都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

2012年6月 記事一覧

2012-06-30 | 記事一覧 
06/03 中野駅北口界隈
06/04 文京シビックセンター展望台から
06/10 埼玉大学のキャンパス
06/11 新宿御苑そば
06/12 本郷あたり
06/13 中野駅北口界隈 2
06/14 西早稲田キャンパス 1
06/15 西早稲田キャンパス 2
06/18 西早稲田キャンパス 3
06/28 西早稲田キャンパス 4
06/29 レール製の上屋
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レール製の上屋

2012-06-29 | 荒川区  

 南千住へ行こうとして日暮里駅で山手線から常磐線へ乗換。

JR常磐線日暮里駅ホーム   Google Map
Photo 2012.6.12

 新装された跨線橋を渡って常磐線のホームへ下りようとしたとき、上屋の構造がおもしろいことに初めて気がついた。

 鉄道駅の昔の上屋は、しばしば古レールを転用して造られていることは知っていたのだが、日暮里駅の常磐線ホームの上屋は、島状ホームとその両側の線路を一跨ぎするように造られている。両側の柱と中央部の三本のレールを繋いでアーチを造っており、ホーム上には柱がない。また、レール以外で造られたトラスなどを補強用に使っていないのも特徴的だ。

 鉄道駅の上屋に詳しいわけではないので、他にも同様のものがあるのかもしれないが、ちょっと気になったので、手持ちの写真の中から、レール製上屋の写真をいくつか引っ張り出してみた。

JR田端駅
Photo 2010.11.28

 田端駅はホーム上に小アーチがあり、V字型の屋根を持つ上屋になっている。

JR田端駅
Photo 2006.12.3

 ホームとホームの間は、レール製アーチと円形パイプからなるデザインになっている。

JR水道橋駅
Photo 2006.10.24

 JR水道橋駅はホーム後方と上下線の間に柱があり、Y字型の柱が並んでいるのが印象的だ。

西武新宿線 新井薬師前駅
Photo 2009.8.24

 実は地元の新井薬師前駅もレール製。急カーブ部分に駅があるので、ここの柱はきれいに並んで見える。

 駅のホームもいろいろなので、上屋の方も様々なデザインがあるようだ。昔の鉄道事業者が古レールを再利用して、いろいろな形の駅を設計していたことに改めて気付かされた。

 また、写真を探してみて初めて、自分が意外に駅ホームの写真を撮っていないことに気付いた。徐々にこういう駅は減ってるみたいなので、機会があったらこれからはチェックしていこうと思う。

#鉄道  #古い建物 千代田区  #古い建物 中野区 
#古い建物 北区  #古い建物 荒川区 
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西早稲田キャンパス 4

2012-06-28 | 新宿区  

 54号館は内部が大幅にリニューアルされていた。

54号館1F   Google Map
Photo 2012.6.4

 耐震補強のため、黒っぽく見えている既存の柱に密着させる形で、やや白い新しい柱が追加された。以前は壁面や天井面には木製の吸音ボードが張られていたが、それが明るい色の新しいパネルに張り替えられたり、塗装がしなおされた。直管の蛍光灯がむき出しで付いていた天井はパネルが張られてダウンライトになり、階段部分などはLEDの間接照明になった。階段下には作り付けのゴミ箱、壁には給水器が設置され、トイレもリフォームされたようだ。以前の床は黒いリノタイルだったが、現在は滑り止めがついた黒いシートで、この部分の印象は大きくは変わっていない。しかし天井や壁と照明が変わったことで、全体の印象はかなり変わった。

54号館2F
Photo 2012.6.4

 正直言って薄汚い感じだったのが、それなりに瀟洒になったのは良いことなのだろう。ただ、以前のコンクリート打ち放しで無骨でやや薄暗い空間には、モダニズム建築特有のクールというかドライな良さがあったように思う。いわゆるお化粧を施したことでフレンドリーで優しい空間にはなったのだが、一方で、これでどうだっ!という凄みのようなものが薄れてしまったようにも感じる。昔の様子を懐かしむセンチメンタルな気分であって、現在の学生にとってはどーでも良いことなのかもしれないが・・・。

#古い建物 新宿区  #新しい建物 新宿区  #早稲田大学 
#大学  #屋内階段  #安東勝男 
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西早稲田キャンパス 3

2012-06-18 | 新宿区  
65号館(左)と55号館(右)の間に架けられたブリッジ
Photo 2012.6.4

 55号館と65号館の間には2F部分にブリッジが架けられた。2Fどうしを繋いでいるが、55号館の方が65号館より高さがやや低いため、橋は緩いスロープになっている。

 55号館ができた当初から、65号館、更には56号館、57号館へ2階レベルで移動できるようになっていれば便利だしおもしろいのにと思っていたが、ようやくそれが完成。キャンパス内の建物の2階部分を「日」の字(もしくは8の字)に連結するペデストリアンデッキ・サーキュレーションが完成したことになる。

 しかし、橋を渡った先の65号館は化学系の研究室があったりするため、入館にはナンバーキーによる解錠が必要。結局、関係者以外はこの空間構造的な特色を十分に味わうことが出来ないのがちと残念。

55号館から、65号館(右)へのブリッジと56号館(左)
Photo 2012.6.4

 西早稲田キャンパス(旧大久保・理工学部キャンパス)建設当初からの建物はコンクリート打ち放しだが、壁面を守るため、順次、塗装が行われてきた。その際、なぜか透明塗料ではなく、銀色(光沢のあるネズミ色?)の塗装が採用されたため、最近は西早稲田キャンパスの多くの建物が銀色になっている。

 ただし、金属系のパネルが銀色に光り輝いているのではなく、どうしても「銀色のペンキが塗られたコンクリート」の質感になる。ペンキを厚く塗ったのか、コーナー部などのエッジが効いていない感じにもなり、正直言って、ややボテッとした感じだ。プラモデルなどで、メタリック塗料を厚塗りしてしまったときのようでもあり、モッサリした感じに見えてしまうのはやや残念。光沢のない明るいグレーとか白の方が良かったのではないかと、外野は勝手に思う。

 56号館と65号館は、65号館の建設時から各階で繋がっているが、ここでは両者の高さが半分ずつずれており、渡り廊下の途中で必ず階段を上り下りするようになっている。おもしろい構造ではあるが、バリアフリーではないし、実は結構わかりづらい。

#古い建物 新宿区  #新しい建物 新宿区  #早稲田大学 
#安東勝男  #大学  #橋 
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西早稲田キャンパス 2

2012-06-15 | 新宿区  

 西早稲田キャンパスには時々行っているのだが、最近はいつも55号館が中心で、他の建物はあまりよく見ていなかった。で、改めて眺めてみると、いろいろな部分がここ2、3年でちょっとずつ変化しているのだった。

51号館1F   Google Map
建設年:1967(昭和42)
設計 :安藤勝男
構造 :RC+SRC
階数 :18F+B2F
Photo 2012.6.4

 1Fの玄関扉がいつのまにかガラス張りの自動扉(タッチ式)になっていた。昔は観音開きのごつい扉で、冬場などはばたーんと大きな音を立てて閉まってしまうことも多かった。ただ変更後も風除室はなし。また、2階のペデストリアンデッキに面した扉は以前のまま。

58号館
Photo 2012.6.4

 58号館には耐震補強のために大きな控壁が東西両側に造られていた。大学の校舎など多くの人が使う建物では耐震補強は重要なことだが、昔の様子を知っていると、ごつい控壁には驚かされる。

57号館
Photo 2012.6.4

 57号館は目立たない場所でいつのまにか補強が行われていたようだ。見た感じの印象で、なんとなく重厚な感じになったなぁと感じていたのだが、昔の写真と比較したら、ファサード面に4列ある縦の帯状の壁が以前より厚くなっていた。あからさまに分からないような形で補強ができるかどうかは、構造技術者の腕の見せ所なのかもしれない。

56号館
Photo 2012.6.4

 56号館は窓の内側で補強を行っているようだ。X字型にブレースを入れれば簡単だが、それだといかにも補強しましたという感じになる。そこで、市松型のH型鉄板を窓枠部分に嵌め込んでいる。知らない人が見れば、窓まわりの謎のデザインのようにも見えるかもしれない。

#古い建物 新宿区  #新しい建物 新宿区  #早稲田大学  #大学  #安東勝男 
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西早稲田キャンパス 1

2012-06-14 | 新宿区  
戸山公園・西地区   Google Map
Photo 2012.6.4

 母校のそばの戸山公園。初夏の頃はとても気持ちよい。もとは陸軍戸山学校の射撃場だった場所で、戦後、接収され、返還後に都立公園となった。盛り土をしてうねるような土地を造成しているのが自然な感じを生みだしている。

早大西早稲田キャンパス63号館・ROHM SQUARE   Google Map
建設年:2007年(平成19)
構造・階数:RC・7F+B2F
Photo 2012.6.4

 63号館は西早稲田キャンパス内では最も新しい校舎。

 外部のファミレス業者に委託して運営しているカフェテリアもゆったりしていてきれい。十数年前、57号館地下の学食がリニューアルされたとき、きれいになったなぁと思ったが、新築はやはり全然違う。

 平面としては大きな差異はないのかもしれないが、天井高さや、床や壁の仕上げなどのせいで大きく異なるように感じるのだろうか。

63号館エントランスロビー
Photo 2012.6.4

 2層吹き抜けになったエントランスロビー。以前の理工キャンパスでは考えられなかったようなゆったりした空間。西早稲田キャンパスでは55号館のアトリウム以来の贅沢な空間だ。いまどきの大学はこのぐらいないと魅力的には映らないかもしれない。

 

TULLY'S COFFEE   Google Map
Photo 2012.6.4

 55号館の明治通り側にはTULLY'S COFFEEが古谷誠章先生+NASCAの設計で2000年秋に完成。コンクリート庇に樹木用の穴が開けられているのが印象的。理工キャンパスにカフェができることなど昔は想像できなかったが、今はそういう時代なのだろう。

 ロールスクリーンのすぐ向こう側は明治通りの歩道で、たくさんの人や自転車、車が往き来しているのだが、店内は静か。狭い空間を上手く仕切って、穏やかな空間を創ることに成功している。

 樹木下の屋外席も庇があることである程度は雨を防ぎ、木製デッキも心地よく、この季節は快適な空間になっている。

#新しい建物 新宿区  #早稲田大学  #大学  #公園 
#吹き抜け・アトリウム 
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中野駅北口界隈 2

2012-06-13 | 中野区  
中野駅北口歩道橋建設の様子   Google Map
Photo 2012.6.2

 5月中旬に改札の位置が変わり、ストレートに駅前広場に出るような駅構造に変更された。6月末には中野通りを横断する大型歩道橋が完成する予定だ。警察大学校の跡地再開発に伴う駅前整備の第一期工事だそうで、ゆくゆくは中野通りの西側にも新たな改札口が設置されるという。

 北口側の整備は長年の懸案事項で、なかなか整備が始まらなかったが、いざ始まると、着々と、そして急速に街の様子は変化していく。

中野5丁目・中野45番街跡   Google Map
Photo 2012.6.2

 こちらは以前にもちょっと取り上げたことがある45番街の跡。奥に見えているのは中野ブロードウェイ。

 中野ブロードウェイの北東側には小さな飲み屋が集積していたのだが、ここ数年で徐々に立ち退きが進んでいる。早稲田通りに面した場所をも取得すればかなり大きな建物を建てることができるので、事業者はそちらまでを巻き込んだ再開発を考えているようだが、まだ全ての同意は得られていないようだ。

 写真奥に一軒だけ看板に灯りが点っているが、これが45番街で最後まで粘って営業しているお店。

#鉄道  #広場  #失われた建物 中野区  #街並み 中野区 
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本郷あたり

2012-06-12 | 文京区  

 5/29にも来たのにまた本郷界隈へ。こんどはAカルチャーだったのだが、ほぼ同じコース。

 文京シビックセンター~炭団坂~菊坂~東京大学~西片~曙坂~丸山福山町~白山駅。少しだけ時間を多く掛けて、寄り道をしながら3時間弱で歩く。

一葉の路地の階段   Google Map
Photo 2012.6.2

 西側の木戸のあたりを見ていたら、関係者が出てきて、静かに通るのならどうぞと了解して下さった。10人程度の少人数で、土曜の日中だったこともあったのだろう。大人数で、変な時刻にどやどや訪れるのはやはりダメ。行き止まり的な道は、空間の性質上やはりプライベートなものだということを重々了解した上で訪れなくてはいけない。

 下見板張り出桁町屋わきの階段の下で、本郷の坂道を歩く別の団体に出会ってしまった。休日の都内にはやはり多くのまちあるき団体が出没しているようだ。

東京大学本郷キャンパス・三四郎池   Google Map
Photo 2012.6.2

 久々に三四郎池にいってみる。最近は東大本郷キャンパス内にも高層の建物が増えているが、三四郎池の周囲にはしっかり緑が残されている。木々が鬱蒼としている小さな谷にある池の畔に立つと、ビルなどはほとんど見えない。都心なのに、どこかの山奥の池に来たような景色だ。やはり国立大学のキャンパス環境は素晴らしい。うちの大学がせせこましいだけなのかも・・・。

白山上交差点   Google Map
Photo 2012.6.2

 旧中山道、白山上交差点。左の中山道は本郷へ向かってやや上っていき、一方、右の薬師坂は白山通り・指ヶ谷の谷へ向かって下る。斜面の途中にX字型にクロスする交差点が造られており、印象的な景色になっている。

#階段・坂 文京区  #街並み 文京区  #海・川・池  #大学 
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新宿御苑そば

2012-06-11 | 新宿区  
四谷区民センター9Fから新宿御苑   Google Map
Photo 2012.5.31

 新宿御苑の大木戸門そばに建つ四谷区民センターの9Fには、モスバーガーがある。店内からは眼下に新宿御苑を見ることができ、遠くには神宮外苑、青山、渋谷方面のビル群を望むことができる。超高層の展望台とかではないが、景色の良い穴場スポットだ。

新宿御苑大木戸門
Photo 2012.5.31

 この日は早大オープンカレッジ講座の「新宿学」で、新宿界隈を見学。大木戸門の前で3年がかりで整備された「玉川上水・内藤新宿分水散歩道」について、新宿区の担当者から説明を受ける。

玉川上水・内藤新宿分水散歩道   Google Map
Photo 2012.5.31

 甲州街道の新宿御苑トンネルには地下水が出ており、以前は国がそれを下水道に流していたのだそうだが、それを新宿区が無償で譲り受けることにして、貯水タンクを介してポンプで地上に上げて、小さな水の流れとして流している。水は循環させており、夜間は止めているのだそうだ。

 玉川上水があった頃を偲ぶイメージ復元というタイプのものなので、流れの深さは数cmしかなく、往時の玉川上水とは幅も深さも水量も全く異なる。また、玉川上水が流れていたのは御苑に沿った道路部分だったらしく、場所も異なる。

 ただ、これがあることで、そこに玉川上水があったということを思い起こすことに繋がり、知らない人が歴史を知るきっかけにもなる。往時と様子がかなり異なるのは残念だが、それでもそこにそれがあることが重要なのかもしれない。

 以前は地下水の量がさほど多くなかったので、無償で地下水を貰えるのは有り難かったそうだ。国もお金を払って下水道へ流す必要が無くなり、区はタダで水を手に入れることができ、一石二鳥だった。しかし東日本大震災以降、地下水の湧出量が増えたそうで、余った水の下水道への放流にお金が掛かってしまい、区は現在ではこの処分に頭を悩ませているという。自然が相手だとなにかと大変なようだ。

街道・名所 歩き > 玉川上水・内藤新宿分水散歩道5月31日(木)
#パノラマ  #眺望  #古い建物 新宿区  #海・川・池  #公園 
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埼玉大学のキャンパス

2012-06-10 | 埼玉県  
埼玉大学構内   Google Map
Photo 2012.5.30

 国立大学のキャンパスは広々としていて、緑も多く、よい環境。都心の高密度に集約されたキャンパスに何千人もがいるような環境で学んでいたので、こういう場所で勉強できる学生たちが羨ましい。こんな場所にいたらのんびりしちゃうのではないかと、ひがんでしまいそうになる。

大学会館玄関前
Photo 2012.5.30

 キャンパス入口近くにある大学会館。上っていくとコンビニやレストランがあり、お昼時は上り下りする人も多く、コンビニのレジ前には長蛇の列ができてしまう。しかし授業中は打って変わって静か。

 玄関前階段は、踏み面の奥行きが中途半端に長く、1段あたり2歩になる。このため、最初に右足で段を上ると、左足は踏み面を進むだけで、次の段も右足で上ることになり、歩いていると左右のバランスが悪い。

 そんなわけでこの階段はゆったりしたものに見えるが、かなり歩きにくいので、個人的には好きではない。段の奥行きはこの半分か4割程度が安全で歩きやすいのではないかと思う。

#街並み 埼玉県  #大学  #階段・坂
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