駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

あれもこれもと十兎を追いかけながら 

2015年03月22日 | 身辺記

                       

 開業医というのは忙しいのだけれども、私のようにあれもこれもと興味の多い人間には有り難い職業で、小回りが許され多少の小遣いがある。二連休を利用して不思議な楽しいコレクションを見て、あれこれおしゃべりをしてきた。

 いくらかでも視野を広げ柔軟で豊かな人間になれれば、仕事にも役立つという屁理屈も成り立つ。「未だ老け込む年ではないでしょう」。と言って戴いたが、どんなもんだろう。あれもこれもと目移りしながらやってきたが、最近耳目の衰えが争えない。十年前に、G氏にSさんの耳は凄いと褒められたのが嘘のように、この頃は聞き取れないこともしばしば、聞き返すのも申し訳なく情けなく曖昧な返事を返すことも多い。いつしか高齢の患者さんに似て同病相憐れむ、不思議な会話を診察室で展開しつつある。

 「水彩画はどうですか?」と言われたが、自分で勝手に向いていないと手を出していない。好きこそ物の上手なれが真実とすれば、やはり向いていないことになるが、自分のことは自分では分からないところもあるので、またいつか先生に聞いてみよう。安野光雅のような風景画が描ければ、再挑戦したいのだが、易しそうに見えるものが実は以外に難しい。

 ブログも趣味?の一つになり、誰かさんに釣られて毎日書くようになった。袖すり合うもではないが、ご縁が重なり世界が広がった。今暫くはと思っている。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする