天気はあまり良くなかったのですが月齢1.0の観望に行ってきました~。
日没時の西空がこんな感じ(→photo)だったので絶対ムリ~と思ってたのですがラッキーなことに10分間だけ見ることができました。
月齢1.0(新月から24時間0分後の月)輝面比0.01、撮影時高度7°
2024/3/11 18h00m06s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f400mm ISO640 F6 1/20sec(トリミング)
3月11日の二日月は〈2024年新月の翌日に見える細い月ランキング〉の4位で、〈2024年撮影条件良い順ランキング〉は2位なので条件良く細い月が見られる日でしたが、高度6°以下に層状の雲があって-1.3等の水星もまったく見えなかったのでかなり厳しい条件だったといえます。
日没時刻は17時41分…月齢1.0が確実に見えるのは経験則で日没30分後です。はやる気持ちを抑えられず日没10分後から双眼鏡で探すもまったく見えず…。
月の位置はプラネタリウム・アプリで確かめているので目をこらして双眼鏡の視野をくまなく探してもどこにも見当たりません。やはりだめか~と思った次の瞬間… わぉ、見えました! なんかいつもの月齢1.0とはちがって、やけに弧が短く見えます。見たことのない不思議な感じの月です。
この細さでは当然肉眼では見えませんがカメラの望遠レンズでも月がどこにあるのかまったく分からなかったのでとりあえず400mm望遠で当てずっぽうに撮ったらラッキーなことに写っていました。
本日のファーストショット(新月から23時間58分後の月)
2024/3/11 17h58m05s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f400mm ISO640 F6.1 1/60sec
発見したのは雲の層に沈む直前です。双眼鏡では左上の拡大写真のように見えました。
2024/3/11 18h00m40s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO640 F5 1/30sec
高度が7°を切りました。この時もカメラのファインダーでは月は見えていません。
2024/3/11 18h02m17s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f175mm ISO640 F5 1/25sec
本日のベストフォト! 月齢1.0(新月から24時間4分後の月)撮影時高度6.4°(photo)
2024/3/11 18h04m34s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f360mm ISO640 F5.6 1/8sec(トリミング)
本日のラストフォト。この直後に双眼鏡の視野から消えて、カメラにも写らなくなりました。
2024/3/11 18h07m44s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f370mm ISO4000 F6 1/25sec(トリミング)
見えていた時間はわずかに10分ほどでしたが、集中していたせいかもっと長い時間見ていたような感じがしました。薄雲越しですが今日見た月はこれまで見た中ではいちばん細くて一番キレイな月でした。
日没時の西空がこんな感じ(→photo)だったので絶対ムリ~と思ってたのですがラッキーなことに10分間だけ見ることができました。
月齢1.0(新月から24時間0分後の月)輝面比0.01、撮影時高度7°
2024/3/11 18h00m06s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f400mm ISO640 F6 1/20sec(トリミング)
3月11日の二日月は〈2024年新月の翌日に見える細い月ランキング〉の4位で、〈2024年撮影条件良い順ランキング〉は2位なので条件良く細い月が見られる日でしたが、高度6°以下に層状の雲があって-1.3等の水星もまったく見えなかったのでかなり厳しい条件だったといえます。
日没時刻は17時41分…月齢1.0が確実に見えるのは経験則で日没30分後です。はやる気持ちを抑えられず日没10分後から双眼鏡で探すもまったく見えず…。
月の位置はプラネタリウム・アプリで確かめているので目をこらして双眼鏡の視野をくまなく探してもどこにも見当たりません。やはりだめか~と思った次の瞬間… わぉ、見えました! なんかいつもの月齢1.0とはちがって、やけに弧が短く見えます。見たことのない不思議な感じの月です。
この細さでは当然肉眼では見えませんがカメラの望遠レンズでも月がどこにあるのかまったく分からなかったのでとりあえず400mm望遠で当てずっぽうに撮ったらラッキーなことに写っていました。
本日のファーストショット(新月から23時間58分後の月)
2024/3/11 17h58m05s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f400mm ISO640 F6.1 1/60sec
発見したのは雲の層に沈む直前です。双眼鏡では左上の拡大写真のように見えました。
2024/3/11 18h00m40s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO640 F5 1/30sec
高度が7°を切りました。この時もカメラのファインダーでは月は見えていません。
2024/3/11 18h02m17s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f175mm ISO640 F5 1/25sec
本日のベストフォト! 月齢1.0(新月から24時間4分後の月)撮影時高度6.4°(photo)
2024/3/11 18h04m34s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f360mm ISO640 F5.6 1/8sec(トリミング)
本日のラストフォト。この直後に双眼鏡の視野から消えて、カメラにも写らなくなりました。
2024/3/11 18h07m44s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f370mm ISO4000 F6 1/25sec(トリミング)
見えていた時間はわずかに10分ほどでしたが、集中していたせいかもっと長い時間見ていたような感じがしました。薄雲越しですが今日見た月はこれまで見た中ではいちばん細くて一番キレイな月でした。
この日は私も「月齢1が見えるかなぁ」と日没ころから窓の外を伺ってました。西の低空に雲の壁があって、この雲の上に出てないか見てましたが結局見えずに空は暗くなってしまいました。双眼鏡でもよく見えないくらいだったのに、写真に写されたのはさすがですね。いつもこの時期の月齢1は黄道が立っていて見やすいものですが、残念でした。来月に期待ですね!
さて、ポン-ブルックス彗星は、10日に仙台市天文台の観察室にある大型双眼鏡で観察できました。そんなに明るくないのが残念ですが、なにせ地心距離が1.6AUもあります。せめて1AUくらいになれば明るく見えるのになぁと思いました。2週間後がチャンスですね。
3月11日は「月齢1.0の月と水星の接近」が見られる日だったのですが天気が悪すぎましたね。次の機会を待つことにしましょう。
ポン・ブルックス彗星は月齢1.0撮影後に探してみましたが薄雲があって双眼鏡でも確認できませんでした。次の新月期がラストチャンスですね。そのタイミングでバーストしてくれるといいのですが…はたして肉眼彗星になるのか見守ることにしましょう。