都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

旧 金山平三邸(T邸)

2021-10-21 | 新宿区  
旧 金山平三邸(T邸)
所在地:新宿区 中井2-13-19
構造 :木
階数 :平屋、一部中2階
建設年:1924(大正13)
解体年:2012(平成24).11
Photo 2006.2.19

 洋画家、金山平三(1883−1964(明治16−昭和39))の自宅兼アトリエとして建てられた住宅。

 絵画アトリエのある住宅では間接光でアトリエ内を明るくするため、しばしば北側に大きな窓が設けられているが、この住宅もそうで、磨りガラスの大きな開口部が北側にあり、恐らくそこは天井が高くなっていたようだ。

 2階建てかそれ以上の高さのある建物だったが、資料によると、基本的に平屋で一部に中2階がある家屋だったという。南側には別の住居があるので、庭の側の様子は分からないままだった。

 北側の小窓の下部には煉瓦が積まれていた。全体は洋風だが壁の大半は押縁下見板張り。窓の下にだけ煉瓦積みが見えているのはちょっと面白いスタイル。当初からのものではなく、なんらかの改修をしたときにできたものだったのだろうか。

 金山平三が亡くなった翌年の1965(昭和40)年に、妻の金山らくは夫の故郷である神戸市に転居したという。また夫妻には子がなかったそうなので、その後、住んでいたのは、敷地と建物を買い取った方だったようだ。

金山平三 - Wikipedia
旧金山平三邸 新宿区中井 - 東京ノスタルジア
美珍麗・探訪 | 緊急告知・金山平三アトリエが解体!〔東京・中井〕

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ハウスオブロータス・上田邸

2021-10-18 | 港区   
ハウスオブロータス
所在地:港区 元麻布2-11
階数 :2
設計 :白鳳社建築工務所
建設年:1939(昭和14)以前
解体年:2013〜14(平成25〜26)
Photo 2005.5.14

 スペイン瓦屋根のスパニッシュスタイルの洋館。1977年の住宅地図では、U.B.House ABBOTTと記載されており、もともとは外国の方が居住していたようだ。

 1990年代からは、写真家の上田義彦氏と妻の桐島かれん氏一家が居住していたそうだ。1997年の住宅地図ではウエダと記されている。一家は後に別の場所に引っ越したが、2000年代にはハウスオブロータスという名で、アジア民芸などを時折販売する店を桐島かれん氏が開いていた。


 Photo 2005.5.14

 日本近代建築総覧では、竣工時期が1939(昭和14)年以前とだけ記されている。ただ下記リンク先の桐島氏による記述では、「当時で築80年は経っていたでしょうか。昭和初期に建てられた美しい洋館・・」とあるので、昭和初期の建物だったのかもしれない。


 Photo 2011.3.29

 最終的になんらかの事情で建物・敷地は売却され、残念ながら建物は解体された。ただ、2020年時点でも新しい建物は建てられておらず、跡地はコインパーキングとなっている。

港区 - 東日本 近代建築万華鏡
信濃町~麻布十番: 雅万歩
物がたりのはじまり | 桐島かれん Web Magazine “Love of Life”

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2021.10.19 追記
 本記事掲載後、この建物は戦後の占領期にGHQに接収されていた住宅(House#134)だった、との情報を頂きました。

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横田畳店

2021-10-15 | 港区   
横田畳店
所在地:港区 三田1-8
構造・階数:木・2
解体年:2007(平成19)頃
Photo 2006.4.23

 トーホー薬局の西隣にあった看板建築。1階は改修されていたのか古い感じではなかったが、2階壁面は全面が銅板張りだった。

 そしてこの建物もトーホー薬局同様、パークコート麻布十番 ザ タワーの建設に伴って、解体された。

パークコート麻布十番 ザ タワー - Wikipedia
國徳商事トーホー薬局 - 都市徘徊blog

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トーホー薬局

2021-10-12 | 港区   
トーホー薬局(旧 東洋研磨剤)
所在地:港区 三田1-8
構造・階数:木・2
建設年:1931(昭和6)
解体年:2007(平成19)頃
Photo 2006.4.23

 一ノ橋ジャンクションの近くにあったタイル張りの木造店舗。もとは別の会社だったようだが、当時のことは知らず。

 パラペットと2階の窓台などは石張り(またはモルタル)。窓は縦長で観音開き、木製窓枠のままだったようだ。

 この近辺、三田1-7〜1-9にあった家屋群は全て、パークコート麻布十番 ザ タワー(三田小山町第2地区市街地再開発事業)の建設に伴い、2006.4〜2007.10の間に解体された。

パークコート麻布十番 ザ タワー - Wikipedia
國徳商事 - 都市徘徊blog

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東京慈恵会医科大学本館

2021-10-09 | 港区   
東京慈恵会医科大学本館
所在地:港区 西新橋3-25
構造・階数:RC・3F
建設年:1933(昭和8)
解体年:2017(平成29)〜
Photo 2013.3.29

 H型の平面をもつ低層だが大きな建物。外壁はスクラッチタイル張り。他の校舎や病棟、研究棟が多くあるので、街区外側の通りから見えるのは玄関がある北側が中心。
 このうち東側はベランダがあり、中央部は壁面にガラス面を合わせた形、西側は庇が出る形で、内部の利用形態に合わせたのか外観が少しずつ異なっている。


 Photo 2006.4.15

 玄関・車寄せ西側、道路沿いの部分は、各階で連続する庇が回っている。後付けの避難階段やエアコンの室外機・配管があるため整ってきれいな外観とは言えなかった。

 病院建築はやはり古いと耐震性、設備、屋内環境に問題がありそうで、古い建物を使い続けるのはやはり困難なのだろう。中庭など緑地があってゆったり安らげる環境が理想だが、都心では土地の高度利用も求められてしまう。そのようなわけで2000年頃から建て替えが検討されていて、他の病棟などを順次建て替えた末、この建物も解体・建て替えとなった。

東京慈恵会医科大学/西新橋3丁目 - ぼくの近代建築コレクション
東京慈恵医科大学本館 - ゆる~り、ゆるゆると~

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