駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

知恵の使われ方

2015年06月16日 | 町医者診言

                

 また蒸し暑くなってきた。患者さんと嫌な季節ですねと言い合っているが、雨は必要。蒸す曇天なら雨を降らせて貰った方がいいと勝手なお願いをしている。

 もう半世紀政治を観察し関わってきた。関わってきたというのは投票してきたという意味だ。海外に居た時を除き100%投票してきた。私の一票が政治を動かしたという実感は全くないが、投票しなければ、政治に動かされたと感じるだろう。

 まさかこれが政治の実像だとは思いたくないが、今ほど言葉で誤魔化す政治はないと感じている。都合の悪いことは表に出さないように細心の配慮をし、背後では踏襲すると言っておきながら全部とは言わなかった、危険性は高まらないと言っておきながら戦闘だから当然例外もある、という後出しジャンケンを用意している。

 悪知恵を働かす割には知恵が足りず時々ボロを出すが、話題をずらしマスコミを懐柔し押し通そうとしている。不思議なことは与党内部から疑問の声が上がらないことだ。異論には鬼の顔を用意してあるのだろう。

 日本を守る必要があるとは人後に落ちず感じ考えているが、こんな人をたぶらかすような方法では実効性のあるものはできない。誤った方法は目的と結果を毀損すると重ねて申し上げたい。

コメント
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