駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

セクハラ発言で降格は大いにあり得ること

2015年03月01日 | 世の中

           

 セクハラ発言で降格は合法との判断が示された。実際に話された内容や話し方を正確には知らないので、当然とは断言しにくいが、女性が嫌がっていたのであれば妥当な判断と思う。

 そういうことは言わないものだということを子供の頃に教えられていない人が増えてきているのだろうか。相手の身になって考える習慣と能力は社会人、否大人の資格のような気がする。

 尤もセクハラ発言は微妙だ。親しき中で礼儀をわきまえて、それを楽しむところもあると思う。勿論、微かに仄かにが大切なところで、分かる人には楽しい言葉遊びだ。

 セクハラ発言ではない?が、八十歳の女性でもお出かけの装いが決まっていればさりげなく「お似合いですね」と一言感想を申し上げる。嬉しそうに相好が崩されることが多い。

 女性MRのSさんには「お嫁に行かなくちゃあ」と何度か真顔で忠告し、時には伯父さんのように相談に乗ったりしていた。暫く顔を見せなかったが先日、「先生、お嫁に行くことになりました。先生にだけはご報告しなくちゃと参りました」と寄ってくれた。「おお、それはおめでとうと」と少し話を聞かせて貰った。最敬礼で去って行ったSさんはセクハラとは思っていないだろう。

コメント (2)
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