1993 Europe日記
1993.3.11 Thu Venezia
サン・マルコ広場(Piazza San Marco)に到着。
サン・マルコ寺院の前から、サン・マルコ広場
L字型をした広場はルネッサンス期に整備されたものだそうだ。遠近感を効果的にするため、寺院側が広い台形の広場空間が造られており、寺院の前から広場を眺めると、実際よりも奥行きがあるように感じられる。
右側が旧行政館(Procuratie Vecchie)、左側が新行政館(Procuratie Nuove)、そして正面がナポレオン翼(Ala Napoleonica)だそうだ。
サン・マルコ広場 - Wikipedia
サン・マルコ寺院 - Wikipedia
サン・マルコ小広場からサン・マルコ寺院
サン・マルコ寺院(Basilica di San Marco)を拝観。この寺院は、古典的な教会建築様式であるビザンチン様式で造られており、大ドームの周りをやや小さなドームが取り囲む集中ドーム式で建てられている。教会というと、ついゴシック様式の尖塔や細長く天井の高い堂内を思い浮かべがちで、サン・マルコ寺院のように大小のドームが林立する教会は日本ではあまり馴染みがないが、もともとのキリスト教の堂はこのようなものが多かったそうだ。
シーズンオフのためか、文化財の類があちこちで修復中だったのはちょっと残念。
サン・マルコ寺院内部
堂内のモザイクタイルが金色に輝き美しい。ビザンチン様式の教会ではドームを中心として正方形に近い平面形をとることが多く、細長い十字架型をしたバシリカ形式にはなっていない。参列者席が何列も並ぶ奥に内陣や祭壇が並ぶ形式ではなく、建物内に入って割合すぐにドーム直下の祭壇に至る。後々、多くの教会を訪ねてビザンチン様式にも慣れたが、最初のうちはちょっと不思議に思うことがしばしばだった。
階上のバルコニー部分まで上り、広場を見下ろす。
バルコニーからサン・マルコ小広場方向
左側がドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)、右側はサン・マルコ図書館(Biblioteca Marciana)、中央の二つの塔は、有翼の獅子像と聖テオドーロ像。
サン・マルコ広場には海側にサン・マルコ小広場という広場があり、これが一体となってL字型の広場になっている。寺院のバルコニーから見ると、小広場の方は海に向かって開いており、両側に壮麗な建築物が並び、二つの塔が海から広場へのゲートのように立っているのが非常に印象的だ。
ドゥカーレ宮殿 - Wikipedia
Biblioteca Marciana - Wikipedia(en)
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ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
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