駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

冨の偏在をどうすれば良いのか

2017年01月17日 | 小考

    

 世界トップ8人の資産が世界ボトム38億人の資産と同額と報道されている。何だかおかしいとは思うが格差が大きすぎて想像しにくい。日本にも世界のトップ100人に入る人が二人(柳井氏、孫氏)ばかり居るようだ。所謂オーナー経営者、立志伝中の人物であんまりけしからんという気はしない。

 そうは言っても働けど働けどぎりぎりの生活を強いられる人達がおかしいと思い始めれば納得しがたい現世界のシステムで、どうすればよいかよく分からないが腹が立って来るだろう。このどうすれば良いかよくわからないが大問題なのだが、問題を解くのを二の次にして、怒りは短絡するから困ったことになる。不満は怒りを呼び、怒りは破壊転覆に向かう。そうした怒りを吸い取り、扇動するのが快感というか趣味という人物が暗躍すると現実に火の手が上がる。

 問題は試験用紙を燃やしても解けない。どうすれば良いかを考えなければならない。現実に今現在多くの政治家、学者、宗教家が考えているし、市井の人の中にも数多くの人が考えていると思う。マルクス先生の答えは正解でなかったらしい、マルサス先生の方が正解に近いかも知れない?。いずれにしても難しくて解けないからといって、差別しても破壊してもあげくに人を殺めても、解決は遠のくばかり?だ。まあしかし、トランプぐらいは出てきてもおかしくない時勢になっている。

 あまりに単純な理解かも知れないが、冨の偏り過ぎの報道に浮かんだ感想だ。

コメント
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