モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

学生と教授の関係

2012-03-13 23:58:36 | スタッフ講師
2週間北朝鮮に拉致られていたオバラです。
気付いたら38度線を越えていました。
って、緯度じゃなくて体温の話しなんですけどね。
2週間の内にA型とB型の両方のインフルエンザに掛かってしまうとは軟弱!惰弱!!
皆様には多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしてしまい大変申し訳ありませんでした。
また、現在京橋あらかわ画廊で開催中の展覧会にも在廊予定日に行く事ができておりません。
オーナーより、私のお客様がたくさん見えている旨聞いておりますが、不義理を大変申し訳ありませんでした。
この場を借りてお詫び申し上げます。

医師より明日からは伝染す心配はないとの事でカムバック致します。
2度の北朝鮮超えの高熱でちょっとヘロヘロですが、これ以上情けない事やってると罰が当たるので働きます!
すみませんでした!


関西の美大の教授から、調査に協力して欲しいと言われて届いたメールが面白かったので、前降り部分を添付します。


私の専門は3DCGですので、普段は学生に実技を中心とした授業を行っています。ご存知のとおり、コンピューターを用いて立体的なデータを作成し、それを仮想のカメラで撮影することにより、画像を得るという手法ですが、すべてをコンピューターが自動的に何でもやってくれるというわけでもありません。むしろ、写実的な表現が必要な場合が多いので、多くの場面で伝統的なデッサン力、基礎造形力が求めらる分野だとご理解ください。

 しかし、私の大学の学生のほとんどは、基礎造形力という概念さえ持たずに入学して参ります。これは少子化による影響が大きく関わっています。私自身は、大学で油画を専攻いたしましたので、それなりの訓練も経て、教えることも可能だと考えています。しかし、大学に入るまで全く訓練を受けてこなかった学生たちにCGの授業と平行してデッサンの基本を教えようとしても必要性を理解していないこともあり、なかなか思うようにゆかないという現実に直面しています。また、私自身が大学受験で浪人を重ねるなどの苦労をした経験もありますので、やや大げさな言い方になりますが、日本の美術教育に対して大いに疑問を感じています。すなわち、小・中・高までの教育のあり方と大学以降で要求されるものが明らかに隔絶しているという問題です。この問題は、長らく美術予備校が吸収してまいりましたが、私の大学周辺では、美術予備校・画塾に通い受験準備をするなどという従来の状況がすでに崩壊していると考えられます。そのため、美術教育の歪みをより一層強く感じる立場にあるのだと思います。


この先は仕事の依頼内容になってくるので省きますが、私が抱えている問題を代弁してもらったようで、仲間発見☆嬉しいです!
いや解決方法が書いていないので、なんにもならないんですけどね。

私は危機に直面してから必要性に気付いても遅くはないと思います。
気付いた時に後悔だけじゃなくて行動を起こせば、必要性を理解している分得るものも大きいですから。
たーだーし、高校生の頃の柔軟性と吸収力はなくなっているので、なかなか伸びないし覚えないんですけど!

そろそろ4月。新しい学生達がやって来ます。
この教授を悩ませない学生を育てなくては…

コメント (3)
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