カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

旅人の薄い足跡

2010-02-25 06:51:20 | Weblog
今朝、月刊短歌雑誌「短歌往来」3月号を手に、ひごろ歌集をぜひ編んで頂きたいなと私が勝手に願っているおひとり、服部さんの新作『海から来る』五首を拝見。どのうたにもすごく惹かれましたが、とくに。


北国の冷えた砂糖を運びゆく旅人のごく薄い足跡  服部真里子
(「今月の新人」欄より)


服部さんのうたは、上質のポエジーとファンタジーをいつも湛えていて、惹かれます。



ところで、18世紀に生まれて19世紀に亡くなったドイツの作曲家・指揮者・ヴァイオリニストのルイ・シュポーアの大規模な作品、オラトリオ『最後の審判』をNHKFMがひるまに放送するらしいです。興味深いので、録音予約をセット。シュポーアは、今ではクラリネット協奏曲の作曲家として名前が残っていますが、当代の名指揮者、名ヴァイオリニストとしてベートーヴェンの『交響曲第七番』初演にも関わった人物だそうです。今晩は、このベートーヴェンの『交響曲第七番』ほかを紀尾井ホールで聴かせていただく予定。楽しみです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« メモです | トップ | 昨晩 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。