シナリオ通りと言ってしまえばそれまでなのですが、大嶺弟の入団が年明けにも決まりそうな流れになってきました。
いろいろと出だしから話題を振りまいてくれた大嶺弟が、今度は野球で気持ちのいいニュースを届けてくれることに期待をします。
ロッテのドラ3大嶺弟28日面談入団内定も (12/25 日刊スポーツ)
飲酒で補導されたロッテのドラフト3位、八重山商工の大嶺翔太内野手(18)が、早ければ28日にも“入団内定”する可能性が出てきた。
石川副代表は24日、「28日に大嶺の自宅で第1回のヒアリングを行います。反省したかどうかは言葉じりや目を見れば分かる。1回で良ければもう面談はしない」と話した。
その内容を瀬戸山社長に報告し、同社長が最終判断。
順調にいけば大嶺の処分が終了する1月15日以降にも入団が正式決定する。
八重山商工から停学処分を受けた大嶺は、23日に処分期間を終え、24日から通常授業に戻った。
同校・真栄田教頭は「ボロボロになるまで日誌に反省文を書き、清掃活動もきちんと行っていた」と反省の姿勢を評価。
近隣の公園を清掃する様子は多くの市民の目に留まり、「おりこうさんだから」と1000円を渡されたこともあったという。
今後は10日間の授業観察期間を経て、1月15日にすべての処分が終了する。
最初の面接である28日に内定を出すほど稚拙なことはしないでしょうが、「反省が見て取れた」ぐらいのコメントは残すことになると思われます。
そして授業観察期間を終えた1月15日以降、春季キャンプの直前にも正式契約を結ぶことになるのでしょう。
背番号は2という話もありましたが44が濃厚で、もしかすると「ゼロからのスタート」という意味合いで00になるかもしれません。
今回の件は無いに越したことはないにせよ、プロ入り前に痛い目に遭ったことを本人と周囲がプラスに働かせることができるよう、そんなイベントであったと思いたいところです。
身体能力に秀でた期待の選手だけに、スタートが遅れたことを焦らずにじっくりとやってくれることを願っていますし、まずは高橋監督の指導に期待をすることにします。
スタルツとの交渉へロッテ代表が渡米 (12/25 スポーツニッポン)
ロッテの石川球団副代表が、新外国人投手として獲得を目指すドジャース・スタルツとの交渉のため年明けに渡米する。
先発左腕として期待しており「本命です。スタルツさえ獲れれば補強は完了」と全力を注ぐ構え。
ただ獲得に失敗した場合に備えてヤンキースのサンチェスを代替候補に挙げつつ「他にも何人か新しくリストアップしている」と現状を説明した。
他紙では大嶺弟の記事だけでしたが、機関紙はそつなく新戦力のニュースを届けてくれます。
まるで石川球団副代表に媚びを売るような表題はさておき、ロッテファンには有り難いことです。
そのスタルツですが、そうは言っても獲得はほぼ無理と見た方がよいでしょう。
球団幹部が渡米をするのですから金泰均と同様に別枠、億に近い獲得資金を用意しているのかもしれませんが、譲渡にドジャースが難色を示しているとの報道もあります。
そうなると相応のトレードマネーが必要になりますからハードルはさらに高くなり、サンチェスや他の候補の存在をそれとなく匂わせて逃げ道も周到に用意をしてあるところはさすがですし、むしろ本命はそちらにあるとの見方もできます。
これで万が一にでもスタルツの獲得が成れば一気に石川球団副代表の手腕が評価をされるのでしょうし、どちらにしても損はありません。
いずれにせよ補強は先発要員としての外国人投手の獲得でピリオドを打つようですからズレータの復帰は完全に無くなったものと思われ、これで今岡の獲得が決まれば支配下選手登録は69で残り1という山室や角らには厳しい現実が待っていることになります。
スタルツらの獲得に期待をする一方で育成枠選手の気持ちを慮れば素直に喜ぶこともできず、こうなるとやはり今岡の獲得への風当たりが強くなることは間違いないでしょう。
5人の新外国人選手の1軍枠争いとともに、いろいろと注目が集まる春季キャンプになりそうです。