都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

トップセンタービル(旧メディアシティ静岡)

2021-08-28 | 静岡県  
メディアシティ静岡 吹き抜け
メディアシティ静岡 吹き抜け
所在地:静岡市葵区 伝馬町8
建設年:1994(平成6)
構造 :SRC
階数 :14F・B2F・RF
高さ :78.6m
備考 :現在の名称はトップセンタービル
Photo 1995.1.3

 現在はメガネトップの本社で同社所有だが、完成当初はテレビ静岡の所有でメディアシティ静岡という名だった。
 バブル期に計画された建物でもあり、下層階には吹き抜けがあった。物珍しさもあったので竣工後に訪れてみたら、この時は自動車の展示が行われていた。ただ、申し訳ないが最初からあまり賑わっている雰囲気ではなかったことが記憶に残っている。

 メガネトップの所有になってからは建物内に入ったことがないので、現在も吹き抜けがあるかどうかは知らず。

トップセンタービル
 トップセンタービル、新静岡センターバスターミナルから
 Photo 2009.2.8

 市内の高層ビルとしては初期のものだが、敷地がさほど広くないので、かなり細くロケット型の建物になっている。

トップセンタービル
 トップセンタービル、伝馬町通りから
 Photo 2009.2.8

トップセンタービル - Wikipedia

静岡の建築
#新しい建物 静岡県  #商業系  #オフィス 
#高層ビル  #吹き抜け・アトリウム 
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新宿御苑 旧大温室

2015-03-07 | 新宿区  
新宿御苑 旧大温室
所在地:新宿区内藤町
建設年:1957/58(昭和32/33)
備考 :2007(平成19)閉鎖・解体
Photo 1991.7.7

 一般財団法人国民公園協会のサイト(最新情報 | 新宿御苑 | 一般財団法人国民公園協会)には、「昭和26年(1951)から温室の公開が始まりましたが、観賞用にはたてられていなかった為、改修工事を行い、昭和33年(1958)に、当時としては東洋一の規模を誇る大温室が完成しました。」と記されている。
 しかし、環境省の「国民公園新宿御苑について」には、「昭和32年:大温室完成。」と記されている。

 建築物としての竣工は昭和32年で、一般公開は昭和33年ということなのだろうか? そのへんの詳細はよく分からなかった。

 新宿御苑内には、中国風木造建築である旧御涼亭(台湾閣) や、管理事務所としても使われていた旧洋館御休所など、文化財として保存されている建物もある。大温室は築50年で、戦前からの古い建物ではなかったが、放物線型のアーチを持つ大屋根は美しく印象的だった。

 この大温室は施設の拡充等のために建て替えられることになり、2007年に閉鎖され、解体された。同所には新しい温室が2012年に完成している。

Tokyo Lost Architecture

#失われた建物 新宿区  #吹き抜け・アトリウム  #公共施設 
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早稲田大学3号館 つづき

2014-12-31 | 新宿区  

 昨年秋に竣工した、早稲田大学新3号館・つづき

旧3号館再現部分・4F吹き抜け側
Photo 2014.11.5

 中庭を内部空間化して、3・4Fに通路を設けたため、再現された窓まわりを間近で見ることができる。 ただ、鉄骨造の躯体にパネル化したものを張っているようで、ところどころに継ぎ目の細い線が見える。そのあたりはまあ仕方ないところ。

旧3号館再現部分の廊下
Photo 2014.10.4

 旧3号館の再現部分は、内部もクラシックな雰囲気の仕上がり。サッシや照明や防災関係はもちろん全く新しいし、エレベーターも当然のように設置されている。それでも昔の建物を残したのかと思う人も多い。

新棟側の小ラウンジ
Photo 2014.10.4

 各階に小さなラウンジがあり、いくつかは2層吹き抜け。PCとスマホでいろいろ検索中か?

教室のサイン
Photo 2014.10.4

 高層の新棟部分の教室はゴシック体。旧3号館を再現した部分の教室は明朝体。よくみるとどうもそういう使い分けをしているようだ。

旧3号館再現部分の4Fに造られた通路
Photo 2014.11.5

 もう少し屋根上の高さに余裕があると、中庭部分がもう少し明るくなったのではないだろうか。昼でもやや薄暗い感じに思えてしまうのがちと残念。奥の方、右側の建物と左の再現部分が、あまりつながっていないように見えるかもしれないが、バッチリつながって一体化している。

#古い建物 新宿区  #新しい建物 新宿区  #早稲田大学 
#近代建築  #大学  #吹き抜け・アトリウム 
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早稲田大学3号館

2014-12-30 | 新宿区  

 昨年秋に竣工した、早稲田大学新3号館。

早稲田大学3号館
所在地:新宿区西早稲田1-6
建設年:2014年9月
構造 :S造(一部SRC造・RC造)
階数 :15階・地下2階・低層部4階
Photo 2014.11.5

 低層部前面は、1933(昭和8)年に竣工した旧3号館の南半分を復元し、メインの軸線沿い低層部の景観の保持を試みている。

 新棟建設に際しては、RC造の旧3号館はいちど完全に解体された。新3号館の復元部分は、S造(一部SRC・RC)とのことなので、外観を「再現した」という方が良いのかもしれない。

吹き抜け内部・旧3号館復元部分
Photo 2014.11.5

 復元部分の入口から入ると吹き抜け空間に出る。昔も中庭があったが、新棟では内部空間になった。再現部分の3、4階には通路も新たに設置されている。

旧3号館再現部分の通路から新建物側。
Photo 2014.11.5

 エスカレーター側面がミラー状になっているので、写り込みと実像が混在して、奇妙な写真になる。 昔のOBなどは、上の方の階まで上り下りのエスカレーターがあることに驚き、今の学生は恵まれてると仰る。確かにそういう面もあるのだが、かなりの学生数が授業の間の休み時間に頻繁に移動する事を考えると、やはり階段だけではダメで、しかもエレベーターよりエスカレーターという選択になるのだろう。

旧3号館再現部分、3階の大教室
Photo 2014.10.4

 夜になって教室の灯りが消えてから、吹き抜け側の通路から覗き込んで撮ってみた。

#古い建物 新宿区  #新しい建物 新宿区  #近代建築 
#夕景・夜景  #早稲田大学  #大学  #吹き抜け・アトリウム 
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日本橋三越

2014-07-21 | 中央区  

 日本橋を渡って、日本橋三越本店へ。

日本橋三越玄関
所在地:中央区日本橋室町1-4   Google Map
竣工年:1914(大正3)
構造、階数:SRC、7F・B2F
備考 :1923年に関東大震災で延焼。焼失した東館の修築と西館の新築を行い、1927(昭和2)に新本店として落成。1935年、1964年に増築改装。東京都選定歴史建造物
Photo 2014.5.4
三越 店舗情報 > 歴史再発見

 玄関の軒先は日本橋タカシマヤより装飾がちょっと派手。個人的には和洋折衷+モダン折衷のタカシマヤの方が好み。

 GWのせいか、お客さんでいっぱいだった。

中央ホールの大階段と天女像

 日本橋三越といえばやはり5層吹き抜けになった中央ホールの天女像(1960)と大階段。 このときは1930(昭和5)年に輸入設置されたパイプオルガン(2F天女像の後ろにある)の演奏も行われていた。

中央ホール天井のステンドグラスも控えめだが美しい

 

中央ホール吹き抜け周りの美しい手摺

 錆や手垢から守るため、金物部分は毎日のように拭き掃除をしているのだそうだ。

#古い建物 中央区  #近代建築  #デパート・百貨店  #重要文化財 
#吹き抜け・アトリウム  #屋内階段 
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日本橋タカシマヤ

2014-07-19 | 中央区  
日本橋タカシマヤ
所在地:中央区日本橋2-4   Google Map
竣工年:1933(昭和8)、1952に増築
設計 :高橋貞太郎 他
構造、階数:SRC、8F・B2F
備考 :重要文化財
Photo 2014.5.4

 日本生命が建設して高島屋が借り受けていたもので、当初は一部に日本生命のオフィスも入居していたという(1963年に転出)。

日本橋タカシマヤ | 重要文化財タカシマヤ東京店
日本橋タカシマヤ 東南側角

 後方は村野藤吾の設計により1952(昭和27)に増築された部分。ガラスブロックの大きな壁面が印象的。

南側5階バルコニーの彫刻

 最近までこんな場所に彫刻があることには気付いてなかった。

正面上のコーナー部分

 近代建築なのだが、西洋の純様式建築というわけではなく、和洋折衷のデザインがあちこちにあり、コーナーは丸いが、軒先は木造の日本建築みたいなかたち。

2Fから1Fの売場

 これぞ「ザ・百貨店」という感じ。こういう空間は大都市の百貨店にしかない。ここでも天井付近が和風の意匠になっているのが印象的。

中二階を挟んでX型に上る階段室

 真鍮が金色に輝くが上品な印象。台形の穴に入れられた格子もアクセントになっている。

吹き抜け柱の柱頭部分

 日本建築の組物である斗きょうのような柱頭部分。 さらにそこにレリーフが彫られている。手間を掛けてここまでデザインしていることに驚かされる。

#古い建物 中央区  #近代建築  #吹き抜け・アトリウム  #屋内階段 
#デパート・百貨店  #銀行・保険  #重要文化財  #高橋貞太郎  #村野藤吾 
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国立科学博物館 その1

2013-03-24 | 台東区  

 約40年ぶりに国立科学博物館へ行った。

国立科学博物館・日本館
所在地:台東区上野公園7   Google Map
建設年:1931(昭和6)年
構造 :RC
階数 :3F・B1F
備考 :旧東京科学博物館本館(重要文化財)
Photo 2013.1.13

 上野の科学博物館へ行ったのは幼少期の頃以来。大学に入って上京してからはいくらでも行く機会があったが、いつでも行けるからと思い、またいまさら科学博物館に行ってもねみたいな感じで、ついずっと訪れていなかった。今回もなんとなく、近代建築の内部を見てみたくなって、というこれまた科学とはあまり関係ない理由で入館したのだった。

国立科学博物館・日本館 中央ホール
Photo 2013.1.13

 新館(地球館)ができたこともあって、現在は地下から館内に入る。小さい頃は建物の方にはあまり関心がなかったので、正面中央の玄関ホールのドーム吹き抜けも全く記憶にない。改めて見るとなかなか立派な空間だ。やはり国立だけはある。地方にはこういう空間がなかなかない。

日本館3F 展示室 フタバスズキリュウ

 変貌ぶりには驚いた。休日だからというのはあるが、科博ってこんなに人が集まる所だっけ!?

 小さい頃の記憶では、ひとけがあまりない静かな空間に、恐竜の骨格標本がドーンと展示されていて、それだけという感じだった。もちろん当時もいろいろな展示はあったはずなのだが、私の中ではほぼそれしか記憶がない。床のワックスの匂いがして、ちょっと黴臭いような古めかしい空間の印象だったのだが、リニューアルされたせいもあって、外観からは想像もつかないようなハイタッチな空間になっていた。40年もすればそりゃ変わるよな~。

日本館 階段室(2Fから3F)

 子どもたちの歓声と、人の多さに圧倒されて、つい端っこの方に行くと、翼部の階段室がこれまた素晴らしい。2本の柱は耐震補強のために後から入れられたものではないかと思うが、カーブを描いて中央で一つにまとまる階段が創り出す空間は優美だ。

日本館 階段室(3F)

 弧を描く階段を上ると、舞台装置のようにも見えるシンメトリーな階段空間を目にすることができる。

日本館 階段室 天井のステンドグラス

 上を見ると採光部にもステンドグラスが。数年前に修復されたものだそうで、鮮やかで美しい。

日本館 階段室 2F壁面のステンドグラス

 階段室2Fのステンドグラスは鳳凰をモチーフとしたものだそうな。教会建築のステンドグラスとは異なる日本的な図案だが、日本人からすると何の違和感もなく、むしろこういう方が不思議としっくり来るような気がする。

#古い建物 台東区  #吹き抜け・アトリウム  #屋内階段  #ミュージアム 
#近代建築  #重要文化財 
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早稲田大学15号館 その1

2013-03-20 | 新宿区  
早稲田大学15号館(共通教室棟)
所在地:新宿区西早稲田1-6   Google Map
建設年:1966(昭和41)
構造 :RC
階数 :4F・B1F
Photo 2013.1.9

 南側は大々的に耐震補強がされたため、もとの立面が分からないほど。南側の14号館との間にあまり間隔がないので、壁面を正面から見ることも適わない。

 だが、屋上のディテールや北側の立面などを見ると、この建物が意外に手の込んだモダニズムデザインの建物であることに気付く。

早稲田大学15号館 屋上・パラペット部分
Photo 2009.6.18

 コンクリートでなんともいえない装飾が造られている。装飾しちゃったらモダニズムじゃないのかもしれないが、遊びたくなったのか? ただこの部分、全く目立たない。隣の16号館の上層階の教室からふと窓外に目をやると見えるという程度。ただ、授業中にこれが気になってしまう学生さんはいるかもしれない。穴が空いてる部分が目のようでもあり、「ちゃんと勉強しとるか?」と隣の校舎が見つめているようにも思える。それが気になるようだと結構病的だけど・・・。

早稲田大学15号館 北門付近から北東角部分
Photo 2013.1.9

 階段室の窓は縦長、その両側の壁面は凹ませてある。階段室東側は小さな丸窓が格子状にたくさん穿たれたもの。小さな窓台が窓外に付いているのも面白い。

早稲田大学15号館
Photo 2013.1.9

 内部はというと、北側には吹き抜けの自習エリア・談話エリアがある。これはこれでなかなかゆったりした空間で気持ちよい。

#古い建物 新宿区  #早稲田大学  #大学  #吹き抜け・アトリウム  #モダニズム 
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東京駅丸の内駅舎

2012-12-27 | 千代田区 
新丸ビル7階のテラスから東京駅全景
所在地:千代田区丸の内1-9   Google Map
Photo 2012.12.4

 景色は良いんだがやはり外は寒い。

 街路、建物共に、イルミネーション照明に青系のLEDなどはほとんど使われておらず、どちらかというとオーソドックスでクラシックな感じ。丸の内界隈はライトアップに関してもエリア全体でコントロールされているのだろうか。それとも暗黙のルールみたいなものがあるのだろうか。

東京駅丸の内北口
Photo 2012.12.4

 ドーム下の空間を3枚の写真に撮って強引にパノラマ合成してみた。
 神殿とか大聖堂のようにも見える。すごいとは思うのだが、この金属を被せた柱は仰々しくてちょっと好きではないな。昔の大理石張りの方が素っ気なくて好みだ。

丸の内北口ドーム部分
Photo 2012.12.4

 気合いが入ってる。でももう少し時間が経って古びてからの方が味わいが出そうだ。なんだかきれい過ぎて華やかすぎてちょっと疲れる。天の邪鬼なので、昔のぼろいドーム天井が懐かしく思えてきたりしてしまう。

 この時は平日の夜だったのでさほど人が多くなかったが、後日、土曜日の夕方に通りかかったら、みんな真ん中で上を見上げていた。

皇室専用貴賓出入口
Photo 2012.12.4

 皇室専用貴賓出入口は立入が制限されているのでひっそりとしていた。こういう方がホッとするであるな。

#夕景・夜景  #古い建物 千代田区  #新しい建物 千代田区 
#近代建築 #街並み 千代田区  #吹き抜け・アトリウム 
#高層ビル  #鉄道  #オフィス 
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西早稲田キャンパス 1

2012-06-14 | 新宿区  
戸山公園・西地区   Google Map
Photo 2012.6.4

 母校のそばの戸山公園。初夏の頃はとても気持ちよい。もとは陸軍戸山学校の射撃場だった場所で、戦後、接収され、返還後に都立公園となった。盛り土をしてうねるような土地を造成しているのが自然な感じを生みだしている。

早大西早稲田キャンパス63号館・ROHM SQUARE   Google Map
建設年:2007年(平成19)
構造・階数:RC・7F+B2F
Photo 2012.6.4

 63号館は西早稲田キャンパス内では最も新しい校舎。

 外部のファミレス業者に委託して運営しているカフェテリアもゆったりしていてきれい。十数年前、57号館地下の学食がリニューアルされたとき、きれいになったなぁと思ったが、新築はやはり全然違う。

 平面としては大きな差異はないのかもしれないが、天井高さや、床や壁の仕上げなどのせいで大きく異なるように感じるのだろうか。

63号館エントランスロビー
Photo 2012.6.4

 2層吹き抜けになったエントランスロビー。以前の理工キャンパスでは考えられなかったようなゆったりした空間。西早稲田キャンパスでは55号館のアトリウム以来の贅沢な空間だ。いまどきの大学はこのぐらいないと魅力的には映らないかもしれない。

 

TULLY'S COFFEE   Google Map
Photo 2012.6.4

 55号館の明治通り側にはTULLY'S COFFEEが古谷誠章先生+NASCAの設計で2000年秋に完成。コンクリート庇に樹木用の穴が開けられているのが印象的。理工キャンパスにカフェができることなど昔は想像できなかったが、今はそういう時代なのだろう。

 ロールスクリーンのすぐ向こう側は明治通りの歩道で、たくさんの人や自転車、車が往き来しているのだが、店内は静か。狭い空間を上手く仕切って、穏やかな空間を創ることに成功している。

 樹木下の屋外席も庇があることである程度は雨を防ぎ、木製デッキも心地よく、この季節は快適な空間になっている。

#新しい建物 新宿区  #早稲田大学  #大学  #公園 
#吹き抜け・アトリウム 
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