駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

逐鹿の重圧

2009年10月05日 | 世の中
 思いもよらぬ訃報に驚く 
 中川昭一氏には酒精が災いした感がある。軽々しいことは云えないが権力の重圧から痛飲されたように憶測する。
 権力は魔物にして劇薬だ。なまじ善良な人間には耐えかねる重圧があるらしい。たかだか六、七名の従業員の医院の院長には類推しかねるが、輝いて見える権力の座もいざ腰掛けてみれば、間近では正視し難い強い光を浴び、支えがたい重圧がのしかかる地位のようである。まともな人間は図太い神経なくしては座り続けられない。
 人生は本当に何が起きるかわからない。そしてそれは起こり得るのだ。
コメント
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