駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

何でそうなるか

2009年10月21日 | 世の中
 厚労省が新型インフルエンザ対策でいつまでもあたふたしている、あげくに内部の下部官僚から愚策だとか馬鹿らしい方法だとか内輪への批判が放送されている。彼女ら(どういう訳か女性官僚が糾弾)は医系官僚が机上の医学経験しかなく、しかも時代遅れの知識しかないからだと誠に手厳しい。
 しかし問題の本質は無謬無責任の官僚体質、官僚方式にあるのだ。彼らは絶対に満点を取れない試験に百点満点を見せかけた答案を提出し、しかも名前を伏せているのだ。間違っても責任は逃れようという姑息な体質がこびりついている。勿論、これには官に完全を求める国民にも大きな責はあるのだが。
 無謬無責任体質改善のワクチンこそ厚労省いや官僚機構に必要なのだ。鳩山首相は飛び回るのを休んで暫し官邸に留まり、沈思黙考の後、蛮勇を持ってこの慣行を打破しなければならない。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする