駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

日曜日の朝に考えた

2015年06月21日 | 小考

            

 日暮れて道遠しは多くの同年配の方々の気持ちだろう。専門職として生きてきたから、多くの時間を仕事に使い、余暇は家族と過ごし、子離れ後はいくつかの趣味に使ってきた。

 何について語れるかと言えば内科診療といくつかの趣味についてだけで、数学物理化学や歴史については高校程度の理解知識しかない(大学の教養では演習が不十分だったので血肉となっていない)。活字中毒なので、雑多な本を読み散らかしてきたが、何かについて系統的な知識があるとは言い難い。

 何かに通暁するには、実は物凄い時間と手間が掛かる。何でそうなるのか、何を考えてそうしたのか・・・、知りたいことは数多いのだが手つかずだ。引退したらとは思うが、仕事を辞めた頃に脳味噌が元気かどうか、心許ない。

 それでも社会や人間については、生きてきた時間だけ学んできた。今不思議に思っているのは、なぜ優れた人がリーダーになるとは限らないのだろうかということだ。日本は良い国だ、自然に恵まれ優れるところも多いと言われる。確かにそうかも知れないが、こうした人が**とはどういうことなんだろう。もっと歴史を知っていれば、理解も深まるのだろうか。司馬遼太郎、城山三郎、松本清張・・・あるいは父は母は何と言っただろうと思う。

 

コメント
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