年末東京で明日に微かな曙光を感じたが、年明けの地方はどんよりと灰色の雲に覆われ、街にもう一つ元気を感じない。果たしてフィリピンに五年で一兆円もの支援をする余裕があるだろうか?。なぜフィリピンに大盤振る舞いするのか、ドテルテ氏を引き寄せる手立てなのだろうか、中国への当てつけなのだろうか。外交問題にしても十分な説明がない。聞けば口角泡を飛ばして数多い言葉を並べられるのだろうが、どうも宮内庁と国民はよく聞こえない桟敷に置かれているような気がする。
安倍政権の凄いところは国民にも戦略的で真の狙いを覆い隠すところで、恐い所は国内ではそこを突くマスコミが殆ど居ないことだろう。諮問会議というものはメンバーの選び方で答は変わり、客観的は装いのことが多い。もっと踏み込んで言えば閣議も然りだろう。
医院も零細企業の端くれで、利潤を第一の目的とした組織ではないが、世の中の景気を敏感に感じ取っている。今、零細企業では景気は僅かだが下向いている、良いところも横ばいに留まっている。総合病院も然りで、強いところがより強くなって差を開けられていたところは更に差を開けられている。格差社会は医業にも及び、診察室でもそれを感じていると申し上げたい。
野党も混沌としてまとまりかねているようだが、政治家は考え方を変える必要があるのは確かだと思う。AIを嚆矢とする科学技術を人間社会にどう生かせばよいのか、それを考え出すことがこれからの政治の最大の課題だろう。トランプは反面教師の試金石かも知れない。