オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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オープン戦は快勝でスタート

2009-02-28 23:37:27 | 千葉ロッテ

紅白戦、練習試合に続いて今日からオープン戦が始まり、いよいよ本格的な野球シーズンが始まります。
強力なライバルとなるであろう楽天との対戦を快勝し、幸先のよいスタートを切りました。

まずは投手、先日の紅白戦で打ち込まれた小林宏と久保が、ファンを安心させてくれるピッチングを披露しました。
小林宏はボールのキレ、制球とも抜群だったようで、本人も納得のコメントを残しています。
今日は3回を僅か35球の省エネピッチングで、昨年は制球難から球数を要してスタミナ切れを起こした感がありましたので、これはなかなかよい傾向です。
同じく久保も球数少なく楽天打線を簡単に片付けましたし、対外試合でピリッとした投球内容を見せてくれるとホッとします。
先日の小野、大嶺、清水に続いて小林宏、久保と先発候補が3イニング程度をきっちりと抑えてくれたことでローテーション争いも激しさを増してきましたし、おそらくは明日の先発であろう唐川が好投をすると、WBCで留守中の渡辺俊も穏やかな心境ではいられなくなるかもしれません。
故障中の成瀬が焦ってしまうのは困るのですが、高いレベルでの競い合いはウェルカムですので、このまま順調な調整が続いてくれることを願っています。

その後を継いだ中継ぎ陣の中で、根本と神田、中郷は1軍争いからこぼれないように必死のピッチングが続いています。
これまでがピリッとしない結果だっただけに、1度の失敗で浦和行きを命ぜられてもおかしくはありません。
そんな中で中郷が3者三振の快投を見せたことは収穫で、追い込みながらも逃げの姿勢が強かった昨年までの中郷からの脱皮の第一歩だと思いたいです。
またルーキーとして先陣を切った坪井は先頭打者を歩かすなど1安打1四球、左打者を抑えられなかったなど反省点の残る内容でしたので、次回の登板で挽回をしたいところです。

打線はバレンタイン監督らしく、今まで何だったの?と思うぐらいにオーダーを入れ替えてきました。
西岡を3番、井口を4番に据えてトップが早川で2番が福浦と今ひとつ意図が掴めないのですが、まあバレンタイン監督だからこんなものだと思うしかありません。
今日は井口の2安打3打点を始めとして福浦、大松、里崎と主力にヒットが出ましたし、腰痛で正捕手争いから大きく後退をした橋本がようやく復帰したことも朗報です。
またこれまでランビンに差をつけられていたバーナムが、未だにバーナムJRなのかバーナムjrなのかがハッキリとしないので暫くはバーナムで通しますが、広角に2本の2塁打を放ったことでDH争いが激化してきそうです。
消息不明だったベニーも先日から復帰をして連日ヒットを重ねていますし、ムニスの獲得による外国人選手争いにも注目が集まります。

その他では早坂が今日も外野を守り、田中雅は一転して二塁での起用、そして根元が三塁を守りました。
早坂は生き残るためには外野しかないと私は考えていますので、足を活かした守備力に磨きをかけるべく実戦経験を積むことはよいことだと思います。
また田中雅はこれまでの起用から今年は捕手としての出番が増えると思っていたのですが、よくよく考えれば昨年もキャンプまでは捕手中心でしたし、単に捕手の頭数が少なかったからという田中雅にとっては迷惑な理由によるものであったのかもしれません。
一方で根元は肩を考えれば厳しい三塁の守備も、とにかく出番を得るためには贅沢なことは言っていられないと割り切るしかないのかもしれず、守備でのアピールは難しいでしょうからバットで目立つしかありません。
これだけのライバルが居れば塀内や渡辺正が一塁も含めたあらゆる内野のポジションを守ることになるのは仕方がなく、また両人は左右の控えとして重要なプレーヤーであることも間違いありませんから、とにかく堅実な守備とバントに徹してもらいたいものです。

ところで注目をしていた西岡と野村監督との丁々発止ですが、西岡がコーンロウの頭のままで挨拶に行ったのかどうかは不明ながらも、和やかなものであったようです。
口の悪い野村監督も慕ってくるような素振りには甘いようで、西岡と井口のITコンビに「アライバを越えろ」とエールを送ったとの報道がされていました。
期待をしていたラズナーが今ひとつで、打線も中村紀が不発でまんじゅう状態を抜け出すのがやっとだっただけに試合後は不機嫌だったでしょうが、パシフィックを愛する者としてはいろいろな話題でリーグを盛り上げてくれている野村監督には頭が下がります。

明日も楽天とのオープン戦です。
唐川、上野らが登板すると思われますので、いや家庭の事情で上野はダメかもしれませんが、それでも他の若手投手の登板があるでしょうから非常に楽しみです。
雨続きの千葉とは違って長崎は明日も天気はよさそうですので、実りのあるプレーでファンを喜ばせる試合をしてくれることを期待しています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 2 0 2 2 1 0 2 0 0 9 10 0
楽天 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 6 2


◆2月28日(土) 楽天-千葉ロッテOP戦(ロッテ1勝、13時、長崎、5,838人)
▽勝 小林宏 1試合1勝
▽敗 ラズナー 1試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏、久保、伊藤、根本、神田、坪井、中郷―里崎、橋本
楽天 ラグナー、木谷、愛敬、グウィン、川岸、チルダース―嶋

 

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支配下選手登録レースの行方

2009-02-28 18:16:47 | 千葉ロッテ

新外国人選手として、以前も報道のあったキューバ出身のムニスが育成枠で契約をしました。
これで15人目の育成枠選手となり、開幕までに誰が支配下選手登録をされるのかが注目をされます。

ロッテがキューバ選手獲得!田沢から3安打! (2/27 スポーツニッポン)

ロッテは27日、キューバ国籍のフアンカルロス・ムニス外野手(33)=1メートル80、90キロ、右投げ右打ち=を育成選手として獲得した、と発表。
背番号は135で年俸500万円。
28日から2軍に合流する予定。
ムニスは、2006年まで米大リーグ、マーリンズ傘下のマイナー球団に所属。
メジャーの経験はない。
07、08年には現在の居住地であるブラジルの代表に選出され、昨年には、当地に遠征した新日本石油ENEOS田沢投手(現レッドソックス)から3安打している。

キューバ出身ながらブラジルナショナルチームに所属と不思議な経歴を持つムニスですが、その身体能力を考えればどうしても期待をしてしまいます。
チームの最大の補強ポイントである右の外野手でもありますし、キンデランやリナレスといったキューバの大砲といったイメージが先行をするため、多くのロッテファンがズレータの穴を埋めるぐらいの期待感を持っているのではないかと思います。
もちろん35歳を越えてからとは言ってもキンデランらが日本で残した実績を知らないわけではありませんし、日本人選手の全員がイチローや松坂ではないのと同様にムニスも単にキューバ人選手であるだけなのですが、それでもワクワクとしてしまうのが正直なところです。

そのムニスは育成枠としての契約で、いくら日本人と同列には語れないとは言っても、33歳という年齢からして悠長に育成をするために獲得をしたとは思えません。
経歴や実績の不明さからお試しという意味合いが強いのではないかと、そう考えるのが妥当でしょう。
2軍での実戦を経て早い段階で白黒をつけて、日本の野球に適合できそうな感じであれば背番号が軽くなる日もそう遠くはないかもしれません。
打撃だけではなく足にも自信があるようですから、とても楽しみです。

熊本GL、ロッテ2軍と練習試合 (2/25 南日本新聞) 

薩摩川内市でキャンプ中の千葉ロッテ2軍と、社会人の熊本ゴールデンラークス(GL)の練習試合が24日、同市総合運動公園であった。
熊本GLには鹿児島県出身者が6人おり、家族らの声援を受けて元気な姿を見せた。
熊本GLは、選手全員が母体のスーパーで働きながら野球に取り組む社会人球団。
創部2年で都市対抗野球に初出場。
昨秋、エース香月が千葉ロッテに指名を受けた。
この日、熊本GLの先発は川畑正明(樟南高-崇城大)。
軸足に体重を乗せて沈み込むフォームが特徴。
最速143キロの直球と、キレのあるスライダーやフォークを操り、3回を被安打1、無失点に抑えた。
「香月が抜けた分、自分が引っ張っていく覚悟で臨む」と意欲を見せた。
俊足好守の川崎成晃(鹿児島商高-福岡大)は三番センターで先発した。
昨年の都市対抗野球で本塁打を放つなど、プロ注目選手に成長。
「ドラフトを視野に走力や守備を磨きたい」とプロ志向を持つ。
ともに「都市対抗優勝」を目標に掲げた。
試合は、ロッテ育成選手の大谷(樟南高卒)が先制点となるプロ初アーチを左翼ポール沿いに放ちアピール。
終盤、ロッテ打線が熊本GLをとらえ、7-3で勝った。

そうなると負けてはいられないのが同じ右の外野手である大谷で、ちょっと贔屓にしている大谷が順調に育っていることがうかがえるニュースは喜ばしいです。
練習試合とは言ってもプロ初ホームランは成長の証ですし、どんどん実戦で経験を積んで欲しいと思います。
もし球団が失念をしているのでなければ、おそらくは開幕までには支配下選手登録数を規定の65人にするために最低1人の昇格を決断することになりますから、大谷だけではなく全育成枠選手の目の色は変わっていることでしょう。
昨年の実績を考えれば宮本か小林憲あたりが妥当なところなのかもしれませんが、大谷や角も負けずに頑張ってもらいたいです。
そんな彼らにとってはムニスの加入は相当の脅威でしょうが、ただ外国人野手の枠を考えれば開幕までにムニスが昇格をするためには余程の活躍が必要ですので、あまり気にせずに自分の素材をアピールすることに専念をすればよいと思います。
誰に朗報が届くのか、3月も熱い戦いが続きます。

 

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昨年の轍は踏まない

2009-02-27 20:02:16 | 千葉ロッテ
前日に続いて2日連続の練習試合、対戦相手は楽天だと思い込んでいましたが実は日本ハムでした。
昨年は服部が大口を叩いて中田に返り討ちにされてしまいましたが、今年はそれを振り払うかのような試合ぶりでした。

西岡が先頭弾を放ち、井口が2安打、福浦の連続試合ヒットも継続をしましたし、13安打ですから昨日の鬱憤をはね返してくれました。
投手陣もまずまずの結果を残し、昨年とは違って今年は順調な感じがします。
好天に恵まれたキャンプだったことも大きいですし、何より昨年の轍を踏まないような選手起用が大きいと思います。

昨年は投手はオープン戦の後半になっても5回を投げきる投手がいたかどうかを覚えていないぐらいに細切れの起用でしたし、野手は早々に主力を帰京させてしまいました。
投手に関してはYFKの解体でいろいろな投手を試したいとの意向があったことは理解をしていますが、それにしても野手とともに開幕にむけて準備不足であったことは否めず、開幕ダッシュは無理であろうと予想をした通りの結果となってしまったことはロッテファンの悲しい運命です。
その反省からか今年は紅白戦から主力選手を実戦に起用をしていますし、この時期に小野や清水に3~4回を投げさせているのはペースが早すぎではないかと、例年より遅い開幕を考えて逆に心配になるぐらいです。
バレンタイン監督としては今年が最終年ということで選手を試すという必要性を感じていないだけという気がしないこともないのですが、何にしても早く戦闘態勢に入れることは悪い話ではありませんので、適度に休ませながらも主力を中心とした実戦をこなしていけば、意外にも今年は開幕ダッシュを期待できるかもしれません。

そうなると控え選手は数少ない出番を確実にものにしなければなりませんが、渡辺正が失策で投手の足を引っぱってしまったのには頭が痛くなります。
渡辺正などは守ってなんぼの選手であり、ただでさえ井口の加入で根元すら控えに回されるという内野陣の状況を考えれば、こういったミスは致命的です。
本人もその自覚はあるでしょうし、ミスをしたくてしているわけでもないのでしょうが、とにかく派手さよりも堅実なプレーが求められることを忘れないでもらいたいです。
佐藤兼伊知ぐらいにはなってくれると期待をしていますので、こんなところで挫折をしてもらっては困ります。

ところで明日からオープン戦が始まりますが、初戦の対戦相手は楽天となります。
どうやら野村監督が試合前に相手チームへの挨拶をする選手にぼやいているようですが、明日は西岡がコーンロウ、ずっとコーンローだと思っていたのですが、この頭を引っさげて挨拶にいってくれると思いますので、どんな反応を示すかが楽しみです。
自分のところにはこないとも言っていたようですから、きてくれた喜びと、気に入らない頭を見て複雑な表情になるような気がします。
笑いをかみ殺しながらも強面で対する、そんな野村監督の明日のコメントに注目です。

 

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対外試合が始まる

2009-02-26 21:08:20 | 千葉ロッテ

春季キャンプも終了して開幕まで1ヶ月余りですが、28日のオープン戦に先駆けてヤクルトとの練習試合がありました。
紅白戦とは違って投打のいずれの結果も額面どおりの評価に繋がりますので、段々と緊張感が高まってきます。

残念ながら白星スタートとはなりませんでしたが、内容が大事な時期ですから勝敗に一喜一憂する必要はありません。
もちろん勝つに越したことはありませんが、くだらない勝ち試合よりも期待感の持てる負け試合の方が100倍も嬉しいです。
そういう意味では価値のある試合であった、そう評価をしています。

新人木村、香月が無失点の好投 (2/26 日刊スポーツ)

ロッテの若手投手が、今季初の対外試合となったヤクルト戦で持ち味を発揮した。
香月、木村のルーキーコンビはそれぞれ1回を無失点に抑え、3年目の大嶺もチェンジアップの精度を上げて3回1失点と及第点の内容だった。
バレンタイン監督は「どの投手もそれなりにいい内容だった。大嶺は投げるたびに自信を深めている。先発要員として考えている」と、構想を膨らませていた。

ヤクルトもレギュラークラスが福地、ガイエル、畠山ぐらいですから抑えて当然とも言えますが、それでも若手投手が結果を出してくれたことは喜ばしいです。
木村は紅白戦で打ち込まれていたことで精神的にも追い詰められていたでしょうし、逆に結果の出ていた香月は調子の維持に腐心をしていたでしょうから、この両ルーキーがホッと一息つけたであろうことが最大の収穫であったと思います。
また先発をした小野、そして大嶺と高めに浮きながらもボールには力があったようですし、バレンタイン監督が抜擢を考えているように見える松本も好スタートを切りました。
投手に関しては100点の初戦であったと思います。

打者についても移籍の井口がヒットを放ちましたし、福浦にヒットが出続けていることは朗報です。
今江が欠場をしたのが気にはなりますが、悪い話しも伝わってきませんので心配はないでしょう。
ヤクルトとは違ってほぼ主力が顔を揃えた打線が、期待の若手とは言っても実績のない由規や赤川、塚本らに抑えられたというのは憂うべき事態ですが、昨年の轍を踏まないように実戦で調整をさせていけば、開幕までには調子を上げていってくれるものと思います。
いよいよ早坂の外野へのコンバートが本格化しそうな気配と、意外にも捕手としての出番が増えそうな田中雅の動向を確認できたことも、収穫と言ってよい試合でした。

 

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第三の覇者(4)

2009-02-24 22:15:24 | 読書録
第三の覇者〈4〉

学習研究社

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徳川家康は石田三成ともども大坂城に豊臣秀頼を屠り、それを黙認した直江兼続は自らの天下三分の計を放棄することとなります。
しかし兼続は家康の虚を突いて上野から相模に進出をして箱根の険に拠り、家康はその兼続を引っ張り出すために策謀を練り、前田利長の空虚な作戦に引っぱられる形で家康、兼続、利長、そして真田昌幸が美濃の関ヶ原で最終決戦を迎えます。

結局のところ兼続が描く戦略が何であったのか、最後まで分からないままに終わってしまいました。
鬼神のごとき采配で一気に片をつけてしまうのかと心配をした始まりからは考えられないぐらいに、中盤からは利長に振り回されるばかりで冴えが見られません。
その悪い流れを例によって数の論理を無視した上杉軍の奮闘で帳尻を合わせてしまったという、着眼点が良かっただけに非常にもったいない結末でした。


2009年2月24日 読破  ★★★☆☆(3点)

【関連図書】 第三の覇者(1) 第三の覇者(2) 第三の覇者(3)

 

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開幕投手は清水

2009-02-23 21:11:01 | 千葉ロッテ

 

今年の開幕は千葉マリンで迎えることになりますが、その開幕戦の先発が清水に内定をしました。
予想はしていましたが、この時期の発表にはちょっと驚いています。

早くも指揮官が指名 ロッテの開幕投手は清水 (2/23 スポーツニッポン)

ロッテの開幕投手は、昨季チーム最多の13勝を挙げた清水に決まった。
石垣キャンプ最終日の23日、バレンタイン監督が明言。
2年ぶり4度目の大役に、清水は「たまたま1番最初に投げるだけ。そこからチームを引っ張っていきたい」と冷静に意気込みを語った。
この日は総仕上げとして約40球。
最終クールの4日間では3度ブルペン入りし、力のある直球を中心に、周囲をうならせる投球を披露した。
「いいキャンプができた。最初は動きたいのを抑え、投げる数もセーブした。最後のクールは強く投げられたし、腕も振れた」。
近年では遅い4月3日の開幕に備え、はやる気持ちを抑えながら仕上げてきた。
指揮官も「昨シーズンの状態、キャンプの状態を見てふさわしいと思った」と順調さを認めた。
打ち上げのあいさつで、選手会長の清水は「西武が持っているチャンピオンフラッグを取り返そう」とチーム全員へ語った。
開幕戦の相手は、昨季日本一の西武。
4年ぶりの優勝へ、エースが気持ちを高ぶらせた。

たかが1試合のことではあるのですが、開幕戦は1/144以上の価値を持っていると考えています。
特に開幕投手はその1年の軸として期待をする選手を起用するわけですから、非常に重要なポジションです。
いわゆるエースと呼ばれる投手が務めることがほとんどであるのはそういった理由からであり、伊良部を差し置いて園川を開幕投手に選んだ江尻監督に対して、「開幕投手には格がある」と怒った王監督の気持ちも分かります。
対戦チームとの相性などを考えて戦略を巡らせるのではなく、エースでどんと勝ちにいく、これが開幕戦です。

私は今年の開幕投手は清水であって欲しいと考えていましたので、今回の発表はタイミングはともかくとして、正しい判断であると見ています。
清水とともに昨年の勝ち頭であった渡辺俊がWBCに選ばれて開幕に向けての調整に不安があること、意欲を見せていた成瀬が故障で出遅れたこと、小林宏や久保は復活が先決であること、大嶺や唐川ではまだ格が備わっていないこと、など消去法的な意味合いがあることも否定はしませんが、何より昨年に見せた清水のチームを引っぱる姿勢を高く評価していることが最大の理由です。
契約問題での姿勢には不満があるものの、そのチーム最高年俸に相応しい自覚を体で表現する力を持っていると、期待を込めて今年の清水を見ていきたいと思います。

また、開幕投手の呪いへの免疫があることも、清水を推していた理由の1つであったりします。
くだらないことではあるのですが、2年続けて開幕投手がダメダメのシーズンを送ってしまった事実を目の当たりにすると、福浦が断ったとも言われる弁当の呪いと同じぐらいのインパクトを持つのではないかと思ってしまう自分がいます。
そんなところに渡辺俊を推す勇気は自分にはなく、その洗礼を1度は浴びた清水がエースとしての力を持ってジンクスを打ち破る、そんなシナリオに期待をしています。
西武はWBC帰りの涌井と失意の岸を天秤にかけて決定をするのでしょうが、相手がどうではなく自分のピッチングで昨年の覇者をねじ伏せる、そんな清水であることを願っています。

 

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上野がキターッ

2009-02-23 20:28:08 | 千葉ロッテ

 

紅白戦も6戦目、これがキャンプでの最後の実戦になりますが、ついに上野が先発のチャンスをもらいました。
失点はしたものの3回を自責点ゼロで切り抜けた上野は、無事にオープン戦に向けてチャレンジ切符をゲットできたと思います。

小林宏や久保が滅多打ちに近い惨劇を見せた試合でしたから、上野のピッチングはベンチに強い印象を与えることができたのではないかと思われます。
追い込んでからの攻め方に課題があるとの報道もされていましたが、そこは受ける捕手が上野の持ち味を把握すれば解決できる可能性が高いでしょう。
荻野もデビュー当初は里崎がいろいろと試していたことでパットしないものでしたが、縦のカーブが武器になると見極めたことで大きな飛躍を遂げました。
実戦で場数を踏むことで成長をするのは当の選手だけではなく、チームとして、この場合で言えば捕手のリードも成長をします。
上野だけではなく坪井や香月、そして出遅れ感のある木村にしても、とにかく里崎や橋本と数多くバッテリーを組んでもらいたいと思います。
渡辺俊はWBCに選ばれてチームを留守にしていますし、成瀬は故障もあって紅白戦に登板をせず、小林宏と久保はこんな調子で先発陣の出遅れ感は最高潮ですから、オープン戦で手応えがあるようなピッチングができればペナントレースでも先発のチャンスをもらえるかもしれません。
大嶺や唐川とともにニュージェネレーションの波を起こして欲しいと、とにかく期待をしていますので頑張ってもらいたいです。

それにしても打線が好調と言うべきか、投手がなっていないと嘆くべきかは微妙なところではありますが、この時期にしてはバットが振れている選手が多いようです。
今年は天候に恵まれて屋外での実戦形式のバッティングを数多く出来ていたこととは無縁ではないのでしょうが、とにかく昨年に故障に泣いた里崎と今江が元気なのが心強いです。
里崎はWBCを諸々の理由で辞退をするなど今年に賭ける意気込みは強いでしょうし、今江も昨年の大事な時期のリタイヤで無念の思いを抱いていることと思います。
キャプテンである里崎と笑顔の今江の調子が良ければチームが活気づきますので、このまま開幕までの1ヶ月を順調に過ごしてくれることを祈っています。

福浦は紅白戦の全試合に出場をするなど体調はよさそうですし、ランビンが早川やサブローを脅かすような動きを見せてくれています。
井口も思うように体を動かせているとの実感を口にする一方で、根元や神戸、早坂らの若手も下からの突き上げをアピールするなど、非常に楽しみな流れになっています。
この流れを対外試合でも維持ができるのか、明後日からの練習試合、オープン戦でどういったプレーを見せてくれるのかと今からドキドキしています。
チケットの発売も始まりましたし、春はもうすぐそこです。

 

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開幕戦の指定席はゲットできず

2009-02-22 22:04:02 | 千葉ロッテ

まあ昨年もそうでしたから予想はしていましたが、相変わらず繋がらないネット予約にイライラとさせられた1日でした。
平日は726チケットでの観戦となるので今回は開幕3連戦と月中の週末の5試合分の指定席を目指していたのですが、開幕3連戦は1試合も取れずに勝率は4割で終わりました。

予約開始の10時とともに「ページが見つかりません」の嵐がやってきましたが、それでも10時過ぎにはまだ10回に1回ぐらいの割合でページを開くことが出来たために、何とか月中の2試合だけは希望の指定席をゲットすることが出来ました。
しかし人気殺到の開幕3連戦は全くダメで、30分経ってもダメなら毎度の諦めで昼過ぎに余り物を拾うコースに切り替えたのですが、今回は昼過ぎから19時ぐらいまで「現在は受け付けていません」というふざけた表示がされ続けていました。
おそらくはシステムダウンでもしたのでしょうが、これもお決まりの風物詩ですから乾いた笑いでもするしかありません。

繁忙期にキャパシティを合わせたシステム増強などはできるわけもないのは分かってはいますが、それにしても毎年毎月毎度のイライラをどう考えているのか、きっと「繋がらないのは人気の印」ぐらいに思っているのではないかと推測をしています。
昨年までの例で言えば、5月分以降はフィールドウィングシート以外は贅沢を言わなければ夜に入ってからでも大丈夫でしたので、今年も焦らず気長に構えていこうと思います。
肝心の開幕3連戦は次の一般販売の時に指定席をゲットできなければ、何時間も並ぶのは嫌なので自宅観戦と割り切ることになるかもしれません。
それはそれでいいかなと、今から自分を納得させるモードに入らざるを得ない、そんな今日のチケット騒動でした。

 

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西岡が楽天に挑戦状

2009-02-21 16:45:57 | 千葉ロッテ

 

西岡が楽天に対して挑戦状を叩きつけました。
正確には野村監督への挑発であり、やんちゃ坊主がおじいちゃんに甘えているだけという気がしないでもないのですが、両者の笑いながらの丁々発止が楽しみです。

西岡コーンロウでノムさんに挑戦状 (2/21 スポーツ報知)

ロッテの西岡剛内野手(24)が20日、楽天・野村克也監督(73)に挑戦状をたたきつけた。
17日ぶりに髪形を細く編み上げた「コーンロウ」に変えて登場。
普段から選手に礼儀やマナーの大切さを説く指揮官をあえて挑発し、28日のオープン戦初戦での必勝を誓った。
ニヒルに笑った。
「ノムさんがどんな反応をするか。今から楽しみやな」
19日に石垣市内の美容院に足を延ばし、髪形を攻撃的スタイルに。
最終クール初日は午前のみの練習となったが、戦闘態勢を整えた。
リベンジの思いが表れた。
昨年4月3日。
年齢差を超えてウマが合う野村監督に「楽天が優勝したら丸刈りにします」と宣戦布告しながら3打数2三振。
楽天に球団史上初の単独首位を許した。
結局、丸刈りにはしなかったが、悔しさを引きずっている。
WBCの落選を発奮材料にしているキャンプでは、連日の居残り特打に取り組み、紅白戦5試合で2本塁打。
「開幕まで結果にこだわらない」というが、ノムさんに対しては前哨戦から圧倒する。

昨年は開幕早々の4月に仙台で楽天に3連敗を喫し、球団初の屈辱を味わいました。
記事中では3戦目に西岡が2三振をしたことだけを取り上げていますが、その前の2試合では9打数4安打ですから一方的に抑えられていたわけではありませんが、それでも「丸刈り宣言」は話題になりましたし、楽天側からすると発奮材料にはなったはずです。
同月の千葉での3連戦では千葉マリンで号外が配られるなどリベンジムードが盛り上がっていましたが、肝心の西岡は故障で欠場、頭2つはとったものの、3戦目は岩隈に抑えられて「仙台の仇を千葉で討つ」とはなりませんでした。

球団創設から5年目に過ぎない楽天ですが、侮れないぐらいに戦力が充実をしてきました。
岩隈、田中、朝井、永井、青山らの投手陣はリーグでも屈指ですし、ここにラズナーや藤原などの新戦力の加入に長谷部や片山らの成長を考えれば、恐怖感すらあります。
故障者が続出をしているようですし、岩隈も昨年のような獅子奮迅の活躍を期待するのは無理な相談だとは思いますが、打線もセギノール、山武、リックに加えて中村紀までが顔を揃えているだけに、CS圏内に入るための強力なライバルになることは間違いありません。
西岡も当然そういった意識は持っているでしょうから、リーグを盛り上げるために意図的にバルーンをぶち上げたといったところではないかと思います。

おそらくは再び編み上げたコーンローの頭を引っさげて、試合前に野村監督に挨拶をしに行くのでしょう。
楽天との試合はオープン戦が28日、練習試合が26日ですから、痒い頭を1週間ほど我慢をするのか、キャンプ打ち上げ後の24日あたりに調髪しなおしてから臨むのかは分かりませんが、野村監督も西岡の意を汲んで派手なパフォーマンスをしてくれるでしょうから、どんなやりとりになるかが注目です。

 

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プラチナ会員の迷い

2009-02-20 23:22:11 | 千葉ロッテ

 

いよいよ明後日からシーズンチケットの発売が始まります。
22日はTEAM26の先行発売日ですが、おそらくは例によって全然繋がらずに目的のチケットをゲットするのは極めて困難と思われます。
それでも早起きをしてPCの前に鎮座してしまうのが悲しい性ですが、月に一度のお勤めですから頑張るしかありません。

昨年もロッテに湯水のようにお金をかけたこともあって、2009年もプラチナ会員です。
ただMポイントは一昨年よりも多かったので会員番号も片手に入るかと思いきや、2ケタに逆戻りとなってしまいました。
下一桁は消していますが、写真を見ていただければ分かるとおり10番台です。
プラチナ会員の会員番号はMポイント順だと聞いていましたし、そう固く信じていたのですが、実際はそうではなさそうです。
他のプラチナ会員の方のブログからの情報ですと、どうやら入会処理順に採番をしているものと思われます。
昨年の1ケタゲットに気をよくして更に若い番号をゲットするべく多少の無理はしていただけに、ちょっと凹んでいます。

昨今の景気後退の影響を私も当然ながら受けていますし、今年はグッズの購入などを多少は控えようかと思っていた矢先の(私にとっての)衝撃の事実ですから、こうなると財布の紐を締める傾向が強くなりそうです。
何だかんだ言っても放っておいてもプラチナ会員の圏内には入れると思いますし、新年度の入会申し込み開始とともに特攻すれば若い番号をゲットできるのであれば、昨年の半分以下のペースでもいいのではないかと思ったりしています。
別に若い番号だからどうというわけでもありませんが、何となくそんな気になってしまっていましたので、今年はいろいろと悩みながら球場に足を運ぶ1年になりそうです。

 

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バレンタイン監督と井口がジャブの応酬

2009-02-20 00:59:58 | 千葉ロッテ

 

春季キャンプも第四クールの最終日にもなってから、バレンタイン監督と井口がジャブの応酬をしたようです。
井口枠とも呼ばれる二塁レギュラー確約契約を無視したかのように井口を一塁守備に起用をしたバレンタイン監督に対して、井口は軽くいなしてみせました。

草野球以来!井口ファースト守った! (2/19 スポーツニッポン)

ロッテ紅白戦に3番・二塁で先発した井口資仁が6回から借り物のファーストミットでプロ初体験の一塁を守った。
飛球や三振ばかりで守備機会はなかったが「一塁は草野球以来。どこでもやると監督には言ってます」。
バレンタイン監督も「井口はシーズンで一塁や三塁も守るかもしれない。何の下地をつくらず、その時にケガでもしたら困る」と公式戦での一塁起用の可能性も示した。

この記事だけを見ると井口枠について両者に一定の合意がされているようにも思えますが、実状はそうではないようです。
例えば日刊スポーツは、「監督には『どこでもやる』と言っているけど、本番ではないでしょう」との井口のコメントを載せています。
瀬戸山球団社長の失言により井口枠の存在が明らかになり、やや苦しい立場にある井口が大人の対応を見せたかのような社交辞令的な発言に対して、それを逆手にとったバレンタイン監督が井口やフロントの反応を見るために軽い挑発をしてみせた、そんなところではないかと考えます。
タイミング的にも休日前とインターバルが空くだけに反応を見やすく、しかし井口が即刻否定をしてみせたことで、守備位置の問題はこれで決着がついたと見てよいように思います。

私はレギュラー確約となる井口枠には否定的ですが、かと言って井口に他のポジションを守らせることを是と考えているわけではありません。
里崎に一塁や三塁、福浦に外野、西岡に二塁、今江に二塁、サブローに遊撃を守らせることなどはありえないのと同様に、井口が二塁以外を守ることなどはあってはなりません。
昨年のオーティズの例をとるまでもなく、慣れないポジションを守ることで故障の可能性が高くなることは明白ですし、井口はそんなリスクを負わせるクラスの選手ではありません。
とにかく出番を得るために複数のポジションを守ることが求められる早坂や神戸らと同列に語ることこそ、バレンタイン監督が常々口にしている「リスペクト」に反します。
「下地を作らずに起用をして故障をされても困る」とのバレンタイン監督のコメントも、そうであれば両者合意の上で守備練習を経た上で起用をするべき話であり、実戦でいきなり起用をすることのリスクを考えれば暴挙と言ってもよいです。
また福浦やバーナムらの動きを見る限りでは、井口が一塁を守るケースが出てくるとは思えませんから、やはりバレンタイン監督の井口の一塁起用の発言が本気とは思えません。
もし仮に本気であれば井口の反発、フロントの介入と、お家騒動がすぐそこですので、バレンタイン監督が意固地に、あるいは自暴自棄にならないことを祈ります。

必死に1軍に残るべく戦っている若手にとっては日々のプレーが大事であり、きな臭い雰囲気などには気がつかないような振りが求められます。
そんな中でルーキーで一番早くニュースになった香月が、再び好投を見せて強烈なアピールをしてくれました。

ロッテ6位香月4回0封開幕1軍アピール (2/19 日刊スポーツ)

ロッテのドラフト6位ルーキー香月良仁投手(25=熊本ゴールデンラークス)が開幕1軍へ猛アピールだ。
18日、石垣市中央運動公園で行われた紅白戦で4回を3安打無失点に抑え、先発でも使えるスタミナを証明した。
右打者への内角に食い込むシュートを武器に、井口、今江、里崎ら強打者を無安打に封じた。
「真っすぐがどれくらい通用するか試したかった。打ち取るイメージは見えてきたけど、結果に一喜一憂しないで過程を大事にしたい」と口元を引き締めた。
前日17日に香月を含む若手投手と会食したバレンタイン監督は「1軍に残りたいという積極的な気持ちが素晴らしい」とメンタルの強さを評価。
社会人時代にスーパーの総菜売り場で働きながらプロを夢見た反骨心が支えとなっている。
実兄のオリックス香月については「たまに連絡しています。向こうも必死でしょうから負けないようにしたい」と、1軍での兄弟対戦を心待ちにしていた。

ピッチング練習の時から高い評価をされていた香月が、実戦でも結果を残したわけですから、前日に打ち込まれた木村や坪井を現時点ではリードをしていることは確かでしょう。
25日からの練習試合には大嶺と唐川が先発をすると予想をしていますが、もしかすると香月がそこで、あるいはオープン戦の初戦にあたる28日にデビューをするかもしれません。
このままとんとん拍子でいくほど甘くはないでしょうが、少なくともハングリー精神についてはルーキーでは一番でしょうし、こういった一度は夢を諦めかけた選手が脚光を浴びることは他の選手にもいい影響を与えることになりますから、その努力が報われることを願っています。
主軸に調整遅れが多いために出番は増えると思われますので、それこそ一喜一憂することなく、確実に前進をしていってもらいたいと思います。

 

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今江が復活

2009-02-19 01:03:00 | 千葉ロッテ

 

紅白戦に姿を見せずに心配をしていた今江が、4試合目にしてようやく登場をしました。
骨折をした手首をかばったことによるものか、肘や肩が不調との話も伝わってきていましたので、元気な姿を見てホッとしました。
そしていきなり2安打2打点と、今季も主軸として活躍をしてくれるであろう期待感が高まってきます。

やはり今江が打線にいるといないとでは、重みが違いすぎます。
今年の打順は井口の加入もあって下位からのスタートになるのでしょうが、早川の調子によっては2番を任されることもあるかもしれません。
チーム内ではきっちりとバントを決める技量を持っている数少ない選手の1人ですし、意外に足が速いながらも走塁には消極的な姿勢を矯正するためにも、今江の2番というオーダーは日替わり打線の一例ではなく、固定してみるのも面白いような気がします。

ようやく今江が戻ってきたと思ったら、今度は成瀬が左足の張りで別メニューとなってしまいました。
一部に内転筋を痛めた可能性も、との報道があり、もしそうなると調整遅れが必至ですから、せっかくここまで順調だった成瀬が開幕に間に合わなくなる恐れが出てきました。
小林宏が上体の張りから復帰したとの話がなく、久保とともに紅白戦に未登板ですから調整が順調とは言い難く、渡辺俊もWBCの影響を考えれば無理はさせられません。
開幕まで1ヶ月以上あるとは言っても心配なニュースで、軽症であることを祈りたいのですが、とにかく焦って傷口を広げるようなことにはならないようにしてもらいたいものです。

こんな状況ですと新戦力の台頭に期待をしたいところですが、大嶺、木村、坪井と期待の若手が痛い目に遭ってしまったようです。
どうやら特別ルールでケース打撃も含めた試合のようですから失点は気にしなくてよいのかもしれませんが、やはり被安打が多いと心配になってしまいます。
ここいらで一呼吸ついた方がシーズンに向けてはよいことだとは思いながらも、実績のない選手にとっては気持ちの余裕がないでしょうから、コーチやベテラン投手が精神的な部分も含めたフォローをしてくれればと思います。
そんな中で贔屓の引き倒しになりつつあるスマイル上野が、3安打を打たれながらも7打者で2イニングを乗りきるという粘り強さを見せたことが私としては非常に嬉しいです。

投手だけではなく野手にも故障者が続出しているようで、橋本は疲労性腰痛から練習に復帰をしましたが、今度はその橋本の不在でスタメンマスクを被って3安打を放った金澤が腰痛を発症し、また細谷が左脇腹痛で2軍に降格となってしまいました。
代わりに1軍に合流をしたのが新里で、田中雅はすっかりと捕手専任になっているようですし、里崎vs橋本の一騎打ちと見られていた正捕手争いの風向きが変わってきました。
せっかく同じ土俵で勝負をさせてもらえるとの言質をとった橋本はスタートダッシュに失敗をし、第3捕手として期待をされていた金澤がひ弱なところを見せたのに対して、ハツラツとしている田中雅に地味ながらも着実に力をつけてきた新里が逆転を狙えるような素地が整いつつあるように思います。
これは数年後を考えれば歓迎すべき流れなのですが、これで2軍キャンプの捕手は青松と宮本のみという恐ろしい自体になってしまったこともまた事実で、鹿児島に溢れかえる投手のボールを誰が受けているのかが心配になってきます。
若手投手が伸びているとは言いながらも大嶺や唐川という上位指名の選手が見込みどおりに育っているだけで、中位以降の指名選手が伸び悩んで若年で解雇をされてしまう現状が、ずっと言われ続けている質量ともに不足をしている捕手の補強を怠っていること、これが大きな理由の1つと思えてなりません。

サブローも左脇腹の違和感で紅白戦を欠場してバレンタイン監督が怒りのミーティングを開いたそうですが、せっかく今年は天候に恵まれて順調なキャンプとなっていることを喜んでいただけに、大塚のリタイヤで始まった野戦病院化の流れが早く止まって欲しいものです。
福浦がやたらと元気で、両新外国人選手も地味に結果を残していますので、早くサブローや細谷、そして大塚らも復帰をして競争によるレベルアップをチームにもたらしてくれること、もちろん焦らせているわけではありませんが、とにかくそれだけを願っています。

 

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第三の覇者(3)

2009-02-18 21:14:10 | 読書録
第三の覇者〈3〉

学習研究社


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川中島に続いて上野でも徳川家康が率いる東軍の攻撃を奇策で凌いだ直江兼続ですが、家康は加賀で対峙をする前田利長と石田三成との争いに手を突っ込み、西軍を敗走させることで失地挽回を謀ります。
その策に踊らされた三成は、それすら家康の思惑だとは知らずに大坂城に逃げ込み、三成ともども豊臣家を滅ぼそうとする家康の思うつぼにはまります。
一方で家康の策略を知りながらも上杉景勝を天下人にするために黙認をする兼続、天下三分の計が破れた後をどう争っていくのか、ついに最終巻になだれ込みます。

話がだんだんと極端になってきました。
数の論理を無視した兼続の奇策が炸裂し、愚かすぎる三成は家康の手のひらの上で踊りまくります。
大谷吉継や福島正則はあっけなく退場をし、黒田如水や伊達政宗は影も形も見せません。
この流れをどうやって決着をつけるのか、だんだんと嫌な予感がしてきましたが、ここまできたら根性をもって臨むしかありません。


2009年2月18日 読破  ★★★☆☆(3点)

【関連図書】 第三の覇者(1) 第三の覇者(2) 第三の覇者(4)

 


お世話になりました

2009-02-18 01:33:25 | 独り言

 

本日は、と言っても既に昨日ですが、旧部署の所属チームの方々に送別会を開いていただきました。
お店の中が暗かったためにISO800で画質が粗くなってしまいましたが、2次会での風景です。

やたらとノリノリの人がいたこともあって、かなりのハイテンションでとても楽しい時間でした。
いろいろとお世話になりましたし、また一緒に仕事をさせていただくこともあるかと思いますので、今後ともよろしくおつき合いいただければ幸いです。

ありがとうございました!

 


アウトフィルダー根元

2009-02-17 00:53:17 | 千葉ロッテ

 

紅白戦の3戦目は、なかなか見所のある試合であったようです。
控えとしての期待しかされていないランビンが場外弾を放ち、守備でもユーティリティーぶりを発揮して、バレンタイン監督を喜ばせました。

ランビンは宴会系ユーティリティー野手 (2/16 スポーツニッポン)

ロッテの年俸2000万円の格安新助っ人ランビンが紅白戦で“来日初アーチ”となる右翼場外へ消える推定130メートル弾。
本塁打を放ったバットをファンにプレゼントして「いいスイングでうまくとらえることができた」と振り返ると、巨人・ラミレスばりのパフォーマンスの検討にも入った。
6つのグラブを持参している守備では中堅→二塁→右翼とユーティリティーぶりを発揮して「チームの役に立てるポジションはどこでも守る」。
球団では年俸1300万円のバーナムJr.と格安新外国人コンビで売り出しも検討。
ランビンは自慢の美人妻とポスター起用、画伯の顔を持つバーナムJr.は千葉マリンで個展開催など“バーゲンセール”案も浮上している。

たかがホームランを1本打っただけで売り出しがどうのとは、さすがは「機関紙」のスポニチらしいです。
守備でも守っただけでそれぞれで守備機会があったのか、見るに堪えうる守備力を見せたのかなどの情報がないために、どう評価をしていいかは分かりません。
しかし打たないよりは打った方がいいのは確かですし、多くのポジションを守れるに越したことはありませんから、順調に調整ができているものと思うことにします。
少しでも既存の選手たちへのプレッシャーになってくれれば、まずは言うことはありません。

それよりも注目は根元、なんとセンターを守ったようです。
同じくセンターを守った早坂は外野での特守をやっていたので驚きは少ないのですが、まさか根元が外野を守るとは思いもしませんでした。
井口がいる以上はセカンドでのレギュラーを狙うのは極めて厳しいですし、従って根元としては試合に出られるのであれば贅沢は言っていられないのでしょうが、私としては複雑な心境であり、かつ戸惑っているというのが正直なところです。
1軍の壁を破ることに四苦八苦をしており、その俊足を活かすためには外野への転向が望まれると常々主張をしていた早坂とは違って、井口さえいなければ充分に内野でポジションを獲れる力量のある根元が外野を守らなければならない、本来はこれを層が厚いと喜ぶべきなのかもしれませんが、素直にはそう思えない自分がいます。
私としてはどうしても外野を守る根元の姿が想像できないというのが一番の理由で、身のこなしなどは内野手にしか見えず、広いフィールドをおたおたと走り回る根元を思い浮かべると、何だか胸が切なくなるような感じがします。
青野や、そして福浦なども外野を守ることで出場機会を増やし、そしてレギュラーへの道を歩んでいたことを考えれば悪い話ではないことも分かってはいるのですが、本当に根元のためになるのかどうか、非常に悩ましい問題だと考えています。
キャンプ前から想定をしていたのであれば早坂とともに外野での練習に多くの時間を割くべきであったのでしょうが、練習メニューを見る限りではそうは思えず、紅白戦での打撃好調ぶりを見て試してみたという場当たり的な思いつきではないかと疑っていることも、素直に評価をできない理由であったりします。
明日の紅白戦でどのポジションで出場をするのか、根元から目が離せません。

その他では橋本が疲労性腰痛でリタイヤ、公式発表を信ずれば軽症らしいのですが、その間隙を縫って金澤がアピールをしてくれました。
堂々と3番に座っての3安打、そして捕手としてもまずまずのリードを見せてくれたようです。
打撃に関してはしっかりと力をつけていることを見せつけることが出来ましたし、肝心の捕手としての力量も1軍レベルにあることを印象づけられたのではないかと思います。
井口やランビンなどの獲得で田中雅が捕手回帰の雰囲気が出てきたので金澤としては厳しいシーズンになりますが、何とか今季は第3捕手としての地位を確立し、そして2年後の正捕手への道筋をつけられるような1年になってくれればと思います。

 

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