12月に入って、もう今年も終わりかと
夜空を眺めてみれば冬の空は高く、星の光も
明るく見える。
無限の宇宙の広がりと、悠久な時間とに思いを
馳せれば、何ともちっぽけな存在が、わずかな時間を
あくせくと過ごしていること自体に虚しさを感じる。
だが、同時に、自身がその無限の時空の中に、
確かにある存在だということに、感慨も深いのである。
ヒミコという天体は、いわば三つの銀河が重なり合おうと
している。だが、その光は、130億年昔のものである。
まだ太陽系すら存在していない時より、その光は旅を続け、
地球にたどり着いた今、その光は130億歳となる。
現実に、今の時点での状況はわからない。
これからの観測は、その歴史を紐解くことになる。
地球が46億歳。その時間の3倍近くの年月を経て
辿り着いた光。
私たちは、確かにこの光の中で存在し続けてきたのだろう。
そして自分が自分である以上、そこには変わらない自身が
脈打っているに違いない。
私たちは、生まれては死に、死んではまた生まれる、
星の化身なのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/67/065d7a1ef123e45881e320a47a4c2678.jpg)
夜空を眺めてみれば冬の空は高く、星の光も
明るく見える。
無限の宇宙の広がりと、悠久な時間とに思いを
馳せれば、何ともちっぽけな存在が、わずかな時間を
あくせくと過ごしていること自体に虚しさを感じる。
だが、同時に、自身がその無限の時空の中に、
確かにある存在だということに、感慨も深いのである。
ヒミコという天体は、いわば三つの銀河が重なり合おうと
している。だが、その光は、130億年昔のものである。
まだ太陽系すら存在していない時より、その光は旅を続け、
地球にたどり着いた今、その光は130億歳となる。
現実に、今の時点での状況はわからない。
これからの観測は、その歴史を紐解くことになる。
地球が46億歳。その時間の3倍近くの年月を経て
辿り着いた光。
私たちは、確かにこの光の中で存在し続けてきたのだろう。
そして自分が自分である以上、そこには変わらない自身が
脈打っているに違いない。
私たちは、生まれては死に、死んではまた生まれる、
星の化身なのである。
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