オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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負けない男が負けた

2014-07-31 02:14:48 | 千葉ロッテ

今日は六回裏からの観戦でしたので、僅かに2安打しか見られませんでした。
この展開ならようやくのプロ初一軍の大嶺翔のデビューに立ち会えるかと最後まで粘ったのですが、それも今となっては虚しいです。
細谷との入れ替えは故障が理由のようですし、頭部死球で登録抹消だったブラゼルはヘルニアの手術で帰国、このまま退団になるのでしょう。
なかなか思うようにならないからこそ野球は楽しい、と言えるほどの悟りの境地にもなれず、CSを狙うのであれば負けてはならない日本ハムに連敗で明日はハンカチ王子、これで負けるようであれば来季に向けて舵を切ってもいいかなと、そうならないよう唐川はもちろんのこと打線の奮起を願います。

負けない男の古谷が、持ち味であるはずのコントロールがばらついての6回7安打4四球4失点での3敗目です。
自らのエラーもあり、乗れそうで乗れないままに痛い星を落としました。
ざっと見返した感じではさほど悪いピッチングでもなかったのですがメリハリが無く、どこかしんどそうに投げているのが気になります。
二番手の南は連投でのイニング跨ぎは可哀想ではありましたがピッチングは相変わらずで、それだけ浦和に人がいないということなのでしょう。
今江が足を引っ張った挙げ句にフィルダースチョイスでピンチを広げて、ここで松永かよ、が打たれてジ・エンドです。
このオフこそは野手中心で、とは思いつつも、この投手陣の現状を見れば補強ポイントが多すぎて目もあてられません。

あっさりとハフマンとデスパイネを入れ替えた今日の布陣はそのデスパイネに三度のチャンスが巡ってきましたが、内野ゴロの1打点と消化不良気味です。
やはり緩急をつけられると突っ込んじゃうなぁ、と慣れるまでに時間がかかりそうな感じもありますが、それでも金泰均に馴らされましたので気長に待つことにします。
そもそも一軍合流が早かったのではとの思いもありますし、タブロイド紙によれば生真面目な性格らしいので、ただそれが吉凶どちらに出るかは微妙かもしれません。
それでも救世主としてろくろ首だったわけですから、井上の二の舞にならないようじっくりと構えたいところです。
今日に打てなかったのはデスパイネだけではありませんし、石川が恨めしく思っているであろう上沢に7勝目を献上したことの反省会をやってくれていると信じて、でも明日はブラックブラックナイトなので過剰な期待をせずに、普通にやれば勝てるよね、ぐらいのつもりで明日を迎えることにします。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

日本ハム

1 0 2 0 1 0 0 2 0 6 8 0

千葉ロッテ

1 0 1 0 0 0 0 0 0 2 6 2

◆7月30日(水) 千葉ロッテ-日本ハム13回戦(ロッテ7勝6敗、18時15分、QVCマリン、25,027人)
▽勝 上沢 16試合7勝5敗
▽敗 古谷 19試合7勝3敗
▽本塁打 中田18号(古谷)

▽バッテリー
千葉ロッテ 古谷、南、松永、ロサ―川本、金澤
日本ハム 上沢、武田勝、河野、宮西、谷元―市川

 

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向日葵の咲かない夏

2014-07-31 00:39:55 | 読書録

向日葵の咲かない夏

新潮社

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これは相当にきついです。
主人公は小学生ですし平易な文体ですので一見すると児童文学のような感じですが、しかし実際はその真逆です。
読んでいる途中で佐世保の事件が起きてしまったこともあり、読み進めるのにかなり手こずりました。
途中で止めようかとも思ったほどで、トリックとしては秀逸ながらもその狂気の世界が全く受け入れられなかったのが正直な感想です。

とにかく誰も彼もが救われません。
最後にようやく、といったところで振り上げられて真っ逆さまに落とされたラストシーン、これでもかというぐらいのダメ押しでした。
プロローグの描写が今ひとつ繋がらなかったのですが、そんなことはもうどうでもいいです。
願わくばこの作者の次に手に取る作品が同じ系統でありませんように、もしそうなれば自分の辞書から抹殺です。


2014年7月30日 読破 ★☆☆☆☆(1点)

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18連敗の真実

2014-07-30 23:10:08 | 千葉ロッテ

 

18連敗の真実 なぜ千葉ロッテマリーンズは負け続けたのか?

竹書房

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昨日にマリーンズストアで積んであるのを何で今ごろ、と思ってその場では気にも留めなかったのですが、帰ってきてから調べてみれば今月の新刊でした。
ロッテの18連敗は1998年ですから16年前の出来事で、あれから10年、とかの節目でもないのでやはりこのタイミングでの発売はピンときません。
それでもあまりに衝撃的だった黒木の同点被弾は脳裏に焼き付いていますし、あの捨て台詞の近藤監督が妙に愛おしくなってのお買い上げです。
ぱらぱらとめくってみれば小宮山、黒木など、どうやら当時の関係者のコメントが中心のドキュメンタリーのような構成になっているようです。
それならばBlu-rayにでもしてよ、と言いたくもなりますが、あまりにでかいので通勤で持ち歩くのは辛いので、週末にでもちびちび読もうと思います。

 

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デスパイネがデビュー

2014-07-30 01:11:15 | 千葉ロッテ

 

今朝にチェーンが緩んで外れて、はめても外れての繰り返しで最後は切れてしまい、早めに帰って自転車屋に持ち込んだらチェーンテンショナーの故障で入院となりました。
今さら電車とバスで球場に行く気にもなれずに諦めようかと迷ったところで代車を貸してくれるとのこと、鈴木のボブルヘッドも欲しかったのでママチャリでえっちらおっちらです。
漕いでもなかなか進まないのを頑張った甲斐もありデスパイネの初打席ラッキースリーベースに間に合い、また石川の粘投であっさりと試合が終わるかと思いきや終わってみれば4時間ゲームでの黒星ですので帰りのペダルはさらに重く、入院は部品の取り寄せで一週間から半月ぐらいらしいので憂鬱な日々が続きそうです。

さてデスパイネです。
その人気で球場は大入り、とは勘違いで半額デーだったようで、シーズンクーポンを使うにはろくな席が残っていなかったので二階席の隅っこでの観戦となりました。
そんな遠目からのデスパイネはちょこまかと動きが激しいな、がファーストインプレッションで、緩いボールを待ちきれずに迎えにいくようなスイングでしたので今後も緩急を使った攻めをされるのではないかと、あとは足が短いなぁ、といったところです。
ただかすったような打球でも飛距離が出るのはさすがで、デビューで来日初安打、初打点、初得点ですからまずまずのスタートでしょう。
意外にも四番ではなく六番でのデビューでしたが、ライバル心を煽るかのように初の四番に座ったハフマンと競い合ってチームを盛り立ててくれればと願います。
打線としてはチャンスに犠牲フライが出るなど効率的な攻めはできましたが、さほどいいとは思えなかった中村に中盤を抑えられて石川を援護できなかったのが痛すぎました。
ヒット、四死球と出塁は多かったのですが噛み合わず、負けるときはこんなものです。

石川はプロ初の二桁奪三振で今度こその完封勝利、と欲が出た矢先の炎上でした。
これまでであれば早めの継投だったところでの今日はピンチでも続投でしたから、ようやくベンチも次のステップに進ませようとの考えがあったのであればそれはよいと思います。
ただ二番手は大谷であって欲しかったですし、おそらく自分だったら1点を取られたところで代えていたでしょう。
バウンドが変わった打球を機敏に処理をした鈴木などバックも頑張りましたが、最後は上野が撃沈で以上終了です。
伊東監督に「投手がいなくなったので仕方がない」と言われてしまうだけのピッチングでしたが、上野にはめげずに次回にリベンジをしてもらいたいです。
CS圏内に滑り込むには日本ハムに負け越すわけにはいきませんので、明日の古谷に負けないピッチングを見せてもらいましょう。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

日本ハム

0 0 0 0 0 0 0 4 0 0 0 2 6 12 0

千葉ロッテ

0 1 1 0 0 0 0 2 0 0 0 0 4 11 0

◆7月29日(火) 千葉ロッテ-日本ハム12回戦(ロッテ7勝5敗、18時15分、QVCマリン、23,932人)
▽勝 増井 36試合4勝6敗12S
▽S 谷元 30試合3勝1敗1S
▽敗 上野 22試合1勝1敗
▽本塁打 西川8号(上野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、松永、益田、西野、大谷、上野―田村、川本
日本ハム 中村、カーター、河野、宮西、クロッタ、増井、谷元―市川、大野

 

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さあデスパイネ

2014-07-29 00:07:19 | 千葉ロッテ

明日はいよいよデスパイネの初陣です。
キューバはオフシーズンで実戦から遠ざかっていたことからして過剰な期待は禁物、と頭では分かっているのですが、どうにもワクワク感が止まりません。
さすがにいきなり守備につかせることはないと思われますので四番DHでのスタートではないかと、三番に井口か福浦、五番にハフマンのクリーンアップになるのでしょう。
浦和から上がってくるもう一人が気にはなりますがそれを置いておけば、加藤と鈴木の核弾頭に下位は今江、クルーズ、田村、岡田の並びになるとの予想をしておきます。
初回にいきなりガツンと一発、球場に遅れて着いた自分が涙を流して悔しがる、そんな展開であってくれればと、相手は中村ですのでテクニックで翻弄をされることはないはずです。
幸先のよいNPBでの第一歩、お立ち台を是非!

 

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あるある

2014-07-28 22:06:00 | 千葉ロッテ

千葉ロッテマリーンズあるある

ティー・オーエンタテインメント

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コメント欄で教えていただいた、千葉ロッテのBOOKです。
書店で探してみたのですが見つからず、Amazonの説明を見ても今ひとつジャンルや内容が分からないのですが、とりあえずは表紙の里崎に惹かれてのポチッ!です。
まだレビューも書かれていませんし、明後日ぐらいには届くでしょうから週末に時間があれば読んでから書き込めば第1号になれるかもしれません。
どうやら巨人とDeNAを除いた10球団がシリーズ化をされているようで、あるある、とつぶやいてしまうような出来に仕上がっていれば最高です。

 

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ベテランが頑張る!

2014-07-28 02:16:17 | 千葉ロッテ

いきなり初回に3失点、そして投げるは足掛け5年でロッテに8連勝中の岸ですから絶望的なスタートでしたが、前日の鬱憤を晴らすかのような逆転勝ちです。
4年ぶりに岸に黒星をつけたのは痛快でしたし、唖然としたようなレフトスタンドが心地よかったです。
これで分の悪かったライバルシリーズに勝ち越しましたがオセロ状態からなかなか抜け出せませんので、まだ早い気はするのですがデスパイネの爆発に期待をしましょう。

今日はベテラン勢が頑張りました。
初回の内野安打1本だけで5回52球とあしらわれていた岸に、12年目の金澤のプロ入り初アーチが流れを変えたのが大きかったです。
真ん中高めの甘いボールではありましたがピクッと動いたバットを我慢して振り抜いた打球は打った瞬間にそれと分かる、嬉しい300打席目の一発です。
加藤、鈴木、今江、そしてサブローの4連打は飛んだコースがよかったというヒットではありましたが、こういうヒットの方がバッテリーにはダメージが大きいでしょうから岸にとっては悪夢の六回、やや舐めたかのように攻めたのが裏目に出たことをきっと悔やんでいるでしょう。
なぜか昨日は今江、今日は福浦の代わりにスタメンだった根元には疑問でしたが、それが結果的にここぞの福浦に繋がったのはいってこい、神様が見ていたのだと思います。
お疲れ休みなのか井口の代わりのサブローも2度の得点機に絡み、今日はベテラン様々でしょう。
そして勝ち越しツーベースを放ってサードを陥れる走塁を見せたハフマンはすっかりとクリーンアップの貫禄が出てきましたので、胸を張ってデスパイネを迎えられるはずです。

先発の成瀬は6回7安打3失点、立ち上がりを見れば早いうちにKOをされるかと思ったのですが、結果的にはQSですので何とも微妙なピッチングでした。
西武ドームで130キロ台半ばですので実質的には130キロそこそこのストレートでは余程にキレがなければ抑えられるわけもなく、変化球を見極められての4四球がその苦しさを物語っていましたし、コントロールが緩いときの唐川と同じく投げてみなければ分からないというピッチングが続きそうです。
それでも中盤からは高めのストレートで空振りを取るシーンもありましたし、ボロボロの涌井と同じく浦和で我慢をしきれないベンチの判断には来季以降が不安になるのですが、やるからには年俸泥棒と言われないようせめて先発投手らしい防御率になるよう、後輩たちは頑張っているのですから涌井ともども奮起を願います。
その後は益田、大谷、松永、西野と今のロッテではベストなリレーで、最後は西野が劇場を開演してしまいましたが一死一三塁から中村、メヒアを切って取っての勝利です。
期待をさせておいて落胆させるという高等戦術、なわけもないのですが、西武からすれば岸が打たれてクリーンアップが打ち取られての負けですから骨身に染みるでしょう。
勝ったからこその声を高らかに、バントをしなかったり失敗をしたりと似たようなチームですが、埼玉だけには負けられません。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 3 0 0 2 5 8 0

西武

3 0 0 0 0 0 0 0 0 3 10 0

◆7月27日(日) 西武-千葉ロッテ14回戦(西武8勝6敗、17時1分、西武ドーム、25,968人)
▽勝 松永 34試合4勝3敗
▽S 西野 40試合1敗22S
▽敗 岸 16試合8勝4敗
▽本塁打 金澤1号(岸)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、益田、大谷、松永、西野―金澤
西武 岸、武隈―炭谷

 

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思い出のマーニー

2014-07-28 01:00:59 | 映画

読書録と被ることがあるので映画についてはタイトルから離れるようにしているのですが、しかし今回だけは特別です。
それだけの意味のあるタイトルですし、下手に小細工をしなくて正解でしょう。
とりあえずはジブリだから、といったところで観に行った「思い出のマーニー」ですが、さすがに高品質な作品を提供してくれます。
突き抜けるところがなくこぎれいにまとめた感はあるものの、充分に楽しませてもらいました。

思い出のマーニー

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

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あることをきっかけに養父母に心を開けなくなった主人公の杏奈が、夏休みに喘息の療養のために親戚の住む釧路の田舎町に向かいます。
そこで出会った湿っ地屋敷に住む金髪、碧眼の少女マーニーと交流をするうちに、そのこだわりから解放をされて成長への扉を開くといったストーリーです。
かなり早い段階からマーニーの存在についてはほぼ明かされますし、そこに謎解きといった要素はありません。
自分ことが嫌い、もらわれっ子、恵まれていると思っていたマーニーが抱えていた闇、といった重いテーマが徐々に解きほぐされていくところが丁寧に描かれています。
かなり地味な映像ではあるのですが草木のなびきや手足の動き、煙草やお金といった大人の嫌らしさの表現などはジブリらしいですし、これまでの作品のように見るからに強い女の子とは違う印象の杏奈が、しかし時代がかった舞踏会や「私の部屋に来て」と薄々とは感じながらも目を逸らさない、その心の強さを見せたからこそのラストシーンだったと思います。
残念だったのは原作とは違って日本に舞台を持ってきたことで、やはり田舎町に金髪の女の子は違和感がありすぎでしょう。
結果的に感情を殺した棒読みが功を奏した感もありましたが相変わらずの声優問題も引っ掛かりましたし、そこだけは今後も引きずることになりそうです。


2014年7月27日 鑑賞  ★★★★☆(4点)


涌井が悪い、伊東監督が悪い

2014-07-27 01:21:34 | 千葉ロッテ

ロッテの涌井としては西武ドームに初登場でしたが、西武ファンを悔しがらせることはできませんでした。
ストレートのスピードは出ていましたが抜け気味で、追い込んでも決めきれずに球数を増やしていくいつものパターンです。
初回にいきなり2四球で31球、加藤やハフマンの好守が無ければもっと早いイニングでKOをされていてもおかしくはないぐらいのメロメロなピッチングでした。
しかしこの醜態は予想ができましたし、涌井には申し訳ないのですが使った伊東監督が悪いとしか言いようがありません。
無期限で浦和に放牧、と言いながらも先発陣の頭数が足りないことで、短期間で一軍に戻してしまったのですから約束をされた結果とも言えます。
秋山のスイングは本人が走ったのですからミスジャッジの可能性が高いですが、あの程度のプレーで退場となったのは不甲斐ない涌井にヒートアップをしていたからでしょう。
明日の成瀬の代わりに浦和に落とすのは涌井であるべきですし、今度こそ無期限で涌井が涌井に戻るまで調整をさせて欲しいです。
それが涌井のためにもなるはずです。

打線は相手のミスにつけ込んでの一気呵成な攻撃で頑張ったのですが、ここぞというところでの浅村、栗山のファインプレーに阻まれたのが痛かったです。
こちらも上手くはないもののやたらと球際に強いハフマン、そして加藤が奮闘をしたものの、ベースの一角を空けるのはルールどおりではあるのですが川本にはガッチリとホームを守って欲しかったですし、負けてしまっただけにどうにもモヤモヤとした不快感が残ります。
スクイズで嫌らしく点を取ったかと思えば無死一塁で根元にバントをさせずに一死から次の川本に送らせたのもよく分からず、今江のスタメン落ちはなぜなのか、そもそも2割そこそこの根元であれば高濱らを使った方がよいのではないかと思いますし、根元だけではなく涌井、そして成瀬と結局は名前かよといった感じが否めません。
厳しいコースではありましたが代打で出てきた伊志嶺の見送りの三振も哀しく、自分の立場が分かっているのかと言いたくもなります。
グリエルの離脱は不甲斐ないチームに嫌気がさしたから、なんて噂もあるようですが、おそらくは試合を見ていたであろうデスパイネがどう感じたのか、かなり不安です。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 3 0 0 0 0 0 3 7 0

西武

0 0 0 1 1 3 0 0 X 5 11 2

◆7月26日(土) 西武-千葉ロッテ13回戦(西武8勝5敗、17時1分、西武ドーム、28,994人)
▽勝 レイノルズ 7試合1勝5敗
▽S 高橋 38試合2勝1敗17S
▽敗 涌井 16試合3勝9敗
▽本塁打 中村16号(涌井)

▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、上野、松永、ロサ、大谷―川本
西武 レイノルズ、ウィリアムス、岡本篤、高橋―炭谷

 

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人工知能の惑星

2014-07-27 00:55:04 | 映画

ブラッド・ピットもそうですが、名声ほどにジョニー・デップは作品に恵まれていないような気がします。
コスプレが無いのはいいのですが、その出番のほとんどが映像ですからファンとしても拍子抜けでしょう。
人工知能研究の第一人者である主人公が反人工知能のテロリストの銃弾に倒れ、死する前に同じ研究者の妻がその頭脳をPINNと名付けた人工知能にアップロードします。
そして人工知能として甦った主人公はネットを通じて世界のあらゆる情報を手にしたことで驚異的な進化を遂げ、人類への脅威となるといったストーリーです。

トランセンデンス

ポニーキャニオン

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自我を持ったコンピュータが人間を支配する、そんな話は珍しくもありません。
手塚治虫の漫画にもあったような気がしますし、映像化をされてしまえばその手法も含めてチープさが漂います。
人類への脅威、とは書いたもののアメリカの地方の小さな街を中心としたコップの中の嵐のような感じですし、なぜに自然の摂理までが操られるかの説明もありません。
ウィルスって細菌かよ、と突っ込みたくもなりますし、FBIが軍まで投入をするのであれば爆撃機ぐらいは持ってこいと言いたいです。
そして最後は夫婦の愛でジ・エンド、それがどうその後の世界の荒廃に繋がっていくのかも分からず、もう溜息しか出てきません。
自然破壊とテクノロジーとの対比がひまわりの水滴とコンピュータの描写で表現をしていたのでしょうが、カタカナでコンピュータと書かれたマシン群に怒りさえ覚えた「超越」でした。


2014年7月26日 鑑賞  ★★☆☆☆(2点)


ライバルシリーズに先勝

2014-07-26 01:57:17 | 千葉ロッテ

Bクラスに沈みながらの何のライバルか、と突っ込みたくもなりますが、何はともあれ分の悪いシリーズに幸先のよい先勝です。
ここでユニフォーム姿で登場をするなら引退セレモニーでも、の清水直が鈴木健との対決に敗れただけに、とにかく勝ってくれて助かりました。
これで試合も負けてしまえばWパンチで憂鬱な週末でしたので、自己最多タイの6勝目の藤岡に感謝です。

その藤岡は味方が先制をしてくれた直後の四球を絡めた被弾とふらつく場面もありましたが、6回3安打2失点ですのでギリギリ及第点です。
尻上がりに調子を上げての94球での降板はやや意外で、あるいはまた中5日でぐるぐる回そうと伊東監督が考えてのことではないかと不安ではあります。
今日は田村がカーブを思い出したようでその緩急を上手く使って、ストレートも西武ドーム補正を考えても140キロ台がコンスタントに出ていましたので効果抜群でした。
時折に笑顔も見られましたし、パパになってからは2戦2勝です。
七回からは益田、大谷、西野のリレーで、益田がややぐらつきましたが力押しはgood、大谷の安定感は今やチーム№1ではないかと、西野もフォークがキレていました。
それぞれが持ち味を活かしての「埼玉だけには負けられない」リレーのバトンを、どこが無期限?の涌井が明日にしっかりと受け取れるかに注目です。

打線は今江が久しぶりにしゃくり上げるようなスイングではない右打ちでの先制アーチに加藤が無理に引っ張らずのタイムリーツーベース、そしてワイルドピッチと怒濤の攻めでした。
すっかりとクリーンアップが似合うようになったハフマンもマルチヒットで、週明けの恐怖の外野陣はこれで決定でしょう。
そうなると両翼の面倒を見るのはやはり岡田になるのか、若さと勢いの加藤に賭けるのか、どちらにせよ西武ドームの大松は明日、明後日で結果を残せなければ浦和もありえます。
そもそも期待はしているものの九番の大松に意味があるとは思えず、このあたりに伊東監督の迷いが感じられます。
何にせよデスパイネの合流が29日にほぼ決まりなだけに、四番の福浦であってもアピールは欠かせません。
メラメラなライバルシリーズ、明日で第一ラウンドの勝ち越しを決めましょう。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 3 0 0 0 0 0 0 0 3 8 0

西武

0 2 0 0 0 0 0 0 0 2 7 0

◆7月25日(金) 西武-千葉ロッテ12回戦(西武7勝5敗、18時2分、西武ドーム、19,222人)
▽勝 藤岡 15試合6勝5敗
▽S 西野 39試合1敗21S
▽敗 藤原 17試合2勝4敗
▽本塁打 今江5号(藤原)、メヒア14号(藤岡)

▽バッテリー
千葉ロッテ 藤岡、益田、大谷、西野―田村
西武 藤原、武隈、小林宏、ウィリアムス、野上、岡本篤―炭谷

 

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スロウハイツの神様

2014-07-25 23:01:56 | 読書録

スロウハイツの神様(上)

講談社

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スロウハイツの神様(下)

講談社

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すげーよ深月、そんな言葉しか出てきません。
歴史小説に浸っていたころに比べればここ二年ほどはジャンルが広がったものの、それでもせいぜいがミステリーです。
辻村深月は最初こそ殺人が起きるミステリーでしたが、しかしこの作品と同じくジャンル分けが難しいものが少なくありません。
それでも手に取ってしまうのはそれだけ惹きつけられるものがあるからで、周到に蒔かれた伏線に加えて鼻の頭がツンとくるような話の持っていきようは猫にまたたびです。
お久しぶりです、この一言にどれだけの思いが込められていたのか、もうそれだけでお腹いっぱいです。

オーナーであり飛ぶ鳥を落とす勢いの脚本家である赤羽環、中高生に絶大な人気を誇る作家のチヨダ・コウキ、作品に感情を込められない映画監督の卵の長野正義、営業をすることができない画家の卵のスーこと森永すみれ、悪を表現できない児童漫画家の卵の狩野壮太、コウキのファンでロリータファッションに身を包む加々美莉々亜、コウキの担当で敏腕編集者の黒木智志、この現代版トキワ荘とも言えるスロウハイツでの日々が描かれています。
ちょっとした事件があったり、平凡な日々が流れたり、全体としてはまったりとしたペースで話が進んでいきますので、序盤は戸惑うかもしれません。
各章毎に違った登場人物のモノローグで展開をしていきますので、その登場人物が多いだけに目線があちらこちらにいってしまい、やや散漫な感じもあります。
しかし10年遅れの青春ストーリーのような憧憬と、人それぞれが抱える、あるいは本人も意識ができていないのかもしれない闇、これらが丁寧に描かれていることに気付かされます。
それでいてしっかりと謎、のようなイベントも用意がされており、またらしい几帳面さできっちりと拾い上げる、あるいは行き過ぎかもしれないハッピーエンドが今となってはむしろ心地よく、これぞ辻村深月だと、そう叫びたくなるぐらいだとは読後の自分にとっては誇張でも何でもありません。
「凍りのくじら」の芦沢理帆子も登場をしますので、この愛すべきスロウハイツの面々に、またいつか出会えるであろうことが楽しみです。

この素晴らしさは映像にしてしまうと色褪せてしまう、文字で追ってこそだ、と思います。
そうは言いながらも読みながら頭の中では環な石原さとみ、コウキな松田龍平、正義な岡田将生、スーな多部未華子、狩野な濱田岳、莉々亜な橋本愛、黒木な及川光博が登場し、しかし幸いなことにその映像化はされていないようですから思い悩むこともなさそうです。
漫画にもして欲しくはありませんし、是非とも小説のままで輝き続けて欲しい「スロウハイツ」です。


2014年7月24日 読破 ★★★★★(5点)

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49発打て!

2014-07-25 00:27:03 | 千葉ロッテ

デスパイネが来日をしました。
角度によってはラミちゃんか、と思える風貌ですが、これは欧米人にとっての東洋人が似たような顔つきに見えるというのと同じなのでしょう。
来季に向けて70と予想をした背番号は49で、これは今季中に49発を打てとの期待の表れだと思うことにします。
29日どころか早ければ26日にもデビューなんて話が出るぐらいに追い詰められているチームの救世主となってくれるのか、とにかくワクワクするのみです。
ふざけるなよ、とロッテファンが怒る「デスパイネ・ビーンズ弁当」なんて話題が出るぐらいの大活躍を、心の底から願ってやみません。

 

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ジメジメ自滅

2014-07-24 00:52:49 | 千葉ロッテ

関東は梅雨明けをしましたし、九州などはとっくなのですが、しかしロッテはジメジメ自滅です。
唐川は乗り切れないまでも四回までを零封も五回に一気に炎上で、そして65球で見切られるのですからベンチの信頼度が見て取れます。
そしてその度胸は買いますが今季の投球内容からして勝っている場面での中後はさすがに無謀で、いきなりの自らのエラーに動揺をしたのかただでさえままならない制球をさらに乱してピンチを広げ、闘争本能のままに打球に飛びついた上野は転がる方向が変わってクルーズが逆を突かれたのは不運でしかありませんが、その前の四球が致命傷でした。
全てが1点差と見ようによってはがっぷり四つに組んだ三連戦でしたが負け方があまりにお粗末で、結局は負け越しかよ、のヤフオクドーム開幕7連敗です。

ああいった勝ち方もいいかなと思った昨日でしたが、今日のホームラン2発はやや歪みを感じます。
振り回して、といった感じではありませんでしたがクリーンアップに昇格をしたハフマンは二試合連続アーチ&3三振、ヒットが続きません。
それでもそのハフマンが五番、四番には福浦と春先には想像もできなかった今ですので、これはこれで楽しめます。
ただ伊東監督からすれば思惑が外れた苦肉の策でしょうから、明日のデスパイネが無事に成田に到着をすることを祈る思いでしょう。
そんなこんなで得点差にしてはつまらない試合だったかなと、そろそろ落ち着いて野球が見たいのですが、こんな調子ですと無理をする気がなかなか起きません。
パ・リーグTVをさらっと流して、とっとと寝ます。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 2 2 0 0 0 0 4 6 1

ソフトバンク

0 0 0 0 3 2 0 0 X 5 10 1

◆7月23日(水) ソフトバンク-千葉ロッテ18回戦(ソフトバンク10勝6敗2分、18時1分、ヤフオクドーム、38,561人)
▽勝 柳瀬 29試合1勝1敗
▽S サファテ 39試合4勝1敗23S
▽敗 中後 3試合1敗
▽本塁打 ハフマン4号(帆足)、井口9号(帆足)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、中後、上野、ロサ、松永―川本
ソフトバンク 帆足、柳瀬、五十嵐、サファテ―細川、鶴岡

 

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迎撃態勢は万全

2014-07-23 02:31:52 | 千葉ロッテ

休日出勤の予定も含めれば三日もサボったので覚悟はしていましたが、病み上がりの初日に午前様はさすがに辛いです。
そんな今日は前日とは真逆な展開で、立ち上がりの失点で負けを覚悟したところからの逆転勝ち、しかもらしくないアーチ攻勢ですから真っ赤に染まった北九州のソフトバンクファンも唖然呆然ではないかと、ロッテとしても今ひとつ乗り切れないチーム状態を考えればむしろらしくない勝ちっぷりの方がよいのかもしれません。
ただ明日がかつてはともかく今季はソフトバンクに1勝3敗の防御率5.04と相性の悪い唐川で、藤岡が無事であればその藤岡をやはり1勝1敗の防御率7.20と相性が今ひとつの西武にぶつけるとも思えませんから、どこぞを故障でもしたのではないかと心配にもなります。
もっとも唐川は西武にも1敗の防御率13.50とボロボロなだけに、ライバルシリーズで藤岡がケロッとした顔で姿を見せてくれると信じています。

古谷は粘り勝ち、といったところでしょう。
3回までに8安打2四球の3失点でしたので中5日ということもあり早々の交代もあるかなと思っていましたが、味方打線の追い上げに応えての7勝目です。
これもらしくはないコントロールがアバウトなピッチングだったようですが、今は白星こそが一番の妙薬です。
前日に好投をした益田がぐらつけば松永、大谷がナイスカバーで、最後は西野が締めての20セーブですので昨日のリベンジができました。
浦和では昨日に成瀬、涌井の豪華リレー、今日は大嶺祐が6勝目で最多勝争いに絡んできましたので、ここを起点に先発陣が反転してくれることを願いましょう。

打線はやはりハフマンです。
6月以降の打率は3割を超えていますし、デスパイネの迎撃態勢は万全でしょう。
そうでなくてもガッツが表に出るロッテでは貴重な選手ですし、ホームランこそ少ないですが100打席以上ではチームトップの長打率を誇っています。
右の角中ばりに頭が突っ込みながらもすくい上げての高い弾道の打球はごつい体のパワーが源なのでしょうから、右に左にハフマンとデスパイネとなるとあまりゾッとしない外野守備ではありますが、二桁アーチに届いたクルーズとともに、まさに助っ人の活躍を期待したいです。
そしてあまり意味はないかもしれませんが飯田キラー全開の川本のまるで優勝をしたかのようなガッツポーズが、実のところ一番に印象に残った今日の試合でした。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 1 0 1 0 2 0 0 4 10 0

ソフトバンク

1 1 1 0 0 0 0 0 0 3 12 0

◆7月22日(火) ソフトバンク-千葉ロッテ17回戦(ソフトバンク9勝6敗2分、18時1分、北九州、21,005人)
▽勝 古谷 18試合7勝2敗
▽S 西野 38試合1敗20S
▽敗 岡島 36試合4勝4敗
▽本塁打 川本2号(飯田)、ハフマン3号(岡島)、クルーズ10号(岡島)

▽バッテリー
千葉ロッテ 古谷、益田、松永、大谷、西野―川本
ソフトバンク 飯田、森、岡島、柳瀬、金無英、森福―鶴岡、細川、高谷

 

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