そろそろ来年の天文現象が気になる時期となりました。
手元に2014年度版「天文年鑑」も届きましたので年末恒例となりました
「来年ぜひ見たい天体現象」を紹介していくことにしたいのですが…
「来年ぜひ見たい!という天体現象がどーも見つからないのです…。」
「あー、それはアイソン彗星・ロス症候群ですね。最近多いんですよ~。」
…というワケではありませんが、来年は特筆すべき大きな天体現象がないようなので、
今年は「来年気にな~る天体現象」として数回にわたって紹介していくことにしま~す。
記念すべき?第1回目は、「209P/LINEAR彗星」です。
「209P/LINEAR彗星」は2004年の発見後、2008年に再検出されて番号登録された、
周期が5.09年、近日点距離が0.97AU、絶対等級H=16.0等級の小さなほうき星です。
この彗星が2014年5月29.4日UTに地球に0.0555AUまで近づきます。
0.0555AUは約830万kmですので、百武彗星(*)再接近時の約半分の距離となります。
そのため5月下旬の日々運動量は10°にもおよぶそうです。わぉ!(参考C/2012K5*)
Copyright&COPY :吉田誠一さんのホームページより(*)
接近時の明るさは9等級なので、肉眼彗星にはほど遠いのですが、小望遠鏡でも十分写る明るさになるようです。しかも、位置情報によると、尾の実長を0.05AUと仮定しても、5月下旬には40°近い尾が伸びることになるそうです。(天文年間2014.P179)
尾の長さ40°といっても小さな彗星なので、それが撮影できる明るさかどうかは分かりませんが、機会を見て撮影にチャレンジすることにしましょう。
209P/LINEAR彗星の最接近は5月29日ですが、その5日前の5月24日に地球が209P周期彗星のトレイルに突入します。そうです。突発予報が出ている「5月きりん座流星群」です。
極大予想は5月24日16時、出現規模はHR=100以上という予報が出ていますので
出現時刻が後ろにずれることを期待して、5月24日20時頃は要チェックですね。
「来年気にな~る天体現象」の第2回目は「C/2013 A1(Siding Spring)彗星」で~す。
手元に2014年度版「天文年鑑」も届きましたので年末恒例となりました
「来年ぜひ見たい天体現象」を紹介していくことにしたいのですが…
「来年ぜひ見たい!という天体現象がどーも見つからないのです…。」
「あー、それはアイソン彗星・ロス症候群ですね。最近多いんですよ~。」
…というワケではありませんが、来年は特筆すべき大きな天体現象がないようなので、
今年は「来年気にな~る天体現象」として数回にわたって紹介していくことにしま~す。
記念すべき?第1回目は、「209P/LINEAR彗星」です。
「209P/LINEAR彗星」は2004年の発見後、2008年に再検出されて番号登録された、
周期が5.09年、近日点距離が0.97AU、絶対等級H=16.0等級の小さなほうき星です。
この彗星が2014年5月29.4日UTに地球に0.0555AUまで近づきます。
0.0555AUは約830万kmですので、百武彗星(*)再接近時の約半分の距離となります。
そのため5月下旬の日々運動量は10°にもおよぶそうです。わぉ!(参考C/2012K5*)
Copyright&COPY :吉田誠一さんのホームページより(*)
接近時の明るさは9等級なので、肉眼彗星にはほど遠いのですが、小望遠鏡でも十分写る明るさになるようです。しかも、位置情報によると、尾の実長を0.05AUと仮定しても、5月下旬には40°近い尾が伸びることになるそうです。(天文年間2014.P179)
尾の長さ40°といっても小さな彗星なので、それが撮影できる明るさかどうかは分かりませんが、機会を見て撮影にチャレンジすることにしましょう。
209P/LINEAR彗星の最接近は5月29日ですが、その5日前の5月24日に地球が209P周期彗星のトレイルに突入します。そうです。突発予報が出ている「5月きりん座流星群」です。
極大予想は5月24日16時、出現規模はHR=100以上という予報が出ていますので
出現時刻が後ろにずれることを期待して、5月24日20時頃は要チェックですね。
「来年気にな~る天体現象」の第2回目は「C/2013 A1(Siding Spring)彗星」で~す。
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