新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

真夏の関西旅行記(その2)[大阪編の1]

2010-08-06 07:19:04 | 旅行記

真夏の関西旅行記(その1)」から時計を半日ほど前にずらして、旅行記を書き始めます。
2泊3日の今回の旅行、初日の私の動きは8月3日の記事「無事に帰ってきました」に書いたとおりでして、とにかく歩き回りました。この日の私の歩数22,064歩。あのくそ暑い中、よくも歩いたものです。
これでも、「食品サンプル博覧会」と舞洲スラッジセンターを断念したのですから、当初のもくろみがなんと無謀だったことか…


   


さて、今回の関西入りは羽田⇒伊丹の飛行機を使いました。ちなみに、帰りは贅沢新幹線。今年初めに福岡に行ったとき、飛行機から富士山がなんともきれいに見えたのですが(記事はこちら)、今回も富士山を見ることができました(ただし頭だけ…)


100806_1_1


この時は福岡行きと違い、富士山の南側の空路だったんですな。なんともラッキーでした。


   


伊丹空港からリムジンバスで梅田に出た私は、まずは荷物をホテルに預けるべく、大阪駅に向かいました。

阪急側から大阪駅側へ横断歩道を渡ろうと、信号待ちをしていた時、こんなアナウンスが流れました。


まもなく信号が変わります。青信号になってから渡りましょう。


ですと。大阪の人はせっかちらしいですからねぇ(私に言わせれば東京の人だってかなりせっかち)。
ところが、このアナウンスが流れるや否や、「もうすぐ青信号になるンや。クルマも来んし、さっさと渡ろうかぁ」と、まだ赤信号だというのに、多くの人が横断を始めるではありませんか。

はっきり申し上げて、このアナウンスは逆効果だと思います


   


さて、無事にホテルに到着し、身軽になった私はいそいそと最初の目的地、名前を聞いただけではどこにあるのか判らない「国立国際美術館(NMAO)」に向かいました。

ホテルからのルートは、


玉川駅地下鉄・千日前線阿波座駅地下鉄・中央線本町駅地下鉄・四ツ橋線肥後橋駅徒歩(10分)


のはずだったのですが、どうしたことか私は地下鉄・千日前線を一駅乗り越して、西長堀駅で降りてしまいました。
結局、


玉川駅地下鉄・千日前線西長堀駅地下鉄・長堀鶴見緑地線心斎橋駅地下鉄・御堂筋線本町駅地下鉄・四ツ橋線肥後橋駅徒歩(10分)


という、非常識なルートをたどることになってしまったのでありました。


100806_1_5 それでも何とか肥後橋駅にたどり着き、地上に出て、土佐堀通りを歩いていますと、こんな建物が目に入りました。

背の高いビルに囲まれたレトロなビル…。
こんなビル、私、大好きです。

自宅に帰ってから調べると、1937年に建てられた「船町ビル」という名前の、ちょっとは知られたビルのようです。

ところでこの界隈、肥後橋だぁ、江戸堀だぁ、土佐堀だぁ、肥前橋だぁと、日本各地の地名に由来する地名がすごく多い。

さすがは大阪(大坂)だと思いましたヨ。


   


それはともかく、途中、昼食を摂った後、肥前橋を渡り、ようやく「国立国際美術館(NMAO)」に到着しました

ふお~ 地上にあるのはパイプと入口だけぇ~


100806_1_2 敢えて言えば、目つきの悪いニワトリの頭に見えます。

美術館の「ごあいさつ」によれば、

竹の生命力と現代美術の発展・成長をイメージした外観デザイン

だそうです。

う~む、そうかなぁ~


さて、NMAOでの私のお目当ては、こちら。


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横尾忠則全ポスター」展です。


地上にある入口から館内に入り、会場の地下3階まで、エスカレーターを乗り継いで、下へ下へと潜ります。

と、壁には「ジョアン・ミロ風」の巨大な陶板壁画が…。帰ってから調べると、まさしくジョアン・ミロご本人が大阪万博のガス館のために制作した「無垢の笑い」の現物でありました

この辺りにも、今回の旅行の準備不足が露呈しております


で、フライヤーによれば、「国内で初めてとなる、横尾忠則の全ポスター展を開催します。」とあるこの展覧会、50年以上にわたる横尾さんの活動を網羅するもので、出品点数は800点を超えるというめまいを覚えるような展覧会でした。

おかげで、出品目録はA3サイズ三つ折りの用紙の両面にわたるもので、しかも字が小さい…。


100806_1_6_2


改めて、「横尾忠則全ポスター」展の感想を書こうと出品目録を見つめていると、気が遠くなってしまいます。


そんなわけで、以下、「真夏の関西旅行記(その3)」に続きます

コメント
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