12月に入って、もう今年も終わりかと
夜空を眺めてみれば冬の空は高く、星の光も
明るく見える。
無限の宇宙の広がりと、悠久な時間とに思いを
馳せれば、何ともちっぽけな存在が、わずかな時間を
あくせくと過ごしていること自体に虚しさを感じる。
だが、同時に、自身がその無限の時空の中に、
確かにある存在だということに、感慨も深いのである。
ヒミコという天体は、いわば三つの銀河が重なり合おうと
している。だが、その光は、130億年昔のものである。
まだ太陽系すら存在していない時より、その光は旅を続け、
地球にたどり着いた今、その光は130億歳となる。
現実に、今の時点での状況はわからない。
これからの観測は、その歴史を紐解くことになる。
地球が46億歳。その時間の3倍近くの年月を経て
辿り着いた光。
私たちは、確かにこの光の中で存在し続けてきたのだろう。
そして自分が自分である以上、そこには変わらない自身が
脈打っているに違いない。
私たちは、生まれては死に、死んではまた生まれる、
星の化身なのである。
夜空を眺めてみれば冬の空は高く、星の光も
明るく見える。
無限の宇宙の広がりと、悠久な時間とに思いを
馳せれば、何ともちっぽけな存在が、わずかな時間を
あくせくと過ごしていること自体に虚しさを感じる。
だが、同時に、自身がその無限の時空の中に、
確かにある存在だということに、感慨も深いのである。
ヒミコという天体は、いわば三つの銀河が重なり合おうと
している。だが、その光は、130億年昔のものである。
まだ太陽系すら存在していない時より、その光は旅を続け、
地球にたどり着いた今、その光は130億歳となる。
現実に、今の時点での状況はわからない。
これからの観測は、その歴史を紐解くことになる。
地球が46億歳。その時間の3倍近くの年月を経て
辿り着いた光。
私たちは、確かにこの光の中で存在し続けてきたのだろう。
そして自分が自分である以上、そこには変わらない自身が
脈打っているに違いない。
私たちは、生まれては死に、死んではまた生まれる、
星の化身なのである。