駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

反射は脳を介さない

2015年06月13日 | 町医者診言

           

 患者さんの家の庭先に咲いていた紫陽花。患者さんのSさんはこちらの言うことは分かる様子だが口から出る言葉はアーアーだけ、自力で起き上がることはできない。窓外の花には気付いておられないだろう。奥さんに次のリハビリの時に庭が見える体位を取らせるように言ってみよう。

 以下インターネットの記事を拝借する。

 菅義偉官房長官は12日の記者会見で、山崎拓元自民党副総裁と亀井静香元金融担当相、藤井裕久元財務相、武村正義元官房長官が安全保障法制の整備について反対の姿勢を示したことに関し、「もうすでに現役を辞められ、(国会議員の)バッジを外されている方で、それぞれ個人の意見表明だ」と指摘。国会審議への影響については「全く影響ない」と述べた。(産経新聞) 

 この「全く影響ない」も菅義偉さん個人の意見表明に聞こえる。四名の方の意見をきちんと読まれた上で影響を調査したとは思えないからだ。肩書きをお忘れかと言われれば、肩書きの濫用ではとお答えしたい。

 中身を吟味することなく、異見を反対のための反対と排除するのは賛成のための賛成で、矛盾を理解できない人の仕業。

コメント
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