玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*南コースを歩く

2021年12月20日 | 玉川上水の四季

 できるだけ週に一度は一万歩以上歩くことを心がける。旧式の登山靴で歩く。ふだんのべったら靴と違って確かな足応えがあり、気が引き締まる。中身が水道水のペットボトルとささやかながら2キロの重しの入ったリュックを背負う。最近は特段意識することなく、伊能忠敬(江戸人)の歩き方「ナンバ歩き」になっている。

 南のコースは国分寺市内の「新府中街道」の予定地を横切る。住宅が撤去され電柱が林立するのが見える。新府中街道とは府中市から小平市の小川町交差点まで全長8キロの4車線道路だ。府中市からJR中央線を国分寺陸橋で越した地点まで完成している。府中街道とせまい間隔で並行して走る道路だ。新は関戸橋を旧は是政橋で多摩川を渡り、どちらも川崎街道につながっている。

 南の国分寺市にくらべて北の小平市は用地買収など難航している。いつの完成になるか誰にも分からない。てくてく歩いて武蔵野線の西国分寺駅の横を、東西に走る中央線の陸橋を越えると武蔵国分寺公園だ。広々とした円形広場では保育園児たちをよく見かける。国分寺崖線を下ると湧水の里に出る。その崖線に沿った散歩道が「お鷹の道」だ。

 

 国分寺駅に出ると、北口に広々した空間に交通広場が今年の1月に完成して各バス会社が乗り入れている。その地下にある3000台収容で2時間無料の自転車置き場ができている。自宅に向かって玉川上水を歩いていると大きなキャンパスを前に冬木立を写生している鈴木さんに出会った。集中を邪魔しないよう、声をかけずにその場を立ち去ることにした。この日は16000歩といつもより多く歩いていた。

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