駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

 二十歳の名人誕生

2009年10月16日 | 町医者診言
 囲碁に新名人が誕生した。井山裕太20歳、快挙だ。まあ、彼の実力からすれば大いにあり得ることだと見ていた。
 関西出身 石井邦生九段門下 関西総本部所属 名人タイトルの箱根越えは嬉しい。
 石井邦生九段の嬉しそうな笑顔が目に浮かび、当方も大いに喜んでいる。
 不思議なことにザル碁打ちにも分かる名人力。囲碁会に羽生現るか?。
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 老医放言

2009年10月16日 | 医療
 我々の時代は女医さんは6-10%程度だった。今は30%が女医さんだ。同級生には7名だったが、今も第一線でバリバリ働いているのは2名。
 毎年数名の女医さんが研修に来る。彼女らの何割かは医師を生涯の仕事とは思っていない節がある。どうも3Kの職場を敬遠しがちだ(これは女性に限らないらしい)。今回研修にやってきた女医さんは産婦人科が面白そうでやってみたいが大変そうなので**科にしようかと思うなどと言っている。看護師達を見てご覧、医師の半分以下の給与で月に何日も徹夜している。
 あのなあ、医者はそういうことで専門科を選ぶもんじゃないよと言いたくなる。 頑迷な老医の暴言かもしれんが、本当に一人前の医者といえる女医さんは半数に満たないのではないか。出産育児は、一番大切な時期と重なる。医学部は6年あるので、学生結婚出産を勧めたいくらいだ。
 女性のきめ細かさ優しさは貴重な資質で、医療に欠かせない。女性に不足がちな決断力は訓練で克服できると思う。
 深夜呼ばれても文句一つ言わず出て来なきゃ、優しそうではなくて本当に優しくならなきゃ、決断力は男勝りと違う。
 女医などという言葉が自然消滅するようにして頑張って欲しい。
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チーズソムリエ

2009年10月16日 | 旨い物
 温暖化のせいか、日中は少し早足で歩くと未だ汗ばむ。おそらく一年中で一番過ごしやすい時期で、駅までの道すがら校庭の木々に季節を楽しんでいる。今朝は歩いている内に二日酔いで重かった頭がすっきりした。
 昨日は医者仲間との定例フランス料理とワインの食事会であった。春夏秋冬、年四回市内でベスト?のレストランで当番の選んだワインを愛でる。我々夫婦は二人共アルコールは嗜む程度で、ワインには詳しくないのだが、蘊蓄を傾聴する係として仲間に入れて貰っている。
 産地、葡萄の種類配合、ヴィンテイジ、フランスの場合は作り手まで蘊蓄は尽きない。どうもパーカー某がワイン界に激変をもたらしたようで、その功罪を聞かされる。背後には経済的、高く売れる物を模索投機、な動きもあるようだ。地球温暖化はあらゆる所に影響をもたらしているようでポーランドでも赤ワインが出来るようになってきたらしく、蘊蓄先生方は訳が分からなくなったと呟いている。
 ワイン通が旨いと唸るワインにはさほど感激しないが、味や香りはほぼ正確に味わえている。渋みというか苦みというかこれ以上になると、えぐい一歩手前の味わい深さを高く評価するらしい。我々は芳醇でやや甘い爽やかな万人受けするワインを美味しいと思う。「これは先生向きだね」。と言われるのをニコニコ飲んでいる。
 この店はデザートのチーズにも力を入れており、サービスの方はワインだけでなくチーズソムリエの資格も持っている。チーズソムリエも半端なものでなく、なかなか難しい試験と聞く。何度聞いても忘れてしまうのだがそのチーズソムリエの説明を聞きながら、ワインと共に美味しくいただく。ワインと絶妙に合うのに巡り会うと、天の配剤かと感激するほど美味しい。
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