駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

チーズソムリエ

2009年10月16日 | 旨い物
 温暖化のせいか、日中は少し早足で歩くと未だ汗ばむ。おそらく一年中で一番過ごしやすい時期で、駅までの道すがら校庭の木々に季節を楽しんでいる。今朝は歩いている内に二日酔いで重かった頭がすっきりした。
 昨日は医者仲間との定例フランス料理とワインの食事会であった。春夏秋冬、年四回市内でベスト?のレストランで当番の選んだワインを愛でる。我々夫婦は二人共アルコールは嗜む程度で、ワインには詳しくないのだが、蘊蓄を傾聴する係として仲間に入れて貰っている。
 産地、葡萄の種類配合、ヴィンテイジ、フランスの場合は作り手まで蘊蓄は尽きない。どうもパーカー某がワイン界に激変をもたらしたようで、その功罪を聞かされる。背後には経済的、高く売れる物を模索投機、な動きもあるようだ。地球温暖化はあらゆる所に影響をもたらしているようでポーランドでも赤ワインが出来るようになってきたらしく、蘊蓄先生方は訳が分からなくなったと呟いている。
 ワイン通が旨いと唸るワインにはさほど感激しないが、味や香りはほぼ正確に味わえている。渋みというか苦みというかこれ以上になると、えぐい一歩手前の味わい深さを高く評価するらしい。我々は芳醇でやや甘い爽やかな万人受けするワインを美味しいと思う。「これは先生向きだね」。と言われるのをニコニコ飲んでいる。
 この店はデザートのチーズにも力を入れており、サービスの方はワインだけでなくチーズソムリエの資格も持っている。チーズソムリエも半端なものでなく、なかなか難しい試験と聞く。何度聞いても忘れてしまうのだがそのチーズソムリエの説明を聞きながら、ワインと共に美味しくいただく。ワインと絶妙に合うのに巡り会うと、天の配剤かと感激するほど美味しい。

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