菅総理にも江田法相にも失望した。狭量で頑なそして無定見、人の上に立つ人ではなかった。自らの不明を恥じるべきなのだろうが、市川房枝さんの菅直人評と田英夫氏の江田五月評を思い出す。即ち注意すべしと未だしだ。結局、三十年の年月を経てもその欠点は殆ど矯正されなかったように思える。あるいは野党癖というか、批判反動癖が身に染みついて、王道を歩くことが出来ない体質になってしまっていたようだ。
お二人は有能で優れた部分を数多く持っていたにも拘わらず、時代と立場が花を咲かせず、実も結ばなかった。時に利あらずと嘆くのは許されようが、悪あがきは更に自らの品性を貶めるだけですと申し上げねばなるまい。