都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

名倉病院

2019-10-14 | 千代田区 
名倉病院
所在地:千代田区神田駿河台 4-2
建設年:1931(昭和6)
構造・階数:RC・3F
備考 :解体。2006(平成18)に高層(17F)の新病院が完成。
Photo 1995.6.3

 御茶の水界隈にはなぜか病院が多い。東京医科歯科大学、順天堂大学病院、日大病院、三楽病院、杏雲堂病院、同和病院、そしてこの名倉病院。スクラッチタイル張りの比較的モダンな形をした端正な建物だった。2005年の春に訪れたら、高層の病院に建て替えている最中だった。大学生の頃、三楽病院や杏雲堂病院が次々に建て替えられ、この界隈の雰囲気もかなり変わってきた。御茶の水に残る最後の近代建築病院だったが、都心で低層の病院を維持するのは、資産的にも設備的にも大変な時代なのかもしれない。

廃景録名倉病院
名倉病院/神田駿河台4丁目 - ぼくの近代建築コレクション

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 千代田区  #病院 
2012.2.25
コメント

日本医師会館

2019-10-12 | 千代田区 
日本医師会館
所在地:千代田区神田駿河台 2-5
建設年:1931(昭和6)
構造・階数:RC+SRC・5F
備考 :解体・オフィスビルに建て替え
Photo 1988.11.1

 浪人時代に駿台予備校3号館に通っていたので、毎日のようにこの建物の前を通っていた。1Fの石積みの壁が重厚で、学生街の一角でバロック風の気品のある佇まいを見せていた。数年ぶりに訪れてみると味気ないオフィスビルにあっさり建て替わってしまっていて、しばし呆然としてしまった。

ぼくの近代建築コレクション日本医師会館

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 千代田区  #オフィス 
2012.2.25
コメント

日本大学理工学部1号館

2019-10-10 | 千代田区 
日本大学理工学部1号館
所在地  :千代田区神田駿河台1-8
建設年  :1929(昭和4)
構造・階数:RC・6F
備考   :2001(平成13)解体、建て替え
Photo 1988.11.1

 御茶の水の日大理工学部のシンボル的存在だった。角に面したゴシックアーチの入口から入る校舎はなかなか格好良かったが、あまり話題になることもなくあっさり解体されてしまい、少々驚かされた。


 Photo 2017.2.28

 新校舎では旧建物のファサードは全く残されず、全面ガラス張りの近代的なものに替わった。


 Photo 2014.2.21

 旧校舎の玄関部分のみが、玄関内のエレベーターホールに展示されている。イメージが全然違うから展示するだけにしたのかもしれないけれど、せっかくなら玄関として使えば良かったのに・・・。

廃景録日本大学理工学部一号館
日本大学理工学部1号館/神田駿河台1丁目 - ぼくの近代建築コレクション

#失われた建物 千代田区  #新しい建物 千代田区  #大学 
コメント

本覚寺

2019-10-09 | 静岡県  

 本覚寺は静岡市駿河区にある日蓮宗のお寺。鎌倉時代の1288(正応元)に、現在の富士市岩淵の中之郷に小庵が開かれたのがはじまりだそうだ。1307(徳治2)に領主から池田の地を譲り受け、1308(徳治3)に現在地に寺が造られたという古刹。

 移転の際に植えられたという樹齢約700年を超える大クスノキが立派な寺だが、市内の中心部ではなく日本平山麓にあるためか、静岡の人でも知らない人が意外に多い。

本覚寺 総門
所在地:静岡市駿河区池田137
建設年:江戸時代
Photo 2016.4.30

 総門は江戸時代のもので、明治2年に失火で諸堂が焼失した後、明治初期に現在地に移築されたという。

 鐘楼は1908(明治41)年に再建されたもの。総門から一直線に東へ向かった木立の奥に本堂が控えている。

 本堂は江戸時代後期の1818(文政元)年築。瓦葺きだったそうだが現在は銅葺き。ただ内部は鎌倉時代のままなんだとか。静岡市内にもかなり古い時代の建物があることに驚く。

 宝蔵だろうか。だとしたら1870または71(明治3または4)年に建てられたもの。本体は石造か木造モルタル塗、入口の唐破風部分は木造モルタルだろうか。

 本仏堂は、南北朝時代の1321(元亨元)年もので、これも移転直後の時期のものでかなり古い。高松の海中から見つかった木像の釈迦牟尼如来などを安置しているそうだ。

 大クスノキは2本あり、片方は樹齢約700年、もう一方は約670年だという。共に樹高約35m、幹回り7m以上で県指定の天然記念物。枝振りも40m近いのではないだろうか。下を通っている軽トラックと比較すると、いかに大きいかわかる。

 大木の近くまで行くと頭上高く覆い被さってくる。一本は塀の内側、もう一本は道路側にあるが、両方とも葉をたくさんつけていて元気だ。眺めているとなんだか有り難い気分になってくる。巨木巡礼というのもいい。

 幼少期にこの近所に住んでおり、散歩で連れられて訪ねたりしていたので知っていたが、同級生などとの会話で話題に上ったことは一度もない。30年ぶりぐらいに訪ねて、クスノキの巨大さに改めて驚愕し、良い雰囲気の境内を持つ寺が近くにあったのだなと、改めて感じた次第。

#古い建物 静岡県  #寺院  #門・ゲート 
コメント

旧主婦の友社・お茶の水スクエア

2019-10-08 | 千代田区 
日本大学大学院法務研究科(旧主婦の友社・お茶の水スクエアA館)
所在地:千代田区神田駿河台 1-6
建設年:旧建物 1925(大正14)、現建物 1987(昭和62)
構造・階数:RC・3F
備考 :解体復元、高層棟増築(設計:磯崎新)
Photo 2005.3.25

 もともと主婦の友社として大正末期に建てられた建物を、ファサードを残して一度解体し、高層棟を新築。旧建物は内部構造も含めて改装され、お茶の水スクエアという、主婦の友社とその他テナントが入居する建物に生まれ変わった。またカザルスホールという室内楽専用の音楽ホールも同時に造られた。
 しかし最近(2002年)になって、日本大学の所有するところとなり、大学院法務研究科の建物となり、道を挟んで明治大学と相対することとなった。

 テラコッタ等の部品は旧建物のものを再利用しているが、壁体は完全に新築であり、保存というより外観の復元である。また中央の新しい高層棟のポストモダンデザインが旧来の建物と競うようにデザイン主張をしている。高層棟壁面が後退しているため、多少は目立たないのだが、改めて眺めてみると、かなりギャップのある組み合わせ。丸の内のビル群では、超高層棟はデザイン的には極力目立たないものにするという立場・無難な解決策が採られている。どちらが良いのか、正しいのか解らないが、20年以上経っても良くも悪くも刺激的な姿であり続けている。

 その後、日本大学がキャンパス再整備の一環として、カザルスホールを2010年3月末で閉鎖した。建て替えるのかどうかは不明だが、築20年ほどで次々に状況が変化するのには考えさせられてしまう。また、クラシックファンに評判が良かった室内楽専用ホールが失われたのは非常に残念。

Wikipedia > お茶の水スクエア

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 千代田区  #古い建物 千代田区  #新しい建物 千代田区  #オフィス  #大学 
コメント