駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

広辞苑よりも面白い?球辞苑

2017年01月16日 | スポーツ

         

 NHKのBSに球辞苑という楽しい番組がある。お笑い芸人の徳井義実の司会にナイツの土屋をナレーター塙を記者、編集委員にキタビキオ金沢彗を配し、元プロ野球選手をゲストにプロ野球の様々なプレーをキーワードにデータを駆使し、名選手名コーチの秘訣裏話を聞き出して展開して行く。プロ野球が百倍楽しくなるというキャッチフレーズが嘘でない面白い番組だ。

 野球というゲームに様々な技術駆け引きが隠されているのを知って、えーそうなんだと驚き納得させられる。もう何十年も日本のプロ野球観戦から遠ざかっていたので、野球の隠された面白さを再認識した。当たり前と言えば当たり前、プロの試合の背後には高度な技術と戦略があったのだ。外野手の捕殺では西武の伊原コーチがクロマティの凡プレーを予測し読み勝っていたわけだ。塙記者が好きだったクロマティが嫌いになったという気持ちは分かる。

 最近MLBに傾いている私としては、田口壮さんが言っているように、外野のフェンスをもっと低くしてホームランキャッチをしやすくしたり、前向きのトライでのミスは咎めない姿勢を日本のプロ野球に取り入れるべきだと思う。これだけ面白い戦術駆け引き優れた技術が駆使されていた日本のプロ野球がどうもかったるい感じで、人気に陰り?が出てきている理由を関係者は考える必要があると思う。

 野球選手に和田、田口など魅力溢れる好漢が多いこと、お笑い芸人が司会や議論でも素晴らしい才能を見せるのを知ったのは嬉しい発見だ。NHK討論の司会を徳井義実に記者を塙にやらせてはどうか、面白くなること請け合いだ。 

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