
旧カフェー「笑福」/井上荘
所在地:江東区 東陽1-31-4
構造・階数:木・2
建設年:戦後まもなく
解体年:2003〜04(平成15〜16)
Photo 2002.11.6
東陽1丁目、大門通りから東へ入った先、赤線エリアの東端にあったかつてのカフェーの建物。洲崎は戦災で焼失しているので、この建物も戦後まもない時期に建てられたものだろうと思われる。
洲崎遊廓は1888(明治21)年に設置。戦後は洲崎パラダイスとしても知られた。1958(昭和33)年の売春防止法の施行以後は大半がアパートや店舗などになったが、20年ほど前までは往時のディテールを残す建物がいくつかあった。しかしそれらもこの10年ほどの間に改装されたりマンションなどに建て替えられ、昔のままの外観の建物はなくなっている。
この建物は切妻屋根2階で、正面上部に壁を立ち上げ、切妻破風を付けている。また、赤線のかつての建物はしばしば正面両端に入口を設けていたそうで、この建物もその痕跡を残しており、両側が少し張り出している。
建物は写真の少し後に解体され、この一角はその後しばらくのあいだ更地になっていた。現在、跡地には8階建てのマンション(2012年竣工)が建っている。
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 江東区 #遊興施設 #看板建築
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