ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

成人

2013年01月11日 | ノンジャンル
昨年、二十歳になった娘が、
この連休、成人式を迎える。

まだ大学生ということもあって、本人も、親自体も
まだピンと来ていない感はあるが、ともかくも
社会的には立派な大人として今年をスタートする。

嫁に行くわけでもあるまいに、淋しい気持ちが
ふとよぎるが、まだまだ無邪気な姿に、年月の
めまぐるしさを覚えずにはいられない。

あの日、病院に駆け込んだときは、娘は中学校に
上がったばかりであった。

あれから7年。よくも生き延びたものである。
子供たちが一人前になるまではと、石にかじりつく
思いで立ち直ろうとした時から、早いもので
7年と7ヶ月。

馬子にも衣装とはいえ、娘の晴れ姿を見る日が
来ようとは夢想だにしていなかった。

息子も今春は晴れて大学生。

先のことはわからないが、ともかくも、あと5年は
何としてでも生き延びたいと思うと同時に、この5年で
死んでもいいくらいのことをやってみるつもりである。

年越しそばは、うどんにした。細く永くを願わず、
長さは別として、太く生きると決めたのである。

その中で、孫にめぐり会えることができたなら
勿怪の幸いである。

振り返る暇はない。ただ前を見て進むのみ。
子供達にも、それぞれの道を前を向いて進んで
もらいたい。

晴れ姿とは、前進していく者の輝く姿であると思うのだ。