビシバシ投げている姿が思い浮かばず、二年続けての戦力外通告とさせていただきました。

2014年通信簿
2015年通信簿


【オリオン村査定】 1020万円 → 戦力外通告


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長い腕

2017-01-23 00:11:54 | 読書録

長い腕

角川書店

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呪い唄

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弔い花

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長い腕シリーズ、ではありますが、横溝正史ミステリ大賞を受賞した「長い腕」は2001年で、続編となる「呪い唄」が2012年は作者としては11年ぶりの二作目ですからwikiによればサラリーマンとの兼業なのか、完結編の「弔い花」などここ数年は活動を活発化させていますので気に留めておきたい、そんな川崎草志です。
愛媛県にある早瀬町を舞台にした近江敬次郎の復讐劇、明治から平成までの時代を前後しての展開はスピード感があってぐいぐいと引き込まれていきますが、逆に落ち着きがなかったのはマイナスか、それでもやや強引な人間関係を気にしなければ名作、もっと評価をされてよいのではないかと思います。

ただやはり個人的には「偶然」が多すぎるかなと、島汐路と上司の石丸圭一との距離、早瀬町で起きる殺人事件、地震により事故にあった汐路の従姉妹、などなど、それも敬次郎の執念と言ってしまえばそれまでですが対象が島家でないことは早い段階から明らかですし、ご都合主義は否めません。
東家、西家、宇賀家、古倉家、藤家、そして島家と早瀬町で御屋敷と呼ばれる旧名家、その零落、断絶など移りゆく様は時代の流れとともに変わらなければならない、しかし変われない人間の性を浮き彫りにしていて迫り来るものがあり、一つの人間ドラマでもあります。
また勝小吉や麟太郎、関東大震災で両親を失った長谷川正男など本筋とは関係のないところにページを割いたのが結果的には適度なブレーキになってよかったような、いずれにせよ理論詰めでトリックを解明するような作品ではありませんので念のため、あとは大工さんの視点での意見を聞いてみたいものです。


2017年1月21日 読破 ★★★★☆(4点)


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