晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

8月11日早朝のISS

2011年08月11日 | ISS(国際宇宙ステーション)
8月11日早朝、ISSが仙台上空を横断していきます。


通過条件はなかなかいいようです。


イベントデータ(JAXA)


イベントデータ(calsky)

8/11早朝は晴れる予報なので、久しぶりに拡大撮影をしてみることにしましょう。
震災後は一度も撮影していなかったので、ISS拡大撮影の再開第1弾となります。

3時30分起床…、予定より30分遅れです。とりあえず外に出て見ましょう。 
ふ~む、雲量3~4です。雲は流れていますが、気流はあまりよくありません。

星が瞬いています。とりあえず木星を撮影してみましょう。

ふひょ、大変です! 光軸が著しくずれています。

2011.8.11 03:59:31 D300mm F10 D90 ISO800 1/800

通過まであと2分です。このまま撮影続行です。考えてみると震災以後、
光軸の調整をしていませんでした。次回までに調整することにしましょう。

時間です。しか~し、北西方向に雲がありISSが見えません…。
おっと、やっと見えました。が、街路樹の影です。しばらく待ちです。

そして、こちらがファーストショット…、すでに仰角高度は40度を超えています。

2011.8.11 04:03:45 D300mm F10 D90 ISO800 1/1250

早朝コースは太陽電池パドルを進行方向に向けていることが多く、天頂通過前は
前方から朝日を浴びて太陽電池パドルが明るく輝いて見えます。

2011.8.11 04:04:01 D300mm F10 D90 ISO800 1/1250

最大仰角77°通過中…

2011.8.11 04:04:20 D300mm F10 D90 ISO800 1/1600

やや露出アンダーのようです。

2011.8.11 04:04:26 D300mm F10 D90 ISO800 1/1600

光軸のずれ、ピントの追い込み不足、気流の乱れの三拍子に加えて
久々の撮影で手際も悪く、ボケボケのISSとなってしまいました。

古川宇宙飛行士が搭乗してから、まだ鮮明な写真を撮影していません。
今月はあと2回、好条件の通過があるので次回のチャンスを待ちましょう。