カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

メモです

2010-02-24 14:25:46 | Weblog
メモです。。。


中橋一弥氏の
「ぼくのミステリな備忘ログ」
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さくら貝の歌

2010-02-24 07:17:50 | Weblog
もしも今、どこかからアンケート用紙が来て、日本語でうたわれた作品の中でいちばん好きな歌をひとつ挙げてください、と訊かれたら、きっとすごく迷うと思うのですが、たぶん『さくら貝の歌』と答えるかもしれないと思います。



さくら貝の歌
作詞土屋花情
作曲八洲秀章

うるはしき桜貝ひとつ
去りゆける君に捧げむ
この貝は去年の浜辺に
われひとり拾ひし貝よ
(昭和18年完成)
(昭和24年7月発表)


この歌は、八洲氏が鎌倉の浜辺を散歩していて詠まれた一首、

わが恋の如く悲しさやさくら貝かたひらのみのさみしくありて

を友人花情氏に見せ、これを基に付曲できる詩を、と求められて作られたものらしいです。完成が戦時中だったため、時局にそぐわないから、と作者たちによってすぐの発表は見送られ、戦後、ラヂオ歌謡の一曲として発表。たちまち日本中で愛唱されるようになったそうです。


去年、とあるラヂオ番組のなかでの話だったと思うのですが、この曲を、作曲家矢代秋雄氏も生前非常に高く評価され好んでおられた由。


今朝は、この『さくら貝の歌』を無性に聴いてみたい気がします。これは、日本語でうたわれたなかの最上作品のひとつにちがいない、と思います。
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