ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

消える夏

2009年08月09日 | ノンジャンル
かっと灼けつく陽射しの痛い日も少なく、梅雨も明けたのか
明けないのかわからないままもうお盆である。
いつのまにか、暦の上では秋に差し掛かり、挨拶も残暑見舞い
となるのだが、一体夏はどこへ行ったのか。

最も、今年は7月後半に砂漠で嫌というほど太陽に照らされ、
いつもと違う強い陽射しを満喫したので、私自身はそれなりに
夏の季節感を損なわずに済んでいる。

昨年の今頃は思いもよらなかった大不況がお盆の後、9月に
世界を襲った。あれから早一年になろうというのだから、
時の流れは静かに、留まる事を知らない。

不穏な幕開けとなった今年も3分の2が過ぎたことになる。
この先何が待ち受けているかなど予想もつかない。

しかし、多少は減少しているとはいえ、空港は、海外旅行へ
出る人でごった返している。未曾有の大不況と言われながら、
なかなかどうして、皆たいしたものである。

この土曜日から夏期休暇に入っているのだが、海外との取引が
ある以上、何日かは出勤するつもりである。
お墓参りにはもちろん行くが、例年のようにのんびりとした
休日とはなりそうもない。

さて、本当に久し振りに通院したのだが、生憎、院長先生は
学会で休診とのこと。月曜日の夜診にでも顔を見せる
ことにした。

珍しく今夜は蒸し暑く、じっとしていても汗がにじむ。
終戦記念日を前に、日本の夏はこうでなければいけない。
涼しい夏のせいで、この日を思い出せないようでは
困るのである。