都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

芝ミルクショップ

2020-02-18 | 港区   
芝ミルクショップ
所在地:港区三田4-6
構造・階数:木・3F?
解体年:2010〜13
Photo 1994.11.20

 港区三田4丁目。数年ぶりに見て回ったら、古い建物がいくつか消失していた。この芝ミルクショップも個性的な建物だったがいつのまにか無くなっていた。建物は右手の随應寺の門前町屋として建っていたようで、現在、跡地には同寺関連の建物が建っている。


 Photo 2005.10.2

 よく見ると店舗部分の庇のすぐ上にも窓があって、階高の高さがまちまちで、実際の階数がよく分からない建物だった。各階の窓などからわずかに見える内側の様子から判断して、3階建ての木造商店だったのではないかと思う。
 ただ3階建てだとすると、2階の床の位置がかなり低くなるような気もする。なので、もしかすると一部に中2階がある背の高い2階建て建物だったのかもしれない。


 Photo 1994.11.20

 買い物のためにお店に入って、中を覗き込めば階数も分かったのかもしれないが、そこまではしなかったので、結局階数はよくわからないままになってしまった。建築面積があまり大きくない一方で、総二階建てで背が高く、木造商店では少々珍しいプロポーションなのが印象的だった。

 お店の名前は住宅地図では「芝ミルクショップ」。看板には「明治牛乳芝販売所」「Milk Shop SHIBA」などと書かれていた。


 東側から Photo 2007.7.1

 東側側面は洋風下見板張り。道路側と西側側面は下見張り風のトタン張り。


 Photo 2007.7.1

 Google Street Viewで確認したところ、2013年6月には既に建て替えられていた。手持ちの最後の写真は2010年4月なので、これ以降、2012年末頃までの間に解体されたようだ。

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 港区  #商業系 
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願海寺隣の木造洋館

2020-02-16 | 港区   
願海寺隣の木造洋館
所在地:港区三田4-2
構造・階数:木・2F
解体年:2013(平成25).8
Photo 2007.7.1

 江戸時代以来、寺院が多く集積している三田4丁目。その中のとあるお寺に隣接した場所にあった下見板張りの洋風家屋。増改築がいろいろされて怪しの洋館になっていたが、あえなく解体。


 Photo 2005.10.2

 近くからだと全景が見えないので、少し離れた場所から墓地越しに見る。大きな入母屋屋根の建物。


 玄関部分 Photo 2005.10.2

 2軒の住宅が玄関を隣り合わせて一体になっていた。当初はシンメトリーなデザインだったのかもしれないが、増改築を経てあちこちが異なる状態になったようだ。


 桜田通りから Photo 2005.10.2

 建物の後ろ側は入母屋ではなく切妻屋根。瓦は日本瓦ではなく洋風のもので、ところどころ脱落してしまっていた。

 お寺の門前町屋地だったらしく、建物解体後、現在はお寺の駐車場になっている。一方、写真中央と右側の平屋の建物の方は現存している。

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 港区  #住宅系 
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渡邊ビルヂング

2020-02-14 | 港区   
渡邉ビルヂング
所在地:港区 浜松町2-4
建設年:1931(昭和6)
構造・階数:RC・3F+RF
解体年:2015(平成27).8
Photo 2011.12.13

 新幹線からも見えていた近代建築。浜松町の渡邊ビルは世界貿易センタービルの建て替え・再開発(浜松町二丁目4地区A街区)に伴って、2015年7月から解体が始められた。

 東側階段室の塔屋の屋根は切妻で、青い瓦葺き、鴟尾が載っていて、軒先も和風。しかし全体としてはスクラッチタイル張りのビル。なぜ和風(中国風?)の屋根を部分的に載せたのか、ちょっと謎な建物だった。


 Photo 2015.7.18

 浜松町駅から東芝ビル方面へ向かい、JR線を横断する跨線橋から。写真上部は東京モノレールの桁。道路に面した部分はスクラッチタイル張りだが、それ以外の面は打ち放しペイント仕上げのようだった。また、1Fは南北共に大きめの窓になっていた。
 なお、写真中央に入っている縦線は、跨線橋の窓に鉄線がある影響。


 Photo 2015.7.18

 北側の壁面には「昭和シェル石油(株)特約店、関東礦油」と書いてあった。同社のウェブサイトを確認したところ、1955(昭和30)年から2013(平成25)年まで、このビルに本社を置いていた会社で、現在も近くの芝大門2丁目のビルに本社を置いているそうだ。なので、ビル自体は関東礦油という会社とは別に昭和初期に建てられたものだったことになる。


 東側壁面の様子 Photo 2015.7.18

 階段室は縦長のスリット窓。上下に日本建築でいう木鼻のような装飾が並ぶ。切妻屋根だけでなくパラペット部分や玄関庇の屋根も青い瓦。窓まわりのコンクリートを厚めにしていたのは耐震のためだろうか。


 Photo 2005.10.1

 1F玄関部分は緑色の細いタイル張り。アールデコ風といえば良いのだろうか。。


 1F玄関わき上部のステンドグラス Photo 2015.7.18

 派手な装飾はあまりない建物だったが、玄関には小さな花をあしらったステンドグラスがあった。


 東南側から Photo 2015.7.18

 見る方角によって印象が異なるのも不思議な感じだった。1階の北東側、階段室下にちゃんとした玄関があるが、東南側角にも鉄製扉の両開き扉があって、その上部には「渡邉ビル」の文字があり、屋上のパラペットも三角形に尖ったデザインで、こちら側も正面と言えなくもない。ただこのコーナー部の2、3階は窓が小さく、東北側の玄関と階段室に比べると地味。


 Photo 2011.12.13

 東南側角のすぐ隣にも両開き扉があり、また西南角の三角屋根の張り出し部分にも小さな扉があった。あちこちに扉があって、使われ方がよく分からない建物だったことも記憶に残る。2015年の写真は解体直前だったため、1Fの窓部分に木の板が張られてしまっていたが、この時点ではまだ閉ざされていなかった。


 西南側から Photo 2015.7.18

 西南側角も階段室だったようだ。周囲は2013年頃までに全て解体されていて、最後まで残っていたのが渡邉ビルだったが、この少し後に解体されたのだった。


 Photo 2015.7.18

 東南角部分。正方形に近い四角い窓が4つずつ並ぶ壁面。スクラッチタイルは横に細長い形。トイレとか給湯があったのだろうか? 内部の様子は残念ながら知らず。

浜松町二丁目4地区A街区本格始動 | プレスリリース | 鹿島建設株式会社

関東礦油株式会社

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 港区  #商業系  #オフィス 

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三島大社前の看板建築

2020-02-12 | 静岡県  
三島大社前の看板建築・アリサ美容室
所在地:三島市大社町18
構造・階数:木・2F
備考 :1995〜2001(平成7〜13)頃に解体
Photo 1993.11.3

 三島大社の大鳥居近く、旧東海道沿いに建っていた看板建築。前面の歩道にアーケードがあるため全体像がよく見えないが、恐らくモルタルで装飾が付けられていたようだ。側面はトタン張り、屋根もトタン葺き。

 切妻屋根の妻面をカバーする形のファサードはシンメトリーで中央部が高く、富士の見える街だからか富士山をかたどったようなラインになっている。

 通り掛かりに撮影しただけなので、営業形態の詳細は不明。軒下の暗い部分を拡大したところ「パーマ・アリサ美容室」の文字が辛うじて読めた。この時点で営業していたかどうかも分からない。

 正確な解体時期は不明。航空写真でのおおまかな確認では、1995年までは存続していたが、2002年頃には建て替えられていたようだ。

 右端は漢方薬店「富士越薬品」で洋風ファサードを持つ看板建築だが、こちらは2018年7月時点で存在している。

静岡の近代建築
#失われた建物 静岡県  #商業系  #看板建築 
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軽食喫茶おかもと他

2020-02-10 | 台東区  
軽食喫茶おかもと・岡本和菓子店
所在地:台東区 東上野3-37
建築年:1927(昭和2)
構造・階数:木・2F
解体年:2018.11〜19.5
Photo 2018.11.20

 浅草通り沿いの上野駅にほど近い角地にあった看板建築。中高層化が進む浅草通り沿いでは既に珍しく、かつ角地にあったので印象的だった。

 通り沿いの壁面は、モルタル洗い出しで異なる色が交互に並ぶちょっとおもしろいデザイン。1階の窓から下の腰壁は黄緑色のタイル張りで、通りに面していない側面はトタン張り。


 Photo 2015.9.23

 下記、「ぼくの近代建築コレクション」では、1枚目の写真奥に写っていて、角地の建物は岡本和菓子店と軽食喫茶おかもとと記されているが、2015年に訪れたときには、シャッターが閉まっていて店は既に廃業していたようだった。当時、角の部分に「軽食喫茶おかもと」と書かれた緑色の庇が付いてはいたが、2018年に通りかかった時には既にそれもなく、その後半年ほどのうちに解体されてしまった。

玉川電気、宝運道具製作所/東上野3丁目 - ぼくの近代建築コレクション

Tokyo Lost Architecture
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