晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

X-37B 撮影成功

2010年05月30日 | X-37B
久しぶりに天気が良くなりました。

ということで、今宵はX-37Bの撮影にチャレンジです。

はじめに今日の通過予報を確認しましょう。

Rises above horizon 20:38:02 0° 265° (W ) 2,349
Reaches 10° altitude 20:40:08 10° 267° (W ) 1,492
Maximum altitude 20:43:31 71° 354° (N ) 444
Enters shadow 20:45:01 30° 70° (ENE) 777

ご覧のように、直距離444km、最大仰角71°と条件は
申し分ないのですが、なにぶん予想光度が3.2等級です。

光度3等級の星は簡単に写りますが、高速で移動する3等級の
人工天体は、そう簡単には写りません。眼視では見えない
可能性もあります。

そこで、今日の撮影計画です。
運良く、北斗七星のど真ん中を通過するので
カメラは固定、通過10数秒前からシャッター押しっぱなしの連続撮影、
レンズはF2.8の28mm、ISO感度は2500、露出は5秒にしましょう。

時間です。むむむ…、
予想以上に雲があります。

2010.5.30 20:40:08 NIKON D90 28mm F3.5 ISO2500 5sec

撮影変更です。北斗七星の西側を撮影しましょう。

すでに通過時間が過ぎています。急ぎましょう。
西の空を数カット撮影して、すぐ東の空へチェンジ!

撮影中、双眼鏡でX-37Bを探すが全く見えず…、

撮影後パソコンで確認すると、かろうじて写っていました。

こちらは西の空

2010.5.30 20:42:49 NIKON D90 28mm F3.5 ISO2500 5sec
雲を通してですが、右下に昇ってくるX-37Bが写っています。

こちらは東の空、

2010.5.30 20:44:08 NIKON D90 28mm F3.5 ISO2500 5sec


2010.5.30 20:44:14 NIKON D90 28mm F3.5 ISO2500 5sec


2010.5.30 20:44:20 NIKON D90 28mm F3.5 ISO2500 5sec

いずれの写真もトリミングしてあります。東の空の3枚はやや
明るさを落としてX-37Bの軌跡がよく見えるようにしてあります。

やはり3等級の衛星は街明かりの中では難しいようです。
泉岳に行けば肉眼でもはっきり見えるはずですがね~。

明日以降も、しばらくは良い条件で通過するので次の機会を
待つことにしましょう。

5月30日の気象棒

2010年05月30日 | お天気
梅雨でもないのに梅雨のような空が続いていた仙台、

今日は久々に太陽が顔を出しました。

ここんとこずっと下を向いていた気象棒、今日はどうでしょう?

朝は水平でしたが、徐々に上向きになってきました。

2010年5月30日11時20分撮影 天気:晴れ

晴れといっても雲量は6~7、気象棒もこれより上向きになる
ことはありませんでした。

気象メモ(気象庁HPアメダス)
仙台:12:00 気温15.7℃ 降水量0.0mm 風速4 湿度57% 気圧1013.9ha